【大関】
　東は千代大海、西が魁皇、東の張出が栃東。新大関の琴欧州は西の張出に付けられた。世間的知名度と人気が急上昇しているので、注目は大きい。栃東はカド番となる。

【三役】
　三人がスライドして上がっている。東関脇が琴光喜、西関脇が白鵬、東小結が旭天鵬。西小結は玉乃島。このなかで期待するなら、やはり白鵬。琴欧州に先を越された大関獲りを目指す。1年前の力を取り戻せばだけど…。

【幕内上位】
　大関3人を倒した雅山が東前頭筆頭。西は時天空。ついにこの位置まで上がってきた。今場所は横綱との対戦も実現する。
　2枚目は露鵬と黒海の欧州コンビ。琴欧州に1人先を越された形だ。初の三役を目指すも見方は厳しい。特に黒海は相変わらず雑な相撲で、上位相手だと馬力が活かせなくなる。
　他に注目は4枚目まで上がった白露山(露鵬の実弟)、先場所では負け越しながらいい相撲を見せた安馬か。9枚目前後には普天王、稀勢の里、豊ノ島、琴奨菊ら日本人若手がいる。

【幕内⇔十両】
　幕内に上がったのは栃栄、豊桜、北桜、時津海、嘉風の5人。このなかで嘉風だけが新入幕。十両は3場所での通過となる。逆に十両から落ちたのは隆乃若、霜鳥、玉飛鳥、栃乃洋。

【幕内下位】
　若の里が東前頭16枚目。2場所の休場で下手すれば十両……という位置まで落ちてきた。実力は間違いなく三役クラス。もし万全なら優勝争い(下位が相手だけに)。とにかく怪我の回復次第か…。

【十両⇔幕下】
　十両に上がったのは6人。琴春日、猛虎浪、豊真将、若麒麟、里山、須磨ノ富士。猛虎浪、豊真将、里山が新十両だ。幕下に陥落したのは鶴竜、千代天山、白石、把瑠都。白石は位置的に1場所での十両復帰は厳しい。把瑠都は上がるだろう、いや上がってほしい！

【幕下】
　全勝優勝した澤井が西2枚目まで上がってきた。勝ち越せば来場所、いよいよ関取となる。把瑠都との対決は楽しみだ。上位には新十両を狙う寶智山、高見藤もいる。
　澤井のライバル・影山も西12枚目まで上げている。チェコ出身・隆の山は西29枚目に下がった。バリバリの幕内だった追風海が怪我で西49枚目まで落ちてることに、大相撲の厳しさを感じずにはいられない。

【宮崎出身の力士】
　宮崎出身の関取がいないのは変わらず。すべて取的。曹が｢萬華城｣、武田が｢二十城｣に改名している。
　幕下は2人に減った。三段目は陥落した千代の花を含めて4人に。注目は萬華城。勇大や岩永と同期の平成生まれで、体重はなんと210kg！(勇大に教えてもらった)　平成生まれでの三段目は初か？　番付をグングン上げている。序二段は9人。足踏みしている力士が多い。序ノ口の2人は若いのでまだまだこれからだろう。

≪幕下≫東西1～60
東30枚目　春日国(かすがくに、春日山)　東38枚目からアップ
西24枚目　郡山(こおりやま、三保ヶ関)　西28枚目からダウン

≪三段目≫東西1～100
東20枚目　千代の花(ちよのはな、九重)　幕下東59枚目から陥落
東67枚目　男佑(だんゆう、二十山)　東52枚目からダウン
西83枚目　大瀬海(おおせうみ、阿武松)　東66枚目からダウン
西98枚目　萬華城(まんかじょう、春日山)　三段目東18枚目から昇進

≪序二段≫東西1～124
東16枚目　幸の富士(こうのふじ、湊)　西33枚目からアップ
東32枚目　魁慎鵬(かいしんほう、友綱)　東54枚目からアップ
西35枚目　安寿(あんじゅ、安治川)　東8枚目からダウン
西38枚目　時桜(ときざくら、中村)　東61枚目からアップ
東72枚目　春日湖(かすがうみ、春日山)　西26枚目からダウン
西83枚目　都富士(みやこふじ、湊)　序ノ口西6枚目から昇進
東94枚目　玉新山(たましんざん、片男波)　序ノ口西16枚目から昇進
東102枚目　二十城(はたちじょう、二十山)　序ノ口東8枚目から昇進
西112枚目　勇大(ゆうだい、陸奥)　序ノ口西19枚目から昇進

≪序ノ口≫東西1～東38
東28枚目　金井(かない、陸奥)　東24枚目からダウン
東30枚目　岩永(いわなが、陸奥)　東30枚目から変わらず