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2006年01月20日
大相撲初場所13日目、栃東が単独トップに [ 大相撲 ]
大相撲初場所13日目は天覧相撲。天皇皇后両陛下がご観戦になった。横綱、大関、立行司などが両陛下を入口で出迎えて、土俵入りは天覧バージョン。力士1人1人を正面から見れるので、化粧まわしをじっくり眺めることができた。
混戦の優勝争いは星の潰し合いが本格化してきた。まずは1敗の北勝力と2敗の白鵬。北勝力にとっては今場所初の三役との対戦。取組は呆気なく白鵬が勝った。そして大関同士、1敗の栃東と2敗の琴欧州。琴欧州が勝てば6人が2敗で並び、栃東が勝てば単独トップに立つ。そして栃東が勝った。
直後に登場したのが朝青龍。前日の小手投げで痛めた右腕はテーピングが巻かれている。相手は安馬。この安馬に朝青龍がいいところなく敗れてしまった。朝青龍の連敗などいつ以来だろうか。これで朝青龍は優勝争いから後退した。痛めている右腕が気がかりだ。
優勝争いは1敗の栃東がリード。14日目は北勝力が相手でこれは負けないだろうから、千秋楽の横綱戦がカギとなる。14日目は2敗同士、白鵬vs時津海もある。
(1敗) 栃東
(2敗) 白鵬、北勝力、時津海
(十両) 栃乃洋が2敗、猛虎浪ら4人が3敗
(幕下) 把瑠都、出羽鳳、白馬、杉田、霧の海、豊乃國、若ノ鵬で優勝決定戦
(三段目) 暁司が優勝
(序二段) 弓の里と司海(黒海の弟)の優勝決定戦
(序ノ口) 臥牙丸(グルジア出身)が優勝
13日目の結果
幕下以下
萬華城(西三段目98)が負け越し。平成生まれでは一番出世だったけど、ついに止まった。来場所は序二段か。
十両昇進をかけた北勝岩(東幕下1、3勝3敗)vs出羽鳳(西幕下8、6勝1敗)。北勝岩が勝って十両復帰を決めた。負けた出羽鳳は敗れて十両昇進と優勝を逃し、これで幕下は7人による優勝決定戦となった。面白くなってきたよ!
●片山(西前頭16、5勝8敗) vs 嘉風(西前頭13、4勝9敗)○
勝昭は嘉風について「期待はずれ」と言ってたけど、自分はこんなものだと思う。ただ、来場所は今回の経験が活きて良くなるんじゃないかと。
●高見盛(東前頭10、6勝7敗) vs 琴奨菊(西前頭10、7勝6敗)○
得意の右を差せない高見盛。勝機はあったけど勝てなかった。ずるずる負ける高見盛、ついに負け越しリーチ。高見盛の何がいかんて、相撲がつまんないんだよね、最近は。
○時津海(西前頭14、11勝2敗) vs 垣添(西前頭7、7勝6敗)●
「時津海、ほんと調子いいんだな~」と思わせた相撲。もろ差しに来た垣添の両腕をきめるなど上手さも光ったし、気迫も出ていた。明日の白鵬戦が楽しみになってきた。
●黒海(西前頭2、6勝7敗) vs 玉乃島(西前頭2、6勝7敗)○
四つ相撲。2分ほど互いに動かない。玉乃島がまわしを取ってないのだから、有利なのは左下手を取ってる黒海。ところが黒海が攻めない。動き出して玉乃島が外掛けで倒した。黒海はここを勝てば三役に近づく一番だった(小結を負け越しにして、自身は勝ち越しリーチ)。ところが、ここ一番で取ったのは中途半端な相撲。こんなんじゃダメだよ。期待してただけに残念。
●北勝力(東前頭11、11勝2敗) vs 白鵬(西関脇、11勝2敗)○
瞬時に呆気なく終わった。立会い、北勝力がすぐに引いて自滅(自分から土俵外に出たようなもの)。白鵬は落ち着いて攻めていた。怒りの勝昭、北勝力をボロクソに言っていた。
○栃東(東大関、12勝1敗) vs 琴欧州(西大関、10勝3敗)●
まわしを取りたい琴欧州、おっつけの栃東。立会い、栃東が琴欧州の右からいなし、琴欧州を追いかけるように向きをかえて一気に押すと琴欧州の左足が蛇の目を踏んでいた。栃東、万全の相撲で単独トップに。琴欧州は優勝争いから後退。
朝青龍(東横綱、10勝3敗) vs 安馬(東前頭6、8勝5敗)○
立会い、安馬が朝青龍の左にまわりこむようにして右上手を取る。そこで一旦静止。安馬が左手で朝青龍の左足を払いながら右上手にグイッと力を込めると、朝青龍が右手を着いた。安馬が金星! 朝青龍はテーピングを巻いた右腕が使えないのか…? それにしても安馬が上手かった(そして、怪我してる右は攻めなかった)。
14日目の取組
稀勢の里(東前頭9、7勝6敗) vs 嘉風(西前頭13、4勝9敗)
若手対決。稀勢の里は勝ち越しをかける。
露鵬(東前頭2、8勝5敗) vs 垣添(西前頭7、7勝6敗)
露鵬、後半になって負けが目立つようになってきた…。
琴光喜(東関脇、8勝5敗) vs 安馬(東前頭6、8勝5敗)
念願の勝ち越し&金星を手にした安馬。その勢いで関脇も…!
時津海(西前頭14、11勝2敗) vs 白鵬(西関脇、11勝2敗)
互いに好調なので楽しみな一番。
栃東(東大関、12勝1敗) vs 北勝力(東前頭11、11勝2敗)
栃東にとっては楽な相手。勝負は千秋楽の横綱戦だ。
朝青龍(東横綱、10勝3敗) vs 琴欧州(西大関、10勝3敗)
優勝争いから一歩後退した2人。朝青龍は右腕が気がかり。
投稿者 blogpawanavi : 2006年01月20日 22:00
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