2009年02月17日

BLACK BOTTOM BRASS BAND『History』発売記念ツアー 〜ROLLIN'@延岡 [ ライブハウス ]

 以前パワナビでもライブレポートしたBLACK BOTTOM BRASS BAND(ブラックボトムブラスバンド)が結成15周年を迎え、初のベストアルバム「History」を発売!そのアルバムをひっさげての全国ツアー「ROLLIN'」で延岡littleWEATHERKINGにやってきました!延岡では2008年の5月にライブが行われていて、1年ぶり2度目のライブ。前回は一オーディエンスとしてライブを見に行き、その時に次回はぜひライブレポートを!とお願いしたところOKが出たので今回はライブレポートをさせて頂くことになりました。15周年記念ということもあり会場からの逆サプライズ企画もありファンにとっても、BLACK BOTTOM BRASS BAND(レポート中はBBBBと表記致します)の皆さんにとっても忘れられない夜になりました。それではアルバムの紹介とともにライブの様子をご覧ください。
(レポート:甲斐英利)

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ブラックボトムブラスバンド
『History』発売記念ツアー 〜ROLLIN'@延岡

日時:2009年2月7日(土)
場所:延岡 little WEATHERKING

BLACK BOTTOM BRASS BAND "LIFE is PARADE TOUR"

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◆BLACK BOTTOM BRASS BAND初のベストアルバム

2009.01.21 発売
「History」
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VICL-63204〜5  ¥3,200(税込)

 結成15周年を迎えるBLACK BOTTOM BRASS BANDの2枚組BEST版。1枚目はBBBの15年の歴史を凝縮。2枚目は、今までコラボレーションしたアーティストとの楽曲を収録。昔からのファンの人にはもちろん、最近ファンになった人にもぴったり!ベスト盤ではありますが、一枚のアルバムとしてもとっても楽しめる内容。こんな2枚組は買わない方が損!


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◆ライブスタート

 ライブ会場に突然響く管楽器・打楽器の音。そしてステージではなく客席からBBBBのメンバーが登場!今回もBBBBのライブではおなじみとなったパレードでスタート。これをやられると初めての人も一瞬でBBBBワールドに引き込まれてしまう。

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 トランペット/KOO、トロンボーン/YASSY、テナーサックス/IGGY、アルト&バリトンサックス/MONKY、スネアドラム/OJI、バス・ドラム/ANTON、ソーサ/TAMOTSUの7人が織りなす分厚い音楽。バンドとしてはニューオリンズの音楽をルーツに持ちながらもクラシックなど各メンバーの音楽感が混ざり合いどこか日本的でこのバンドにしか出せない音楽をいつも届けてくれる。

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▲MONKYとIGGYを見ていると無性にサックスが欲しくなる。昔アルトサックスを親にねだったのはここだけの話。チェッカーズの影響で…勿論買ってもらえるわけもなく…

 「このバンドにしか出せない」と言うと楽曲だけでなくライブもそうだ。とにかく楽しい!ライブの地を自分たちで歩いて拾ってきたネタを話すMCはもちろんだがライブ自体が楽しいのだ!何がどう楽しいと書くのは難しいが、いろんな事と考えずにただBBBBに身を委ねていれば会場を後にする頃には「楽しかったぁ〜」おもわず口から出てしまう。写真を撮りながらでも気持ちの中では手を上げ、足でリズムをとり「ワッショイ!」と叫んでいる(だからブレブレ写真が多かったのか?)

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 「ワッショイ」といえばBBBBのライブに欠かせないコールアンドレスポンス。ワッショイの伝道師とでも言うべきYASSYがKOOの背後から観音様のように振り向けば、来た−!!!ワッショイタイムだ!とテンションが上がる。客席もザワザワと騒ぎ出す。

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▲ワッショーーーーーーーーーーイッ!

 雨雲だろうが、嵐だろうが、不景気だろうが吹き飛ばせてしまいそうな気分になる。やる気を出すために難しい本を読んで余計頭を抱えたり、溜まったストレスを解放するために海が近くにあるのに波の音のCDを聞いたりするより、BBBBの『ワッショイ★ブギ』でも聞きながら「ワッショイ!」と両手を上に上げた方がよっぽど効果的だといっても言い過ぎではないだろう…

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▲OJIのボーカルにも毎回まいってしまう。この「味」は癖になる。

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 そんなこんな、ワッショイワッショイ言ってる間に第1部は終了。「今の間にドリンク買って飲んでね〜」とライブハウスへの配慮も忘れない(笑) 中盤から後半にかけてさらにヒートアップするライブ。第2部はステージにかぶりつきでお届けします!

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◆第2部スタート

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 トロンボーンのスライド管がぶつかりそうなかぶりつき状態で、ステージの迫力・雰囲気も少しは伝わるでしょうか

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 後半はANTON、TAMOTSUの目立つ時間も多くなりますます楽しくなってくる。あくまでも見た目の問題で、音は常にちゃんと聞こえてますが…ちなみにこの日はTAMOTSUはMCでだいぶいじられていました(笑)

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 再びOJIリードボーカルでの歌もの「アイコ・アイコ」では「Iko Iko un dey♪」と合唱。この曲はBBBBホームページの「BBカレンダー」のコーナーでは替え歌で聞けるのでパソコンの音量あげて聞いてみてください。しかしその後、「BookingBB」を押して自分の町に呼びたくなっても責任は持ちません。

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 終盤に差し掛かったところでOJIとANTONのソロ合戦。ここで注目して欲しいのがOJIのスネアドラム。これ実はOJIが世界初の奏者である開発中の電子ドラムなのだ。ボタンひとつで音色が変えられ、叩く場所でも音が変わる!生で見られたのはかなりラッキー!

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▲こちらは生音ドラムのANTON。惚れ惚れします。

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またまたワッショイ!ワッショイ!

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◆アンコールでサプライズ!
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▲「15周年! おめでと〜〜〜〜〜!!!」

 実はライブ前に実行委員のスタッフから「15周年おめでとうサプライズをするのでご協力を!」と蛍光ライトが渡されていてアンコールしながら準備。メンバーが登場し、「な、なんや?」となったところで「15周年おめでとう!」とみんなでお祝い。

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 突然の事に唖然としていたメンバーもビックリが感動にかわり、この日一番のパフォーマンスでお返し。会場はまさに一体となり、最高のエンディングを迎えました。

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▲最後はもちろん「ワッショイ!!!」

 テレビの音楽やCMなど良く耳にするBBBBの音楽ですが、やっぱりライブは特別!文字通り身近に感じられて、元気ももらえる場所なのです。ライブ後、また戻ってきてくれると約束してくれたので次回はぜひみなさんも一緒に「ワッショイ!ワッショイ!」しましょう!

投稿者 blogpawanavi : 23:23 | コメント (1)

2008年07月25日

コドモソウル ワンマンライブ [ ライブハウス ]

 6月21日、宮崎を拠点に全国へ活動の場を広げている「コドモソウル」の3rdアルバム発売記念「元気かい?ハロー!ツアー」のツアーファイナルにして初のワンマンライブが宮崎SR-BOXにて行われました。今回のツアーは、初日の宮崎SR-BOXを含め九州、東名阪の7ケ所、8公演。ファイナルのこの日はツアーをしてさらに実力をつけたコドモソウルを見ようと会場にはあふれる程のファンの皆さんが駆けつけました。それでは、ツアーの感想などを含めたミニインタビューと会わせて当日のライブの模様をご覧下さい。
(レポート:甲斐英利 撮影:オオタヒサヤ)

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コドモソウル
「元気かい?ハロー!ツアー」ファイナル
日時:08年6月21日
場所:宮崎 SR-BOX

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コドモソウルプロフィール
ホームページ:http://kodomosoul.com

 今、日本で一番活気のある県宮崎で一番元気のある3ピースバンド。ボーカル&ギターの小野優樹は作詞作曲を担当。ベースの黒田雄紀はスマイルフェイスで看板娘的存在。ドラムの豊島大貴はこのバンドのリーダーでムードメーカー。2005年に結成以来、地元宮崎を発信拠点に全国展開で活動中。思わず口ずさんでしまうキャッチーなメロディーと3人が織りなすサウンドが最大の魅力。また、等身大の言葉を紡いだ歌詞は、コドモソウル作品の重要なスパイス! コミック本を思わせるデザインで統一された作品は今回の3作目が完結編。 (HPより抜粋)

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メンバー(上写真左から)
ボーカル&ギター:小野優樹(23)
ベース&コーラス:黒田雄紀(21)
ドラム&コーラス:豊島大貴(27)


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ミニインタビュー
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ここまでのツアーを振り返って感想は?
黒田:前回はずたぼろにやられたんで(笑)
豊島:今回2回目のツアーなんですが、前回は初ツアーって事もあって正直、雰囲気にのまれたりして、結果的にCDも売れなかったり・・・コテンパンにやられて帰って来たんですけど、今回のツアーは全箇所でCDも売れて、「またライブに来て下さい」と言ってくれたお客さんもいて、結構手応えはあったと思います。
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---CDに関して。 今回特にこだわった部分は?
小野:「1」・「2」とやってきて「3」というのの違いは、よりバンド色が強くなって来てるというのが「3」なんですけど。新しい事にも挑戦してて、今までは自分がコーラスまで録っていて、もちろんライブのときは二人がコーラスしてたんですけど、今回はCDの段階から二人がコーラスを録ったりしているのでそういう所ですかね。あと、今回は色々と音を入れたりしているのでより力強くなったような気がします。
---楽曲つくりに関して、普段はどのように製作されているんですか?
小野:自分たちはセッションとかはあんまりなくて、僕がギターで弾き語りのような感じでつくってそれを二人のところに持っていってイメージを伝えて行きます。抽象的で色でいうとどうとか、二人には無理難題でしょうけど(笑)そうやってうまく景色を創っていくというか、僕が鉛筆で下書きをしてそれに色をつけて「コドモソウル色」に染めていくという感じがいままでの創り方ですね。
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---3人の今までの音楽的背景は同じ?それとも・・・
黒田:それが違うんですよ・・
豊島:面白いくらいバラバラですね(笑)ボーカルはストリートで弾き語りやっててスピッツさんとか聞いてましたし
小野:僕一人でやってるとPOP色が強くなったりアコースティック色が強くなったりするんですけど、ドラムの大貴は力強いロックを聞いてたんで、それが加わってアコースティック色が強くなりすぎずちょっとロックの要素が入ったりまた、ベースの雄紀が入ることによって、まぁ、ね!なんか・・・なんか? ねっ!(笑)
黒田・豊島:笑笑笑

---因に黒田さんの聞いていた音楽は?
黒田:ハードコア系とか今の音楽と全然違うジャンルを聞いてましたね。
甲斐:じゃぁ、ベースラインにその辺りがにじみ出て曲にアクセントを付けてる訳ですね!

