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2005年10月30日

九州実業団女子駅伝は九電工が4連覇 [ ]

 10月30日(日)、熊本県の大津市で「九州実業団対抗女子駅伝」が行われた。
 コースは本田技研熊本を周回する6区間、42.195km。出場したのは3年連続優勝の九電工、十八銀行、TOTO、サニックス、ナンチク。宮崎からは旭化成と沖電気。これに沖電気や旭化成などの選手による混成チームの計8チームで争われた。
 レースは1区と2区で旭化成と沖電気がリードするも、3区でサニックスがトップに。しかし、九電工が5区で首位にたって逃げきり、4連覇を達成した。
 1位の九電工、2位の旭化成、3位の十八銀行、4位の沖電気、5位のサニックスが12月11日(日)に岐阜で行われる「全日本実業団対抗女子駅伝大会」に出場する。

 テレビ中継を見たので、各区間の流れと感想を。

【1区・6.6km】
 気温は17.1度、湿度は51%。長距離レースにとっては暑めのコンディションで陽射しも強い。
 旭化成は昨年区間賞の宗由香利(21歳)。1500mで日本ランキング2位の選手だ。沖電気は山田幸代。九電工はケニア出身のパウリン。
 各チームダンゴ状態も、TOTOが遅れだす。初出場のナンチクは最後尾。
 残り1kmで宗がスパートするけど九電工、沖電気、十八銀行が喰らいつこうとする。でも、宗が抜け出して1位でたすきを渡した。沖電気の山田は2番手。

【2区・3.45km】
 旭化成の梅田樹里(九州女子高出身、19歳)に、沖電気の山元愛が付いていく展開。2人が後続を引き離している。九電工は5位と低迷。でも、昨年も前半がダメだったのに、最後の2人が逆転している。
 終盤、山元が梅田に迫る。山元はキレイなフォームとはいえないけど、粘る。そして、1位でたすきをつないだ。沖電気もすぐに続く。

【3区・10.0km】
 前半のヤマ場。旭化成はキャプテンで、名古屋での初マラソンを予定している上田美恵。沖電気は平良茜。
 この2人にサニックス、ケニア出身のエバリン・キムエイ(18歳)が迫る。千葉国際駅伝のケニア代表に決まっている、九州ではトップクラスのランナーだ。クロカンで鍛えられてるだけに、高低差にも強い。このキムエイが平良を抜き、そして3.37kmで上田も抜いた。
 キムエイが後続を離していくなか、十八銀行の扇まどかが順位を上げる。九電工もジリジリと4位の沖電気に迫る。沖電気の平良は足が上がっておらず、苦しい。
 トップでたすきを渡したのはサニックス。36秒遅れの2位が十八銀行。47秒遅れで3位が旭化成、1分6秒遅れで4位の沖電気。九電工が5位。6位のTOTOは完全に圏外。

【4区・4.1km】
 サニックスのランナーは樋口智美。サニックスはキムエイが作った貯金をどれだけ守れるか? 順位の入れ替わりが激しい九州女子駅伝だけに、後続はまだチャンスがある。
 たすきを1位で渡したのはサニックス。旭化成は瀬戸口麻美、沖電気は野呂かおりが走った。

【5区・11.26km】
 最長区間の5区。昨年、ここから九電工の逆転劇が始まった。今年も同じ2人が控えてるので、チャンスは十分だ。
 旭化成の西薫が先頭に迫る。九電工の西尾麻耶(3年連続区間賞)、沖電気の宮内洋子(姉)も上がってきた。5チームの大混戦。このなかでサニックスが脱落。キムエイの貯金を早くも使い果たしてしまった。
 九電工の西尾は5.38kmで旭化成の西、5.60kmで十八銀行をかわしてトップに立った。これに西が喰らい付く。しかし終盤、西尾がスパートして離した。
 1位は九電工。10秒遅れの2位が旭化成。3位の十八銀行は23秒、4位の沖電気は40秒遅れ。

【6区・6.785km】
 いよいよ最終区間。九電工は昨年と同じ、橋本尚子(23歳)。旭化成は松橋高出身で18歳のルーキー、下川智子。この2人の勝負だ。沖電気は宮内宏子(妹)がアンカー。
 先頭争いは橋本がジリジリと離しにかかる。下川は顔をゆがめながらついていく。このまま差は縮まらず、橋本がトップでゴールイン。九電工が4連覇を達成した(旭化成が昔やっている)。悔しい2着に旭化成。3着は十八銀行。沖電気は宮内が追い上げるも、4着がやっとだった。

【結果】
1着 九電工 2時間18分59秒
2着 旭化成 2時間19分8秒
3着 十八銀行 2時間19分31秒
4着 沖電気 2時間19分36秒
5着 サニックス

【感想】
 九電工が4連覇を達成した。しかも昨年と同じく、5区と6区の2人で逆転してのもの。他の選手がそろえば楽勝できると思うのだけど。
 旭化成は悔しい2着だった。しかし、若い選手にはいい経験になったし、これから上昇していけると思う。十八銀行は力を付けて来ている。これからも有望な選手が入ってくるようだ。沖電気は4着。旭化成もそうだけど、長距離区間で強さを発揮できるランナーがいれば違ったと思う。サニックスはキムエイの快走を活かせなかった。
 以上の5チームが12月11日(日)の「全日本実業団対抗女子駅伝大会」(岐阜)に出場する。しかし、九州のチームは全国レベルでは厳しいようで、昨年はさしたる存在感を示すことはなかった。今年はどれだけやれるだろうか。
 九電工の4連覇に終わったけど、他のチームが力を付けてるので、来年はまだ混戦になると思う。

投稿者 pawaspo : 18:07 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月28日

てるコラ(6) 中央競馬の騎手1次試験 [ ]

 25日(火)、千葉県白井市の競馬学校で中央競馬騎手課程の1次試験があった。内容は筆記と身体測定。合否は11月17日(木)に発表され、合格者は来年2月7日と8日に行われる2次試験に進む。ここで合格すれば、中央競馬所属の騎手としてデビューすることができる。
 今年受験したのは34名だった…と思う。大部分が地方競馬所属の騎手だ。中央競馬と地方競馬では年収に格差があるし、地方競馬は廃止問題で先が見えない状況にある。移籍できるなら移籍したいという騎手は相当にいるはずだ。
 「5年間でJRAで年間20勝を2回」という条件をクリアすれば、1次試験免除で2次試験合格というのも可能。これまでに安藤勝己(笠松)、小牧太(兵庫)がこれで移籍した。今年度は岩田康誠(兵庫)、吉田稔(名古屋)が移籍する可能性が高い。しかし、これはまず中央競馬での騎乗機会が得られる環境にないと達成できない。岩手や九州は難しく、福山は高知は事実上不可能。となると、1次試験(筆記試験)を受けるしかないけど、これがまた難関。たとえば、過去に通った高校や大学をもう一度受験するようなものだろう(自分は無理)。ところが、一昨年は赤木高太郎(兵庫)が、昨年は柴山雄一(笠松)が猛勉強で通過した。特に柴山は笠松では有望な若手の1人にすぎず知名度は低かったのに、JRA移籍初年度でリーディング上位という大活躍だ。柴山の活躍は多くの騎手の励みになってるのではないだろうか。
 今年はホッカイドウ競馬の五十嵐冬樹などが受験している。理想は「中央⇔地方」「地方⇔地方」の壁がなくなり、自由に騎乗できるシステムである。それが実現するまで、地方騎手たちは試験を受け続ける。

投稿者 pawaspo : 18:32 | コメント (0) | トラックバック

てるコラ(5) ダートにも強い馬います [ ]

 21年ぶりとなる無敗の三冠馬の誕生で3歳芝路線は盛り上がったけど、ダート路線にも強い馬がいる。明日(29日)の武蔵野ステークス(3歳以上GIII、東京、ダート1600m)に出走するカネヒキリだ。
 カネヒキリは父フジキセキ、母ライフアウトゼアという血統。これまでの戦績は芝で3敗しているけど、ダートに限っては6戦6勝。6月から3歳限定のダート重賞、ユニコーンステークス(東京GIII)→ジャパンダートダービー(大井GI)→ダービーグランプリ(盛岡GI)を連勝している。3歳ダートのGIは2つしかないので、レベルの高い中央唯一の3歳ダート重賞であるユニコーンSを“一冠”と考えれば、ダートでは無敗の三冠馬ということになる。ちなみに、厩舎は違えど、馬主(金子真人氏)と騎手(武豊)はディープインパクトと同じだ。
 武蔵野Sは古馬とは初めての対戦となる。ヒシアトラス、アジュディミツオーといった強豪も出てくる。ここを勝つようなら、ジャパンカップダートでも面白い存在になるし、今後のダート路線の主役となりえる。
 それにしても、今年の3歳ダートは層が厚かったと思う。春から強い馬(ドンクールなど)がいたし、夏になっても新しい馬(サンライズバッカスなど)が出てきた。短距離ではアグネスジェダイが古馬相手に重賞を連勝している。これで地方サイドにも強いのがいたら面白かったんだけど…。羽田盃と東京ダービーを連勝したシーチャリオットが来月の京成盃グランドマイラーズで復帰するようなので、そこでどれだけやれるか…かな。

投稿者 pawaspo : 15:18 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月26日

宮崎市民体育大会(サッカー) [ サッカー ]

 23日(日)、「第58回宮崎市民体育大会 サッカー一般の部」の決勝ラウンドが生目の杜運動公園・多目的広場Bで開催された。
 予選リーグを勝ち上がったのは6チーム。決勝リーグAはFC増田、宮崎メディカル、N.P.F.C。決勝リーグBはサザンクロスFC、宮崎県庁SC、田野ウィングス。30分ハーフの総当たり戦で、各パートの優勝チームを決める。
 会場ではコートを2面使って、同時に試合を行う。自分は今回、県1部リーグに所属する3チームが集まったBパートに注目することにした。
田野 vs サザンクロス 県庁 vs 田野

 
FC増田 vs N.P.F.C FC増田 vs 宮崎メディカル


田野ウィングス vs サザンクロスFC

 県1部リーグ7位のサザンクロスFC1974(青)と、5戦5敗で最下位の田野ウィングス(白)。田野は助っ人が、サザンクロスは鵬翔高校出身の若い選手がいる。田野は8番と16番が2人いる…。
 前半はサザンクロス、後半は田野の攻勢が目立った。田野は浮かすボールで同点に追いつき、相手ディフェンスが薄いときに左からのクロスで逆転した。
 個人技ではサザンクロスが上だった。ただ、お互いにミスが多かったし、ディフェンス能力は高くなかった。3-2というスコアで落ち着いたのは、入るシュートを外しまくったからだ。

