2006年02月08日

センバツ九州地区代表 延岡学園高校

 2006年3月23日(水)から甲子園球場にて開催される「第78回センバツ高等学校野球大会」の出場校が決定した。宮崎県からは九州大会ベスト4の実績が認められ「延岡学園高校」が3年ぶり2回目の出場となった。今回、延岡学園を率いる、浜崎満重監督は1昨年の12月に就任したばかり、わずか1年での甲子園出場となる。同校は昨年開催された新人大会・準優勝~秋の九州大会宮崎予選・優勝~九州大会ベスト4と、着実に実力をつけている。九州大会では沖縄尚学(沖縄)や波佐見(長崎)といった強豪をやぶっている。そんなことから、センバツまで約1ヶ月強という短い期間でも、更なる成長が期待される。今回のレポートでは、そんな延岡学園の「成長力」をテーマに、この1年間でどのような部分が変わったのか?を、浜崎監督、小園主将、大西投手、そして今村マネージャーに聞いてみた。尚センバツ大会抽選会は3月15日(全国出場校リストは下記を参照)となる。
(文・撮影:松田秀人)

練習風景 練習風景

~のびのびと練習できる環境~
 延岡市の北に位置する可愛岳を背景に、大自然にかこまれた素晴らしい環境の元、延岡学園高校の校舎やグランドがある。選手達が集中しつつも、のびのびと練習できる環境があり、ハード面でも室内練習場(SAKURAドーム)といった設備が充実している。下の画像は、校舎外観、広々とした野球グラウンド、そして室内練習場である。校舎外観 野球グラウンド
野球グラウンド 選手達
SAKURAドーム外観 SAKURAドーム内
SAKURAドーム内 SAKURAドーム練習風景

~目的意識をもった練習~
 この日(2月7日)は練習終了後に、ユニホームの採寸があるとの事で、若干早めに練習がはじまった。通常、平日の練習は朝も含め4~5時間、個人的な練習は含まれない。練習風景で特に印象的なのは、しっかりと声がでている事。それも、ただ大きな声を出しているのではない。練習の状況によって起こる様々なシーンを、選手達が想定し、しっかりと相手に伝えている。たとえば「今の○○は○○がよかった」といったように、「ナイス」とか「OK」といったアバウトな表現ではないのである。シートノックなどで、ミスをした選手が「もう一球!」と叫ぶと、「試合でもう一球はないやろ!」とゲキが飛ぶ!筋力トーレー二ングなどでも「○○にいい筋肉つけようぜ!」といった声がかけられる。どんな練習をする時でも、何のために今何をやっているか?を理解している事は重要。これらの目的意識をもった練習が、彼らの成長速度を大幅にアップさせているのでは?と感じる場面が多々あった。
練習風景 練習風景
練習風景 練習風景
練習風景 練習風景
練習風景 練習風景
練習風景 練習風景

~浜崎満重監督インタビュー~
浜崎満重監督
-----センバツという事で宮崎代表としてだけでなく九州地区代表となりました。
 全九州から選ばれたのですから、ほこりに思い、、また全力を尽くして戦いたいと思います。九州地区では、他3校(長崎・清峰、沖縄・八重山商工、佐賀・伊万里商)は全て公立校で、しかも全て初出場校です(延岡学園は3年ぶり2回目)。という事は、他の3校よりも最後まで生き残らなければならないと思います。
-----浜崎監督ご自身は春・夏共に経験されていますが、大きな違いは?
 春の大会と夏の大会では、まったくちがいますね・・・。夏は予選から甲子園までの間に日数がなく、そのため、勝ち上がっていけばスケジュール的には厳しいものがありますが、精神的にも肉体的にも”勢い”が残っています。体がどっぷり実戦に浸かっているので試合の感覚がにぶる事はありません。しかし春の大会は、前の年の秋から甲子園まで一冬越してしまいます。そのため、肉体的にも精神的にもつくりなおさなければならないのです。そのようなわけで、今までは体造りに重点をおいて練習をしてきましたが、これから、あと1ヶ月間は実戦練習に取り組まなければなりません。昨年のいいイメージをできるだけ早くとりもどしていきたいです。
-----目標は夏の大会に設定していると聞きましたが?
 そうですね、あくまでも大きな目標は夏の大会ですね。もちろん1勝する事は大切ですが、春だけを見据えてチームを作っていくと、大きな流れが春で切れてしまいます。今回の春の大会は、夏に向けての大きな経験ができる貴重な舞台です。この春を経験できる事で、又ひとつ選手達が成長できるのです。かれらはまだまだ成長途中で、いろんなものをどんどん吸収しています。今回の大会でも全力を尽くし戦う事で大きな収穫を得る事ができるでしょう。そして、それがまた夏に繋がるように流れを作らなければなりません。
-----秋以降、どのような練習を中心におこなっていますか?
 体造りはもちろんですが、守備を主体にやっていますね。今のチームは内野・外野ともにバランスがいいと思います。しかし守備の要となる二塁手の米良君(2年門川中)が膝の怪我から復帰途中で、守備が主体となるチームだけに、彼の状態がキーポイントの一つではあると思います。私達も心配していますが、米良君本人が一番辛い時期だと思うので、本番までの実戦練習では、気持ちを強くもって頑張って復帰してもらいたいと思います。
-----一年で大きく変わった事はなんでしょうか?
 新チームとなったのは昨年の8月ですが、現在以前からのレギュラーが5人残っています。様々な戦いを経験した彼らがそのまま仲間として在籍しているのは、チームが成長する上でとても貴重です。そうした中、どの選手も順調に、心身共に成長しています。自主性もでてきましたし・・・。昨年の夏はベンチだった新人のレフト柳田君(2年北川中)、同じくサードの谷口君(2年小林中)なども大きく成長しています。そして全体的にはリズムやテンポがよくなってきているのがうかがえます。昨年の春からの経験者が多いので、今まで培ってきた経験を是非、本番に活かしてほしいと思います。

~小園雄也主将(2年山之口中)インタビュー~
小園雄也主将
-----九州地区代表に選ばれた感想は?
 一瞬「まさか?」と思いました。直ぐには実感がわかなかったのが正直なところです。取材などが終わり、浜崎監督から「これからも気持ちを引き締めろ!」といわれ、それから徐々に「代表に決まったんだな~」っていう実感がわいてきました。九州代表では他の3校が全て初出場校なので、絶対に3校より先に負けるわけにはいかないですね!
-----この1年間で変わった点は?
 守備に対する考え方が変わりました。守備の重要性を理解する事で、特に接戦などの辛い試合の時は守備への自信が大きな味方になります。今は以前に比べ、意識的に守備強化を図って練習にのぞんでいます。
-----自分のセールスポイントはどこですか?
 やはり守備です。それと、どんな小さな事でも常に全力でプレーする事です。これは僕だけでなく、チーム全体のセールスポイントになるように、チームをまとめて行きたいです。
-----目標としている選手を教えてください
 福岡ソフトバンクホークスの川崎選手のように、足と守備が活かせるような選手になりたいです。