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変な質問ですが、ライブと音源製作の気持ち的な比重は?
 「俺らはライブバンドだ!」ってバンドさんもいますけど。
豊島:そうですね、ライブばっかりという感じではなくてうまく平行しながら今後もやっていきたいですね。
小野:たぶん宮崎では珍しいバンドなんですよね。お客さんも「ワァーーー!」って感じではなくて結構しんみり聞いてくれたりとかなんで「ライブバンド!」って感じではないですね。
豊島:イベントバンド?(笑)

---じゃぁ、音源とライブの音作りは?
豊島:今回の「3」はライブの音に近づけたものになってますけど、やはり迫力は違ってきますよね?それと、音だけでなく動きなど音と映像がリンクするので音源とは違った楽しみがあると思います。
小野:あとは、CDにはいろいろと音が入ってますが、ライブは純粋に三人の楽器の音だけなので、CDを聞いた人がライブを見て「薄っぺらいな」と感じないようにという風な音作りはやはり考えてますね。

---それでは、今後の活動予定を教えて下さい。
小野:7月8月は県内を中心にライブ活動をして、秋くらいに全国をまたまわって、来年には4枚目を出したいなと、大きな展望としてはそんな感じですね。


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ライブの様子
 ライブ開始前にはスクリーンに2007年にスペースシャワーTVで全国放送された「あいいろバス」のプロモーションビデオが流れていました。ライブへの期待がさらに高まります!
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 そして、いよいよライブスタート!オープニング曲は「コドモソウル3」の1曲目に収録されている「ロビン」。オープニングにぴったりの元気あふれる曲。「君に夢中になる〜」と歌詞にありますが、逆にこっちがのっけからコドモソウルに夢中になってしまいます。
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「今日はワンマンライブということで、いつも雨ですが、洪水警報でてます!!!(笑)」なんてMCの後は雨の夜にピッタリの曲「君は咲いていて」。アコースティックギターに囁くようなボーカル。そこに二人のコーラスが重なりしっとりとした空気をつくりあげていました。1部ラスト前には「コドモソウル1」から「ブルーノイズ」というジャジーな曲。これまでの音楽的背景の違う3人だからこその音楽の幅の広さが感じられる曲です。そしてラストは「コドモソウル2」から「そんな夕暮れ」。みんなで「ララララ〜」と合唱して第二部へ・・・この間にスクリーンではツアーの思いでスライドショーが流れていて3人のオフショットが満載でした。

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スペシャルゲスト?
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第2部のオープニングには遥々宇宙からやってきたというバンド「モドキソウル」が登場。なんか3人とも見た事ある顔ですがコドモソウルファンの皆さんも大喜びでした。(笑)そんなスペシャルゲストの後に「コドモソウル」が再び登場。「ライブの日はいつも足下が悪い中・・・と言っていますが雨の曲がなかったのでつくりました。」とドラムをカホーンに持ち替えてアコースティックな雰囲気で第2部がスタートしました。
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 その後は、しばし元気なコドモソウルの時間。「ワンマンライブなのでたまにはカバー曲でも!」と歌いだしたのは「ルージュの伝言」。オリジナルといってもいいくらいコドモソウル色に染まってました。
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 ライブ終盤に掛けてはいままでアルバムの曲を織り交ぜつつツアーの思い出や、とある中学校でお願いされた職業講話の時のちょっと笑えるエピソードなど色んな「コドモソウル」を楽しむ事ができました。この日駆けつけたファンのみなさんは文字通り「老若男女」とわずという感じです。きっと3人の穏やかな雰囲気がそうさせているのでしょうね。
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メンバーが去った後のステージには「恋だな」のプロモーションビデオがながれ、会場入り口には1部と2部の間に流れたツアーの思い出スライドショーに使われていた写真いがいにも今回のツアーでの思い出がギュっとつまったアルバムが置かれていました。ファンにとってはライブ以外の3人の姿が見られる貴重なアルバムでした。
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終演後には物販ブースで待っていたメンバーにファンの皆さんは握手やサインを求めて集まっていました。なかなか引かない人の波にコドモソウルの人気と、これからの活躍が容易に想像できました。それでは、最後に3人それぞれのライブ後の感想をどうぞ。

黒田:今日は初めての、人生初めてのワンマンライブだったんですけど、こんなにお客さんが見に来てくれて、本当にすごくうれしかったです。また、ぜひ!ワンマンライブやりたいなと思いました。これからも頑張ります!ありがとうございました! 

豊島:5月11から始まったこのツアーですが、ホームだけに強くちゃいけないんですけど本当は・・・他に比べて宮崎は盛り上がるので、とても楽しく出来るんですけど、これを県外でも全国でも出来るようにコドモソウルという名前を、そして曲を聞いてもらって、知ってもらって、メジャーデビューできればもっと沢山の場所で自分たちもお客さんも楽しいライブが出来ると思うのでそこ目指して頑張っていきたいと思います!今日は本当にありがとうございました!

小野:あっという間に・・・2時間くらいですけど、終わりまして・・・。やっぱりまだ、細かい部分が荒いので、そういう部分を修正しつつ、また全国まわってきます。それでより良いライブが出来ればいいなと思います。もっとデッカイ所でもしたいなと思ってます。(笑)これからも頑張ります!ありがとうございました!

お疲れの所ありがとうございました!そしてこれからますます頑張ってくださいね!

投稿者 blogpawanavi : 21:42 | コメント (1)

2008年06月19日

「泣き虫パンチ」レコ発ライブ! [ ライブハウス ]

 梅雨に入ったこの時期は湿気が多くてなんだかうっとおしい気分の日が続いていますが、そんなジメジメした空気感を吹っ飛ばすライブが、先日延岡市のLittle Weather Kingで開催されました。そのライブの主役となったのは、6月9日"ロックの日"に南音レコーズからデビューシングル"酒をつげ"をリリースしたばかりの「泣き虫パンチ」!宮崎県内の音楽関係者なら誰でも知っていると言っても過言ではないメンバーによって結成されたこのバンドのコンセプトは「恐カッコカワイイ」。恐い+カッコいい+カワイイがギュッと組み合わさった雰囲気を目指す、このバンドがいったいどんなライブを展開したのでしょうか!?それでは早速この日のライブの模様をお送りしていきたいと思います!!
(レポート:木原、撮影 甲斐)

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泣き虫パンチ レコ発ライブVol.1
日時:2008年6月10日 19:00〜
場所:延岡市 Little Weather King
Little Weather King ホームページ

☆泣き虫パンチ プロフィール
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バンドプロフィール(メンバー紹介は画像とともにレポにて)
2005年に石川ケンタが帰郷。その年,Weather Kingの門を叩き,玉井氏がDrとして加入。その玉井氏の紹介で、榎本氏がBass&Keyとして加入。2006年より「泣き虫パンチ」として活動開始。人生の半分を大都会東京で這いつくばった石川ケンタの人生戯曲を、宮崎の音楽の憂きも喜びも知ったハコ主と共に、魂のロックでつづります。

キャッチフレーズ
憂う日本の傍らに しみじみ呑める唄がある
忘れられないあの人を 想ってこぼれる泪ある
夢にやぶれて悔し泣き ビルの向こうに夕日ある
夜霧にむせぶ泣き虫パンチ 一輪咲かせてあげやしょう

CD情報
泣き虫パンチ 第一弾シングル「酒をつげ」
2008年6月9日(ロックの日)発売
1,酒をつげ 2,もう一杯 3,みつけにいこう

取り扱い:Weather King,Little Weather King,SECRET GIG

視聴はコチラ
※クリックで試聴または右クリックから保存

☆ライブ
 この日のライブは、泣き虫パンチのほかにも現在活動中のアーティストが参加しました。気になる泣き虫パンチのライブをご紹介する前に、まずはそちらのアーティストのライブの模様をご紹介していきたいと思います。

MIKI
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 ライブ一人目に登場したのは「歌う事が本当に好きなんです」という、延岡を拠点に活動中のMIKIさん!3月に高校を卒業したばかりのMIKIさんは、ギター弾き語りでオリジナルを3曲披露してくれました。高2の頃から作曲を行っており、その曲に彼女の悩みとか喜びとかそういった等身大の歌詞が合わさって、等身大の彼女の姿がそのままに表現されていました。ちなみに彼女はHIPHOPダンスのインストラクターも行っていて、様々なステージにダンサーとしても出演しています。

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たこ焼き兄弟
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 続いて登場したのは、どこかで見たことのあるギタリストとキーボードのお二人…。ライブ終了後に聞いたところによると、泣き虫パンチの兄弟分なんだそうで、決して泣き虫パンチと同一人物ではないということでした(笑)しゃがれたボーカルとブルース調のギターで表現するその姿は、ちょっと切なくもありつつ、まるで普段の鬱憤などを路上で叫んでいる姿を想像してしまいます。それは、アメリカの黒人労働階級の人々によって日頃の鬱憤や悲痛な叫びを歌にしていったブルースの起源を思わせるような、魂のこもったステージでした。

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水川さん
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 そんなステージのあとに、ステージに飄々と登場したのは単身赴任で福岡から延岡に来られているという水川さん。某大型ショッピングセンターに勤務されている水川さんは、一曲目から自身の普段の悩みや不満がたっぷり詰まったオリジナル曲を披露しています。先ほどのたこ焼き兄弟と歌う事の表現の根っこは同じところにあるような気がしますが、曲調やキャラクターはまるで正反対で、なかなか興味深いライブとなりました。ちなみに普段はバンドとして活動されている様で、この日は弾き語りという形で、3曲ほど披露してくださいました。

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泣き虫パンチ
 そして本日のライブの主役!泣き虫パンチのメンバーが演歌のS.E.の流れる中、ステージに上がり準備を始められます。バンドのコンセプト「恐カッコカワイイ」のうち、どう見ても恐いとしか言いようのない衣装とその風貌の皆さん方…(笑)ですが、ドラムの玉井さんの「そ〜れっ!」っというカウントから始まったそのライブは、とてもオリジナリティーにあふれる音楽性で、先程ステージに上がっ…てない(笑)、たこ焼き兄弟そっくりのヴォーカルギター石川さんの魂の叫びが、仁王立ちのベース榎本さんの芯から響く低音と、本当に心からの笑顔で演奏を楽しんでいるドラムの玉井さんの嬉しげなリズムに絡み、これでもか!と言わんばかりにロックの真髄を感じさせてくれます。

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メンバープロフィール
石川 ケンタ・・・ヴォーカル,ギター,作詞・作曲
1970年,宮崎市出身。中学卒業と同時に上京し、都内のライブハウスからベースキャンプまで様々なジャンルのバンドのギタリストとして活動。その後シンガーソングライターとして活動を始め、ライブ活動の傍ら文化放送のパーソナリティやCMソングを手がける。2005年に帰郷し「泣き虫パンチ」を結成。現在に至る。

榎本 鱒太・・・・・ベース,キーボード
1969年,西都市出身。中学から高校までを延岡市で過ごす。宮崎市内のライブバー「SECRET GIG」のオーナー。本業はレコーディングエンジニア。2007年,UMK「HOT WAVE」の準レギュラー。

玉井 テンキ・・・ドラム
1967年,延岡市出身。宮崎市内のライブハウス「Weather King」のオーナー。
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 時に物悲しく、時に怒号にも似た爆発力を見せる泣き虫パンチのステージ。ちなみに"泣き虫パンチ"というバンド名の由来は、泣き虫の子供が泣きながらも一生懸命ケンカ相手に弱々しいパンチを繰り出している姿からという事。なんとなく、一見だけではそのイメージと違うかも?と思いがちですが、その曲調やステージでの立ち振る舞いを見ていると、どことなくそのバンド名のイメージを感じる瞬間がありました。40代のメンバーだから出せる説得力というか、いろんな葛藤を抱える男達が自分達の精一杯のやり方で何かを伝えようとしている様は、見ていて感動すら覚えました。もちろん、今回発売したばかりのシングル"酒をつげ"も演奏を行いました。ライブ途中でピアニカを吹く榎本さんの姿には"カワイさ"を感じ、怒号にも似たボーカルの石川さんからは"カッコよさ"を感じます。なるほど、バンドコンセプトである「恐カッコカワイイ」をまじまじと見せ付けてくれるメンバー方です!