田野ウィングス 3 - 2 サザンクロスFC
 (前半1-1、後半2-1)
田野 vs サザンクロス


宮崎県庁SC vs サザンクロスFC

 宮崎県庁サッカークラブ(縦縞)はリーグ5位。前日は結婚式があったようで、二日酔い気味の選手もいるようだった。
 前半は県庁ペース。県庁がボールをポンポンつなぐ。右サイドからのシュートで先制。その後もチャンスをどんどん作る。ところが入らない。決定力があまりにも低い。左からのクロスをフリーの選手がヘッドで押し込んで2点目。こんな感じで決まればいいのに…。
 後半、サザンクロスの9番が右から持ち込んで1点を返す。サザンの追い上げムードかな……と思ったけど、15分に県庁が右からのクロスで3点目。県庁はその後もチャンスは作るけど、点が入らなかった。試合としては1試合目より面白かった。

宮崎県庁SC 3 - 1 サザンクロスFC
 (前半2-0、後半1-1)
県庁 vs サザンクロス


宮崎県庁SC vs 田野ウィングス

 1勝同士の優勝決定戦。しかし、県庁の圧勝に終わった。特に後半は開始直後に県庁がいきなり得点して、それから早い内に3点を入れた。
 田野はディフェンスがボロボロ、中盤はバラバラ、そして前線は何もできなかった。そういう状態では「つなぐ」ことを心がけてプレーしてくるチームには勝てない。ディフェンスは相手の攻撃に対応できず。縦のパスがラインを抜けるのを許すし、ドリブルでも突破されていた。後半の途中からはディフェンス3人を後ろのラインから動かさないようにした。ゴールキーパーがクリアしようとした球を同時に蹴られて失点……というのもあった。前線は何度か決定的チャンスはあった。しかし、決めれなかった。個人技で持ち込もうとしてたけど、それは県庁ディフェンスにことごとくカットされていた。チームの士気もだし、運動量も落ちていた。
 ただ、県庁はもっと得点できたはず。「これは入るだろう」という場面で何度はずして、自分は何度ずっこけたことか。

宮崎県庁SC 6 - 0 田野ウィングス
 (前半2-0、後半4-0)
県庁 vs 田野


自分の感想

 このなかでは、県庁が抜けて強かった。フィジカル面が優れているわけでもないし、個人技が特に高いわけでもない。30代の選手が多い。じゃあ、何が強かったかといえば「チームプレイに徹していた」こと。ボールをつないでゲームのリズムとチャンスを作っていた。こういうサッカーは観ていて面白い。ディフェンスも今日のチームのなかでは高いほうだった。前線については、(このレベルなら)突破力があった。ダメなのは「決定力のなさ」。ペナルティーエリアに持ち込んでも、ゴールネットには刺せない。あまりにも精度が悪かった。決めるときは鮮やかだったけど。
 サザンクロスは個人技が(このレベルでは)あるほうだった。助っ人かどうかわからないけど、若い選手がいるのだし、運動量を活かせたらどうかと思う。あとは、サイドを使うべき。中盤右サイドでハーフの選手がボールを持って「さあ、これから攻めるぞ」というとき、右端のスペースが空いてるのにまったく使ってなかった。あそこは右サイドバックが上がっていけば絶好機が作れると思うんだけど。JFLの愛媛FCのように。
 田野ウィングスについては話せることはない。リーグ戦でもこの調子なら厳しいのでは……と思う。
 この日出ていたチームに共通するのは、ディフェンスが弱いかなぁ……と。あとは、スペースの使い方では。
 今度は県リーグのリーグ戦を観てみたいっす。

投稿者 pawaspo : 12:51 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月24日

てるコラ(4) 無敗の三冠馬のディープなインパクト [ ]

 23日の菊花賞(3歳GI、京都、芝3000m)でディープインパクトが勝ち、シンボリルドルフ以来21年ぶりとなる無敗の三冠馬となった。
 レースは最後の直線、前を行くアドバイヤジャパンをなかなか捕えられないかに見えたけど、残り200mでグングンと追い上げて逆転。この馬の桁違いの強さを改めて見せつけられた。強烈なプレッシャーのあるなか、落ち着いた騎乗でディープを三冠馬に導いた武豊もさすがだった。
 そして、ディープインパクトを無事に菊花賞に送り出した厩舎関係者にも賛辞を送りたい。どんなに強くても出走できなければアウト。ダービー直後から陣営の戦いは始まっていたのだ。

 今回のディープインパクトは世間的盛り上がりも大きかった。皐月賞制覇からテレビ番組で取りあげられたし、菊花賞は追いきりがNHKでも報じられ、レースの結果はトップニュースだった。
 この日の入場者数は約13万人。菊花賞の売上は前年比12.2%増の257億4952万9800円で、うち89.21%がディープ絡みというフィーバーぶりだった(穴党としてはキツイ)。高知競馬のハルウララもそうであったように、売上増の取り組みが上手くいかなくても、1頭のスターホースがいれば馬券は売れてしまうし、世間にもアピールできる。まあ、意地悪に言えば「一時的なもの」だけど。
 近年は春に活躍した有力馬が天皇賞(秋)に向かったり、菊花賞はどこか疎かにされている傾向があった。しかし、今年は菊花賞というレースが輝いた年になった。

投稿者 pawaspo : 10:19 | コメント (3) | トラックバック

2005年10月23日

フェニックス・リーグが終了 [ 野球 ]

 10日から23日まで、2日の休養日を挟んで開催されたフェニックス・リーグが終了した。
 昨年までプロ野球の秋季教育リーグは高知と宮崎に分かれて開催されていたけど、今年からは12球団すべてが宮崎に集まった。天候については前半は雨天中止などあったけど、後半は好天に恵まれた。
 ファームの選手主体だけど、日本シリーズをひかえた阪神タイガースの主力が出場したり、ジャイアンツの原新監督が視察に訪れるといった話題もあった。試合については投球モーションが厳しくなるので、セットポジションで投げるピッチャーが多かった。
 ところで、自分が今週やっていた短期バイトとは……じつは、フェニックス・リーグのグランドボーイ。落ち着いたら、バイトの話を書きます。
中日 vs 日本ハム 湘南 vs 福岡SB

【順位表】サッカーの勝ち点方式の場合
1位 北海道日本ハムファイターズ(8勝2敗1分)
2位 阪神タイガース(7勝3敗1分)
3位 湘南シーレックス (6勝4敗1分)
4位 東北楽天ゴールデンイーグルス(5勝1敗4分)
5位 広島東洋カープ(5勝4敗1分)
6位 千葉ロッテマリーンズ(5勝5敗)
7位 ヤクルトスワローズ(4勝6敗1分)
8位 中日ドラゴンズ(4勝5敗)
9位 サーパス神戸(3勝3敗3分)
10位 インボイス(3勝7敗)
10位 読売ジャイアンツ(3勝7敗)
12位 福岡ソフトバンクホークス(1勝8敗)

投稿者 pawaspo : 22:22 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月16日

サッカーJFL後期第8節、ホンダロックは愛媛に敗れる [ サッカー ]

 後期第8節が行われた。15位のホンダロックSCは16日(日)、首位の愛媛FCと宮崎県総合運動公園陸上競技場で対戦。前半は自分たちのペースで0-0のイーブンも、後半は開始早々や終盤などに得点されて0-3で敗れた。
 次節、ホンダロックSCは10月23日(日)、11位の佐川印刷SCと立山城総合運動公園太陽が丘陸上競技場で戦う。

愛媛FC 3 - 0 ホンダロックSC
 (前半0-0、後半3-0)
ホンダロックSC 愛媛FC
ラフプレー 1点目の直前

 
愛媛FCとは?

 愛媛FCのスタートは1970年。松山フットボールクラブとして発足した。1987年に愛媛県リーグから四国リーグに昇格。1993年に母体となる愛媛フットボールクラブが立ち上げられ、チームの名称も変更した。JFLには2001年から参加している。ホームは松山市の愛媛県総合運動公園陸上競技場、チームカラーは今年から愛媛みかんのオレンジになっている。
 愛媛FCといえばJリーグ加盟を目指していることで大きな注目を浴びている。Jリーグ入りを検討し始めたのは2003年。この年は母体企業の設立の目処やスタジアムの改修計画がまとまらずに頓挫した。翌年は5位という成績、そして運営組織の問題を指摘されてアウト。
 今年は6月28日にJリーグ加盟の仮申請書を提出。8月29日にはJリーグによるヒアリングが終了。しかし、9月20日に鈴木チェアマンからホームスタジアムの問題などを指摘されてしまう。これへの対応は素早く、行政サイドが改修のための予算を計上して29日に正式に加盟を申請。10月7日には愛媛県知事と松山市長がチェアマンを訪問。あとはJFLで2位以内という条件を満たすだけ――というところまで来ている。
 成績は15勝5敗2分でリーグ首位。選手は30歳の友近が柱で、Jチーム出身選手が多い。
 チームのファンに対する動き、そしてサポーターの動きも活発で、さまざまなイベントを実施して、観客動員もなかなか多い。
旗だらけ


対するホンダロックSC

 リーグ16チーム中15位のホンダロックSC。JFL昇格初年度は下位に苦しんではいるものの、先日の天皇杯3回戦で栃木SCを破り、4回戦での鹿島アントラーズ戦を決めている。
 今回は南光太が累積で出場停止。これが不安材料ではあった。


さあ、キックオフ

 この日の天気は快晴。会場には522名の観衆が集まった。ホンダロックSCサイドは相変わらずの赤いサポーターたち。愛媛サイドは人数は少ないものの熱心なサポーターがいて、スタンドに大きなフラッグを何枚も飾っている。
 12時50分すぎ、ボールボーイの大宮高校サッカー部員がスタンバイして、選手たちが宮崎少年サッカー団の子供たちと手をつないで登場。13時にキックオフの笛が鳴った。
入場 握手
ホンダロックスタンド 愛媛スタンド


前半

 序盤からホンダロックペース。右サイドで細かいパスをつなぎ、11番・落合がシュートを放つ。愛媛は5分過ぎに右クロスからのチャンスを作るも、シュートは打てず。
 10分過ぎ、ロックがコーナーキック(CK)を得る。これは頭が合わず。しかし、ゲームはロックの流れ。パスがよくつながってるし、ディフェンス(DF)が落ち着いて対処している。ロック、フリーキック(FK)は合わず。
 愛媛は両サイドバックがよく上がってくる。サイドから持ち込んで、ボールをセンターに上げてチャンスを作っている。これは試合全体を通じて見て気づいたことだけど、ディフェンスのラインがワイド。この両端の前にスペースがあり、ここを積極的に活かしてくる……というか徹底している。
 しかし、愛媛は前線がなかなか仕事できない。ロックがボールを持たせないし、シュートも打たせない。DFが封じているし、ゴールキーパー・川島の好セーブも目立つ。オフサイドもある。
 ロックはボールをゴール前までに持ち込む。20分過ぎ、10番・大串がヒールでパスを出すもこれは合わず。25分過ぎには25番・水永がヘッドで打つもバーの外。惜しい場面がつづく。愛媛も右からクロスを上げるも川島にキャッチされ、16番・赤井が左からボールを上げるも活かせず。お互い、なかなか決定打とならない。
 35分過ぎ、大串にイエローカードが出る。場内からは「切り替えろ!」と声が飛ぶ。ロックは愛媛のボールをカットしてチャンスを作るも、もう一押しが足りない。
 愛媛は友近らにボールがなかなか渡らない。23番・猿田がドリブルで切り込もうとするも、ロックDFに止められる。40分過ぎには27番・金守が水永を後ろから倒してイエローをもらった。
 終盤、ロックにビッグチャンス到来。ペナルティーエリア前のFK。これを大串が蹴って、ボールは見事に枠の中へ……と思ったら、キーパーが上手くはじいた! これはほんと惜しかった…。その後のCKはヘディングシュートが逸れてしまった。ここで得点していれば……と思う。
 終了間際、落合が倒されてタンカで運ばれた。
大串のフリーキック ゴール前の交錯


