2006年01月23日

大相撲初場所を振り返る

 大相撲初場所は栃東の優勝で終わった。優勝はならなかったものの、白鵬の強さも光った。その陰で、場所前に注目を浴びていた朝青龍と琴欧州が優勝できなかった。混沌とした優勝争いで久しぶりに熱気ムンムンだった初場所を振り返ってみたい。

 
安定と充実の栃東

 栃東の優勝で大きかったのは、前半で取りこぼさなかったことだろう。栃東の悪い癖だ。「今場所はいいな」と思って見ていると、いきなりコロッと負けることがある。そうして優勝戦線から外れていく。今場所はこれがなくて、中日の白鵬戦を終えて8勝無敗。翌日の雅山戦は敗れたけど、これは相手が素晴らしかった。栃東の相撲内容は悪くなかった。翌日からは勝ち続け、終盤の大事な相撲も勝って優勝した。じつは15日間、悪い相撲というのは取っていない。それが優勝に結びついたといえる。
 今場所の栃東は安定していたし、充実していた。カド番なんて、早い内に忘れさせた。相撲については低く当たっての押し、おっつけ。肉体については下半身がしっかりしてぶれない。下から下からプレッシャーをかけていく相撲で勝ち星を重ねた。大事な一番でも落ち着いて勝ったように、精神面での強さも目立った。
 来場所は綱取りのかかる場所となる。ただ、自分は正直厳しいと思う。悪い癖や怪我の多い身体がそうも良くなるとは思えない。今場所と同じ相撲を来場所も15日取れるのか? もし横綱昇進を決めたとしても、不安は残る。横綱に求められるのは、あらゆる面で朝青龍に対抗できる力だから。


強さを取り戻した白鵬

 白鵬が1年前の強さを取り戻した。前半はまだ不安があった。受けがちな面があって、7日目の栃乃花戦は攻められ続けて敗れた。後半になって良くなった。立会い、左足で鋭く踏み込んでまわしをつかむと無類の強さを見せた。朝青龍戦はまわしを取れなかったけど、右肘を極めて小手投げで横綱を這わせた。
 白鵬のなかでは、琴欧州への対抗心が大きかったんだろう。1年前は白鵬が大関候補と言われていたのに、琴欧州が先に上がった。そして、CMやバラエティーなど引っ張りだこだ。面白いはずがない。「俺も大関になる」「優勝は俺が先だ」という思いが、終盤戦の気迫みなぎる相撲に表れていた。そして、その思いが強さを取り戻させた。
 白鵬は2度目の大関獲りに挑む。大阪場所がダメでも、夏場所で決めるのではないだろうか。年内の優勝もあるかもしれない。素質は文句なく横綱級だ。


ついに崩れた朝青龍

 昨年は6敗しかしなかったのに、今場所だけで4敗。千秋楽前に優勝を決めることもあったのに、今場所は14日目に優勝の可能性が消滅。千秋楽はアッサリ負けて、存在感は無いに等しかった。
 勝つ相撲の強さは申し分なかった。立会いのスピードなどは相変わらずだったし。ただ、勝負にかかる時間は長かったようだ。15日間を戦い抜くための稽古も足らなかった。稽古をしなかったのは慢心か、大偉業を達成した後のエアポケットにはまったのか。そういえば、朝青龍は負ける一番でも勝負への執念深さを見せるものなのに、今場所の敗戦はそれがなかった。
 今場所の屈辱はいい薬になると思う。モンゴルに帰りすぎだろうとずっと思っていたので。来場所の朝青龍が楽しみだ。


課題と向き合う琴欧州

 10勝5敗に終わったものの、優勝争いには絡んだ。新大関としては上々だったと思う。プレッシャーに弱いのはわかってるので、じつは2敗した時点で期待しないようにしていた。
 琴欧州の一番の課題は精神的なもの。ただ、脆さは本質的に治らないと思う。経験で補うしかない。たとえば、幕内優勝は1度してしまえばさらにできるだろう。まわしを取ると強いのが知られてるので、いかにまわしを取るか、取れないならどうするかも課題だ。大関という地位にありながら、いろんな課題を持っている。それを解決したら横綱だ。来場所は今場所よりは良くなるだろう。白鵬というライバルもいるし。


またもカド番、千代大海と魁皇

 相変わらずというか、上位の役割を果たすことがまったくなかったのが千代大海と魁皇。千代大海は玉乃島戦で負傷、魁皇は初日からまともに相撲を取れる状態ではなかった。来場所はそろってカド番、しかもワーストの9度目だ。
 ここ数年の“戦犯”を挙げるとすれば、それは大関。千代大海、栃東、魁皇――優勝争いに絡むことなく、朝青龍の独走を許した。千代大海と魁皇はいまだに戦犯であり続ける。
 千代大海は気迫を見せる相撲で、ここ最近は良かった。ただ、心で相撲を取ってる力士というのは脆いように思う。魁皇は強いときと弱いときの差が激しい。どうなんだろう、2人は。大阪場所はカド番を脱出しても、優勝争いに絡むなり朝青龍を倒すなりしない限りは存在感を残せないと思う。


潜在能力は高い露鵬と黒海

 三役を狙える地位に上がると負け越してばかりだった露鵬と黒海。琴欧州も壁にぶち当たったけど(新小結で4勝11敗)、たった1度で通過して大関になった。露鵬と黒海は置き去りにされてしまった。
 黒海といえば、馬力はあるのにバタバタした相撲でいつも呆れるばかりだった。ところが今場所は前半で朝青龍と琴欧州を投げ捨て、一気に注目の的となった。後半は“らしさ”が出たのか、終わってみればギリギリの8勝7敗。玉乃島戦などいただけない相撲もあったけど、とにかく勝ち越した。新三役とはならなかったけど、これは大きい。黒海といえば押し相撲だけど、じつは組んでも強い。粗さを落として、馬力を活かせる相撲を身に付ければ相当に強くなる……と自分は以前から思っている。
 露鵬は新三役をほぼ決めた。初日の琴欧州戦のように、上手投げで決める相撲は豪快だった。悪い癖の引きはいつもよりは少なかったように感じる。呆気なく負ける相撲はあったけど…。化ける可能性はある。上位力士で終わる危険性もあるけど…。


地力を増している安馬

 東前頭6枚目だった安馬。順調に勝ち星を重ねて早い内に勝ち越し……のはずだったのに、大関の休場もあって横綱や大関と当たるようになってしまった。先場所はこれで勝ち越しを逃した。またか、と思った。しかし、安馬は朝青龍を倒して勝ち越しを決めた。
 幕内最軽量ながら立会いから思いっきり行く姿勢、勝負際での粘り、技巧は相変わらずでファンを楽しませてくれる。今場所感じたのは、地力が増しているなと。それが表れていたのが露鵬戦と琴光喜戦。露鵬戦は立会いからの速攻で相撲を取らせなかった。そして、琴光喜戦は相手のお株を奪う突進で土俵際まで追いつめた。琴光喜と最初に対戦したときは、軽量の辛さを感じさせる敗戦だった。それが今場所は力とスピードの相撲で勝った。
 雅山戦のように体重とパワーを活かした攻めに圧倒されることもある。白鵬など優勝を争う力士との対戦にも不安は残す(まだ勝てないだろう)。でも、安馬は着実に進歩している。


場所を沸かせた時津海と北桜

 技能賞を受賞した時津海は調子が良かった。土佐ノ海戦では俵に乗った状態でカカトを浮かせて逆転勝ちという上手さを見せた。垣添戦は気迫あふれるものだった。白鵬戦こそ呆気なく敗れたものの、取組前は期待していた。
 北桜は初日から元気だった。取組がとにかく面白い。インタビューではいい人ぶりと熱さが爆発。敢闘賞受賞はならなかったものの、場所を通じて大いに盛り上げてくれた。勝てばハッスル、負ければ悔しさを表に出す姿は好きになった。


