食べつくせ!『2011 九州ご当地グルメフェア』 in 阿蘇


投稿:2011.10.16
【阿蘇エリア】 【グルメ】 【特集・その他】 【食べ歩き】 【マニアック】 【イベント】

1食300円! 九州を代表するご当地グルメ食べつくしに挑戦☆『2011 九州ご当地グルメフェア』 in 阿蘇♪

2011九州ご当地グルメin阿蘇・イメージ

「九州を代表するご当地グルメが阿蘇に集結!」ということで、浮かれ気分でやってきたのは、「内牧温泉」でお馴染みの阿蘇市内牧にて、10月15日・16日に開催された『九州ご当地グルメフェア in 阿蘇』の会場。
 その名の通り、九州各地より全国で話題となっている有名「ご当地グルメ」から、新たに開発された「新名物」まで、合計22種類のメニューが「阿蘇体育館前広場」の特設会場に集結。それぞれの地域の代表者達が、地元の魅力をたっぷりと詰め込んだ個性溢れる「ご当地グルメ」を元気いっぱいにPRし、自慢の味を競った!

2011九州ご当地グルメin阿蘇・イメージ2011九州ご当地グルメin阿蘇・イメージ

 会場には朝早くから沢山の来場者が詰めかけ人気店舗の前には長蛇の列。お目当てのメニューにありつくのも至難の業……。「40分〜60分待ち」は当たり前のような状態に、午前中から「売り切れ」の心配をしなければならないほどの大盛況ぶり!そんな中「B級グルメ」と「ちょい食い」が大好きな我々は、『1食300円! 九州を代表するご当地B級グルメ食べつくしに挑戦☆』という過酷なレポートを遂行するため、宮崎県は延岡市から、遠路はるばるこの阿蘇の地に足を運んだ。
 さて、今回の企画で最大のポイントとなるのは、売り切れごめんの「限りある品数」と、60分待ちあたりまえの「長〜い行列」という二つの難関をどのようにクリアし、限られた時間の中でどれだけ「品数」を稼ぐことができるかにある……。ちなみに様々な角度から(笑?)計算したところ、少しでも多くのメニューにありつくために残された時間は3時間程度。会場のあちこちで「売り切れ」が続出する中、果たして我々は、たった3時間程度で、全22品目中、何品目の「ご当地グルメ」を食べきることができるのか?
 当初は「ちゃんと食べきれるのか?」が大きな課題であったが、会場に着くなり「まともに買えるのか?」が課題に変わった……。
(レポート:松田秀人・井手悠哉)

2011 九州ご当地グルメフェア in 阿蘇

会場:阿蘇体育館前広場
開催日:2011年10月15日(土)、16日(日)
時間:10:00〜17:00
(いずれも1食300円・売り切れ次第終了)
ホームページURL:http://www.kyushu-gc.jp

主催
第3回「九州ご当地グルメフェア」 in 阿蘇実行委員会
阿蘇市、南小国町、小国町、産山村、高森町、南阿蘇村、西原村、山都町
阿蘇地区商工会青年部連絡協議会、熊本県阿蘇地域振興局
(財)阿蘇地域振興デザインセンター

協賛
アサヒビール株式会社、株式会社JTB九州

協力
(社)B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会(通称:愛Bリーグ)

 

 

周辺マップ

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「九州ご当地グルメフェア」とは?

 ご当地グルメで九州から日本を元気に!