後半

 ロックは「最初から集中ぞ!」と声を掛け合う。しかし……。
 後半1分、愛媛の左からのクロスを19番・永富が小さく折り返し(川島が永富に飛び掛ってゴールはがら空き)、フリーの猿田がシュートして先制! DFの対応に手違いがあったか?
 ここからゲームは愛媛FCに変わる。CKなどでどんどん攻める。ロックDFは集中力が定まってないか? 5分過ぎにクリアしようとしたボールを空振ってしまう。これを愛媛の赤井がシュート。これはキーパー川島が左にジャンプして見事にキャッチした。危ない。
 愛媛は前線がすいぶんと動き、そしてボールを持てるようになった。猿田はスピードもあるし、テクニックを活かしている。ロックは11番・落合に替えて14番の池田を投入。
 10分過ぎ。愛媛は左サイドからの攻撃が多い。猿田→濱岡とボールをつなぐけど、ロックDFがなんとか止める。ロックの攻撃はなかなか大串に合わない。
 15分過ぎ、水永がボールをカットしてカウンターを仕掛けるもキーパーに止められる。20分過ぎ、ロックの白川が脚を痛めてしまう。愛媛は友近に替えて、33番の田中を投入。ロックは5番の城が外れて、29番の大脇が入る。
 25分過ぎ、ロックは細かいパスつなぎから大串がセンタリング。しかし、大脇に合わず。逆に愛媛に攻められるも、川島が好セーブ。愛媛はCKで、猿田に替えて広庭を投入。CKはまたも川島が捕った。今日は大活躍だ。
 それにしても、愛媛は後半にガラリと変わった。運動量が落ちずに、よく動いてる。攻撃に関しては、前半はどこかでブランクがあったんだけど、後半はDFからフォワード(FW)までスムーズに流れるようになった。これが本来の姿なのだろう。
 30分過ぎ、愛媛がペナルティーエリア前のFKを得る。これはゴール右上のバーに当たった。あぶねぇ……。愛媛の猛攻はつづき、永富→濱岡とつないで持ち込まれる。そして34分。左からのFKを濱岡に決められて、2点差となってしまった。
 35分、大脇が倒されてホンダロックはペナルティーエリア前のFK。ここでロックは小谷と永里を、愛媛は赤井と金子を交代。再開後のシュートは入らず。ゴール前でなかなかシュートを打てない。そして、ついに攻めれなくなってしまう。
 愛媛の怖いシュート攻勢はつづく。スタンドからは「ホーンダロック!」と声援が送られている。40分過ぎ、相手を後ろから倒した永里にイエロー。ロックは集中力が切れかけているのだろうか。イライラも感じる。そして44分、左の狭い角度から永富に3点目を決められてゲームは終わった。
ピッチに向かう選手たち 猿田のセンタリング


大串選手、試合後のインタビュー

 試合が終わってから、大串選手に話を聞かせてもらった。
 「やることが違いますよ」――開口一番がこれ。つづいて「J2に上がれるだけの力はありますよ」。この試合、ホンダロックは前半は守りに徹していたそうだ。それが功を奏しての前半だった。しかし、「(愛媛FCは)無理して攻めなくてもいいと。0-0でもいいという試合運びでした」。愛媛は後半勝負に駆けていたのだ。そして3点を取った。運動量が落ちていなかった。ペース配分を、ゲームの勝ち方をよくわかっていた。 こういう強豪と戦えるのはいい経験になると思う。2年目に活かせるはずだ。
 大串選手に良かった点を聞くと「みんなでやることをひとつ決めて、しっかり守れた。共通理解を持って0-0に抑えれた」と話してくれた。以前に話を聞いたとき、チームの課題として挙げていたことである。しっかりしたものを持ってゲームに臨めないというのは。それが前半は解消されて、結果となった。悪かった点は「サッカーというのは、勝つためには点を取らないといけない。後半、点を取りにいったところを相手に利用された。“勝負どころ”ですよね」と返ってきた。
 愛媛FCとホンダロックSCの違い――それはサッカーに取り組む環境にもある。愛媛FCは毎日練習している。しかし、ホンダロックは仕事第一なので平日は月水金のみ。選手たちは遅くまで練習に励んでいる。それでも……である。
 トーナメント(天皇杯)とリーグ戦(JFL)の違いも話してくれた。トーナメントは一発勝負なので、この90分をこなせばというモチベーションで臨めるそうだ。大串選手曰く「得意分野」。リーグ戦は勝ち点を積み重ねる長期戦。これについても、いい経験になってると自分は思う。
 ホンダロックSCは11月3日、天皇杯で鹿島アントラーズと戦う。「JFLの会場に足を運んでもらうためにも、宮崎代表として勝ち続けていかないと」と大串選手は力を込めて話してくれた。「サン宮崎さんが降格して、宮崎の代表として戦うのはウチだけになった。下はもう県リーグ。サン宮さんがKyuリーグに戻るまでがんばります!」という言葉はジーンと来た。


試合の感想

 愛媛FCは強かった。完敗だった。個人技のレベルは高いし、サイドバックを使った攻めなど徹底したものがある。そして、勝負どころをわかっている。これは一定レベル以上のチームじゃないとできないことだ。
 今回の経験は、ホンダロックSCの来年につながると思う。前半はほんとにロックの流れで、「勝つか!?」と思った。
 それにしても、入場者が522名というのは少ない。こんなにいいゲームが地元であるのに……。
愛媛イレブン


後期第8節の結果

流通経済大 3 - 2 FCホリコシ
 (前半0-1、後半3-1)
アローズ北陸 4 - 0 デンソー
 (前半0-0、後半4-0)
佐川急便東京SC 3 - 1 Honda FC
 (前半2-1、後半1-0)
横河武蔵野FC 1 - 1 佐川印刷SC
 (前半1-0、後半0-1)
栃木SC 5 - 1 三菱水島FC
 (前半4-0、後半1-1)
愛媛FC 3 - 0 ホンダロックSC
 (前半0-0、後半3-0)

YKK AP 3 - 2 ソニー仙台FC
 (前半2-0、後半1-2)
佐川急便大阪SC 2 - 0 SC鳥取
 (前半0-1、後半0-1)


順位表

1位 愛媛FC(16勝2分5敗、勝ち点50、得失点差+19)
2位 YKK AP(15勝3分5敗、勝ち点48、得失点差+30)
3位 栃木SC(13勝6分4敗、勝ち点45、得失点差+25)
4位 アローズ北陸(14勝2分7敗、勝ち点44、得失点差+17)
5位 Honda FC(13勝4分6敗、勝ち点43、得失点差+18)
6位 佐川急便東京SC(12勝3分8敗、勝ち点39、得失点差+18)
7位 横河武蔵野FC(11勝6分6敗、勝ち点39、得失点差+11)
8位 ソニー仙台FC(12勝2分9敗、勝ち点38、得失点差+8)
9位 FCホリコシ(12勝1分10敗、勝ち点37、得失点差+8)
10位 佐川急便大阪SC(10勝5分8敗、勝ち点35、得失点差+4)
11位 佐川印刷SC(9勝5分9敗、勝ち点32、得失点差-3)
12位 SC鳥取(9勝3分11敗、勝ち点30、得失点差-8)
13位 流通経済大学(3勝5分15敗、勝ち点14、得失点差-38)
14位 デンソー(3勝4分16敗、勝ち点13、得失点差-27)
15位 ホンダロックSC(2勝3分18敗、勝ち点9、得失点差-37)
16位 三菱水島FC(2勝2分19敗、勝ち点8、得失点差-45)


後期第9節

愛媛FC vs YKK AP(10/22、愛媛、12:00)
FCホリコシ vs 三菱水島FC(10/22、群馬、13:00)
佐川急便東京SC vs 流通経済大(10/22、多摩、13:00)
佐川急便大阪SC vs 横河武蔵野FC(10/22、高槻、13:00)
佐川印刷SC vs ホンダロックSC(10/23、立山城総合運動公園太陽が丘陸上競技場、12:00)
ソニー仙台FC vs Honda FC(10/23、仙台、13:00)
栃木SC vs デンソー(10/23、栃木、13:00)
アローズ北陸 vs SC鳥取(10/23、岩瀬、13:00)

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宮崎学園ダンス部のハーフタイムショー [ スポーツ ]

 16日のサッカーJFL公式戦、ホンダロックSC vs 愛媛FCも前のホーム戦同様にハーフタイムショーがあった。今回は宮崎学園ダンス部だ。
 メンバーは2年生10名、3年生8名の計18名。みんな、アーミーパンツに黒のタンクトップを着ている。今回のショーに向けて1ヶ月の練習をしてきたそうだ。
 流れてきたのは「YOSAKOIソーラン節」。隊列を変えながら、呼吸を合わせて踊る。「ハッ!」と決めポーズを見せると、曲はヒップホップ調のものに。笑顔で踊りつづけた。
 彼女たち、試合中はサポーターと一緒にメガホンを持ってホンダロックSCを応援していた。
まずはみんな一緒に 波?
横の動き バンザイ
ハッ! 終わり前

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宮崎市民体育大会(ハンドボール) [ ]

 宮崎市民体育大会は、今週末はホッケーなどが開催されている。15日の夕方、自分はハンドボールが開催されている宮崎市総合体育館に寄った。
 大会の概要はまったくわからず。目の前で行われている女子の試合、ユニフォームで「宮崎北(赤)vs宮崎南(水)」とわかった。ルールを把握してないので、ストップしたときに何が起こったかわからず。ハンドボールは高校の体育の授業でちょっとやっただけだから…。
 ハンドボールの試合もじっくり観てみたい。試合は北高が18-11で勝った。
会場 北高のゴール

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2005年10月15日

NPB選抜vs茨城GGは雨で中止、しかし… [ 野球 ]