他の幕内力士

 北勝力は11日目までが下位相手とはいえ、12勝3敗の星で敢闘賞を受賞した。突き押し型で、今場所は相手を冷静に見ている面があった。白鵬戦のように呆気なく負ける悪い相撲もあったけど、栃東戦のように白熱の相撲を見せることもあった。気持ちに左右される面が大きい力士じゃないかと思う。ただ、正直言って好きではない。腰を割らず、相手に合わせない立会いが治らないから。
 琴光喜は終わってみれば8勝7敗。ギリギリの勝ち越しだった。負けたとはいえ、朝青龍戦はいい一番だったけど。このまま後輩が通り過ぎるだけの万年関脇に終わるのだろうか。
 時天空と白露山は上位で初めて相撲を取って、10番以上の大負け。壁にぶち当たった。新十両の嘉風も同じ。稀勢の里は先々場所のように大勝ちはできないけど、中位で8勝7敗だからジリジリと成長していると思う。若の里は最初の相撲を見て「平幕優勝?」と思ったけど、10勝にとどまった。下位では土佐ノ海の衰えが気になる。


活きの良かった新十両と栃乃洋

 今場所は新十両が期待に応える形となった。猛虎浪は11勝4敗。栃乃洋も倒した。豊真将は10勝5敗。決まり手は寄り切り、押し出しと前に出るものだけだ。里山は9勝6敗。小柄ながらも、ハツラツとした相撲は気持ちが良かった。決まり手はほとんど押し出しだ。千秋楽の大真鶴との一番のように、大きな力士を負かすと拍手を送りたくなる。
 ベテランで気を吐いたのが、久しぶりの十両となった栃乃洋。幕内上位にいた力士で、殊勲賞は3回受賞している。相手が弱くなったからか、状態が戻ってきたからなのか、今場所は優勝争いをずっとリードした。来場所こその思いだろう。


期待の取的たち

 幕下以下の力士でもっとも期待しているのは、幕下優勝と十両復帰を決めた把瑠都。先場所の虫垂炎さえなければ、今場所は幕内にいただろう。幕下の優勝決定戦、巨体の若ノ鵬を上手投げで倒した。あれができるのは幕下以下では把瑠都ぐらい。今はまだ発展途上中で素早く潜り込まれたときなど不安を残すけど、上で揉まれていけば三役以上は絶対いけると思う。今年はどこまで上がるか楽しみだ。優勝を逃したとはいえ、若ノ鵬もスケールは大きい。
 幕下でもう1人注目だったのが澤井。先場所は幕下優勝で、今場所は新十両を決めるかと思われたけど、序盤に連敗したのが響いて3勝4敗。入門以来初めての負け越しとなってしまった。今場所思ったのは、身体は決して大きいほうではないなと。経験、技術、身体ともにこれから。今年中には十両に上がれると思う。勝ち越した影山の存在も刺激になるだろう。
 大きくないといえば、弓取式でお馴染みの皇牙。今場所勝ち越して、来場所は十両をうかがえる位置に上がりそう。十両に上がったら弓取式はどうなるんだろう?
 自分が応援しているのはチェコ出身の隆の山と、ロシア出身の阿夢露。欧州出身といえば恵まれた体格やパワーを売りにした力士ばかりだけど、彼らはプロレスのジュニア戦士のような体格だ。筋肉質の細身のボディで、アンコ型の力士と対戦するときは針金のように見える。そんな彼らの相撲が好きだ。隆の山は幕内上位を相手に、まわしをつかんで粘りの相撲を見せてくれる。厳しいだろうけど、十両に上がる日を楽しみにしている。


活気のあった今場所

 今場所は満員御礼が6回ほどあったし、終盤はブラウン管を通して場内の熱気が伝わってきた。優勝争いが混戦となったこともあるし、今場所は面白い取組が多かった。優勝できなかったとはいえ、朝青龍と琴欧州が世間の目を向けさせたことも大きい。大相撲は面白くなっていってる段階なので、より楽しいものになると思う。気になるのは地方場所でどうか、だ。


来場所の三役、幕内⇔十両、十両⇔幕下

 早くも気になるのが来場所の番付だ。
 まずは三役について。関脇は東が白鵬、西が琴光喜となりそう。小結は旭天鵬と玉乃島が負け越し。雅山、そして新小結となる露鵬が上がる。
 幕内と十両の入れ替わりは5人か6人。幕内から落ちるのは片山、若兎馬、駿傑、土佐ノ海、栃栄。十両から上がるのは栃乃洋、潮丸、皇司、玉春日、武雄山。嘉風も落ちるなら、上がるのは琉鵬か。
 十両と幕下については5人。十両から落ちるのは途中休場の玉飛鳥、琴春日、上林、若麒麟、将司。上がるのは北勝岩、鶴竜、把瑠都、寶智山、玉力道。鶴竜と把瑠都は1場所での復帰、寶智山は念願の新十両となる。


苦しい宮崎出身力士

 宮崎出身の力士17名は勝ち越しが4人だけという厳しいものだった。今の地位から大きく番付を上げそうな力士はいない。春日国と郡山は幕下の下位なら勝ち越すことはあるけど、幕下の上位に行くことはない。つまり、それだけの力がないということだ。
 はっきり言って、宮崎出身力士に現時点では期待していない。「宮崎出身」だから、ここで取りあげているだけに過ぎない。栃光(金城)以来の関取誕生はまだまだ時間がかかるだろう。壁を突き破る力士がいれば、自分はヨイショする。

≪幕下≫東西1~60
★東30枚目 春日国(春日山) 3勝4敗
★西43枚目 郡山(三保ヶ関) 3勝4敗
≪三段目≫東西1~100
★東20枚目 千代の花(九重) 3勝4敗
☆東67枚目 男佑(二十山) 5勝2敗
★西83枚目 大瀬海(阿武松) 3勝4敗
★西98枚目 萬華城(春日山) 3勝4敗
≪序二段≫東西1~124
★東16枚目 幸の富士(湊) 3勝4敗
☆東32枚目 魁慎鵬(友綱) 4勝3敗
★西35枚目 安寿(安治川) 2勝1敗4休
☆西38枚目 時桜(中村) 5勝2敗
★東72枚目 春日湖(春日山) 3勝4敗
★西83枚目 都富士(湊) 3勝4敗
★東94枚目 玉新山(片男波) 2勝5敗
☆東102枚目 二十城(二十山) 4勝3敗
★西112枚目 勇大(陸奥) 1勝6敗
≪序ノ口≫東西1~東38
★東28枚目 岩永(陸奥) 1勝6敗
★東30枚目 金井(陸奥) 2勝5敗


デーモン小暮閣下

 忘れてならないのが、大相撲中継にゲストとして登場したデーモン小暮閣下。相撲に対する愛情、深い知識、頭のキレ、しゃべりの上手さ――どれもがバッチリだった。スポーツ番組をダメにするタレント起用が多いなか、デーモン閣下のゲスト参加はとっても楽しく、素晴らしかった。

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2006年01月22日

大相撲初場所千秋楽、栃東が2年ぶり3回目の優勝

 大相撲初場所の千秋楽。優勝がかかる2番。まずは白鵬(2敗)が万全の相撲で琴欧州を倒して、結びの一番に望みをつなげた。優勝決定戦になれば勝てると思わせるような気迫をみなぎらせて。
 そして結びの一番。栃東(1敗)vs朝青龍は、栃東が左を速攻で差しての上手出し投げ。この瞬間、栃東の優勝が決まった。来場所、ハードルは高いものの栃東は綱取り、白鵬は大関獲りに挑む。
 幕下は把瑠都が優勝。十両への手土産となった。三役を狙う戦いは玉乃島が敗れて、露鵬の新小結が有力となった。行司は立行司の2人が今場所で引退となる。来場所は大阪で3月12日に始まる。