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演奏後は、この日会場に駆けつけたお客さんのたくさんの拍手の中、にこやかにステージを降りるバンドメンバーの皆さんですが「ウチは物販も楽しいのでぜひ見ていって下さい!」というライブ中のMCが気になり、物販コーナーに駆け寄ってみるとそこにはCDはもちろんの事、現在流行中の「エコバッグ」やなぜか「学習帳」までが用意されていました(笑)

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 そんな楽しさも忘れない泣き虫パンチの皆さんですが、今後も県内のライブハウスやイベントを中心に、九州各地でライブを行っていかれるという事。ぜひ皆さんも、この泣き虫パンチのステージをご覧になってみて下さい!

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投稿者 blogpawanavi : 22:34 | コメント (1)

2007年07月28日

Fried Pride DVD Release Tour 2007 in MIYAZAKI [ ライブハウス ]

◆ライブレポート&インタビュー
(データのトラブルにより更新が遅れた事をお詫び申し上げます)
 6月28日「宮崎SR-BOX」にて、約一年ぶり(前回2006年8月30日)となる「Fried Pried」の宮崎ライブが行われました。昨年行なわれた宮崎ライブでは「6枚目にして初の日本語に挑戦!」というアルバム「Musicream」が発売された直後だった為、ステージでも日本語楽曲を多数披露とフラプラファンにはたまらない内容だったのが記憶に新しいところです。そして今回は2005年8月のニューヨーク『Blue note』でのライブと、2006年11月に東京で行なわれたライブの模様が収録されているDVD「Fried Pride Live In New York & Tokyo」(2007年3月発売)ツアーという事で、DVDに収録されているようなクオリティーの高いパフォーマンスがここ宮崎で観ることができました。人間の微妙な感情を音に変換し、圧倒的な表現力で肉感的に聞かせてくれるフラプラのステージはどんな人でも、ついつい引きこまれてしまうのです。それでは、当日のライブの模様と、ライブ後のインタビューを合わせてごらんください。
(ライブレポート:木原ケイ インタビュー:松田秀人)

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日時:2007年06月28日(木)
会場:宮崎SR-BOX
取材協力:株式会社ホリプロ ガクオンユニティフェイス

■Fried Pride公式ホームページ↓
URL:http://www.friedpride.com/
■ビクターエンターテイメントFried Prideホームページ↓
URL:http://www.jvcmusic.co.jp/friedpride/
■Fried Prideブログ「フラリプラリ」↓
URL:http://yaplog.jp/friedpride/
■前回(2006年8月30日)の宮崎ライブレポート↓
URL:http://www.pawanavi.com/music2/archives/2006/09/fried_pride_liv.html

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◆Fried Pride プロフィール

 類まれなる歌唱力と表現力を併せ持つハートフルヴォーカリストShihoと、超絶技巧のスーパーギタリスト横田明紀男の二人からなるジャズを超えたジャズユニット。2001年9月、日本人初の米国コンコード・レーベルからアルバム「Fried Pride」でデビュー。日本人離れした歌唱力とアルバムクオリティーの高さ、誰にも真似できないギタープレイで各方面から大きな注目を浴びる。その後、定期的にアルバムを発表。2004年8月にリリースした4thアルバム「That's my Way」ではグラミー賞アーティストでもある"マーカス・ミラー"、"ギル・ゴールドスタイン"、"マイク・マイニエリ"と共に作品を製作。この作品をきっかけに本格的に海外での活動をスタートさせた。現在までに米国ニューヨーク・ブルーノートをはじめ、数々の海外公演やイベントに出演する。2005年5月リリースの5thアルバム「two,too」でも更なる進化を魅せオリコンジャズチャート3位を記録。常に現在に満足せず、新たな可能性に二人で挑戦し続け、独自のサウンドやプレイスタイルはもちろん、ワールドワイドな活動を積極的に行い、多くの人々を魅了している。そして、いよいよ初の日本語に挑戦した6枚目のアルバム「Musicream」を2006年6月21日にリリースした。


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◆ライブ風景

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 薄暗い照明の中、Shihoさんのエネルギッシュな歌声がライブ会場に響き渡る。はっきりと姿を確認できない状態で、その歌声だけに耳を傾けると、体の大きなアレサ・フランクリンのような女性がヴォーカルを務めてるのでは?と思わず連想してしまう・・・。もちろんShihoさんはアレサとは180度違うプロポーションの持ち主だが、その歌声が耳に届けば、誰でも巨大なオーラを感じ、それがそのままイメージの塊となってこちらに押し寄せるまでに、さほど時間はかからない。さらに何処からともなく、ブギーのようなリズムを奏でるギターの音が重なると、あっという間にFried Prideの空気感が出来上がる。

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 前半から、かなり飛ばし気味に横田さんの圧倒的な超絶ギターテクニックが披露される。「やっぱり南国だから指が暖まるのも早いのかな〜」なんて事を思いつつ「叩く・はじく・掻きむしる?」という、おおよそギターを奏でる行為とは言えない(笑)、それでいてとても繊細なプレイを、至近距離でまざまざと見せ付けてくれた。なんといっても、通常のギターサウンドの隙間にベースやドラム的な表現の音が入り込むことで、さらに躍動感、臨場感がアップする「肉感的」な一人バンドサウンド状態は横田さんならではのプレイ!まるで音が汗をかき、臭いを発しているかのようである。MCでは「ようこそ宮崎へ!って書いてある知事の看板と肩を組んで記念撮影しちゃいました」と、ちょっと恥ずかしげな告白をされた横田さん。つい先日、48回目の誕生日を迎えられたそうだが、精神的に弱いのは変わらないそうで、「にんべんに弱と書いて『よこた』と呼ぶんです(笑)」とShihoさんに解説される始末・・・。そんな楽しいMCを挟みながらライブが進む。

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 そんな控えめな横田さんからは想像できない情熱的なギタープレイ同様、スレンダーな体つきからは想像できない圧倒的な声量と声域を持つShihoさんも、曲によってはスキャットにボイパを織り交ぜるという高度なテクニックや、アドリブでギターとの絶妙な掛け合いなども披露していた。スリリングな掛け合いは聞いていてとても気分がよくなる。それは、お互いがしっかりと自己主張しつつも、ちゃんと相手をリスペクトしているのがこちらにも伝わってくるからだ。自由な中に存在する、二人だけの暗黙のルールなきルールは誰がなんといっても気持ちいいのだ。

Fried Pride Fried Pride

 途中、昨年発売された「Musicream」の中から、井上陽水の名曲「リバーサイドホテル」のカバー曲や、オリジナル曲「Words With Wings」なども披露。本編のラストとなったカーペンターズの名曲「Close to you」では観客達がコーラスの一員となり、男女でパートを分け全員で歌い上げた。そして、大きな拍手に迎えられてのアンコール1曲目では、名曲の「君の瞳に恋してる(CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU)」を熱唱!原曲はかなりポップでキュートな仕上がりのこの曲だが、フラプラの二人にかかると全く印象が変わり、ジャジーな匂いの詰まった渋い大人な曲となった。そしてこの日のライブの最後を飾ったのはジョンレノンの「imagine」。表現力豊かで儚くも優しさに満ち溢れたshihoさんのヴォーカルと、切なさの奥底にあるほんの一握りの力強さを感じさせる横田さんのギター。二人から発せられる「imagine」という名の物語は、一人ひとりの人間それぞれが色んな夢を「想像」することの大事さを伝えてくれる。不意に涙がこぼれてしまったが恥ずかしさなんて感じない・・・。「imagine,there is no heaven」という有名なフレーズから始まるこの曲はこれまでも沢山のアーティストがカバーしている名曲で、当然私もいろんなアレンジでの「imagine」を聞いてきたが、フラプラのアレンジはこれまで聞いたどのアレンジよりも心に響くものだった・・・。曲が終わると会場内は割れんばかりの大拍手!「また絶対宮崎に来ます!」という嬉しい一言を残し、本日のライブは終了した。

Fried Pride Fried Pride

 ライブ終了後、観客達にサインをしたり、気さくに会話を交わしたりする二人。ライブの感想などにもしっかりと耳を傾け、丁寧に自分達の意見を述べる姿を見ていると、二人の音楽に対する誠実さがひしひしと伝わってくる。特にほめられると、少し照れながら本当に嬉しそうな表情をするShihoさんが実にキュート。それをやさしい笑顔で見守る横田さんの表情も印象的だった。

Fried Pride Fried Pride

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◆インタビュー

インタビュー インタビュー


パワナビ松田:1年ぶりということで、本当にご無沙汰です。昨年はライブ後にいろいろとお話を聞かせていただきありがとうございました。今年もまた、こうしてお時間を割いていただきありがとうございます。


Shihoさん:いえいえこちらこそ!そういえば昨年のライブレポの中で「リーダー(横田さん)がギターソロを演奏している時でも、その風景の中にShihoがいることが重要」という内容を書いてくださって、私としてはそれが印象的で嬉しかったです。


パワナビ松田:こちらこそありがとうございます。今回のライブでも”その”部分はさらにグレードアップされていて、昨年以上にステージから、物凄いエネルギーが伝わってきたように感じられました。もともと高い技術をもっているお二人なので、技術云々ということではなく、なんというか、体から発する音そのものが技術を乗り越えてやってくるみたいな印象をうけました。


横田さん:獣のおたけびみたな感じ?(笑)


パワナビ松田:ギタープレイもさることながら、リーダーである横田さんご自信のメンタル面、そしてフライドプライド自体も、いい意味で物凄く若返っていないですか?言い方が悪いかもしれませんが、二人がわがままになればなるほど、見ている、聞いている側は気持ちよくなれるような気がします。はじめて野外で見た5年前は、もっとお洒落&クールみたいなイメージがあったのですが、昨年はまっくそういった印象はなく、今年はさらにキッズ化しているというか?演奏している姿を見ていてもとても楽しそうです。


横田さん:いや〜、そう感じてくれたなら嬉しいですね!精神年齢15歳みたいな(笑)以前はいろいろと試行錯誤をしていた部分もあるから、なんか抜け切れてなかったかもしれないけど、最近はステージ上でも変な制約にとらわれることなく、突き抜ける事が出来てきたかな?と感じていますね!


Shihoさん:確かに5年ぐらい前ってそんなイメージだったかも・・・・・。きっと、その頃って「こういう事はしちゃいけない」みたいな、暗黙のルールがあったような気がします。まだ活動を始めて間もなかったし、個人的にも「こういう声は出しちゃいけない」って意識していたりもしましたから・・・。当然、その当時はそこまでなかったかもしれませんが、今ふり帰れば、かなり自分で制約を作り、可能性に蓋をしていたような気がします。


パワナビ松田:だから、CDなどの音源を聞くのもいいんだけど、ギターキッズ達にはぜひライブで、横田さんの呼吸や表情、指が弦に当たって弾ける感触やタイミングを体感してもらい、そしてShihoさんに関しても、歌はもちろん、それだけでなく、むしろ歌っていないときの体温だとか、音楽に対するアプローチを盗むように凝視してもらいたいですね!きっとジャンルに関係なく、重要な何かを感じ取れると思うのですが。


横田さん:そうだといいよね!演奏する側としても、今回の「宮崎SR-BOX」ぐらいの距離感は好きですね。もっと近くてもいいぐらい!