 14日(金)の夜、サンマリンスタジアムで開催予定だったプロアマ交流戦「12球団ファーム選抜 vs 茨城ゴールデンゴールズ」は雨で中止となってしまった。しかし、中止発表後は欽ちゃん劇場あり、プロ選手たちとの握手会あり、ホームラン競争ありと盛りだくさん。試合を観れなかったのは本当に残念だけど、来場したファンを楽しませてくれた。
欽ちゃん NPB選抜
握手会 ソフトバンク・明石

※レポートは後ほど

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2005年10月14日

日章学園HIP HOP DANCE部のハーフタイムショー [ スポーツ ]

 先日のサッカーJFL公式戦、ホンダロックSC vs ソニー仙台FCで日章学園のHIP HOP DANCEチームによるハーフタイムショーがあった。
 日章学園HIP HOP DANCE部について、聞いてはいた。アマチュアエアロビの九州大会、ヒップホップグループ部門で6連覇(?)を達成したとか…。ただ、自分自身、どんなものかまったく知らなかったので紹介は控えさせてもらった。今回、思いもがけずに観るチャンスが巡って来たのである。ラッキー。
 ホンダロックの赤いシャツを着たメンバーたちが、ホンダロック応援団のいるスタンドの前、陸上用のトラックコースでダンスを始めた。感想……すげ~! どんなものかは、写真を見てもらいたい。スピーカーの不調でBGMが何度か途切れるアクシデントがあったけど、彼らは口でリズムを取ってダンスを続けた。スタンドの反応は上々だった(驚きの声があがってた)。
 彼らにとってはこれが、3年生と下級生たちが一緒に踊る最後のショーだったらしい。
ダンススタート パイプ椅子を使って
ユーモアな動きも ジャンプ!
調和のとれた動き 倒立!
後ろで練習してます 女の子も活躍
ルチャ的ムーブ! コンビネーション
カメラ高すぎた… 終わった後

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携帯版パワスポ [ ☆お知らせ・案内 ]

 パワスポは携帯でも閲覧できます。URLはこちらです。
 http://www.pawanavi.com/sports/mt4i.cgi

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2005年10月13日

フェニックスリーグ3日目までを振り返って [ 野球 ]

 10月10日(月)から23日(日)まで、宮崎県内各地の球場では、次世代を担う若きプロ野球選手たちによるフェニックスリーグが開催されている。昨年は宮崎と高知に分かれての開催だったけど、今年は12球団すべてが宮崎に集結! プロ野球ファンの必見のプログラムが多数用意されている。
 現地でカメラマンとして連日取材しているパワナビ市民レポーター:けいん氏より、この3日間のレポートをいただいたので、選手たちの画像とともにパワスポより紹介させていただく。
フェニックスリーグ参加選手

■パワナビ市民レポーター:けいん氏(文章・撮影)
 今週の月曜日からプロ野球教育リーグ「フェニックスリーグ」が県内各地で行われています。今年はめずらしく12球団が勢ぞろいということで毎日6試合行われています。
 このフェニックスリーグは主に若手の育成を目的に公式戦開幕前の3月と公式戦終了後の10月に約2週間にわたって行われます。今回のリーグは来季の戦力を見極めるうえで、また、若手のレベルアップをはかるうえで、非常に重要なリーグ戦となっています。
 注目は各チームの将来を担う若手の投手たち。宮崎に来て、登板を予定しています。

●涌井選手 (インボイス・西武ライオンズ)
松坂二世の呼び声も高いルーキーはストレートを中心に今シーズンも一軍で活躍。来季ローテーション入りに向けての実践練習に注目が集まります。
涌井選手

●朝倉選手 (中日ドラゴンズ)
18番を背負う中日期待の若手。今季は5勝どまりも来季に向けて若返りをはかる落合ドラゴンズ、宮崎での飛躍を期待!
朝倉選手

●一場選手 (楽天ゴールデンイーグルス)
楽天のゴールデンルーキーにとっては少々つらいシーズンとなったが、素材は超一流だけに来季はエース級の働きを期待!

●宮崎出身の選手も多数参加
藤崎投手(楽天ゴールデンイーグルス)
堤内投手(湘南シーレックス)
神内投手(福岡ソフトバンクホークス)
など宮崎ゆかりの選手にも注目。下の画像は堤内投手(湘南シーレックス)です
堤内投手

来季の飛躍を目指した戦いを宮崎で…。皆さんも球場に足を運んでください。試合のスケジュールは宮崎市観光協会
http://www.miyazaki-city.tourism.or.jp/baseball/phoenixleague/nittei.htm

PS:
 もともとスポーツのカメラマンをしてたんで野球はどうしても見なければと思い、また少しでも多くの人に見てもらいたいという気持ちで自分のHP内に「速報フェニックスリーグ」というコーナーを作ってしまいました。最終日を除いて毎日行く予定になってますんで興味のある方は覗いてやってください。
http://www15.plala.or.jp/akenki/index.html


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☆選手インタビュー

 10月10日から23日の日程で行われたプロ野球12球団参加のフェニックスリーグ。
若手を中心に熱い戦いが宮崎県内各地でおこなわれた。
そんなリーグの最中に野球大好きレポーターけいんが、宮崎県出身の選手にインタビューをしました。

甲斐 雅人 (かい まさひと) 広島東洋カープ 背番号 57
高鍋高校出身 5年目

今季は1軍で初ヒットを記録。ファームでの活躍(.335 2本塁打 48打点)からも
来年には本格的に一軍デビューが期待される。
宮崎出身の大型内野手でポジションはどこでも守れる器用さを持つ。

Q今シーズンを振り返ってください。
「ファームの成績は納得のいく内容でした。あとは一軍でずっと活躍できるようにならなければ。」

Q今年は念願のプロ初ヒットも記録しましたが、その時の感想を聞かせてください。
「嬉しかったです。自信にもなりました。その時は打席に立っても打てるような気がしてたんです。」

Qフェニックスリーグの感想は?
「あったかくて野球はやりやすいんですが、いまいち調子があがっていません。」

Q今リーグではファーストを中心にセカンドも守ったりしてますが、ポジションにこだわりは?
「今は少し肩の具合が悪くてファースト中心ですが、どこでも出れるところなら守ります。」

Q来季の目標は?
「ずっと一軍でいられるようにキャンプから必死に頑張って行きたいと思います。」

Q宮崎で応援してくれる人に一言
「早く宮崎でもテレビに出てみてもらえるように頑張ります。これからも応援よろしくお願いします。」

藤崎 紘範 (ふじさき ひろのり) 東北楽天ゴールデンイーグルス 背番号 60
宮崎第一高校出身 7年目

楽天に新天地を求め、春先オープン戦の好調もありシーズン当初はローテーションにも入る。
後半はファームでのピッチングとなったがシーズンを通じての活躍で確かな手ごたえを
つかんだ模様。来季こそは野村ゴールデンイーグルスで更なる飛躍を期待したい。
フェニックスリーグでも登板機会は2度ながらも好投!

Q今シーズンを振り返ってください。
「春のキャンプから調子も良くシーズンインできました。
開幕一軍で先発のチャンスもあったんですが・・・。
ただ一軍でも頑張れる自信はつきました。」

Q新監督をむかえることになりますが?
「選手はやることは同じなんですが、学ぶことが非常に多いと思いますので
全部を吸収する気持ちで頑張りたいです。」

Q先発を経験しましたが、こだわりは?
「先発でもリリーフでもどこでもいつでも投げれるように頑張りたいです。」
Q来季の目標は?
「フルに一軍で投げれるように頑張っていきたいです。」
Q宮崎で応援してくれる人に一言
「地元のファンの皆さんにも後輩の皆さんにも期待に応えれるように頑張りたいと思います。」


平下 晃司 (ひらした こうじ) 千葉ロッテマリーンズ 背番号 24
日南学園出身 10年目

阪神から移籍した昨シーズンの活躍も、
今シーズンは若手の台頭もあり3試合の出場にとどまった。
おもいきりのいい闘争心あふれるバッテングで活躍を期待したい。
チームは日本一、来季の激しい定位置争いに勝ってぜひともレギュラー奪取を。

Qフェニックスリーグを振り返って下さい。
「今ここで試合に出ている場合ではないんですが、
今は気持ちを切り替えてバットを振りまくろうと思ってます」

Q調子はどうですか?
「いいですよ。とにかく今はガンガン打って、秋季キャンプにむかいたいです。」

Q宮崎のファンに一言お願いします。
「あたたかい声援に支えられるところもあります。来季は頑張りますので応援よろしくお願いします。」

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菊花賞当日に育成牧場でイベント開催 [ JRA宮崎育成牧場 ]

 秋のGIシーズンが始まった。最大の注目は、10日後に迫った菊花賞でディープインパクトの三冠達成なるか――だ。
 無敗で皐月賞とダービーを勝ったニューヒーローの誕生は、競馬の枠を超えて世間の関心を大きく集めている。三冠路線の最終戦である菊花賞はディープインパクトが競馬史にその名を刻むかどうかの戦いであり、日本全国が見つめるストーリー第1章のクライマックスとなるだろう。
 JRA育成牧場では菊花賞当日(10月23日)、さまざまなイベントが実施される。豪華賞品の対抗戦、無料の乗馬教室など楽しいものばかり。イベントを楽しみながら、多くの人たちと歴史的瞬間を目撃しよう!

菊花賞とは?