~大西靖彦投手(2年大阪杉中)インタビュー~
大西靖彦投手
-----九州地区代表に選ばれた感想は?
 ベスト4だったので、決まるまでは落ち着きませんでした・・・。決まった瞬間は本当に嬉しかったです。監督からも、「延岡市、宮崎県、そして九州の代表として戦ってほしい」と言われ気持ちを引き締めて戦いたいと思いました。今までは、甲子園にいく事が目標でしたが、これからは甲子園で勝つ事が目標となりました。甲子園で1勝する事は大きな意味があると思いますので、全力を尽くしプレーしたいと思います。
-----この1年間で変わった点は?
 野球にとりくむ姿勢が大きく変わりました。個人練習の密度が高まり、練習する事が楽しくなりました。レベルも高くなり楽しいと感じるポイントも大きく変わってきたので、きつい練習でも笑顔でできるようになりました。これは僕だけでなく、みんなも同じだと思います。
-----自分のセールスポイントはどこですか?
 自分はアンダースローなので、ストレート自体に癖があります。それを利用し、コースをつきながら打たせてとるピッチングを心がけたいと思います。
-----目標としている選手を教えてください
 千葉ロッテマリーンズの渡辺俊介選手のようなピッチング技術を身につけたいです。

~今村桃乃マネージャー(1年)インタビュー~
今村桃乃マネージャー
-----マネージャーのお仕事は?
 スコアをつけたり、掃除、選択、お客さんの接待や保護者の方のお手伝いなど、いろいろあります。
-----つらくはないですか?
 先輩がいなくなって、ちょうど今、マネージャーが私1人になってしまったので、辛いというよりも、仕事が重なった時、とても忙しくなってしまいます。
-----たのしい事は?
 試合でスコアをつけているので、試合の流れがよくわかります。そんな時、チームがいい感じになってきて、ベンチが盛り上がってくるのが楽しいです。でも個人的には勝ち負けに関係なくいつも泣きそうです(笑)。
-----マネージャーから選手達をみて1年間で変わったことは?
 的確な場面で、大きな声がでるようになりました。それに最近選手達が「1日中練習していたい」なんて台詞も聞けるようになりました。野球に関しては頼もしく感じます。
-----代表として?
 1戦1戦を大切にして、1勝でも多く勝ち星をあげれたらと思います。

「第78回センバツ高等学校野球大会/大会出場校一覧」
■北海道
北海道 駒大苫小牧  2年連続3回目
北海道 旭川実 3年ぶり2回目
■東北
秋田 秋田商 2年ぶり5回目
青森 光星学院 8年ぶり3回目
■関東
千葉 成田 初
群馬 高崎商 7年ぶり2回目
神奈川 横浜 3年ぶり11回目
神奈川 東海大相模 2年連続7回目
■東京
東京 早稲田実 18年ぶり18回目
東京 東海大菅生 9年ぶり2回目
■東海
岐阜 岐阜城北 初
愛知 愛知啓成 初
■北信越
富山 高岡商 18年ぶり3回目
新潟 日本文理 初
■近畿
大阪 履正社 初
和歌山 智弁和歌山 3年ぶり7回目
京都 京都外大西 8年ぶり6回目
大阪 PL学園 7年ぶり19回目
滋賀 北大津 初
兵庫 神港学園 11年ぶり4回目
■中国
岡山 関西 2年連続8回目
岡山 岡山東商 28年ぶり8回目
山口 南陽工 6年ぶり3回目
■四国
徳島 小松島 5年ぶり2回目
愛媛 今治北 初
■九州
長崎 清峰 初
沖縄 八重山商工 初
宮崎 延岡学園 3年ぶり2回目
佐賀 伊万里商 初
■21世紀枠
栃木 真岡工 初
石川 金沢桜丘 53年ぶり3回目
■希望枠
岩手 一関学院 初

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2005年08月24日

宮崎県高校野球新人大会、宮崎北vs本庄

 20日から宮崎県高校野球新人大会の地区予選が県北、県央、県南の各地区で始まった。大会の概要については8月19日の記事で熟知すべし。
 「試合を観れるのはこの日だけかなぁ」ということで22日の昼、県央予選が行われているアイビースタジアムに向かった。
 そしたらなんと! 我が母校・宮崎北の試合だった。そうか、雨で順延されたから…。相手は本庄高校。あの、聖心ウルスラに敗れた予選決勝以来の公式戦だ。
北高の攻め

 会場に入ろうとすると、なんと入場料が。昔の話だけど、自分たちの新人戦(サッカー)は無料だった…。500円払った。自分の2食分か…。今度から高校野球は必ず取材申請してから行くようにしよう…。
 試合はすでに4回。宮崎北はあの時と同じ1塁側で先攻。スコアは3回が終わって3-2でリードしている。
 会場はさすがに空席が多い。1塁側スタンドには北高の父母らしき人たちが15人ほどいて、決勝で使ってた赤いメガホンを持っている。本庄の応援も15人ほど。
 天気は太陽が出たり隠れたりして蒸し暑い。自分は一番いい席、バックネット正面の最前席で観ることに。この試合でまた日焼けしてしまった…。
北高スタンド

【4回表(宮崎北)】宮崎北 4-2 本庄
 1、3塁の場面。1塁ランナーが走る。キャッチャーが2塁に投げる。3塁も走る。1塁ランナーが挟まれる。ベースで刺されてアウト……と思ったらなんとセーフ! その間に3塁ランナーが生還。本庄のまずい守備に助けられての1点だった。この試合、まずい攻めとエラーが続出することになる。

【4回裏(本庄)】宮崎北 4-4 本庄
 先頭打者が2塁打。お互いのベンチが声を出しまくる。試合が終わるまで、気合と声が途切れることはなかった。
 本庄の打者、3バント。ピッチャーが捕って3塁に投げてアウト……と思ったら、サードが球を落としてた。オイオイ。次の打者が三遊間ヒットで1点差。さらにヒットで同点。

【5回表(宮崎北)】宮崎北 4-4 本庄
 そういや、北高の山本監督を見かけない(ベンチの奥にいる)。部長が選手に檄を飛ばしている。じつはこの試合、采配を振るっていたのは部長だと思う。
 投手はお互い右投げ。ただ、自分が見た感じでは特筆すべき点は見当たらない。正直言って、まだまだ。
 1塁ランナーが牽制でアウト。オイオイ…。

【5回裏(本庄)】宮崎北 4-4 本庄
 先頭打者はセカンドゴロ。これの処理をセカンドが手間取ってノーアウトのランナー。しかし、走ったところをキャッチャーが刺してアウト。お互い、足でチャンスを潰してる…。

グランド整備
 5回裏が終わるとグランド整備の時間。両ベンチから選手たちがトンボを持ってグランドに向かっていく。そして、みんなで均していく。他はラインを引いて、本塁にじょうろで水を撒いたり。
 夏の予選では車を使ってたのに、この大会では金をかけていない。金をかけてないといえば、電光掲示板。選手の名前が出ていない(アナウンスはもちろん選手の名前で)。
 高校野球の大会は、高校球児たちの支えもあってこそ――だ。
本塁の整備 トンボがけ

