2009年08月05日

2009近畿まほろば総体バレーボール競技

 新型インフルエンザの影響で棄権校がでるなど波乱の大会となったバレーボール競技だが男子は春の選抜の優勝校都城工業が順調に準決勝に進出したが市尼崎に接戦の末27-25 25-21で敗れ3位に終わった。女子は予選リーグ1回戦で敗れたが敗者復活戦で聖カタリナ女をフルセットの末やぶり決勝トーナメントに進出、決勝トーナメント2回戦では大阪の強豪四天王寺とフルセットの接戦を演じたが最後は振り切られ敗れた。
(文・写真:黒田健)

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2009近畿まほろば総体バレーボール競技
会場:大和郡山市総合公園施設多目的体育館(男子)
香芝市総合体育館(女子)
日時:2009年7月29日(水)~8月6日(木)

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男子

●決勝トーナメント2回戦
日時:2009年7月30日(木)

都城工(宮崎)2-0 東亜学園(東京)
(25-20 25-22)


●決勝トーナメント3回戦
日時:2009年7月31日(金)

都城工(宮崎)2-0 日本航空(山梨)
(25-15 25-16)

●準決勝
日時:2009年8月1日(土)

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市尼崎(兵庫)2-0 都城工(宮崎)
(27-25 25-21)

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第1セットから両チーム一歩も譲らない互角の展開で試合は進んだが終盤大事なところで都城工業にミスが見られ25-27でこのセットを落とすと、第2セットは序盤でリードした市尼崎に最後まで追いつくことが出来ずに25-21で敗戦。都城工業はおしくも3位という結果に終わった。

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女子

●予選グループ戦
(勝者は決勝トーナメントへ、敗者は敗者復活戦へ)

日時:2009年8月3日(月)

津商(三重) 2-0 都城商業
(25-22 25-21)


●敗者復活戦
(勝者は決勝トーナメントへ、敗者は落選)

日時:2009年8月3日(月)

都城商業 2-1 聖カタリナ女(愛媛)
(25-19 16-25 25-15)


●決勝トーナメント2回戦
日時:2009年8月4日(火)

四天王寺(大阪) 2-1 都城商(宮崎)
(25-16 20-25 25-23)

投稿者 pawaspo : 15:53 | コメント (0)

2007年02月05日

第38回春高バレー宮崎県予選男女決勝戦

◆第38回全国高等学校バレーボール選抜優勝大会宮崎県予選

 毎年熱戦が繰り広げられる高校バレーの大会『春高バレー』宮崎県予選男女決勝戦が、2月4日(日)宮崎県体育館で行われた。女子の決勝戦は昨年の覇者『延岡学園』と一昨年の覇者『都城商業』の第一、第二シード校同士の戦いが行われ、男子の決勝戦では連覇を狙う『日向学院』と古豪復活を期す『都城工業』との戦いとなった。女子決勝はフルセットの接戦になったが流れに乗った都城商業がフルセットの末勝利。男子決勝はあらゆる局面でスピードとパワーを見せ付けた日向学院がストレートで勝利し、3月に行なわれる全国大会に駒を進めた。試合の中では会場に訪れた多くの応援団の声援を受け、決勝進出4チームそれぞれに素晴らしいプレーが随所に見られた決勝戦だった。
(文:木原ケイ 撮影:松田秀人)

女子決勝戦 男子決勝戦
▲左:女子決勝戦の模様 右:男子決勝戦の模様

会場 会場

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●女子決勝戦~優勝:都城商業

※延岡学園 2 - 3 都城商業 (都城商業は2年ぶり4回目の優勝)
→ 23-25、25-21、19-25、25-20、11-15

都城商業 延岡学園
第1セット 第1セット

 昨年の決勝戦にも出場した177㎝の絶対的エース内満選手を擁する第一シードの延岡学園は、ここまで公式戦無傷の9連勝中。キャプテンの秦選手と共に築くセンターラインはスパイク・ブロック共に強力で、そこを軸に安定した攻撃と守備を構築しているチーム。対する第二シード都城商業は、安定したレシーブからコンビバレーを中心に攻撃を組み立てていくチーム。リズムに乗った時には爆発的な攻撃力を見せ付けてきた。ここまで両チームとも順当ともいえる安定した戦いで、決勝は3年連続同カードになった。連覇か雪辱か、両チームともプライドを掛けた息の詰まる好ゲームとなった。

第1セット 第1セット
第1セット 第1セット

 第1セット、都城商業(以下、都商)のサーブから試合は始まる。延岡学園(以下、延学)はエース内満にボールを集めるが、キチッと対策を講じてきた都商は常に3枚ブロックでマークし、延学のセンターラインを封じ込める。ブロックを嫌がりフェイントを多用する延学だが、都商レシーバーがそれをキチッと拾い上げ、失点を許さない。しかし、延学がトスを両オープンにも散らし始めるとブロックのマークがずれ始め、最大5点差あった点差が1点差まで詰め寄られた。しかし再び延学センター陣が都商ブロックに捕まり始め、それにあせったのかミスを連発!都商両オープンの攻撃も冴えを見せ、結局このセットの最後は延学のスパイクミスで23-25、都商が先制した。

第2セット 第2セット

 続く第2セット、延学はセンターをおとりに使い両オープンに攻撃を振る。それが功を奏し、都商ブロック陣のマークがずれ始めると延学は強烈なスパイクをセンターからも見せ始める!しかし、セット後半になると延学は油断からかサーブレシーブが乱れ始め、そこに都商は着け込み19-15から一気に21-20まで詰め寄る。勝負どころとなった次のポイント、延学エース内満がセンターから3枚ブロックを打ち破る強烈なスパイク!このセット、25-21で延学が奪いイーブンとした。

第3セット 第3セット

 先にこの試合に王手を掛けるのはどちらになるのか!勝負の第3セットは序盤10-10まで互いに譲らない展開。コンビバレーを中心に攻める都商とエースを中心に攻める延学だが、ここで延学はミスが連発してしまう!2点差の付いた14-16で、都商がブロックを決め3点差。エースを中心に攻めて行きたい延学だが、都商の徹底した3枚ブロックの前に消極的なフェイントやスパイクミスが連発してしまい、結局19-25で都商が優勝に王手を掛けた!延学のコンビが無い分、都商は守備隊形をとりやすく安定したブロック・レシーブを随所に見せる。延学はエース内満が自信を持ってスパイクを打てるかがこの試合の明暗を分けそうだ。

第4セット 第4セット

 王手のかかった第4セット、延学はこの試合ほとんど使わなかったコンビプレーを使い始める。またブロックにも冴えを見せ、都商のミスを誘い24-17のセットポイントまで進める。ここまでほとんどミスらしいミスを出さなかった延学だが、ここで3連続の手痛いミス!一気に攻め立てる都商だが、最後はスパイクが都商ブロックに吸い込み25-20で延学が追いついた。延学はこのセット、本来のバレーを取り戻し実力を見せ付けたがこのまま勢いに乗れるのか。

第5セット 第5セット

 運命の第5セット、先に15点を先制したほうが勝利となるこのセットでは延学が第4セットの勢いそのままに責め続け7-3とする。しかし延学エースが後衛に下がったここから都商が怒涛の追い上げ!レフトからのオープン攻撃を中心に8連続(!)得点をあげ7-11とし、有利に試合を進める。焦りの見える延学はなんでもないミスが続出。必死のプレーで10-11まで追い上げるが流れは切れない。結局最後は都商のスパイクが決まり11-15、セットカウント2-3で都商が昨年の雪辱を果たし見事に宮崎県No.1の座をものにした!!この素晴らしい熱戦を観戦した客席からは、両チームに対して惜しみない拍手が送られた。

第5セット 第5セット

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●男子決勝戦~優勝:日向学院

※日向学院 3 - 0 都城工業 (日向学院は2年連続2回目の優勝)
→ 26-24、25-17、25-21

日向学院 都城工業

 ここまで1セットも落とすことなく決勝に駒を進めたディフェンディングチャンピオンの日向学院(いか、学院)は、昨年の春高バレー全国ベスト8のレギュラーであった清水キャプテンと田中選手の二人が残っており、圧倒的なスピードとパワーを誇っている。対して都城工業(以下、都工)は数年前までは王者として君臨しており、今回久しぶりの決勝進出となった。過去、春高バレー全国大会ではベスト4にも輝いた経験のある都城工業は、181㎝のエース谷口選手を中心に攻撃を組み立てる。