 今年で66回目を迎える菊花賞は3歳限定のGI。舞台は京都競馬場の右回り、芝の3000m(外)。今年は10月23日(日)の第11レース、15:40発走を予定している。
 よく「牡馬三冠」と言われるレースは皐月賞、日本ダービー、菊花賞のことを指す。芝2000mで4月にある皐月賞は「もっとも速い馬が勝つ」と言われている。日本ダービーはすべてのホースマンが夢見る頂点。そして、菊花賞は「もっとも強い馬が勝つ」と言われる。3000mという長い距離はどの馬も初めて体験するものであり、京都の3000mは坂のある3コーナー2度もまわるタフなコースだ。ダービーまでの力関係がそのまま当てはまるわけではなく、メジロマックイーンのように夏から力を付けた馬が勝つこともある。
 この三冠レースすべてを勝った「三冠馬」はこれまでに5頭いる。セントライト(1941)、シンザン(1964)、ミスターシービー(1983)、シンボリルドルフ(1984)、ナリタブライアン(1994)――いずれも今なお語り継がれる名馬だ。
 三冠をすべて勝つというのは難しい。まず、出るだけでも難しい。ここ数年、日本ダービーを勝ったタニノギムレット、キングカメハメハは秋の活躍を期待されながら、故障で一度も走ることなくターフを去った。牝馬路線では2003年にスティルインラブが三冠(桜花賞、オークス、秋華賞)を達成したけど、これは17年ぶりの偉業だった。アメリカの三冠馬(ケンタッキーダービー、プリークネスS、ベルモントS)は1974年のシアトルスルー以来、31年もいない(三冠目のベルモントSで敗れることが多かった)。
 これが無敗となればさらに難しい。日本では「皇帝」と呼ばれた七冠馬・シンボリルドルフだけだ。アメリカでもシアトルスルーだけ。1991年にミホノブルボンが無敗で菊花賞にのぞむも2着、2004年にスマーティージョーンズが無敗でベルモントSにのぞむも2着。いかに難しいかがわかってもらえると思う。
 そして、今年。ディープインパクトが無敗の三冠馬という偉業に挑戦する。無事に秋初戦の神戸新聞杯に出走、力の違いを見せつけて勝った。彼を脅かすような上り馬もいない。その瞬間を見届ける可能性は高いと言える。


写真展「カウントダウン菊花賞」

 JRA育成牧場内にあるインフォメーションセンターでは、10月8日(土)から「ディープインパクト 三冠制覇を目指して!」と題した写真展を開催している。
 内容は「春の3歳牡馬クラシック戦線総集編」「菊花賞を目指す有力馬たち」。ディープインパクトの写真も多数展示されている。
 期間は11月6日(日)までの9:30~16:30(月・火・祝日は休館)。ディープインパクトのオリジナルグッズも販売。土曜と日曜は大型モニターで競馬中継を放送している。


チーム対抗菊花賞予想合戦

 菊花賞をより楽しめる当日のビッグイベント。優勝賞品は……12月4日(日)、阪神競馬場の阪神ジュヴェナイルフィリーズ(GI)とワールドスーパージョッキーズシリーズのある日の指定席にチーム全員をご招待! これには往復の航空券、ホテル1泊、指定席券が含まれているからかなりお得! 自分が行きてぇよ…。
 場所はインフォメーションセンターで、時間は13:00~16:30。参加費は無料。募集は1チーム2~3名で15組ほど(20歳以上のみ)。12日の時点でまだ余裕がちょっとあるとか…。14日までにハガキを送れば、16日まで受け付けるとのこと(多い場合は抽選)。

【申し込み方法】
(官製はがき・表面)
 一番下を参照。
(官製はがき・裏面)
 代表者の「住所」「氏名」「年齢」「職業」「電話番号」「他の参加メンバーの氏名&年齢」「競馬歴&チームのプロフィール」を明記。


初心者乗馬&競馬教室

 JRA育成牧場でときどき開催されている初心者乗馬&競馬教室も当日に行われる。
 馬に乗るのはとても楽しい。競馬場では家族に人気の楽しいイベントとなっている。人馬一体になって、馬を操る――1人で乗る乗馬も楽しい。自分は北海道の浦河で乗馬をやって、大自然のなかを歩いたのが今でもいい思い出だ。ちなみに、90分で1万円だった。
 この乗馬教室が無料! 無料で乗馬を教えてもらえるのはかなりお得だと思う。時間は12:30~16:00。募集は20名程度(20歳以上のみ)。こちらも、12日の時点でまだ余裕がちょっとあるとか…。14日までにハガキを送れば、16日まで受け付けるとのこと(多い場合は抽選)。

【申し込み方法】
(官製はがき・表面)
 一番下を参照。
(官製はがき・裏面)
 参加者の「住所」「氏名」「年齢」「電話番号」を明記。

他のイベント

 他は「科学で解剖!! ディープインパクトの強さの秘密に迫る」が13時から開始予定。


申し込み&問合せ先

〒880-0036
宮崎市花ヶ島町大原2347
JRA宮崎育成牧場
『チーム対抗戦』係 or 『乗馬&競馬教室』係

(アクセス)
JR宮崎神宮駅そば。バス停「競馬場前」を下車してすぐ。

(電話)
0985-25-3448(9:00~17:00、月・火休み)

投稿者 pawaspo : 02:52 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月12日

宮交シティでプレーオフ観戦 [ 野球 ]

 今日(12日)からパ・リーグのプレーオフ、福岡ソフトバンクホークスvs千葉ロッテマリーンズが始まった。先に3勝したほうがパ・リーグ優勝、阪神タイガースとの日本シリーズに進出できる。
 宮交シティ・アポロの泉ではパブリックビューイングがあった。会場はホークスの旗がたくさん飾られ、横断幕がかかげられ、ホークスの応援グッズを手にユニフォームやハッピを着たファンが集まるというホークス仕様だ。ステージが設置され、司会がときどきトーク。取材はUMKとMRT、あと新聞社が来ていた。
 自分がいたのは5回の裏表。40人ほどいただろうか? 熱心なホークスファンもいれば、立ち寄ってみた感じの人もいる。音量は抑えめだったし、ヤフードームの雰囲気そのままというわけにはいかなかったけど、観戦してる人たちは思い思いに楽しんでいた。宮崎ゴールデンゴールズの片岡監督も駆けつけて、じゃんけん大会の勝者に金曜日のチケットをプレゼントしていた。
 第1戦は千葉マリーンズが先勝。パブリックビューイングはプレーオフ開催中、ずっと実施される。
アポロの泉 上から

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2005年10月11日

ボウリングJAPAN CUP 2005 [ ]

 9月20日~25日に開催されたボウリングの「JAPAN CUP 2005」。ファイナルがBSで放送されたので観た。
 自分が驚いたのは、会場が東京体育館だったこと。ボウリング場ではない。バレーボールなどで使われる東京体育館だ。ここでどうやってボウリングを? 特設レーンを設置していたのである! 日本初の「アリーナ・レーン」だそうだ。この日は3000人近い観客がいて、特設レーンで繰広げる攻防に目を注いでいた。手に持っていたのは、バレーやバスケットで馴染みのビニール製のスティック2本。好プレーがあれば、これを叩くのだ。「自分でプレイする」のではない、「プロのプレイを観て楽しむ」スペシャルなボウリングアリーナ……これは一度でもいいので、会場に行ってみたい。

 ファイナルは6人の選手(アメリカ5名、韓国1名)によるステップ・ラダー方式。ラウンドロビンとシュートアウトで決められた順位の低い者同士(5位と6位)が戦って、勝った者が4位と戦って、さらに勝った者が3位と……というトーナメントだ。これをなんと、5位のトミー・ジョーンズが5人全員倒して優勝した(2連覇)。文句のない優勝だった。
 今回初めて知ったのは、レーンにオイルを塗っていること。ピンの手前は塗られてないから、ボールが変化しやすくなる。他は部分によってオイルの厚さが違う。このオイルの状態をつかむのも重要なことだそうだ。
 観ていて感じたのは、ボウリングは「繊細なスポーツ」ということ。オイルのこともだし、ボールの穴にテープを貼ったりして微妙な調整を行う。投げるときの足のちょっとブレが影響を及ぼす。細かいことの積み重ねが、ピンが10本倒れるかに結びついてくる。
 精神的なものもある。いいプレイを出せば、それは相手へのプレッシャーとなる。そのメンタル面の駆け引きも伝わりやすかった。あとは、運か。決勝のジョーンズvsノーム・デューク。デュークがストライクを取れるスローをしながら、1本が不運にも残った(解説者が「これはかわいそう」を連発)。その直後にセブン・テン・スピリットを出してしまった。これが響いた。
 ボウリングというのは気軽にプレイできる庶民的なスポーツで、自分でプレイするのが楽しい(学生時代に通いまくり)。今回の中継とアリーナ・レーンは「観ても楽しい」と感じさせるレベルのものだった。

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2005年10月10日

九州のサッカー県リーグ [ サッカー ]

 Kyuリーグが終わった今、気になるのは「地域リーグ上位のJFL昇格をめぐる戦い」と「九州各県リーグのKyuリーグ昇格をめぐる戦い」である。
 前者については、11月25日からの全国地域リーグ決勝大会に出場する13チームがだいぶ決まってきた。すでに決定しているのはノルブリッツ北海道(北海道)、TDK秋田(東北)、グルージャ盛岡(東北)、ルミノッソ狭山(関東)、ジェフ千葉アマチュア(関東)、静岡FC(東海)、バンディオンセ神戸(関西)、南国高知FC(四国)、ロッソ熊本(九州)、FC琉球(九州)の10チーム。北信越は長野エルザ、金沢SCのいずれか。中国は佐川急便中国がほぼ決まりで、あとは広島フジタSCかファジアーノ岡山のいずれかとなっている。
 このトピックでは後者について触れたい。Kyuリーグ昇格を決める各県リーグ決勝大会には、県1部リーグで優勝した8チームが出場できる。その出場権をめぐる状況、あとはどういう形で県リーグを開催しているかも紹介しよう。状況がわからない県もあるけど…。

宮崎県

 宮崎県リーグについては先日の『サッカー宮崎県リーグとは?』で紹介したとおり。1部8チーム、2部と3部が9チームで実施されている。
 2000年にプロフェソール宮崎FC(現在のサン宮崎FC)が県1部で優勝して九州リーグに昇格したあと、2001年からは延岡市サッカークラブが県1部で優勝している。今年のリーグも半分が終了した時点で唯一の4戦全勝だ。8月の九州社会人選手権ではV・ファーレン長崎を相手に1-3と健闘している。
 ただ、県リーグは前半で前年の上位と下位を戦わせる組み合わせ。上位同士はこれから当たる。3勝1分の綾サッカークラブがライバルとなるだろう(最終節で直接対決)。優勝まで届く可能性は低いだろうけど、下位との対戦を残す楽蹴クラブが上位に来そうだ。

 サン宮崎FCの降格が決まったので、来年は県1部リーグは9チームということになる。そのときの力関係は非常に気になる。
 宮崎県サッカー協会は「MIYAZAKI・FOOTBALLアクションプラン」という10年計画の事業を進めている。来年度からの社団法人化も決まっている。じつは、「来年から○○○が始まる」という話も聞いてはいる。そういうニュースも、紹介できる段階になったら紹介していこうと思っている。


沖縄県

 今年はFC琉球、海邦銀行、沖縄かりゆしFCの3チームがKyuリーグに参加した沖縄県。海邦銀行、沖縄かりゆしFCは残留が決まり、FC琉球はJFL昇格のチャンスをつかんでいる。
 沖縄の県リーグは宮崎と同じ3部制。ただ、2部は東西10チームずつ、3部は東西南北11チームずつにさらに分かれていて、下になるほどチームが多いピラミッド型になっている。
 1部は与勝スポーツ、ライフ電子、小禄クラブ、読谷AP、三和FC、FC与那原、沖市クラブ、ヴェント具志川の8チーム。2試合を残して小禄クラブが5戦全勝。勝ち点5差で与勝スポーツが2位だけど、小禄クラブが1つでも勝てば優勝となる。16日(日)に直接対決があるので、早ければそこで決まる。
 情報は沖縄県サッカー協会が役に立つ。


