むすびカフェ『千人の蔵』(天岩戸温泉村)


投稿:2015.06.03
【高千穂エリア】 【グルメ】 【カフェ】 【テイクアウト】 【地域】

20余年まえに60歳の村人たちが粉骨砕身してつくりあげた、高千穂町「天岩戸温泉村」内に佇む石蔵のカフェ『むすびカフェ千人の蔵』。“食・癒やし・つながり”をテーマに、先人から受け継ぐ棚田で育てたお米や素材を主役にオリジナルメニューがそろう。

むすびカフェ千人の蔵

  今から20年ほど前に、高千穂町・天岩戸神社近くの天岩戸温泉を中心として、当時60歳前後の村人たちが孤軍奮闘しながら山を切り開いて『天岩戸温泉村』という新たな集落地を創りあげ、地域再生に尽力してきました。温泉村には、温泉施設・石蔵カフェ・温泉茶屋・民宿兼神楽宿が集まり、朝早くから地元の方の”憩いの場”として愛されています。そこで今回は、その『天岩戸温泉村』の中でも、地採れのお米を主役にしたメニューを提供する石蔵カフェ『むすびカフェ千人の蔵』に注目し、お店の取り組みや地域の活動について取材しました。
 こちらの石蔵は、もともと他の地域にあったもので、築150年を超える歴史的建造物なのだそう。その石蔵は村人だけの力で移築され、1000人の力と願いが込められていることから、『千人の蔵』と名付けられたとの事です。そんな先人の想いを礎に展開するカフェは、「むすびの場となるように」というテーマに添って、地元のお米、地採れの野菜や果物、町内 で採れる天然の地大豆や山菜を使用した、身体に優しいオリジナルメニューやスイーツが提供されています。

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  平成27年3月に東九州自動車道『大分市ー宮崎市』、同じく4月に北方延岡道路『北方ー蔵田』間が開通し、さらに”無料区間が長い”という好条件が合わさったことにより、いっそう注目されるようになった宮崎県北部。中でも”神話の里”として知られる高千穂町には例年よりも多くの観光客が訪れ、連日賑わいを見せています。その華やかさの背景には、先人たちが「後世に良い高千穂町を残そう」と必死に文化を守ってきてくれたからこそ、ではないでしょうか。
 カフェの取材に合わせて、村のおじいちゃん・おばあちゃんの想いを受け継いだ『むすびカフェ千人の蔵』オーナーで日向時間舎代表の藤木哲朗さんとともに、村おこしグループ代表メンバーの一人・工藤正任(くどうまさと)さん(82歳)にお話しを聞き、村人たちの想いや当時の様子について伺いました。

むすびカフェ 千人の蔵

住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町大字岩戸五ヶ村92-2
電話・FAX:0982-74-8080 
営業時間: 11:00-18:00(ランチタイム11:00〜14:00)
定休日:火曜日 
駐車場: 10台
URL:http://www.amanoiwatoonsenmura.jp

 

 道案内

むすびカフェ千人の蔵むすびカフェ千人の蔵

▲国道218号線「馬門交差点」(ジョイフル宮崎高千穂点がある交差点)を県道7号線「天岩戸神社方面」へまがり、しばらく道なりに進みます。

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▲途中、右手には遠い昔から引き継がれた棚田と豊かな山の連なりが一体となった絶景が広がります。

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▲上画像の看板が見える先に信号のある交差点と、右手に天岩戸直売所があります。

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▲信号を左折します。

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▲数百メートル先に、上画像のような看板が表示されています。天岩戸温泉方面へ進みます。

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▲温泉方面へ進むと、左手に広い駐車場があります。むすびカフェ千人の蔵へ来られる方は、こちらの駐車場が利用できます。

むすびカフェ千人の蔵

▲奥に見える合掌造りの古民家が『民宿神楽の館』になります。

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▲駐車場横にある階段を登ると、店舗テラスに付きます。上画像右は、天岩戸温泉村の守り神『スサノオノミコト』です☆

むすびカフェ千人の蔵・テラス席

▲階段の上にあるテラス席。美しい緑の景色と、外の澄んだ空気を体いっぱいに感じられます♪

 

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インタビュー〜むすびカフェ千人の蔵ができるまで〜

「地域や文化を守るということは、無くさないようにする意思が必要。必死さがなければ衰退するだけ。その精神を後世に残し、地域・文化を守りながら、より発展させてほしい」