第1セット 第1セット
第1セット 第1セット

 第1セット、都工のサーブから始まったこのセットは学院のエース清水のフェイントで先制。しかし都工もすぐさま谷口が3枚ブロックを打ち破り、ゲーム序盤は五分の展開となる。しかし、学院キャプテンの清水がこのセットは大爆発!スピードのある攻撃に絡み、18-15とする。都工は若干オープントスがネットに近く、学院ブロックの網に引っかかってしまう。そのまま24-22と学院のセットポイントとなるが、ここで都工谷口が意地を見せ、3枚ブロックを蹴散らし24-24のデュースへ。しかし最後はその谷口のスパイクがアンテナに当たり26-24で学院が先制した。ここまで両チーム共にサーブレシーブがセッターに返るとコンビが決まり、一本で決める展開。サーブ力、サーブレシーブ力がゲームを決めそうだ。

第2セット 第2セット
第2セット 第2セット

 続く第2セットは都工のサーブミスが目立ち、一方的な展開に。スピードに乗った助走から力強いスパイクを決め続ける学院は、清水・田中の両エースが絶好調!都工はレシーブは上がっているものの、細かいミスが目立ちリズムに乗れない展開に。結局最後は学院の田中が決め、このセット25-17で学院が王手を掛けた。もったいないミスが目立つ都工に対して、学院はミスが目立たない展開。好調さが伺える。

第3セット 第3セット

 第3セット、あとの無い都工は開き直ったように力強いスパイクを決め続ける。11-13となった時、学院田中の滞空時間の長いスパイクが炸裂!それまでの嫌な流れを立切る。また学院セッターのトスワークも冴えを見せ、速攻や時間差攻撃も次々に決め続けついに21-19となる。ここで学院がブロックを決めさらに勢いを増す!結局このまま最後は学院清水がブロックを吹き飛ばす豪快なスパイクを決め25-21。結果セットカウント3-0で、学院が2年連続となる2回目の優勝を果たした。学院は随所に素晴らしいバレーセンスを見せ付け、順当に全国大会への切符を手にした。逆に都工は谷口の健闘は光ったものの全体的には、追い込まれたときにこそ開き直って思い切りぶつけていけるような突出したものがなかったように感じられた・・・しかし、素材がいいだけに今後に期待がかかる。

第3セット 第3セット

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 この様に熱戦の連続だった今年の春高バレー宮崎県予選。代表になった都城商業女子チームと日向学院男子チームには、ぜひ全国大会でも活躍し好成績を残してほしい。また敗れた延岡学園女子チームと都城工業男子チームには、ぜひ夏のインターハイに向けてトレーニングを重ね今大会の雪辱を果たしてほしい。尚、今回の春高バレー全国大会は3月19日からさいたまスーパーアリーナで開催される。本県代表の両チームの活躍を宮崎から祈っている。

投稿者 pawaspo : 22:34 | コメント (1)

2007年01月29日

2006/7 V・プレミアリーグ宮崎大会レポート

 1月27日・28日、宮崎市総合体育館・高鍋町総合体育館で行われたV・プレミアリーグ宮崎大会。地元九州ということもあり期待がかかる大分三好だったが、結果は連敗(1-3東レ・0-3堺BZ)で初勝利ならず・・・。首位の東レは連勝。満員となった会場では高校生をはじめ、多くのファンが日本のトップレベルのプレーを満喫した。
(文・撮影:黒田 健 文:木原ケイ)

南克幸 徳丸善基

東レ 東レ

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●試合結果
 
1月27日(土) 第一試合 NEC 0-3 堺BZ 
         第二試合 東レ 3-0 大分三好
1月28日(日) 第一試合 NEC 0-3 東レ
          第二試合 大分三好 0-3 堺BZ


順位 1位東レ 8勝1敗
   4位堺BZ 5勝4敗
    7位NEC 3勝6敗
    8位大分三好 0勝9敗

東レVS大分三好 東レVS大分三好

東レVS大分三好 東レVS大分三好


大分三好ヴァイセ バトラーHP
http://www.weisseadler.com/

NECブルーロケッツHP
http://www.necsports.net/

堺ブレイザーズHP
http://www.blazers.gr.jp/

東レアローズHP
http://www.toray.co.jp/arrows/men/

バレーボール Vリーグオフィシャルサイト
http://www.vleague.or.jp/

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●初日

日程:1月27日(土)
場所:宮崎市総合体育館

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●NEC VS 堺BZ 

試合開始 14:00 観客数 2162名

 プレミアリーグ男子宮崎大会最初のゲームとなったNEC対堺BZのゲームは3-0のストレートで堺BZが快勝。1、2セットは堺BZ、ロドリゴ、NECの細川の打ち合いでゲームは接戦に。粘りを見せたNECであったが堺の全員バレーの前に結果としては完敗。

NECブルーロケッツ 1-3 (21-25 22-25 17-25)堺ブレイザーズ

NEC先発 13 ファイディ 10 大角 1 大村 2 細川 11 松本 9 脇戸
       リベロ 8 濱島
堺BZ先発 10 ピント 1 澤畠 6 千葉 16 西尾 15 伊藤 21 金井
      リベロ 11 増野

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●東レ VS 大分三好

試合開始 16:00 観客数 2300名

東レVS大分三好 東レVS大分三好

東レVS大分三好 東レVS大分三好

東レVS大分三好 東レVS大分三好

東レVS大分三好 東レVS大分三好

東レVS大分三好 東レVS大分三好


 大分には宮崎出身の3選手が所属とあって応援のお客さんで会場は満員。大盛り上がりのなか行われたゲームは1,2セットと連取した首位の東レに対して、3セット大分が地元南、エースマイヨなどの活躍で脅威の粘りを見せて取り返し勢いにのって第4セットへ。序盤リードを許した大分が後半差を詰めて接戦に持ち込むも最後は東レが速攻で突き放し3-1で快勝。

東レアローズ 3-1 (25-20 25-20 23-25 26-24)大分三好ヴァイセ アドラー

東レ先発 11 ニコロフ 17 篠田 3 柴田 5 笠原 1 富松 20 山本
      リベロ 6 掛川 
大分三好先発 10 フィリップ 23 南 1 小川 8 中村 2 徳丸 22 増成
      リベロ 5 興梠 

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●2日目

日程:1月28日(日)
場所:高鍋町総合体育館

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●NEC VS 東レ 

試合開始 13:00 観客数 1872名

 昨日、大分相手に若干の苦戦を強いられた東レだがこの日はブルガリア代表でもあるニコロフを中心に攻めの姿勢を崩さない。日本代表セッター阿部の巧みなパスワークも冴えを見せ、昨年リーグ3位のNECを相手にストレート勝ちを収めた。NECもファイディを中心にゲームを組み立てようとしたが、いかんせん他の選手のミスが目立ちすぎた。

NECブルーロケッツ0-3 (21-25 16-25 19-25) 東レアローズ

東レ先発 5 笠原 11 ニコロフ 17 篠田 1 富松 9 阿部 14 今田
      リベロ 2 田辺
NEC先発 13 ファイディ 22 鈴木 1 大村 3 浅倉 11 松本 9 脇戸
       リベロ 5 足立

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●大分三好 VS 堺BZ

試合開始 15:00 観客数 2073名

 第1レグ同カードの対戦では、大分のエースでケニア代表でもあるマイヨが49得点と大活躍を見せ、ホームでの開催試合となる今回も同様の活躍が期待されたが、終わってみれば0-3のストレート負けとなった。しっかりとマイヨ対策を行なってきた堺は、サーブ・スパイク共に好調で、試合途中からは日本代表の千葉も温存するほど。逆にマイヨを封じ込められてた大分は決め手がなく、またレシーブも拾えないと悪循環に陥った。圧倒的な力の差を見せ付けられた大分だが、まず1勝に向かって今後も頑張ってほしい。

大分三好ヴァイセ アドラー 0-3 (13-25 10-25 20-25) 堺ブレイザース

大分三好VS堺BZ 大分三好VS堺BZ

大分三好VS堺BZ 大分三好VS堺BZ

大分三好VS堺BZ

大分三好VS堺BZ

大分三好先発 10 フィリップ 23 南 1 小川 9 沖本 2 徳丸 22 増成
      リベロ 5 興梠 
堺BZ先発 1 澤畠 6 千葉 21 金井 10 ピント 16 西尾 15 伊藤 
      リベロ 2 大久保  

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●試合後のコメント

南克幸選手(大分三好)(延岡市出身)
南克幸
 沢山のお客さんから大声援をいただき、ぜひ勝ちたかったが情けない試合をお見せしてしまった。このチームは九州に根ざしたチームとして、全国どこに行っても注目される様に頑張って行きたい。今後もご声援よろしくお願いします!


