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2006年01月22日
大相撲初場所千秋楽、栃東が2年ぶり3回目の優勝 [ 大相撲 ]
大相撲初場所の千秋楽。優勝がかかる2番。まずは白鵬(2敗)が万全の相撲で琴欧州を倒して、結びの一番に望みをつなげた。優勝決定戦になれば勝てると思わせるような気迫をみなぎらせて。
そして結びの一番。栃東(1敗)vs朝青龍は、栃東が左を速攻で差しての上手出し投げ。この瞬間、栃東の優勝が決まった。来場所、ハードルは高いものの栃東は綱取り、白鵬は大関獲りに挑む。
幕下は把瑠都が優勝。十両への手土産となった。三役を狙う戦いは玉乃島が敗れて、露鵬の新小結が有力となった。行司は立行司の2人が今場所で引退となる。来場所は大阪で3月12日に始まる。
≪各段優勝≫
(幕内) 栃東(東京・玉ノ井、14勝1敗)
(十両) 栃乃洋(石川・春日野、13勝2敗)
(幕下) 把瑠都(エストニア・三保ヶ関、6勝1敗(決定戦))
(三段目) 暁司(愛知・入間川 、7勝)
(序二段) 弓の里(福井・鳴門、7勝(決定戦))
(序ノ口) 臥牙丸(グルジア・木瀬、7勝)
≪三賞≫
(殊勲賞) 白鵬(モンゴル・宮城野、13勝2敗)
(敢闘賞) 北勝力(栃木・八角、12勝3敗)
(技能賞) 時津海(長崎・時津風、12勝3敗)
≪栃東インタビュー≫
(優勝おめでとうございます) ありがとございました。怪我をして挫折しながら、こうやって戻ってこれたのがうれしいし、こうやって皆様に応援してもらったことがありがたいですし。苦しい時期もありましたけど、こういった形で優勝することができましたので、これからも上を目指して頑張ります。
(1人横綱の時代が長く続いてますが、横綱を目指すということですか?) それを目指して頑張ります。
(それでは最後に) ほんとうにありがとうございました。来場所も頑張りますので、応援よろしくお願いします。
≪白鵬インタビュー≫
(殊勲賞おめでとうございました) ありがとうございます。
(栃東関を待ってるときの気持ちは?) まあ、もう1回はやりたかった…。
(来場所に向けては) うん、3月も頑張りたいんで。頑張ります。
千秋楽の結果
幕下
新十両を目指す寶智山(西幕下4)はここでもプレッシャーに対する弱さを見せて、敗れて4勝3敗。でも十両で負けた力士がいて助かった。澤井(西幕下2)は勝って3勝4敗。1番足りなかった。
幕下(優勝決定戦)
7人による優勝決定戦はこうなった。1回戦は若ノ鵬が不戦勝。
(1回戦) ○白馬 vs 霧の海● 同部屋対決は軽量のモンゴル出身に軍配。
(1回戦) ○把瑠都 vs 出羽鳳● やはり把瑠都が強い。
(1回戦) ○豊乃國 vs 杉田● 十両経験のある豊ノ国が勝利。
この時点で4人のうち日本人は1人だけに。
(準決勝) ●白馬 vs 若ノ鵬○ 白馬は上手さで若ノ鵬をピンチに追い込むも、若ノ鵬は恵まれたボディと力で凌いだ。力が技に勝った一番。
(準決勝) ●豊乃國 vs 把瑠都○ 把瑠都がすぐに引いた。狙ってたな。
さあ、優勝決定戦は自分が願っていた通りの組み合わせに。やったぜ!(・∀・)
(決勝) ●若ノ鵬 vs 把瑠都○ 経験の長さが活きたか。把瑠都が上手投げで投げきって幕下優勝! 若ノ鵬も楽しみな存在だよ。
○栃乃洋(東十両1、13勝2敗) vs 皇司(西十両4、10勝5敗)●
すくい投げで勝って文句なしの十両優勝。来場所は番付をだいぶ上げるのでは。上位復帰目指して頑張ってほしい。
●北桜(東前頭17、9勝6敗) vs 琴奨菊(西前頭10、8勝7敗)○
北桜、敢闘賞を逃す…。自分は北勝力よりも北桜のほうがよっぽど敢闘してたと思うぞ(ノД`) 勝昭「終盤、疲れが出ましたかね」。インタビューは爆笑。北桜「熱い男でいきます!」。勝昭「いい人だね、この人は。俺だったら(インタビュー)断るのに」。
●嘉風(西前頭13、5勝10敗) vs 普天王(西前頭8、9勝6敗)○
熱戦はブログ王の寄り倒し。嘉風の幕内は5勝10敗で終了。ブログ王はまわしがよく伸びるよな…。「幕内で一番のユルフンは?」と言われたら、自分はブログ王を真っ先に挙げる。
●高見盛(東前頭10、7勝8敗) vs 黒海(西前頭2、8勝7敗)○
黒海、立会い前から怖い顔。高見盛は激しい起動ムーブ(プシュ~♪)。しかし、勝負は黒海がぶちかまして押すだけ。呆気なくついた。黒海は念願の勝ち越し。三役に望みはつなげた。でも、勝つなら玉乃島に勝っとかんと。あれ勝ってたらねぇ…。
●露鵬(東前頭2、9勝6敗) vs 北勝力(東前頭11、12勝3敗)○
もろ手からの引き落とし。露鵬は踏み込みが足りなかった。あと一番勝ってれば新三役確実だったと思うんだけど…。
○雅山(東前頭1、8勝7敗) vs 安馬(東前頭6、9勝6敗)●
安馬、雅山の体重を利した攻めに対抗できず。寄り倒された。雅山はここ一番ではいい相撲だったね、今場所は。安馬は負けたけど、来場所は上位だ。ところで、勝昭は安馬が何の受賞もないことに不満だった。自分も同意。
○岩木山(東前頭5、8勝7敗) vs 玉乃島(西小結、7勝8敗)●
来場所の三役を決める重要な一戦。岩木山が右四つで左上手をつかむ。寄ろうとするも、玉乃島は執念で下がらない。しかし、こちらは勝ち越しをかける岩木山がジリジリ出て寄り切った。この時点で露鵬の新小結が有力に。
●琴光喜(東関脇、8勝7敗) vs 時津海(西前頭14、12勝3敗)○
時津海が押し込まれてピンチも、足が滑った琴光喜をすくい投げて勝利。
○白鵬(西関脇、13勝2敗) vs 琴欧州(西大関、10勝5敗)●
立会い、白鵬の踏み込み鋭く、すぐに左でまわしをつかむ(これが今場所多い!)。これを離さず、前に出るように投げを打ち、下がる琴欧州を寄り倒した。さあ、結びの結果を待つだけ! いや~、あの恐ろしい白鵬が帰ってきたよ!・゚・(ノД`)・゚・
●朝青龍(東横綱、11勝4敗) vs 栃東(東大関、14勝1敗)○
栃東へのプレッシャーがあるだろうと思ったけど、それはなかったようだ。今場所の今までどおりの相撲だった。立会い、速攻で左を差して右上手をつかむ。そして、上手出し投げ。朝青龍は前に倒れるだけだった。栃東、3回目の優勝。おめでとう。でも、自分の夢が…白鵬優勝の夢が…(ノД`) 手負いの朝青龍は屈辱の終盤だった。
投稿者 blogpawanavi : 2006年01月22日 18:05
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