 むすびカフェ千人の蔵

 平成22年に日之影町から移築されて完成した石蔵『千人の蔵』は、150年以上の歴史を感じさせるどっしりとした存在感のある建物で、素材の石は、8万7000年前におきた阿蘇山大噴火の際にできた溶岩が固まったものなのだそう!石の形も大きさもバラバラで、組み上げるのに大きな労力を要したのだとか。
 齢60歳前後のおじいちゃん・おばあちゃんが村を想い、グループを立ち上げてから今日に至るまでの活動について、『民宿 神楽の館』でお話しを伺いました。

むすびカフェ千人の蔵

▲村おこしグループ元代表:工藤正任(くどうまさと)さん(画像右)
 むすびカフェ千人の蔵オーナー・日向時間舎代表:藤木哲朗さん(画像左)

Q:齢60歳という年齢の方々がグループを発足したきっかけは?

「平成2年にここから源泉が発見され、同6年に温泉施設ができました。村の住民は本当に喜びましたよ。しかし、施設内に休憩場所があっても、食事ができる場所がない……。『せっかく来てくださった方にもっと満足してもらいたい』という想いから、特産品や食事ができるような施設をつくろうと地域の代表たちが集まったのがきっかけでした。中でも意欲のある9名で村おこしグループを立ち上げました。当時は私もメンバーも60歳前後、これが力を振り絞れる最後の仕事かなと感じました」

Q:最初に手掛けたのはどこですか。

「温泉施設の横にブースを設けて、手作りの郷土料理や軽食、おまんじゅうを販売しました。年寄りばかりでしたから、自分たちができる精一杯のおもてなしです。私たちも手探りでしたが、『ここでしか食べられない素朴な味』と、評判になり、餡から手作りするおまんじゅうは年間7万個を売り上げることもあるんですよ」

Q:当時、工藤さんや他のメンバーの仕事は?

「私は高千穂夜神楽で知られる『神楽面』をつくっています。58歳で伝統工芸士の認定をもらい、今も孫をいれて家族3代で神楽面をつくっています。他のメンバーも、大工や農業、夜神楽の奉仕者など、自分たちの手仕事を持っていました」

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Q:仕事と並行してということは、みなさん地域文化の伝承に人一倍熱心だったのですね。

特に夜神楽は太古の昔から伝わる高千穂町独特の伝統文化ですが、継承者問題、夜神楽を奉納する『神楽宿』の問題から年々開催が難しくなっていました。最終的には、夜通し舞う夜神楽ではなく、簡略化した日神楽にしようという案があがりました。『私たちが生きている間にしっかりせねば、文化だけでなく、地域そのものが無くなってしまう』と危機を感じました。そこで他の地域で放置されていた大きなお屋敷を自分たちで移築し、平成11年にこの『神楽の館』を完成。これで夜神楽を守ることができると、皆で抱き合って喜びましたよ。そして平成14年に民宿をスタートさせることができました」

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Q:「自分たちの力で」ということですが、相当なご苦労があったのでは?

「苦労・苦悩の連続ですよ(笑)。地域の為を想い、自己資金を出し合って活動しているのに、『何でそんなことするんだ』と非難されたり……。しかし、本当にやって良かった。苦労しましたが、それが今まさに体感している『生きがい』の為に『生きがい保険』を掛けていたのだと、笑い話にしています」

 Q:現在、こちらの館はどのような利用方法がありますか?

「予約で宿泊・宴会場として利用できる他、スポーツやヨガ、音楽ライブなどのスペースとして利用できます。ぜひ天岩戸の文化を肌で感じて下さい」

ありがとうございました。

 

むすびカフェ 千人の蔵 紹介

人と人とがつながることで何かを生み出す力が生まれる、そんな『むすびの場』でありたい

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 千人の蔵には、道路側・テラス側の二箇所に出入口があり、それぞれ太陽と月がドアに描かれています。店内に入ると、積み上げられた石の重たさの中に、人の優しさや自然素材のあたたかさがほんわかと息づいているようです。石蔵は夏はひんやりと涼しく、冬には冷たい空気を遮断して室内の暖かさを守るので快適に過ごせるのだそうです。

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 店内には近隣で採った野花が飾られ、静かにカフェを彩っています。日替わりするおかずは、黒板に店長が毎日書き込み、カフェの両入り口に掲示されています。

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▲カフェで提供されるお米は、高千穂町で採れたもの。2合から精米・玄米を店頭販売しています。店頭には常時3kgまで用意されていますが、それ以上の大きな重量でも用意可能との事!ご希望の方は、ぜひお店のスタッフの方へご相談下さい☆