≪各段優勝≫
(幕内) 栃東(東京・玉ノ井、14勝1敗)
(十両) 栃乃洋(石川・春日野、13勝2敗)
(幕下) 把瑠都(エストニア・三保ヶ関、6勝1敗(決定戦))
(三段目) 暁司(愛知・入間川 、7勝)
(序二段) 弓の里(福井・鳴門、7勝(決定戦))
(序ノ口) 臥牙丸(グルジア・木瀬、7勝)

≪三賞≫
(殊勲賞) 白鵬(モンゴル・宮城野、13勝2敗)
(敢闘賞) 北勝力(栃木・八角、12勝3敗)
(技能賞) 時津海(長崎・時津風、12勝3敗)

≪栃東インタビュー≫
(優勝おめでとうございます) ありがとございました。怪我をして挫折しながら、こうやって戻ってこれたのがうれしいし、こうやって皆様に応援してもらったことがありがたいですし。苦しい時期もありましたけど、こういった形で優勝することができましたので、これからも上を目指して頑張ります。
(1人横綱の時代が長く続いてますが、横綱を目指すということですか?) それを目指して頑張ります。
(それでは最後に) ほんとうにありがとうございました。来場所も頑張りますので、応援よろしくお願いします。

≪白鵬インタビュー≫
(殊勲賞おめでとうございました) ありがとうございます。
(栃東関を待ってるときの気持ちは?) まあ、もう1回はやりたかった…。
(来場所に向けては) うん、3月も頑張りたいんで。頑張ります。

千秋楽の結果

幕下
 新十両を目指す寶智山(西幕下4)はここでもプレッシャーに対する弱さを見せて、敗れて4勝3敗。でも十両で負けた力士がいて助かった。澤井(西幕下2)は勝って3勝4敗。1番足りなかった。
幕下(優勝決定戦)
 7人による優勝決定戦はこうなった。1回戦は若ノ鵬が不戦勝。
(1回戦) ○白馬 vs 霧の海● 同部屋対決は軽量のモンゴル出身に軍配。
(1回戦) ○把瑠都 vs 出羽鳳● やはり把瑠都が強い。
(1回戦) ○豊乃國 vs 杉田● 十両経験のある豊ノ国が勝利。
 この時点で4人のうち日本人は1人だけに。
(準決勝) ●白馬 vs 若ノ鵬○ 白馬は上手さで若ノ鵬をピンチに追い込むも、若ノ鵬は恵まれたボディと力で凌いだ。力が技に勝った一番。
(準決勝) ●豊乃國 vs 把瑠都○ 把瑠都がすぐに引いた。狙ってたな。
 さあ、優勝決定戦は自分が願っていた通りの組み合わせに。やったぜ!(・∀・)
(決勝) ●若ノ鵬 vs 把瑠都○ 経験の長さが活きたか。把瑠都が上手投げで投げきって幕下優勝! 若ノ鵬も楽しみな存在だよ。

○栃乃洋(東十両1、13勝2敗) vs 皇司(西十両4、10勝5敗)●
 すくい投げで勝って文句なしの十両優勝。来場所は番付をだいぶ上げるのでは。上位復帰目指して頑張ってほしい。
●北桜(東前頭17、9勝6敗) vs 琴奨菊(西前頭10、8勝7敗)○
 北桜、敢闘賞を逃す…。自分は北勝力よりも北桜のほうがよっぽど敢闘してたと思うぞ(ノД`) 勝昭「終盤、疲れが出ましたかね」。インタビューは爆笑。北桜「熱い男でいきます!」。勝昭「いい人だね、この人は。俺だったら(インタビュー)断るのに」。
●嘉風(西前頭13、5勝10敗) vs 普天王(西前頭8、9勝6敗)○
 熱戦はブログ王の寄り倒し。嘉風の幕内は5勝10敗で終了。ブログ王はまわしがよく伸びるよな…。「幕内で一番のユルフンは?」と言われたら、自分はブログ王を真っ先に挙げる。
●高見盛(東前頭10、7勝8敗) vs 黒海(西前頭2、8勝7敗)○
 黒海、立会い前から怖い顔。高見盛は激しい起動ムーブ(プシュ~♪)。しかし、勝負は黒海がぶちかまして押すだけ。呆気なくついた。黒海は念願の勝ち越し。三役に望みはつなげた。でも、勝つなら玉乃島に勝っとかんと。あれ勝ってたらねぇ…。
●露鵬(東前頭2、9勝6敗) vs 北勝力(東前頭11、12勝3敗)○
 もろ手からの引き落とし。露鵬は踏み込みが足りなかった。あと一番勝ってれば新三役確実だったと思うんだけど…。
○雅山(東前頭1、8勝7敗) vs 安馬(東前頭6、9勝6敗)●
 安馬、雅山の体重を利した攻めに対抗できず。寄り倒された。雅山はここ一番ではいい相撲だったね、今場所は。安馬は負けたけど、来場所は上位だ。ところで、勝昭は安馬が何の受賞もないことに不満だった。自分も同意。
○岩木山(東前頭5、8勝7敗) vs 玉乃島(西小結、7勝8敗)●
 来場所の三役を決める重要な一戦。岩木山が右四つで左上手をつかむ。寄ろうとするも、玉乃島は執念で下がらない。しかし、こちらは勝ち越しをかける岩木山がジリジリ出て寄り切った。この時点で露鵬の新小結が有力に。
●琴光喜(東関脇、8勝7敗) vs 時津海(西前頭14、12勝3敗)○
 時津海が押し込まれてピンチも、足が滑った琴光喜をすくい投げて勝利。
○白鵬(西関脇、13勝2敗) vs 琴欧州(西大関、10勝5敗)●
 立会い、白鵬の踏み込み鋭く、すぐに左でまわしをつかむ(これが今場所多い!)。これを離さず、前に出るように投げを打ち、下がる琴欧州を寄り倒した。さあ、結びの結果を待つだけ! いや~、あの恐ろしい白鵬が帰ってきたよ!・゚・(ノД`)・゚・
●朝青龍(東横綱、11勝4敗) vs 栃東(東大関、14勝1敗)○
 栃東へのプレッシャーがあるだろうと思ったけど、それはなかったようだ。今場所の今までどおりの相撲だった。立会い、速攻で左を差して右上手をつかむ。そして、上手出し投げ。朝青龍は前に倒れるだけだった。栃東、3回目の優勝。おめでとう。でも、自分の夢が…白鵬優勝の夢が…(ノД`) 手負いの朝青龍は屈辱の終盤だった。

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2006年01月21日

大相撲初場所14日目、優勝は栃東か? 白鵬か?

 大相撲初場所14日目。優勝争いはまずは2敗の白鵬が登場。同じ2敗の好調・時津海を問題にせず2敗を守った。そして、1敗の栃東vs2敗の北勝力。熱戦となるも栃東が勝ってただ1人、自力優勝の権利を手にした。そして、この時点で3敗の朝青龍の優勝はなくなった。
 幕下はチェコ出身の隆の山が負け越し。三段目ではロシア出身の阿夢露が勝ち越した。
 さあ、いよいよ千秋楽。幕内優勝は久々の栃東か? 初めての新鋭・白鵬か? 白鵬としては琴欧州に大関は先を越されたけど、優勝は俺が……という気持ちがあるだろう。把瑠都や若ノ鵬など7名による幕下の優勝決定戦も非常に楽しみだ!