「九州ご当地グルメフェア」は、九州の豊かな食材や地域に根付く 食文化を活かしたご当地グルメを通じて、九州から日本を元気にすることを目的とした地域活性化事業です。
 今回開催するご当地グルメフェアでの盛り上げはもちろんのこと、地域の隠れた食の開発やブランド化、地産地消や農商工連携の推進、交流人口・宿泊客の増加を目指しています。
(パンフレットより)

ホームページURL:http://www.kyushu-gc.jp

 

『2011 九州ご当地グルメフェア in 阿蘇』の会場風景

2011九州ご当地グルメin阿蘇・会場イメージ2011九州ご当地グルメin阿蘇・会場イメージ

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2011九州ご当地グルメin阿蘇・会場イメージ

 

阿蘇物産市

2011九州ご当地グルメin阿蘇・阿蘇物産市2011九州ご当地グルメin阿蘇・阿蘇物産市

2011九州ご当地グルメin阿蘇・阿蘇物産市2011九州ご当地グルメin阿蘇・阿蘇物産市

 

まずは食券を購入、1食300円均一!

2011九州ご当地グルメin阿蘇・食券300円均一2011九州ご当地グルメin阿蘇・食券300円均一

▲やる気まんまん、最低12種類は食べるつもりで、300円の食券を12枚購入!。

 

「行列」「売り切れ」に負けるな!

2011九州ご当地グルメin阿蘇・イメージ

▲ワクワクしながら食べたいメニューをチェックするも……。

2011九州ご当地グルメin阿蘇・イメージ2011九州ご当地グルメin阿蘇・イメージ

▲10時40分の段階で早くも「売り切れ」&「行列」……。

2011九州ご当地グルメin阿蘇・イメージ2011九州ご当地グルメin阿蘇・イメージ

2011九州ご当地グルメin阿蘇・イメージ2011九州ご当地グルメin阿蘇・イメージ

▲食券を12枚も買ってみたものの、「行列」と「売り切れ」の壁が立ちはだかる。

2011九州ご当地グルメin阿蘇・イメージ

▲混雑に負けず、いったい何種類のご当地グルメを食べきることができるか?

 

ご当地グルメ「食べつくしに挑戦」スタート!

食べつくせ! 0品目☆
アサヒスーパードライ・エクストラコールド

2011九州ご当地グルメin阿蘇・エクストラコールド2011九州ご当地グルメin阿蘇・エクストラコールド

 とその前に「アサヒスーパードライ・エクストラコールド」を飲んで、氷点下の喉越しを感じてテンションUP!

 

食べつくせ! 1品目☆
平戸和牛丼

 ワンランク上の絶品丼。とろける味わいに感動!

2011九州ご当地グルメin阿蘇・平戸和牛丼

 ブランド牛としても知られる「平戸和牛」を贅沢に丼でいただく。霜降りと赤身のバランスがよく、脂身もさっぱりしている。素材の良さを生かすため、味付けはあえて薄味。ひと味もふた味も違う、ワンランク上の牛丼をぜひご賞味あれ!(定義:ブランド牛「平戸和牛」を使用する/米、野菜も平戸産)
〜パンフレットより〜

平戸市地域資源ブランド化推進協議会(長崎県・平戸市)

2011九州ご当地グルメin阿蘇・平戸和牛丼

 やわらかな肉厚の「平戸和牛」がたっぷりとのっかった贅沢な牛丼。肉の赤身と脂身それぞれの旨味、さらにタマネギの甘味などを、しっかりと感じることができる自然な味付けが嬉しい!

2011九州ご当地グルメin阿蘇・平戸和牛丼2011九州ご当地グルメin阿蘇・平戸和牛丼

 

 食べつくせ! 2品目☆
ハーブ鶏とサクサクじゃがの島原カレーそうめん

 そうめん×カレー、1度食べたらクセになる新感覚ヌードル

2011九州ご当地グルメin阿蘇・ハーブ鶏とサクサクじゃがの島原カレーそうめん

 全国2位を誇る”もちっ”としたコシが特徴の「島原手延素麺」。それに、”サクッ”と揚げた島原名物じゃがいもと、厳選されたハーブ鶏など、食材は全て南島原産を使用。それらをダシにこだわったカレースープで仕立てた新感覚ヌードルだ。(定義:島原手延素麺を使う/ジャガイモももちろん南島原産/厳選された南島原産ハーブ鶏を使う)〜パンフレットより〜