徳丸善基選手(大分三好)(宮崎工卒業)
徳丸善基
 満員のお客さんに感謝します。この2日間勝利する事はできなかったが、大分三好は九州バレーの代表という自覚を持って、頑張っていこうと思います。今後も応援よろしくお願いします!


興梠龍司選手(大分三好)(高千穂町出身)
興梠龍司
 今日はお越し戴きありがとうございました。ホームなのに情けない試合をしてしまった。これをバネにして、九州の方々に喜んでもらえる試合を出来るように、もう一度練習しなおして皆さんの声援に応えられるよう頑張ります。

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●牡蠣(カキ)の無料試食会

牡蠣 牡蠣

 今回のV・プレミアリーグ高鍋大会では、高鍋町以外からも多くの来場者が見込まれることから、天然牡蠣(カキ)の無料試食会も同時開催されていた。高鍋町は全国でも有数の天然牡蠣の産地。昨年末からのノロウイルスによる感染性胃腸炎などの風評被害もあったが、高い安全性と上質の風味を楽しんでもらおうと、高鍋かき生産組合と高鍋町観光協会の方々が体育館横にテントを張り、その場で焼きたての天然牡蠣約2千個を無料で振舞った。

牡蠣

投稿者 pawaspo : 03:18 | コメント (1)

2006年08月12日

06高校総体~男子バレー「宮崎工」

8月7日(予選) 8日(トーナメント1回戦)
場所:舞洲メインアリーナ

 男子バレーボール宮崎県代表は「宮崎工」。8月7日に行われた予選では愛知の「名城大付」を相手に2-0の完勝。翌8日の決勝トーナメントでも上位進出が期待されたが、北海道代表の「とわの森三愛高校」に0-2の完敗。優勝は長野県の「岡谷工」となった。
(文・撮影:黒田 健)

男子バレー 男子バレー

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●男子予選

宮崎工(宮崎) 2 - 0 名城大付(愛知)
25-21   25-23

 1セット目序盤から両チーム譲らず接戦の中ゲームは進む。宮崎工は中村を中心とした攻撃と
リベロ原口の粘り強いレシーブで終盤名城大付を突き放し先取。2セット目も同様の展開の中、サーブ
レシーブからセンターにボールを集め得点を重ねストレートで予選を突破した。

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●男子決勝トーナメント1回戦

宮崎工(宮崎) 0 - 2 とわの森三愛(北海道)
16-25 25-27

トーナメント1回戦 トーナメント1回戦
トーナメント1回戦 トーナメント1回戦
トーナメント1回戦 トーナメント1回戦
トーナメント1回戦 トーナメント1回戦

 序盤から相手の粘り強いレシーブに苦戦。第2セットは大接戦も最後はセリ負け。ストレートで本戦1回戦負け。 
 

投稿者 pawaspo : 01:34 | コメント (0)

2006年08月05日

06高校総体~女子バレー「延岡学園」

●女子バレー「延岡学園」~トーナメント1回戦敗退
8月1日(開会式)、2日(予選)、3日(トーナメント1回戦)
場所:アミティ舞洲

 女子バレーボール宮崎県代表は「延岡学園」。8月2日に行われた予選では、福島県代表「原町」を2-0で降すも、翌3日に行われたトーナメント1回戦では、沖縄県代表の強豪「中部商」に、15-25、14-25の2-0ストレート負けを喫し、舞洲のコートを後にした。
(文・撮影:黒田 健)

延岡学園 延岡学園

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●8月1日(開会式)

 総合開会式の後、17時からバレーボールのメイン会場である舞洲アリーナで行われたバレーボール女子の開会式では、参加全チームの入場行進や選手宣誓などが行われた。明日からの予選を控え元気のよい高校生の姿が見られる中、宮崎県代表の「延岡学園」も力強く息のあった行進を見せてくれた。

開会式 開会式
開会式 開会式
開会式 st-bbw-k-07.JPG

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●2日(予選)

延岡学園(宮崎) 2 - 0 原町(福島)
 25 - 21  25 - 14

予選 予選
予選 予選

 ねばりから逆転。そして一気に!!延岡学園笑顔で予選突破。1セット目は粘る原町にリードを許すが、1セット後半にサーブでリズムをつかんだ延岡学園がそのまま接戦の第一セットを25-21で制した。2セット目になるとエース新開を中心とする原町の攻撃に延岡の守備が対応し始める。ブロックが次々と決まり連続ポイントでリード。ゲームはこのまま進み延岡学園が2セット連取でゲームを制した。

予選 予選
予選

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●3日(トーナメント1回戦)

延岡学園(宮崎) 0 - 2 中部商(沖縄)
 15-25  14-25

トーナメント1回戦 トーナメント1回戦
トーナメント1回戦 トーナメント1回戦
トーナメント1回戦

 1セット目前半から中部商の高さに対応しきれず失点を重ね調子のでない延岡学園。選手を代えながらもペースを取り戻そうとするが、中部の粘り強いバレーに試合は一方的に。第1セットを落とし後がない
第2セットでも、相手の攻撃は多彩で、最後まで自分たちのバレーをさせてもらえずストレートで敗退。
強豪との対戦で課題ものこる形となったが、今後の飛躍に向けて大きなステップになる事だろう。

トーナメント1回戦 トーナメント1回戦
トーナメント1回戦 トーナメント1回戦
トーナメント1回戦

投稿者 pawaspo : 00:36 | コメント (1)

2006年02月06日

第37回全国高等学校バレーボール選抜優勝大会

 若さでアタック!2月5日(日)、春の高校バレー宮崎予選大会決勝戦が宮崎県体育館で行なわれた。10時半の女子の決勝の試合前にはすでに会場は満員、両校の応援団が応援合戦が始まり会場は大いに盛り上がった。男子はフルセットの戦い末、3、4、5セットを連取した日向学院が逆転勝利。女子は3-1で延岡学園が全国大会に駒をすすめた。下の画像は決勝戦に勝利した延岡学園(左)と日向学院(右)の喜びの表情。
(文・撮影:黒田 健)

延岡学園 日向学院

~女子決勝戦~
延岡学園 試合風景
 40校中から女子決勝戦へ進出したのは、2連覇を狙う「都城商業高等学校」と「延岡学園高等学校」。両校ともシードから勝ち進んできた強豪校。選手入場時、都城商業はそれぞれ「決めのポーズ」をして入場。延岡学園はほとんどの選手が「逆立ち」をするというパフォーマンス。初めて春高バレー決勝を会場で見た方にはビックリの連続だったはず!

<都城商業> 1 vs 3 <延岡学園>
第1(16-25)、第2(16-25)、第3(25―23)、第4(19-25)

試合風景 試合風景
試合風景 試合風景
 第1セットが始まってすぐに延岡学園ペースで試合が進行。延岡学園、尾島のサーブでポイントを重ね、16-25という大きな差で1セット先取。第2セットは都城商業がペースを取り戻し中盤では11-13という接戦に!最終的には16―25で延岡学園が2セット連取したが、都城商業もなにか流れをつかんできたのではと思わせる内容。第3セット、両チームポイントを奪い合い接戦に。なかなか得点差を広げられない状態が続いたが、終盤、都城商業が相手のファール(タッチネット)などで点差をつけ始め4点差に。全国大会の切符を目の前に都城商業に押された状態になった延岡学園。最後は長いラリーを繰り広げながら得点差は詰ったものの、結局25-23と都城商業がセットを制した!

試合風景

 そして第4セット、波に乗った都城商業と、徐々にペースを取り戻つつある延岡学園の接線が続く。シーソーゲームでどちらも譲らない展開、18―18の同点に。両チーム共に粘り強く、守り合いの展開に会場も盛り上がる。その後、リベロ渡辺のスーパーレシーブ、平川の切れのあるスパイクで延岡学園が一気に点を重ね19―25で第4セットを制して、全国大会への切符を手にした。


~男子決勝戦~
日向学院 試合風景
 県内35校から決勝に進出してきた男子チームは、「日向学院」と「宮崎工業」。どちらも、シードからのストレート勝ちで決勝進出。応援も男子学生の太い声が目立っていた!

