「時間が無いんだけれど、とにかく龍馬&福山で盛り上がっているこの機会に長崎市内の有名観光スポットを体感したい！」という方のために、1日で効率よくまわれるルートを探しに行ってきました☆

　この二日間、仕事の打ち合わせ等で、パワナビ松田と甲斐の両名は、長崎県長崎市に遠征しておりました……。ちょうど台風9号の九州地方最接近と重なっていたこともあり、かなりの天候不良を覚悟していたのですが、結局、長崎県に到着してからは、まったくといっていいほど雨に降られることなく、長崎の町をまる一日ゆっくりと「さるく」（長崎弁で町をぶらぶらあるくこと）ことができました。
　さて、長崎市といえば、NHKの大河ドラマ『龍馬伝』の効果もあり、町中どこへいっても「坂本龍馬&福山雅治フィーバー」状態で、大変盛り上がっています。例えば300年の歴史を持つ長崎一の繁華街『浜町界隈』には『長崎まちなか龍馬館』が開設（2010年1月オープン・散策マップも充実しています！）されていたり、町のあちこちで長崎市出身の福山雅治さん扮する坂本龍馬のポスターを見かけたりしました。

　というわけで、「坂本龍馬&福山雅治ファン」にとって（そうでなくとも）今年は特別な年らしく、私達が取材を行ったこの日は、新学期スタート直後のウィークデーであり、しかも台風最接近という悪条件の中でありながら、それでもたくさんの観光客でにぎわっていました。
　そんなことから、私達も、坂本龍馬のパネル（グラバー園内）や像（長崎まちなか龍馬館前）の前で、このように記念撮影をする微笑ましい光景や、龍馬にあやかり、こんなポーズをとるハイテンションな観光客（すいません甲斐です）に何度となく出くわしました……？
　とにもかくにも、この秋「長崎旅行」をお考えの方、特に「あまり時間が無いんだけれど、とにかく龍馬&福山で盛り上がっているこの機会に、長崎の有名スポットを楽しみたい」という方は、実際に朝から夕方までの一日で有名観光スポットの数々をまわった私達の下記のレポートを参考に、行った気持ちになり、そして妄想をふくらませつつ、長崎旅行のシミュレーションをしてみてくださいませ☆
（レポート：松田秀人、甲斐英利）

長崎市の観光情報はこちら

『長崎市ホームページ』
URL：http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/
『長崎市観光宿泊ガイド・あっ！とながさき』　
URL：http://www.at-nagasaki.jp/
『長崎観光ガイド 長崎のさるき方』
URL：http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/kanko/

 

9:00 稲佐山

長崎ロープウェイ公式ホームページはこちら

URL：http://www.nagasaki-ropeway.jp/
（1000万ドルの夜景画像有！）

▲7時30分に起床し、ホテルで朝食を済まし、8時40分頃長崎駅付近のホテルを出発！この日朝一番に到着したのは、「100万ドルの夜景」ならぬ、「1000万ドルの夜景」が見られるとうたわれる、標高333メートルの『稲佐山』！ここからの夜景は、神戸・函館とならぶ「日本三大夜景」のひとつに数えられているそうです。

▲頂上にある展望台までは、ゆっくりとロープウェイで登るのがおすすめですが、車でも直接行くことができるのでとても便利です。最上階には夜景を眺めながら食事ができる『稲佐山山頂 ひかりのレストラン』もあります。（画像は展望台内部を屋上に向かっているところ）

▲展望台屋上。風がとても気持ちいいです。

▲近隣には、地元出身の福山雅治さんが野外ライブを行ったコンサート会場があります。画像は稲佐山展望台からの長崎港・長崎市中心部

▲同じくこちらは海側

 

9:50 大浦天主堂

▲続いて「明治維新」→「坂本龍馬」→「長崎」とくれば、もはや定番といえる『グラバー園』へ！ 駐車場は「大浦海岸通り」から『グラバー園』方面に一本入った道沿いにあります。「園入り口」に向かう途中には土産もの屋がずらり！もちろん「長崎名物カステラ」の有名店も軒を連ねています。

▲少し歩くと正面に「現存する日本最古のキリスト教建築物」で有名な、『大浦天主堂』が現れます！

 

10:00 グラバー園

グラバー園公式ホームページはこちら

URL：http://www.glover-garden.jp/

▲『大浦天主堂』の右手方向、階段の上が『グラバー園』入り口です。

▲グラバー園内には、おなじみの「旧グラバー邸」だけでなく、長崎の歴史を体感できる様々な建物や、美しい庭園などがあります。小高い丘の上にあるので、園内から見る街並みも最高です！

▲旧グラバー邸

 

11:50 長崎新地中華街

▲昼食に美味しい「皿うどん」が食べたいということになり、グラバー園を後にしてチャイナタウン（長崎新地中華街）へと向かいました！（車の方は周辺にコインパーキングがあります）

▲入ってみたのは気軽に美味しいランチを楽しめる「中国料理・西湖（せいこ）」。注文したのはもちろん『特選皿うどん』900円。太麺タイプもありましたが、私はパリパリの細麺タイプを選びました。