島原手延素麺組合連絡協議会(長崎県・南島原市)

2011九州ご当地グルメin阿蘇・ハーブ鶏とサクサクじゃがの島原カレーそうめん

 サクサクの揚げポテトを砕いてカレースープに浸し、野菜・そうめんと食べると、和から一転、アジアンテイストたっぷりのメニューに変身!あっさりとしたハーブ鶏本来の味を消さってしまわないよう、カレーの風味が抑えられているのが特徴。

2011九州ご当地グルメin阿蘇・ハーブ鶏とサクサクじゃがの島原カレーそうめん2011九州ご当地グルメin阿蘇・ハーブ鶏とサクサクじゃがの島原カレーそうめん

 

 食べつくせ! 3品目☆
あそんだご汁

 栄養満点、腹もちよし!阿蘇に伝わるおふくろの味

2011九州ご当地グルメin阿蘇・あそんだご汁

 阿蘇市の赤水から波野までの国道57号は、別名「だご汁街道」と呼ばれ、現在42店舗で様々な「だご汁」が提供されている。食材は勿論、清らかな水を用いた「だご」や「出汁」にも阿蘇の大地の恵みを盛り込んだ「おふくろの味」を召し上がれ。(定義:阿蘇産の安全・安心な農作物と、清らかな水を用いた「阿 蘇だから出来る」阿蘇の食べ物であること。/スローで温かみのある「田舎らしい」阿蘇の雰囲気や手作り 感と、癒しや健康のイメージがある阿蘇の食べ物であること。作り手の顔が見え、出来上がるまでの過程が明らかで、こだわりが徹底された阿蘇の食べ物であること)〜パンフレットより〜

あそんだご汁街道R57実行委員会(熊本県・阿蘇市)

2011九州ご当地グルメin阿蘇・あそんだご汁

 地元阿蘇ではお馴染みの「だご汁」。これからの季節にぴったりの、体の芯から温まるメニュー!「だご汁」は阿蘇周辺の様々な店舗やイベント会場で食べる機会が多いけれど、味付けや具材が、つくる店や人によって微妙に異なっているから、シンプルなメニューながら食べるたびに新しい発見があるのが嬉しい。

2011九州ご当地グルメin阿蘇・あそんだご汁2011九州ご当地グルメin阿蘇・あそんだご汁

 

食べつくせ! 4品目☆
くまもと山鹿温泉名物とろとろスジ肉馬カレー

 熊本名物・馬肉×地元野菜、’05年誕生!山鹿の絶品カレー

2011九州ご当地グルメin阿蘇・スジ肉カレー

 高タンパク・低カロリー・鉄分やコラーゲンが豊富な馬肉のスジ肉を、じっくりと時間をかけてトロトロに煮込んだ絶品カレー。地元野菜とのコラボレーションも抜群で、これぞ山鹿の味! 美容にも大変良いと多くのファンを獲得している。(定義:熊本名物の馬肉のみを使用/地元産の野菜をふんだんに使う)〜パンフレットより〜

 山鹿薬師馬かっ隊(熊本県・山鹿市)

2011九州ご当地グルメin阿蘇・スジ肉馬カレー

 とろっとろのスジ肉が贅沢なまでにゴロゴロ!もはやカレーライスというよりは、「スジ肉煮込みのカレー風味」といった感じ!ライスがなくても立派な一品料理になる、スジ肉好きにはたまらないメニューでは?またビールがほしくなる……。

2011九州ご当地グルメin阿蘇・スジ肉馬カレー2011九州ご当地グルメin阿蘇・スジ肉馬カレー

 

食べつくせ! 5品目☆
にしはら落花生とうふ

西原村特産の落花生を使ったなめらかスイーツ♪

2011九州ご当地グルメin阿蘇・にしはら落花生とうふ

 西原村は落花生の栽培が盛ん。火山灰を多く含んだ土壌で育った落花生は、甘味があり風味も豊かだ。この地域の郷土料理である「落花生とうふ」をスイーツ風にアレンジ! 黒蜜&きな粉との相性もよく、和風プリンのような上品な味わいが楽しめる。(定義:西原村産の落花生を100%使用/阿蘇の伏流水を使用)〜パンフレットより〜