パワナビ松田:先ほども少しふれたのですが、お二人に関してはライブを見ていて「歌がいい・・・」とか「あそこのテクニックが・・・」なんてもうどうでもよくって「鳥がさえずっている」とか「トラが吼えている」みたいな、自然の中にある音にメロディーやリズムがついて、実体になっているようなイメージがあるから、単に音だけではなく、全部ひっくるめた大きなエネルギーの塊がぶつかってくるのが気持ちいいんです。そういう意味では、個人的にCDなどの音源とライブはまったく別ものなのですが、ライブ演奏だから特別意識しているという部分はありますか?


横田さん:別に意識してそういう演奏を心がけているわけではないのだけど、音楽に対するイメージだとか、音楽を人に伝える時のイメージって、まさにそこなんですよ!おっしゃる通り、むかし僕らは「お洒落ユニット」みたいに受け止められていた事があって、まあ、きっと文字として表現する上でやりやすかったからだと思うんだけど、僕らとしては「小奇麗にまとめて・・・」っていうのはまったく違うんです。だから知らない人は、どこかで聞いたそういう先入観をもって見てしまうので、もっと、フライドプライドの本質を押し出していかないとダメかな〜っていうのはありましたね。


Shihoさん:決してお洒落ではないです・・・。いわいる、クールだとか、都会派だとかとはまったく無縁なんです。


横田さん:ちょっと意味不明かもしれないけど、言うなれば、人間のそのまま・・・今まで自分たちが歩んできた人生を丸ごとむき出しにして、さらにでんぐり返した状態で、ここに何があるの?というのが一番伝えたい、そして表現したいことなんです。それで「みんな分かれよ!」とかいうのではなくて「僕はこう感じて生きています」「これは絶対にゆずれない」という、人それぞれがもつ一番大事な事を、ギターという手段を通じて、また二人で造る音楽を通じて感じ取ってもらえることが重要なんです。だから、お洒落とかクールとはまったく逆なわけです。そんなことから、個人的には、それらが肉感、肉圧として相手に伝っているのだとしたら、表現者として、それほど嬉しいことはないですよね!


パワナビ松田:デビューからではなく、ここ1年の間だけでもちょっと変わったような気がするのですが・・・。


Shihoさん:最近2人だけでやる機会が多くなったので、進化の速度が加速したかな?っていうのはありますね。自分では中々わからないんだけど、久しぶりにライブに足を運んでくれた人はわかるみたいですね!きっと、自分は毎日鏡をみているから、髪の毛が伸びたのが分からないけど、たまに見た人が「あっ髪伸びたね!」といったな感じではないでしょうか?それも「伸びるのメチャメチャ早くない?」みたいな(笑)。


パワナビ松田:横田さんはどうですか?


横田さん:うん。自分に関して言えば、この年になってやっと、あるがままの自分を受け入れられるようになったからかな?最近のステージではかなり突き抜けるようになってはきたけど、中々自信が沸いてこないたちなんですよ(苦笑)。いつも心配だからつい練習しちゃう・・・みたいな部分があって・・・。でも、それはそれで、技術的には悪いことではないんだけど、自分を信用できないネガティブな考え方は、自分という人間を表現する上ではよくない事だよね・・・。それが、ここに来てようやく「これでいいんだ」って納得できるようになったんですよ!確かにメンタル面での微妙な変化かもしれないけど、それがステージとなれば断然ちがってきますよ!なにより、変わったのは二人とも音楽を造ることに貪欲になってきていますね。それは自分だけでなく、お互いの信頼感がより深くなったというのも大きいかもしれません。たとえば空中ブランコで1,000回飛んでも必ずキャッチするような・・・それって相手を信頼できなければなりたたないじゃないですか?音楽も同じじゃないかな〜と思います。


パワナビ松田:それではそろそろお時間もなくなってきましたので、フライドプライドの今後の活動についてお聞かせ願えますか?


横田さん:まだ内容ははっきり決まっていませんが、来年はフライドプライドとしてのアルバム製作の予定があるのと、お互いにソロでも活動する場面がありそうです。特に、アルバムに関しての課題は、毎回却下される、僕のオリジナル日本語曲をどうやって入れるかということです(笑)。


Shihoさん:だって、物凄くロマンチックな曲をもってくるから、恥ずかしくて歌えないんです(笑) でも日本語の歌詞という事に関しては、やっぱり日本人だし、もっと幅を増やしていきたいと思っています。確かに英語のほうが歌いやすいのですが、多くの日本人の方にとって言語が変わったせいで、歌詞の魅力がつたわらない、Shihoの歌う日本語曲は魅力がないと思われるのは、シンガーとしての私自信が許せないし、どんなツールを使っても、人の心に届くような歌い方をしていきたいと考えているので、日本語曲にはもっと挑戦したいです。さらに、ソロ活動で、もっと多くの経験をつみ、フライドプライドの肥やしにできればと思っています。


パワナビ松田:また、さらに突き抜けたお二人のライブが、宮崎の地で見れる日を心待ちにしています。今日はお忙しい中ありがとうございました。

投稿者 blogpawanavi : 23:39 | コメント (0) | トラックバック

2007年03月26日

SR Factory presents "volcano07" [ ライブハウス ]

 メジャーアーティストから新人アーティストまで幅広いステージングで人気のライブハウス『SR Factory グループ』にて毎年開催されている、現在人気急上昇中のアーティストフェスティバル『volcano』が今年も開催されました!今年で3回目を迎えたこのイベント、ライブハウスの現場の目線で「ライヴが良いバンド」「今鹿児島・宮崎で見てもらいたいバンド」という主旨のもと、現場スタッフが手作りで行なっているという事で毎回多彩なアーティストが参加しています。今年は全15バンド(宮崎のみ・鹿児島のみ出演含む)が出演し、宮崎SR-BOXと鹿児島SR-Hall+CAPARVO Hallで開催されました。その15バンドのうち、宮崎SR-BOXでのライブに出演したバンドは、SOIL&"PIMP"SESSIONS・SCOOBIE DO・POLYSICS・COMEBACK MY DAUGHTERS・No Regret Life・THE SUS(宮崎)・TiPSY LURCH(宮崎) の全7バンド。ロックイズムを「これでもか!」とオーディエンスに伝える事の出来るバンドばかりです。宮崎・鹿児島と2Days行われたこのvolcano 07、ホール内には溢れんばかりの人で埋め尽くされ、季節は冬だというのに熱気ムンムンの中盛り上がりまくったこのライブ。今回のレポートでは、1月20日に行なわれた宮崎Liveの模様をお伝えしたいと思います!!
(文:木原 画像:甲斐)
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volcano 07

日時:2007年01月20日(土) 17:30〜
場所:SR-BOX(宮崎市)
主催:SR Factory
volcano07公式ホームページ

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 今回で3回目を迎えるこのイベント。すっかり宮崎の方にもお馴染みになっているようで、開場前から入り口前階段は長蛇の列!普段はエレベーターで会場に向かえるのですが、今回は階段からのみの入場となりました。エレベーター付近ではグッズ販売特設ブースが設けられ、会場に入る前や舞台転換中にもたくさんの方が詰め掛け、普段手に入らない人気アーティストのグッズを買い求めていました。さあ!それでは早速、当日登場したアーティストの紹介を含めながらライブの模様をご紹介していきたいと思います!!

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■ライブ風景・アーティスト紹介

◆TiPSY LURCH(http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=viva0kn)
〜プロフィール〜
2004年4月、Kenji Nitta(Gt&Vo)を中心に結成。地元を中心に活動し様々な対バンとのライブを重ねながら、2005年6月に初めての九州TOURを行う。2006年3月、Tanaka(Ba&cho),Tsubasa Shiiba(Dr) が加わりさらに活動を加速させていく。GARAGE ROCK,HARD ROCK,EMO ROCKを軸に英詩・日本詩を織り交ぜた、一度聞くと忘れられないメロディーを放つロックンロールバンド!(volcano'07公式H.Pより)

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 オープニングアクトとして、まずステージに登場したのは地元宮崎を中心に活躍中の3ピースバンドTiPSY LURCH。キャッチーなメロディーラインに乗せて客席へ放たれる重厚なサウンドで、会場をあっという間に盛り上げる事に成功!!「volcano!!まだまだこれから盛り上がっていくんで皆さんよろしく!!」とのMCと共に、見事に一発目という重責の中会場を沸かせていました!!そしていよいよ定刻17:30を少し過ぎたところで、南九州ではお馴染みのあのバンドから登場です!!
 
 
◆No Regret Life(http://www.noregretlife.com/)
〜プロフィール〜
2001年1月鹿屋市で結成。同年11月より現在のラインナップとなる。結成当初からハイペースでのライブ活動を行い、2004年4月にミニアルバム「My Life,My Song,My Mind」を発売。それに伴いレコ発ツアーも行う。ファイナルのCAPARVOホールでは300名以上の動員を記録。同年7月LOST IN TIMEとの2マンを最後に東京へ活動の場を移す。2005年2月にマキシシングル「メロディー」でメジャーデビュー。06年夏には[ROCKIN'ON JAPAN][ARABAKI ROCK FES][Sky Jamboree]等で数千単位のクラウドを熱狂させる。そして今秋、最新sig「右手の在処」をリリースする。(volcano'07公式H.Pより)

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 今回のvolcano 07、トップバッターは鹿児島から全国区に駆け上り、今や日本中から大きな期待と人気を誇っているNo Regret Life!このイベントへの参加は一昨年についで2回目となりました。「前回は上京したばかりで、そんな状況でこのイベントに参加したので泣きそうになりました…。」というMCもありましたが、デビューシングル『メロディー』など切ない歌詞と心に響くヴォーカルそしてそれを共に心に届ける演奏で、会場をノリと絶叫の渦に巻き込みました。お隣の鹿児島県出身バンドという事で、宮崎でも人気の高いNo Regret Life。このパフォーマンスの前では後のバンドもやりにくいのでは…と思うほどの素晴らしいライブでした!しかしこの熱狂、この後もまだまだ続いていきます…。

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◆The SUS(http://www.pawanavi.com/sus/)
〜プロフィール〜
宮崎県延岡市出身の3ピースバンド。1999年結成。自主イベントを中心に活動を開始。
翌2000年には九州全域に、2002年からは関東・関西へ活動範囲を広げる。荒々しく疾走感のあるサウンドと叩きつけるような歌詞で多くの若者たちを魅了し、今年6月にはZEPP TOKYOで行われた『SUPER DRY B-JAM』に出演。昨年9月にはAlbum「TWILIGHT ROCK'N'ROLL BEDROOM」をリリースし、九州ツアーを行った。(volcano'07公式H.Pより 一部加筆)

