2009年05月14日

BEGIN コンサート2009 〜 延岡 [ インタビューPR ]

優しいサー、癒されるサー、楽しいサー。BEGINがあなたの街にやって来る。

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URL:http://www.begin1990.com/

 『涙そうそう』、『島人ぬ宝』など心に響く唄を歌い続けるBEGIN。彼らの夏のコンサートが延岡総合文化センターで決定しました。優しいサー、癒されるサー、楽しいサーの三拍子揃った彼らのコンサートがあなたの街にやってきます。ご家族、友達、ご近所さんなど、楽しい仲間と一緒に足を運んでください。

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◆20年目に突入したBEGIN。

 1990年3月にシングル『恋しくて』でメジャーデビューしたBEGIN。この3月からメジャーデビュー20年目に突入した。このデビュー曲から最新シングル『笑顔のまんま』まで、彼らの生み出す曲の根底には、人や自然に対する優しさであふれている。ブルース、ロック、バラード、島唄など曲の表現方法は違っても、彼らの穏やか目線で作られた曲は、聴く者の心の奥深くへと染み渡り、癒したり、温かく包み込んだり、勇気づけたりする。時にはオチャラけた曲もあるが、そうした曲にも「そんなにがんばらなくていいサー。もっと楽に自分らしく生きればサー」というメッセージが込められているように感じる。

 現在、BEGINは6月末の恒例イベントとなった「うたの日カーニバル」に向けて準備中。それに加え、ギターの島袋 優は同じ先島諸島出身の下地 勇とシモブクレコードというユニットを結成し、この6月にアルバムをリリース。7月には地元沖縄をはじめ、東京、大阪、名古屋、福岡でのライヴも行われる。


◆誰もが笑顔になれるから、仲間と観てほしいライヴ。

 こうした中、BEGINの夏の全国ツアーが発表された。九州では唐津、福岡、宇佐、延岡のライヴが決定している。今回はメンバーの「BEGINの音楽は日々の暮らしの中に寄り添うものでありたい。ご家族みんなでコンサートにいらしていただきたい、より多くの方に音楽を届けたい」との思いから、チケット料金を5,500円に抑えられた。最近ではチケット料金が6,000円を超えるのは当たり前。しかも、彼らほどのキャリアを積み、ホールで行われるライヴでこのチケット料金は破格とも言える。

 さて、気になるライヴだが現時点ではどんな内容になるかまったくわからない。しかし、全国ツアーということを考えれば、その前にシングルかアルバムなどの新作がリリースされることも期待される。もし、新作がなくても彼らのライヴは誰もが楽しめるから心配無用。比嘉栄昇の沖縄方言を駆使したMC、それを優しく見つめる島袋優と上地等。彼ら3人が生み出す音楽は、時に人を癒し、時に人を勇気づけ、そして何よりも楽しい。その根底には彼らの優しさがたっぷりと注がれているからだ。意外かもしれないが、BEGINのライヴには幅広い観客が集まっている。小さな子どもからオジーやオバーと呼ばれる年代の方までさまざまな年齢層が集まり、帰り道ではみんな笑顔になっている。家族や職場・学校の仲間とぜひ観ていただきたいライヴ。それがBEGINのライヴです。

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◆コンサート概要

タイトル:BEGIN コンサート2009
日程:9月6日(日)17:15 開場 18:00 開演
会場:延岡総合文化センター
URL:http://www.wainet.ne.jp/~nsbc/
入場料金:全席指定5,500円(税込み) 立見5,000円(税込み)
未就学児童、膝上1名様まで無料(座席必要な場合はチケット必要)

☆先行電話予約
6月13日(土)am 10:00より
092-708-9911(10:00〜18:00) オペレーター受付
0570-02-9904(10:00〜23:30)音声自動受付

☆一般発売日
7月4日(土)am 10:00より
ローソンチケット、チケットぴあ、延岡総合文化センターにて発売開始

<お問い合せ>
延岡総合文化センター↓
電話:0982-22-1855
URL:http://www.wainet.ne.jp/~nsbc/

BEA↓
電話:092-712-4221


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2009年01月19日

佐々木綾音さん [ インタビューPR ]

 延岡市出身で現在東京都に在住の佐々木綾音さんは、ただいまプロのシンガーソングライターを目指し、都内を中心にライブ活動を展開している21の大学生。

 ピアノの弾き語りという、至ってシンプルなプレイスタイルからかもし出されるシンガーとしての彼女の表現力は、21歳ならではの荒削りな力強さや繊細さと、それとは逆に、とても21歳とは思えないような、暖かい深みを合わせもっており、そのギャップがなんとも魅力的である。またソングライターとしても、自分の方向性やスタイルを模索している姿が見受けられるし、楽曲も幅広い年齢層の人々が、素直に共感できるような「イメージ」が随所に織り込まれたが多く、そのメロディーも今の40〜50代ぐらいが心をくすぐられるような、現代のJ-POPとは一味違う(彼女はJ-POPと思ってもらってさしつかえないと言っていたが)、かといって昭和歌謡ともまったく異なる……それなのに、どこか懐かしい、耳障りのよいジャパニーズポップスの香りが漂ってくる(下記の試聴参照)。とにかく、もっとじっくり聞き込まなければ偉そうな事はいえないのだが、そう思わせてくれるのは確かだ。

 ちなみに今回は、年末の帰省を利用し、宮崎市で開催されるライブイベント(宮崎市WEATHERKING:新春ライブ!→佐々木綾音、もっくん、MIKI、田村幸太、生粋、BLASH、馬原美穂)に参加したり、インターネットラジオ『よだらじ(延岡市)』の収録(第144回放送分ゲスト)など、地元でのPR活動を行う流れの中で、タイミングよくお会いする事ができたので、この「エンタメコーナー」にて「佐々木綾音さん」をご紹介したいと思う。
 
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▲延岡市出身のシンガーソングライター 佐々木綾音さん。綾音さんが手にしている自主制作CD『20』は、ライブ会場にて500円で販売中。オリジナル曲が4曲収録されている。

ホームページ↓
URL:http://hp42.0zero.jp/762/ayane121/

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『20』

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自主制作 500円
(ライブ会場のみで販売中)

1) SUMMER → (視聴はこちら)
2) Crazy in your smile☆
3) あなたのいない世界に愛の歌は響かない → (視聴はこちら)
4) 甘いキス → (視聴はこちら)

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表舞台に立たず一人でコツコツと楽曲作り。

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 音楽が大好きで、プレーヤーでもあり、自宅にスタジオまで造ってしまう、そんな父(延岡市内で仕出し店を経営)の影響もあり、小さな頃から洋楽に親しみ(好きなアーティストはダイアナ・ロス、ポール・マッカートニー)、彼女自身も4歳からピアノを手にし、小学2年生の頃から「大人になったら歌手になりたい!」と思ったていたそうだが、表立った音楽活動などは高校を卒業し東京都内の大学に進学するまで行っておらず、それまでやっていた事といえば、「一人でこっそり楽曲を作ったり、音楽室で歌をうたったりしてただけ」と少しはずかしそうに語ってくれた。ちなみに、「綾音」という名前は「音楽が好きな子に育ってほしい」とお父さんが名づけてくれたとの事。しかし学園祭の人気者達を横目で見ながら、一人でコツコツと楽曲を作るなんて、本当の音楽好きでなければできないことではないだろうか?きっとお父さんもここまで音楽を好きになるとは思ってもみなかったことだろう。

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 只今オリジナル楽曲は60曲を越えるそうだが、「今後はもっともっといろんな体験をし、いい楽曲を増やし、少しでも多くの人に聞いてもらえたら」と笑顔で語ってくれた。目下、都内のライブハウスが活動拠点となっている彼女だが、希望としては、2009年のお盆休みを利用し、地元でのイベント参加、もしくは自主イベントが開催できればいいとの事だった。

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インターネットラジオ『よだらじ』に出演

※上の画像は全てインターネットラジオ『よだらじ』収録時に撮影したものです。

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☆詳しくは2009年1月18日更新『第144回放送』をお聞きください↓
URL:http://yodaraji.seesaa.net/article/112794829.html

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2007年10月19日

米倉利紀in宮崎「samurai quality」 [ インタビューPR ]

 2007年4月25日で活動15周年を迎えた米倉利紀さん。全国3公演限定の記念コンサートも行い、新たな節目に向けて再び走り始めました。9月19日にはこの記念コンサートのDVDも発売されました。タイトルは「"since 1992 -gotta ctush on..... volume. five- toshi's fifteenth anniversary bash!!!!!"」1992年からの15年をステージ上で振り返った1枚。全33曲プラス、オフショットも満載でファンにはたまらない1枚となっています。ファン歴の浅い人もこのDVDで米倉さんの歴史を辿れます!このDVDで15周年を振り返ったら次は新しい米倉さんの発見です!!同じ9月19日通算15枚目のアルバム「"samurai quality"」を発売しました。そして、この「"samurai quality"」をひっさげて10月21日、いよいよ宮崎でのコンサートが開催されます!!さて、15周年を向かえた米倉さんのコンサートはどんな内容になるのでしょうか?アルバムの話題とともに気になるコンサートの中身についてもすこし触れてみました。それでは、9月にキャンペーンの為に来宮された米倉さんの様子をご覧ください!
(レポート:甲斐英利 取材協力:ガクオンユニティフェイスFM宮崎

米倉利紀ホームページ

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◆音源・コンサート情報

toshinori YONEKURA concert tour 2007
 ‐gotta crush on.....volume.six‐  samurai quality

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日時 :10月21日(日)
開場 17:30  開演 18:00
全席指定 ¥6,300(税込)
場所 :宮崎市民文化ホール
・チケットぴあ
TEL:0570-02-9999/0570-02-9966
(Pコード:266-077)

・ローソンチケット
TEL:0570-084-008
(Lコード:86762)

・イープラス
http://eplus.jp/(パソコン・携帯)

<郵送販売>
・GAKUONユニティ・フェイス TEL:0985-20-7111

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29th single「 likable」
likable.jpg2007年8月29日発売
WPZL-30062/63 ¥1,500(tax in)

01. likable
02. faith
03. Natural Thang
04. 道 -walk with you- (live rendition from 2007)
05. likable (instrumental)
[dvd]
01. Yes, I do. (live rendition from 2006)
02. 情熱灼熱 (live rendition from 2006)

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15th album「samurai quality」
samurai quality.jpg2007月9月19日
WPCL-10427 ¥3,150(tax in)
01. slowly but surely
02. five star
03. you make my day
04. retro
05. likable
06. more than sorry
07. 道 -walk with you-
08. so damn crazy
09. blow them away
10. extraordinary
11. least favorite thing

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music clips
"since 1992 -gotta ctush on..... volume. five- toshi's fifteenth anniversary bash!!!!!"
since_1992_yonekura.jpg2007年9月19日
WPBL90100/01 ¥8,700(tax in)
01. 未完のアンドロイド
02. Nasty Groove
03. デリカシーに雨が降る
04. pain
05. ほんのりブルー
06. きっとできない じっとしない
07. 強情なくちびる
08. HOTEL CLASSIQUE
09. Emergency
10. あの夏の日
他、全33曲


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◆キャンペーン風景とインタビュー

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▲雑誌やラジオのコメントとりを終えた米倉さんはラジオ出演の為イオン宮崎ショッピングセンターへ。ここではタワーレコードへ挨拶に・・・その後物色中。


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 この日はイオン内のサテライトスタジオで生放送のFM宮崎「レディオパラダイス 耳が恋した」に生出演!スタジオの外には出演の話を聞きつけたファンの皆さんが今か今かと米倉さんの登場を待っていました。そして米倉さんが登場すると、防音のスタジオの中にまで聞こえて来そうな歓声が!
それでは、ラジオ出演中の米倉さんの姿を見てもらいつつ、ショートインタビューを合わせてご覧ください。

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---まずアルバムタイトル「"samurai quality"」についてお聞かせください。

 侍の武器である「刀」その刀一本で侍が戦って来たように、自分の武器である「声」=刀1本で戦って来ました。そしてこれからもこの刀1本で自分自身と勝負し続けたいと思います。この15年間の感謝とこれからもよろしくお願いしますという気持ちを沢山こめて「侍魂」で歌い作った作品です。

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---今回のアルバムを聴かせて頂いて、生活の中のリズムにとても気持ちよくとけ込むような感覚でした。とくに自分は車の中で多く聞かせて頂いたんですが、アルバム全体が「進む」「曲がる」「止まる」といった動作と気持ちよくシンクロしたんです。

 そう感じてもらえたのはとても嬉しいですね。実は、最近免許を取得して、車に乗る事が多く、今回のアルバムには車の中で出来た曲も多く入っています。アルバムを聞いてくれる人それぞれに「自分の中のリズム」があると思うので、その中でどこか気持ちのよい部分がきっとあると思います。


---アルバムの中にもリズムがあると思うのですが、曲順などはどんな風に決められたんですか?

 普通は「シングルはこの辺に持ってくる」というような決まりというか暗黙の了解みたいな物があると思うんですが、セルフプロデュースするようになってから実は、「自分が聞きたい順番」で決めています。その時の自分にとって心地よいリズムで「次はこの曲がいいなぁ」と。だから、順番を決めるのが今だったらまた違う順番になると思います。


---それでは、ツアーの曲順なども同じような感じですか?

 そうですね、ツアーの場合はバンドもあり、毎回変えるなんて事は出来ませんが、1曲目の理由というのも特にはないですね。

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---先行して発売されたシングル「likable」についても一つお聞かせください。楽曲提供された曲がカップリングとして多く収録されていて、ファンのみんさんには「オリジナル」が聞けて嬉しいという声もあるようですが。

 自分としては逆にカバーしている気持ちですね。自分の作った楽曲ですが、あくまでもオリジナルは曲を提供させていただいた皆さんだと思っています。今回は改めて自分の活動をみなさんに伝える意味も込めてカバーさせていただきました。


---では、今後の活動についてお聞かせください。気持ち的な部分ででも・・・

 15年を振り返って「sang my thang」「fall back」「samurai quality」の3枚のアルバムは1部、2部という3部作になっているような気がします。この3枚で出来た今のカラーを16年目に生かして行きたいと思います。自分の武器である刀=声が今どんなものかわかったので、今後はこの刀をどう磨いていくか、雨に濡れても錆びない刀、「スタイル」「クオリティ」をどう高めて行くか、いろいろとチャレンジしたいと思います。


---それでは、最後にコンサートについて。15周年という事を意識した内容になってくるのでしょうか?

 もちろん懐かしい曲も考えてはいますが、15周年を振り返ることは記念コンサートでしましたので、今回はあくまでも「samurai quality」を中心に16年目をにおわせる内容になると思います。

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▲笑いの絶えないトークでしたが、リスナーの悩みなどに真剣に答える姿はとても印象的でした。米倉さんの歌に言葉に勇気づけられる人が沢山いるのがわかります・・・

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▲放送終了後、パーソナリティーのシローさん、マユミさんと。そして、ブースを出るとたちまちファンの皆さんに取り囲まれる米倉さん。

デビュー15周年という大きな節目を向かえ、声一本、侍魂でこれからも歌い続ける米倉さんが今後どんなパフォーマンス、そして楽曲を届けてくれるのかとても楽しみですね!米倉さんお忙しいところありがとうございました。

投稿者 blogpawanavi : 01:18 | コメント (0) | トラックバック

2007年07月31日

大萩康司in宮崎 インタビュー&ミニリサイタルレポ [ インタビューPR ]

 小林市出身の世界的なクラシックギタリスト大萩康司さん。今回は、8月25日に宮崎県立芸術劇場 アイザックスターンホールにて開催されるコンサート「大萩康司 & チョウ・チン リサイタル “Eternal Harmony”」のお知らせのために帰宮した大萩さんに、ギターを始められたきっかけなどから現在にいたるまでのお話しなどを伺いました。また、宮崎市のマシンヘッドさんで開催されたミニリサイタルの模様もお届けします!それでは、まずは大萩さんのプロフィールからご紹介いたします!
(レポート:甲斐英利 取材協力:ガクオンユニティフェイス
→インタビュー会場:ホテルメリージュ

■大萩康司プロフィール <ホームページより>
公式ホームページ
070729018.jpg宮崎県出身。
9歳より母の手ほどきでギターを始め、萩原博に師事。中学時代より約5年間、フォレストヒルミュージックアカデミー(福岡市)にて中野義久に師事。同アカデミーにて定期的に行われているマスタークラスにおいて、日本を代表するギタリスト・福田進一に指導を受ける。高校卒業と同時に渡仏し、パリのエコール・ノルマルに入学。翌年、パリ国立高等音楽院(パリ・コンセルヴァトアール)に第1位で入学。 
1998年ギターの国際コンクールとしては現在世界最高峰とされる「ハバナ国際ギターコンクール」にて第2位を受賞。同時に「レオ・ブローウェル作品最優秀演奏賞」を獲得。一気に注目のギタリストとして世界的に脚光を浴びる。

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◆インタビュー

---ギターを始めたきっかけお母様だとお聞きしたんですが?