【6回表(宮崎北)】宮崎北 5-4 本庄
 いきなり3塁打! そして、本庄バッテリーのワイルドピッチで勝ち越し。
 北高は相手のエラーに足を絡めてかき回す。無死満塁。一気に突き放すチャンスだ。
 ところが……。打者がスクイズの素振りでボールを見逃すと、なんと3塁ランナーが走ってきてアウト。なんやねん、それは…( ゚д゚) 見逃し三振。セカンドゴロ。チェンジ。バックネット裏で悶絶する俺ガイル…。1点に抑えた本庄ベンチが明るい。

【6回裏(本庄)】宮崎北 5-8 本庄
 本庄はバントが上手くない。バントミスが多い。
 セカンドがエラー。左の球を捕りに行くとき、手だけで行ってる感じだ。ダメだなぁ…。
 本庄、またもやバントミス。「上手くない」じゃなくて「下手」に訂正。北高の投手は(右打者に対しての)インコースギリギリの変化球が効果的だ。これは良かった。
 ところが、レフトヒットを打たれる。守備が手間取ってるうちにホームイン、同点。そして、長打で2点勝ち越し。さらに、サードエラーでこの回4点目。
 6回裏に4点取られるって……嫌なこと思い出させんでくれよ(ノД`)

【7回表(宮崎北)】宮崎北 5-8 本庄
 いい当たりはあるんだけど、ヒットにならない。

【7回裏(本庄)】宮崎北 5-8 本庄
 北高の投手、インコースの変化球はほんといい。

【8回表(宮崎北)】宮崎北 6-8 本庄
 ノーアウトのランナーが出る。セカンドゴロ。ランナー送って、1塁アウト……と思ったら、なんと2塁にも送球してアウト! ランナーが2塁から飛び出してた…。自分、さすがにブチキレそうになる…。つまらんミスが多すぎ!
 で、この後に3塁打が出るんだよなぁ(ノД`) なんで得点チャンスを潰すねん…。この後にキャッチャーの送球ミスがあって、北高6点目。じつは、本庄はキャッチャーが変わってから北高の得点に絡んでいる…。

【8回裏(本庄)】宮崎北 6-8 本庄
 三者凡退。北高のショートが上手い!

【9回表(宮崎北)】宮崎北 7-8 本庄
 またもノーアウトのランナーが出る。ここでピッチャー強襲のヒット! しかし、3塁でランナーアウト。セーフと思った自分はガッカリ…。
 ワイルドピッチで1死3塁。ここでフォアボール。走って2、3塁に。一本長いのが出れば同点だ。打球はセンターフライ。タッチアップで1点差。
 さあ、追いつくぞ!……というところでアウトで試合終了。北高、敗れる。

宮崎北 012 101 011 │7
本  庄 200 204 00× │8
最終回の北高ベンチ ヒット!

 お互いにエラーが、エラーカウントされないようなミスもたくさんあって、応援する側としてはある意味辛い試合だった。まあ、シーソーゲームではあるし、最後の最後まで見せ場があったので面白い試合でもあったけど。

 北高は攻めがまずい! 信じられないようなミスがあって、それでみすみすチャンスを潰していた。集中力が切れていたのか?
 あと、チャンスで打てないのは…。じつは、自分が会場に着いてからタイムリーヒットでの得点は1点もない。相手のミスか犠打だけだ。6回表なんか大量得点のチャンスだった。北高のほうがヒットは多いのに(北高12本、本庄9本)。
 守備については両チームとももっと向上しないと。「下手」とか厳しい言い方してるのは、彼らはまだ先があるからだ。
 褒めるべきは、両チームとも声は最後まで途切れなかった。終盤に近づくたびにテンションが上がっていた。たとえミスしようとも、攻めてやるという気持ちは失っていなかった。

 試合が終わると両チームの部員たちがグランドや場内、球場周辺の清掃を始めた。
 じっと見つめていると北高の山本監督がトンボを持って、グランドを均し始めた。これは本庄の監督が選手に任せさせて、2人で話しこんでいた。
 しっかし、北高の1年は弱いなぁ…。彼らがどう育つか、楽しみにしてます。
 帰りに北高の部員とすれ違ったら、挨拶してくれた。
スタンドに礼

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2005年08月21日

中学生新人野球大会

 総合運動公園のサッカー場とラグビー場の近くにはサンマリンスタジアムがある。九州社会人サッカーを観ているとき、場内アナウンスが聞こえて気になった。サッカーが終わってから次の電車が来るまで、ちょっと寄ってみることにした。
 行われていたのは中学生新人野球大会の第22回宮崎地区大会第2回西都児湯地区大会だった。
都於郡のバント

 自分がいたのは30分だけ。試合は西都児湯地区の準々決勝、唐瀬原vs都於郡だった。
 サンマリンスタジアムはジャイアンツがキャンプで使うだけあって広いし、グランドもきれい。そういえば、ここでゲームを観るのは初めてだ。
サンマリンスタジアム

 軟式野球は音が違う。硬式なら「カキーン!」だけど、軟式は「ボスッ!」。
 選手たちは中学1、2年生。成長していく時期なので小さい。でも、ピッチャーの投げる球はけっこう速い。都於郡の投手は左投げだった。
都於郡の投手

 試合は都於郡がリード。1点目はスクイズ、2点目はサードの1塁への返球が高くなったときにホームイン。中学生だから、ミスがあるのはしょうがないか。
 都於郡でビックリしたのは……母ちゃん! チャンスになったり、ピンチを凌いだりすると母親たちが大騒ぎ。「キャーーー!」って声がスタジアム全体に響いてたぞ…。

 唐瀬原は選手たちが声をよく出していた。ヒットでは「ナ~イスバッティン!」、ヒットが欲しいときは「○○のヒットが見た~い!」と歌いながら応援してて、母ちゃん軍団に対抗していた。
 監督も温かく檄を飛ばしてた。「(ピンチを)よく止めたな」「1点差は取れない点数じゃないぞ」「自分たちで攻める気持ちが大事ぞ!」とか。技術だけじゃないんだよな、この世代のスポーツは。「もっと引き付けて打て」とか、技術的なアドバイスももちろんしてたけど。
 5回表はエラー、ボーク、デッドボールで満塁のチャンスになって、1点を返していた。
唐瀬原ベンチ 唐瀬原のチャンス

 気になったのが、両チームともに小さい控え選手がバットを拾ったり、裏方として動き回っていたこと。ほんと小さく、ちょこまかと。
 審判にお茶を差し出したり、そういう心づかいも忘れない。
 控え選手もやるべきことをやって試合に臨む。グランド上の選手だけじゃない、チーム一丸となってプレイしてる――そう感じた。
控えの選手

 試合は最後まで観れなかった。都於郡が3-1で勝っている。
 21日は宮崎地区大会、西都児湯地区大会ともに準決勝と決勝が行われる。
 (追記:雨で中止になったため、27日(土)と28日(日)に順延)

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2005年08月11日

聖心ウルスラ学園 vs 駒大苫小牧――ウルスラ、0-5で敗れる

 高校野球6日目第2試合で、宮崎代表の聖心ウルスラ学園が登場した。相手は昨年の優勝校、南北海道代表の駒大苫小牧。
 天気は晴れ。駒大苫小牧が1塁側(後攻)で、聖心ウルスラ学園が3塁側(先攻)。
 両チームのオーダーは以下のとおり。