(1敗) 栃東
(2敗) 白鵬

(白鵬が琴欧州に負ける) 栃東の優勝
(栃東が朝青龍に勝つ) 栃東の優勝
(白鵬が琴欧州に勝ち、栃東が朝青龍に敗れる) 栃東と白鵬の優勝決定戦

14日目の結果

幕下・三段目
 ロシア出身の阿夢露(西三段目16)がうれしい勝ち越し。幕下復帰できるか。チェコ出身の隆の山(西幕下29)はうっちゃりを狙うも寄り倒されて3勝4敗。2場所連続の負け越しとなってしまった。やはり体重を増やすことかなぁ。自分は隆の山の十両昇進を夢見て待ち続けるよ(´・ω・`)ショボーン
 影山(西幕下12)は勝ち越しを決めた。来場所は澤井と逆転か。弓取式の皇牙(東幕下12)は勝って5勝2敗で終えた。来場所は十両を狙える位置に上がると思う。
 高見藤(西幕下5)は勝ち越したけど3勝4敗で、まわりの状況を見るに十両昇進はなさそう。十両の琴春日に勝って4勝3敗とした玉力道(東幕下5)は、あとは結果を待つばかり。
十両
 新富町合宿で稽古しあった琉鵬(東十両8)と猛虎浪(西十両10)は、琉鵬に軍配。11勝3敗として優勝争いに望みをつなげた。猛虎浪は10勝4敗。豊真将(東十両12)は9勝5敗。里山(西十両13)はうれしい勝ち越しを決めた。
 優勝争いは栃乃洋が12勝2敗で単独トップ。3敗で琉鵬と玉春日。
●稀勢の里(東前頭9、7勝7敗) vs 嘉風(西前頭13、5勝9敗)○
 立会いは互角も稀勢の里が土俵際まで押していく。ここで嘉風が少し身体を下げて、電車道で稀勢の里を反対側まで押し切った。
○露鵬(東前頭2、9勝5敗) vs 垣添(西前頭7、7勝7敗)●
 露鵬が左に動きながら張って、送り出した。露鵬、新三役に一歩近づいた。
●旭天鵬(東小結、3勝11敗) vs 黒海(西前頭2、7勝7敗)○
 立会い、黒海が突っ張って、頭を付けながら右上手を取る。一呼吸置いて引きつけ、粘る旭天鵬を寄り切った。黒海、なんとか踏ん張った。でも、こういう相撲は昨日取っておけよ…。
●琴光喜(東関脇、8勝6敗) vs 安馬(東前頭6、9勝5敗)○
 突進型の大きな力士と軽量・安馬の対決。初対決は呆気なく敗れた。しかし、この日は安馬が出足鋭く、琴光喜を土俵際まで押してのけぞらせる。琴光喜が粘って土俵の外には出せなかったけど、バタバタの琴光喜を引いて倒した。安馬、素晴らしい相撲。地力が徐々に増している。上でやる来場所が楽しみだ。
●時津海(西前頭14、11勝3敗) vs 白鵬(西関脇、12勝2敗)○
 立会い、白鵬が左足でグッと踏み込んで前まわしをつかんで右四つに。時津海の左上手を切ってグッと引きつけ、前に出て寄り倒しで勝った。好調の時津海さえ寄せ付けない強さ。白鵬、強い。
○栃東(東大関、13勝1敗) vs 北勝力(東前頭11、11勝3敗)●
 昨日とは違って、今日は好内容だった北勝力。じつはこれまでの対戦成績は2-3といい。栃東をよく見て押す。しかし、充実の栃東も相手をよく見ているし、身体もよく動けるのだろう。北勝力をいなすと、前にバッタリ倒れた。この瞬間、朝青龍など3敗力士の優勝は消えた。可能性は栃東と白鵬のみ。しかも、自力で決めれるのは栃東だけだ。
○朝青龍(東横綱、11勝3敗) vs 琴欧州(西大関、10勝4敗)●
 今場所の主役と目されていた2人の対決が、優勝と関係のない一番となるとは。それでも懸賞は42本である(そして、2人は千秋楽に優勝を争う2人と戦う)。朝青龍の右腕には今日もテーピング。攻めも左から。琴欧州の右をつかんだりする。最後は引き落としで勝った。


千秋楽の取組

栃乃洋(東十両1、12勝2敗) vs 皇司(西十両4、10勝4敗)
 ここで栃乃洋が勝てば優勝。でも、負けたときは琉鵬と中入りで相撲を取る玉春日次第になる。玉春日が勝ったら、決定戦はいつやるんだ?
北桜(東前頭17、9勝5敗) vs 琴奨菊(西前頭10、7勝7敗)
 北桜はここを勝てば敢闘賞では? ただ、相手は勝ち越しがかかる力士だ。
嘉風(西前頭13、5勝9敗) vs 普天王(西前頭8、8勝6敗)
 若手対決。それにしても、嘉風は幕内に入ると小さく感じるね。
高見盛(東前頭10、7勝7敗) vs 黒海(西前頭2、7勝7敗)
 勝ち越しをかけた一番。自分としては黒海に勝ってほしい。
露鵬(東前頭2、9勝5敗) vs 北勝力(東前頭11、11勝3敗)
 露鵬は2桁いけるか。三役に行くためには勝っておきたい。
雅山(東前頭1、7勝7敗) vs 安馬(東前頭6、9勝5敗)
 重量級vs幕内最軽量。雅山の厳しい攻めに安馬がどう対処するか。
岩木山(東前頭5、7勝7敗) vs 玉乃島(西小結、7勝7敗)
 玉乃島がまさか星を五分に戻してくるとは…。凄いとしか言いようがない。玉乃島がここを勝つと、来場所の三役の空きは1つだけとなる。
琴光喜(東関脇、8勝6敗) vs 時津海(西前頭14、11勝3敗)
 これより三役。時津海はここで相撲を取るのは初めて。
白鵬(西関脇、12勝2敗) vs 琴欧州(西大関、10勝4敗)
 白鵬、優勝がかかっていなくても琴欧州は「負けたくない相手」だった。
朝青龍(東横綱、11勝3敗) vs 栃東(東大関、12勝1敗)
 朝青龍は手負いの状態。充実の栃東が有利だろう。朝青龍は勝って存在感を見せつけれるか。

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2006年01月20日

大相撲初場所13日目、栃東が単独トップに

 大相撲初場所13日目は天覧相撲。天皇皇后両陛下がご観戦になった。横綱、大関、立行司などが両陛下を入口で出迎えて、土俵入りは天覧バージョン。力士1人1人を正面から見れるので、化粧まわしをじっくり眺めることができた。
 混戦の優勝争いは星の潰し合いが本格化してきた。まずは1敗の北勝力と2敗の白鵬。北勝力にとっては今場所初の三役との対戦。取組は呆気なく白鵬が勝った。そして大関同士、1敗の栃東と2敗の琴欧州。琴欧州が勝てば6人が2敗で並び、栃東が勝てば単独トップに立つ。そして栃東が勝った。
 直後に登場したのが朝青龍。前日の小手投げで痛めた右腕はテーピングが巻かれている。相手は安馬。この安馬に朝青龍がいいところなく敗れてしまった。朝青龍の連敗などいつ以来だろうか。これで朝青龍は優勝争いから後退した。痛めている右腕が気がかりだ。
 優勝争いは1敗の栃東がリード。14日目は北勝力が相手でこれは負けないだろうから、千秋楽の横綱戦がカギとなる。14日目は2敗同士、白鵬vs時津海もある。

(1敗) 栃東
(2敗) 白鵬、北勝力、時津海

(十両) 栃乃洋が2敗、猛虎浪ら4人が3敗
(幕下) 把瑠都、出羽鳳、白馬、杉田、霧の海、豊乃國、若ノ鵬で優勝決定戦
(三段目) 暁司が優勝
(序二段) 弓の里と司海(黒海の弟)の優勝決定戦
(序ノ口) 臥牙丸(グルジア出身)が優勝