そうですね、フォークギターの流行の流れで母は弾いていたと思うんですが、ギターはクラシックギターだったんですよ。それで、家で練習しているのを見てて、自分も弾きたいと思い始めました。

---中学、高校ではエレキギターを弾く友達も多かったと思うんですが、大萩さんはずっとクラシック一筋だったんですか?

実は、中三の時に1ヶ月間だけ友達にバンドやろうよと誘われて弾いた事があったんですけど、エレキギターを触ったのはその1ヶ月間だけでしたね。

---大萩さんにとってはエレキギターはちょっと違いました?

んー、ずっしり重いのと、肩から掛けるのと、あとシールド(ケーブル)をさして、アンプが必要なこと・・・そして、自分で音色が変えられないことですね、クラシックギターだったら爪の角度や弾く位置で全く音がかわって、それが楽しかったんですけど、エレキギターでは、エフェクターを使わないと音色が変えられないですし・・・エフェクターをつかえばいろんな音は出せるんですけどね。そう、だからクラシックギターが自分にとっては音色作りでもやりがいのある楽器だったんだと思います。

---初めは、難しい事を考えずにギターを始められたと思うんですが?

はじめは、ただ「面白いな」というだけで・・・例えば、コンピューターゲームをするような感覚でギターを弾いていました。それぐらい、音楽が面白いと思っていて、音を真似するのもすきでした、テレビでモノマネをする人をまねをするとか、鳥の鳴き声をまねするというように、どうやったら、その音に似るのかと実験をしていました、それが楽しくて、続いていたんでしょうね。
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---では、本格的にギターでやっていこうというのは、進路を考える頃には心の中に強くあったんですか?

最初は、小4の時に、学校の給食の時間の校内放送で、自分の夢を語る時間があって、そのときにはギタリストになりたいと言ってたんですよ。他にも塾にいったりもしてたんですが、塾よりも川に虫取りに行ったりしてて、「大萩くん来てませんよ」という電話でやめさせられたり(笑)あとは習字も母親が先生で、家でやってたんですけど、自分ではこれはうまく出来た!と思っても、採点によって段が上がらないというのが・・・6段まではいったんですけど、それからなかなか上がらなくて、納得いかずにそれもやめて(笑)それに対して、音楽はやったらやっただけ喜びが帰ってきて、練習すればするだけ技術が身に付くし、聞いてくれる人がいれば、「良かったよ」とかいってくれたり「すごく元気になった」と言ってもらえると、すごくやってて良かったと思えました。そして、高校からはもうギター一本でやらないといけないと思って、先生からも、バイトする時間があれば練習しなさいといわれてたので、留学してからもギターに関係ない事はしなかったですね。

---その頃の練習というのは、どのくらいするものなんですか?

一番練習してた頃は、コンクール前で、一日10時間くらいですね。今は、歳とともに筋力も衰えてくるので、それを保つ練習というのをしますね。
 
---では、今まででつらかったりした事はありますか?

やっぱり、練習しても伸びないときですね、いわゆるスランプというものだと思うんですけど、いくらやってもうまくいかなくて、でもそれは、やるしかないので・・・ ここでやめたら下手になる一方だたがら、とにかく引き続けました。するとある日突然パッと抜け出しましたね。それが、23の時ぐらいですね。

---23歳ということは、プロになられてからですが、うまくいかないというのはテクニック面での事ですか?

テクニックというか・・・スピードなどのテクニックはスポーツ選手のように落ちていくと思うんですが、音楽の場合はそれプラス感性を死ぬまでのばしていく事が出来るので、そのバランスを保つようになっていくんですね。音楽力というんでしょうか、表現する力ですね。
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---そういった感性を磨くために取り入れていることはありますか?

例えば、今、モネやダヴィンチの絵が来てますが、自分でその場所に行って直接触れる事ですね。筆の筆圧が解るくらい近づいてみると、ニョロニョロと書いてあるものでも「これは一つ一つ意味があるんだろうな」と言う事が解って、それらから伝わる力があるのでそれを感じるようにしています。映画も、これは映画で見ておきたいと思うものは必ず映画館でみるようにしています。もちろん音楽もCDなどだけではなく、コンサートにいきます。本当に尊敬できるアーティストであれば、お金に関係なく絶対に行きます。

---それら、音楽だけでなく、芸術、美術はご自身の音楽にどのように反映されてますか?

すごいなとか鳥肌がたったなと思えるような事があった時に、なぜ、感動したんだろう、なぜ、鳥肌が立ったんだろうとその原因を探す事が出来るんですね。それを解明していく事で、感性が磨かれるというか、表現者としてはそれを知っていた方がいいと思うんです。


---今後の予定や活動について聞かせてください。

今回のコンサートのように他の楽器とのデュオなども続けていきたいですね。ソロとしては
キューバ、そしてブラジルの音楽でCDを作ったので、その流れで、中南米の音楽というのをどんどんやっていきたいと思います。キューバ、ブラジル、アルゼンチン、コロンビアそしてスペインのほうへというような事を頭の中で考えています。来年は30歳になるので、記念として、みんなのうたのような、いわゆる「知っている曲」で、もちろんクラシックギターで生きてくるような曲を選んで作りたいと考えています。

---最後に宮崎の皆さんに一言お願いします。

日常の空気からはなれて、コンサートの「聞く事しか出来ない」という独特の雰囲気を味わっていただきたいと思います。スピーカーから出た音楽を聞きながら何かをしたり、生活の音がする中で聞くものとは違い、それらが全くない、音が空中を飛んでいるような感覚、そしてそれが、舞台で演奏している人からでてくるという現象は見ていてとても面白いので、ぜひその感覚を味わっていただきたいと思います。それで、感動してもらえればとても嬉しいです。

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◆ミニリサイタルinマシンヘッド宮崎店
■マシンヘッドホームページ

 限られた数の席を手にした幸運なお客さん達。会場に来てみて、その距離の近さにびっくり。こんなに近くで大萩さんの演奏が、見て聞ける事はなかなか無いのではないでしょうか?弦を弾く音、弦と指が擦れ合う音、そして、大萩さんの呼吸まで、すべてが生音で、しかも目の前にいる本人から聞こえる。カメラのシャッターをひとつ切るのもためらうようなそんな空間です。

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ミニリサイタルはトークも含め、約30分程、しかも、コンサートホールでは無いので、外を走る車の音など、少なからず生活音は聞こえるものの、インタビューで大萩さんが言っていた「非日常」を十分すぎるくらい体験できるものでした。お客さんも良い意味での緊張感を楽しまれた事だと思います。

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最後には、お客さんからの質問コーナー。クラシックギターを弾かれてる方からは、練習方法や、演奏する上でのテクニックなどの質問がされ実際にその曲を弾いて解説されていました。これには、質問された方も感動されていました。その後は、サイン会と大萩さんと一緒に写真が撮れる時間がもうけられました。

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▲サインをする大萩さん。 ▲最後に残っていた子供達がなにげにした質問にもちゃんと答えて、また演奏をしてくれた大萩さん。演奏だけでなく、人としてもとっても素晴らしい方でした。自分自身も、取材の最中いろいろとお気遣いを頂きました。

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▲こちらはリサイタルの会場となった宮崎マシンヘッドのスタッフの方ですが・・・なんと三人は同じ年ということがわかり、ギターの話などでしばらく楽しそうに交流をされていました。

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◆貴重なオフショット♪

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 リサイタルに向かう前に、立ち寄ったデパ地下の生鮮売り場。お土産にはやはりこれ?(笑)のマンゴーをバックにパチリ。

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 そして、大萩さんも写真を撮るのがお好きらしく、お昼ごはんを携帯でパチリ。最近はブログにのせる写真もいろいろと工夫されているそうなので、そちらもチェックしてくださいね!

それでは、最後に、コンサートの情報とCDなどのご紹介です。


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◆大萩康司 & チョウ・チン リサイタル “Eternal Harmony”

■日時 :8月25日(土)
■開場13:30  開演14:00  終演予定 16:30
■場所 :宮崎県立芸術劇場 アイザックスターンホール
■全席指定¥5,500(税込) 学生席¥3,500(税込)
 ※当日、指定席券と交換(要学生証)
★郵送販売
GAKUONユニティ・フェイス TEL:0985-20-7111
★プレイガイド
・ローソンチケット/ローソン TEL:0570-084-008 (Lコード 84720)
・チケットぴあ/ファミリーマート TEL0570-02-9999/9966(Pコード 257-249)
・イープラス http://eplus.jp(PC、携帯電話)
・宮崎山形屋、宮交シティ、宮崎県立劇場  他


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◆コンサート前にチェック!のCD情報

aqua.jpgAquarelle(アクアレル)
アルバム / VICC-60560
¥3,045(税込)
キューバで大喝采を受けた、音の詩人「大萩康司」が贈る新たなブラジルの世界・・・・。“サウダージ”の空気感をクラシックギターで見事に表現している秀作。

10gen.jpg『10弦の響』趙静(チョウ・チン)/大萩 康司
アルバム/VICC-60461
¥3,045(税込)
チェロとギター、10本の弦が織りなす鮮烈な美の世界、才能溢れる2人が作りだす今までにないチェロとギターの意欲作!趙静(チョウチン)と大萩康司の2人が、いままでにないチェロとギターのアルバムを作り上げた。シューベルト、ピアソラ、ヴィラ・ロボス…、チェロとギターの新たな可能性を持った名盤がここに誕生。


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 大萩さんのファンのかたのみならず、8月25日のコンサートにはぜひ行ってみてください。今回、大萩さんとご一緒させていただいて、間近で演奏を聞いて、自分はクラシックに対する気持ちが大きく変わりました。「普段クラシックはあまり聞かないから・・・」という人も、一日だけ、その中の2時間程は携帯の電源を切って、日常から完全に自分を切り離してみても良いのではないでしょうか?ぜひ皆さんにも「非日常」を体験して頂きたいと思います。

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2007年07月24日

今井雅之 〜 産隆大學應援團 [ インタビューPR ]

◆産隆大學應援團 全国ツアー2007〜地上最強のチアボーイズ〜
 今回のインタビューは、2007年8月31日(金)に大分県立芸術会館にて公演される、あの「WINDS OF GOD」で宮崎でもおなじみの、今井雅之さん作・演出による、笑いと涙の男の舞台「産隆大學應援團」の見所について、今井雅之さんご自身にいろいろと質問させていただき、その内容について詳しく語っていただきました。この日はプロモーションのため東京から大分に来ていたところ、少しだけお時間をいただきインタビューさせてもらったのですが、お話の中で今井さんは、九州のファンに向けて「特に自分は九州と波長が合っていて居心地がいいんです、そんな自分が九州人にお勧めの作品を持ってきました!われこそは九州男児だと思う人はぜひ会場に足を運んでください!」との熱いメッセージを投げかけました。この作品は、もともとフジテレビのドラマだったことから、「知ってる!」という方もいらっしゃると思いますが、今井さんが舞台むけにアレンジし”今井風男スパイス”を加えたことで、切れ味が増していることは間違いなしです。このインタビューをご覧になって興味をもたれた方は、九州男児だけでなく、九州男児にあこがれる女性の方を含め、ぜひ!会場に足を運んでみてください。ちなみにチケットは只今発売中です!
(レポート:松田秀人 取材協力:エル・カンパニーガクオンユニティフェイス
→インタビュー会場:大分全日空ホテルオアシスタワー

今井雅之 今井雅之

産隆大學應援團公式ホームページ↓
http://www.sanryu-ouendan.com/

◆大分公演〜只今チケット発売中!!
日時 :8月31日(金)
開場 18:00 開演 18:30
場所 :大分県立芸術会館 
全席指定 ¥5,800(税込)※未就学児入場不可
<郵送販売>
GAKUONユニティ・フェイス(AM10:00〜) TEL:0985-20-7111
<プレイガイド>
★ローソンチケット/ローソン
TEL:0570-084-008(Lコード:85110)
★チケットぴあ/ファミリーマート
TEL:0570-02-9999/9966(Pコード:376−994)
中央町プレイガイド(ビートパワー)、エトウ南海

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◆今井雅之さんプロフィール

俳優・脚本・演出家
1961年4月21日生まれ
兵庫県出身
身長:178cm
特技: 空手(2段)柔道(初段)
     銃剣道(初段)
     少林寺拳法(1級)
学歴:法政大学文学部英文学科卒業
職歴:陸上自衛隊入隊経験有り
免許:自動二輪、普通免許のほか
    大型特殊(戦車)免許取得
1986年 奈良橋陽子出演「MONKEY」で舞台デビュー
1991年 1991年度文化庁主催芸術祭において「WINDS OF GOD」で
    史上初の原作・脚本・演技の三役で受賞
1993年 「WINDS OF GOD」で国際連合作家協会芸術賞受賞
1993年 エル・カンパニー結成
1996年 日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞

公式ホームページ→http://www.ceres.dti.ne.jp/~elle-co/


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◆ストーリー

産隆大學應援團公式ホームページ
▲産隆大學應援團公式ホームページより

 熱い!アツイ!あとぅ〜い!超熱血コメディ。臭い、汚い、時代遅れーその暑苦しくも男くさい存在感ゆえ、女にモテないのはあたりまえ、一般市民からも避けられていた望月たち産隆大學應援團の團員たち。伝統ある應援團が團員不足のために、部の存続が危うくなってしまっていた。そこに現れたのは、愛する産隆大學應援團の危機を知り、再入学を果たした伝説の男・第20代團長の今井雅之演じる、渕村だった。「応援とは一方通行の愛だ!」そう言い切る渕村に、TAKE2東演じる、望月ら團員たちは…。はてさて、應援団の行く末はいかに・・・?!月曜日深夜に絶大な人気を誇っていた、フジテレビ制作のドラマが復活!ドラマには無かったオリジナルストーリーを本舞台では、今井雅之本人が熱く脚本を書き下ろし、演出を手がける。舞台ではあまり観る事ができない超熱血コメディ、観た人みんなが元気なれる作品にどうぞご期待下さい!!


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◆インタビュー 〜 応援とは一方通行の愛だ!


-----この「産隆大學應援團」もともとフジテレビのドラマだったものを、今井雅之さんの脚本により舞台化される事になったと伺ったのですが・・・。

今井さん:そうですね・・・ドラマの舞台化に関してですが、今までの舞台は100%オリジナルの作品ばかりだったので、今回のような流れは初めてですね。

-----何故チャレンジしようと考えたのですか?またドラマを意識されたりしましたか?

今井さん:以前から応援団をテーマにした作品に興味があり、そのうち自分でもやってみたいという想いがあったので、産隆大學應援團の舞台化の依頼を受けました。ただ、応援団に関しては自分なりにイメージがあったので、その辺はまったくドラマと同じわけではなく、あくまでも今井雅之のスピリットが充分注入されています。ドラマを意識する・・・という点では、舞台はドラマや映画と違いスピーディーなカット割りなどはできないので、そういった部分で出来上がっているドラマのコミカルな部分やテンポ感を崩さないように、どのようにして舞台に転換させるか・・・さらにドラマの持つ”テイスト”だけは変えない事を意識しました。

今井雅之さん

-----ドラマから舞台へ変換するさいの打ち合わせの段階で「ここは変えてはならない」など、テレビ局側から細かな指示などはあったのですか?

今井さん:まあ、もちろん途中はいろいろとありましたけど、最終的にはほぼ全体的に自分のスタイルでやらせてもらいましたね!