【聖心ウルスラ学園】
(1)東(センター)
(2)黒木(セカンド)
(3)加藤(ライト)
(4)川野(ピッチャー) → (レフト)
(5)富士本(キャッチャー)
(6)菊次(ファースト) →(ピッチャー)
(7)田原(サード)
(8)田中(レフト) → 山田(ファースト)
(9)甲斐智(ショート)
 ※8回裏から菊次がピッチャーに

【駒大苫小牧】
(1)林(セカンド)
(2)辻(ショート)
(3)岡山(ファースト)
(4)本間(センター)
(5)青地(レフト)
(6)五十嵐(サード)
(7)山口(ライト) → 鷲谷(代打) →白岩(代走) → 高野
(8)松橋(ピッチャー)
(9)小山(キャッチャー)

 試合は徐々にリードを広げた駒大苫小牧が快勝。聖心ウルスラ学園は初勝利を目指したものの、初戦で姿を消した。

聖心ウ 000 000 000 │0
苫小牧 100 110 20× │5

【試合前】
 ウルスラの紹介、予選決勝の「宮崎北」に涙する自分…。
 ウルスラ大応援団が映る。チアガールの知ってる子たちも。衣装は緑と白が基調。メガホンは青。
 石田監督の紹介。「相手は昨年のチャンピオンチームだけど、同じ高校生だから」。マネージャーの伊藤さんも見える。
 両チーム、整列。11:30、プレイボール!

【1回表(聖心ウルスラ)】聖心ウ 0-0 駒大苫
 1番、東。初球から打つ。144km。速い。セカンドフライ。
 2番、黒木。次も145km。速いなぁ…。最初から続けてストレート。ウルスラは西宮に来てから、バッティングマシーンで練習していた。ファイルが続く。球がやや高めか? 黒木、ボール球をファウルにしてる。最後は三振、2アウト。
 3番、加藤。変化球は110km台。いい当たりもレフトフライ。

【1回裏(駒大苫小牧)】聖心ウ 0-1 駒大苫
 1番、林。初球はボール。いきなり、センター方向の長打! ノーアウト2塁。送りバントで3塁へ。苫小牧、先制のチャンス。
 3番、岡山。5割を超える打率だ。3球目、空振りで2ストライク。ボールが続いて2-3。ファウル。そして、ファースト方向への速いゴロ。これを1塁・菊次が弾いてしまう。苫小牧、エラーで先制。ウルスラ、まだ硬いか?
 4番、本間。1死1塁。三振! 1塁ランナー盗塁するも、失敗! ダブルプレー。

【2回表(聖心ウルスラ)】聖心ウ 0-1 駒大苫
 校歌が流れる。応援団の色は青。チアガールのポンポンは黄色。
 4番、川野。それにしても速いな、松橋…。ストレート中心だ。でも、球は高め。セカンドゴロ。ボール球は見逃してほしいぞ(それができずに高知は負けた)。
 5番、富士本。つまった当たり。ショートゴロ。
 6番、菊次。ファウルが多い。最後は140kmで三振。

【2回裏(駒大苫小牧)】聖心ウ 0-1 駒大苫
 苫小牧のギャル、なんで熊本工業のウチワなんだ(゚Д゚)What?
 5番、青地。サード方向のファウルフライ。
 6番、五十嵐。ショートゴロ。川野、良くなってきたか。
 7番、山口。スイッチヒッター。右に入る。セカンドゴロで三者凡退!

【3回表(聖心ウルスラ)】聖心ウ 0-1 駒大苫
 マネージャー・伊藤さんのアップ。
 7番、田原。初球をピッチャーゴロ。
 8番、田中。左打者が続く。セーフティバントもファウル。ファウルが足に当たったので冷やす。場内拍手、苫小牧スタンドからだ。ファウルが多い。2巡目が楽しみ…。ピッチャーへの軽いライナーでアウト。
 9番、甲斐。右打ち。ファーストのファウルフライ。三者凡退が続く。

【3回裏(駒大苫小牧)】聖心ウ 0-1 駒大苫
 8番、松橋。センターライナーをキャッチ。東、よく捕った。
 9番、小山。空振りが2回続く。見送りの三振! 川野は手がなかなか見えない投球だからいいね。球も低めに行ってるし。
 1番、林。デッドボールで2死1塁。
 2番、辻。セカンド方向のゴロをセカンド捕れない! 2死1、3塁のピンチ。
 3番、岡山。これはファーストゴロ。

【4回表(聖心ウルスラ)】聖心ウ 0-1 駒大苫
 ウルスラTシャツ(延岡)とチアガールの紹介。「ふるさとと一緒だという気持ちを!」。
 1番、東。ストレートをライトヒット! いい当たり! ノーアウトのランナー。2巡目という、自分の読みどおりやん(・∀・)
 2番、黒木。バントを…打ち上げてファウル。冷や冷やもん…。3バントで送る。1死2塁。初めての得点圏。
 3番、加藤。北高戦ではランニングホームランで先制した打者だ。レフトのいい当たりも…フライ。2アウト、ランナーそのまま。
 4番、川野。チアガール「フレ! フレ!」。カウント2-0。ファウルで粘る。抜けた球が続く。高めのボールを振ってしまい、サードのファウルフライ。無得点。

【4回裏(駒大苫小牧)】聖心ウ 0-2 駒大苫
 試合前に苫小牧応援団が、ウルスラ応援団にアドバイスしてたそうだ。たしかに、慣れてるよなぁ…。
 4番、本間。2球、空振りが続く……も、甘く入った球を打ってレフトへ。ノーアウト2塁。
 5番、青地。送りバントの構え。送るもファウル。1球外して、2-1。ヒッティングで三遊間を抜ける! 2点目追加!
 マウンドにウルスラナインが集る。まだノーアウトだ。しかも2塁。
 6番、五十嵐。送って1死3塁。
 7番、山口。スクイズを警戒して、1球はずす。ヒッティング。ショートゴロ。ランナー動けず、2アウト。
 8番、松橋。カウント2-0。三振!