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「人の手仕事を大切にしています」と話す濱田典子店長(後記インタビューあり)は、県外で機織りを学んだ方で、店内にある機織り機で実際に布を制作されています。現在はお客様からご依頼のランチョンマットを制作中なのだとか。

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 千人の蔵の周りでは、薪ストーブのために薪割りしてストックして積み上がっていく秋・冬の光景、春には身体いっぱいに太陽の光を浴びる新緑が葉を広げる春・夏のキラキラ感など、四季折々の風景が楽しめます。その景色を楽しみにカフェを訪れるお客様も多いのだそうです。

 

おすすめメニュー

『むすびカフェ千人の蔵』では、お米・野菜・お茶は地元のものにこだわり、調味料は手間暇かけた手仕事でじっくりと熟成された安心・安全なものを使用。また、県外・海外から取り寄せるものは、オーガニックの素材を厳選して作られたメニューの数々は、食べれば体中にエネルギーが湧き上がり、心がほっこりと和やかになれるようなものばかり!

むすびカフェ『千人の蔵』(天岩戸温泉村)

蔵ごはん(1日10食限定)1,000円(税込)

 野菜をたっぷり使用したおかずがワンプレートに盛りつけられ、ご飯・お味噌汁がセットになった『むすびカフェ千人の蔵』ならではのランチメニュー!

むすびカフェ千人の蔵

・十六寸豆(とろくすまめ)のハンバーグ
・むすび袋
・竹の子とわらびの煮物
・大根の三五八(さごはち)漬け
・切り干し大根の韓国風マリネ
・ふき入り卯の花
・野菜サラダ
・ごはん(ニコマル)もろみ味噌
・野菜たっぷりお味噌汁
水曜日始まりで週替わりメニューになります

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▲ごはん(画像左
 お米の品種は『ニコマル』といって、粒が大きくて艶があり、一粒一粒が際立っているのが特徴です。口の中のほどけ感がサラリとしていて弾力性もあり、咬めば咬むほど甘みが広がります。お米は店内で購入可能!
▲むすび袋(画像右)
 オーナーの藤木哲朗さんが手がける高千穂のもち米を袋状に包み込んだもの。
もち米のほんのりとした甘みをアゲがしっかりと閉じ込めていて、もっちりしながらジューシーな味わい。

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▲十六寸豆のハンバーグ(画像左)
 豆を丁寧にすり潰して野菜と混ぜ合わせたヘルシーなハンバーグ。ふんわり感を予想しましたが、意外にもねっとり存在感の在る食感にびっくり!豆の素朴で優しい味と香りに包まれます。

切り干し大根の韓国風マリネ(画像右)
 
日本の家庭料理の中でメジャーな食材の切り干し大根がアジア風にアレンジされて新感覚のおかずに!野菜のシャキシャキ感の中にとピリッとしたスパイスがアクセント!

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▲野菜サラダ
 地元で採れたばかりの新鮮な野菜を自家製甘酒ドレッシングでいただきます。味噌ダレの甘さが野菜の瑞々しさをいっそう引き立てています。

▲竹の子とわらびの煮物
 近隣の山で採れた竹の子とわらびを丁寧に炊いてアクをこまめに抜き取り、優しい風味に仕上げられた旬のおかず。季節を感じる一品です。

むすびカフェ千人の蔵

本日のカレーセット 850円(サラダ・小鉢2つセット)

 ※単品 700円
 ※飲み物・甘味を追加の際は50円引き

 オープン時から定番メニューとして登場している大人気のカレー。以前は2種類を固定で提供されていましたが、現在は『本日のカレー』としてさまざまなスタイルのカレーを楽しむことができます。こんもりと盛り付けられたご飯がかわいらしい♪

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▲鳥ときのこのココナツカレー おかず2品・サラダセット
 夏のはじまりを予感させてくれそうなオリエンタルな香りと、鳥のうま味がしっかりとにじみ出たまろやかさがクセになりそう!ご飯にトロッと絡みます。

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ランチタイムのデザート・ドリンクセット(+500円)

 ※デザートセットのみ(+300円)/ドリンクセットのみ(好みのドリンクをチョイスして100円引き)
 ※季節・仕入れによって異なります

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▲お茶と酒粕 チーズ風タルト(画像左)
 酒粕の香りとお茶の渋味が活きた大人向けデザート。まったりとした固めのクリームが、まるでチーズのような食感!トッピングされたナッツがとても良いリズム感を演出してくれます♪