阿蘇西原村落花生料理研究会(熊本県・阿蘇西原村)

2011九州ご当地グルメin阿蘇・にしはら落花生とうふ

「黒糖胡麻だれ」「九州醤油だれ」「きなこ&黒蜜」の3種類の中から、今回は「きなこ&黒蜜」をチョイス!「落花生とうふ」の食感は「とうふ」より「プリン」に近い感じで非常になめらか!「きなこと黒蜜」は、ズバリ和風デザートだったが、「落花生とうふ」そのものの風味が豊かだから、次回はもっとシンプルに「九州醤油だれ」で味わいたい。

2011九州ご当地グルメin阿蘇・にしはら落花生とうふ2011九州ご当地グルメin阿蘇・にしはら落花生とうふ

 

食べつくせ! 6品目☆
日南魚うどん

 おいしくてヘルシー、魚を使った一風変わったうどん

2011九州ご当地グルメin阿蘇・日南魚うどん

 1940年代の食糧難の時代、うどん粉の代わりとしてトビウオなどの魚のすり身を使ったのが「魚(ぎょ)うどん」の始まり。とはいえ、日南で捕れた新鮮な魚を使うため低カロリーで高タンパク。現在ではヘルシーフードとして注目されている。(定義:日南で水揚げされた新鮮な魚のすり身を使用/日南のうまい水で練り上げコシを出す/長時間煮こんでも煮崩れしない)〜パンフレットより〜

日南市漁協女性部加工グループ(宮崎県・日南市)

2011九州ご当地グルメin阿蘇・日南魚うどん

 宮崎県の中でも、特に県南・県央エリアではお馴染みの「日南魚うどん」。なんといっても、うどんそのものの主原料が「魚のすり身」(下画像参照)だから、よくある「なんとかうどん」とは根本が違う!麺を噛みしめた瞬間思わず「ヘルシー」と叫びたくなるほど「低カロリー&高タンパク」を体感することができるのは、麺自体から魚のすり身ならではの磯の風味が感じられるからに他ならない。今大会のヘルシー大賞間違い無し!

2011九州ご当地グルメin阿蘇・日南魚うどん2011九州ご当地グルメin阿蘇・日南魚うどん

 

食べつくせ! 7品目☆
高森田楽

 阿蘇を代表する伝統食、地元食材を特製の田楽味噌で!

2011九州ご当地グルメin阿蘇・高森田楽

 阿蘇・高森特産のつるのこ芋をはじめ、豆腐やコンニャクなど地元の食材に、秘伝の田楽味噌をたっぷり塗って炭火で丁寧に焼き上げる。阿蘇を代表する郷土料理として知られ、先祖代々受け継ぐ伝統の味だ。香ばしい味噌の香りが食欲を刺激する。(定義:阿蘇の食材を使う/先祖代々伝わる田楽味噌/炭火で丁寧に焼き上げる )〜パンフレットより〜

高森田楽連絡協議会(熊本県・高森町)

2011九州ご当地グルメin阿蘇・高森田楽

「こんにゃく」「やまめ」「とうふ」「つるのこ芋」など、田楽ネタはいろいろあるようだが、今回食べたのは「つるのこ芋」と「とうふ」の二品。特に高森町特産の「つるのこ芋」は、芋の自然な甘味と、炭火で表面が焼けた「田楽味噌」の香ばしい香りが相まって、独特の素朴感を演出!しばし「田楽味噌」の香りと、「つるのこ芋」のホクホク感に浸っていると、思わず焼酎が飲みたくなった。

2011九州ご当地グルメin阿蘇・高森田楽2011九州ご当地グルメin阿蘇・高森田楽

 

