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2005/08/30更新

宮崎県立芸術劇場演劇ホールにて開催
画像は2005年08月17日公演時撮影のものです
取材協力:L-company(THE WINDS OF GOD)
GAKUONユニティフェイス |
| 今年の6月10日、今井雅之さんが舞台「THE WINDS OF GOD〜零のかなたへ〜」のプロモーションのため宮崎に来られてから、あっという間に2ヶ月が過ぎ、ついに8月17日、舞台は本番を向かえました。公演会場となったのは、宮崎市にあります「宮崎県立芸術劇場演劇ホール」。1112ある座席は、2階の最後列1列以外ほぼ満席。そしてストーリーも「神風特攻隊」という日本人にとっては忘れてはならない歴史の1コマでありながら、その赤裸々な姿を知らない若者が多い今日、会場には中・高校生をはじめ、沢山の若者達がつめかけました。この「THE
WINDS OF GOD〜零のかなたへ〜」という作品は、すでに17年まえから全国で公演され、映画にもなり、さらにブロードウェイでも公演されたというもので、この会場に来られているファンの中には、もう何度となく舞台や映画で内容を熟知していらっしゃる方もいました。しかし、映画ならともかく、舞台というのは生き物とおなじ、どんなハプニングがあるかわかりません。「今日の舞台は2度とみられない!」ということで、何度見ても飽きず、この前後も九州公演を一緒に回っている熱いファンもいるほどでした。今回のレポートでは、そんな熱いファンの方達に突っ込まれないように、舞台の画像を交え、順を追って、「THE
WINDS OF GOD〜零のかなたへ〜」をご紹介していきたいと思います。紹介といっても全部お見せするわけにはいかないので、かなりはしょってありますが、その辺はおゆるしください。それでは今井雅之さんと、作品のプロフィールからご覧ください! |
THE WINDS OF GOD ホームページ
今井雅之さんインタビュー(THE WINDS OF GOD) |
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| 今井雅之プロフィール 作品プロフィール |
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■今井雅之プロフィール
俳優・脚本・演出家
1961年4月21日生まれ
兵庫県出身
身長:178cm
特技:
空手(2段)柔道(初段)
銃剣道(初段)
少林寺拳法(1級)
学歴:法政大学文学部英文学科卒業
職歴:陸上自衛隊入隊経験有り
免許:自動二輪、普通免許のほか
大型特殊(戦車)免許取得
1986年
奈良橋陽子出演「MONKEY」で舞台デビュー
1991年 1991年度文化庁主催芸術祭において「WINDS OF
GOD」で史上初の原作・脚本・演技の三役で受賞
1993年 「WINDS OF GOD」で国際連合作家協会芸術賞受賞
1993年
エル・カンパニー結成
1996年 日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞
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■THE WINDS OF GODストーリー
平成の若手漫才コンビの兄貴と金太。お笑い名人大賞を夢見る熱意と友情はあれど、芽のでる気配はなし。8月のある日、自転車で交通事故に遭ってしまい、現代から太平洋戦争のド真中にタイムスリップ。1945年8月、特攻隊基地の兵舎だった。二人は墜落事故で記憶喪失になったことにされ、特攻隊の一員に。ゼロ戦出撃を今日か明日かと待つ仲間に、生きる意味を問いかけ始めて・・・。
■封印したはずの作品を復活させたのは、9.11同時多発テロだった
2001年9月9日に沖縄で国内ツアーにいったんピリオドを打った今井雅之。その2日後、あの「9.11同時多発テロ」の映像が飛び込んでくる。そして、ワシントンポストに”カミカゼ・アタック”と書かれ、「ブロードウェイにも行ったのに、俺は何をしていたんだ!辞めてる場合じゃない。日本語が使われたことが悔しかった。」とその時の心境を語っている。その悔しさを伝えるために、今度は本作品の再映画化を決定(来年夏全米で公開予定)。今年の4年ぶりの舞台復活はその映画にかけた彼の熱い想いと本気を表しているともいえる。(フライヤーより抜粋)
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| 若者の姿が目立った会場 |
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公演会場となったのは宮崎市内、宮崎神宮の南側に位置する「県立宮崎芸術劇場演劇ホール」。演劇以外でも利用されるのですが、行った事がない方のために少々解説を・・・。 |
| 公式ホームページによりますと。「舞台から客席最後部までの距離を27.5メ-トルに抑え、臨場感あふれる鑑賞の空間を実現した演劇をはじめ、多目的に使用できるホールです」ということで、座席は1階席、2階席をあわせて1112席。今回、私は2階席の最後列から観賞しましたが、臨場感はしっかりと伝わってきました。 |
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開場早々にグッズ販売コーナーにはたくさんのファンが詰掛けました。上記のとおり、「神風特攻隊」をテーマにした作品だというのに、中・高校生をはじめ、カップルなど、若者の姿が非常に多かったのには少々驚きました。今井雅之さんのファン、出演者個々のファンももちろんいるわけですが、作品内容に惹かれて、会場に足を運んだ方も非常に多かったようです。 |
| そんな中で、この「神風特攻隊」というテーマに感心をもち、今年の学祭で30分間の短縮版を作り、自ら演じてしまったという、延岡高校のメンバー達が、学祭の模様をDVDにまとめ、この会場にのりこんできました。彼らは、そのDVDを直接、今井雅之さんに渡し、見てもらおうと張り切っています。果たしてDVDは見事に今井さんの手に渡るのでしょうか? |
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| 舞台は定刻19:00にスタート! |
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| まずはじめに会場が沸いたのは2人の本格的な漫才タイム!設定は平成の売れない漫才コンビ!会場にいる観客の、目に見えない空気を読み取り、その場の雰囲気ですかさずネタを搾り出す2人の漫才は、プロのコンビ(ある意味そうだが)といっても過言ではないほどの呼吸で実に小気味よく楽しかったです! |