-----舞台から今井雅之さんをイメージすると、どうしても「WINDS OF GOD」を思い出してしまうのですが、比べられたりはしませんか?

今井さん:確かに「WINDS OF GOD」は舞台だけでも18年以上も関わっている作品だし、映画を含めれば来年で20年たつわけだから、ファンの側からしてみれば比べて当然でしょうね。

今井雅之さん

-----比べるといえば、「WINDS OF GOD」などの裏話で、今井雅之さんならではのハードトレーニングをされたと伺いましたが今回も、主要メンバーはトレーニングをされたのでしょうか?

今井さん:もちろんトレーニングは行いましたが、「WINDS OF GOD」の時のようなハードなトレーニングはしませんでしたね(笑)。自分が取りまとめを行っている作品に関しては厳しいトレーニングがつき物なんで、一緒に舞台をやっていく役者の皆さんに「最後までついて行きます」的な誓約書を書いてもらうんです。途中で挫折したらそれなりのペナルティもあります。特に「WINDS OF GOD」のような戦争をテーマにしたような作品の場合は、精神的な部分の表現もあるので、失神者が出るぐらいのトレーニングをしました。もちろん自分も一緒にトレーニングをします。ただ今回の作品に関してはテレビ局との契約も絡んでいたので、そういった誓約書を書いてもらうようなことはありませんでした。

-----これは個人的な意見ですが、そうしたハードなトレーニングの効果から、役者さん達の肉体は凄く引き締まっており最初から最後まで、緩みのようなものを感じませんでした。心身ともにリアルな表現がなされていることから、「WINDS OF GOD」に関しては映画よりも舞台のほうが、役者さん汗や肉感がリアルに感じられて好きですね!

今井雅之さん

今井さん:ああ、嬉しいですね!それだけの事を、みんなでやってきてますから・・・。

-----「WINDS OF GOD」とは全く違うタイプの作品かもしれませんが、応援団がテーマということからストーリーを見た限りでは「男の世界」を描いている部分は似ていますよね!でも今回の作品はディテールを作り上げていく過程において、その大部分が「笑い」に転換されなければならないので、同じ「男の世界」でもかなり異なりますよね?

今井さん:そうなんですよ・・・舞台の中で応援団達がやっている事って、結局「笑い」に繋がってしまうのだけど、でも、「本当の意味で応援するってどんなこと?」というのが、彼らの行動を通して徐々に伝わっていくうちに、その「笑い」が感動に繋がっていくんですよ!だってある意味、必死になってただただ応援することって滑稽じゃないですか?

-----確かに勝ってもほめられるのは選手達ばかりで、応援団がほめられるということはあまりないですね・・・。逆に負けた時は「応援が少なかった・・・」なんていわれる事がありますけど。

今井さん:だって、応援団員達も選手達と同じような過酷な練習をして試合にのぞむわけですよ・・・。でも、いくら応援団員達が血ヘドをはいて応援練習をしても、選手がまったくだらしがなかったら、それらの事が無意味になってしまうんです・・・。正直いって馬鹿な話ですよ・・・でもね、僕は昔から言ってるんですけど”応援とは一方通行の愛”なんです。だから、その恋に喜んでもらいたいとか、振り向いてもらいたいとか、そういった気持ちは捨てなければならないんです。

今井雅之さん

-----漠然としていますが、たとえばちょっと昔までは、そういう意味で一見無意味に見える事に命をかける「男っぽさ」がいい意味で描かれた、映画やドラマ、漫画などが多かったように思いますが、最近はなんとなく、そういうのってダサい・・・みたいな風潮があたりまえのようにありますよね・・・。確かにスマートではないかも知れませんが、たとえダサくてもそれをやった事がある人でないと分からない感覚や世界もあるような気がするのですが・・・?

今井さん:確かにそうですね・・・でも、大人になれば誰でも不条理な事に直面するじゃないですか?そういう中で、とにかくみんな消耗してしまうんですけど、若いうちからそういうものに対して肉体的にも精神的にも鍛えられていないと、ちょっとしたことでも簡単に潰れてしまうようになるんですよ・・・。

-----私も最近、怒られなれていない人・・・折れやすい人が多いのでは・・・と感じることが多々あります。

今井さん:この件に関しては誤解されたくないんだけど、たとえば体罰とイジメってまったく違うもので、相手の将来を考え愛をもって行うのが体罰で、相手をおとしめることしか考えないのがイジメなんです。だから、体罰は殴った方も、心や体が痛むんです。そして、人間としてやってはいけないことは、何がどうあれやってはいけないんです。そのことに関しては、しっかりと”やってはいけないこと””くじけてはいけないこと”として肉体に刻み込まれなければならないのです。家族を背負って立つ男ならなおさらです。でも、最近の世の中は体罰とイジメを同じ土俵に上げているようなところがあるのが残念ですね・・・。

今井雅之さん

-----笑いだけでなく、それらの部分も今回の作品に描かれているわけですね!それでは、ものすごくアバウトな質問で申し訳ないのですが、ザッとで構わないので、今回の作品の見所を教えていただけませんか?

今井さん:見所・・・ですか・・・・・う〜ん「九州人ならきっとわかる!」と言えるかもしれませんね・・・。いや、たとえ九州人でなくとも、心が九州人の方にはきっとわかってもらえるはずです。

-----といいますと・・・・?でも、確か今井さんは兵庫県出身ですよね・・・九州にはよく来られると聞いていますが?

今井さん:九州の人とはなんとなく波長があうんですよね!だから自分がやりたい事、表現したい事をちゃんと理解してくれるっていうか・・・とにかく熱い人が多いですね!そしてなにより、男に二言は無い!という表現がピッタリはまる人達が全国の中でも一番多いのではないでしょうか?だから、そんな九州男児のスピリットを持った人がこの作品をみれば、至るところで共感できるわけです!

-----共感できなければ九州男児ではないと?(笑)

今井さん:まあ、そういうことになります。(笑)

-----それでは、もうそろそろ時間が無くなってきましたので最後の質問です。ちなみに今回公演が予定されている大分県の印象はいかがですか?

今井さん:九州でも物凄く熱〜い、福岡、熊本、鹿児島にくらべると、「熱」という点では若干低いと思いますけど、人が優しいし、なんといってもフグが美味しいのが印象的です。

今井雅之さん

-----ということで、お忙しい中インタビューにお付き合いいただき、本当にありがとうございました。8月31日(金)の大分公演楽しみにしています!

今井さん:こちらこそ!われこそは九州男児と思う皆さん、ぜひ会場に足を運んでください!「押忍」

投稿者 blogpawanavi : 11:11 | コメント (0) | トラックバック

2007年05月14日

JOY-FM 久嶋美さちの Far East Cafe [ インタビューPR ]

 今回のパワナビミュージックコーナーでは、2007年5月6日(日)の19:00から1時間に渡ってJOY-FM(エフエム宮崎)の特別番組として放送された、地元宮崎出身のシンガー「久嶋美さち」さんによる、「久嶋美さちの Far East Cafe」の模様を、まるまるご紹介したいと思います。今回の内容は、2007年5月9日(水)に発売された6曲入りのニューミニアルバム「絹の道」(久保田 早紀さんの80年代にヒット曲「異邦人」のカバーや、映画「日本の青空」の挿入歌「愛は空の彼方」を含む)を中心に、JOY-FMのアナウンサー榎木田智子さんが、独特の切り口で、様々な角度から「久嶋美さち」さんの人間像を探っていく、とても面白いトーク番組となっていますので、もし「久嶋美さち」さんをご存知で無い方がいらっしゃいましたら、この機会に、ぜひご覧いただきたいと思います。 注)内容を分かりやすくするために一部コメントを編集しておりますのでご了承願います。
(レポート:松田秀人)

番組収録風景 番組収録風景
▲左:久嶋美さちさん 右:JOY-FMアナウンサー・榎木田智子さん

取材協力:エフエム宮崎(JOY-FM)
URL:http://www.joyfm.co.jp/fm/
取材協力:株式会社ダディクール
URL:http://www.daddy-kool.com/
ゲスト:久嶋美さち
URL:http://www.kyushimamisachi.jp

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◆久嶋美さちプロフィール
「文・画像:株式会社ダディクールHPより」

11月26日(B型)宮崎県出身

久嶋美さち

【趣味】風呂読書
【好きな映画】「Ray」「エイミー」
【好きな作家】「廣瀬ゆう子」「竹内めぐみ」「高橋歩」
【好きなアーティスト】ジョン・オズボーン、フィオナ・アップル、インディ・アーリー
             レイ・チャールズ、ケリー・クラークソン、鬼束ちひろ
【憧れの地】NY(ブロードウェイ、ブラジル、富士山

 幼少の頃、小児喘息に効くという母の薦めで習い始めた民謡。その民謡で培われた圧倒的な歌唱力は、小学校6年、中学校1年と2度にわたり民謡の全国大会で優勝するほど。「唄いたい!歌が好き!」という漠然とした思いを常に抱き育ちました。生家の裏にある遠方の山に向かい、毎日のように歌を練習していると、その山に住んでいる何百メートルも離れた友だちから、「みさち、昨日も唄っちょたやろ?ちゃんと聞こえてきたよ。」と言われたエピソードがある。

 2003年上京。プロのシンガーになるための第一歩を踏み出す。一度聞いたら忘れられない艶の中に、どこか哀愁を帯びた声。その声と共に解き放たれる彼女の視線で表現された詞の世界は、「生きる力強さ」「前に進む勇気」「愛する痛み」「安らぎ」そして「ぬくもり」…。それは、同時代をたくましく生きる多くの女性の心に響くことでしょう。 美さち、にとって今必要なこと…それはひたすら自分の内面を磨くこと…そう言い切る彼女。 そこには、性別や年齢を超えた新たな女性シンガーの登場を予感させてくれます。

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◆ニューアルバム「絹の道」発売中!

絹の道

発売日:2007/05/09
品番:MUCD-1162
価格:¥1,800(tax in)
「異邦人」他、映画〈日本の青空〉挿入歌「愛は空の彼方」を含む、
エキゾチックな世界感に満ちた6 曲入りミニアルバム。

1. 絹の道
2. 異邦人
3. ナミダの舟
4. 月蝕
5. 世界はほほえみを待っている
6. 愛は空の彼方

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◆久嶋美さちの Far East Cafe ここより本編

番組収録風景
ゲスト:久嶋美さち(左/以下:久嶋)
JOY-FMアナウンサー:榎木田智子(右/以下:榎木田)


榎木田:こんばんは、榎木田智子です。5月6日ゴールデンウィークの最終日ですね・・・。ラジオの前の貴方はどんな大型連休を過ごされたのでしょうか?連休疲れでグッタリしていらっしゃる方もいれば、休み無しでグッタリされている方もいらっしゃると思います。本当にお疲れさまです。
さてこの時間は「久嶋美さちの Far East Cafe」をお気に入りの飲みものでも飲みながらゆったりと聞いてほしいな〜と思います。ゲストに久嶋美さちさんをお迎えしています。こんばんは!

久嶋:こんばんは!よろしくお願いします。

榎木田:久嶋さんと私は始めましてなんですけれども、まずは、お帰りなさいと言ったほうがいいかもしれませんね!

久嶋:ですね!とか言ったりして・・・(笑)。でも、本当にただいまです☆

榎木田:先日シーガイアでのライブがありましたが、地元宮崎に戻られたのはどのくらいぶりになりますか?

久嶋:そうですね・・・だいたい去年の秋に都城でライブがありましたので・・・だから5ヶ月ぶりぐらいですかね・・・。

番組収録風景

榎木田:そんなに長いスパンが開いているわけではないんですね!

久嶋:プライベートでは中々帰れないんですけど、ライブではちょこちょこ帰ってきてますね!

榎木田:じゃあ宮崎でのライブ会場で、ご家族やお友達の顔を見ることが多いんですね?

久嶋:スケジュールの都合がつく友達は来てくれますね。両親は必ず来てくれます(笑)。

榎木田:ステージ上から見て分かりますか?

久嶋:ん・・・どこにいるのかな〜って探します。子どもの頃のお遊戯から成長していないように思われるかもしれませんが、やっぱり両親の姿を探しちゃいますね(笑)。

榎木田:でも居てくれると安心しますよね。逆に、両親に見られると照れたりしないですか?

久嶋:意識しちゃうとダメなんですよね・・・。ただ、ライブに初めて足を運んでくださった方をはじめ、いろんな方々がいるので、たとえ両親に見られていてもそこは割り切って、しっかりと歌っています。

榎木田:ライブとは別に、やっぱり地元に帰ってくるとホッコリしませんか?

久嶋:東京に居ると、はやく宮崎に帰って、溜まっているいろんなものを浄化したいな〜なんて思いますね・・・特に何がとは言いませんけど(笑)。

榎木田:宮崎で浄化できるんですね・・・でも、そうやって言っていただけると宮崎に住んでいる私達としては嬉しいですね。

久嶋:特に最近は、宮崎に帰れば帰るほど宮崎の良さを発見する事ができるんですよ!そして今は東京のほうでも、毎日と言っていいほど宮崎の話題を耳にすることができるので私も嬉しいです。

久嶋美さち

榎木田:嬉しいといえば、故郷を離れ東京で頑張っている久嶋美さちさんが、こうやってニューミニアルバムを携えて帰ってきてくれたというのも、地元のファンとしては嬉しいですよね!そのニューアルバム「絹の道」が、2007年5月9日水曜日にリリースされます。今夜はそのミニアルバムについてじっくりとお聞きしたいな〜と思っています。

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♪ Missing You / 久嶋美さち

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榎木田:まずは、久嶋美さちさんのデビューシングルになります「Missing You」をおとどけしました。この曲はオルタナティブなサウンドが印象的な楽曲ですが、今回リリースされたアルバムとは、ぜんぜん印象が違うんですよね・・・。

久嶋:前回のアルバムはロック調だったんですけれども、今回はエキゾチックというか、イメージとしてはオリエンタルな感じに仕上がっています。

榎木田:デビューされてから1年半がたちますが、その間に音楽的な部分での心境の変化などがありましたか?

久嶋:私はシンガーなので、いろんなジャンルの曲を歌いたいというのがあって、そういった気持ちはデビュー前からもっていました。そんな事から、前作はロックだったのですが、今回のアルバムを制作するにあたりスタッフの方たちと、久嶋美さちの声にはどういう曲が合うのか?というような事を話し合い、その時に「もしかしたら、エキゾチックとかオリエンタルといったイメージが合うのではないか?」っていう意見がでて、それががきっかけとなって「絹の道」が生まれたんです。

久嶋美さち

榎木田:ビックリするほど歌声がはまっているんですよね!でも、たとえばエキゾチックなイメージの曲があったとして、いきなり「歌って」と言われても難しいことなんじゃないかな〜って思うんですけど・・・。何か特別にされた事などはありますか?

久嶋:このアルバムを作る前にですね・・・去年の12月20日に久保田早紀さんのプロデュースで、過去にご自身が歌われていた80年代の大ヒット曲「異邦人」のカバーをリリースしました。そのカップリング曲が、久保田さんが書いて下さった「世界はほほえみを待っている」という曲で、今回のアルバムにも収録されているんですけど、レコーディング時に、「大陸を思わせる歌が歌えたね!」とのコメントをいただき、その流れから、じゃあ「異邦人」もって言うことになったでんす。そのときの私は茶髪だったし見た目にもロックな感じがしていたと思うので、まさか大陸っぽくなるなって思っても見なかったのですが、どうやら、宮崎の大自然と民謡をルーツとする私の中身がそうさせたようです(笑)。そんなことから、アルバムの話が持ち上がったとき、外見も含めてアルバムにあった自分を作っていこうと考え、努力しました。私はシンガーなのですが、個人的は歌の中では役者でありたいと考えています。だから、役者さんが台本をもらって、その役を演じるのにあたり、セリフの棒読みにならないように、その役の持つ人間模様や人間くささなどを表現するためいろんな資料を集めるじゃないですか!それと同じように、私自身、曲をいただいたときに、どういう風に表現できるかと考えたときに、テーマをもってどんどん自分を掘り下げていくのです。

榎木田智子

榎木田:アルバムごとに自分探しをするんですね・・・。

久嶋:そうやって、自分のイメージを作っていった上で、次に楽曲ごとの絵をイメージしていくんです。たとえば、今回のアルバムの1曲目「絹の道」は、まず湖があって・・・そこから女神が出てきて何かを叫んでいて、森に木霊する女神の声を聞きつけてやってきた村人が恋におちてしまう・・・そんな情景を浮べていきます。

榎木田:それでは、今、久嶋美さちさんがおっしゃったような場面を、ラジオの前のみなさんにもイメージしてもらいながら、この曲を聴いてもらいましょう。


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♪ 絹の道 / 久嶋美さち

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榎木田:今お聴きになっていただいた曲は、ニューミニアルバム「絹の道」からタイトルチューンになっております「絹の道」でした。それにしても、本当に情景が浮かびますよね!先ほど久嶋さんがお話してくださったので、ラジオの前のみなさんも絵が浮かんだんじゃないかと思います。

久嶋:そうだったらいいですね・・・。民謡をやっていた私としては、ロック色が強かった前作に比べて、今回のアルバムはとても歌いやすかったから、絵としてのイメージも浮かびやすかったのかもしれません!もちろんクオリティの面ではどちらも高いものに仕上がっていると思いますけど・・・。

久嶋美さち

榎木田:歌いやすい・・・ですか?