13日目の結果

幕下以下
 萬華城(西三段目98)が負け越し。平成生まれでは一番出世だったけど、ついに止まった。来場所は序二段か。
 十両昇進をかけた北勝岩(東幕下1、3勝3敗)vs出羽鳳(西幕下8、6勝1敗)。北勝岩が勝って十両復帰を決めた。負けた出羽鳳は敗れて十両昇進と優勝を逃し、これで幕下は7人による優勝決定戦となった。面白くなってきたよ!
●片山(西前頭16、5勝8敗) vs 嘉風(西前頭13、4勝9敗)○
 勝昭は嘉風について「期待はずれ」と言ってたけど、自分はこんなものだと思う。ただ、来場所は今回の経験が活きて良くなるんじゃないかと。
●高見盛(東前頭10、6勝7敗) vs 琴奨菊(西前頭10、7勝6敗)○
 得意の右を差せない高見盛。勝機はあったけど勝てなかった。ずるずる負ける高見盛、ついに負け越しリーチ。高見盛の何がいかんて、相撲がつまんないんだよね、最近は。
○時津海(西前頭14、11勝2敗) vs 垣添(西前頭7、7勝6敗)●
 「時津海、ほんと調子いいんだな~」と思わせた相撲。もろ差しに来た垣添の両腕をきめるなど上手さも光ったし、気迫も出ていた。明日の白鵬戦が楽しみになってきた。
●黒海(西前頭2、6勝7敗) vs 玉乃島(西前頭2、6勝7敗)○
 四つ相撲。2分ほど互いに動かない。玉乃島がまわしを取ってないのだから、有利なのは左下手を取ってる黒海。ところが黒海が攻めない。動き出して玉乃島が外掛けで倒した。黒海はここを勝てば三役に近づく一番だった(小結を負け越しにして、自身は勝ち越しリーチ)。ところが、ここ一番で取ったのは中途半端な相撲。こんなんじゃダメだよ。期待してただけに残念。
●北勝力(東前頭11、11勝2敗) vs 白鵬(西関脇、11勝2敗)○
 瞬時に呆気なく終わった。立会い、北勝力がすぐに引いて自滅(自分から土俵外に出たようなもの)。白鵬は落ち着いて攻めていた。怒りの勝昭、北勝力をボロクソに言っていた。
○栃東(東大関、12勝1敗) vs 琴欧州(西大関、10勝3敗)●
 まわしを取りたい琴欧州、おっつけの栃東。立会い、栃東が琴欧州の右からいなし、琴欧州を追いかけるように向きをかえて一気に押すと琴欧州の左足が蛇の目を踏んでいた。栃東、万全の相撲で単独トップに。琴欧州は優勝争いから後退。
朝青龍(東横綱、10勝3敗) vs 安馬(東前頭6、8勝5敗)○
 立会い、安馬が朝青龍の左にまわりこむようにして右上手を取る。そこで一旦静止。安馬が左手で朝青龍の左足を払いながら右上手にグイッと力を込めると、朝青龍が右手を着いた。安馬が金星! 朝青龍はテーピングを巻いた右腕が使えないのか…? それにしても安馬が上手かった(そして、怪我してる右は攻めなかった)。


14日目の取組

稀勢の里(東前頭9、7勝6敗) vs 嘉風(西前頭13、4勝9敗)
 若手対決。稀勢の里は勝ち越しをかける。
露鵬(東前頭2、8勝5敗) vs 垣添(西前頭7、7勝6敗)
 露鵬、後半になって負けが目立つようになってきた…。
琴光喜(東関脇、8勝5敗) vs 安馬(東前頭6、8勝5敗)
 念願の勝ち越し&金星を手にした安馬。その勢いで関脇も…!
時津海(西前頭14、11勝2敗) vs 白鵬(西関脇、11勝2敗)
 互いに好調なので楽しみな一番。
栃東(東大関、12勝1敗) vs 北勝力(東前頭11、11勝2敗)
 栃東にとっては楽な相手。勝負は千秋楽の横綱戦だ。
朝青龍(東横綱、10勝3敗) vs 琴欧州(西大関、10勝3敗)
 優勝争いから一歩後退した2人。朝青龍は右腕が気がかり。

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2006年01月19日

大相撲初場所12日目、恐ろしい白鵬が朝青龍を倒した!

 大相撲初場所12日目。優勝争いが熾烈になってるせいか、場内がここ数場所では一番熱気があるものになっている。勝昭が「12日目とは思えないね」と言うほどだ。
 大一番の朝青龍(1敗)vs白鵬(2敗)。立会い、朝青龍がまわしを取らせないようにするも、白鵬が朝青龍の右肘を極めて小手投げで勝利。栃東と北勝力が1敗を守るなか、この敗戦で朝青龍は一歩後退した。
 幕内は1敗が2人、2敗が4人。実質的には1横綱、2大関、1関脇の優勝争いだ。明日は大関同士の取組、北勝力(1敗)vs白鵬(2敗)がある。

(1敗)栃東、北勝力
(2敗)朝青龍、琴欧州、白鵬、時津海

12日目の結果

三段目
 萬華城(西三段目98)は敗れて3勝3敗の五分に。次で明暗が分かれる。これまで全勝だった男佑(東三段目67)は全勝対決で敗れて後退した。たぶん、全勝同士を戦わせるだろうから優勝はもうないはず。
幕下
 ロシア出身の若ノ鵬(西幕下49)は敗れて5勝1敗。でも、来場所はいいとこに上がれそう。負け越した澤井のライバル・影山(西幕下12)は勝って星を五分に戻した。来場所の番付、澤井を上回るかもしれない。
十両
 豊真将(東十両12)vs猛虎浪(西十両10)の新十両対決は猛虎浪に軍配。同じく新十両の奄美出身・里山(西十両13)も勝って勝ち越し目前となった。優勝争いは栃乃洋(東十両1)が2敗でリード。
●高見盛(東前頭10、6勝6敗) vs 春日王(東前頭12、8勝4敗)○
 こういう呆気なく負ける相撲を見ると、高見盛って弱くなったなぁと思う。長らく勝ち越しから遠ざかってるし。
●嘉風(西前頭13、4勝8敗) vs 琴奨菊(西前頭10、6勝6敗)○
 嘉風は負け越し。ただ、残るチャンスは十分ある。何とか残って、幕内慣れすることが必要かと。
○北桜(東前頭17、9勝3敗) vs 出島(西前頭6、6勝6敗)●
 “24歳”の北桜がここでも元気。敢闘賞候補では。
●露鵬(東前頭2、8勝4敗) vs 時津海(西前頭14、10勝2敗)○
 時津海が立会いで左に変化。左上手で出し投げを打つと、足がそろった露鵬が倒れた。露鵬、強い一番もあれば呆気ない一番もある。
○北勝力(東前頭11、11勝1敗) vs 黒海(西前頭2、6勝6敗)●
 立会いがさんざん合わず、変化相撲ですぐ終わり。ダメだよ、こんなのは。
○栃東(東大関、11勝1敗) vs 安馬(東前頭6、7勝5敗)●
 立会い、安馬が低い大勢で左脚を取りに行くも失敗。最後ははたかれて敗れた。
●岩木山(東前頭5、5勝7敗) vs 琴欧州(西大関、10勝2敗)○
 立会い、岩木山の右が入って胸が合い、琴欧州がピンチに。しかし、まわしを取ると琴欧州が前に出て、岩木山を倒した。いい形で上位決戦へのぞむ。
●朝青龍(東横綱、10勝2敗) vs 白鵬(西関脇、10勝2敗)○
 立会い、朝青龍が白鵬にまわしを取らせない。白鵬、ピンチ。しかし、白鵬は朝青龍の右腕をガッチリ極めて小手投げで横綱を這わせた! やったよ~(ノД`)


13日目の取組

時津海(西前頭14、10勝2敗) vs 垣添(西前頭7、7勝5敗)
 自分は優勝争い関わる一番ではないと思ってるけど、念のため書いておく。
北勝力(東前頭11、11勝1敗) vs 白鵬(西関脇、10勝2敗)
 じつは因縁の一番(北勝力の優勝を白鵬が阻止した)。白鵬が勝つよ。
栃東(東大関、11勝1敗) vs 琴欧州(西大関、10勝2敗)
 13日目の大一番。3人の闘いが始まる。
朝青龍(東横綱、10勝2敗) vs 安馬(東前頭6、7勝5敗)
 朝青龍はもう負けられない。