【5回表(聖心ウルスラ)】聖心ウ 0-2 駒大苫
 5番、富士本。そういえば、松橋はまだ四死球がない。ノースリーから三振。
 6番、菊次。サードゴロ。
 7番、田原。三振。
 ウルスラ、まだヒットは1本。

【5回裏(駒大苫小牧)】聖心ウ 0-3 駒大苫
 9番、小山。フルカウントからショートの頭上を超えるヒット。苫小牧は5本目のヒット。ノーアウトのランナー。
 1番、林。バントの構えを見せる。送って1死2塁。
 2番、辻。ヒットをさっき打っている。2塁を抜けるヒット! バックホーム間に合わず、苫小牧3点目。
 3番、岡山。2アウト、ランナー1塁に。
 4番、本間。ランナーのリードが大きい。やはり走る。しかし、富士本が刺してアウト!
 ウルスラ、じりじりと離されている…。

【6回表(聖心ウルスラ)】聖心ウ 0-3 駒大苫
 苫小牧の得点の仕方、予選決勝で自分が北高にしてほしかったものだ…(チャンスメイクが似ている)。
 松橋は5回まで65球。ヒットは1本のみ。三振は4つ。彼以外にも良い投手がいるんだからなぁ…。
 8番、田中。バントは上げてファウル。バントは北高のほうが上手かった(北高ネタが続いてゴメンなさい)。田中、全部バントの構え。最後は打ってファーストゴロ。
 9番、甲斐。三塁ギリギリを抜けるヒット! レフトがクッションボールの処理を誤って、甲斐は2塁に! 初めての長打だ。さあ、1死2塁。
 苫小牧ナイン、マウンドに集まる。
 1番、東。さっきはヒットだ。バントで2死3塁。
 石田監督と、その陰で記録してる伊藤さんが映る。
 2番、黒木。デッドボール。松橋、初めての四死球。2死1、3塁。
 3番、加藤。まだノーヒットだ。ストライクから。直球はやはり球威が落ちてるか? 130km代後半になってる。ファーストファウルフライ…。まだ球は力強いか。

【6回裏(駒大苫小牧)】聖心ウ 0-3 駒大苫
 4番、本間。見逃し三振! 外角低めの厳しい球!
 5番、青地。難しいフライをセカンド・黒木がよく捕った。
 6番、五十嵐。レフトフライ。2回以来の三者凡退。

【7回表(聖心ウルスラ)】聖心ウ 0-3 駒大苫
 ウルスラの卒業生、石田監督の同級生からの応援メッセージが。そうだよ、宮崎は地元で応援してる人もいれば、故郷を離れて応援してる人もいる。
 石田監督によれば、三失点までなら…らしい。そういえば、ウルスラは予選を通じて先制されたのは初めてだ。
 4番、川野。アウト。ここでキッカケが欲しいけど…。
 5番、富士本。松橋は80球を超えても141kmが出ている。富士本は速球に押されてるか? セカンドゴロ。林のナイスプレーだった。苫小牧は予選でノーエラーなんだよなぁ…。
 6番、菊次。最後は変化球を振って三振。

【7回裏(駒大苫小牧)】聖心ウ 0-5 駒大苫
 苫小牧は長崎に嫁いだ女性、岡山県の小学生からの応援メッセージ。
 7番、代打の鷲谷(15)。よく見てフルカウントに。そして、甘い球をレフトヒット。ノーアウトのランナー。
 8番、松橋。代走が白岩(16)。バントで送って1死2塁。
 9番、小山。セカンドゴロでランナー3塁。
 1番、林。これまで2安打1打点の活躍だ。敬遠して2死1、3塁に。
 2番、辻と勝負。林が走るけど富士本は投げない。2死2、3塁に。川野の足もとを抜けるヒット! 2人が帰って2点追加、5点目! 作戦が裏目…いや、違う。それ以上に苫小牧打線にソツがない。さすがだ。
 3番、岡山はアウト。
 ついに突き放されてしまった…。

【8回表(聖心ウルスラ)】聖心ウ 0-5 駒大苫
 ウルスラはこれまでノーアウトのランナーが出たのは4回だけだ。
 7番、田原。応援団の「燃えろ! 燃えろ!」の声が響く。ファウルで粘る粘る。10球を超えてる。打って松橋の足を抜ける…と思ったけど捕られた。当たりは良かった。
 9番、甲斐。セカンドフライ。
 苫小牧の松橋は、回が進むごとに変化球も増えてきた。疲れもあるだろうけど、守りは堅いし、リードもあるし、自信を持って投げてるのでは。
 1番、東。セカンドゴロ。

【8回裏(駒大苫小牧)】聖心ウ 0-5 駒大苫
 ウルスラはファーストを守ってた菊次(左投げ)がマウンドに。川野はレフトへ。ここはゼロにして、次につなげたい。
 4番、本間から。今日は積極的に振ってくる。ショートへのつまった当たり。
 5番、青地。セーフティーバント! セカンドがよく捕るも(タイミングはアウト)、ファーストが落としてセーフ。
 6番、五十嵐。送りバント。2死2塁。苫小牧は得点圏の機会をどんどん作ってる。
 7番、高野。セカンドが外野まで行って、フライをキャッチ。

【9回表(聖心ウルスラ)】聖心ウ 0-5 駒大苫
 9回も松橋がマウンドに。ウルスラは松橋に押されてるからなぁ…。
 ウルスラナインはベンチから乗り出している。
 1番、東。バントの構え。いい当たり!……も、わずかにファール。最後は141kmストレートを三振。速いよ、松橋…。
 チアガールが映る。頑張れ!
 2番、黒木。際どい変化球をよく見る。いい当たり……も、伸びが足りずにライトがキャッチ。
 3番、加藤。最後はショートゴロ。試合終了。

【試合後】
 ベンチ前にウルスラナインが並んで、駒大苫小牧の校歌を聴く。苫小牧ナインは笑顔だ。そして、苫小牧スタンドに走っていく。
 ウルスラナインはスタンド前に並び、応援団から拍手が送られる。バッグを担いで片付ける選手たち。砂を集めて、袋に入れている。両手で砂をかき集めて…。そして、引き上げていく。
 試合時間は2時間だった。
 駒大苫小牧は日本航空と福井商業の勝者と3回戦で戦う。

【インタビュー】
駒大苫小牧・香田監督
「松橋に不安な点はあったし、最後の最後までわからなかったからうれしかった」
「松橋は立ち上がりからスピードが出たし、追い込めていた。突然、ピッチャー返しで投げれなくなることがあるから、控えには投球練習をさせていた。みんな、調子はいいし、元気にやってる。それに、最高の舞台で投げたいという気持ちがある。今日の松橋は100点」
「タイムリーが出たことが、ウチのリズムになれた。粘り強さというか、打者が良くやってくれた。聖心さんの川野投手はスライダーがいいので打ちあぐねると思っていた」

駒大苫小牧・林キャプテンン
「最初の試合なので、不安はあったけど楽しみにしていた。毎回1点づつでもいいので、プレッシャーを与えたかった。それができた」

石田監督
「緊張感はなかった。前半戦は持ちこたえてくれたけど、7回の2点がきいた。2アウトから点を取ったり、駒大苫小牧はさすがだった」

【試合を振り返って】
 投打ともに力で上回ることを示す、駒大苫小牧の完勝だった。
 先発の松橋は140km代の直球でウルスラ打線を封じ込めた。序盤こそは球が高めだったけど、四死球は結局1つだけ。連打はまったく許していない。回が進むごとに変化球も織り交ぜていった。ストレートは球威が若干落ちたものの、ウルスラ打線に力勝ちしていた。こんな投球をされてはたまらない。
 予選でノーエラーの守備も堅かった。クッションボールの処理を誤ることはあったけど、それが失点には結びついていない。
 打線は打って、チャンスをどんどん作った。そして、得点圏からランナーを返してリードを広げていった。
 じつは、宮崎予選決勝で聖心ウルスラと戦った宮崎北がチャンスを何度も作っていた。しかし、まったく返すことができなかった。これで負けた。苫小牧はしっかり返していた。しかも、2アウトからも得点している。
 こうやってチャンスを作り、そして得点することで苫小牧のリズムにしていた。トドメは7回裏の攻撃。敬遠で打席に立ったバッターが2点タイムリーを放った。
 ここぞというときの強さがあった。

 ウルスラは序盤、やや硬かった。1回の川野がそうだし、ファースト・菊次のエラーが初失点に結びついた。ただ、2回以降は立ち直った。失点されることはあっても、最少の1点に抑え続けた。
 残念だったのは打線。チャンスは少ないだろうと思ったけど、活かせなかった。ファウルで粘るシーンは多かったし、いい当たりが何度かあったんだけど、2安打では…。
 でも、持てる力は出したと思う。ゲームは大きく崩れていない。

 これは宮崎全体の敗戦。これからだ。

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2005年08月10日

聖心ウルスラ学園大応援団、甲子園に向けて出発!