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 高まる会場内の熱気はこのバンドの登場でさらにヒートアップ!今回、volcano初登場となる地元宮崎が産んだロックンロールバンド、THE SUSの登場です!鬼気迫る表情でシャウトする、いつも通りの高いテンションの中ライブを行なう彼ら。ですが、特に今回のライブにはいつも以上に強い思い入れがあったようです。「今回のライブで、うちの佐伯が抜けることになって…」ライブ終盤に放たれた仰天のMC!結成当初からVo.手島の右側に常に位置していたBa.佐伯が今回のライブを持ってTHE SUSを脱退する事に!これには昔からのTHE SUSファンからも一同驚きの声が!!そんな特別な夜、彼らは今まで以上に高いライブパフォーマンスでオーディエンスを巻き込み、熱狂させました。

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◆SCOOBIE DO(http://www.scoobie-do.com/)
〜プロフィール〜
1995年結成。60年代のR&Bをベースにしたパンク・ロックを追求。99年ファースト・マキシ・シングル「夕焼けのメロディー」をインディーズからリリース。同年ファースト・アルバム『DOIN' OUR SCOOBIE』を発表。楽曲のクオリティもさることながら、ライヴでのステージングにも定評がある。バンド名はカルヴィン・アーノルドの曲名から採ったもの。2002年6月、ミニ・アルバム『GET UP』でメジャー・デビューを飾る。06年6月25日に行われた結成10周年の日比谷野外音楽堂での濃厚な夜(3時間超!)はCDとDVDにて発売中!(volcano'07公式H.Pより)

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 「Hey everybody!You can get the funky "Mellow" fellows!We are SCOOBIE DO!!」というお馴染みのコールと共に登場してきたのは今回5年ぶりの宮崎ライブとなるSCOOBIE DO。「volcanoと言うからには燃え上がらねば!」というVo.コヤマのMCどおり、すっかり会場内はかき鳴らされるバンドサウンドと共にSCOOBIE WORLDの虜になりました!体が勝手に踊り出す、ソウルフルなサウンドとコヤマのステージパフォーミングは圧巻の域!今回は、初公開となる4月発売予定のニューシングルも披露してくれました!「昨日のR&Rは興味無え。明日のR&Rは誰かがやる。でも今日のR&Rは俺達とお前達でやっちまうんだぜeverybody!」という名言を残し、さらに会場の温度をさらにあげステージを後にしました!!

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◆COMEBACK MY DAUGHTERS(http://www.comebackmydaughters.com/)
〜プロフィール〜
1998年に高本、稗田、中津川の3人によって結成。2002年8月にCHUN2がギターとして加入。4人編成になったと思ったのもつかの間、同年11月には小坂がキーボードとして加入し、現在の5人編成になる。自分達のペースを保ちながらも精力的に活動をし、海外のバンドも含め多くのアーティストと共演。2003年にはWEEZER公認のWEEZERトリビュート・アルバムに参加。2006年2月、1年10ヶ月ぶりに待望の2ndアルバム『A Parade of Horses』をリリース。その眩いほどのポップネスとロックの甘く響く切なさで、多くの音楽ファンを魅了する。(volcano'07公式H.Pより)

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 それまでの熱狂のステージから一転して、ポップなメロディーと胸にグッと来るせつな系の歌詞が魅力のCOMEBACK MY DAUGHTERSがステージへ!しかしホールの熱気はそのまま継続し、そのグイグイとサウンドと共に押し寄せてくる素直な「心」が、ホール内を席巻しています!PIZZA OF DEATH所属ながら、そのステキな音楽性は聞く者を魅了します。「優しさ」と「激しさ」の同居したCOMEBACK MY DAUGHTERSのライブは、まさに"奇跡"のライブと呼ぶにふさわしい素晴らしいライブとなりました。来月7日には待望のニューシングル"BIRD'S TRADITION e.p."も発売されるということで、ますますこれからの活躍が期待されます!

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◆POLYSICS(http://www.polysics.com/)
〜プロフィール〜
1997年、高校生だったハヤシがDEVOに憧れPOLYSICSを結成。メンバーチェンジを繰り返しながら活動する。結成当初から、揃いのツナギにサングラス、特異なライブパフォーマンス、爆音ギターと、シンセサイザーやヴォコーダーなど、コンピューターミュージックを融合させた稀有なサウンドで注目を集め、一躍「TOKYO NEW WAVE OF NEW WAVE」というシーンのトップに躍り出る。海外での評価も高く、多くの有名アーティストからツアーのオファーが有り、今年4月にはカイザーチーフスのサポートアクトに抜擢され、彼らのイギリスツアーに同行する。2000年のメジャーデビューから5枚のアルバム、8枚のシングルをリリース。最新シングル「You-You-You」好評発売中。(volcano'07公式H.Pより)

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 さぁ、いよいよ残すところ2バンドとなりましたvolcano 07!ここで登場は、個性的なサウンドとそのサングラス+ツナギから、「未来系バンド」の様相を呈するPOLYSICSの登場です!日本国内のみならず海外からも高い評価を得、一昨年のワールドツアーでは6カ国で96本というライブをこなしているPOLYSICS。この日も彼ららしさが大爆発!シンセサイザーやコンピュータミュージックを使った、いわゆる機械的な音を出しながらも人間臭さを感じずにはいられないバンドパフォーマンス!!4月からはイギリスツアーも始まるという事で、宮崎のオーディエンスも床が抜けてしまうんじゃないかといわんばかりにダンス!ダンス!!ダンス!!!の連続でした!そしていよいよ本日の大トリ、あのバンドの登場です!

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◆SOIL&"PIMP"SESSIONS(http://www.jvcmusic.co.jp/soilpimp/)
〜プロフィール〜
東京のクラブ・イベントで知り合ったメンバーにより2001年結成。ライブ・パフォーマンスを中心とした活動を身上とし、確かな演奏力とクールな雰囲気を漂わせながらも、ラフでエンターテインメント、バースト寸前の爆音ジャズを展開。翌年、音源も発表していないバンドながら "FUJI ROCK FES'03"へ出演し大きな話題となる。以降、ワンマンではSOLD、国内の大規模ロックフェスへの参加、NHK「トップランナー」への出演、4度のヨーロッパツアー、イギリスBBC RADIO1が毎年主催する "WORLDWIDE AWARDS 2005" で「Jon Peel Play More Jazz Award」を受賞する等、ジャズのカテゴライズを越え、その活動は日本も超える。(volcano'07公式H.Pより)

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 この日の「volcano'07」宮崎、最後に登場してきたのはこれまた世界でも高い評価を得ているSOIL&"PIMP"SESSIONS!メンバー各々の卓越したスキルから産まれる分厚いサウンドと、ステージ中央に立ちオーディエンスを煽動する社長(agitate-man)のユーモア溢れるアジテートの融合に、たちまち会場内からはシャウト&レスポンスの連続に!!「正月迎えて今日が初めてのライブ。宮崎は暑いって聞いてたけど、みんなはさらにアチィよ!!」とのMCですが、確かにもう会場の客席は半袖でも暑い位の熱気の渦!さらにSOILは体を動かさずにはいられないナムバーを、ここぞとばかりに投げ込んできます!そして最後の曲が終わり、一旦ステージを下りた彼らに「アンコールッ!」の大歓声が!もちろんそれに応えるSOILのメンバー達。もうありえない程のグルーヴがホール内に発生し、ここにvolcano 07は終了いたしました!!

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 終演後も、熱気に溢れたオーディエンスの皆さんはなかなか会場を後にすることなく、この日の特別なライブの余韻に浸っておりました。また、特設販売ブースにはこの日出演したアーティストも顔を出し、沢山のファン達と交流していました。素晴らしいメンバーの揃ったこの日のロックフェスですが、こんなに身近にアーティストを感じる事ができるなんて、なんだかステキですよね?もちろんこの翌日、鹿児島で行なわれたvolcanoもこの日同様に盛り上がりに盛り上がったようで、また来年の開催を楽しみにしながらアーティストさん達、もちろんお客さん方も満足されたようです。
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この様に大盛況に終わった「volcano 07」果たして、来年はどんなアーティストが参加し、南九州をさらにアツく盛り上げるのか。これからもSR FACTORYさんの動きには要注目ですよ☆

投稿者 blogpawanavi : 17:38 | コメント (0) | トラックバック

2006年12月12日

BLACK BOTTOM BRASS BAND "LIFE is PARADE TOUR" [ ライブハウス ]

 突然ですが皆さん、お祭りはお好きですか?いきなりこんな質問から始まりました今回のライブレポート。なぜこんな質問を…?とお思いかもしれませんが、実は今回ご紹介するバンド、まさにお祭りのようなライブ!と呼ぶのがピッタリの、楽しくて体が勝手にノリまくってしまうライブを魅せてくれるすんごいバンドなんです!そのバンドとは、3・2・1・ワッショイ!!が合言葉のBLACK BOTTOM BRASS BAND(ブラックボトムブラスバンド)!!5本の管楽器とスネアドラム+バスドラムの打楽器で構成されるこのバンド、なんといっても彼らの一番のウリは「パレード」!楽器の構成を見ても分かるとおり生音でも充分楽しめる事もあって、全国各地のいろんなイベントに引っ張りダコなんです。商店街やショッピングモール等でのイベントにも出演の経験が多く、まさに「お祭り」という言葉がピッタリ♪また、自分達のライブ活動以外にも、本当にたくさんのアーティストさんとも競演されていまして、そんな事からも彼らの音楽性の高さを窺い知ることが出来ます。そんなBLACK BOTTOM BRASS BANDが、12/2に宮崎市にありますWEATHER KINGにてライブを行いました。今回のライブレポートではその日の模様をお伝えしようと思います!「ワッショイ!」という言葉がよく似合う、本当に楽しいライブでした☆
(レポート:木原ケイ)

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BLACK BOTTOM BRASS BAND "LIFE is PARADE TOUR"
開催日:2006年12月2日(日) 
会場:WEATHER KING
取材協力:GAKUONユニティフェイス

BLACK BOTTOM BRASS BAND公式ホームページ↓
http://www.j-welnet.com/bbbb/

☆以前のBLACK BOTTOM BRASS BAND関連レポート☆
JUPITER音楽祭2005
UMK PHOENIX JAM Night2004

 B.B.B.B(BLACK BOTTOM BRASS BANDの略)は基本的にインストバンド。という事で当日はオープニングアクトとして、インスト繋がりという意味も込めて地元宮崎のオーセンティックスカバンド"WAVE ISLAND"が出演されました。コチラのバンド、昨年は日本有数のスカのバンドが出演する「BIG SHOT」というイベントにも出演。全国的に通用する実力を持つバンドです。この日はレゲエの名曲「Don't Worry Be Happy」のスカバージョンやオリジナル曲を披露してくれました。会場内はいい感じに盛り上がり、いよいよ本日のメインゲスト、B.B.B.Bの登場となりましたっ☆

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 毎回趣向を凝らしたステージを行っているB.B.B.Bの皆さん。本日もやっぱりやってくれました♪会場後方の観客入り口から、パレード方式で「マーチング」を演奏しながらの登場です!いやぁ〜、いつ見てもこのパレードは見ている側を楽しくさせてくれます☆すぐ側で生音に包まれながら音楽を楽しめる。これこそまさに「生」=「Live」!この後のステージングも非常に楽しみです!!