久嶋:ん〜、メロディであったり、リズムだったり・・・自分の体の中にあるものに近いっていうか?だから、歌っていてストレートにライブがイメージできるんです。たとえば、どういうふうにお客さんを引き込んでいったらいいかとか・・・ファッションからヘアスタイル、ステージでのアクションなどもどんどん浮かんでくるんです。実際に、オレンジ色のチュニックだとか、黒髪を活かしたヘアスタイルだとか、ベリーダンスのような動き・・・など、とにかく具体的に見えてくるんです。そんなふうにどんどんアイデアが出はじめると、久嶋美さちのクリエイティブな部分活性化するように感じますね!

榎木田:まさに、新たな自分発見っていう感じですね〜。そんなニューアルバムを制作するにあたり、重要な人物がいるのですが、それが先ほどお話にもでた久保田早紀さんです。久保田さんはレコーディングにも立ち会ってくださったそうですね。

久嶋:そうなんです。「異邦人」の時にご一緒させていただきました。まずはじめに久保田早紀さんに私の歌を聴いてもらったのですが、とても気に入ってくださって、いろいろと話しているうちに「異邦人」の話になったんです。はじめて「異邦人を歌ってください」って言われたときは、こんなに光栄なことはないって感激しました。それだけにもちろんプレッシャーがあって当然なんですが、誰もが知っている1980年代の名曲を私に託してくださるってことが嬉しくって、プレッシャーを感じるのを通りこえて、ただただ光栄で、私が歌える異邦人を一生懸命歌おうって気持ちになりましたね。

番組収録風景

榎木田:きっと、なにか久保田早紀さんとは違う、久嶋美さちさんならではの味付けがあったと思うのですが、具合的にはどういう部分にポイントを置かれましたか?

久嶋:もう絶対に言えるのは、声の艶を出すことですね。そして、声を張るとかドスが効いたという事ではなく、私が得意とする裏声と自声のコンビネーションをうまく織り交ぜながら、この「異邦人」を自分のものに出来ればと思いつつ歌いました。

榎木田:わかりました。それではその辺に注目していただいて、聴いていただきたいと思います。

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♪ 異邦人 / 久嶋美さち

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榎木田:ここまで2曲お届けしましたけれども、なんといっても久嶋さんは歌声が特徴的なんですよね・・・。さきほど、裏声と自声を巧みに織り交ぜてという表現をされていましたが、久嶋さんの歌声のルーツは確か民謡でしたよね!

久嶋:ハイ、6歳からはじめて16〜17年ですかね・・・。

榎木田:長いですね・・・。

久嶋:長いですよね〜。だから青春時代を「和」ですごしましたね!学生の頃は部活動が終わり、疲れた体で民謡の教室に通っていましたしね・・・。

榎木田:部活動って、何をされていたんですか?

久嶋:中学の頃は陸上部で、高校に入ってからは器械体操をやっていたんです。

榎木田:エッ体育会系だったんですね。ぜんぜん正反対じゃないですか!

久嶋:そうなんです。スポーツ大好き少女でした。

榎木田:歌一筋かと思っていました。

久嶋美さち

久嶋:でも、スポーツで培った体力って、歌を続けていくためには欠くことのできないものだとおもいますよ!たとえば腹式呼吸にしてもそうですし、特に基本中の基本でもある陸上競技なんてまさにそうですよ!昔は宮崎の大自然の中、山に向かって自然のリバーブを感じながら毎日歌っていたんですけれど、それができたのも体力があったからこそですから・・・。

榎木田:ちなみに、歌うときに一番使う筋肉ってどこなんですか?先ほど腹式呼吸の事をおっしゃっていたので、もちろん腹筋は重要なんでしょうけれども、ほかにも意識されていることがあるのでは・・・?

久嶋:歌い方については、デビューしてから今までずっと研究しています。よく喉を開くっていう表現をするのですが、そのために重要な腹式呼吸はなんとなく胃袋のまわりを想像してしまいますよね・・・でも私の場合は、背骨の腰の部分に空気を入れる感覚を持ち、しかも肩の力を抜き、鼻の奥の空気が抜ける部分のどこに空気をあてるとしっかり共鳴して響いてくれるか?を意識しながら歌います。特にクラシックの楽曲を歌われる方は、よく頭蓋骨を振るわせるなんていいますけど、私もまだまだ上手くなりたいので、最近は「ンー、ンー」「ンマー」って鼻の奥から頭蓋骨に共鳴させる練習をしています。

榎木田:特に、今回アルバムの中で、たとえば歌い方や発声方法など、神経を使われた曲はありますか?

久嶋:・・・・・4曲目の「月蝕」かな・・・?心の叫びを曲にしているんですが、AメロとBメロの歌い方が違う上に、もろに淡白に歌うんですね。さらにサビにコブシを効かせたロングトーンがあったりとか・・・結構てこずったかな・・・。でも、その分カッコいいんですよ!

榎木田:確かにパワフルな曲ですよね☆

久嶋:そう、パワフル!それでいて、あの曲は意外とエッチぃな内容で・・・(笑)。ここではあんまり深く言えないですけど、男性と女性が本当に純粋な気持ちで愛し合う事を歌った曲だと思います。

榎木田:そんな「月蝕」は後ほどおかけするとして、ここでニューミニアルバムから一曲お届けしたいと思います。


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♪ ナミダの舟 / 久嶋美さち

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榎木田:ニューミニアルバム「絹の道」から「ナミダの舟」お贈りしました。ん〜、女性ならではの悲哀に満ちた・・・それでいて芯が強い・・・。そんな歌ですよね。

久嶋:あのですね・・・「ナミダの舟」という曲は、実際には歌詞が入っている歌いだしの部分は、もともとメロディーがとてもよかったので、歌詞を入れるつもりがなかったんです。でも、また私の中で絵が浮かんできてしまって、入れることになりました・・・。これは失恋の歌なんですけど、この世のものではない幻想的な川?湖?に浮かんだ船に乗った女性が、「私の今までの恋はいったいなんだったんだ・・・」って考えてる様子を、冒頭で表現したくて、本来ならイントロだった部分に歌詞を入れてしまったんです。

榎木田智子

榎木田:久嶋さんご自身が、ご自分の歌を聴いてそういう気持ちになって涙することってあるんですか?

久嶋:レコーディングの最後の作業、マスタリングが終わった後に全曲通して聴くんですけど、目をつぶってこの曲を聴くと、もう涙が止まらなくなってしまったんです。客観的に自分の曲を聴いて「いいんだけどね〜」っていうような半端な状態は作りたくありません・・・。自分で歌った曲を自分で聴いて泣けるって事は、中途半端な気持ちで歌っていない証拠なのでいい事だと思っています。そういうものって、言葉とか理屈じゃなく、強い思いが念となって相手に伝わるんじゃないかなっておもうんです・・・。

榎木田:客観的に聴いて、ご自身でも、それを痛感されたわけですね!

久嶋:そう、だからライブの時も入り込むと涙が出たりするし・・・。

榎木田:その感覚を味わえるって事は、シンガーとしてある意味幸せな事かもしれませんね。

久嶋:そうかもしれません・・・。

榎木田:逆に、どうしても煮詰まってしまったりとか、スタジオに居ても「嫌〜」っていう状態になったりはしませんか?

久嶋:デビューして最初の一年は、右も左も分からず、気持ちが滅入ってしまってダメになりそうな時もあったのですが、このままではリラックした本来の自分の姿が作品に出てこないと感じ、ある時からリラックスする事に課題を置いて、何事もポジティブに考えるようにしました。それからは、レコーディングに入る時は、いろいろと考えて歌うのではなく・・・ん〜・・・なんていったらいいかな〜・・・、これが一番難しいところなんだけど、無になるっていうか・・・?たとえば、あなたが好きっていう言葉でも、好きだっていう気持ちの大きさによって伝わり方が違うじゃないですか?だから、その曲のイメージをシンプルに受け止めたら、その間にその時々のいろんな感情を挟みこまずに、無の状態でそのまま表現するっていうか・・・?やっぱり説明が難しいですね・・・。でも、ライブとか見ていて、「アッあの人降りてきた」とか、「入ってる入ってる」とかっていう状態がそういうことだと思います。

榎木田:といことは、ライブのときもレコーディングのときも、一番リラックスした状態で望まなければならないということですよね!では、リラックスするためのアイテムを持ち込むなどの工夫はされていますか?

久嶋:アイテム・・・まではないですけど、瞑想します。

榎木田:自分で自分の無意識の中に入っていく努力をされるのですね!

番組収録風景

久嶋:スタジオでも、いきなりパッと歌いはじめると、ふと「あっつ洗濯しなくちゃ」とか日常の雑念がはいって、歌に集中できないんですよ・・・。だから歌う前は、無音のスタジオの中で、集中して歌える状態になるように自分をもっていきます。

榎木田:さて、次にお届けする曲ですが、この曲に対する思い入れが非常に深いということなのですが、詳しく聞かせてもらえますか?

久嶋:「世界はほほえみを待っている」という曲なんですが、人々の幸せって、平和ってなんだろう?とか、愛をもって人に接することで、どれだけ多くの人が穏やかな気持ちになれるか?といった事が描かれていて、強く自分を信じる事で、人を信じ、人に優しく出来、そんな一人ひとりの気持ちが世界を変えていくていう・・・。もちろん、今回のアルバムの曲はどれも大好きなんですが、中でも、あえてこの曲は名曲だろう!と思っています。

榎木田:今の久嶋さんのお話を聞いていて、楽曲自体は5分弱なんですけれども、その裏に隠された想いが伝わってきました。

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♪ 世界はほほえみを待っている ♪ 月蝕 / 久嶋美さち

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榎木田:え〜「世界はほほえみを待っている」という曲を聞き終わってみて、あらためて強いメッセージ性を感じますね。そして「月蝕」に関してはダイナミックなメロディ展開がとても印象的でした。ここまでに、ニューアルバムに収録されている楽曲を5曲聴いてきたんですけれど、それぞれに、風だったり雨だったり、星だったり・・・それらが織り成す、自然の表情を感じとる事ができますよね。

久嶋:それは、凄くうれしいです!私は私自身がどのような表現者になりたいのかって考えた時に、私が生まれ育ったこの宮崎県の自然達に愛されるようなシンガーになりたいって思っているんです。特に今回のアルバム制作を通して強くそれを感じるようになったので、そんな風に言ってもらえるのが本当に嬉しいんです。

久嶋美さち

榎木田:アルバムタイトル「絹の道」という名前からすると、冒頭でお話されたように、エキゾチック、オリエンタルという、とても遠い国のイメージがあるのですが、その裏には、久嶋さんの故郷、宮崎から生まれたものがたくさん詰まっていたんですね・・・。

久嶋:きっとどうあがいても、自動的にそこにもどってきちゃうんですよね・・・。だから、子どもの頃から宮崎の大自然とふれあい、民謡で培った、コブシであり、和の心であったりを、しっかりと背景にもちつつ、エキゾチックであれ、オリエンタルであれ、私なりに表現していきたいと思います。

榎木田:そんなミニアルバム「絹の道」の中で、私が特に優しさを感じたのが、アルバムの最後に収録されている「愛は空の彼方」という曲なんですけれども、非常に日本的なメロディだな〜っと感じました。

久嶋:この「愛は空の彼方」は、大澤 豊監督の作品「日本の青空」という映画の挿入歌としてエンディングに流れるんです。

榎木田:映画の挿入歌という事で、通常のレコーディングと、気持ち的に違った事はありましたか?

久嶋:ん〜、やっぱり映画の内容を知らないと、歌には望めないので、内容の確認をしたのですが、その「日本の青空」という映画は大日本帝国憲法が日本国憲法に以降するときに、ご活躍された憲法学者の鈴木安蔵さん(第9条:戦争の放棄、戦力の不保持、交戦権の否認の3つの要素を始めとした平和憲法の設置に貢献)という人物を題材にした作品なんです。彼がいなければ今の平和な日本はなかったといっても過言ではない方なんです。その映画を見て、先ほど話した「本当の幸せ・平和」とか「愛をもって人に接する」とかいう気持ちをどんどん膨らまして、それ以外の雑念は全部とっぱらって「愛は空の彼方」を歌いました。

久嶋美さち

榎木田:映画だけでなく、今後も久嶋さんには様々なフィールドが用意され、新しい出会いがまっていると思うのですが、それによってさらに進化できそうですか?

久嶋:私自身、人と出会うのが大好きなんです。なぜなら、人は一人ひとり存在しているだけで価値があり、宝であるのだから、そんな人々と出会うだけで、私にとっても新しい引き出しを開くチャンスに繋がるし、逆に私も伝える事ができるし・・・。だから、日本に限らず、いろんな国の人達にも、私の歌を聴いてもらいたいです。

榎木田:音楽のよさってそこにあるんですよね!とにかく今後のさらなる活躍に期待したいとおもうのですが、最後に、ラジオの前にいらっしゃる宮崎のリスナーの皆様にひとことメッセージをお願いします!

久嶋:今、私は、歌を表現するという事を、肌で感じ、吸収していっています。特に地元宮崎の皆様には、今後の久嶋美さちの成長を大いに期待していただきたいと思います!

榎木田:そして、今後の予定なんですが、先ほどもご紹介してくださいました大澤 豊監督作品、映画「日本の青空」が、順次、日本各地で公開されているという事ですが、この上映会場で歌を披露される事もあるということなのですが・・・。

久嶋:そうですね、会場やスケジュールにもよるので、今、こことここで歌いますとはいえないのですが、舞台挨拶などの流れで、歌う事になるかもしれません。

榎木田:さらに詳しい情報は、久嶋さんの公式ホームページにて確認という事でよろしいでしょうか?