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2006年01月18日

大相撲初場所11日目、3人が1敗を堅守

 大相撲初場所11日目。朝青龍、栃東、北勝力はともに1敗を守った。この3人が優勝争いをリードする。2杯は琴欧州、白鵬、時津海。明日は朝青龍vs白鵬の一番がある。
 他の幕内力士では東前頭2枚目の露鵬が勝ち越し。初めての三役をいよいよ視野に入れた。朝青龍と琴欧州を倒している黒海(西前頭2)は6勝5敗とやや苦戦している。この2人がそろって新小結となるかが注目だ。
 十両では豊真将と猛虎浪の新十両2人が勝ち越しを決めた。幕下では把瑠都が十両復帰をほぼ確実にしている。

(1敗)朝青龍、栃東、北勝力
(2敗)琴欧州、白鵬、時津海

11日目の結果

幕下・三段目
 阿夢露(西三段目16)が勝って3勝3敗とし、なんとか踏みとどまった。隆の山(西幕下29)は城錦と対戦。鋭い出足から隆の山が左下手、城錦が右上手をつかんで流い相撲に。城錦が切り返し、隆の山がかわず掛けを打って同体で倒れた。行司は城錦も取り直しに。取り直しの一番も隆の山が出足鋭く出る。しかし、まわしが取れず土俵際まで追い込まれる。ここで隆の山が粘りに粘って逆転のすくい投げ。こちらも3勝3敗で踏みとどまった。それにしても、久しぶりに隆の山を見たけどやっぱ細いわ。でも、筋肉はちゃんと付いてる。
 全勝同士の対決は出羽鳳(西幕下8)が勝利。もし全勝優勝すれば十両もあるかも。把瑠都(西幕下3)が福薗に勝って5勝1敗に(途中で吊った)。これで来場所の十両復帰はほぼ確実に。プレッシャーに弱い寶智山(西幕下4)が勝ち越して十両が見えてきた。あと一番勝てば有力だろう。鶴竜(東幕下3)も一緒。他に可能性を残している(3勝3敗)のは北勝岩(東幕下1)、玉力道(東幕下5)、高見藤(西幕下5)。
十両
 豊真将(東十両12)と猛虎浪(西十両10)が勝ち越しを決めた。しかも、猛虎浪は1敗の栃乃洋(東十両1)を倒してのもの。里山がこれに続けるか。
●駿傑(東前頭15、2勝9敗) vs 嘉風(西前頭13、4勝7敗)○
 嘉風、なんとか踏みとどまってる。負け越しても星が上がればなんとか幕内に残れるはず。駿傑は再十両。
○北勝力(東前頭11、10勝1敗) vs 北桜(東前頭17、8勝3敗)●
 押し合い。とはいっても、突き放そうとしてるのは北勝力。これに北桜が喰らいつく(捕まえようとして)。最後は土俵際で回りこみながらのはたきで北勝力が勝った。敗れはしたものの、“永遠の24歳”はいい相撲で場内を沸かせた。いいね。
●安馬(東前頭6、7勝4敗) vs 時津海(西前頭14、9勝2敗)○
 右四つ、時津海十分の体勢。時津海が引き付けて前に出る。安馬が粘るも、時津海が寄り切った。
●雅山(東前頭1、5勝6敗) vs 露鵬(東前頭2、8勝3敗)○
 突き放しに来る雅山に対し、露鵬が思わず引いてしまう。しかし踏みとどまって、頭を低く突進して押し出した。露鵬、勝ち越してあとは星を伸ばすだけか。
●琴光喜(東関脇、7勝4敗) vs 白鵬(西関脇、9勝2敗)○
 立会い、白鵬が左上手をつかんで右手は琴光喜の頭に。琴光喜が前に出るけど、白鵬は引いて左ですくい投げた。白鵬は納得がいかない様子。
●白露山(東前頭4、3勝8敗) vs 琴欧州(西大関、9勝2敗)○
 白露山の突っ張りに、琴欧州が下からあてがう。琴欧州がまわしをつかむと歓声が。引き付けて、白露山を寄り切った。攻める気持ちが出るようになったね。
○栃東(東大関、10勝1敗) vs 黒海(西前頭2、6勝5敗)●
 黒海の突っ張るも、栃東は下がらない。左に引くと黒海が手を付いた。
○朝青龍(東横綱、10勝1敗) vs 岩木山(東前頭5、5勝6敗)●
 横綱が速い! 右四つの左上手。岩木山は右下手をつかんで堪える。朝青龍のなかでは長い相撲に。最後はグッと引き付けて寄り切った。


12日目の取組

露鵬(東前頭2、8勝3敗) vs 時津海(西前頭14、9勝2敗)
 三役を目指す露鵬と好調の時津海。
北勝力(東前頭11、10勝1敗) vs 黒海(西前頭2、6勝5敗)
 やっと上位と当てたね。黒海としては勝ち越すためにも落としたくない。北勝力は白鵬か琴欧州とやらせるんじゃないかと思う。
栃東(東大関、10勝1敗) vs 安馬(東前頭6、7勝4敗)
 大関2人が休んだので、安馬が大関とやることになった。
岩木山(東前頭5、5勝6敗) vs 琴欧州(西大関、9勝2敗)
 琴欧州、上の3人とやるまでは負けない。
朝青龍(東横綱、10勝1敗) vs 白鵬(西関脇、9勝2敗)
 さあ、大一番!

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2006年01月17日

大相撲初場所10日目、朝青龍がトップタイに

 大相撲初場所10日目。ただ1人全勝の北勝力は、好調の時津海にまわしを取られて敗れた。1敗の朝青龍と栃東が勝って、3人が1敗で並んだことになる。2敗で4人が追う。実質的には朝青龍、栃東、琴欧州、白鵬の優勝争いと見ていいだろう。
 幕下の澤井が敗れて、入門以来初めての負け越し。来場所の新十両はなくなった。

(1敗)朝青龍、栃東、北勝力
(2敗)琴欧州、白鵬、時津海、北桜

10日目の結果

三段目以下
 岩永と勇大は2人とも負け越し。来場所はともに序ノ口だ。同世代の三段目・萬華城は3勝2敗。男佑が5勝無敗で優勝が見えてきた。
幕下
 澤井(西幕下2)が十両の上林(東十両13)と対戦して、押し倒されて負け。入門してから初めての負け越しとなり、十両昇進がなくなった。力がまだ足りないということか。ライバルの影山(西幕下12)も敗れて2勝3敗。
○栃乃洋(東十両1、9勝1敗) vs 琉鵬(東十両8、8勝2敗)●
 1敗同士の対戦は三役経験の実力者・栃乃洋に軍配。十両で単独トップに。
●春日王(東前頭12、7勝3敗) vs 北桜(東前頭17、8勝2敗)○
 インタビューで年齢を10歳サバ読む北桜(笑) 相撲は若々しい。
●北勝力(東前頭11、9勝1敗) vs 時津海(西前頭14、8勝2敗)○
 まわしを取られると弱い。まあ、下位とばっかりやってるんだしね。
●高見盛(東前頭10、5勝5敗) vs 若の里(東前頭16、6勝4敗)○
 高見盛が前に出るも、若の里が土俵際で残った。若の里は相撲内容がまだ悪い。
●露鵬(東前頭2、7勝3敗) vs 安馬(東前頭6、7勝3敗)○
 2回目の立会い。安馬がなかなか手を付かない。焦らしまくる。ついてからは頭からぶつかる形で突進し、身体を預けるようにして押し出した。露鵬はひるんで途中で引いてしまった。安馬、サイコー!
●垣添(西前頭7、6勝4敗) vs 黒海(西前頭2、6勝4敗)○
 黒海の圧力が勝った。勝ち越しまであと2番。
●雅山(東前頭1、5勝5敗) vs 白鵬(西関脇、8勝2敗)○
 雅山が突っ張って白鵬がのけぞるも、左の出足が鋭かった白鵬は前まわしをつかんでいて組み相撲に。こうなると白鵬が上。重量級の雅山の圧力にちょっと苦労するも、下手出し投げで転がした。
●春日錦(西前頭5、4勝6敗) vs 琴欧州(西大関、8勝2敗)○
 立会いすぐに両まわしをつかみ、速攻で引き付けて前に出た。圧勝。勝ち越して一安心できたのでは。
○栃東(東大関、9勝1敗) vs 岩木山(東前頭5、5勝5敗)●
 岩木山がガツンと当たって突っ張り、右を差して前に出る。栃東ピンチも、土俵際で残って身体を入れ替えると岩木山がバッタリ倒れた。栃東は左足を痛めたようで心配…。
○朝青龍(東横綱、9勝1敗) vs 琴光喜(東関脇、7勝3敗)●
 18連敗中の琴光喜が勝つかと思わせるシーンが何度かあった。立会い、横綱が張るも琴光喜が右を差して前に出る。向きが変わるたびに琴光喜が前に出る。しかし、最後は朝青龍のすくい投げが決まった。琴光喜が19連敗となったけど、内容は良かった。