<日向学院> 3 vs 2 <宮崎工業>
第1(22-25)、第2(22-25)、第3(25-17)、第4(25-22)、第5(18-16)

試合風景 試合風景
試合風景 試合風景

 第1・第2セットは、スーパーエース中村のスパイク、通山のクイックなどで勝負どころで点数を重ねた宮崎工業が2セットを連取。日向学院は相手の多彩な攻撃にペースをつかめないまま試合が進んだ。第3セット、日向学院のエース樋渡の猛烈なスパイクで先制し一気に試合の流れがかわった。前半全くとめる事ができなかった中村へのブロックが次々と決まり、日向学院は一気にこのセットを25-17で制した。
第4セット、流れは変わらず一気に点数を重ねる日向学院に対して、攻撃にバリエーションをもってペースを取り戻す宮崎工業の追い上げでゲームは大接戦に。最後は田中のスパイクで突き放した日向学院がこのセットも制して勝負は15点で行なわれる最終セットへ。

試合風景 試合風景

 両校とも粘りのある試合をみせ、得点差をつけられないまま最終セット中盤へ。序盤からどこかスパイクを決めきれない感じのあった日向学院(足の調子がずっと悪かった模様)、エース樋渡選手が最後の最後13-13の場面で負傷のためコートに倒れた。絶体絶命の大ピンチ、エースを失った日向学院に対し勝負を焦ったのかマッチポイントで宮崎工業は痛恨のサーブミス。ここで日向学園は痛みをこらえ飛べない状態のエースが気力でコートにもどりチームは最後に脅威の粘りを見せた。17―16のマッチポイント、長いラリーが続き一旦は宮崎工業がポイントを制し同点に!しかし大接戦のゲームの終幕はあまりにも無常。ラリー中にリベロの選手が反則を犯し抗議の末、逆転のポイントが日向学院に。2セット取られながら3セット取り返し大逆転で宮崎県を制した。


 個人的には初めてとなる春高バレー宮崎大会決勝観戦。選手がボールをひたむきに追いかける姿に、撮影をしながら私も一緒になって応援した。コートを駆け回る選手も、それを応援する学生や父兄もじつにいい顔をしていた。とにかく、優勝した両校のみなさんおめでとうございます。これからますます大変な戦いがまっているでしょうが、全国大会頑張ってください!大会関係の皆様、選手・応援の皆様、今日はお疲れ様でした!

投稿者 pawaspo : 11:48 | コメント (0)

2006年01月28日

第12回 V.LEAGUE 男子大会(延岡)レポート

 本日、延岡市市民体育館にて「第12回 V.LEAGUE 男子大会」が開催された。対戦チームは13:00より「東レ・アローズ」vs「NEC・ブルーロケッツ」、15:00より「旭化成・スパーキッズ」vs「JT・サンダース」。会場となった延岡市市民体育館には約1,800人のバレーボールファンが訪れ、応援グッズを手にひいきのチームに声援をおくっていた。中でもイエローのハッピやジャンパーを着た「旭化成・スパーキッズ」の応援団が特に多く、ホームでの人気の高さを物語っていた。「旭化成・スパーキッズ」に関しては、一昨日に延岡での練習風景を取材したので、参考にしていただきたい。南・甲斐、地元出身両選手のインタビューも掲載している。下の画像は、この日の2試合目、「旭化成・スパーキッズ」vs「JT・サンダース」戦より、真鍋智彦選手(13番/旭化成)とガードナー・ガブリエル選手(15番/JT)、どちらもチームの核となる選手だ。
(撮影:松田 文:木原

真鍋智彦選手(旭化成) ガードナー・ガブリエル選手(JT)

~会場には1,800人のバレーボールファンが~
 会場となった延岡市市民体育館には約1,800人のバレーボールファンが訪れた。会場に入り、直ぐに目にとまったのが、黄色い軍団・・・。黄色のハッピやジャンパーを着た「旭化成・スパーキッズ」の応援団だ。試合前開始と同時に2階席の約70%が黄色く染まったのにはビックリした。ちなみに下の画像は会場風景と、「旭化成・スパーキッズ」の応援団。
延岡市市民体育館 観客席風景
旭化成・スパーキッズの応援団 黄色いハッピ

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~1試合目~

NEC・ブルーロケッツ (19,21,23) 0 - 3 (25,25,25)東レ・アローズ

スターティングメンバー(ローテ順)
NEC・ブルーロケッツ
朝倉 勇(3番),宇佐美 大輔(8番),大角 竜敏(16番),奥谷 信彦(12番),松本 慶彦(11番),ペレイラマックス(21番),L足立 和弘(5番)

東レ・アローズ
ディアスルイス(18番),柴田 恭平(3番),小林 敦(11番),越谷 章(10番),山本 太二(20番),齋藤 信治(7番),L田辺 修(2番)

 今年のVリーグ延岡大会は、リーグ1位のNECと3位の東レのリーグ上位同士の試合で幕を上げた。キャプテン大村を欠いているNECに対し、先週からの連敗を避けたい東レはこのゲームを確実にものにするべく気合ものっている。さすがにリーグトップ3の両チームだけあって、メンバー構成には、日本代表の選手が含まれている。NECには日本の司令塔、セッター宇佐美選手(8番)。東レには齋藤選手(7番)・柴田選手(3番)と計3名の日本代表が名を連ねている。またその他にも、ペレイラ・マックス選手(NEC)やディアス・ルイス選手(東レ)といった外国人選手、さらに多数の有力選手がスタメンに起用され、嫌が応にも好ゲームの期待は膨らむ。試合前から両チーム応援団もヒートアップしている。(左:NEC応援団 右:東レ応援団)
NEC応援団 東レ応援団

 1セット目、中盤までは両チーム共にサーブレシーブがきっちりセッターに返り、サイドアウトを取り合っていく互角の試合。こう着状態が破れたきっかけは、東レ柴田選手のサービスエース!これで点差が16-19となり、そのまま流れに乗った東レが、最後は10番越谷選手のブロックポイントで19-25となり、第一セットをモノにした。
NEC・ブルーロケッツ - 東レ・アローズ NEC・ブルーロケッツ - 東レ・アローズ
NEC・ブルーロケッツ - 東レ・アローズ NEC・ブルーロケッツ - 東レ・アローズ

 流れを変えたいNECは2セット目、朝倉選手・マックス選手にトスを集めるが、流れは変わらない。圧巻は9-9の時、越谷選手のスパイクをきっかけに3連続ポイント!柴田選手のサーブが相手を崩し、反撃のチャンスを渡さない。この柴田選手、ものすごいジャンプ力を持っていて、重要な場面できっちりと仕事をしている。しかしこのまま終われないNECは、14-21の劣勢からサーブをきっかけに一気に攻め立て、19-21と5連続ポイントを獲得する。しかし、この後東レは流れをきっちりと切り、21-25として勝利に王手をかけた。
NEC・ブルーロケッツ - 東レ・アローズ NEC・ブルーロケッツ - 東レ・アローズ

 セットの合間に、両チーム応援団のチアリーダーがパフォーマンスを見せてくれた。
(左:NECチアリーダー 右:東レチアリーダー)
NECチアリーダー 東レチアリーダー

 勝負のかかった第3セット、NECは何とか流れをつかみ20-19までリードを保ったまま試合を進める。しかしここで痛恨のバックアタックミス!タイムアウトを取ってなんとか切りたいNECだったが、その直後東レ齋藤選手のブロックを皮切りに3連続ブロックで21-23とする。最後は、その齋藤選手の速攻が決まり、23-25として、東レがこの試合をストレートでものにした。この試合では、レシーブ力(サーブ・レシーブ共に)の差が出たようだった。NECはイージーなレシーブミスが多く、なかなか流れに乗り切ることが出来なかった。試合後の宇佐美選手の悔しそうな表情がなんとも印象的だった。
NEC・ブルーロケッツ - 東レ・アローズ NEC・ブルーロケッツ - 東レ・アローズ
NEC・ブルーロケッツ - 東レ・アローズ NEC・ブルーロケッツ - 東レ・アローズ

試合後のインタビュー  東レ・アローズ 齋藤 信治選手
東レ 齋藤 信治選手

-----試合の感想は?
前節まで連敗していたので、勝てて非常に嬉しいです。
-----プレー中に気をつけていることは?
とにかく怪我をしないようにしています。特に体のケア・ストレッチは、入念に行なっています。
-----会場の皆さんに一言
たくさん応援を頂きましてありがとうございます。リーグ戦はこの後も残っているので、4強に残れるように頑張ります。ありがとうございました!