▲甘みのある、トロトロの餡だけでも美味しいのですが、さっぱりとしたソースをたっぷりとかけ、お酢を少々加えると美味しさがさらに倍増します。個人的に好きな味だったので大満足でした！

中国料理・西湖（せいこ）

住所：長崎県長崎市新地町9-11
電話：095-827-5047

 

13:10 長崎市亀山社中記念館

長崎市亀山社中記念館公式ホームページはこちら

URL：http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/kameyama/

▲お腹がいっぱいになったところで、坂の上にある、坂本龍馬が設立した貿易商社『亀山社中』縁の、『長崎市亀山社中記念館』へ！こちらは一般車両で上まで登ることが難しいため、車は「中島川」沿いのコインパーキング等に駐車し、徒歩で石段を登ることになります。

▲元気だった猫がばてるぐらい「かなり」登ります（笑）。

▲頑張って登ると、はじめにおおきな「龍馬のブーツ像」が現れます。

▲そのすぐ目と鼻の先に『亀山社中跡』と『長崎市亀山社中記念館』があります。『長崎市亀山社中記念館』は、幕末当時の姿に近い形で復元した建物（画像：入り口の奥に家屋があります）の中に、様々な資料が並べられています。

▲特に、龍馬が着用していた着物やブーツ、さらに刀やピストルまで細かく再現し、展示しているのにはびっくりしました。

▲龍馬を見かけるたびにポーズをとらないと、気持ちが収まらない甲斐……。

 

14:20 眼鏡橋

▲石段を下り、日本初の石造りアーチ橋といわれる『眼鏡橋』（重要文化財）へ！ちなみに『眼鏡橋』の下を流れる「中島川」には、このほかにも大小いくつもの石橋が架かっており、全て歩いていける距離にあるので、お時間がある方は、石橋めぐりをしてみるのもいいかもしれません。（周辺にはコインパーキングがいくつもあります）

 

14:25 上野彦馬の記念像

▲『眼鏡橋』のすぐそばには、坂本龍馬の肖像写真を撮影した、日本における最初期の写真家として知られる「上野彦馬」の記念像が飾られています。（左より：上野彦馬、当時のカメラ、坂本龍馬）

 

14:35 浜町界隈と長崎まちなか龍馬館

長崎「浜んまち.com」公式ホームページはこちら

URL：http://www.hamanmachi.com/

▲そのまま車をコインパーキングに預け、『長崎まちなか龍馬館』（上画像は龍馬館入り口にある龍馬像前）がある、300年の歴史を持つ長崎一の繁華街<a href=”http://www.hamanmachi.com/”>『浜町界隈』</a>を中心に、15商店街、929商店あるといわれる充実した長崎繁華街の様々な商店街を、美味しいお土産を求めブラブラ「さるいて」みることにしました……。

▲途中、店員さん達に呼び止められ、そのたびにいろいろなグルメ商品を試食……。中でもカステラのまわりをチョコでコーティングした『チョコカステラ』は美味しかったですね！あと、ついでとばかりに「長崎角煮まんじゅう」を買って食べてしまいました……。これも美味しかったです。

 

15:50 出島

長崎市「甦る出島」公式ホームページはこちら

URL：http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/dejima/

▲さらに移動して、日本史の中の「鎖国」で特に印象的だった『出島』へ（周辺に駐車場有り）！この施設は、大規模な復元工事により、当時の出島の雰囲気がそのまま体感できます。現在は埋め立てられて、周囲に近代的なビルが建ち並んでいますが、昔は海だったんです。

▲施設内には、様々な展示物だけでなく、出島の役割や歴史的背景などが解説された動画を見たり、ボランティアガイドによる詳しい説明を聞くこともできます。資料の数がとても多いので、歴史が好きな方は少しゆっくりと時間をとったほうが楽しめると思います。

 

17:15　宮崎へ……。

　今回は「かけ足」で長崎市の定番観光スポットをご紹介致しましたが、上記のスポットであれば、それほど距離もないですし、朝から夕方までに充分「さるく」ことができます。もちろん買い物やお土産を購入する時間もあります。なにより長崎市は、「ここにあれば！」と思える絶好の場所にパーキングがあるのが凄いです。価格も良心的ですし、商店街との連携もばっちりで、車で動きまわりたい人にとっては、まさに「かゆいところに手が届く」町づくりがされているのが印象的でした！
　秋の連休など、お休みがたっぷりととれるときであれば問題はないのですが、最悪、土曜日がお仕事で、日曜日しかお休みがとれなかったとしても、体力さえ自信があれば問題ありません。例えば、土曜の夜に車を走らせ、その日は長崎で1泊、翌朝8時30分頃から行動を開始すれば、夕方17時頃までには全て片付きます（日曜日の帰宅が少々遅くなるかもしれませんが……）。

▲夜の長崎駅

　とにかく、今年の長崎は例年よりも熱く盛り上がっていますので、龍馬&福山ファンの方はもちろん、そうで無い方も、お時間があればぜひ、秋風が心地よい長崎の坂道を「さるいて」みてはいかがでしょうか？
　また長崎市は特に商店街が充実している（15商店街、929商店）ので、ショッピングやお食事がメインでもたっぷりと楽しむことができますよ！