 明日8月11日(木)。「全国高校野球選手権大会」が開催されている甲子園球場の6日目第2試合で、ついに我らが宮崎県代表「聖心ウルスラ学園高等学校」の初戦が行われる。ご存知のとおり、初戦の対戦校は昨年の同大会優勝校である南北海道代表「駒大苫小牧」。相手にとって不足なし!――ということで手に汗にぎる熱戦が予想される。TV中継で応援する宮崎人も多いだろう。
 本日8月10日(水)17:00、延岡総合文化センターの大駐車場にたくさんのウルスラ学園関係者たちが続々と集まってきた。広い駐車場は野球部の生徒、応援団、チアガールのほか、一般の生徒、父兄、そして大型バスで埋め尽くされた。
 総勢770名、大型バス20台のウルスラ学園大応援団は旅立った。応援団は今、決戦の地・甲子園に向けて夜通し走っている。
延岡総合文化センター 総勢770名と20台のバス

 「本来なら学園で待ち合わせをしたかった」と担当の職員は語る。しかし、20台もの大型バス、多くの人たちを一度に収容するのは無理ということで、出発場所は「延岡市総合文化センター大駐車場」となった。
 取材のため車で到着すると、野球部の生徒が数人で車の誘導を行っているのに感心した。車を停め、駐車場を見渡すとたくさんの応援団がバスの到着を待っている。先生や生徒たちにインタビューをしていると、やがて大型バスが続々と入ってきた。
誘導してます バスの前を歩く生徒たち

■甲斐基成先生(応援団顧問)より一言
野球部の甲子園出場が決まってからというもの、応援団を指導する立場として、子供たちと一緒に毎日6時間の練習を行ってきました。これから一緒に甲子園に向かう応援団40人は精一杯声を出し、会場は暑いでしょうが、みんな死ぬ気になって精一杯応援します。野球部のみんな、勝利にむかってお互いに頑張ろう!
甲斐基成先生

■友人たちから一言
ビッグバードさん→初戦突破!必ず勝ってください。
アベベさん→私たちを感動させてください!
ユカさん→野球部ガンバレ☆
ポチコさん→打って打って打ちまくれ~!
友人たち

■チアガールたち
野球部ファイト~!!!!!
チアガールたち

■チアガールリーダーのユウさん(前列中央)
暑さに負けずガンバロ~☆
リーダーのユウさんたち

■チアガールリーダーのユウさんのお母さんとお姉さん
練習の成果を充分発揮してきてください。
お母さんとお姉さん

■Gクラスのマドンナさん(左)
ウルスラの美しさを全国に!ガンバレウルスラ☆
■世界のマドンナさん(右)
試合にも勝つ!応援賞もとる!
マドンナさん2人

■チアガール1、2、3
パワナビ>先日の取材でお会いしたチアガールたちの姿もありました↓
チアガール1、2、3

■野球部のみんなには「勝つぞ!」を体で表現してもらった↓
勝つぞ! 勝つぞ!!
勝つぞ!!! 勝つぞーー!!!!

 これから応援団は車内で夜を明かし、明日、甲子園球場のアルプススタンドに姿を現す。明日の応援が終了すると、そのままトンボ帰りで戻ってくるそうだ・・・。
 今の季節を考えると肉体的にもしんどいだろう。しかし、だからこそ、勝ったときの喜びも大きい。明日は個人的にも、影ながら応援団の一人となってウルスラ学園にエールをおくるが、同時に取材を通して知り合った職員のみなさん、そして応援団のみなさんにもエールをおくりたい。
 みなさん道中気をつけて「いってらっしゃ~い!」

(撮影&取材:パワナビ松田、編集:てるKUN)

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2005年08月06日

夏の甲子園が開幕

 夏の高校野球、全国選手権大会が今日から開幕。9時ジャストに起きて開会式を見た。

 テレビを付けたら、駒大苫小牧が入場するところだった。大会優勝旗、重そう。
 北から南、各校の入場を見る。「イッチ、ニー! イッチ、ニー!」と言ってるんだろうけど、合ってないところもある。腕は水平に上がっている学校もあれば、あまり上がってない学校も。腕を水平に交互に上げてるのを見たら、ジャッキー・チェンの『少林寺木人拳』やゾンビを頭に浮かべてしまった。
 会場の拍手が一際大きくなったのが、高知代表・高知高校。挨拶でも触れられると、また大きな拍手を受けていた。
 聖心ウルスラ学園ナイン、キチンと行進していた。

 全校が入場して、国歌斉唱。おい、曲のテンポがやけに速いぞ……。つづいて『栄冠は君に輝く』。
 朝日新聞社長の挨拶。長い。長いよ……と思ってたら、ウルスラの選手があくびしてた。
 宮崎出身、中山成彬文科大臣の挨拶。今日は明徳義塾の不祥事、戦争、広島の話をみんなする。これまた長い。
 自分の眠い目が大きくなったのは、このとき。「全国から選手を集める風潮がありますが」「郷土の選手による」――野球留学、越境入学批判である。「それ、耳が痛い学校が目の前にいっぱいあるだろ」と苦笑いしてしまった。
 ベンチには開幕試合の監督とかがすでに入っている。

 日本航空・新井主将の選手宣誓。ちなみに、日本航空は前の主将の暴力が発覚して、彼が外れることで予選大会に出続けることができた。
 宣誓――。う~ん、自分は語尾を伸ばすのがイヤだなぁ。しまりがないように聞える。
 選手退場。沖縄尚学を挟んで、駒大苫小牧と聖心ウルスラが並んで歩いていた。

 さて、開幕試合は鳴門工業vs宇都宮南。
 始球式は、ヘリからボールが落ちてくるというもの。猪木ではない。朝日新聞の社旗が付いてたけど、こういうのは勘弁してほしい。主催者とはいえ、自社の宣伝はほどほどにしてもらいたいもんだ。
 ボールを投げるのは大体大浪商の上田主将。夏の高校野球は昭和16年から20年まで中断されて、昭和21年に西宮球場で再開された。その大会で優勝したのが浪速商業(現在の大体大浪商)。大体大浪商は大阪大会、ベスト4で敗れている。上田君のユニフォームに背番号はない。投げて、試合が始まった。
 1回表は鳴門工業の攻撃。なんと、2アウトから5点を先制。試合は宇都宮南の攻撃に移っている。

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2005年08月05日

甲子園、開会式のリハーサル

 明日の甲子園開幕を前に、今日、開会式のリハーサルが行われた。

 入場は、聖心ウルスラ学園と対戦する昨年の優勝校、駒大苫小牧が先頭。今年は北から南なので、聖心ウルスラナインは46番目の入場。地区優勝旗を持った甲斐主将を先頭に行進した。

 出場が急遽決まった高知高校はプラカードだけ。選手たちが学校で準備する様子が紹介されていた。甲子園練習は明日の全試合終了後にあるようだ。

 聖心ウルスラ学園では昨日、学校全体で応援の練習があった。雨天順延がなければ、10日夕方に出発する予定だ。

【まずは頭を刈らせる】
 高知高校についてに日刊スポーツの記事より。ついでに、高知新聞の記事も。ほんと大変みたいだ。

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2005年08月03日

聖心ウルスラの相手は駒大苫小牧!