食べつくせ! 8品目☆
上対馬とんちゃん

 韓国と日本の文化から、生まれた「とんちゃん」

2011九州ご当地グルメin阿蘇・上対馬とんちゃん

 長崎県対馬の人々に愛されている「とんちゃん」。戦後間もなく在日韓国人の方から伝わったのがルーツと言われている。もとはタレ漬けのホルモンだったが、日本人向けとして豚肉へとアレンジ。地元飲食店ではもちろん、精肉店でも人気商品だ。(定義:醤油・味噌・ニンニク・ごま油などから作るタレ/ホルモンではなく豚肉を使用 )〜パンフレットより〜

対馬とんちゃん部隊(長崎県・対馬市)

2011九州ご当地グルメin阿蘇・上対馬とんちゃん

「第2回 九州ご当地グルメコンテスト」において初参戦で初優勝!一躍全国的有名Bグルメとなった、対馬人のソウルフード「上対馬とんちゃん」。ポイントはやはり、ホルモンではなく、老若男女を問わず誰もが食べやすい豚肉を使用しているところ!だから「味付けは好きなんだけどどうもホルモンが苦手でね……」という人でも大丈夫。白ご飯からビールに焼酎、何にでも合ってしまう「上対馬とんちゃん」は無敵のB級グルメだ!

2011九州ご当地グルメin阿蘇・上対馬とんちゃん2011九州ご当地グルメin阿蘇・上対馬とんちゃん

 

食べつくせ! 9品目☆
大村あま辛黒カレー

 一度食べるとクセになる!甘辛絶品ご当地カレー

2011九州ご当地グルメin阿蘇・大村あま辛黒カレー

 長崎県大村市特有の黒土をイメージした黒いカレールーが特徴。「長崎街道=シュガー(砂糖)ロード→甘い」と「天正遣欧使節四少年=スパイス→辛い」の2つの味をキーワードに開発された。交互に押し寄せる甘さと辛さがクセになる!(定義:黒土で育った野菜やフルーツを使用/大村市特有の黒土のような黒いルー/大村市の歴史的なヒーロー「天正遣欧使節四少年」の、甘く・辛い人生を思い起こさせる味 )〜パンフレットより〜

大村あま辛カレーうまか隊!(長崎県・大村市)

2011九州ご当地グルメin阿蘇・大村あま辛黒カレー

 このカレーはですね……。なんといいますか、色からは想像できない実に不思議な味がするんですよ……。見た目は、深みのある渋い辛さのようなイメージがするのに、食べ始めにまず感じるのがすっきりとしたフルーティーな甘さと酸味なんですよ……。その見た目とのギャップに「ん……」と固まっていると、しばらくして辛さがやってくる……。とまどいながら食べ進めているうちに、やがて脳みそがまわりはじめ、「ふむふむそういうことか!」と気がついたら、いつの間にかクセになっている感じ!不思議……。

2011九州ご当地グルメin阿蘇・大村あま辛黒カレー2011九州ご当地グルメin阿蘇・大村あま辛黒カレー

 

食べつくせ! 10品目☆
いぶすき温たまらん丼

 温泉卵と黒豚のコラボ丼、たまらんおいしさにノックアウト!

2011九州ご当地グルメin阿蘇・いぶすき温たまらん丼

 砂蒸し温泉で有名な鹿児島県指宿市の新名物。「温たまらん丼」の命はなんといっても温泉卵。温泉の源泉に浸すこと約15分、とろっと甘い温泉卵が完成する。秘伝のタレで焼き上げた地元産の黒豚に絡めて食べると、まさに”たまらん”おいしさだ。(定義:食材は安心・安全な地元産にこだわる/こだわりの「さつま芋たまご」を砂むし温泉の源泉で調理した温泉卵を使用すること/料理を通して「湯のまち指宿」をアピール/お客様には、「おもてなしの心」で接する)〜パンフレットより〜

〜指宿商工会議所商店街活性化委員会(鹿児島県・指宿市)