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~2試合目~

旭化成・スパーキッズ (25,23,26,23) 1 - 3 (21,25,28,25JT・サンダーズ

スターティングラインアップ(ローテ順)
旭化成・スパーキッズ
真鍋 智彦(13番),南 克幸(23番),丸山 利明(9番),熊谷 豪(6番),末次 士朗(10番),甲斐 裕之(1番),L船越 健太郎(11番)

JT・サンダーズ
直弘 龍治(10番),ガードナー・ガブリエル(15番),宮下 雅寛(1番),徳元 幸人(8番),前田 悟(11番),苅谷 淳司(3番)L酒井 大祐(21番)

 第1試合終了後多少のインターバルをはさみ、いよいよホームの旭化成の試合。対戦相手は、海外でプレーしていた加藤選手や前代表の尾上選手・直弘選手を擁するJT。一方ここまでJTに連敗中の旭化成は今日も苦戦が予想されるが、スパイク本数・決定率でリーグ5位(1/27現在)の真鍋選手や日本代表の延岡出身のキャプテン南選手、そして宮崎出身の甲斐選手らの活躍で何とか一矢報いたいところ。大勢詰め替けた旭化成・スパーキッズの応援団も、地元にゆかりのある選手の活躍と、チームの勝利を信じて、割れんばかりの声援をおくっていた。(左:旭化成応援団 右:JT応援団)旭化成応援団 JT応援団

 さらに、旭化成・スパーキッズにとってはホームゲームという事もあり、選手入場時には地元小学校の生徒と手を繋ぎ入場。各選手達が生徒達のTシャツにサインを書いたときには、会場から「いいな~」との声が多数聞こえてきた。地元小学生にとってはいい思い出となったことだろう。(旭化成:南小学校、城小学校 JT:東海小学校、伊形小学校)
南小学校、城小学校 東海小学校、伊形小学校

 JTは加藤・尾上選手を温存しての1セット目、序盤は緊張からかなかなかホームの利を生かすことの出来ない旭化成だったが、丸山選手のサービスエースを皮切りに16-13とリードする。JTは途中から加藤選手を送り出すが、それでも細かい選手交代などで旭化成はつかんだ流れを離さない。最後は真鍋選手・甲斐選手の強打でこのセットを25-21とものにする。旭化成は、JTのガードナー選手をブロック・レシーブ等できっちりマークし、仕事をさせなかった。
「旭化成・スパーキッズ」vs「JT・サンダース」 「旭化成・スパーキッズ」vs「JT・サンダース」
旭化成・スパーキッズ - JT・サンダーズ 旭化成・スパーキッズ - JT・サンダーズ

 続く2セット目、自力に勝るJTが徐々に力を見せ付け始める。トスを加藤選手・直弘選手に散らすと、旭化成はなかなかブロックを絞りきれずサーブ等もミスが多くなる。また、サーブレシーブがきっちりセッターに返らない状況ではなかなかリズムに乗り切れない。しかし、1セット同様細かい選手交代でリズムを引き寄せた旭化成は、真鍋選手の強打でついに22-22の同点とする!ここでJTは尾上選手を投入。最後はJTのブロックが決まり23-25でタイスコアとした。ここまで、コンビプレーはJT、ブロックは旭化成と互いに見せ場を作っている。旭化成は、もっとサーブで崩していきたいところ。
旭化成・スパーキッズ - JT・サンダーズ 旭化成・スパーキッズ - JT・サンダーズ

 第1試合同様、セットの合間に両チーム応援団のチアリーダーがパフォーマンスを見せてくれた。ホームという事もあり、旭化成のチアリーダーの人数が多かった。
(左:旭化成チアリーダー 右:JTチアリーダー)
旭化成チアリーダー JTチアリーダー

 そして第3セット、旭化成は甲斐選手のスパイクサーブがなかなか入らない。9-14となったところで、早くも2回目のタイムアウトを取る。しかし、ここから真鍋選手のサーブ・バックアタック等で14-15と追い上げる。ここでJTは2枚換えで引き戻し、加藤選手のサービスエースで18-22と引き離しにかかる。が、このままでは終われない旭化成は、大坪選手のサーブで相手を崩し22-23と追い上げる。そして真鍋選手の強打が決まり遂に24-24のデュース!きっちりサイドアウトを取る両チームだが、26-26となった時、旭化成の丸山選手が痛恨の負傷退場!!そのまま、26-28とこのセットを落とした。
旭化成・スパーキッズ - JT・サンダーズ 旭化成・スパーキッズ - JT・サンダーズ

 マッチポイントのかかった第4セット、旭化成は南選手の速攻を主体に攻め立てる。その後もブロック・スパイク共に決まり、14-10となったところでJTのタイムアウト。JTは、疲れの見え始めた直弘選手・ガードナー選手を下げるが、凡ミスが続き上手く波に乗れない。が、自力に勝るJTはじわりと点差を詰め、その後旭化成のミスもあり19-19と追い上げる。たまらずタイムアウトをとる旭化成。直後の勝負どころになりそうな20ポイント目を上げたのは…甲斐選手をブロックに仕留めたJT!しかし、負傷した丸山選手に代わり出場した西沢選手がブロックを決め22-21とする!何とかこのセットをものにしたい旭化成だったが、最後はエース真鍋選手がブロックにかかり22-25でセットスコア1-3。JTが勝利した。
旭化成・スパーキッズ - JT・サンダーズ 旭化成・スパーキッズ - JT・サンダーズ

試合後のインタビュー JT・サンダーズ 加藤 陽一選手
JT 加藤陽一選手

-----試合の感想は?
土曜日なのに、多くの方に応援に来て頂いた中、勝つことが出来大変嬉しく思います。
-----プレー中に心掛けていることは?
チームワークを大事にしています。特に人を思いやる心を持ってプレーを心掛けていますね。
-----会場の皆さんに一言
全国からたくさんの方に会場に起こし頂き本当にありがとうございました。明日は宮崎市で開催されます。ぜひ明日も会場にお越しください!

あいさつ 旭化成・スパーキッズ  南 克幸主将
南 克幸主将
「たくさんのご声援本当にありがとうございました。勝利は出来ませんでしたが、明日こそはぜひ勝ちたいと思います。明日の宮崎市へもたくさんの方に来ていただきたいです。ありがとうございました!」

南選手の挨拶のあとは、旭化成・スパーキッズの選手達が地元ファンと握手をしたり、プレゼントを投げ込んだりといったサービスがあり、この日のプログラムは全て終了した。
地元ファンと握手 地元ファンと握手

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試合後の記者会見

旭化成・スパーキッズ 南・甲斐・真鍋選手
南・甲斐・真鍋選手

-----ホームでの敗戦。大変残念です?
南:ホームで負けてしまい大変残念です。なかなか勝てないが、今日は気持ちを一つにして自分達のバレーをある程度はやれたと思う。途中から入った高橋選手や西沢選手も冷静に戦っていた。気持ちを次に切り替えて、集中して行こうと思う。ただ、勝ちたかった…。
甲斐:チームの雰囲気は悪くない。小さなミスが多かった。個人的にもスパイクミスが目立った。明日も頑張る。
真鍋:ホームだけに勝ちたかった。うちの弱点である連続失点、ミスが多く非常に悔しい試合だった。明日はミスを減らして今日以上に頑張りたい。

-----宮崎出身のお二人は特に勝ちたかったのでは?
南:生まれはこちらなので父母の知り合いがたくさん来ていました。旭化成の街ということで、お客さんもたくさん来ていただき、またホームゲームという事もあり、会場の設営やチケット販売でたくさんの方にお世話になったので、恩返しの意味もこめて本当に勝ちたかったです。明日はリーグ首位のNECが相手ですが、いい形のリズムで勝ちたいです。
甲斐:先生とか知り合いが沢山来ていた中、結果が残せなかったのが悔しいです。

旭化成・スパーキッズ 山田監督
山田監督

-----セットカウント1-3だったが、より競った感じがある。
最後の詰めが甘く、25点目をとりきれない。スパイクが決まらなかったりトスが少しずれたり…ここ一番で結果が出せない。
-----ホームでも開催、勝ちたい試合でしたね。
あまり機会もないので、勝ってもっとアピールしたかった。
-----JTの印象について
4強を狙うチームだけあって、選手層が厚い。そんな相手と戦うので、いろいろ試行錯誤しているが、ある程度は出来たと思う。
-----前節の試合からのいい部分を維持していたのでは?
良いイメージ付けを、特にジャンプサーブを使う選手達に行なった。それについてはしっかり打っていたので出来ていたと思う。途中、サーブミスが多くなってきたが、攻めていかないとうちは厳しい。どんどん打たせていった。
-----明日のNEC戦について
どの試合でも全力で一試合一試合を120%出して戦っていきたい。うちは100%じゃ負けてしまう。残り20%をいかに出して行くか。良いパフォーマンスをしてこれからも頑張って行きたい。

~1月29日(日) 宮崎県武道館~
13:00より「東レ・アローズ」vs「JT・サンダース」
15:00より「旭化成・スパーキッズ」vs「NEC・ブルーロケッツ」

1月30日更新の試合結果はこちら

投稿者 pawaspo : 20:43 | コメント (0)

2006年01月26日

旭化成・スパーキッズ延岡入り!