 本日、全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選が16時から行なわれ、宮崎代表・聖心ウルスラ学園の対戦相手は昨年夏の優勝校、南北海道代表・駒大苫小牧に決まった。6日目第2試合での対戦となる。

 会場は大阪・フェスティバルホール。テレビ朝日系列で中継された(CATVで見た)。
 49校のうち、まずは東日本からくじをひいていく。そして、西日本。初戦は東西対決なので、ここで対戦が決まる。
 宮崎代表・聖心ウルスラ学園の甲斐主将は早めに出番が来た。引いた番号は……39番。マイクで学校名と番号を読み上げる。そして…

 「6日目第2試合 宮崎代表・聖心ウルスラ学園 対 南北海道代表・駒大苫小牧」

 相手は昨年の優勝校、強豪である! 駒大苫小牧の情報はこちらを。
 続々と対戦が決まっていく。ウルスラが初戦を勝ち上がった場合、3回戦で日本航空(山梨)vs福井商(福井)の勝者と戦うことになった。

 つづいて、選手宣誓の主将選び。立候補した主将は37人。甲斐主将の顔も見えた。
 封筒を持って中身を取る……宣誓は山梨の日本航空高校、新井主将に決まった。

 日程が順調に進めば、8月11日(木)に聖心ウルスラは登場する。

【1日目】1回戦
(開会式)
<1> 鳴門工業(徳島) vs 宇都宮南(栃木)
<2> 智弁和歌山(和歌山) vs 青森山田(青森)
<3> 天理(奈良) vs 国士舘(東東京)

【2日目】1回戦
<1> 別府青山(大分) vs 東北(宮城)
<2> 遊学館(石川) vs 秋田商業(秋田)
<3> 近江(滋賀) vs 桐光学園(神奈川)
<4> 佐賀商業(佐賀) vs 聖光学院(福島)

【3日目】1回戦
<1> 京都外大西(京都) vs 菰野(三重)
<2> 関西(岡山) vs 高岡商業(富山)
<3> 大阪桐蔭(大阪) vs 春日部共栄(埼玉)
<4> 柳川(福岡) vs 藤代(茨城)

【4日目】1回戦
<1> 済美(愛媛) vs 旭川工業(北北海道)
<2> 清峰(長崎) vs 愛工大名電(愛知)
<3> 宇部商業(山口) vs 新潟明訓(新潟)
<4> 江の川(島根) vs 静清工業(静岡)

【5日目】<1><2>1回戦、<3>2回戦
<1> 姫路工業(兵庫) vs 酒田南(山形)
<2> 沖縄尚学(沖縄) vs 松商学園(長野)
<3> 高知(高知) vs 日大三(西東京)

【6日目】2回戦
<1> 熊本工業(熊本) vs 前橋商業(群馬)
<2> 聖心ウルスラ学園(宮崎) vs 駒大苫小牧(南北海道)
<3> 福井商業(福井) vs 日本航空(山梨)
<4> 鳥取西(鳥取) vs 銚子商業(千葉)

【7日目】2回戦
<1> 樟南(鹿児島) vs 花巻東(岩手)
<2> 高陽東(広島) vs 土岐商業(岐阜)
<3> 丸亀城西(香川) vs 1日目第1試合の勝者

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2005年08月02日

ウルスラナイン、甲子園に出発!

 今日(8月2日)、高校野球の宮崎代表・聖心ウルスラ学園の選手たちが甲子園に向けて出発した。空港ではウルスラナインの出発式が行われた。
バスを降りて空港ビルに向かう関係者と選手たち JALスタッフから花束を受ける甲斐主将

 自分が宮崎空港に到着したのは11時頃。夏休みだけに家族連れも多い。
 出発式の会場となるのは、空港ターミナルビルの東端にある「国際広場」。「聖心ウルスラ学園 祝 甲子園出場!!」と書かれたボードがセットされている。でも、人はまばら。準備してる人が数人いるだけ。う~ん、自分って早いなぁ(苦笑)
 空港内をウロチョロして、あちこちで試食してから戻ると、マスコミが徐々に増えていた。最終的にはテレビ3局、新聞社は数えきれないほどにいた(というか、数えるのめんどくて)。
空港ビルの時計。0分に神楽人形が舞う 祝出場のボード

 11時15分頃、聖心ウルスラのバスが到着。甲子園に向かう選手、監督、コーチ、校長などが乗っている。荷物を降ろして、空港ビルに入る。足を止める人、選手の家族らしき人たちが選手たちを見守る。
 選手たちが準備している頃、会場ではセッティングが進んでいた。花束を手渡すJALのスタッフや宮交のバスガイドなども集まっている。マスコミも多いし、にぎやかなものになりそうだ。
 しばらくすると、丸刈りに制服の男子生徒たちがやって来た。ウルスラの制服とはちょっと違う。話を直接は聞いてないけど、係りの人が「では、佐土原高校の選手たちはこちらへ」と声をかけていた。
バスで到着した選手たち 選手を見守る人たち

 11時40分頃、出発式が始まった。甲斐主将を先頭にウルスラナインが入場して整列する。
選手入場 会場

 まずは、ウルスラ学園校長、野球連盟理事長(代理)、朝日新聞宮崎総局長の挨拶。

盛武寛 聖心ウルスラ学園校長
「いま振り返ってみますと、栄光の陰には監督、選手、野球部関係者の苦しみがありました。それが今回の栄光につながったわけです。私は多くの方々のご支援とご指導があったことに深く感謝しております。
日頃、監督たちと語り合っていたことは、ふるさとの子供を大切にした、ふるさとを背にした野球部で夢の舞台に行こうということでした。その夢を監督や選手たちが4年で実現してくれたのです。
最近、野球やスポーツの素晴らしさを実感しております。見ず知らずの方々から野球を通して、昔からの知り合いのように声をかけてもらっています。感慨深いものがあります。
今日、選手たちは元気に甲子園に行ってきます」
盛武校長