11日目の取組

北勝力(東前頭11、9勝1敗) vs 北桜(東前頭17、8勝2敗)
 これは面白い相撲になりそう。
安馬(東前頭6、7勝3敗) vs 時津海(西前頭14、8勝2敗)
 安馬が好調の時津海をどう料理するか。ここで勝ち越して、2桁を目指してほしい。
雅山(東前頭1、5勝5敗) vs 露鵬(東前頭2、7勝3敗)
 露鵬、重量級の雅山にどう相撲を取るか。勝てば念願の勝ち越し。
琴光喜(東関脇、7勝3敗) vs 白鵬(西関脇、8勝2敗)
 白鵬、優勝争いに残るためには負けられない。
白露山(東前頭4、3勝7敗) vs 琴欧州(西大関、7勝3敗)
 白露山は足の指を痛めてるし、琴欧州の優位は揺るがない。
栃東(東大関、9勝1敗) vs 黒海(西前頭2、6勝4敗)
 黒海はこれまで当たった横綱と大関はみんな倒している。
朝青龍(東横綱、9勝1敗) vs 岩木山(東前頭5、5勝5敗)
 朝青龍はまだ負けないだろう。

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2006年01月16日

大相撲初場所9日目、栃東が敗れる

 大相撲初場所9日目。魁皇が休場となり、千代大海とともに来場所は史上ワースト9回目のカド番となった。
 全勝の北勝力は安美錦を倒して無敗を守った。相手をよく見るなど、相撲内容が良い。もう1人の無敗力士・栃東は雅山に敗れて1敗となった。9日目が終わって優勝争いは北勝力が単独リード。これを1敗の朝青龍と栃東が追う。
 幕下では把瑠都が4勝1敗と勝ち越し。澤井は敗れて2勝3敗となり、後がなくなった。

(全勝)北勝力
(1敗)朝青龍、栃東
(2敗)琴欧州、琴光喜、白鵬、露鵬など7名

9日目の結果

三段目
 ロシア出身の阿夢露(西三段目16、アムール川からこの四股名)が千代の花に敗れて2勝3敗。阿夢露もお気にの力士なんだけど…。ちなみに、お気に力士vs宮崎出身力士で自分が応援するのは「お気に力士」です。
幕下
 こちらもロシア出身・若ノ鵬(西幕下49)が勝って5連勝。このまま全勝優勝したら来場所はかなりいい位置に上がる…。それにしても、外国出身の楽しみな力士が多すぎる。チェコ出身の隆の山(西幕下29)が敗れて2勝3敗。やべぇ、土俵際だよ(´・ω・`)ショボーン
 弓取式でおなじみの皇牙(東幕下11)は勝ち越し。来場所は十両を狙える位置に上がるかも。寶智山(西幕下4)は敗れて3勝2敗。またもや新十両は微妙になるのか? 新十両から1場所で落ちた鶴竜(東幕下3)は勝って3勝2敗。
 今場所、幕下で注目の2名は明暗が分かれつつある。把瑠都(西幕下3)は勝って4勝1敗、勝ち越し決定。手術さえなければ今場所は幕内で取っていたはずの力士。あとは何番勝つかだけ。澤井(西幕下2)は高見藤(西幕下5)に敗れて2勝3敗。もう1敗もできなくなってしまった。
十両
 琉鵬(東十両8)が好調。先々場所は久々の十両で負け越し、先場所はやっとこさ勝ち越しだったのに今場所は8勝1敗と優勝争いに絡んでいる。
●若の里(東前頭16、5勝4敗) vs 普天王(西前頭8、5勝4敗)○
 立会いすぐに左四つ。普天王は左下手、若の里は右上手。若の里が十分になって前に出るも、普天王を土俵の外に出せない。反撃されて、若の里が土俵を割った。序盤でのあの強さは何だったんだ…? 勝昭も言ってたけど、とにかく今場所は勝ち越すことが大事か。
●安美錦(東前頭7、4勝5敗) vs 北勝力(東前頭11、9勝)○
 前に前に出て9連勝。相手をよく見てるね。勝昭「優勝とはいかんけど、大きくは勝つだろうね」。明日は時津海と。
○安馬(東前頭6、6勝3敗) vs 高見盛(東前頭10、5勝4敗)●
 安馬が一気に出た! ガツンと低く当たって喉を突き起こし、体勢を低くして一気に寄り切った。高見盛にまったく相撲をさせず。客は高見盛にため息をつくよりも、安馬に拍手を送ろうという気にならんのか。
○岩木山(東前頭5、5勝4敗) vs 黒海(西前頭、5勝4敗)●
 押し合いで黒海が土俵際に追いつめるも、岩木山は土俵を割らず。組み相撲に。黒海がジリジリ前に出ていくかと思われたけど、まわしから手が離れて上に上がると崩れ落ちた。岩木山がよくやったけど、黒海が強引だった。
●朝赤龍(西前頭4、2勝7敗) vs 琴欧州(西大関、7勝2敗)○
 まわしを取ってからは寄るだけ。自分の形になればやはり強い。
●栃東(東大関、8勝1敗) vs 雅山(東前頭10、5勝4敗)○
 重量力士・雅山の突きに栃東は防戦気味。雅山を褒めるべきか。勝昭「前みつを取る相撲に徹するべきだった。(朝青龍と)並んでしまったね。負けてよくやったなんて言うのは違うぜ。下の者に負けたら悔しがらなきゃ」。
○朝青龍(東横綱、8勝1敗) vs 白露山(東前頭4、2勝7敗)●
 白露山が突っ張るも、朝青龍はものともせず。朝青龍がもろ差しになると勝負は呆気なくついた。


10日目の取組

高見盛(東前頭10、5勝4敗) vs 若の里(東前頭16、5勝4敗)
 前半でこの一番が実現するとは。
露鵬(東前頭12、7勝2敗) vs 安馬(東前頭6、6勝3敗)
 本日のメイン。露鵬は9日目は春日錦相手に上手をすぐに取って、豪快に投げている。露鵬の力強さに安馬がどう立ち向かうか。
垣添(西前頭7、6勝3敗) vs 黒海(西前頭、5勝4敗)
 黒海、上位を倒してるのに下位に負けてたらしゃれにならんぞ…。まあ、まだそういう力士といえばしょうがないけど、今場所は「おお!」という面があるだけにね。
雅山(東前頭10、5勝4敗) vs 白鵬(西関脇、7勝2敗)
 栃東を倒した雅山は難敵だ。
春日錦(西前頭5、4勝5敗) vs 琴欧州(西大関、7勝2敗)
 琴欧州、波に乗ってきたか。後半は上位を倒して沸かしてほしい。
栃東(東大関、8勝1敗) vs 岩木山(東前頭5、5勝4敗)
 1敗した後にどう立て直すか?
朝青龍(東横綱、8勝1敗) vs 琴光喜(東関脇、7勝2敗)
 琴光喜が勝ったの見たことない。