久嶋:はい!よろしくお願いします。

久嶋美さち

榎木田:というわけで、ラジオの前の皆様も、ぜひホームページをチェックしてみてくださいね!
(久嶋美さち公式HP URL:http://www.kyushimamisachi.jp

久嶋:トップページからは、私が歌う「異邦人」が流れています。

榎木田:さあ、それでは、最後に「愛は空の彼方」を聴きながらお別れという事になります。「久嶋美さちの Far East Cafe」今夜はゲストに久嶋美さちさんをお迎えしてお贈りいたしました。久嶋さん今日は本当にありがとうございました。

久嶋:こちらこそありがとうございました。

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♪ 愛は空の彼方 / 久嶋美さち

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2007年03月15日

坂本梨奈インタビュー〜あめいろのうた [ インタビューPR ]

 2006年8月2日に、5曲入りのミニアルバム「Mamma」で、AtoNO Recordsよりデビューした、宮崎県出身のシンガーソングライター「坂本梨奈」さんが、2007年2月9日に、待望の2ndミニアルバム「あめいろのうた」をリリースしました。昨年のデビュー時期に「スタートを切るにあたって、まず自分のルーツに立ち戻って始めたい」とのことから、活動の拠点を東京から故郷の宮崎に移し様々なイベントやライブに出演し着実にファンを獲得している「坂本梨奈」さんですが、今回リリースされた「あめいろのうた」は"全5曲中、3曲が宮崎に来てから書き上げた楽曲"というほど、昨年からの宮崎帰郷が強く作品に影響を与えているようです。という事で、今回のインタビューは2月14日のヴァレンタインデーにライブハウス「WEATHER KING」(宮崎市)にて開催されたライブイベント"アコギな夜"に出演される坂本梨奈さんの楽屋にお邪魔し、近況や最新ミニアルバムについてあれこれお聞きいたしました。ちなみに、今回記事内でご紹介している画像は当日のライブ風景です。それではインタビューと合わせてご覧ください。
(レポート:松田秀人 取材協力:WEATHER KING

坂本梨奈 坂本梨奈
▲WEATHER KING"アコギな夜"でのステージ風景

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●坂本梨奈プロフィール

※プロフィールに関してはこちら(昨年のインタビュー)をご覧ください↓
URL:http://www.pawanavi.com/music2/archives/2006/07/post_59.html

坂本梨奈さん公式ホームページ↓
URL:http://www.atono.co.jp/rina/

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●坂本梨奈インタビュー

※インタビューは2月14日、WEATHER KING(宮崎市)にておこないました

WEATHER KING WEATHER KING
▲会場となったWEATHER KING

あめいろのうた あめいろのうた
▲坂本梨奈さんのCDも発売されていました!
※左がイベント主催者のWK・ウエダさん、手にしているのは「あめいろのうた」

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◆近況報告

松田:まずは、2007年2月9日にリリースされた、2nd mini album 「あめいろのうた」について、深く掘り下げる前に、今回(2007年2月14日)のライブの趣旨について気お聞かせください。

坂本梨奈:え〜と、今日行われるのは、毎月1回、こちらのライブハウスWEATHER KINGさんの主催で開催される"アコギな夜"というギターとうたのみの編成が中心のライブイベントなのですが、今回は特別に「あめいろのうた」のレコード発売記念として、私だけバンドスタイルで出演させていただくことになりました。さらに宮崎では特別にもう一本、レコ発ライブを予定していて、そちらはまた今回とは違う編成で考えています。東京でもレコ発ライブを行いますが、あちらは1本だけです・・・宮崎は2本(笑)!

楽屋

松田:個人的には、坂本梨奈さんがバンドスタイルで歌われるのを拝見した事がないのですが、バンドは東京からレコーディング参加メンバーを呼ばれているのですか?

坂本梨奈:いえ、レコーディングメンバーとは異なります。実はバンドメンバー全員が宮崎人で構成されています。(坂本梨奈/ヴォーカル、甲斐真資/ギター、魚下あさひ/ベース、井ノ上智宏/ドラムス・パーカッション)みんな私の大好きな人たちなので、レコーディング(あめいろのうた)時のメンバーとは違いますが、とても暖かい音を出してくれるので、歌う側としては精神的な面からも凄く気持ちよく歌えると思います。

バンドメンバー
▲左から:甲斐真資、坂本梨奈、魚下あさひ、井ノ上智宏

松田:前回のインタビュー(2006年7月)時に坂本梨奈さんがおっしゃっていた内容から、現状での活動は東京やその他の地域と、宮崎を行き来しなければならないため、あまり練習などにあてる時間がないように思うのですが・・・宮崎での練習はどうされていたのですか?

坂本梨奈

坂本梨奈:実際に、時間はあまりありませんでした。それに、メンバー達もそれぞれ自分のバンドを持っていますし・・・。だから私が宮崎にいるときにキュッと詰めて(笑)、がんばりまし
た。

松田:さらに、前回のインタビュー(2006年7月)では、東京のAtoNO Recordsというレーベルからデビューするのに、何故わざわざデビューと同時に宮崎で活動するのですか?という質問に対し「私にとっての音楽活動の始まりは宮崎ではなく、東京なので、宮崎では、両親や友人などの一部の人を除いて私が音楽活動を行っている事を知りません。後から"あっ坂本梨奈って宮崎人だったの?"という事にならないよう、まず、地元から正式にスタートをきりたかったのです」とおっしゃっていましたが、その後、宮崎での活動は順調でしたか?

坂本梨奈:そうですね、前回のインタビューの直ぐ後に、フェニックス・シーガイ・リゾートで開催された「楽園音楽祭2006」では、ゴスペラーズさんや一青窈さんのオープニングアクトとして、約8000人の前で歌うことができまし、各地の学園祭やイベントにも多数呼んでいただき、UMK、MRT、NHK、また九州内各メディアにもたびたび出演させていただきました。。つい一昨日も、宮崎山形屋さんの屋内モールで、FMQ‐Leagueのスペシャルプログラムとして開催さた「Love Connection Kyusyu '07」で歌いました。テレビなども含めると、月2〜3本ぐらいライブを行っているかなと思います。

坂本梨奈

松田:2006年の5月頃から、積極的に宮崎に戻られてデビューの準備をされていましたが、2006年8月2日にデビューミニアルバム「Mamma」がリリースされてから半年以上たち、地元の反応はいかがですか?

坂本梨奈:当初の目的だった「宮崎の方々に私の顔と名前を覚えてもらう」という事に関しては、日々を重ねるごとに「浸透してるな〜」って凄く手ごたえを感じています。

松田:宮崎帰郷は結果的によかったと考えていいわけですね。

坂本梨奈:はい。レコーディングや中央でのライブ・イベントなどもあり、2週間〜1ヶ月くらいのスパンで行き来を続けていますが、、私は宮崎に帰郷してよかったと思います。実は今回の「あめいろのうた」を製作するにあたって、"宮崎帰郷"という事がとても影響しているんですよ・・・。それはどういう事かというと、7〜8年ぶりに家族と生活する機会が生まれたたわけですが、はじめは東京と宮崎を行き来する中で、生活スタイルや時間軸のギャップが不安だったんですけど、今にして思えば、「もしかしたら、あのタイミングで戻っていなかったら、こういう形で故郷で暮らすということはなかったかも・・・?」なんて考えてしまうんです・・・。やはり、ツアー先でのホテル滞在や、東京での生活と違い、家族と共に実家で生活すると、、お互いの時間軸の違いを感じつつも、随所に「私にも同じ血が流れているんだ」って感じられる事がたくさん見つかったり、生まれ育った場所のぬくもりや安心感を与えてもらったり、なんて表現したらいいのかな〜・・・ん〜、大切な人たちのそばに居ると体の中に流れている水がちゃんとめぐっているのがわかるというか・・・その辺のイメージが「あめいろのうた」には詰まっているんです。
坂本梨奈

松田:確かに、デビューミニアルバム「Mamma」は、坂本梨奈さんが宮崎を離れ、東京暮らしの延長線で製作されたものなのに対し、今回の「あめいろのうた」は、ふるさと宮崎での生活に触れつつ製作されたものだから、変化があって当然なわけですよね!

坂本梨奈:私は昔から曲を書いているので、以前にも「いま楽曲として完成しているのは70〜80曲ぐらいあります」といいましたが、今回リリースされた、5曲入りの「あめいろのうた」の中で、3曲が宮崎に着てから書き上げたものなんです。私は宮崎から東京に行ってしまった人間なんですけれども、それだけに、今こうして帰郷し"水のめぐり"を感じつつ"丁寧に生きよう"とかって考えはじめた時に、あらためて東京と比べると、宮崎って地元が好きで、ココに居たいから住んでいるという人が多いじゃないですか・・・?なんか、大それたことではなく「そばにいる人を幸せにしてあげようよ」そして「シンプルに生きる事、身近な人を大切にする事」・・・そんな事を感じさせられる機会が多く、そういう優しい気持ちをふるさとで再確認させられ、自然と曲が生まれたんです。

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◆あめいろのうたについて

松田:それでは、ここからは2007年2月9日にリリースされた、2nd mini album 「あめいろのうた」に関する質問をさせていただきます。まずタイトルの意味を教えてください。

坂本梨奈:「あめいろのうた」の”あめ”って、実は"べっ甲飴"の"あめ"なんですよ!たとえば、ひなたで子供の髪の毛が透けている色だったり、瞳に光が入っている色だったり、暖かい間接照明の色だったり、思い出の中の映像にあるセピア色だったり、はちみつが甘くとろける色だったり・・・・・全部私が居心地がいいと感じる空間に存在する色なんです。

坂本梨奈

松田:収録曲のタイトルを見ると"あめいろのうた"という楽曲はありませんよね・・・だとすれば、先ほどおっしゃっていた、5曲中、宮崎に帰郷してから出来た曲を3曲収録したという事から想像できるのは、坂本梨奈さんにとって、この宮崎が"あめ色"であったと、受け取ることが出来ますが・・・。

坂本梨奈:ですね・・・私にとってこの約半年間はとても居心地がよかったんだと思います。そして"あめいろのうた"というタイトルは全部ひらがなで構成されているのにも理由があって、今回は「ひらがなのうたを歌おう」というテーマが私の中にあって、そんな思いを込めてタイトルを全てひらがな表記にしているんです。

坂本梨奈

松田:すいませんが"ひらがなのうた"ってちょっと意味がわからないんですけど・・・。

坂本梨奈:ん〜・・・。音楽は文学ではないので耳から入ってきますよね!だから、みなさんに聴いてもらったときに、頭で考えないでそのまんまスト〜ンって心まで落ちていくような・・・それが、難しい漢字や言葉のイメージではなく、全てひらがなで聞こえてきて、一度聞いたらそれが何なのか直ぐにわかり、心まできちんと響く!それが私の思う"ひらがなのうた"のイメージです。

松田:そういえばデビューミニアルバムの「Mamma」は、どちらかといえば、1曲1曲がストーリー性のあるもので構成されていて、曲順もさることながら、全体の流れが気持ちいいみたいなイメージがあるのですが、今回の「あめいろのうた」は、単語ひとつひとつが、スッ〜と体に入ってくることから、逆に、何気ない言葉がとても意味を持ったり、ちょっとした単語が意外と苦しかったり、悲しかったり、また微笑ましかったり感じることが出来るんですよね!だから、「この曲は切ない曲」とかいうのではなく、1曲の中でも単語の数だけ喜怒哀楽があるといえるのではと思います。"ひらがなのうた"と言われると、確かに飲み込んだ感触は、漢字やカタカナ、そして英語ではない、のど越しの柔らかな"ひらがな"だったような気がします。それが優しい言葉でも、苦しい言葉でもです。

坂本梨奈

・・・・・「01.name」

坂本梨奈:1曲目の「name」は、曲の頭から、先ほどお話ししたような単語がランダムにでてくるんですけど、この曲は宮崎に来てから書いた曲なんです。

松田:少し前に"宮崎に来てから丁寧に生きようと思った"とおっしゃっていましたが、ひらがなの食感(音感?)って、まさにお母さんが子供達のために丁寧に作る家庭料理のようなものに似ていますよね!そんな感情が宮崎で沸いてきたというのは、宮崎に生きる者にとってとても嬉しいことです。

坂本梨奈:この曲こそ、まさに毎日の生活の事を歌っているのですが、その中でも名前を呼ぶということに凄く意味を感じていて、この行為って、実は名前を呼んだり、呼ばれたりする相手が生活の中にいるからこそ出来るのであって、そこにすごく”必要としている"という意味があると思うんです。大げさにいえば、名前を呼ぶ事そのものが、「好きだ」とか「愛してる」って言う事につながると感じるんです。だから、何気ない毎日の中で、お互いに名前を呼び合っている・・・呼び合えている事の大切さを思い出そうよ・・・っていうメッセージが込められているんです。本当に何気ない空間の中でのやり取りをイメージして書いているので、曲の冒頭にでてくる短い文節から、その他の部分も、最初に浮かんだものから手直しはまったくしていません・・・。

坂本梨奈

・・・・・「あなたのうた」

松田:続いて2曲目の「あなたのうた」ですが、イントロから自然なかたちで、とても心地のよい世界につれっていってくれます。そんな中、歌詞・メロディー共に可愛らしさと切なさが、短いスパンで交互にやってきて、心にやわらかい刺激を与えてくれます。私は2曲目を聞き終わった時点で、このアルバムにハマってしまいました。

坂本梨奈:あぁ、うれしいです!ありがとうございます。この曲は、宮崎で書いた曲ではないのですが、東京で暮らしながら宮崎の家族の事を想って書いた曲なんです。家族であったり、恋人であったり、友人であったり、誰にでも大切な人がいるとおもうのですが、「あなたの笑顔が見れるだけでいい」そんな事を、自分の大切な人のために歌いたい、そして贈りたい曲です。1曲目の「name」同様、そういう大切な人がいるという事が重要なんですよね!もちろん恋愛対象に限らず、そうですね、愛犬に対してでもいいと思います。生きていく糧って、結局そういうところにあるんだと思います。

坂本梨奈

・・・・・「kidnapper」

松田:3曲目は、いかにも南国っぽい感じの、ゆる〜くて、明るい曲ですよね!

坂本梨奈:アフロポップの要素が入った楽曲です。楽曲の中に「愛されたい欲求は愛したい人がいるしるし」という歌詞がでてくるのですが、1曲目、2曲目同様に、この「kidnapper」も対象となる人がいるからこそ、自分もそんな気持ちになるっていう事をうたいました。タイトルの「kidnapper」って誘拐犯という意味なんですが「誘拐されたい欲求は誘拐したい人がいるしるし」なんて、言葉遊び的なもので、「思いつめて誘拐に走った・・・」ではなく(笑)、好きな人に対して「わたしを丸ごとさらってよ!」と、まあ、ちょっとしたイタズラ心を陽気なリズムにのせて歌っています。

松田:これは、南国風なので宮崎で出来た曲ですか?

坂本梨奈:ずいぶん前に作った曲で、作りはじめてほんの何曲目かに出来た曲なんです。1作目の楽曲選出のときにも、実は候補に上がっていたんですよ。そして宮崎では、UMK”HOT WAVE”のエンディング・テーマとして、しばらく流れますよ〜。

坂本梨奈

・・・・・「シャワーワルツ」

松田:4曲目のシャワーワルツ・・・文字どうりワルツのリズムにのったお洒落なメロディーが印象的な曲です。はじめに今回の作品では5曲中、3曲が宮崎で書いたものということでしたので、4曲目、5曲目がそれにあたるわけですよね!

坂本梨奈:ハイ!タイトルの通り、おうちでシャワーを浴びているときに出来た曲です(笑)。

松田:歌詞内容とは裏腹に、3拍子のリズムがお洒落なんだけど・・・どこか能天気な感じもして、優雅というよりはコミカルに聞こえなくもないです・・・。そういえば坂本梨奈さんのお話を聞いたり、ライブを見たりする中で思ったのですが、3拍子の曲ってないですよね・・・。

坂本梨奈:ん〜そうかもしれませんね〜全編通して3拍子ってのは、少ないですね・・・。前回は8分の6だったので(笑)。端的に言ってしまえば、この曲は女性達への応援歌なんです。私自身コンプレックスが多く、自己嫌悪にはまっちゃうこともあるのですが、そんな時は鏡に映った自分を見て「生きている・・・それだけで生き物としての美しさがあるからいいじゃない・・・」って励ますんです。コンプレックスに縛られていると、コレもアレもって結局、自分が思うように動けなくなるんです。「じゃあ、どうなればあなたは満足なの?」って自問自答していくよりも、まずは、「今いる自分を素直に愛してあげるところからはじめようよ」って。その一歩が踏み出せたら、実は、その一歩目の勇気から美しさが沸いてくるんじゃないかって思ったので、そういったメッセージを込めて歌にしました。でも、なんだか重たくなるのはいやだったので、軽やかな3拍子でかわいらしいアレンジに仕上げました。

坂本梨奈

・・・・・「LOVE」

松田:さて、収録曲としては最後にあたる5曲目の「LOVE」。今回の中では一番しっとりとしているのですが、逆に一番引き締まっている曲ともいえます。もちろん宮崎で書かれた曲ですよね!