鹿児島県

 県リーグは2部制。1部は8チーム、2部はAとBそれぞれ8チームとなっている。その下は地域リーグで計115チームある。甑島、屋久島、種子島、奄美諸島はないかな…?
 1部所属は大隅NIFS UNITED、ユーカリSC、NST DREAMS、国分クラブ、鹿児島銀行ユニオンエスペランサ、JR九州スワローズ、KFCフェローズ。第6節終了時点(延期ありまくり!)で大隅NIFS UNITED(NIFSとは鹿屋体育大学の略称)が5戦全勝で、16日が最後の試合の予定。10日に2位のNST DREAMSと直接対決をやってるので、もしかして優勝はもう決まってるのかも?
 情報は鹿児島県サッカー協会大隅NIFS UNITEDを参照。


熊本県

 豊富な資金と地元の強力な支援でJリーグを目指すロッソ熊本のいる熊本県。
 リーグ構成はちょっと複雑。1部は10チーム、2部はAとBで10チームずつ、3部はAからOまで15のブロック(1ブロック8~10チーム?)がある。詳しくは熊本県サッカー協会を。
 1部に所属しているのは大阿蘇クラブ、熊大理学部、マリーゴールド、相互電工北部、ダイナマイツ八代、益城BW、熊本FC、スポーツの森大津、ランザ熊本、熊本教員蹴友団。試合は9月4日から12月4日までの短期開催なので、優勝争いはまだ見えない。
 ところで、九州社会人選手権に熊本代表として出場したのは鶴屋百貨店だった。ここはロッソ熊本の前身であるアルエット熊本にいた選手が多い。今は3部のBブロック所属。再来年には1部に上がっているだろう。


大分県

 大分といえばJ1の大分トリニータ。ワールドカップの開催地だったし、先日はJリーグオールスターも開催された。Kyuリーグには企業チームの新日鐵大分がいる。
 県リーグは1部が10チーム、2部がAとBで9チームずつ、3部はAからEの5パートで9~10チームずつ。一覧はここに載っている。
 1部に所属しているのは中津SC、耶馬渓FC、ASボラーレ、中津市役所サッカー部、スクデット、F.C.アレス、グランブルー、吉冨FC、インター・ミナミ、別府サッカークラブ。リーグ戦は6月から12月までで、ASボラーレと耶馬溪FCが首位を争っている。1部リーグの日程と結果はここに載っている。


福岡県

 J2にアビスパ福岡、Kyuリーグにニューウェーブ北九州がいる福岡県。天皇杯に福岡代表として出場した福岡大学は現在、九州大学1部リーグでトップだ。
 県リーグは1部が6チーム、2部が10チーム。1部は九州では珍しい前後期の2回総当りで、2部は1回総当り制となっている。この下に福岡、北九州、筑豊、筑後の地区リーグがある。北九州リーグだけでも7部あって70チームが所属しているから、福岡はかなりのサッカーチームがあるのだろう。
 1部リーグは七隈トンビーズ、春日イーグルス、A.C.AZALEA、三宅クラブ、九州三菱自動車、大川ピーナッツクラブ。前期終了時点では福岡大学サッカー愛好会の七隈トンビーズが4勝1分でトップ。もしかしたら、10月9日の後期第3節で優勝を決めてるのかもしれない。
 情報は福岡県サッカー協会A.C.AZALEAを参照。速報がないから困る。


佐賀県

 佐賀にはJ2のサガン鳥栖がある。鳥栖には佐賀競馬観戦のため何度か行ってるけど、田舎で駅は古いのに、近くに近代的なでかいスタジアムがあるからビックリした。
 県リーグについてはサイトがないので、よくわからない。3部制で1部が9チーム、2部が12チーム、3部が11チームほどだろうか? 下には地区リーグがある。
 1部は九州INAX、FC東与賀、牛津FC、川副クラブ、佐賀楠葉クラブ、黄城クラブ、唐津めづらSC、鹿島2.28、SUMCO.V。この中ではKyuリーグの実績がある九州INAXが一番強いだろう。昨年は6勝2分で優勝。今年は九州社会人で(やる気のなかった)ヴォルカ鹿児島に勝ったし、佐賀代表として天皇杯は2回戦まで行っている。
 情報サイトがあれば、誰か教えてください。


長崎県

 V・ファーレン長崎、三菱重工長崎の2チームがKyuリーグにいる長崎。V・ファーレン長崎はJリーグを目指している。三菱重工長崎は降格の可能性がある。
 長崎の県リーグもあまりわからない。FC AMIGOのサイトで1部についてだけわかった。
 1部に所属するのは三菱電機長崎、長崎県教員、佐世保SC、大村航空基地、西有家SC、諫早クラブ、エスタジ佐世保、FC AMIGOヴェルダデイロ佐世保、多良見(チーム名不明)、COOL(チーム名不明)の10チーム。この中で昨年一番いい成績だったのは三菱電機長崎。


各県の優勝候補は?

 10月10日時点で、各県の優勝候補を勝手に予想してみる。12月上旬には出そろう。
 今年の各県リーグ決勝大会は昨年のFC琉球のように強力なチームはいない(そういうチームはみんなKyu以上に行った?)。混戦だろうけど、九州INAXあたりが有力では思う。

【宮崎】延岡市SC or 綾SC
【沖縄】小禄クラブ
【鹿児島】大隅NIFS UNITED
【熊本】?
【大分】ASボラーレ or 耶馬溪FC
【福岡】七隈トンビーズ
【佐賀】九州INAX
【長崎】?

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てるコラ(3) 宮崎市民スポーツフェスティバル [ ]

 第58回の宮崎市民体育大会が9月11日から開催している。10月7日の夜、宮崎市総合体育館で「市民スポーツフェスティバル」があったので、ちょっと行ってきた。
 挨拶やら表彰やらいろいろあったけど、観に来ていた人がもっとも楽しみにしていたのは「競技紹介パフォーマンス」。これは宮崎市体育協会に所属している49の団体が、1分という時間のなかでパフォーマンスで紹介をするというもの。体育館のスペースを2つに分けて、2団体同時に進行していく。
 自分はパフォーマンスの中身よりも、知らないスポーツがいろいろあることに「へぇ~」となった。1つ1つ紹介していこう。みんな「へぇ~」となるはず。バレーボールやテニスをアレンジしたスポーツが多かった。

【ボート】
 2本のオールでボートを漕ぐ競技。宮崎大学と宮崎商業高校にボート部があって、新富町の漕艇場で練習しているそうだ。

【陸上】
 言わずと知れた陸上競技。ハードルのデモンストレーションとかやってたけど、なんで一輪車に乗ってる女の子がいるの?

【ライフル射撃】
 気分は『ゴルゴ13』? ビームライフル、エアライフルなどがある。

【ソフトテニス】
 ゴムボールを使ったテニス競技。ソフトテニスは高校に部があった。たしか、日本で考え出されたものだっけ? アジア選手権とかあるんだね。ラリーの打ち合いをしていた。

【アーチェリー】
 洋式の弓。宮崎には32名の会員がいるそうだ。

【卓球】
 デモは素振り。

【空手道】
 型の演技。

【バレーボール】
 円になってパス。

【ヨット(セーリング)】
 でっかいセールを掲げてた。気持ちいいんだろうなぁ、海を風切って走るのは。

【軟式野球】
 準優勝旗を持って行進。

【ホッケー】
 会員は70名いるけど、試合ができないらしい。デモはシュート。

【柔道】
 打ち込み。

【なぎなた】
 長刀の剣道。江戸時代は女子の護身術であり、長刀は武家の嫁入り道具だったそうだ。脚を狙えるのが違う。試合のデモ。

【水泳】
 個人メドレーをやってるふり……のパフォーマンスが、なぜか会場に大うけだった。

【ゲートボール】
 「年配の人のスポーツ」というイメージが強いけど、宮崎学園に女子ゲートボール部がある。

【サッカー】
 誰も参加してなかったぞ。

【ボウリング】
 ピンを何本か置いて、男性がボールを転がすふりをすると、女性がピンを手で倒した。

【ラグビーフットボール】
 子供たちがタックル。『スクール・ウォーズ』は家族全員で観てた(ToT)

【四半的弓道】
 日南で盛んなミニ弓道。飫肥城で出来る。

【バスケットボール】
 子供たちがパス。元気良かった。

【カヌー】
 1本のオールで漕ぐカヌー競技。大淀川で練習しているそうだ。

【弓道】
 いろいろポーズを。礼儀を大切にしてるのはわかった。

【太極拳】
 剣を使っての演舞。

【相撲】
 まわし姿で登場。明らかに異彩を放っていた。自分は2階から見てたんだけどさぁ……まわしはちゃんと付けろって! 1人緩いのがいたんだけど、どこが緩いって股間なんだよねぇ…。まわしが浮いて、尻の谷間が見えてさぁ…。仲間がちゃんと見ろよ!って思ったよ。デモはしょっきりで、ブレーンバスターの掛け合いを披露。

【少林寺拳法】
 女の子2人が試合。打撃だけじゃなく投げもあるので、やや総合っぽい(関節はなし)。衣装は山伏みたいだった。

【体操】
 新体操も一緒に。クルクル回る子供は凄いや。

【グラウンドゴルフ】
 ゴルフのようにグラブでボールを打って、ホールポストに入るまでの打数を競う。どこでもできるスポーツで、ゲートボールに近い。

【馬術】
 馬の面をかぶった白タイツの男が騎手をおんぶしてハードル越え。こけたりして大うけ。一番面白かった。

【ラージボール卓球】
 卓球との違いは、ボールが大きいこと。スピードが遅くなるから、年配の人や初心者に向いている。

【剣道】
 試合。

【テコンドー】
 子供が独特の蹴りと板割りを披露。

【ソフトボール】
 キャッチボール。

【ミニバレーボール】
 ボールは弾力性がある大きめのものを使う。ボールを相手に返すときにジャンプしてはならないといったルールの違いも。通常のバレーよりも難易度は低い。

【山岳】
 用具を背負って歩く人たち。宮崎もいろんな山がありますからね。最後は「やっほーーーーー!」。

【トライアスロン】
 水泳、自転車、ランで競うレース。

【自転車】
 アマチュアの自転車競技。ローラー踏み(競輪ファンならわかる?)と一輪車に乗る女の子…。

【インディアカ】
 これは知ってる人は少ないだろう。羽根を手で打ち合う、バレーボールのようなスポーツだ。

【テニス】
 ラリーのデモ。

【ミニテニス】
 小さめのテニスラケットと、大きめのビニールでできたボールを使う。室内でもできる。

【クレー射撃】
 飛ぶ的を撃つのがクレー射撃。昔、ゲーセンでクレー射撃のゲームがあった。

【アイスホッケー】
 ゴールを持ち込んで試合っぽいデモ。あるんだな~、宮崎にも。自分は『行け! 南国アイスホッケー部』というマンガが大好きです。特に1巻~4巻が。は~ん。