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2006年01月15日

大相撲初場所8日目、栃東が無傷の8連勝

 大相撲初場所8日目。無敗の栃東は1敗の白鵬と対戦。頭でガツンと当たって、引いた白鵬を出した。北勝力も8勝で折り返している。横綱・朝青龍は栃乃花を問題にせず、1敗を堅守。琴欧州は時天空に勝って2敗。元気のない魁皇は豪風に敗れて5敗となった。
 今日は13時からデーモン小暮閣下がゲスト解説に。大相撲中継にタレントのゲストが出るのは好きじゃないけど(竹○○子とかいらん)、閣下みたいに相撲を愛するゲストが来ると楽しい。ちなみに、世飢魔Ⅱで好きな曲は「エルドラド」「秘密の花園」です(昔の曲のほうがいい)。

8日目の結果

幕下
 隆の山(西幕下29)が勝って星を5分に戻した。勝ち越しまであと2番。影山(西幕下12)は敗れて2勝2敗。弓取式でお馴染みの皇牙(東幕下11)が3勝1敗にして勝ち越しリーチ。
十両
 新入幕の3人(猛虎浪、豊真将、里山)がともに白星。今回の3人は面白いね。休場していた闘牙(東十両3)が今日から再出場で白星。優勝争いは栃乃洋(東十両1)が敗れて全勝がいなくなった。
●北桜(東前頭17、6勝2敗) vs 嘉風(西前頭13、3勝5敗)○
 前半で一番の取組。お互い遮二無二攻めまくった。最後は勢いつきすぎて、お婆ちゃんが下敷きに…(;゚Д゚)
○北勝力(東前頭11、8勝) vs 普天王(西前頭8、4勝4敗)●
 相撲内容は悪くなかったけど、立会いをさっさと直せよ(怒)
●安馬(東前頭6、5勝3敗) vs 黒海(西前頭、5勝3敗)○
 お互いに様子を見ながら低い体勢で突き合い、最後は黒海が安馬の頭を引いて勝った。
○栃東(東大関、8勝) vs 白鵬(西関脇、6勝2敗)●
 立会い会わず、立ったのは3度目。ガツンと頭でぶつかり合って、白鵬が引いてしまった。かなり微妙だったけど、物言いはなし。物言いだろうと思うけど…。
○豪風(東前頭3、2勝6敗) vs 魁皇(西大関、3勝5敗)●
 魁皇は相撲を取れる状態じゃない。
●時天空(西前頭1、1勝7敗) vs 琴欧州(西大関、6勝2敗)○
 長い腕でまわしをつかんでからは、琴欧州の時間。
朝青龍(東横綱、6勝1敗) vs 栃乃花(西前頭3、2勝5敗)
 前に出て圧勝。昨日の白鵬と正反対だよ。


9日目の取組

若の里(東前頭16、5勝3敗) vs 普天王(西前頭8、4勝4敗)
 若の里が3敗で折り返すとは思わんかった…。
安美錦(東前頭7、4勝4敗) vs 北勝力(東前頭11、8勝)
 北勝力、ここはまだ止まらないか…。
安馬(東前頭6、5勝3敗) vs 高見盛(東前頭10、5勝3敗)
 安馬が上と思うけど、高見盛は得意の形になると強いし、たまに土俵での粘りを見せる。
岩木山(東前頭5、4勝4敗) vs 黒海(西前頭、5勝3敗)
 黒海は荒さが取れれば大関に上がれる器だと思う。まだまだだけど…。
朝赤龍(西前頭4、2勝6敗) vs 琴欧州(西大関、6勝2敗))
栃東(東大関、8勝) vs 雅山(東前頭10、4勝4敗)
 栃東、大関と当たるまでは無傷でいってほしい。
白鵬(西関脇、6勝2敗) vs 魁皇(西大関、3勝5敗)
 白鵬が勝つ。
朝青龍(東横綱、6勝1敗) vs 白露山(東前頭4、2勝6敗)
 朝青龍、ここでは負けない。


宮崎出身力士の成績(中日終了時点)

 8日目が終わったので、宮崎出身力士の成績を紹介しよう。
 一番の注目は4戦4勝の男佑(東序二段67枚目)。このまま勝って優勝争いに絡んでくれればと思う。若手では一番伸びてきた萬華城(西序二段98枚目)は2勝2敗とこれまで通りにはいかない様子。陸奥3人衆は1勝3敗と苦しい。

≪幕下≫東西1~60
東30枚目 春日国(春日山) 1勝3敗
西43枚目 郡山(三保ヶ関) 2勝2敗
≪三段目≫東西1~100
東20枚目 千代の花(九重) 2勝2敗
東67枚目 男佑(二十山) 4勝
西83枚目 大瀬海(阿武松) 2勝2敗
西98枚目 萬華城(春日山) 2勝2敗
≪序二段≫東西1~124
東16枚目 幸の富士(湊) 2勝2敗
東32枚目 魁慎鵬(友綱) 2勝2敗
西35枚目 安寿(安治川) 1勝1敗(5日目から休場)
西38枚目 時桜(中村) 3勝1敗
東72枚目 春日湖(春日山) 3勝1敗
西83枚目 都富士(湊) 2勝2敗
東94枚目 玉新山(片男波) 1勝3敗
東102枚目 二十城(二十山) 2勝2敗
西112枚目 勇大(陸奥) 1勝3敗
≪序ノ口≫東西1~東38
東28枚目 金井(陸奥) 1勝3敗
東30枚目 岩永(陸奥) 1勝3敗

投稿者 blogpawanavi : 18:11 | コメント (0) | トラックバック

大相撲初場所7日目、白鵬に土

 大相撲初場所7日目。連勝力士の栃東と北勝力は勝ったものの、白鵬が栃乃花相手にまさかの黒星で1敗となった。上位では千代大海と魁皇が敗れた。千代大海は翌日から休場で来場所のカド番(しかもワースト記録)が決定。魁皇も現状では危ない。

7日目の結果

●安馬(東前頭6、5勝2敗) vs 普天王(西前頭8、4勝3敗)○
 2分を越える熱戦だった。
●白露山(東前頭4、1勝6敗) vs 黒海(西前頭、4勝3敗)○
 黒海はあとにかくあと4勝。そうすれば来場所は三役。
○栃乃花(西前頭3、2勝5敗) vs 白鵬(西関脇、6勝1敗)●
 ずっと受けた白鵬。下で負けてる力士相手に何やってんだよ…。
○露鵬(東前頭2、5勝2敗) vs 魁皇(西大関、3勝4敗)●
 今の魁皇じゃね。露鵬は来場所の三役いけそう。
●旭天鵬(東小結、7敗) vs 琴欧州(西大関、5勝2敗)○
 琴欧州、両まわしをつかんで前に出た。
○栃東(東大関、7勝) vs 豪風(東前頭3、1勝6敗)●
 豪風が土俵際まで追い詰めるも、はたきで栃東が勝った。
○朝青龍(東横綱、6勝1敗) vs 時天空(西前頭1、1勝6敗)●
 掬い投げで時天空が1回転。


8日目の取組

北勝力(東前頭11、7勝) vs 普天王(西前頭8、4勝3敗)
 北勝力はそろそろ止まるでしょ。
安馬(東前頭6、5勝2敗) vs 黒海(西前頭、4勝3敗)
 これは楽しみ。
栃東(東大関、7勝) vs 白鵬(西関脇、6勝1敗)
 白鵬が負けてなけりゃね…。
豪風(東前頭3、1勝6敗) vs 魁皇(西大関、3勝4敗)
 魁皇も来場所カド番のピンチ。まだ上位とやってないんだから…。
時天空(西前頭1、1勝6敗) vs 琴欧州(西大関、5勝2敗)
 琴欧州、まずは勝ち越しだね。
朝青龍(東横綱、6勝1敗) vs 栃乃花(西前頭3、2勝5敗)
 朝青龍はもう三役以外には取りこぼさないでしょ。

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