▲桜と虎豆のパウンドケーキ(画像右)
 高千穂産の桜の塩漬けと、甘く炊いた虎豆が絶妙な「甘じょっぱさ」に仕上がったスイーツ。クセになる風味で、いくらでも食べられそう♪

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▲三年番茶ゼリー
 この日のランチデザート限定のスイーツ。番茶の素朴な香りと瑞々しさが、たくさん食べたお腹の中を静かに癒してくれるようです。

 

『むすびカフェ千人の蔵』についてインタビュー

「自由な心がここに集まり、それぞれがつながっていくような『むすびの場』となれるような場所づくりをしたい」

むすびカフェ千人の蔵

▲むすびカフェ千人の蔵オーナー・日向時間舎代表:藤木哲朗さん(画像左)むすびカフェ千人の蔵 店長:濱田典子さん(画像中央)

Q:むすびカフェ千人の蔵がオープンしたのはいつですか。

藤木:「2014年5月です。ちょうど一周年を迎えました」

Q:1年経過してみての感想は?

藤木さん:「石蔵はとても魅力的で、働いてる自分たちもとても癒されています。この一年間に、地元や遠方の友人、知人、観光のお客様が、カフェに寄ってくださって、カフェというのは『交流の場』なのだなと、本当に実感しました。私自身も含めてスタッフは、カフェの経営・運営が初めての経験だったので、手探り状態のなか、試行錯誤を繰り返してようやく一年が経ちました。在り続けることの難しさと、大切さを同時に感じています」

濱田さん:「最初はできることだけからスタートし、慣れてきてからメニューを変更しました。毎日が慌ただしくて、家では料理をする暇がないくらいです(笑)」

むすびカフェ千人の蔵

Q:なぜこの地でカフェを?

藤木さん:「実は千人の蔵自体は2009年にスタートしていて、これまでにも様々な取り組みを行ってきたのですがなかなかうまく行かず、以前に2回形体が変わりました。その時に、自分が何も手助けができず、高齢であるにもかかわらず、必至で頑張り続ける村おこしグループに対して申し訳ない想いがずっと残っていました。そんな中、『若者たちでカフェをやってもらえないか?』というお話しをいただいた時、運命的な巡り合わせを感じて引き受けました。実際には事務仕事ばかりで、料理の事は典子さんを中心にメニューを決めて展開しています」

むすびカフェ千人の蔵

 Q:料理に関するこだわりを教えてください。

濱田さん:「可能な限り手づくりすることです。しかし、醤油や味噌、油などの基本調味料に関しては、現時点では造ることができませんので、上質なものを選んでいます。合わせ調味料やドレッシングに関しては全て手づくりします。そして、身体をキレイにしてくれる野菜を中心にメニューを整え、肉・魚を取り入れながら『食べごたえ』にも気をつけています」

Q:手づくりといえば、機織り機が店内にありますね

濱田さん:「こちらに来る前は倉敷市で機織り・染めを学びました。人の手仕事でうまれた作品は、機械製品とは違った温かみや表情などを持ち、個性があります。そんな手仕事をカフェのお客様に少しでも感じてもらいたいと思って、店内で作業しています」

Q:今後の目標は?

藤木さん:「みんなで、“ほっ”と出来る場所をつくっていけると良いですね。そこにみんなが集まって、千人の蔵がずっと続いていけばありがたいです。そこから、新しいものが生まれていく可能性も感じます。店名が『むすびカフェ 千人の蔵』というように、時をむすび、人をむすび、笑顔をむすべるような働きをしたいですね。カフェを始める前から、農家が米づくりをしても赤字にならない価格『再生産価格』でのお米の購入、販売を続けてきました。食べ物に不安なく、美しい棚田、高千穂の風景が繋げていける活動を行っていきたいと考えています。私自身も学びながら、取材・撮影を行い、農業・手仕事などの農村文化を発信する予定です。一人の力には限りがありますので、それこそ『千人の力』が自発的に集まって、豊かな文化をつくっていけたらと思います。そういった情報、文化を集積したり、発信したり、交換したり、みんなが集える“蔵”を創造していきたいです

濱田さん:「近い将来には、機織りや染め物のワークショップや、手仕事の作品を集めたマーケットも行っていきたいと思います」

お忙しい中、ありがとうございました!


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