2011九州ご当地グルメin阿蘇・いぶすき温たまらん丼

 黒豚丼だけでも贅沢なのに、さらに温泉卵がまるまるのっかってるのだから、今回取材したメニューの中ではダントツで「豪華賞」では?濃厚な温泉卵と黒豚それぞれの旨味を引き立たせるため、タレは薄味のさっぱり系、振りかけてある白ごまの風味も、主役の演出に一役買っている。プチトマトとオクラとモヤシが、彩りと食感に変化をつけている。

2011九州ご当地グルメin阿蘇・いぶすき温たまらん丼2011九州ご当地グルメin阿蘇・いぶすき温たまらん丼

 

食べつくせ! 11品目☆
日田やきそば

 パリッ、シャキッの食感が命!天領日田の名物やきそば

2011九州ご当地グルメin阿蘇・日田やきそば

 全国的にも人気急上昇中の「日田やきそば」。鉄板でパリパリに焼かれた黄金色の麺と、シャキシャキ感が残るもやしの異なる食感こそ、日田やきそばならではの味。さらに甘みと酸味のバランスが良く、後味さっぱりのソースもおいしさの秘訣である。(定義:麺は鉄板でパリパリになるまで焼く/もやしはシャキシャキ!基本的な具材は、モヤシ・ネギ・豚肉)〜パンフレットより〜

ラーメン・焼きそばで日田を元気にする研究会(大分県・日田市)

2011九州ご当地グルメin阿蘇・日田やきそば

 長〜い行列ができていた「日田やきそば」。なんといっても、行列の目の前で繰り広げられる鉄板焼きパフォーマンスにやられてしまう人が多かったはず!ポイントは生麺を茹でてパリパリなるまでしっかりと焼きあげられた麺と、逆にさっと火を通してシャキシャキ感を残したモヤシの食感のコントラスト。また、ソースが濃すぎないから、麺とモヤシそれぞれの素材の旨味を味わうことができる。後味さっぱりで、お腹がすいていればかなりの量食べられそう!

2011九州ご当地グルメin阿蘇・日田やきそば2011九州ご当地グルメin阿蘇・日田やきそば

 

食べつくせ! 12品目☆
延岡発祥チキン南蛮

 延岡生まれのソウルフード、チキン南蛮を召し上がれ

2011九州ご当地グルメin阿蘇・延岡発祥チキン南蛮

 ふわっと揚げた鶏肉に南蛮酢を絡め、タルタルソースをたっぷりかけたチキン南蛮は、宮崎県延岡市が発祥といわれている。食欲をそそるほどよい酸味、ボリュームも満点で、今も昔も地元の老若男女に愛されているソウルフードだ。(定義:鶏肉に小麦粉をまぶし、溶き卵につけて揚げる/「南蛮酢」という調味酢に浸ける/タルタルソースを仕上げにたっぷりと)〜パンフレットより〜

延岡発祥チキン南蛮党(宮崎県・延岡市)

2011九州ご当地グルメin阿蘇・延岡チキン南蛮

 本日のシメは、パワナビ編集部の地元、宮崎県は延岡市発祥の「チキン南蛮」。延岡人としては当たり前のように食べなれているメニューだから、延岡の店舗ごとの味の違いや、自分の好みをアレコレ話しはしても、このように他地域のご当地グルメと食べ比べをしたことはなかった。では結果的にどうだったかというと、実は意外とありそうでない味だと思った。だからといって複雑でマニアックな味かといえば、そんなことはまったくなく、全体でも上位を争うほど、わかり安くキャッチーな味である。ちなみに、今回出されたチキン南蛮は、タルタルソースがあらかじめかかっておらず、別の袋に入れられて手渡されていた。できればタルタル無しのタイプも味わってもらいたいので、これは嬉しい気くばりだと感じた。

2011九州ご当地グルメin阿蘇・延岡チキン南蛮2011九州ご当地グルメin阿蘇・延岡チキン南蛮

 

