競馬”G1″予想 – 2014 -『有馬記念』


投稿:2014.12.27

パワナビ松田の予想

◎ジャスタウェイ
○エピファネイア
▲ラストインパクト
△ジェンティルドンナ
☆ゴールドシップ

 実力馬の叩き二戦目ということで、ジャスタウェイが本命。遠征帰りで調整が難しいとされるJCでも、エピファネイアにうまく立ち回られたものの、安定感のある走りで2着を死守。ここ2戦で長距離もこなしているし、メンバーも揃い、世界1の実力をしっかりと示すには絶好の舞台となった。
 差のない対抗は、エピファネイア。展開次第では自分から動くこともできるし、距離も問題なく、昨年の菊花賞をみれば、JC同様に大きく抜け出すことも考えられる。
 最後でスルスルと伸びてきそうな目下2連勝中のラストインパクトが三番手。
 人気サイドとしては、中山コースが今回初となるジェンティルドンナ、そして勝つか負けるかがはっきりしているゴールドシップは評価を下げた。

 

パワスポ黒田の予想

◎ジャスタウェイ
○ジェンテイルドンナ
▲トゥザワールド
△ラキシス
☆ゴールドシップ

 サンデーサイレンスが日本に来たのが1991年。ノーザンテーストをはじめとしてノーザンダンサー系の種牡馬が、日本のサラブレッドの血統を一色に染めてしまいそうな時、ノーザンダンサー系に合う種牡馬として、日本に輸入されたのがサンデーサイレンス。それから2年、初年度産駒がデビューする直前、僕は社台スタリオンステーションでこの名馬と出会った。筋肉質でありながら柔らかな体、アスリートってこういうもんだなというのがその時の感想。一緒に見た大好きなトウカイテイオーが普通の馬にみえた。それぐらい強烈な印象だった。そのあと初年度産駒のプライムステージをみせてもらった。ゴムまりのような馬体、その時この種牡馬は日本の競馬を変えていくそんな予感がしていた。
 そして今年ついに、有馬記念すべての出走馬にサンデーサイレンスの血が……。しかも全出走馬が父内国産。2代までにサンデーサイレンスの名前がある。なんといってもディープインパクト産駒が7頭とはすごいことだ。サンデーサイレンスの遺伝子は日本の競馬を制覇した。
 そんなことから、今回は血統を重視して考えたい。
 ステイゴールドが種牡馬になるとき、この馬の子供は走る。そんな話をよく聞いた。競争成績はいまいちだったが、敗戦の多くは勝ち気な性格を抑えきれない結果が多かった。サンデーサイレンス産駒の多くは勝負根性を持ち、強い体を持っている。強い体とは走るために必要な骨量と筋肉のバランスで、調教により耐えうことが可能ということが言える。もちろん体の大きさも大切な要因となる。メジロマックイーンとの相性の良さも当然で、ロングディスタンスを我慢して集中力をもって走り続けたメジロマックイーンの精神力と体を、勝負根性抜群、そして長く故障なく走ったステイゴールドとの配合で補強した。有馬記念出走のステイゴールド産駒をみわたすとやはりゴールド シップの存在が大きいのに気付く。そして騎手は岩田、どちらかというと彼は馬を動かすタイプの騎手。日本No.1の騎手はやはり武豊だと思う。彼は数々の G1ホースとの出会いの中で、誰よりも馬をうまく走らせることが出来る。無駄なくぶつかることなく。ただそういう乗り方が岩田にできるかというとそれは少し疑問。
 大外枠にまわったオーシャンブルーは絶好調蛯名でも正面スタートの大歓声にかかってしまうのは明白、フェノーメノは田辺がやはり割引かもしれない。ということでステイゴールド産駒は今回は見送り。
 世界レーティング1位ジャスタウェイ、善戦ホース、ウインバリアシオン、ワンアンドオンリー。3頭が出走するハーツクライ産駒、特徴は乗り方の難しさ。相手を意識した騎乗が必要になる。ディープインパクトを負かした父同様、ターゲットを絞った時には強さを見せるが相手を間違えると惨敗。ジャスタウェイがどの馬をターゲットにするか、そこに勝負の分かれ目が…。ただ今回のレースやはり主役はジェンティルドンナ?そこが当たれば……。
 シンボリクリスエス産駒、エピファネイア、前走ジャパンカップでの勝ちっぷりから今回は主役の一頭に。確かに強かった前走、ただ相手をジェンティルドンナに絞り、前に立ち内を閉め相手を閉じ込め外に出すところを合わせて進路を変更して行き場を封じる。あんな乗り方はワールドクラスの騎手しかできない。しかも今回はシンボリクリスエス産駒苦手の右回り父同様脚の形は左向きの同馬。初乗りの川田はやはり割引。前に行くゴールドシップの存在もマイナスで今回は見送り。
 スズカマンボ産駒のメイショウマンボはやはり血統がというよりも牡馬との混合レースでの集中力がない。これもマイナーしゅっばの宿命なのかもしれない。
 キングカメハメハ産駒としては、トゥザワールド。もちろん前走は距離の壁、中山で距離短縮、W.ビュイック騎乗で穴馬の雰囲気が漂う。
 血統で今回は考えてきたが、残るはディープインパクト産駒。主役はもちろんジェンティルドンナとなるのだが、ここには大きな疑問が…。中山初出走。内枠を選んだドラフト。そして戸崎。ラストランにプラス要因が何もない。前走はあくまでも相手騎手にうまくやられた。前々走は騎手のミス。負け方ははっきりしてい ただけに。2番手はラキシス、初騎乗となるC.デムーロがどんな騎乗をするのか楽しみ。斤量が軽くなって切れ味の増すディープインパクト産駒では牝馬がねらい目。

結論
ジェンティルドンナをターゲットにしそうなジャスタウェイが本命。父と同じ舞台でディープインパクト産駒をなぎ倒す。そんな風景が浮かんだ。相手はディープインパクト産駒牝馬、最高傑作ジェンテイルドンナ、トゥザワールドがこれに続く。あとはラキシス、ゴールドシップが抑え。


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