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| 場面と共に時代は変わり、2人は今まさに太平洋戦争真っ只中の日本海軍神風特攻隊の基地内にいる。彼らは訳がわからず、軍人にあるまじき横柄な態度をとって揉め事ばかり起している。そんなもめごとの大半が戦時中を生きる若者と、現代っ子の意識の違いからおこるトラブルだ。 |
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| 作品自体が17年前のものなので、過去と未来の対比のネタを”今風”にアレンジしないと、ネタ自体が過去のものになっていたりもする・・・。そんな部分も最新の話題を上手く盛り込み、タイムリーなネタで会場を沸かせ時代感を出していたのが印象的でした。 |
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| 途中、何度か登場する訓練シーン!さすがに自衛隊出身の今井さんが核となっているだけあって、まるで本物をみているかのような錯覚に陥るほどキビキビしていました。特に彼らの”回れ右”などは、筋金入りの本物!さらに舞台を見ていて気がつくのは、出演者の誰もが軍服を着ていても分かるほどに筋肉が発達していて、鍛えあげたいい体をしている・・・。この辺も”神風特攻隊”を演じるのにリアリティがある。以前、今井さんとお話をした時にこんな事を言っていたのを思い出した。「最近でも神風特攻隊を扱った作品が何本も作られているけど、自分が一番違和感を感じるのは、髪型や体つきを含め、神風特攻隊を変にお洒落にしているところ・・・自分としては特攻隊の役を演じる人間にはしっかりと、自分が取材してきたありのままの姿を伝えてもらいたい。だからメンバーにも厳しく指導します。」なるほど、もちろんトレーニングもしているだろうが、コレだけのステージを毎回こなしていくには、それなりの肉体が必要なんだな・・・と改めて感じました。 |
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| クライマックスのシーンでは会場から鼻水をすする音がどれほど聞こえてきただろう?何人かは定かではないが、かなりの鼻水大合唱だったのが印象的でした。前半があまりに大笑いしすぎて涙、うってかわって後半はあまりの悲しさ、切なさに号泣。どちらにせよ、この作品を観賞する前にはしっかりと水分補給することをお忘れなく。 |
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| そして終演・・・出演者が挨拶にでてくると、会場はスタンディングオベイションで迎えました。この瞬間は映画では中々お目にかかれない素晴らしい瞬間!私は2階席の最後列で観賞していたので、誰からともなく、1人2人と立ち上がっていく様子がみてとれで、とても感動的でした。 |
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| 以前、インタビュー時にも今井さんはおっしゃっていましたが、4年前に1度「この作品はもうやらない」と心に決めた直ぐ後に、9.11の同時多発テロがおこり、アメリカの新聞に「KAMIKAZE
ATTACK」と書かれていたのを知って愕然とした・・・。その時、「なんでアメリカまで来てブロードウェイであれほど神風特攻隊とはどういうものかを伝えたはずなのに、こんな使われ方をするのだろう・・・結局何も伝わってなかったのか・・・人間1人のできることなんてこんなものだったのか・・・」。本来、日、1日づつ薄らいでいかなければならいテーマのはずが・・・、だからこそ、もういいだろうと封印したはずのテーマが何故か最近になって、どんどん今井さんの心の中で大きくなって行ったそうです。「時代が逆行してTHE
WINDS OF GODに近づいているのではないか?」と思えるような危機感を今に持ち始め、今年、4年ぶりに、もう一度ちゃんと理解してもらおうと立ち上がったそうです。「小さな力ではありますが叫んでいきたいと思います。ノー・モア・ウォー!」そんな、今井さん心の叫びに共鳴したかのように、客席からの拍手はいつまでもなりやまず。今井さん達出演者も帰るタイミングを失っていたようでした・・・。そうそう、最後まで様々な表情を見せてくれたイスとテーブルにも拍手をおくりたいと思います。 |
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| 延岡高校生がTHE WINDS OF GODに挑戦した! |
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| 上記でも冒頭で少し触れましたが、延岡市の延岡高校生達が、今年開催された学園祭「萌樹祭」で、THE
WINDS OF GODを30分に短縮し、自主公演を行ったそうです。今日は、その時の出演者・スタッフが、当日の模様をDVDに納め、ぜひ、今井さんに見てもらいたいと、延岡からマイクロバスでかけ付けました。終演後にロビーでDVDを手渡す事ができ、みんなで記念写真も撮りました。今井さんも「今の高校生達がこのようなテーマをしっかりと受け止めてくれるのがうれいい。」との事でした。さらに「でもよく30分にまとめたよな〜漫才だけでも30分ぐらいあるのに(笑)」と冗談を言ったりもしていました。 |
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■生徒代表の久我君
今日は今井さんの舞台を生で見て、今井さんの戦争に対する思いや、熱い演技がしっかりと伝わってきました。印象にのこってるシーンは寺川中尉が岸田中尉に叫ぶ「お前の言葉があったから俺は特攻に志願したんだぞ」というところです。個人的にこのシーンがとても好きなんです。 |
■今井さんの役を演じた山本君
山本君が持っているのが、彼らが演じたTHE WINDS OF GODが収録されているDVD。「コレを直接渡したかったんです、Tシャツも作ったんですよ」と山本君。久我君、山本君以外にも丸刈りの生徒さんが数名いましたけど、彼らがきっとメインの役どころを演じたのでしょう。 |
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終演後、お疲れの中、みんなのサインや、何台あったかわからないカメラの数の記念撮影にも応じてくれてた今井さん、きっと彼らにとっても忘れられない夏休みとなったことでしょう。
今井さん、関係者の皆さん本当にお疲れ様でした! |