【バドミントン】
 バドミントンは大学生の頃に辛い思い出が…。これでいまだにバカにされる…。

【ペタンク】
 これも知ってる人は少ないだろう。フランス生まれの、カーリングに近い競技。すんません、ルールがまだ理解できない…。会員は30名とのこと。

【フェンシング】
 試合のデモ。

【スキー】
 オフシーズンは仕事に集中だそうで。

【レスリング】
 スパー。

【バウンドテニス】
 狭いスペース(3x10m)を使って、低いネットを置くだけでできるお手軽テニス。いろんな「テニス」があるんだなぁ…。

【ボクシング】
 ミット打ちなど。みんないい身体してる。

【ハンドボール】
 パス。

投稿者 pawaspo : 01:56 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月09日

てるコラ(2) ホークス vs マリーンズでよかった [ ]

 パ・リーグのプレーオフが8日から始まり、千葉ロッテマリーンズが2連勝で優勝決定戦進出を決めた。
 ライオンズファンには悪いけど、自分はこれでよかったと思う。「福岡ソフトバンクホークス vs 千葉ロッテマリーンズ」が今年のパ・リーグ王者を決めるのにもっともふさわしいカードだから。パ・リーグはホークスとマリーンズが引っ張った。交流戦もこの2チームが1位と2位だった。リーグ戦では他の4チームをぶっちぎりで引き離している。
 勝率が5割未満のライオンズが……というのは違和感がある。2位のマリーンズとの試合は相当なハンデを課すべきだと思うのだが、そこいらのルールはどうなのだろう? 2位と3位が18.5ゲーム差ならプレーオフの第1ステージは無しでいいのでは。
 さて、12日からの優勝決定戦。野球ファンとは言えない自分だけど、楽しみにしている。

投稿者 pawaspo : 22:20 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月06日

高知競馬場でデビューする2人の女性騎手 [ 競馬 ]

 地方競馬の騎手免許試験の結果が9月20日(火)に発表され、82期騎手候補生8名が合格した(他に再取得が1人)。騎手免許は9月29日付で交付されている。
 8名のうち3名が女性騎手だ。1人は名古屋競馬所属の山本茜(22歳)。名古屋競馬といえば、女性最多勝利記録で話題となった宮下瞳騎手がいる。
 そして、2名が高知競馬所属の別府真衣(17歳)と森井美香(21歳)。両騎手は10月9日(日)の開催でデビューを迎える。同じ競馬場で女性騎手2名が同時にデビューというのは珍しい。
 2人が所属する高知競馬、日本全国の女性騎手、そして2人について紹介してみよう。
2人の新人
 (左が森井美香騎手、右が別府真衣騎手。高知競馬HPの馬場管氏にお願いして、今日撮影してもらった)

 
高知けいば

 四国唯一の競馬場「高知けいば」。2年前、ハルウララという連敗馬の登場で有名になった競馬場だ。
 ハルウララに関する報道で触れられていたけど、高知けいばはJRAのような華やいだ競馬場とは正反対に位置している。入場者数も売上も小さく、1着賞金は平場(一般レース)で10万円。ちなみにJRAなら未勝利戦でも500万円ほど、地方競馬ではもっとも賞金の高い南関東でも最低100万円だから随分違う。馬も多くはなくて、高齢の馬が目立つ。騎手も今回デビューする2名を除けば17名。高知けいばは日本の最下層にあると言える。
 しかし、小さい競馬場にはそれなりの魅力がある。JR高知駅からボロいバスに揺られて20分ほど、緑のなかにある小さな競馬場はのんびりとした雰囲気に包まれている。100円の鯨カツをかじり、高知名物のアイスクリンを食べながら馬をながめるのが楽しい。年金暮らしの爺ちゃん婆ちゃんも多いけど、子供を連れた家族も多い。パドックで子供たちが誘導馬と触れ合ってる姿というのは、この高知けいばでしか見たことがない。出走表には「ああ、こいつはここにいるのか!」と思う懐かしい名前が載っている。個人的には父と母の名前を見るのが楽しみだ(意外と「血統博物館」だったりする)。
 自分は数ある競馬場のなかでも特に好きなのが「川崎」「上山(廃止)」、そして「高知」だ。金欠で1年ほど行ってないけど、金と機会があれば高知市、そして高知競馬場へ足を運んだ。高知けいばの魅力を語るうえで「人」を忘れてはならない。高知競馬の実況を担当されている橋口浩二さん(延岡市出身)、獣医でHPの運営も担当されている長山さん、そして他の高知けいばで働く人たちは、厳しい状況でありながらとても前向きだ。自分はいつも(飲みに連れて行ってもらったりして)元気にしてもらっていた気がする。そういった人たちが関わっている。ハルウララがあれだけ盛り上がったのは、ハルウララのまわりに彼らのような高知競馬で働く人たちがいたからこそとも言える。
 ちなみに、自分は高知競馬のデジカメレポートに何度か画像を提供している。もう1年ほどご無沙汰だけど…。
パドック 本馬場入場
レース 表彰式
(画像は昨年8月3日のもの。ハルウララ姉妹の対決、スパイダーマン特別などで盛り上がった。ファンの前で表彰式を行うのも地方競馬ならでは)


女性ジョッキー

 10月デビューの3人以外に、女性騎手は全国に12人いる。

牧原由貴子(JRA美浦)
西原玲奈(JRA栗東)
佐藤希世子(ばんえい)
竹ケ原茉耶(ばんえい)
笹木美典(北海道)
千田和江(岩手)
皆川真由美(岩手)
牛房由美子(浦和)
平山真希(浦和)
宮下瞳(名古屋)
池本徳子(福山、旧姓:佐藤)
岩永千明(荒尾)

 昨年度(04年4月~05年3月)にデビューしたのは竹ケ原茉耶、皆川真由美、岩永千明の3人。そして、2名が引退した。北海道の佐々木明美は結婚、高崎の赤見千尋は競馬場の廃止によるものだった。
 申し訳ないけど、彼女たちの存在感というのは薄い。リーディングは下から数えたほうが早い。今年未勝利の騎手もいれば、騎乗機会が稀な騎手もいる。男性よりも体力面でハンデがあるし(特に直線の追い比べで出てくる)、関係者から信頼をなかなか得ていないように感じる。あとは、本人の資質の問題だろうか。騎乗数も勝ち数も抜きんで多い名古屋の宮下瞳騎手は女性騎手のなかでは特別な存在だ。他ではばんえいの佐藤希世子騎手、荒尾の岩永千明騎手が成績では頑張っているように見える(岩永は2年目の壁に当たってるようだけど)。
 女性騎手は話題になりやすい。宮下瞳騎手のことはNHKの番組でも紹介された。昨年の10月20日には荒尾競馬場で全日本レディース招待競走という各地の女性騎手を集めたイベントレースが開催されている。
 自分自身、宮下騎手みたいな騎手がもっと登場すれば、競馬が一般メディアで紹介される機会は増えるだろうし、多くの人の目を向けさせるものになるだろうと思っている。GIを勝てる騎手が出ればどうなるやら…。そういや、競艇で寺田がSGの決勝に出たときは、応援の舟券をしこたま勝って失敗したなぁ(苦笑)
女性騎手たち 嵐のなかの騎乗
マッキー 杉村雪さん
準備 騎乗合図
宮下瞳JK レース
表彰式 西原と岩永の九州コンビ
(全日本レディース招待は台風接近で大変な状況となってしまった。参加したのは11名。優勝したのは地元の岩永騎手だった。コーエー時代にゲームで名前を使わせてもらった元騎手の杉村雪さん(旧姓:小田部)に挨拶できたのがうれしかった)


2人同時のデビュー

 では、2人について紹介してみよう。

 まずは、別府真衣騎手。昭和62年12月8日の17歳で、所属は別府厩舎。父は別府真司調教師だ。「馬に囲まれた環境で育ち、馬に乗っている人たちを見て憧れた」のが騎手を目指したキッカケだそうだ。騎手学校入学前には厩務員を半年間経験している。目標は地元の1400勝ジョッキーである中西達也騎手。
 馬場管氏によると、別府騎手はゲート練習(能力検査時に行われる)に騎乗して堂々の1着だったらしい。騎乗姿勢はなかなかいいとのこと。

 森井美香騎手は昭和59年9月19日生まれの21歳。所属は別府騎手と同じ別府厩舎。目標は兄弟子にあたる明神繁正騎手(橋口アナ曰く「土佐の暴れん坊」だったか)。出身は『二十四の瞳』で有名な香川県の小豆島だ。
 騎手になったキッカケは「馬が好きだった」「テレビを見て憧れた」。高校時代はソフトボール部のピッチャーだったとか。身長は別府騎手より高い。彼女も入学前に3ヶ月ほど厩舎生活を送っている。

 2人は10月9日(日)に初騎乗となる。当日は紹介セレモニーも行うとのこと。
2人の新人


2人に期待すること

 じつは騎手候補生を調べたら高知所属の女性が2人もいたので、「どんな子なんですか?」とメールで聞いたことがある。彼女たちは騎手学校時代から話題になっていた。今日もRKC高知放送が取材に来ていたそうだ。
 高知けいばの騎手が増えるのはいいことだ。高知けいばがメディアで取りあげられる機会も増えるだろう。
 あとは、騎手としてどれだけ成長できるか? 多くの女性騎手がそうであるように「勝てない、乗れない騎手」にはなってほしくない。お互いに切磋琢磨し、ときには助け合って成長してもらいたいし、まわりには育ててほしい。

 高知は交流競走が乏しいので、高知の騎手がJRAや全国的な舞台でアピールするという機会はなかなかない。アラブしかいない福山、競走馬のレベルが低い荒尾もそうだ。時代は変わり、坂本敏美(名古屋)や福田三郎(足利)のような超一流の天才がその名を全国の競馬ファンに知られることなく騎手人生を終えることはなくなったかもしれない(地方の騎手でも中央のGIを勝つ時代になった)。しかし、実力に見合った報酬や栄誉、名声を得る時代になったとはまだ言えない。競馬場がなくなれば、2000勝以上の騎手でも鞭を置くという不幸な状況も起きている。本題からは外れてしまったけど、なんとかならんのかと常に思っていることである。

投稿者 pawaspo : 21:57 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月05日

サッカー宮崎県リーグとは? [ サッカー ]

 サン宮崎FCが九州リーグで最下位になったことで、宮崎県リーグに降格することが決まった。このサイトでは九州社会人選手権で延岡市サッカークラブ、サン宮崎FCの練習試合で宮崎県庁サッカークラブを紹介した。両チームとも宮崎県リーグに所属している。
 「宮崎県リーグ」とは何か? その情報は少ないし、知らない人が多いと思う。どういうものか紹介してみよう。
延岡市SC 宮崎県庁SC