松元泰 宮崎県高校野球連盟理事長
「ウルスラナインの皆さんを見ていますと、あの決勝戦から非常に逞しくなったなという印象を受けます。
“運”という字は“運ぶ”と書きます。ウルスラ野球部がグランド作りに励み、練習に汗を流し、規律ある生活を送り、練習の後には丁寧にグランド整備をしてきた積み重ねが今回、皆さんに運を運んできたのだと思います。
カタカナの学校としては初となる夏の甲子園出場であり、大きな期待を集めています(注:春の大会では、沖縄のコザ高校が出場したことがある)。
皆さんが決勝の後に宮崎北高から受けたエールには、宮崎予選で敗れた53校の熱い思いがつまっていると思います。
甲子園は県民に感動と勇気を与える場であり、皆さんが人間性や人間力を高める場でもあります。甲子園で一回りも二回りも成長してください」

岩下範之 朝日新聞社宮崎総局長
「宮崎の予選で優勝したことは忘れてください。(中略)決勝戦での5回裏での皆さんの集中力(注:これは間違い。4点を取ったのは6回裏)、素晴らしかったです。どうか肩の力を抜いて、自分たちの野球を思う存分やってください」

 挨拶が終わると、ウルスラナインが搭乗するJALのスタッフから盛武校長、石田監督、甲斐主将に花束が贈られた。つづいて、宮崎交通のバスガイド3人から折り鶴が。
バスガイドから折り鶴が 花束と折り鶴を受け取った選手、関係者

 そして、石田監督と甲斐主将の挨拶へ。

石田敏英 聖心ウルスラ学園野球部監督
「激励、ありがとうございます。これもひとえに部員51人の力がひとつになって、こういう結果になったと思っております。皆様のご支援とご声援のおかげでもあります。
甲子園では県の代表としてだけでなく、日本全国の代表とぶつかり合うことで、『学生野球とは何か?』をひとつでも掴み取って、宮崎県の高校野球全体のために力添えできればと思います。
ご声援に感謝しております。ありがとうございます」
石田監督

甲斐智之 聖心ウルスラ学園野球部主将
「甲子園では、まずは初戦突破を目標に頑張ります。県民の皆さん一人一人の期待に応えれるよう、責任と自覚を持って戦います。今日はありがとうございました」
甲斐主将

 挨拶が終わり、選手一同が礼をすると、会場から大きな拍手が贈られた。これで出発式は終了。
選手一同 礼

 関係者や選手たちは2階に戻って準備し、荷物を持って搭乗ロビーに現れた。スタッフ、メディアの人間、そして見送りに駆けつけた人たちが声をかける。
 13時5分、ウルスラナインは伊丹行きのJAL2436便で旅立った。
 ウルスラナインは到着して間もなく、16時半から甲子園で30分の練習を行っている。
搭乗する選手たち

 第87回全国高校野球選手権は明日(3日)16時から組み合わせ抽選、4日9時から開会式のリハーサルが行なわれ、6日9時に開幕する。

【甲子園での練習】
 テレビで見た。ノックをやって、最後はピッチャーが投げて――といった流れで、選手それぞれ甲子園の感触を確かめていた。
 石田監督は「子供たちはみんな緊張してますよ」とコメントしていた。う~ん、初めてだし、あの大きさだからなぁ…。

【あとがき】
 ウルスラの取材担当の方に会うはずだったけど、わからずに会えずじまい…。
 花束を渡すときの画像、ブレブレ。JALのスタッフもだけど、別に撮らせてもらえばよかった…。
 飛行機が離陸するところも撮りたかったけど、なんと予備の電池がすぐに切れて、デジカメが使えないアクシデント…。
 失敗つづきでした。ゴメンなさい(ノД`)

 今回は甲子園には行けません。近くに親戚の家があるので、滞在はできるんですけど…。資金的に難しいものがあります。来年は行きたいと思ってます。
 今後は宮崎にいながらになりますけど、よろしくお願いします。

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聖心ウルスラ学園レポート⑨~あとがき

決勝、試合が決まった直後の一コマ 今回、聖心ウルスラ学園を取材させていただくにあたって、自分にはじつは複雑な思いがあった。自分は決勝で敗れた宮崎北の卒業生であり、決勝の日は母校の甲子園出場を信じてスタンドで応援していたから。
 でも、負けてしまった。試合直後は落胆すると同時にすぐに「北高、よくやった!」という感謝の叫びは出せたものの、呆然とした気持ちはなかなか抜けなかった。北高の落胆と喪失感をもっとも表現しているのが、ここに載せてる写真だと思う。最後のバッター、北高のエース・小宮が泣き崩れている場面だ。同じとき、マウンドではウルスラナインが喜び合っていた。それが決勝の“明”なら、こちらは“暗”である。
 ウルスラが栄光を掴む過程で、53校が敗れていった。自分たち北高が勝ち進むなかでも、相手は敗れている。決勝戦になって、あと一歩のところで初めて敗者の現実を味わった。卒業生として、自分は聖心ウルスラ学園に負かされた人間である。
 まあ、終わったことだし、しょうがないことではあるけど。

 ウルスラ学園を訪れてからは、そういう気持ちは忘れていた。目の前のことを取材することに集中していたから。
 先生たちから学校や野球部、石田監督の話などを聞いてうならされた。チアリーダーの女の子たちに接して、自分たちにできることをやろうと努力してる姿に感激した。初めての体験ながらも、学校一丸として臨もうとする姿に感心した。何より、じかに接して親しみがわいた。
 野球部の練習を見て、石田監督に話をうかがって、素直に「凄いな」と感じた。
 今は、宮崎県代表としてのウルスラ学園にがんばってほしいという気持ちでいっぱいだ。

 自分が北高の卒業生であることは、じつは石田監督にお話している。こういうやり取りがあった。

自分「じつは自分、決勝戦を見てました。北高の卒業生なんです」
石田監督「ああ、そうなんだ。君の年齢なら、君の頃の監督は大富さん?(注:大富さんは佐土原の監督として昨年、甲子園に行っている)」
自分「はい! そうです。でも、自分の頃は弱くて。これだけ強くなったのは、指導者の力が大きいのかなと思うんですけど」
石田監督「北高の山本監督というのは立派な人ですよ。ウチよりしっかりしてます」
自分「……」
石田監督「北高の野球部はウチよりしっかりしてますよ。ウチよりしっかりしてるのは宮崎北、小林西の2校です」

 石田監督のこの言葉はうれしかった。

 聖心ウルスラ学園は原則として、生徒全員で甲子園へ応援に向かうという。延岡から西宮まで、バスで半日ほどはかかる。着いたら応援して、また半日ほどかけて帰る。大変だ。

 選手や生徒たちには、もし涙を流すのなら“一瞬の涙”であってほしいと思う。
 もし負けたとき、何か悔いがあるものだったら、それは後々残ってしまうだろう。
 最後まで勝ち続けたとき、もしくは負けても悔いが残らないものだったら――たとえ試合後に涙を流すことがあっても、ずっと「よかった」と振り返れるものになると思う。そうあってほしい。
 ああ、でもこれ、チアリーディングの女の子たちが言ってたのと似てますな(苦笑) 自分がわざわざ言うまでもないです。

 最後に、取材に協力していただいた方々に感謝いたします。どうも、ありがとうございました。

投稿者 blogpawanavi : 15:01 | コメント (2) | トラックバック


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