坂本梨奈:そうです。アイリッシュハープと歌だけ、という曲なので、ハープ奏者とわたしと2人で呼吸をあわせて録りました。本当はタイトルに「LOVE」ってつけてしまっていいのだろうか?と、とても悩んだんです。"愛"に関しては私がうたう上での大きなテーマではあるのですが、まだ2枚目なのにドドンと「LOVE」って冠しちゃっていいのか?と・・・。だけど、私の中の"今現在の愛"はコレ!という事でそのまま「LOVE」で通しちゃいました。きっと"愛"っていうと、真っ先に浮かぶのが"恋人"なんでしょうけど、私はそうは思っていなくて、人間愛とか、博愛とか、慈愛という意味も含まれた大きな意味での"愛"を歌ったのが「LOVE」なわけです。

坂本梨奈

松田:じゃあ「あなたを愛してます」的な事を言っているのではなく、"愛"という目に見えない存在ってなあに?という部分ですかね?

坂本梨奈:そうですね・・・。今回も何度も言っているのですが、様々な感情は相手があってこそ存在するもので、そういう気持ちにさせてくれるのは恋人だけではありません。「大切な人」のことを感じていようよ!という中で、その、人と人の感情の間にいるコレはなんですか?っていう・・・。私は友情も愛情の一部だと思っているし、そんなことから人と人は種類の違う様々な愛情で繋がっているんだな〜って思うので。私の中での"愛"は、それを"感じとる心"が愛なのだと思っています。だから、「これが愛なんです」って説明するのではなく、なんとなくでもかまわないので、何かを見たり、何かに触れたりするときに、思わず心が暖まったり、胸がキュンとする・・・そんな"感じる心"の全てが愛なんじゃないかな〜と思うんです。

松田:この「LOVE」という楽曲は、坂本梨奈さんが感じる大きな意味での愛そのものをテーマにしているということから、今後「LOVE2」「LOVE3」っていうのがあってもおかしくはないですね!

坂本梨奈:そうですねぇ(笑)。とにかく今回の「LOVE」に関しては、凄く大きいものを表現したかったんです。

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◆みやざきのみなさんへ

松田:あと少しでお時間となってしまいますが、宮崎の皆さんに向けてなにかメッセージはありませんか?

坂本梨奈:そうですね・・・今、東京と宮崎を頻繁に行き来している事から、東京だけでなく、宮崎を中心とした九州全体にも、徐々に広がってきていて、多くの人のお耳に届けられることを本当にうれしく思っています。そんな中で、「こころをほぐしてもらってます」的なメッセージをいただくことが本当に増えてきて・・。宮崎でリラックスしてるときに生まれた曲たちも多いだけに、この土地の、ひとの、ぬくもりに恩恵を受けているんだと感謝しています。特に今回の「あめいろのうた」は、それぞれの居心地のいい場所に、なにげなく置いてもらえるようなものを作りたかったので・・・だから、お礼と言っては何ですが(笑)宮崎のみなさんの柔らかい部分にも、そっと寄り添っていられればいいな〜って思います。

坂本梨奈

松田:そういえば、私の個人的な体験からも、坂本梨奈さんの音楽って、「さぁ〜今からコレ聴いてやるぞ!」とか、そういった気持ちで聴いた事はないですね・・・。逆にいえば、「コレ聴こう」「あれ聴こう」って一生懸命考えて、ハードなものからポップなものまでガッツリ聴いた最後に、必ず戻ってくる音楽のような気がします。たとえば、1日中頑張って働いて、家に帰ってお風呂の湯船につかる瞬間のような・・・食べ物ならスープ?お茶?コーヒー?のようなイメージですかね・・・。

坂本梨奈:それは嬉しいですね!もともと、私は構えて聴かれてしまうような音楽は作りたくなかったから・・・もちろんそれがいけないということではなくって、今のところそういう音楽のイメージが私の中には無いということです。先ほども言いましたが、私としては、リスナーのみなさんがリラックス出来る空間であったり、大切な人と過ごす時に、そっと寄り添う事が出来る音楽を作っていきたいと思っています。

松田:そんな、居心地のいい音楽を聴きに、今日もたくさんの方が応援に駆けつけたようですが・・・。

坂本梨奈:本当にほんとうにうれしいです・・・!宮崎での活動に関していえば、最初のころは、宮崎人だから応援してくれているという優しい方が多かったです(笑)。でもそんな方々のおかげで、徐々に歌が広まっていき、最近では"宮崎人だから"という部分を離れ、私の歌そのものを好きになってくださるファンの方が増え、「やっと私の音楽がみなさんの柔らかいところにたどりついているんだ」という実感が沸いてきたところです。だから、これからも、私なりのペースで、ライフワークとして、長く愛されるものを作りながら、この活動をつづけていきたいと思います。どうぞ長い目で見守っていただきたいと思います。

坂本梨奈

松田:最近は特に様々なシーンで流行のサイクルが激化しています。そんな中、1年もたてば、てっきりお茶だと思って飲んでみたら、中身が炭酸飲料に変わっていたという事は日常茶飯事です。坂本梨奈さんは、ファンにとっていつまでも、ほっと一息つける存在でありつづける事が出来るでしょうか?

坂本梨奈:もちろんそのつもりです!

坂本梨奈

松田:今日はありがとうございました。

坂本梨奈

◆2/14 ライブセットリスト
M1 smells like you
M2 あなたのうた
M3 Mamma
M4 満ち潮ロック
M5 シャワーワルツ
M6 name
M7 kidnapper

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●2nd mini album 「あめいろのうた」

あめいろのうた
(画像提供:AtoNO Records

2007/2/9 ON SALE

01.name
02.あなたのうた
03.kidnapper
04.シャワーワルツ
05.LOVE

ATNR-44 1,575円 (税込)
AtoNO Records

※坂本梨奈さん公式ホームページ内より視聴が可能です↓
URL:http://www.atono.co.jp/rina/index02.html

投稿者 blogpawanavi : 12:21 | コメント (0) | トラックバック

2007年03月05日

中尾諭介(In the Soup)インタビュー [ インタビューPR ]

 2007年3月10日(土)と11日(日)の両日、昨年の竜巻災害で多大な被害を受けた延岡市の山下新天街では、装いも新たに「山下新天街アーケド完成大セール」というイベントが開催されます。そのイベントには、門前市や屋台村、さらに目玉商品販売等に加え、両日とも山下のアーケードとサンロードが交差する今山神社の"鳥居広場"にてライブイベントが開催されます。なかでも注目は、2003年の夏以来、久々の延岡ライブを行う、地元延岡出身のアーティスト、"中尾諭介さん"です。中尾諭介さんといえば、2000年5月に In the Soup というロックバンドでメジャーデビューして以来、ここ宮崎県でもホールライブから野外ライブ、さらにはバンドでの弾き語りやソロライブ等、主催者の様々な要望に臨機応変に応えてくれ、会場の大小を問わず、常にフルパワーで会場を盛り上げてくれました。そんなことから県内にも熱心なファンが多いのですが、2004年に発表したアルバム「ヘブン」を最後に、コロムビアミュージックエンタテインメント(レーベル)及び事務所を離れ、自主活動を展開するようになってからの情報が少なく、そのため現在どのような活動をされているのかが気になっていたファンの方も多いのではないでしょうか?そこで今回パワナビでは、延岡に帰省中の中尾諭介さんに、ちょうど自主活動に入った頃から現在のご自身を振り返っていただき、様々な悩みを抱えながら歌い続けた心中や様々な裏話、さらに中尾さんが考えるご自身の世界観などを、たっぷり聞かせていただきましたので、ぜひご覧ください。
(レポート:松田秀人 インタビュー協力:IzaCafe Sunset

中尾諭介 中尾諭介

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●中尾諭介プロフィール

中尾諭介/なかお ゆうすけ
出身地:宮崎県延岡市
生年月日:1973年6月20日
血液型:A型
身長:178 cm

中尾諭介

 高校時代の友人である、現在テレビドラマや舞台などで活躍中の本田誠人(ペテカン)と組んでいた漫才コンビで吉本興業主催の「全九州お笑い選手権」でグランプリを獲得。一芸入試で大学進学となり上京。同じ大学に通う、現 In the Soup のメンバーである八谷、吉田、草場とともに1996年 In the Soup を結成し、リードヴォーカルを担当。2000年5月メジャーデビュー。その後、様々な野外音楽フェスティバルをはじめ、「学校出前ツアー」などの個性的なライブ活動を展開する。中でもライブで大人気だった"グリーングリーン"はNHK教育テレビでおなじみの番組「真剣十代 しゃべり場」のテーマソングとなりロングセールスを記録。以後 In the Soup の代表曲となる。2002年には日比谷野外大音楽堂にてワンマンライブを行い、2003年1月全国7大都市におけるワンマンツアーを慣行。2003年には中尾諭介ソロアルバム 「好きです」も発表しているが、翌2004年に発表したアルバム「ヘブン」を最後に、コロムビアミュージックエンタテインメント(レーベル)及びピンクムーン(事務所)を離れ、自主活動を展開する事になる。現在は In the Soup のサポーターと共に、自主活動を展開し、自主制作のライブ DVD や CD などをライブ会場や公式ホームページから販売中。

◆In the Soup 公式ホームページ↓
URL:http://inthesoup.net/index.html

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●中尾諭介インタビュー↓

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●2007年3月10日、山下新天街で久々の延岡ライブ!
※イベントスケジュールはレポートの最下部をご覧ください

中尾:3月10日(土)・11(日)に山下新天街でアーケード完成記念のイベントが開催されるそうで、僕も10日(土)の15:00から1時間ばかり、ミニライブをやるんですよ!そういえば山下のアーケードって昨年の竜巻災害の時大きな被害をうけて大変でしたよね・・・。あの日の夜は直ぐにパワナビチェックしましたよ・・・何か情報があるんじゃないかって・・・。TVとか電話とか、いろいろ噂が飛び交っていたんだけど、実際どうなの?ってところがわからないくて・・・。

松田:そうだったんですか?インターネットとかって、よく利用するんですか?

中尾:普段から頻繁にすることはないんだけど、さすがにあの時(昨年の竜巻災害時)は必死で情報をさがしましたね・・・だからパワナビの市民目線のレポートが凄く役にたちましたね!

中尾諭介

松田:ありがとうございます。あの竜巻災害あと直ぐに、復興作業中の山下新天街では"がんばろうや延岡!"っていうイベントが組まれ、中尾さんとはM,M,T,Pで共に活動されている、為山五朗さん達がスペシャルライブをやってくれて、音楽で延岡市民を元気づけてくれたんです。道行く人のリクエストに応えて懐かしいフォークソングを歌ってくれたりしたのですが、そのとき為山さんは、スケジュールの都合で中尾さんが出演出来なかった事を、とても残念がっていました・・・。

中尾:出来れば僕も出演したかったんですけどね・・・。まあ、遅ればせながらではありますが、3月10日、タメゴロウさんが"がんばろうや延岡!"で歌ったステージと同じ場所(鳥居広場)で、久々に延岡ライブをやります!

松田:そういえば、中尾さんが故郷の延岡でライブをするのって、2003年のサウンドビーチすみえ以来じゃないですか?

中尾:そうかもしれない・・・日向清武はその前の年だからね・・・。最後のすみえは確かソロでしたよね。

中尾諭介

松田:そうですね、2003年の冬にバンド活動(In the Soup)を休止して、メンバーそれぞれが独自の活動を展開しはじめ、中尾さんはソロとしてミニアルバム "好きです"をリリースした、その直後が、すみえでのソロライブだったんです。その同じ年の年末に、また"In the Soup"としてのバンド活動を開始し、翌年の2004年に"ヘブン"というアルバムをリリースし、そのアルバムを最後にコロムビアミュージックエンタテインメント(レーベル)及び事務所を離れ、自主活動を展開するに至るわけですが、実は恥ずかしながら、そのあたりからの活動状況が中々つかめなかったりするんです・・・。さっき話したM,M,T,Pのメンバーとしては、何度か拝見しているのですが・・・。

中尾:まあ、いろいろとありましたから・・・。

松田:そこで、今回のインタビューでは、ここ数年間、中尾さんは何を考え、今後どこに向かって進んでいくのかを、ファンの皆さんを代表して、突っ込ませていただきたいと思うのですが、準備はよろしいでしょうか?

中尾:わかりました・・・じゃぁ、ぐっと深〜く潜りますか(笑)。

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◆アレ?俺なんでメシ食えてんだろう?

松田:それではライブ時に聞けるような"中尾節"を期待しつつ、質問をしたいと思います。たしか、2004年の"ヘブン"以前は、リリース情報とかライブ情報などが、うちの事務所にも頻繁に届いていたりしたんですが、それ以降パッタリだったんですよ・・・。

中尾:情報に関しては、早い話が事務所を離れたからですよ・・・。そういう細かいことって全て事務所がやってくれてましたから・・・。でも、自主活動となると細かいところまでは中々手がまわらないんですよね・・・。

中尾諭介

松田:様々な事情があり、前事務所を離れたその後、仕事面のやりやすさなどもあると思われるので、他の事務所などをあたったりはしなかったんですか?

中尾:その後の事に関してはいろいろと考えさせられるところがあって・・・・・。その頃は、メジャーデビューしてから約5年をむかえようとしている時期だったんですが、仕事としての音楽活動のスタイルにいろいろと疑問を抱えながら毎日を過ごしていたんです・・・。たしかに雑誌の取材やライブ活動、レコーディングやメディア出演など、いろんな仕事を毎日のようにこなし、忙く動きまわってはいるんですけど、たとえば飯を食ってる時とか"アレ?俺なんでメシ食えてんだろう?"なんて単純な事に疑問を感じた瞬間があったりして、だんだん精神的なバランスがくずれてきたんですよ。まわりの人はみんな一生懸命やってくれたし、感謝もしているんだけど・・・まあ、これは僕個人の問題なんです。

松田:えっ、それってプロのミュージシャンだから、あたりまえの事じゃないんですか?ライブや音源はともかく、場合によっては、一般人にとって遊びにしか見えないような事でもお仕事になっちゃうのがアーティストのいいところでもあるような気がするんですが?だから飯は食えて当然かと・・・?

中尾:いや、そういう事じゃなくて・・・なんて言ったらいいかな〜。たとえば、何かのお店屋さんなら、この商品を幾らで仕入れて幾らで売って、今日は100人の人が来店してくれて幾ら売り上げがあがった!とか実態が見えるじゃないですか?作業現場のアルバイトだって1日頑張って幾ら貰ったとかの実感があるわけですよ!でも、毎日ライブやレコーディング、さらにはひとつところに留まれないツアーなどを繰り返しつつ、椅子に座れば食事が出てきて、泊まるところも既に決まっていて、東京に戻ってくればいつの間にかレコーディングの日程が決まっているんです。でも、自分達ではお金を払うこともなく、計画をしているわけではないという・・・。そんなシステムの中であくせくしているうちに、いつの間にかペットのハツカネズミのように同じところをくるくる回っているだけのような気分に陥ってしまったんです・・・。せっかく好きな音楽で飯食っているはずなのに、当時はとにかく"ただ生きてるだけ"って感じがしてしまったから、それまでお世話になった事務所をはなれ、今後の方向性を考える上で、メンバーともゆっくり話しあう時間を設けなければならないと考えました・・・。ここらで、ちょっとのんびりやらんか?って。本当にやりたい楽曲がポツンとわきでたらやればいいんじゃないかって・・・。

中尾諭介

松田:具体的にいうと、どういった部分に違和感を感じたのですか?

中尾:たとえば、順番としてはレコーディングのスケジュールだけが先に決まっていて、それに楽曲を間に合わせるんじゃなくて、自分の体の中から自然発生的に沸いて来る曲があって、それを"こういうのやってみない"ってメンバーとふくらますような・・・そんな時間ってものすごく大切だと思うんです。自分にとって前者のようなやり方は、なんか張りぼてのように見えてきてしまって、"こりゃぁ長く続かないぞ"って・・・。まあ、そういうやり方が好きで、気持ちよくこなせる人はそんな風に考えないんだろうけど・・・。でも、たまに延岡に帰ってきて、ガラ〜ンとしたシャッターだらけの中心街をみていると"結局延岡も張りぼてだったのか"と、そんな風に感じてしまいますよね・・・悲しい事だけど。

松田:もうちょっと、突っ込んでお話してもらっていいですか?私も延岡市に住んでいますから、なんとなく言いたい事はわかるような気もするんですが、"張りぼて"って言葉がなんかグサッときますね。

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◆THE 東京!