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 ライブでは前半から「We are groovy,Like a sunshine!」というフレーズを会場の全員で輪唱のようにして歌った「こんにちは」や、B.B.B.Bの代表作ともいえる「ワッショイブギ」が飛び出し、観客も一体になってライブを楽しんでおります。B.B.B.Bと会場の全員で「ワッショイ!」と叫ぶのは、非っ常ぉ〜〜に気持ちがいい!!このテンションで、果たして最後まで持つんだろうか?と思わせる程に前半から飛ばしまくりです。。

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 今回のツアーでは、ニューアルバム「LIFE is PARADE」のナンバーを中心に披露しているB.B.B.B。ライブ中盤では沖縄の雰囲気が心地よく伝わる「ハイサイマンボ」やあの鬼平犯科帳のテーマsongを彼ら風にアレンジした「鬼平」、またローリングストーンズの代表作「サティスファクション」等も演奏されました。

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 そしていよいよライブは佳境へ突入!「三宮RUDE BOYS」では、曲の途中のコーラス部分を宮崎の名物の名前に変更して会場と共に歌い、その後は夜の浜辺を連想させる「潮騒のテーマ」。そして彼らの生まれ育った神戸をイメージした「We Love KOBE」で本編は終了!…したんですが、すぐにアンコールの声がかかり、一旦ステージをハケたと思ったらあっという間に戻ってきてくれました☆

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 アンコールでは、会場から「今日誕生日なんです!」という声が上がり、B.B.B.B流の「HAPPY BIRTHDAY」を演奏!メンバーは全く予定になかった様ですが(笑)、まるで用意していたかのように素晴らしい演奏を披露してくれました!これは嬉しいプレゼントですね☆その後、人間のほとばしる情熱を思わせる「月に吠える」を演奏し、いよいよ本日ラストの演奏へ!もちろん最後は「パレード」がバンドのスタイルだけに、客席に下りての「聖者の行進」は、クリスマスも近い事もあってこの時期にピッタリなオーラス曲となりました!!

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 どうでした?この日のライブ。卓越した演奏技術を持つB.B.B.Bの皆さんは、フジロックに代表される全国での夏フェス会場で大人気なのはもちろんの事、学校などでライブを披露すると共に楽器のレクチャーなどもなさっている様です。また、昨年発生したアメリカのニューオリンズでの水害発生時にも日本国内で募金活動を行い、現地で復興支援ライブを行うなど様々な活動を行われているようです。トランペット、トロンボーン、テナー、ソプラノ・アルト・バリトンサックス、そしてホルンとスネアドラムにバスドラム。いわゆる弦楽器の類は使わずに、管楽器のメロディーと打楽器のリズムのみのニューオリンズスタイルでの演奏を行うB.B.B.B。知っている曲も彼らが演奏すると全く違う様に聞こえてしまうんですが、管楽器特有のゴージャス且つユーモアに溢れた音色が奏でる音楽は、楽しさや喜びの感情が高ぶらずにいられません。「ワッショイ」と「パレード」という2つの大きなテーマを掲げライブを行うB.B.B.Bのライブでは勝手に体が踊ってしまう感覚に陥ってしまいます。。次にまた宮崎にライブに来られる時には、ぜひ多くのみんなで「パレード」を楽しみつつ、「ワッショイ!」と両手を空に高く上げて素晴らしい音楽を楽しみましょう!!

投稿者 blogpawanavi : 06:39 | コメント (1) | トラックバック

2006年09月21日

WEATHER KING 10周年記念 2DAY'S LIVE EVENT [ ライブハウス ]

 9月17日(日)18日(月祝)、宮崎市にあるライブハウス「WEATHER KING」では、オープン10周年を記念するライブイベントが開催されました。二日間に渡り行われた10周年記念ライブには、県内各地よりオープン当時から付き合いのあるベテランバンドから、これから本格的な活動を開始しようという若手バンドまで総勢22組が集まりオリジナリティ溢れるパフォーマンスで「おめでとう!」の気持ちを表現し会場を盛り上げました。このイベントは本来なら同日に都農ワイナリーの野外特設ステージで行われるはずでしたが、台風13号の影響により野外での開催が不可能となり「WEATHER KING」での開催となりました。オーナーの玉井さんの話しによると「うちが大きなイベントを開催する時はいつも台風がくるんですよ、名前がいけないのかな・・・?」との事・・・。ちなみにWEATHER KINGとは「天気」とはいうものの、空の天気ではなく「気分・機嫌」「お調子者」を意味するそうです。キングというぐらいだから、そうとうな「気分屋さん」なわけで、大きなイベントの時はご機嫌斜めの事が多いようですね(笑)・・・。という事で、今回は悪天候が予想される中、たくさんのバンドとお客さんで賑わった、2DAY'S LIVEの初日にあたる9月17日の模様を、出演バンドからの「10周年おめでとうメッセージ」を添えてご紹介したいと思います。
文:松田秀人 撮影:甲斐英利

ライブ風景 ライブ風景

(※誠に申し訳ございませんが、9月18日の模様に関しましては出演バンド名のみの掲載とさせていただきます。ご了承のほどよろしくお願いいたします。)

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●17日の会場風景

会場風景 会場風景
会場風景 会場風景
会場風景 会場風景

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●バンドからのおめでとうメッセージ!
※出演順

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DRUNKEN MASTER

DRUNKEN MASTER DRUNKEN MASTER
DRUNKEN MASTER DRUNKEN MASTER
バンドからのコメント〜Shiiba/Vo Gu
 このたびは10周年おめでとうございます!僕たちのバンドは、WEATHER KINGにお世話になってから3年ぐらいなのですが、今回の10周年記念2DAYライブの初日のトップを飾れて本当に嬉しいです!ぜひ、20周年時も一発目はDRUNKEN MASTERでお願いします。それまで僕たちもしっかりとバンドを続けていきます。 

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BANJAX
BANJAX BANJAX
BANJAX BANJAX
バンドからのコメント〜そうしろう/Vo
 WEATHER KINGでの思い出は、なんといっても玉井さんの結婚式で、玉井さんがドラム叩いているときですね!あんなに幸せそうにしている玉井さんをはじめて見ました。とても印象に残っています。オヤヂになってもずっと続けてくださいね!PS:うちのギタリストは玉井さんに似てます・・・・・。

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山猿
山猿 山猿
山猿 山猿
バンドからのコメント〜トシ/Vo
 まずは10周年おめでとうございます。実は山猿を結成して初めてのライブハウス経験がWEATHER KINGで、その時「これがライブハウスか」と感動した思い出があります。これからも20周年、30周年記念ライブに参加できればと思います。大変だと思いますが、宮崎・・・そして延岡のミュージックシーンもひっぱっていってください!

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ZA-OZZ
ZA-OZZ ZA-OZZ
ZA-OZZ ZA-OZZ
バンドからのコメント〜ツカダ/Vo Gu
 10周年おめでとうございます。WEATHER KINGとの付き合いは約3年になります。横道坊主のオープニングアクトをやらせてもらってから、バンド仲間が増えた事が一番の思い出です。また、これからも10年、20年と頑張っていきましょう!

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凡 凡
凡 凡
バンドからのコメント〜コウダ/Vo
 旧WEATHER KINGで凡が始まり今日に至ります。凄く有名なバントとブッキングさせてもらい緊張した事とか、たくさんの思い出があります。WEATHER KINGに育ててもらった僕たちが、僕たちなりの恩返しを考えたとき、ここで学んだ様々な経験を糧にし、これからも真剣にバンド活動をつづけていくことだと思いました。10周年おめでとうございます。これからもよろしくお願いします。

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SUN BURST
SUN BURST SUN BURST
SUN BURST SUN BURST
バンドからのコメント〜オオイシ/Gu
 このたびは10周年おめでとうございます。とにかく我らは毎月のように出演させてもらい、ここで成長していったバンドなので思い出がありすぎてひとことでは語れません。これからも今まで同様にお世話になると思いますので、これからも頑張ってくださいね!

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VOICE SIN DIRECTION
VOICE SIN DIRECTION VOICE SIN DIRECTION
VOICE SIN DIRECTION VOICE SIN DIRECTION
バンドからのコメント〜ユミエ/Dr
 WEATHER KINGにはオープン時からお世話になっています。10年前にオープン告知のチラシを配った記憶があります。その時から、もう10年もたったなんて信じられません。これからもバンド達の心のよりどころとして、20年、30年と続けてくださいね!10周年おめでとうございます!そして、ありがとうございます☆

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THE SUS (+MC:MURA=LEFTY)
THE SUS THE SUS
THE SUS THE SUS
バンドからのコメント〜手島/Vo Gu
 THE SUS結成以前から既に存在していて、今も宮崎には欠かす事のできないライブハウスとなっているWEATHER KINGの10周年記念イベントに出演できて光栄です。今回は悪天候という事で、会場が都農ワイナリーからWEATHER KINGになりましたが、ホームタウンが延岡のうちとしては、いろんな意味で忘れる事のできないライブとなりました。これからも嵐に負けない強いライブハウスであってください。僕らも頑張ります。10周年おめでとうございます。

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SKANK★
SKANK★ SKANK★
SKANK★ SKANK★
バンドからのコメント〜サオリ/Vo
 10周年おめでとうございます。SKANK★自体は2年前からお世話になっているんですけど、個人的には4年ぐらいになります!私たちのバンドは管楽器があるのですが、いつも音のバランスに気を使ってくれるのでとても演奏しやすいです。ありがとうございます。10周年といわず50周年目指して頑張ってください☆その時私もちゃんと歌ってますから(笑)。

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BLASH
BLASH BLASH
BLASH BLASH
バンドからのコメント〜シンヤ/Vo Gu
 WEATHER KINGは僕たちを成長させてくれたライブです。これから10年先もここで歌えたらいいな〜と思っています。10周年おめでとうございます。
バンドからのコメント〜エリカ/Vo
 10周年おめでとうございます。WEATHER KINGは大好きなライブハウスです。これからもよろしくお願いします☆

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●18日出演バンド
(出演順)

SPICA
AIR GROOVE
GOP
GLICO's Market
ガドリングスガバンド
HAPPY herb PIZZA
泣虫パンチ
TORU
BIRD YEARS
スポンジポンヂ
なわや
ARISING SUN

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●スタッフのコメント

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オーナー:タマイさん
タマイさん
コメント
 あいにくですが台風13号の影響で会場が変更になってしまいました。本当は都農ワイナリーの特設野外ステージで開催する予定だったので、できればみんなのためにも晴れてほしかったですね・・・。ライブハウスの名前に「ウェザー」っていう言葉が入っていながら、いや、いるためか?大きなイベントの時は必ず台風や大雨に当たってしまうんです。オープニングレセプションも台風だったし、オレンジレンジが出演したFM-Qリーグのイベントもでした。まあ、ウェザーとはいうものの、ウェザーキングの本当の意味は「気分屋」「お調子者」なんです。そんな「お調子者」がやっているから、天気のほうも気分でコロっと変わってしまうのかもしれません。でも、今回出演してくれたバンドたちや、いつも付き合いのあるバンドならびに関係者の皆さんには本当に感謝しています。めでたく10周年を迎えられたのも、そんな皆さんに支えられてきたからに他なりません。これからも、いろんな出来事がおこるでしょうが、どんな天気の時でもめげずに頑張っていきたいとおもいますので、今後ともよろしくお願いします。今回、実行できなかった野外ライブに関しても、めげずに再度企画します。できれば来年の春頃の開催を目指して頑張ります。さらに只今、延岡にWEATHER KINGをオープンするべく奮闘中です!また詳細が決定したらお知らせしますので、そちらも合わせてよろしくお願いします。