 今週末の1月28日(土)、延岡市市民体育館で「第12回V.LEAGUE男子大会」が開催される。それにともない、本日16:00時より「V.LEAGUE」で活躍している、男子プロバレーボールチーム「旭化成・スパーキッズ」が同体育館で練習を行った。旭化成・スパーキッズにとってはホームでの試合という事もあり、28日の相手となる「JT・サンダース」には目下連敗中ではあるが、この日ばかりは負けられない!中でもキャプテンである南 克幸選手は延岡生まれ、そして甲斐祐之選手は宮崎市(宮崎工高)出身と、地元ファンからの声援がひときわ大きくなるホームゲームで「いいプレイがしたい!」と、練習後にインタビューの時間を割いていただき、地元宮崎のファンに向けて熱いメッセージをおくってくれた。
(撮影:松田 文:木原

旭化成・スパーキッズ 旭化成・スパーキッズ

V.LEAGUE男子大会宮崎スケジュール

1月28日(土) 延岡市市民体育館
13:00より「東レ・アローズ」vs「NEC・ブルーロケッツ」
15:00より「旭化成・スパーキッズ」vs「JT・サンダース」

1月29日(日) 宮崎県武道館
13:00より「東レ・アローズ」vs「JT・サンダース」
15:00より「旭化成・スパーキッズ」vs「NEC・ブルーロケッツ」


練習風景

 全体的な練習内容としては、ハードなものはなく、ボールを使ってのアップやランニング、ストレッチなどにタップリと時間をかけ、あとはトスやスパイク、サーブなど、これらの基礎練習を2時間かけて行った。チームにとってはホームの延岡という事もあり、選手間での掛け声も明るく、終始リラックスムードの中での練習だったが、基礎練習とはいえ、プレイに入ってからの集中力はさすがにプロのものだった。そして日本最高峰のリーグだけに、どの選手も実に綺麗なフォームでプレイしているのが印象的だった。学生時代バレーボール部だった自分としては、ついつい見惚れてしまう場面が何度もあった。

旭化成・スパーキッズ 旭化成・スパーキッズ
旭化成・スパーキッズ 旭化成・スパーキッズ
旭化成・スパーキッズ 旭化成・スパーキッズ

練習会場には、延岡工業高校男子バレーボール部と、延岡商業高校女子バレーボール部の部員達の姿があった。積極的にボールを拾っていたかと思えば、みんなでミーティングをしたりと、ただ見学にきていたわけではなさそうだったので、関係者に話を聞くと、28日の「第12回V.LEAGUE男子大会」では、ボランティアで会場設営や試合進行のお手伝いをするそうで、今日は打ち合わせを兼ねての集まりだったそう。しかし、なんにせよプロ選手達のプレイを直ぐ近くで見れるのは素晴らしいことだ。当日は選手達と一緒にいい試合を作っていってもらたいと思う。

学生達 学生達

ここで少し「旭化成・スパーキッズ」についてふれてみたい。下記は、関係者からいただいた資料から抜粋したもの。チームの歴史と近況がわかるので、ぜひ、ご覧いただきたい。

旭化成・スパーキッズ、チームの歴史

■チームの歴史
 創部は1946年8月。旭化成発祥の地、宮崎県延岡市に誕生した。1963年に9人制から6人制へ移行。1969年、第1回実業団リーグ(現・V1リーグ)を10戦全勝で制し、日本リーグ昇格を決めた。初参戦となった第4回日本リーグは10戦全敗で6位。入替戦を切り抜けて臨んだ第5回リーグでは4勝6敗、4位となった。翌1971年に本拠地を延岡から倉敷(水島)へ移転。翌年の第6回リーグは5位。さらにその翌年には千葉国体優勝、都市対抗(現・全日本選手権)で3位に入った。当時の大黒柱は東京(銅)、メキシコ(銀)、ミュンヘン(金)各オリンピックのメダリスト、南将之。その後、第7回リーグで6位となり、実業団リーグに降格。一時は地域リーグにまで転落したものの、1993年、南克幸の入社を機にチーム再建が軌道に乗り、第24回、第26回実業団リーグで2位。このときは入替戦に敗れVリーグ昇格はならなかったが、第29回案業団リーグで三たび2位となると、Vリーグが8チーム制から10チーム制へ移行するのに伴って自動昇格の権利を獲得。前身の日本リーグから数えて25年ぶり、悲願の1部リーグ復帰を果たした。Vリーグとなって初の参戦となった第5回リーグと、続く第6回リーグは決定力不足に泣き、最下位となったが、いずれも入替戦を切り抜けて残留。第7回リーグは司令塔・真鍋政義を軸としたバレーで最下位から脱出(7位)したが、第8~10回リーグでは8位に終わった。

旭化成・スパーキッズ 旭化成・スパーキッズ
旭化成・スパーキッズ 旭化成・スパーキッズ


インタビュー


~南 克幸キャプテン~

■氏名 南 克幸(ミナミ カツユキ)
■生年月日 1970-09-30
■身長 200
■体重 85
■指高 260
■出身地 宮崎
■出身校 宇部商高→法政大

南 克幸キャプテン

-----宮崎県・・・というか、ここ延岡生まれなんですよね
 そうです。みなさんもご存知の県病院で生まれました(笑)。当時は長浜に住んでいたんですよ!そういえば延岡の駅前にアスリートの手がた・足がたモニュメントがあるでしょ!あれ僕の手がたもあるんですよ!でもね、あれ本物の僕の手形より、1センチぐらい小さいんですよ!はじめ手がたをラバー状にして製作現場に運ぶんだけど、多分かなり距離があったから、縮んじゃったんじゃないかな~?だから本当の僕の手はあとひとまわり大きいですよ(笑)。

-----ホームでの試合、そして相手は連敗中のJTです
 昨年の試合でも、当日はたくさんの市民が応援に駆けつけてくれたので、フルセットまで粘り勝利することができました。やはり、地元のみなさんからの声援は大きいですよ!チームの調子も上がってきていますし、いいプレイをして会場を盛り上げたいとおもいます。

-----宮崎のファンへひとことお願いします
 宮崎でバレーボールをプレイしている学生さん達の目標になるような試合を見せたいですね!彼らが今よりも上を目指したくなるきっかけがつくれるように僕も精一杯プレイします。ぜひ試合を見に来てくださいね!

~甲斐祐之選手~

■氏名 甲斐 祐之(カイ ヒロユキ)
■生年月日 1978-07-17
■身長 190
■体重 85
■指高 245
■出身地 宮崎
■出身校 高岡中→宮崎工

甲斐祐之選手

-----地元の宮崎での試合です
 そうですね。やっぱり空気が良いというか、合いますね。ホッとできる環境があるんでしょう。

-----日本代表でもプレーされていますが
 代表チームとクラブチームでは自分の立場や役割は多少違いますが、どちらも重要なポジションなのでモチベーションは常に高く保っています。

-----今シーズンから旭化成に移籍されていますが
 昨シーズンまで堺ブレイザーズで4年間プレーしていました。環境が変わったので、チームメイトともコミュニケーションをたくさん取りながら、より高度な連携プレーが出来る様に頑張っているところです。今は常に密度の濃い時間を過ごしていますね。

-----地元宮崎の方へ、試合に向けて一言お願いします
 今回は延岡と宮崎で試合があるということで、特に小中高とバレーボールをやっている学生の方たちに何かを伝えられればと思います。自分は中学生の頃から、全日本を目指して頑張ってきました。常に何事にも負けない強い気持ちで、目標を高く持ちながら頑張ってほしいと思います。試合当日は、たくさんの地元の方が応援に駆け付けてくださると伺っていますので、ぜひとも勝利したいと思います。応援よろしくお願いします!

