宮崎ひでじビール株式会社醸造責任者 「片伯部智之」さん


投稿:2015.03.07

 ここ数日「三蔵」(みつくら)の愛称で親しまれている、水郷のまち延岡を代表する三酒蔵(佐藤焼酎製造場株式会社、千徳酒造株式会社、宮崎ひでじビール株式会社)を撮影でまわらせていただきました。
 特に職人さんが真剣な眼差しで仕事に取り組む風景はシャッターチャンスの連続で、ぞくぞくさせられる瞬間も多々あり、現場では「いいのが撮れたぞ!」なんてニンマリとしているのですが、それもつかの間……。出来上がった写真をじっくりと見なおしてみると「俺が見たあの瞬間はもっと凄かったハズなのに〜」といった次第でして、まだまだ職人さん達のエネルギーに写真が負けてしまっているな〜って感じです……。

宮崎ひでじビール株式会社醸造責任者 「片伯部智之」さん

 ちなみに画像は、世界のコンテストで金賞(世界一)を受賞した『宮崎ひでじビール株式会社』の醸造責任者「片伯部智之」さんです。
「ひでじビール」といえば「常温でも美味しくいただける!」というイメージがあるのですが、撮影しながら片伯部さんに「美味しい地ビールをつくる秘訣は?」と尋ねたところ、
「完全自家培養技術を取り入れ、酵母の純粋培養が可能になり、エリート級の元気でフレッシュな酵母を使うことでビールの味が飛躍的によくなりました。ただし、完全自家培養のビール酵母を使っての美味しいビール造りは、目に見えない雑菌との戦いなんです。一度タンクを使った後は、パイプも全て分解し、洗浄・消毒して滅菌!衛生管理を徹底的におこなわなければならないんです。清掃にはじまり清掃におわる日々なんです」
とおっしゃっていました。
 同じ商品名、同じラベル、同じ味であっても、やはりお酒は生き物だから、一期一会なんですよね……。もちろん写真も一期一会!職人さん達に負けないよう、もっともっと集中力を高めなければ!

 


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