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ブッキング担当:ウエダさん
(VOICE SIN DIRECTION/Vo Ba)
ウエダさん
コメント
 WEATHER KINGでは年間を通して、かなりの数のバンドがライブを行います。時代によってバンドシーンも変化していくのでしょうが、昔はライブハウスも少なく、手軽に演奏を聞かせる場がなかったので、出演者とお客さんがひとつになってライブイベント自体を作り上げていたように感じられます。「どうにかしてライブがやりたい、演奏がしたい!」という気持ちが見ている側にもヒシヒシと伝わってきました。しかし今の宮崎のバンドシーンを見ると、ライブハウスの数が増えた事によってバンドのほうが自由にライブハウスを選べる時代となりました。また、コンピューター技術の進歩からCD等の音源製作も個人レベルで簡単に、安価でできるようになりました。インターネットなどを活用すれば、自分たちの作品を多くの人にあまり苦労せず聞かせる事ができる環境が整ったといえます。15年前と比べればかなりの違いがあります。その反面、あまりに簡単にステージに上がれたり、音源が作れたりしててしまうため、バンドにとって一番大切な「バンドスピリット」を確立する機会が少なくなった事は事実だと思います。実際はこのスピリットがしっかりしていなければ、いいライブはできないと思います。現代はバンドも多様化し間口も広くなった分、自由度は増してしるのでしょうが、そんな大切な「バンドスピリット」を先輩達からじっくりと受け継ぐ仕組みもなくなってしまっているのです。だからこそ、WEATHER KINGとしては、今後、全国に羽ばたきたいという夢を持った若いバンドマン達に、演奏する場だけでなく「バンドスピリット」も伝えていきたいと思っています。そして、バンドのみなさんが、振り返った時に「いい経験を積むことができたな〜」と思ってもらえるような、質の高いライブハウスを目指して頑張りたいと思います。地元のバンドが盛り上がる事で店のレベルが上がり、店のレベルが上がることでいいバンドが育ち、また地元が盛り上がる・・・そんな、意味のある連鎖を期待しています。今後は20周年に向けて、ブッキング担当としてもプレイヤーとしても、精一杯頑張りますのでよろしくお願いします。

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音響担当:キヨシさん
キヨシさん
コメント
 ここで音響をやるようになって4年が過ぎました。本当にいいバンドが多く、こちらのほうが鍛えられたといっても過言ではありません。今はバンドの人達と楽しい時間を過ごさせてもらっています。そんな時間を過ごせるのもWEATHER KINGがあるからだと思います。今後も、カッコイイバンドにたくさん集まってもらえるような店造りを心がけ、もっともっと、音響という仕事を楽しみたいと思います。そして現場では、できる限りいい音で演奏してもらい、またお客様には楽しんでもらいたいので、僕も自分が感じた事を素直にみなさんに伝えますので、みなさんもどんどん意見をぶつけてきてください。一緒にカッコイイバンドサウンドを作っていきましょう!これからもよろしくお願いします。

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■WEATHER KING公式ホームページ↓
URL:http://weatherking.org/

■WEATHER KING 10周年記念 2DAY'S LIVE EVENT告知↓
URL:http://www.pawanavi.com/human2/archives/2006/09/weather_king_sa.html

投稿者 matsuda : 11:34 | コメント (0) | トラックバック

2006年09月19日

Fried Pride LIVE in MIYAZAKI [ ライブハウス ]

 8月30日(水)、宮崎市「SR-BOX」では、宮崎初ワンマンとなる「Fried Pride」のライブが行われた。今年の6月21日に6枚目のニューアルバム「Musicream」がリリースされたばかりという、絶好のタイミングだけに"フラプラファン"としては嬉しいばかり!さらにこの日が九州沖縄ツアーの最終日だったこともあり、ステージ上のパフォーマンスも最後の追い込みとばかりに冴え渡っていた。そんなことから、会場はライブ開始と同時に異様な興奮につつまれ大合唱の連続!大ホール並の盛り上りを見せた。演奏もヴォーカル&ギターという実にシンプルな最小ユニットながら、「Fried Pride」に詰まっている底なしのアイデアを感じ取る事ができた!「6枚目にして初の日本語に挑戦!」と表記のあるニューアルバムからも井上陽水の「リバーサイド・ホテル」やゴスペラーズの「永遠に」を独特のアレンジで披露!とにかく二人で何でもこなしてしまうFried Prideの魅力は、ヴォーカルShihoの日本人離れした変幻自在かつ背骨から搾り出すようなソウルフルな歌声に加え、世のギターヒーローをミックスジュースにしたような横田明紀男の超絶ギターが絶妙にからみあい、技術と情熱をぶつけあうスリリングな展開がてんこ盛りされているところだろう。そんな事から、多分にテクニカル色の強いステージをイメージしがちだが、間近でみる「Fried Pride」のライブは、「あの曲のこのテクニックが・・・」なんていうのが恥ずかしくなってしまうほど情熱的だった。変な表現かもしれないが、勢いにのったどんな若手アーティストより、新鮮で活きがよかったと感じる事ができた。今回のレポートで「Fried Pride」のお二人の「活きのよさ」がちゃんと伝わるか心配でならない・・・。
文:松田秀人 撮影:甲斐英利
 
Fried Pride Fried Pride

■Fried Pride公式ホームページ↓
URL:http://www.friedpride.com/
■ビクターエンターテイメントFried Prideホームページ↓
URL:http://www.jvcmusic.co.jp/friedpride/
■Fried Prideブログ「フラリプラリ」↓
URL:http://yaplog.jp/friedpride/

開催日:2006年08月30日(水)
会場:SR-BOX
取材協力:株式会社ホリプロ ガクオンユニティフェイス

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●ニューアルバム 「Musicream」

 Fried Pride待望のニューアルバムは、6枚目にして初の日本語に挑戦!JAZZ/ROCK/POPというカテゴリーを遥かに超越した“フラプラ流POPアルバム”完成!!

Musicream

「Musicream」
VICJ-61356
\3,000(tax in)
2006.6.21 RELEASE

01. 君の瞳に恋してる(Boys Town Gang)
02. リバーサイド・ホテル(井上陽水)
03. 接吻 KISS(Original Love)
04. Nightbirds(Shakatak)
05. Words With Wings(Fried Prideオリジナル曲)
06. Get Down To Me(Fried Prideオリジナル曲)
07. Midas Touch(山下達郎)
08. 永遠に(The Gospellers)
09. Higher Ground(Stevie Wonder)
10. La La Means I Love You(The Jackson Five)

※アルバムに関する詳細はこちらをクリック!試聴可能です
■ビクターエンターテイメントホームページ↓
URL:http://www.jvcmusic.co.jp/friedpride/

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● プロフィール

Fried Pride

「Fried Pride」
 類まれなる歌唱力と表現力を併せ持つハートフルヴォーカリストShihoと、超絶技巧のスーパーギタリスト横田明紀男の二人からなるジャズを超えたジャズユニット。2001年9月、日本人初の米国コンコード・レーベルからアルバム「Fried Pride」でデビュー。日本人離れした歌唱力とアルバムクオリティーの高さ、誰にも真似できないギタープレイで各方面から大きな注目を浴びる。その後、定期的にアルバムを発表。2004年8月にリリースした4thアルバム「That's my Way」ではグラミー賞アーティストでもある"マーカス・ミラー"、"ギル・ゴールドスタイン"、"マイク・マイニエリ"と共に作品を製作。この作品をきっかけに本格的に海外での活動をスタートさせた。現在までに米国ニューヨーク・ブルーノートをはじめ、数々の海外公演やイベントに出演する。2005年5月リリースの5thアルバム「two,too」でも更なる進化を魅せオリコンジャズチャート3位を記録。常に現在に満足せず、新たな可能性に二人で挑戦し続け、独自のサウンドやプレイスタイルはもちろん、ワールドワイドな活動を積極的に行い、多くの人々を魅了している。そして、いよいよ初の日本語に挑戦した6枚目のアルバム「Musicream」を2006年6月21日にリリースした。
 
■さらに詳しいプロフィールはこちら↓
(Fried Pride公式ホームページ"profile"より)
URL:http://www.friedpride.com/body/profile.html

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●ライブ風景
会場:SR-BOX

 2001年、初の日本人アーティストとして名門ジャズレーベル「コンコード」から1stアルバム「FRIED PRIDE」でデビューして以来、毎年1枚づつアルバムを発表し、今年6月21日にリリースしたばかりのニューアルバム「Musicream」を引提げての、宮崎"初"ワンマンとなった今回のライブだが、私個人的には数年前に宮崎の野外イベント「UMK PHOENIX JAM Night」でライブを体験している。確か当時は1stアルバムを聞いて「なんだこの凄い人達は?」とか言っているところにタイミングよく「宮崎に来るみたいですよ〜」という情報が入り、宮崎でも頻繁に1stのジャンピング・ジャック・フラッシュなどが流れはじめていた・・・。さらに何かの番組でディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」を演奏しているのを見て「リッチーの影なんかありゃしない・・・女性Voも、こりゃ〜えらくカッコイイぞ・・・」と、生"フラプラ"を見るのを心待ちにしていた記憶がある。たぶん、3rdに収録されたスモーク・オン・ザ・ウォーターはラジオからも頻繁に流れてはいなかったので、アルバムでいうと2nd発売直後の2002年ではなかったろうか?しかし、JAM Nightの野外ステージは大きかったので、"フラプラ"の表情までは確認できなかったが、それでも、二人の表情を感じたような気になれたので「流石だな〜」と思った。

Fried Pride Fried Pride

 そんな、思い出の"フラプラ"をもっと近くで熱く体感できる機会が来た!8月30日(水)宮崎SR-BOX!「今度は顔のシワの1本1本までしっかりと見てやろう!」そんな事を心に決めながら、延岡から宮崎に向かう間、車の中ではずっと「Musicream」を聴いていた。今回は「日本語に挑戦!」とのキャッチコピーがあったのだが、よくよく考えてみると日本人が日本語に挑戦というのもおかしな話だ・・・。しかし、いざアルバムを聴いてみると「なるほど!」と、あらためて思わせてくれるほど"フラプラ"の楽曲は世界に向けられている。決して日本人に向けられた日本語ではなく、日本を含めた世界の人々に日本語のメロディーを紹介しているのである。何故か4曲目のシャカタクの「Nightbirds」から5・6曲目のオリジナル、そして7曲目の山下達郎「Midas Touch」への流れに妙にはまってしまい、何度も4〜7曲目を聞き返した。そうこうしているうちに、SR-BOXに到着。スタッフの方と取材の打ち合わせを済ました後、時間があったので一旦外に出て開演ギリギリに会場に戻ると、すでに座席は満席で一部立ち見も出ていた。BGMが止まり、開演となった・・・。ブルーのライトの中に現れたヴォーカルのShihoさんは、以前のイメージとは違うロングヘアー!英語の歌を歌っていると、まるで外国人アーティストを見ているよう。ショートの時よりもロックミュージシャンっぽくてワイルドに感じられる。ブログ(フラリプラリ)の中で髪型が徐々に変わったのは知っていたが、今回のロングはまったく想像していなかったので、とても新鮮でカッコイイ!もしかしたら又、髪型がかわるかもしれないので、ロング時のShihoさんを見れたのは個人的にラッキーだったかも。ギターの横田さんはいつもの横田さんだったので安心した。

Fried Pride Fried Pride

 ・・・と、もの思いにふけって?いると既に1曲目が始まっている・・・。曲はスティービー・ワンダーのパート・タイム・ラバー!二人は以前見たJAM Nightの大きなステージと違い、ライブハウスの小さなステージの上でイスに腰掛け演奏しているのだが、これが何故か?ステージ狭しと動きまわっているように見えるから不思議・・・。ヴォーカルの声も、マイクを通しているのか生声なのか分からないくらい迫力がある。そして超絶技巧ギターの演奏はいつもの如く素晴らしい!自分の中では「超絶」などという言葉で済ましてしまうのが恥ずかしいのだが、超絶は超絶なので「超絶」と書いた!