中尾:ツアーとかで、全国をまわっていたから、いろんな街を見てきたけど、その土地本来の個性を無視して、東京のマネだったり、意味もなく"まずは都会化ありき"で進んできた街って無理が来てるよね。だってそこは東京じゃないんだから、いくらマネしても東京にはなれない・・・。だから、たとえ都会化されてなくても、自分の街や人々のポテンシャル、自分達の速度や距離感を信じて頑張っている街って素敵ですよ!東京で流行ってるものなんてどうでもいいじゃん!ここからやってやるぞ!みたいな感覚って、あわてずに自分達の速度でじっくりやるからいいんだよね。そういう街は、東京の流行に踊らされるどころか、その街にしか持っていない魅力を練り上げているから東京のほうが食いついてくるし。

中尾諭介

松田:東京はあらゆる角度から流行を"仕掛け"て、それをお金に換える仕組みを持っているから、東京にいればあたりまえのように何もかもが"東京のスピード"で展開されますよね・・・。今はインターネット等のおかげで、かなりコアな情報でも大よそ正確に受け取る事ができますけど、実際のところ昔は「東京では○○らしい」という"又聞き非常"が多かったのでしょうし、かなりの都会と田舎ではかなりのタイムラグもあったでしょうね・・・。

中尾:とくにエンターテイメントはタイミングが命だから、東京だけでいえばタイムラグなんてあってはならないし、ウカウカしているとみんな冷めてしまうことになる・・・。だから冷めきってしまう前にまた新たな手段で熱しなければならないんです。休みなく、年間を通して常に盛り上がっている状態が東京なんですよ。そのために売る側としては、たえず次の仕掛けを考え続けないといけない・・・。こっちのテンションの上がり下がりはどうでもよくて、あっちのスケジュールに合わせてテンションの調整をしなければならなくなる・・・さっきも言ったけど、当然違和感を感じない人だっているわけだけど。

松田:地方で何かが流行りかけているときは、すでに裏では次の仕掛けが始まっているんですよね・・・。最近は情報の流通がよくなったとはいえ、発信元でない地方が、発信元である東京を懸命に真似ても、どこまでいっても東京スピードについていけるわけがないのはわかります。確かに魅力ある街って、東京スピードを追いかけるのではなく、独自の速度感覚を持っているような気がします。

中尾:当然のことながら、こちらのスタイルで東京に押し出していくには、自分のやっている事を本気で信じていなければ続かないし、人一倍パワーもいるし、金と労力が少ない分時間をかけなくちゃいけないんだよね。だから自分を含め In the Soup のメンバーとも、ここらでギアチェンジして、自分達のスピードで音楽をやっていこうみたいな・・・。ちょうど、あれこれ考えていた頃に、実家から手紙が届いて、その中にガンジーの有名な言葉で"善きことは、カタツムリの速度で動く"というのが書かれていて、そういえば仕掛けられた流行は時間がたつと何ものこってないよな〜特に最近は使い捨てが加速してるよな〜・・・なんて考えたりしたのを覚えてます。

中尾諭介

松田:ある意味、東京はスピード狂が多いと?

中尾:まあ、事故発生率は高いよね(笑)。

松田:そういえば2000年にリリースしたファーストアルバムのオープニング曲に"東京野球"っていう楽曲がありましたよね!

中尾:・・・そうあれはファーストだったね・・・・・。東京に出て行ったときは"東京にまけるなよ!"とか言って"東京野球"なんかもリリースしたりしたけど・・・いや、今も"東京に負けない"って気持ちは忘れてないですよ。僕は長渕 剛さんの歌から"東京のバカやろうが"って教えてもらって、さらに友達からも"東京にまけるなよ"なんて言われて"へ〜そんなもんなんだ"って上京して、肩に力が入ったまんまエスカレーターに乗ったり、街中を歩いたりしていたら、ふと"東京ってジャングルジムみたいだな〜"なんて思ったりして・・・みんな、人が作った遊具をいかに早く登るかにシャカリキになっているんだけど、でも、僕も一度はそこに手をかけた以上、テッペン目指して登ってみたいとは今でも思っています。ただ、その登り方っていうのが、4〜5年前から比べると変わってきていて、登り方を変える上で、ギアチェンジや、強い音楽が必要になってきたんです。

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◆強い音楽?

松田:いろいろと考えがあって、自主活動に至ったのはわかりました。では、これからの中尾諭介はどんな音楽を目指すために、東京の商業化システムを捨て、独自のスタイルで活動しようと思ったのですか?

中尾:ん〜、言葉にするのが難しいんだけど、一番重要なアイテムを一言でいえば"強い音楽!"かな・・・?単に声がでかいとか、音が大きいとか言うのではなく、ちゃんと地に足のついた音楽。なんかそんな事ばっかり言ってるからラブソングが書けないのかもしれないけど(笑)。でもね・・・自分的には、今までも地に足をつけてきたつもりでやってきたんだけど、ハツカネズミのようにくるくる回っているうちに、気がついたら、足は浮いたし鼻は伸びた・・・。やっぱり、地に足つけていかんとダメですね。

中尾諭介

松田:たとえば、田舎から出てきたばっかりの時は、メチャメチャパワーが感じられたバンドが、メジャーデビューしてからというもの、どんどん輝きを失っていくことなんてよくありますよね。アーティストの場合、自分が持っている才能をお金に換えていくわけだから、精神的な部分での充実感は大切ですよね・・・・・。ということは東京の商業的なシステムに合わない人は、せっかく田舎を飛び出して、販売部門が充実している都会へ行っても、独特な環境の中で、自分が納得できる作品を中々発表できず、どんどんストレスがたまり、最後は勢いがなくなってしまうのだと・・・。

中尾:ん〜結局人によるんだけどね・・・。自分は"くるくる回る"ことに違和感を感じたんだけど、逆に、そのほうがやりやすいという人もいるだろうから・・・。あくまでも中尾諭介は合わなかったということで・・・。だから最近は、テレビを見る機会があっても、バラエティーとか全然みないね・・・昔はお笑いとかやってたのに・・・。逆に、真剣にソバを打っている人の映像が淡々と流れているような番組のほうが見入ってしまいますね・・・。特にどの番組ということではなく、甘い汁がなくなったから次の甘い汁をみつけてそこに寄り添って・・・みたいな動きを見続けるのはもういいかな・・・そんな感じですかね?さっきジャングルジムの話をしたけど、そういうのって、ぜんぜん登ってる感じしないよね。だから、スピードは遅くてもいいから、着実に登っている実感がほしいよね!

中尾諭介

松田:じゃあ今の中尾さんは、精神的に安定していて、創作意欲が沸いてきている状態ですか?それとも・・・・・?

中尾:ハイ、残念ながら、まだ模索中です・・・(笑)。だから曲なんか作ってると、鏡みたいに出てくるんですよ・・・浅はかな自分が・・・。そうしたときは本当に落ち込むんです・・・。"俺ってまだクソだな〜"なんて考えてしまったり・・・。でも、そんな中から1ツでもいいフレーズが自然発生的に生まれたときは救われるんですよね・・・。まだまだ、その自然発生の確立が低いっていうか?まあ、自分という人間そのものが成長しないとね・・・。

松田:自然発生という点では、メジャーデビュー当時の「川」っていう楽曲は、いかにもそんな風な感じがするのですが、実際のところどうなんですか?私は個人的にあの曲の歌詞は大好きなんですけど・・・。"グリーングリーン"はNHK教育テレビでおなじみの番組「真剣十代 しゃべり場」のテーマソングとして使われたことから、もちろん代表曲かもしれませんが、歌詞という点では、さっき出た"東京野球"やこの"川"も In the Soup を語る上では欠かせない楽曲ですよね!どちらも初期の作品なのですが。

中尾諭介

中尾:そうそう「川」ね!ちょっと「川」について話しちゃっていいですか?実はあの曲の歌詞は僕が書いているんだけど、こんな状態の今だからこそ、近頃はデビュー当時の事を思い返す事があって、中でも「川」を書いた時の事を鮮明に覚えているんですよ!それこそ、メジャーデビューしたてこ頃で、違和感があっても、ある程度はがむしゃらになれて、でも実際は"くるくる回っている"そんな時のことです。その日は、ラジオ番組の収録が終わって、疲れきってホテルに戻り、なにげなくテレビを点けてみたら、延々と川の映像をタレ流している番組?があって、ベットに横になってボ〜っとしたまま、放心状態で川の映像を見ていました。すると今まで自分が出会ってきた川の映像が頭のなかでフラッシュバックをはじめて、なんか胸にグッときてしまって、涙がでそうになったんですよ・・・。でも現実にもどれば、翌日はスタジオ入りが決まっていて、ある程度方向性の固まっている新曲の歌詞を提出しなければならなかったんだけど、まったく手をつけていなかったんです。その頃から自分が納得できるものが出来てないのにも関わらず、期日に合わせて歌詞をもっていくだけの作業が嫌でしょうがなかったから"明日どうしよう"って思いつつも、何故か新曲の歌詞を書く作業はせずに、今、浮かんだばかりの「川」のイメージを書き始めたらスラスラ〜って書けてしまったんです。翌日メンバーに"新曲の歌詞出来た?"って聞かれて"ゴメン"ってことになり、"でも違う詞が出来たから見て"と昨日書き上げた詞をみせたところ"いいじゃん"ってことになって、そのままメンバー全員で"この詞に曲をつけよう"ってことになり、その場で曲を書いて、その日のうちにレコーディングしたんですよ!今考えてもあの日は熱かったな・・・まさに「川」は自然発生した曲だね!

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◆カタツムリのスピード

松田:今の In the Soup はどういう状態にあるのですか?たとえば充電中なんて言葉をよくききますが・・・?

中尾:いや、充電・・・なんてつもりはないです。それが大きな飛躍するための助走期間だとして、それを充電と呼ぶのなら、なにかの歌みたいですが"走りながら充電"という状態です。メンバーもそれぞれのタイム感で地に足をつけて活動しているつもりです。

中尾輸介

松田:中尾さんの個人的な活動としてはどのような方向に進みたいですか?なにか具体的な夢とかってあります?

中尾:ん〜できれば、ギターケースだけを抱えて全国をまわるような事をしてみたいと思ってはいますけど、まだ何月何日から実行という段階ではないですね・・・なんとなく妄想って感じです。出来れば、今から歌わしてくれるお店とかあれば募集してもいいかな〜って・・・。ちょっとそこまでタバコ買いに行きます的な感覚で全国まわれたら最高なんですけどね!夢でいえば、宮崎から海を渡れば直ぐそこなのに、まだ行ったことのない高知県の四万十川には是非、行ってみたいです。

松田:音楽活動以外には?

中尾:昨年の12月3日の"日曜劇場/鉄板少女アカネ"に清掃員の役で出演したり、同じく昨年のクリスマスにはWOWOWのドラマ"神様からのひと言"にチンピラ役で出演しました。どちらも、陣内孝則さんが出演していたので、"元ロッカーズ"のヴォーカルということもあって注目していたんですが、やっぱり今でもパワフルな人です。まあ、それにくらべて、自分はダイコンだな・・・って・・・。あとは"隠蔽工作"っていうドラマでは被害者の息子役で出演しました。

中尾諭介

松田:最近はまっている事はありますか?

中尾:ここにきてギターにハマっていますね!"10年もやっていていまさらかよ"ってことなんですけど、今思えば実際にステージで弾いたり、曲づくりで弾いたりすることはあっても、練習ってやってなかったんですよね!まあ、練習しようと思って自分なりに課題を設けて、少しづつ身についてくる実感が気持ちいい・・・みたいなそんなところです。でもこういうのって久々の感触です。でも、そんな単純な言を忘れていたっていうことですよね。もしかしたらギターでなくともよかったのかもしれませんが・・・。

中尾諭介

松田:中尾諭介が目指した自分の形には近づけそうですか?

中尾:なんせカタツムリのスピードだからね・・・何時になることやら(笑)。

松田:でも、カタツムリの速度で、カタツムリにしか見えないゴールを目指し、人の歩みを気に留めず、常に淡々と進むというのも、ある意味かなりの精神力がないと出来ないことですよね!もしかしたら、カタツムリの速度で着実に前進できる事こそが才能かもしれませんよ!大抵じれったくなって無理な加速をし、しまいには事故を起こすかオーバーヒート、もしくは燃料切れになったりじゃないですか?確かに中には時速300kmで駆け抜けてしまう人もいますけど・・・。

中尾諭介

中尾:きっと僕も、昔はそのカタツムリのスピードにイライラして、あっちにいっちゃったんだよね・・・。そして気がついてみたら、カタツムリが一番信頼できるものだったって事だよね。そしてノルマをこなすだけで、毎日が"今どうなってんの"に追われ、自分のペースを忘れてしまわないように心がけたいとは思っています。

松田:それでは最後になりますが、宮崎のファンのみなさんに、なにか伝えておく事はありますか?

中尾諭介

中尾:とにかく、今言える事は、僕がつくった歌を聴いてくださいっていうことだけです。だから、カタツムリのスピードだけど、いい歌をつくってそれを皆さんに聞かせ、喜んでいただき、同時に僕自身も喜びたいと思います。そして2007年3月10日(土)は延岡市の山下新天街にて開催されるイベント「アーケード完成大セール」に出演(鳥居広場15:00〜16:00)しますので、ぜひ足を運んでいただき、今現在の僕の生の声を聞いていただければと思います。

松田:中尾さん今日はありがとうございました。

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●山下新天街アーケド完成大セール情報
3月10日(土)、11日(日) 10:00〜18:00

中尾輸介
※中尾輸介さんの出演日は3月10日(土)となります。


◆3月10日(土)
☆鳥居広場
・雲海太鼓 10:00〜
・開会式 10:30〜
・中尾諭介ミニライブ 15:00〜16:00
・マジックバルーンショー 16:15〜17:00
・ウクレレ&フラダンスショー 17:00〜18:00
☆その他
・屋台村 11:00〜19:00
・キッズホーム 11:00〜15:00
・ラジコンカーデモ走行 11:30〜12:30
・タイムサービス(各店舗前) 14:00〜15:00

◆3月11日(日)
☆鳥居広場
・華太鼓(かんなの会・ふじ組) 13:30〜
・沖縄エイサー(九保大) 14:00〜
・菊池真理恵ミニライブ 15:00〜15:30
・森山GSオールディーズバンド 16:00〜16:30
☆その他
・屋台村 11:00〜18:00
・キッズホーム 11:00〜15:00
・延岡門前市 10:00〜13:00
・目玉商品販売 10:00〜18:00

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2006年12月22日

ヤドカリ〜博多の人 [ インタビューPR ]

 今回のパワナビミュージックコーナーでは、2005年に「NHK総合テレビ"熱唱オンエアバトル"初代チャンピオン」となったゴーとタイヘイによる二人組のユニット「ヤドカリ」の今秋発売されたセカンドシングル「博多の人」にスポットをあて、さらにプロモーションのために宮崎にやってきた、ヤドカリではボーカルとアコースティックギターを担当している「ゴー」さんのインタビューを交えてレポートをお届けいたします。ヤドカリファンの方からは「あれっタイヘイさんはどうしたの?」と突っ込まれてしまいそうですが、実はこの日、タイヘイさんは体調を崩されて、残念ながら急遽お休みとなってしまったのです・・・。しかし、ゴーさんには相方の分までしっかりと話していただいたので心配は無用です。それでは早速、「ヤドカリ」と「博多の人」の紹介の後で、「ゴーさん」のインタビューをお届けしたいと思います。
(レポート:松田秀人)

ヤドカリ

ヤドカリ公式ホームページ:http://www.yadokari.name/
取材協力:オゾンネットワーク エフエム宮崎 ガクオンユニティフェイス

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●プロフィール
(参考資料より抜粋)
ヤドカリ
▲左:ゴー 右:タイヘイ

◆ヤドカリとは?
 秋田出身のアコースティックギター&ボーカルの"ゴー"と、福岡県出身のジャンベ&ボーカルの"タイヘイ"からなる2人組のユニットです。2002年より福岡県を拠点に活動!ストリートライブを精力的に展開する中、2005年3月には「NHK総合テレビ"熱唱オンエアバトルチャンピオン大会"」にて参加アーティスト1300組の頂点に立ち、見事、初代チャンピオンの座に輝きました。圧倒的な楽曲のよさ、パフォーマンスのクオリティの高さを多くの人が認めた証です。ゴーとタイヘイ2人の優しさと笑顔と一生懸命さは、ひとりひとりがとても身近に感じる事が出来、その人柄のよさがまたいっそう、歌詞と曲を引き立てています。2006年6月にはシングル「30年後の君へ」で待望のメジャーデビューを果たしました。

◆どんな歌を唄うの?
 ポジティブな歌詞が多い。ヤドカリ独自の世界観をストレートな言葉で明確に伝える事が出来る。ヤドカリの作るメロディは、一度聴くと耳から離れなくなる。ヤドカリの楽曲の優しさ、温もり、純粋さ、ひたむきさ、人間愛は例外なく明日への活力になります。辛いとき彼らの曲を聴けば、素直に泣けるし、そのあと笑顔になれます。そして飽きません。

◆奇跡のハーモニーって?
 様々なバリエーションで感覚的に入ってくる声質の違う二人のハモリは、曲に表情をつけ、さらに歌が心に染みる要因となっています。

◆ギターとジャンベ?
 自衛隊を辞めた後にはじめた、ゴーのアコースティックギターは素朴な温かみをかもし出し、タイヘイのジャンベは深く印象深いリズムを刻みます。ちなみにゴーは、ヤドカリをやる前、パイロットの訓練生でした。

ヤドカリ公式ホームページ:http://www.yadokari.name/

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●2nd Single〜博多の人

博多の人

(2006.9.21発売)6曲入り 12cmシングル / VICL-36162
1,200円(税込)

◆収録曲
1.博多の人
2.宛て先
3.君の背中
4.博多の人(instrumental)
5.宛て先(instrumental)
6.君の背中(instrumental ENKAI ver.)