投稿者 pawaspo : 20:03 | コメント (0)

2006年01月23日

第37回高校バレーボール宮崎県予選

 「春高バレー」の季節到来!という事で、宮崎県でも”第37回全国高等学校バレーボール選抜優勝大会宮崎県予選大会”が県内各地の高校体育館にて開催された。日程は男女共に、1月21日(土)に1・2・3回戦が、1月22日(日)に準々決勝、準決勝が開催され、2月5日(日)宮崎市総合体育館にて、男女決勝戦が開催される。決勝戦に名乗りを上げたのは男子が「宮崎工業」と「日向学院」。女子が「延岡学園」と「都城商業」。今回の記事では男女ベスト16からの試合結果を下記にまとめてみた。昨年の夏、今年の”春高バレー”に向け、延岡市で開催された強化合宿をレポートしたが、その時のメンバー達も各地で活躍していることだろう。今思えばアッという間の出来事で、その間どれだけ課題をクリアし、準備が整ったかはわからない。すでに代々木に向けての本番は始まってしまった。
(レポート:松田秀人)

春高バレー予選 春高バレー予選

≪男子ベスト16≫
日向学院 (25,25) 2 - 0 (3,8) 妻
小 林 (25,25) 2 - 0 (12,15) 宮崎西
日章学園 (25,25) 2 - 0 (13,17) 延岡工業
都城泉ヶ丘 (25,25) 2 - 0 (9,11) 高千穂
宮崎工業 (25,25) 2 - 0 (11,11) 高 鍋
都城工業 (25,25) 2 - 0 (20,17) 宮崎北
福 島 (25,25) 2 - 0 (2,3) 都 農
小林西 (25,25) 2 - 0 (10,16) 日 向

≪男子ベスト8≫
日向学院 (25,25) 2 - 0 (14,16) 小 林
日章学園 (13,25,25) 2 - 1 (25,20,22) 都城泉ヶ丘
宮崎工業 (25,25) 2 - 0 (15,17) 都城工業
小林西 (25,25) 2 - 0 (20,16) 福 島

≪男子ベスト4≫
日向学院 (25,25) 2 - 0 (20,20) 日章学園
宮崎工業 (25,26) 2 - 0 (19,24) 小林西

≪男子決勝≫
日向学院 vs 宮崎工業 ~2月5日(日)宮崎市総合体育館


春高バレー予選 春高バレー予選


≪女子ベスト16≫
都城商業 (25,25) 2 - 0 (8,10) 小林商業
小 林 (25,25) 2 - 0 (20,6) 飯 野
宮崎農業 (25,25) 2 - 0 (20,20) 高 鍋
小林西 (25,25) 2 - 0 (10,12) 高千穂
宮崎日大 (25,25) 2 - 0 (9,8) 本 庄
日南学園 (25,25) 2 - 0 (11,9) 日南農林
宮崎北 (25,25) 2 - 0 (8,15) 都城東
延岡学園 (25,25) 2 - 0 (18,10) 延岡商業

≪女子ベスト8≫
都城商業 (25,25) 2 - 0 (14,11) 小 林
小林西 (25,25) 2 - 0 (18,17) 宮崎農業
宮崎日大 (25,25) 2 - 0 (23,16) 日南学園
延岡学園 (25,25) 2 - 0 (12,13) 宮崎北

≪女子ベスト4≫
都城商業 (25,25,25) 2 - 1 (12,27,13) 小林西
延岡学園 (25,25) 2 - 0 (19,16) 宮崎日大

≪女子決勝≫
都城商業 vs 延岡学園 ~2月5日(日)宮崎市総合体育館

■お知らせ
JA共済杯UMK中学校バレーボール選抜大会
開催日:2006年2月4日(土)、5日(日)、12日(日)
会場:宮崎県武道館、宮崎市郡内各中学校
主催:宮崎県バレーボール協会 UMKテレビ宮崎
協賛:JA共済連宮崎
後援:宮崎県体育協会、宮崎市、宮崎市教育委員会、
宮崎県教育委員会、宮崎日日新聞社

4日(土):開会式、歓迎レセプション
5日(日):男女1~3回戦
12日(日):男女準々決勝~決勝

会場詳細↓
宮崎県武道館、木花中学校体育館、日向学院中学校体育館
生目中学校体育館、生目南中学校体育館、生目台中学校体育館
宮崎北中学校体育館、住吉中学校体育館、清武中学校体育館

投稿者 pawaspo : 15:52 | コメント (1)

2005年08月14日

春の高校バレー、出発は夏の延岡合宿から!

 帰省ラッシュがピークを迎える8月10日(水)~15日(月)、延岡市民体育館では「女子高校バレーボール夏季延岡合宿」が開かれています。延岡学園高等学校主催のもので、今年で3回目を迎えます。この合宿には県内の女子バレーボール部だけでなく九州地区や大阪府、そして大学生のチームまでもが参加しています。
 高校総体が終わった今、高校バレーの次の目標は来年3月の全国高等学校バレーボール選抜優勝大会です。「春高バレー」に向けてレベルアップを図るため、優秀な監督・コーチ陣が見守るなか、内容の濃い練習や試合が行われています。
 10月にはおかやま国体があります。国体に向けて、延岡学園女子バレーボール部が中心となった国体宮崎県代表強化チームのトレーニングも行われています。
 8月13日(土)、「春高バレーの出発点!」という位置づけで1年生と2年生による新チームのトーナメントがありました。今回は13日の模様をレポートします。
(レポート:松田秀人)

延岡市民体育館 会場の中

 
延岡学園父母会の皆さんがフル回転

 主催は延岡学園高等学校女子バレーボール部。合宿場所は地元・延岡!――ということで、延岡学園父母会の皆さんが裏方を務めています。
 内容は選手や関係者の食事の世話から、遠方からやって来る学校の見送りまでさまざま。至れり尽くせりのサービスで合宿参加者がバレーに集中できるように、一致団結して協力しているわけです。
 じつはパワナビもお世話になりました。お昼ご飯や冷たい飲み物、スイカまでいただき、朝から夕方までの約8時間、夏場の体育館ではありましたが、ずいぶん快適に取材することができました。
 父母会の皆さま、ありがとうございました。
延岡学園父母会の皆さん 皆さん、フル回転です


吉田国昭さん(日立佐和女子バレーボール部監督)

 まずは、左の画像の女性。平川さんといいまして、父母会の方です。今回の取材で、パワナビとの連絡役としていろんな面で協力していただきました。
 右の画像には延岡ではおなじみ、延岡学園女子バレー部を高校総体に10回も導いた名監督・佐藤美智夫さんの姿があります。
 そんな2人の横にいらっしゃる方……。バレー通のアナタ、どこかで見たことはありませんか? そう、アトランタオリンピック日本女子代表監督の吉田国昭さんです。日本リーグではユニチカ、デンソーの監督を務められ、今年の3月にはVリーグ・日立佐和リヴァーレの監督に就任しています。
 吉田さんはフジテレビの春高バレーコーチングキャラバンの鹿児島テレビ担当ということで、今回の合宿に参加している鹿児島女子高と一緒に延岡入りしています。
平川さん、吉田国昭さん 吉田国昭さん、佐藤美智夫さん


佐藤美智雄さん(延岡学園女子バレーボール部監督)

 佐藤さんは延岡学園でバレーボール部の顧問を担当して30年。その間、高校総体に10回出場(ベスト16が最高)。春の高校バレーには8回出場(ベスト8が最高)している名将です。
 右下の画像は、先日の2005千葉きらめき総体でのひとコマ。佐藤監督が手にしているのは、今年で10回を数えた高校総体出場を称えられてのものです。

【佐藤監督のコメント】
 夏季の延岡合宿は今年で3回目になりますが、本日の大会を含め、この合宿の位置づけとしては春の高校バレーの出発点!と思っています。
 もちろん国体出場選手のレベルアップもありますが、メインはまだ経験の浅い新メンバーたちが県外の強豪チームと試合し、一緒に練習し、技術以外にも様々な面で交流をはかり、刺激し合い、総合的にレベルアップが図れればと思います。私たちが主体となって、この延岡で開催することにしています。
 延岡学園に関しては、新チームのなかに昨年からのレギュラーが4人残っているので、比較的にチーム作りは早いと予想できますが、チームカラーといった面は只今模索中です。そして国体宮崎県代表も延岡学園の選手が主となり、補強の意味で他校から3選手お借りし、チーム作りをしています。そういった意味では、今が一番忙しい時期ではありますね。
佐藤監督 高校総体での表彰


2005千葉きらめき総体(父母会撮影)

 2005千葉きらめき総体に延岡学園女子バレボール部が宮崎代表として出場しました。
 この大会は予選グループの勝者がそのまま決勝トーナメントに進出、敗者は敗者復活戦にまわるというものでした。
 延岡学園は8月7日、東金アリーナで行われた予選グループで岡山の就実と対戦して16-25、13-25でストレートの敗戦。敗者復活戦にまわりました。そして、香川の丸亀城西と対戦して25-11、25-8で快勝。決勝トーナメント進出を決めました。
 茂原市市民体育館で開催された決勝トーナメント初戦、相手は大分の東九州龍谷。1セット目を14-25、2セット目を18-25で落とし、高校総体を後にしました。
 この画像は、父母会の方の撮影による、高校総体出場時のひとコマです。
延岡学園の選手たち 入場式1
入場式2 ブロック!
アタック! リラックス