 
県1部、県2部、県3部、地区リーグ

 宮崎からJを目指す「サン宮崎FC」 <上>で、J1を頂点とする日本のサッカーリーグの構造について説明した。都道府県リーグは社会人リーグの底辺に位置している。「宮崎県リーグ」はそのなかの1つだ。
 宮崎県リーグは3部制となっている。1部リーグは8チーム、2部リーグが9チーム、3部リーグが9チーム。1部がトップリーグでもっともレベルが高い。
 リーグ形式は総当りの1回戦だから、1部リーグなら1チームにつき7試合ということになる。JFLやKyuリーグに比べれば試合数はずっと少ない。会場は宮崎県内の各地。経費は自腹だろうし、仕事をしながらなので、総当り1回戦というのは分相応なのかもしれない。
 都道府県によっては市区町村レベルのリーグもあるのだけど、じつは宮崎にも地区リーグがある。宮崎、延岡、都城、西都など8つか9つあるらしい。地区リーグについては、自分はまだ何も知らない。だから、たとえば新チームはどこからスタートするのかもわからない。ただ、県リーグだと県内各地をまわるのが負担になるので、敢えて地区リーグでプレイする人(チーム)もいると聞いた。


入替戦

 リーグ戦は5月から12月まで。リーグ戦が終了して順位が確定すれば「1部⇔2部」「2部⇔3部」のチーム入れ替えが発生する。
 まずは1部と2部について。1部の最下位は自動降格、2部の1位は自動昇格となる。1部の7位と2部の2位は入替戦を行う。2部と3部も同様。2部の最下位が自動降格、3部の1位が自動昇格、2部の8位と3部の2位が入替戦で戦う。
 3部と地区リーグでも入替えはある。ただ、地区リーグについて何も知らないので、詳しいことはわからない。


リーグ戦以外の公式戦

 サッカーのリーグ戦というのはチームの地位を決めるものだけに一番重要だ。しかし、他にも公式戦はある。リーグ戦以外の、宮崎の社会人チームが戦う舞台をあげてみよう。
 まずは、天皇杯の宮崎県予選にあたる「宮崎県サッカー選手権」。JFLのホンダロックSC、大学、高校、そして社会人のチームが同じ土俵で戦う大会だ。勝てば宮崎県代表として全国大会に出場できる。今年は出場チームが16に制限されて、社会人については各地域で予選が行われた。
 社会人選手権の宮崎大会もある。勝てば九州社会人選手権に宮崎代表として出場、上位になれば全国社会人選手権まで行ける。
 他は選抜チームになるけど県民体育大会。あとは、宮崎市民体育大会のような地区ごとの大会だろうか。県庁や市役所のチームなら自治体職員サッカーもある。


Kyuリーグに昇格するには?

 宮崎県1部リーグで優勝すれば、翌年1月の九州各県リーグ決勝大会に出場できる。そこで1位になればKyuリーグに自動昇格、2位になればKyuリーグ下位との入替戦に出場できる。
 Kyuリーグに上がるのは簡単ではない。まず、宮崎県で頂点に立つ。次に、九州各県のトップと戦わなくてはならない。場合によってはKyuリーグとの勝負。かなりのモチベーションで来るので厳しい試合となる。ある選手が言っていた。「落ちるのは簡単、上がるのは難しい」と。
 1部リーグではここ数年、延岡市サッカークラブが優勝している。ただ、決勝大会の壁は越えていない。他では綾サッカークラブが強いそうだ。


宮崎の“サッカー好き”

 県リーグは26チーム。これに地区リーグなども加えれば、けっこうな数の社会人チームが宮崎にあるということになる。
 各チームのメンバーは年齢も仕事もさまざま。50代の選手もいてビックリした。ホンダロックが勤務先になってる選手はけっこういて「へぇ~」となった。
 働きながらもサッカーを続けるというのは、よほどのサッカー好きだと思う。「これだけいれば、自分の知ってる奴もいるかも?」と思ってよく探したら、同級生の名前があった。懐かしくなってしまった。
 ところで、自分。どうも宮崎県のサッカーについてはまだ知らないことだらけのようだ。がんばります('A`)ノシ


宮崎県1部リーグの順位(第4節)

1位 延岡市サッカークラブ(延岡市、4勝、勝ち点12、得失点差+16)
2位 綾サッカークラブ(綾町、3勝1分、勝ち点10、得失点差+15)
3位 楽蹴クラブ(宮崎市、2勝1分1敗、勝ち点7、得失点差-1)
4位 ディナモ都城(山田町、2勝2敗、勝ち点6、得失点差+3)
5位 宮崎県庁サッカークラブ(宮崎市、1勝2分1敗、勝ち点5、得失点差+1)
6位 サザンクロスFC1974(宮崎市、1勝1分2敗、勝ち点4、得失点差-4)
7位 西諸ドリームズ(野尻町、1分3敗、勝ち点1、得失点差-10)
8位 田野ウィングス(田野町、4敗、勝ち点0、得失点差-20)


宮崎県1部リーグの残り日程

【第5節 10月16日(日) 田野町総合運動公園(予定)】
楽蹴クラブ vs サザンクロスFC(9:30~11:10)
延岡市SC vs 宮崎県庁SC(11:20~13:00)
綾SC vs ディナモ都城(13:10~14:50)
田野ウィングス vs 西諸ドリームズ(15:00~16:40)

【第6節 11月13日(日) 田野町多目的広場(予定)】
綾SC vs 宮崎県庁SC(9:30~11:10)
楽蹴クラブ vs 西諸ドリームズ(11:20~13:00)
延岡市SC vs ディナモ都城(13:10~14:50)
田野ウィングス vs サザンクロスFC(15:00~16:40)

【第7節 11月27日(日) 小林市陸上競技場(予定)】
楽蹴クラブ綾SC vs 田野ウィングス(10:00~11:40)
サザンクロスFC vs 西諸ドリームズ(11:50~13:30)

【第8節 12月11日(日) 高城町総合運動公園(予定)】
ディナモ都城 vs 宮崎県庁SC(10:00~11:40)
延岡市SC vs 綾SC(11:50~13:30)


宮崎県2部リーグの順位(第6節)

1位 日向太陽サッカークラブ1973(日向市、5勝、勝ち点15、得失点差+14)
2位 飛翔フットボールクラブ(高城町、4勝2敗、勝ち点12、得失点差+12)
3位 都農FC(都農町、3勝1分1敗、勝ち点10、得失点差+8)
4位 児湯サッカークラブ(川南町、3勝1敗、勝ち点9、得失点差+7)
5位 Andimo門川1965(門川町、3勝2敗、勝ち点9、得失点差+3)
6位 五十市FC(都城市、1勝1分4敗、勝ち点4、得失点差-19)
7位 BeBuサッカークラブ(高原町、1勝4敗、勝ち点3、得失点差-9)
8位 だっくす(宮崎市、1勝4敗、勝ち点3、得失点差-12)
9位 FC VOLCANE(三股町、2分3敗、勝ち点2、得失点差-4)


宮崎県2部リーグの残り日程

【第7節 10月16日(日) 都農町藤見グランド(予定)】
児湯SC vs 都農FC(9:30~11:10)
BeBuSC vs 五十市FC(11:20~13:00)
日向太陽SC vs FC VOLCANE(13:10~14:50)
だっくす vs Andimo門川(15:00~16:40)

【第8節 11月13日(日) 都城市志和池市民広場(予定)】
飛翔FC vs BeBuSC(9:30~11:10)
日向太陽SC vs 都農FC(11:20~13:00)
児湯SC vs 五十市FC(13:10~14:50)
だっくす vs FC VOLCANE(15:00~16:40)

【第9節 11月27日(日) 宮崎市エントランスプラザ(予定)】
都農FC vs だっくす(10:00~11:40)
FC VOLCANE vs Andimo門川(11:50~13:30)

【第10節 12月11日(日) 都城市志和池市民広場(予定)】
BeBuSC vs 児湯SC(10:00~11:40)
飛翔FC vs 日向太陽SC(11:50~13:30)


宮崎県3部リーグの順位(第6節)

1位 寺門健(日南市、5勝1敗、勝ち点15、得失点差+17)
2位 小林サッカークラブ(小林市、4勝1敗、勝ち点12、得失点差+4)
3位 FC都城蹴愛(都城市、4勝1敗、勝ち点12、得失点差+3)
4位 スパークス(西都市、3勝1分2敗、勝ち点10、得失点差+4)
5位 日南蹴友会(日南市、2勝1分3敗、勝ち点7、得失点差-5)
6位 N.P.F.C(佐土原町、2勝3敗、勝ち点6、得失点差-1)
7位 西都サッカークラブ(西都市、1勝1分3敗、勝ち点4、得失点差-2)
8位 FC.GARYUW(高崎町、1勝4敗、勝ち点3、得失点差-1)
9位 旭陽会(延岡市、5敗、勝ち点0、得失点差-23)


宮崎県3部リーグの残り日程

【第7節 10月16日(日) 西都市清水台総合運動公園(予定)】
小林SC vs スパークス(9:30~11:10)
寺門健 vs FC都城蹴愛(11:20~13:00)
FC.GARYUW vs 西都SC(13:10~14:50)
N.P.F.C vs 旭陽会(15:00~16:40)

【第8節 11月13日(日) 都城市志和池市民広場(予定)】
小林SC vs FC.GARYUW(9:30~11:10)
FC都城蹴愛 vs 日南蹴友会(11:20~13:00)
旭陽会 vs 西都SC(13:10~14:50)
N.P.F.C vs スパークス(15:00~16:40)

【第9節 11月27日(日) 小林市総合運動公園展望広場(予定)】
西都SC vs 寺門健(10:00~11:40)
日南蹴友会 vs 旭陽会(11:50~13:30)

【第10節 12月11日(日) 高崎町総合運動公園(予定)】
FC.GARYUW vs N.P.F.C(10:00~11:40)
小林SC vs FC都城蹴愛(11:50~13:30)

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2005年10月03日

大熱戦だったWJBL宮崎大会 [ バスケットボール ]

 バスケットボール女子日本リーグの公式戦が2日(日)、宮崎市総合体育館で行われた。
 まずはWIリーグ、東京日動海上ビッグブルーvsトヨタ紡織サンシャインラビッツ。点差の広がらないゲームになったものの、要所で3ポイントを決めるなどしたトヨタが今シーズン初勝利をあげた。無得点ではあったもののアシストを連発した、宮崎県出身である伊集院舞選手の活躍も光った。
 つづいてWリーグ、日立ハイテクノロジーズスクァレルズ vs シャンソン化粧品シャンソンVマジック。前半は日立がリードするも、第3クォーターにシャンソンが追いついてからは一進一退の大接戦。延長までもつれ、ここ一番の集中力を見せたシャンソンが競り勝った。

シャンソン 75 - 72 日立ハイテク
 (14-20、16-17、17-8、18-20、延長10-7)
トヨタ紡織 66 - 57 東京海上日動
 (17-15、20-15、12-15、17-12)
トヨタ・梅本のフリースロー シャンソン

※レポートは後ほど(最近、こればっか…)

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