Fried Pride Fried Pride

 初めて間近に見る"フラプラ"を前にいろいろと思いをめぐらせていたら、1曲目が終わってしまった。2曲目のララ・ミーンズ・アイ・ラブ・ユーはニューアルバムにも収録されている誰もがどこかで一度は聴いた事がある曲。まだ2曲目だというのに会場が大合唱になっていた。Shihoさんの宮崎ライブ第一声が「プリーズゆびパッチン!」だったのには、思わず噴出してしまった・・・。

Fried Pride Fried Pride

 曲間のMCでは横田さんに「アキオコール」まで起こり、変に盛り上がっていた(笑)。そんな客席に向けて、お二人はこんな事を言っていた。

Shihoさん:「みなさんこんばんは!今回は宮崎初のワンマンライブという事なんですが、実はワンマンというのが初で、宮崎でのライブは2回目です。3〜4年前にUMK PHOENIX JAM Nightという野外イベントに出演したんですが、その時は台風の影響で外出できませんでした。だから、昨日やっと宮崎の街に出て、名物の地鶏のもも焼きを食べました!初のワンマンライブだったので、いろいろ心配な事もあったけど、こうしてみなんさんが集まってくれて新しい出会いがあるのが嬉しいです。みなさんリラックスしてくださいね!私も、ここ私ん家ィ〜☆ぐらいでやってますから!」

横田さん:「アキオコールありがとう!でも、ヨコタコールはあるけど、アキオ、アキオっていうのは小学校の運動会以来のレアな出来事です。前回、宮崎に来た時は台風だったけど、今回は天気がよくてよかったです」

 このほかにも横田さんは、低くて渋い声ながら、微妙に面白いギャグを連発していた。

Fried Pride Fried Pride

 この日の5曲目は、4thアルバムのトップを飾るオリジナル曲「ザッツ・マイ・ウェイ」!演奏する前にShihoさんが「この曲は今日SR-BOXにいらしている女性の皆さんだけにおくります」とコメントし、この曲にこめられた「これが私のやりかた!」というメッセージを、客席の女性達に熱く投げかけると、会場にいた女性達だけが"ザッツ・マイ・ウェイ"をShihoさんと一緒に歌い始めた・・・興味本位で男が覗き見するにはちょっと近寄りがたい空間が出来上がっていたようなので、この時ばかりは会場にいた男性陣は横田さんのギターにすがるしかなかった。さらにライブ後半ではニューアルバムから日本語の曲「リバーサイド・ホテル/井上陽水」と「永遠に/ゴスペラーズ」の2曲を演奏した。思えばShihoさんの日本語をコレだけじっくり聴いた事があっただろうかと思った。もちろん日本人だから日本語が上手いのは当然(笑)だが、単に日本語の歌を日本人向けに歌っているのではなく、世界に通じる日本語をメロディーにのせて体の中から搾り出しているように思えた・・・。

Fried Pride Fried Pride

 もちろん横田さんの「超絶」ギターソロ(ステラ・バイ・スターライト)も見逃せない!上記でも超絶について書いたが、近くで横田さんを見ていて感動したのは、あれだけのテクニックをライブ演奏で見事に披露しながら、テクニックより数歩前に必ず「パッション」が感じらる事!そんな事からShihoさん同様に、横田さんも日本人離れしている。きっと海外のスーパーギターヒーローのようにテクニックだけでなく超絶パッション?が体中を駆け巡っているのだろう。そういえば、ライブ後に横田さんと話す機会があったので、いろいろと質問してみたのだが、その中で特に印象的だったコメントは「だれも未来の事はわかりません。明日も今日と同じようにステージにたっていられる保障はないんです。だから今精一杯の演奏をする!自分たちの熱い気持ちを演奏でしっかりと観客に伝えキル!これがFried Prideの活動の原動力に繋がるんです」というもの・・・。確かに二人からは演奏に対する情熱が技術以上に伝わってきた。横田さんは私もよくギター専門誌などで拝見するのだが、今度なにかの専門誌で「超絶・情熱ギタリスト」の特集を組む時は真っ先に日本代表で横田さんをあげてもらいたいと思った。そしてライブ終演直後に、この記事用のライブ風景を撮影していた同僚と話した事なのだが、「Shihoさんて、横田さんが長いギターソロを弾いているときもメチャメチャ存在感あるよね」と私・・・。すると同僚のカメラマンが「なんかね、写真撮ってても、ギターの後ろにShihoさんがいないと落ち着かないっていうか、おさまりが悪いっていうか・・・とにかく、ちゃんと二人で絵が出来上がってるんだよね」と語っていた・・・。かといってソロの間中、Shihoさんがダンスをしているわけでもなく、ただ横田さんに向かって微笑んだりしているのだが、その表情が半端ではない!ライブ中のMCでも横田さんの事を「私が世界で一番好きなギタリストです!」と語っているように、ステージ上でも、横田さんのギターソロが始まると、まるで熱烈なファンのような眼差しを、横田さんに投げかけるのだ(右上画像)・・・。だから、そんな光景を見ているこちらまで、何故かいい気持ちになってしまうのである。きっと、TVなどのグルメレポートで美味しそうに食べる人を見ているだけで、お腹がすいてくるのと一緒なのかも知れない。とにかく、そんな光景がとても印象的だった・・・。ライブの終盤は「ワーズ・ウィズ・ウィングス」や「ディグ・イット」といったオリジナル曲を演奏し、アンコールでは「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」「クロウス・トゥ・ユー」を歌いつつ、「メッチャ楽しかったです!本当は明日の朝までやりたいけど」という言葉を残して二人はステージを後にした。

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■セットリスト
注)☆印はオリジナル曲、★印は「Musicream」収録曲

1 パート・タイム・ラバー/スティービー・ワンダー
2 ★ララ・ミーンズ・アイ・ラブ・ユー/ザ・デルフォニックス
3 ファンタジー/アース・ウインド・アンド・ファイアー
4 フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン/ジャズスタンダード
5 ☆ザッツ・マイ・ウェイ
6 Gt Solo(ステラ・バイ・スターライト)
7 リオ・デ・ジャネイロ・ブルー/フレディー・コール
8 リボン・イン・ザ・スカイ/スティービー・ワンダー
9 ★リバーサイド・ホテル/井上陽水
10 ★永遠に/ゴスペラーズ
11 ★☆ワーズ・ウィズ・ウィングス
12 ☆ディグ・イット
EC1 ジャンピング・ジャック・フラッシュ/ザ・ローリング・ストーンズ
EC2 クロウス・トゥ・ユー/ザ・カーペンターズ

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●握手&サイン会

 ライブ後のひとコマ・・・。

握手&サイン会 握手&サイン会

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ファン ファン

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■JOY-FM 耳恋スタッフと
 ライブの前日、Fried Prideのお二人が出演したラジオ番組JOY-FM「Radio Paradise 耳が恋した」のパーソナリティー、シローさんとアキさんが応援に駆けつけた!

耳恋スタッフ

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●メッセージ

最後にFried Prideのお二人から、宮崎のファンに向けてメッセージをいただきました!

Fried Pride

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Shihoさん:「本当なら週一でやりたいぐらいです!今日が私たちの九州沖縄ツアーの最終日だったんですけど、みなさんが暖かく迎えてくれて嬉しかったです。みんなシャイなのかな〜と心配していたんですけど(笑)ライブもとても盛り上がり、いい最終日が迎えられました。今回はニューアルバム"Musicream"リリース直後という事なので、宮崎のみなさん!宮崎にピッタリの1枚"Musicream"ぜひ、よろしくお願いします。ドライブするにはピッタリのアルバムです☆」

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横田さん:「九州を何箇所かまわって感じたのは、九州の人ってその土地土地で個性的なカラーを持ち合わせているので、九州男児とひとくくりできません。とにかく地場に根ざしたアイデンティティを持った人が多い事です。そして、1度でもライブを観に来てくれて、知ってくれると、とても暖かく接してくれます。だから、僕達の音楽は、そんなみなさんにとっての"気持ちいい風"になれたらいいな〜と思っています。

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 Fried Prideのお二方に関係者の皆様、取材にご協力いただきまして誠にありがとうございました。今後の御活躍を楽しみにしております。

投稿者 matsuda : 11:09 | コメント (0) | トラックバック

2005年05月23日

PE'Z REALIVE TOUR 2005 春〜テノナルホウエ〜 [ ライブハウス ]

 さあ〜今回は4月26日に宮崎ウェザーキングで開催された、
"PE'Z  REALIVE TOUR 2005 春〜テノナルホウへ〜"の模様をお届けします。今回のツアー前には、オランダの世界的レーベルロードランナーへの移籍第一弾アルバム"つくしんぼ"を発売したばかり。PE'Z に対する世界的な期待度も高まる中でのライヴとなりました。それでは、早速レポートをご覧下さい!
(レポート:パワナビ☆ケイ)

pz.jpg

ライブの詳細はこちらをクリック

投稿者 blogpawanavi : 23:07 | コメント (0) | トラックバック

2005年05月13日

DOPING PANDA Toyr 05 CABARET GOLDEN NIGHT [ ライブハウス ]

 3月30日、宮崎市のSR BOXで開催された”DOPING PANDA Toyr 05 CABARET GOLDEN NIGHT”!実にたくさんのお客さんで賑わい、開演前から長い列ができていました。”DOPING PANDA”自体、初の宮崎ライブということで地元ロックファンの注目を浴びているのは確かですが、この日の豪華ゲストにも注目は集まります。そのラインナップ見れば納得といった感じでしょうか!さらに出演5バンドが全て3ピースというのも偶然といえば偶然ですが、非常にロックしていていい感じです。
(レポート:☆パワナビ松田)

dopingpanda.jpg

ライブの詳細はこちらをクリック

投稿者 blogpawanavi : 23:02 | コメント (0) | トラックバック


その他のエントリ
陣内大蔵 Taizo's Night in 日向 2005年03月21日 22:47


Project OA LIVE 2004年11月20日 21:22




Char LIVE in MIYAZAKI 2004 2004年06月11日 19:36




No Regret Life Tour '04 2004年03月07日 19:08


WKカウントダウンライブ 2004年01月08日 18:30


「終わらない歌」in九州 2003年09月01日 16:51



BEATS BASH! at WEATHER KING 2003年01月13日 13:32



SR-BOX OP記念 GO!GO!7188LIVE2002 2002年11月20日 12:57



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