エリア別メニューリスト

2011九州ご当地グルメin阿蘇・イメージ

「☆印」がレポートで食べたメニュー

 

九州全域(22品目)

【福岡】
 ・久留米やきとり(一般社団法人久留米焼きとり文化振興会) 
 ・行橋名物元祖味噌だれおでん(行橋味噌だれおでん隊)
【佐賀】
 ・大町たろめん(大町たろめん運営協議会)
【長崎】

 ・小浜ちゃんぽん(小浜ちゃんぽん愛好会) 
☆・大村あま辛黒カレー(大村あま辛カレーうまか隊!)
☆・ハーブ鶏とサクサクじゃがの島原カレーそうめん
 (島原手延素麺組合連絡協議会)
☆・上対馬とんちゃん(対馬とんちゃん部隊) 
☆・平戸和牛丼(平戸市地域資源ブランド化推進協議会)
【熊本】
☆・くまもと山鹿温泉名物とろとろスジ肉馬カレー(山鹿薬師馬かっ隊)
 ・玉名ラーメン(玉名ラーメン協議会)
【大分】

 ・佐伯ごまだしうどん(佐伯ごまだしの会) 
☆・日田やきそば(ラーメン・やきそばで日田を元気にする研究会)
 ・宇佐からあげ(宇佐市からあげ探検隊)
【宮崎】
☆・日南魚うどん(日南市漁協女性部加工グループ) 
☆・延岡発祥チキン南蛮(延岡発祥チキン南蛮党)
【鹿児島】
☆・いぶすき温たまらん丼(指宿商工会議所商店街活性化委員会)

【阿蘇地区】
☆・あそんだご汁(あそんだご汁街道R57 実行委員会) 
 ・阿蘇あか牛丼(阿蘇あか牛料理研究会) 
 ・小国黒豚メンチカツバー(OIKI) 
☆・高森田楽(高森田楽連絡協議会) 
 ・阿蘇ハヤシライス(阿蘇ご当地グルメ制作委員会) 
☆・にしはら落花生とうふ(阿蘇西原村落花生料理研究会)

2011九州ご当地グルメin阿蘇・イメージ

 最終的には、1店舗あたりの待ち時間の長さを考えると、購入した食券12枚(12品目)を全て使い切ることができたのはラッキーだったと思う。とはいえ、「食べつくしに挑戦!」という大げさなタイトルからすれば、全22品目中、約半分しか食べることができなかった結果に少々不満が残る……。
 もちろん半分の12品目とはいえ、300円ながら1食の量はそれなりあったから、お腹のほうはパンパンで、たとえ時間に余裕あったとしても、全メニュークリアを実現するには、かなりの大食いでなければ無理かもしれない……。また、じっくりと各ブースをまわるには、まず1日では無理だし、食べる量的な部分も考慮すると、次回は、自称大食いチャンピオンと、行列に対応するための場所取り要員をつれて、2日がかりでのリベンジになりそうである(笑)。

 ともあれ、これだけのご当地グルメが集まるイベントというのがないため、こうして比べる機会も少ないが、全体的に見て、やはり各地で完全にソウルフードとして地元人に受け入れられているメニューは、いろんな意味で強いなという印象を受けた。
 もちろん近年考案された新メニューも、今後親しまれ、さらに磨き揚げられ、やがていつかはソウルフードとして定着していくのかもしれないが、例えばイベントありきで考えられた、手が込みすぎていたり、うけを狙い過ぎてしまったりのメニュー内容では、「ソウルフードとして愛され続ける」という面において、生き残りが難しいかも知れない。
 あたり前すぎる話しだが、各地域それぞれの歴史と文化が織りなすストーリーがあってこそのご「当地グルメ」であり、だからこそその内容にも興味や共感を持てるということを、あらためて感じることができた。

 関係者のみな様、大変お疲れさまでした。またお忙しい中、取材にご協力いただきましたみな様ありがとうございました。

 


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