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●ゴーさんインタビュー

※画像はインタビュー当日に出演した、エフエム宮崎「RADIO PARADISE 耳が恋した」オンエアー時のものです。(場所:イオン宮崎ショッピングセンター内サテライトスタジオ)
撮影協力:耳恋パーソナリティー 濱田詩朗さん、アキさん

ゴーさん

-----せっかくの宮崎入りだったのですが、残念ながら今回はタイヘイさんはお休みということで、ゴーさんだけのインタビューとなってしまいました・・・。
ですね・・・ちょっと体調を崩してしまって、今日は病欠です。移動も多いし環境の変化も激しいし・・・まあ、ライブまでには必ず復活してくると思いますが、とりあえず僕が元気なのがすくいかな〜って・・・。またどこかで逆の立場になる事があるかもしれないし・・・でも、2人とも絶好調の時はライブもものすごい事になっちゃいますよ!自分達でも本当にいいライブできたな〜って思えるし。

-----2人とも楽器を担当していますが、アコースティックギターとジャンベという、2人組みのユニットはあまり聞かないですよね?
単純にあわせるのは楽ですよ、僕もよくあるギター2本という組み合わせよりも、リズム隊であるジャンベがあったほうが演奏しやすいし、必要最小限の楽器だけどギター2本より広がりを持たせる事ができます。ヤドカリ結成当時もギター2本のユニットって多かったので、単純に嫌だったっていうのもありますけどね・・・。たまたま出逢ったタイヘイがドラマーだったので、今のこういう形になれてよかったです。それと、ギターだけで曲を作っているとマンネリ化してくるので、たまにリズムから作ったりもしますし・・・。

-----今秋に発売された「博多の人」は2ndシングルになるわけですが、1stもしくはそれ以前をくらべて変わったと感じられるところはありますか?
根本的には変わってないと思うんですけど、やっぱり知らず知らずのうちに体がいろんな情報を吸収していて、いい意味で許容範囲が広くなったかな〜とは感じますね!たとえば、ヤドカリ結成当時は打ち込みなんか絶対ヤダ!とか、この曲どこかで聴いたことありそうだからダメ!とか言ってたんですけど、今はその行為が、よりいいものをつくる為だったら積極的に挑戦しようって思えます。

ゴーさん

-----それは自分に自信が持てるようになったということですか?
そうですね・・・どこかで仕入れてきた受け売りではなく、少しづつ経験を重ねて、自分にも自信がもてるようになり、自分で自分にOKを出すことができる幅が広がってきたのかもしれないですね・・・。たとえばレコーディングにしても昔は、自分の感性が発した言葉ではなく、受け売りで"ここは生じゃないとね〜"とか言っていたような気がします。きっと年齢を重ねる事に判断基準の幅が広がっているのだと思います。

-----今回の2ndシングル「博多の人」は博多弁で歌っていますね?
「博多の人」は作詞・作曲がタイヘイなんですけど、僕が聞いても、この曲に関しては、博多弁いいな〜って感じますね!特に標準語に直す必要はないと思いました。歌を歌うことは自分を表現するものだから、シンプルに出てきたものが方言だったらそれはそれでいいと思います。でも、博多弁は単に自然なものというだけで、あえてそれを武器にしよう!だとかいうふうには思ってないですね・・・特に意識してないから、気持ちが入るんだと思います。もちろん二人の日常会話は博多弁です。僕は秋田出身なんですけど、もう秋田弁はしゃべれないです(笑)。

-----「博多の人」の中ではどの部分に注目して聞いてもらいたいですか?
やっぱり、タイヘイの実体験に基づいて、まっすぐな気持ちを歌にしているので、歌詞にも注目してもらいたいですね!彼のもつある一面がリアルに浮き彫りにされていると思います。

ゴーさん

-----ちなみにゴーさんが作詞された楽曲の中で印象に残っている部分は?
2曲目の"宛て先"ですね!これは僕の実体験を書いたもので、特に「やめてたタバコに火をともし〜」とい部分を思い出すと・・・・・いや、本当に辛くて・・・こうなったらタバコで紛らすしかないだろ!って火をつけちゃった瞬間のことなんですよね・・・。その時は1年ぐらいやめてたんですよ。

-----博多弁の話が出たところで、拠点となっている福岡の話をお聞きしたいのですが、福岡ではよくストリートで歌われていたそうですね!ストリートミュージシャンのパワーってどんなところだと感じますか?
僕は、プロフィールにもあるように、元自衛隊なので、まったく音楽に携わることなく福岡に来て小倉で初めてストリートのライブを見て、そのときメチャメチャパワーを感じてそれから自分でもやってみようかな〜って思うようになったんですよ。それから、ギターを練習してストリートに立つようになったのですが、でもあの福岡のストリートのパワーって、こっちだけのものじゃないんですよ!お客さんにもメチャメチャパワーがあって、お互いにそんな中でやってるから楽しくなれるみたいなところですかね!

-----宮崎のファンはどうですか?
以前ライブハウスでやったとき、えらくノリがよかったのを覚えています(笑)。悪い印象は全然ないですよ!

ゴーさん

-----ストリートを通じて得たものはなんですか?
ストリートって、自分がつくって、自分が歌う音楽を、基本的には通りすがりの人に聞かせているだけじゃないですか?だから、反応も凄く正直なんですよ!そんな中で長くやっていると、どの歌のどの部分で反応したかということを、体で感じる事ができるようになるんです。だから自分の中にあるセンスを実戦の中で磨く事ができると思います。

-----プロフィールを拝見したところ、ゴーさんは自衛隊を経験していますが、今の仕事で何か役に立つことはありますか?
ん〜秋田を離れた事に関しては歌を作る上でも経験として役にたっていますね・・・故郷を思う気持ちとか、友達との思い出とか・・・いろいろです。でも自衛隊に入った事はどうかな〜・・・。歌というよりは、どちらかといえば、今の自分の生き様に影響を受けていると思いますね・・・。本当にメチャメチャ厳しかったんですよ・・・口ではいえないぐらい。同期の連中といつも励ましあって負けないように乗り越えてきたし・・・。だから精神的にも肉体的にも、いろんな意味で強くなりましたよ!音楽をやるようになってからも、いろいろと大変な事があるけど、それを乗り越えられるのは、自衛隊の経験があるからだと思ってます。だから歌そのものではなく、僕という人間の役に立っているといったほうがいいかもしれません。

ゴーさん

-----ゴーさんは過去に宮崎に来られたことはあるんですか?
結構きてますよ・・・何度かライブもやっています。何度も来ているからといって、宮崎に特別なサークルがあったりするわけじゃないですけど(笑)。

-----宮崎で印象に残ったことは?
そうですね・・・宮崎駅前のギャゼットという建物の1階の中央にステージがあって、そこでライブしたことかな・・・。あそこって真上からも見られてしまうんです(笑)。

ゴーさん

-----博多とは同じ九州ですが、宮崎弁の歌って歌えそうですか?
難しいな〜宮崎弁って結構イントネーションきついから・・・・・・。わかりません(笑)

-----それでは最後に宮崎のファンに向けて一言お願いします?
来年の4月発売に向けてアルバム製作をしています。まだその時にライブに来れたらと思っています。その時は是非、見に来てもらいたいですね!それと「博多の人」ぜひ、みなさんも聴いてみてください!よろしくお願いします☆

投稿者 blogpawanavi : 22:22 | コメント (0) | トラックバック

2006年10月11日

米倉利紀in宮崎"fall back" [ インタビューPR ]

 いよいよ10月15日に宮崎市民文化ホールでコンサートが開催される米倉利紀さん。今回のレポートでは、8月23日に発売されたアルバム"fall back"に関するインタビューに、タワーレコード宮崎店で開催されたインストアイベントの模様を織り交ぜてご紹介いたします!
(レポート:☆パワナビ甲斐)

米倉利紀公式ホームページ
http://www.toshinoriyonekura.com/
取材協力
タワレコード宮崎店MRTMicc

米倉利紀 宮崎でも数多くのファンに支持されている米倉さん。甘く切ないバラードからダンサブルな楽曲、そして、ファン達の心を鷲づかみにするような人間味あふれるトーク。そんなことからコンサート会場では米倉さんが、思わず照れ笑いするくらい盛り上がります。最近は男性ファンが年々増え続けているそうですが、なんといってもファンの中心となっているのは米倉さんと同世代の女性達・・・。ライブ会場は、一緒に歌って、踊って、泣いて、笑って…時間と空間を共有できる場所。そこで、米倉さんとお客さんを繋ぐ「音楽」・・・「前回のアルバムでは自分の事を伝える土台を作って、今回のアルバムでは自分のスタイルが伝えられればと思います。」と米倉さんは最初に語ってくれました。それは、どんなスタイルなのか、どんな気持ちで聞こうか。そもそも"fall back"とはどんな意味なのか?落ちる?戻る?

インストアライブ インストアライブ
↑インストアでは異例の?ホール・ステージでのライブ・・・・・。宮崎での人気の高さの証拠です。ちなみにこの日は朝から整理券が発行されました・・・


---それでは、まず今回の"fall back"というタイトルについて。実際の意味合いなどを教えて下さい。

"fall back"とはスラングで「リラックスして楽しむ」という意味があるんです。子供の頃に歌い、聞いてワクワクしていた歌謡曲のように音楽を純粋に楽しみたい。そんな純粋に楽しめる僕らしい曲を作りたかったんです。皆さんにもリラックスして楽しんで聞いてもらいたい。人によって、「リラックス」の状態って様々だと思うんですよね。シチュエーションも様々だから、いろんな人の、それぞれの「リラックス」した状態・スタイルで自由に楽しんで聞いてもらえたら良いと思うんです。

---そういえば、自分はよく車の中で音楽をきくのですが、一人で運転してるあの空間が今の自分には一番リラックス出来る場所なのかもしれません・・・米倉さんのアルバムも車の中で聞き込みましたから!知らず知らずに「リラックスして」楽しんでいたようです(笑) では、制作時の米倉さんも?

今回のアルバムの曲達は、とってもリラックスした状態で書けていると思います。レコーディングも本当に充実していました。今まで何度も一緒に音楽を作ってきたアレンジャーさんとは今まで以上に息の合った作業が出来ましたし、今回が初めての方とも良い緊張感の中で楽しくレコーディングが出来ました。


インストアライブ インストアライブ
↑登場のアナウンスとともにご覧の盛り上がり。この後、ほぼ総立ち。


---そんな雰囲気の中、出来たアルバムですが、自分には楽器の”生音”がとてもすんなりと入って来ました。これは意識されたものなんですか?

今回のアルバムですが、実はリズム系は殆ど「打ち込み」で機械的な音が多いんです。でも自分の周りの人からも「今回の生音良いね〜」って言われるんですよね。小さな音でも楽器やアーティストの音がうまく主張してくれているのだと思います。生楽器ならではの現場での掛け合いもありますし、音と心の臨場感を感じてもらえるのは嬉しいですね。


---米倉さんは以前コンサートで自分にとっては「声」が楽器で、いわゆる楽器がは弾けてたら・・・と。また、ヴォーカリストとバンドという感じではなく同じ立場で一緒に音楽をつくりたいとおっしゃっていましたが。

そうですね、今回のレコーディングでも、他の楽器との兼ね合いもそうなんですが、自分の声でコーラスを数多く重ねています。それは例えば、ギタリストの方がレコーディングで幾重にも音色を重ねたりするのと同じ。今回のツアーでも他のメンバーの方達のアイデアをいろいろと吸収しつつ皆で作っていきたいですね。

インストアライブ インストアライブ
↑「ほんま、うるさいなぁ〜笑」と愛のムチに会場はさらに大喜び☆うるさいと言われるのがうるさくて騒いでるのか?と思う程(笑) 写真右:このアルバムジャケットのパネルがこの後大変な事に!


---では、詩の面からの聞きどころというか、こういう部分を聞いて欲しいというところはありますか?

曲は昔から即興で歌ったりするのが好きで、そのノリで自然に口ずさんだものの中から気に入ったメロディーを自宅の留守電に残したりするんですが、歌詞は書きためてしまうと、夜中に書いたラブレターみたいに後から見ると恥ずかしいので、頭の中にストックしていますね。リアルな気持ちや考え方を正直に書いています。そして、ラブソングでも恋愛以外のメッセージも込めているので、皆さんにうまく伝わっていると とても嬉しいです。 

インストアライブ インストアライブ
↑実は両サイドのお客さんは実物の米倉さんがこのパネルに隠れてうまく見えなかったらしく、「パネルの米倉さん」は邪魔者扱い(笑) 「ごめんねぇ〜おれじゃまやねぇ〜」 


---それでは最後に、10月15日の宮崎でのコンサートにむけての想いを聞かせて下さい。

新しいシングル・アルバムの曲はもちろん、15周年を前に、この14年間をみなさんと一緒に振り返りながら楽しめればいいなと思っています。宮崎のみなさんには本当に温かく応援していただいています。また一緒に楽しい時間を過ごしましょう!

インストアライブ インストアライブ


---コンサート本当に楽しみにしています!今日はどうもありがとうございました! あっあの、コンサートのMCが楽しすぎていつも大笑いしてるんですが、ネタ考えたりしてるんですか?

実は、ステージに上がるまでMCの内容は考えてません (笑) でも、普段から、「笑いたい」「楽しみたい」って気持ちが強いですね。 MCはいつもテトリスのような感じですね。こまめに積んで消して「アハハハっ」ってこともあるし、積んで積んで「ドーン」とテトリスしたり 笑。 だから、各会場のお客さんの反応で、いい意味で毎回変わっていきますね。

yonekurainstor16.JPG yonekurainstor14.JPG
↑最後の最後まで見送り続けるファンの皆さんに対して、米倉さんもしっかり答えてくれます。本当に距離のないすばらしいインストアライブでした♪
 
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 とても、鋭いまなざしで想いを語る米倉さんも、冗談をいっておどけてみせる米倉さんも、どちらも自然な「米倉利紀」そのもので、それらがスマートに表現できることが魅力の秘密だと感じました。

「今回のアルバムは夏に発売しましたが、多くのみなさんの耳に届くのは秋ぐらいでしょうか、インスタントの音楽ではなく、じっくりと冬になっても、春になってもいいなぁと感じてもらえたら嬉しいです。永遠に輝き続けるダイヤモンドのように」

 米倉さんのホームページではアルバム・シングル共に、セルフライナーノーツがご覧頂けます!ライナーノーツを読みながらアルバムを聞くのも良いですね!あなたにとって一番「リラックスして楽しめる」環境でぜひ"fall back"を聞いてみてください!

投稿者 blogpawanavi : 02:39 | コメント (1) | トラックバック


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