国体に向けての強化トレーニング

 延岡学園女子バレー部の国体宮崎県代表選手たちです。1・2年生の新メンバーによる本日のトーナメントに3年生は出場せず、国体に向けて九州女子大学、鹿児島第一幼児短期大学といった大学生選手たちと試合や練習をしています。
 右の画像でピースをしているのが、国体メンバーキャプテン・齋藤泰子さん(3年)です。

【齋藤泰子キャプテンのコメント】
 今年の国体宮崎県代表チームは延岡学園主体のメンバーのほか、都城商業から2人、泉ヶ丘高から1人の3人を補強メンバーとして構成されています。もちろん、全国制覇を目標にまずは精確なブロック、そして繋ぐといった基本を主に、気持ちは攻めて攻めて、攻めまくりたいと思っています。応援よろしくお願いします。
国体宮崎県代表 齋藤泰子さん
国体メンバーの試合 激しい練習


継ぎはぎだらけの応援旗

 「真心」と書かれた真紅の応援旗は、佐藤監督が就任してから30年間、試合のたびに掲げられるそうです。
 応援旗は修復に修復が重ねられています。裏側の継ぎはぎの凄まじさが、歴史を物語っています。
応援旗 旗の裏側


久光スプリングス

 この合宿には久光製薬スプリングスの田中俊文部長、山本辰正副部長の顔もありました。久光スプリングスはVリーグやアジア女子クラブ選手権で優勝経験のあるチームです。
 今日はほんと凄い顔ぶれで、パワナビは少しビックリしながら取材をしています。
田中俊文部長、山本辰正副部長 トーナメント組み合わせ


新メンバー(1・2年生)トーナメント大会 出場チーム

延岡学園高校(左) 延岡商業高校(右)
延岡学園 延岡商業

長崎聖和女学院(左) 福岡誠修高校(右)
長崎聖和女学院 福岡誠修

小林西高校(左) 鹿児島女子高校(右)
小林西 鹿児島女子

福岡九州女子高校(左) 大阪飛翔館高校(右)
福岡九州女子 大阪飛翔館

佐賀北高校(左) 熊本信愛女学院(右)
佐賀北 熊本信愛女学院


佐賀北高選手に聞いてみた…

 壁に向かってブロック練習をしている佐賀北高校の選手にあることを聞いてみた。
 それは、ボールケースの中に入っているちょっと変わったボール。なんとなく違和感があったので、見せてもらった。なんと、手縫いでいろんなメッセージが縫いこまれている。
 話によると、どうやら高校総体前に選手全員で作ったらしい。
佐賀北の選手たち 手縫いのメッセージ


さらに他の選手たちに聞いてみた…

 延岡学園高校(左)と福岡九州女子高校(右)の選手。彼女たちが首から下げているネックレスは、みな同じデザインで色は様々。
 何かの流行?…と思ったら、これはチタンネックレスといって、肩こりやスポーツ疲労に効くらしいことが判明した。
延岡学園の選手 福岡九州女子の選手


トーナメント1回戦~3回戦(準決勝)

 25点先取のラリーポイント制、3セットマッチで行われたトーナメント戦。昨年の優勝校・延岡学園と、昨年の2位・熊本信愛女学院はそれぞれブロック違いのシードとなった。
 変更事項として、1回戦を勝ち上がった大阪飛翔館高校がフェリーの時間がせまったため、3回戦進出を断念。敗者復活ということで、1回戦で敗れた福岡九州女子と鹿児島女子が対戦して鹿児島女子が勝利。大阪飛翔館の替わりに勝ち上がった。

【1回戦】
長崎聖和女学院 2-0 鹿児島女子高校
大阪飛翔館高校 2-1 九州女子高校
佐賀北高校 2-0 延岡商業高校
小林西高校 2-1 福岡誠修高校

【2回戦】
延岡学園高校 2-1 小林西高校
熊本信愛女学院 2-0 長崎聖和女学院

【3回戦】
熊本信愛女学院 2-0 鹿児島女子高校
延岡学園高校 2-0 佐賀北高校
アタック アタック!
声を出す ブロック!
声援を送る スタンドから
ブロック! 受ける
試合後の握手 声を出す


お昼休み

ピース ピース!
ストレッチ中 昼ごはん


決勝戦第1セット

 決勝戦は昨年と同じ、延岡学園vs熊本信愛女学院になった。
 コイントスで信愛がサービスを取る。ホイッスルから延学が2ポイント連取。アタックが良く、粘り強い守りからチャンスをうかがっている。
 対する信愛は序盤からミスが多い。なかなか自分たちのリズムをつかめない。1-8となったところで、信愛が1回目のタイムを取った。しかし、延学のダイナミックなアタックが決まって、1-10と点差が広がってしまう。ここでたまらず、2回目のタイムアウト。監督は「リズム」という言葉を選手に連呼している。
 これがいいキッカケになったか、信愛のサービスが鋭く決まりはじめ、チームにリズムが出てきた。このサービスをキカッケに、一気に盛り返す。最大で9ポイントあった点差が14-19までになった。
 ここで一息入れようと、延学がタイム。しかし、信愛の勢いは止まらない。19-21と2ポイント差まで詰め寄る。さらに信愛が得点、ついに1ポイント差となったところで延学・佐藤監督から「思い切り行くところは自信をもってしっかりいけ!」と檄が飛ぶ。
 すると、やや萎縮したようなモーションで破壊力のなかった延学のアタックが強烈になった。何かが吹っ切れたような、気持ちのいいアタックだった。
 これを機に持ち直した延学が25-21で第1セットを先取した。信愛は序盤のミスが痛かったか。
コイントス 礼!
信愛のアタック 延学のブロック
佐藤監督の檄が飛ぶ タイム中の信愛


決勝戦第2セット

 コートをチェンジしての第2セット。「リズム! リズム!」と信愛ベンチから檄が飛ぶ。
 1セットと変わって、今度は信愛がスタートから2ポイント連取。信愛4-3延学で迎えた序盤に長い攻防があった。最後は信愛のアタックミスで終わり、ここからまた延学のアタックに勢いが出始めた。
 しかし、信愛のサービスも厳しいところを突いて、効果的にポイントを上げている。1セット目とは打って変わって、第2セットはシーソーゲームだ。
 10-10の同点となったところで、奥のコートで練習していた延学の3年生たちが応援に駆けつけた。そして、大声援を送る。
 13-13。それにしても、お互いよくボールを拾う。信愛のサービスは相変わらず鋭く、延学のアタックは強烈だ。
 15-15。信愛のアタックが決定打になると思われたが、延学が執念で拾った。延学がこのとき、強引に流れを引き寄せた。なんと、信愛のサービスにミスが出始める。
 17-16で延学がリード。ここで信愛がトスミス、2点差に広がる。信愛は気持ちを切らさないように自らを奮い立たせ、延学に食らい付いていく。差が広がらない。
 19-18で延学が1点リード。ここで、たっぷりとタメの効いたアタックが延学から飛び出す。信愛は触ることができなかった。さらにもう1本、ノータッチアタック。気分を良くしたか、延学のブロックも決まりだす。
 延学が22-18と一気に4点リード。ここで信愛はタイム。
 しかし、反撃もここまで。最後は延学の豪快なアタックが決まり、25-21で2セット目も延学がゲット。3年連続の優勝を決めた。
延学のブロック 延学のアタック
3年生の応援 佐藤監督の檄
食らい付く信愛 決着
結果 勝利のV!


 この夏季合宿は何をどのくらい吸収し、感じたかによって来年の春が決まってくるとも言われるほどに大切な数日間です。
 子供たちはもとより、県内外の学校がこのような形でたくさん集まり、一緒に練習し、刺激し合えるような環境を作っている関係者皆さんの努力にも頭が下がりました。
 高校野球の取材でもそうでしたが、1つの勝利の重さはTVで試合を観ているだけではわからないとつくづく感じさせられました。
 合宿に参加した選手たちは、まずは国体に向けて頑張ってほしいと思います。今日は本当にお世話になりました。

(取材&撮影:パワナビ、編集:てるKUN)

投稿者 pawaspo : 03:51 | コメント (0)


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