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2007年06月23日

『日向時間』スライドショーの詳細 【日向市】

『日向時間』スライドショーの詳細が決まりましたので、ご報告いたします。
日向市では、6月28日と、7月7日にあります。


『日向時間』スライドショー+おはなし会

スライドショー
@地球温暖化に苦しむ、南太平洋に浮かぶ島国『ツバル』の日常と実状。
A電気もガスも水道もない島で、村人と暮らしたたびの記憶。人間にとって幸せとは何なのか、南の島の住人からのメッセージ。

※Aは時間の都合により、行なわない場合もあります。もっと、大切なお話しが、地元の人とできればと思います。

ツバルのこと、。宮崎のこと日向のこと高千穂のことなど、写真スライドショーをみながら、暮らしのことを中心に話をさせていただきます。


開催日時 06月28日
開催時間 19:00〜21:00
開催場所 日向市中央公民館
入場無料
主催 日向市役所 環境整備課
お問い合わせ・0982−53−2256(担当・中山さん)


【子どもたちが対象・『日向時間』スライドショー 】

「10代の託児ボランティア」養成講座のゲストとして、色々な国を旅したときの出会いや、フォトメッセージマガジン『日向時間』のこと。宮崎のこと日向のこと高千穂のことなど、写真スライドショーをみながら、暮らしのことを中心に話をさせていただきます。

今回は、子どもたちが対象となります。

開催日時:7月7日
開催時間:15:00〜17:00
開催場所:日向商工会館1階 市民交流プラザ(日向市駅西口そば)
参加資格:13歳〜19歳
参加費:500円(資料として『日向時間』一冊プレゼント)
主催 NPO法人こども遊センター(担当・朝香さん)
   日向市上町3−15
TEL 0982-54-1635
メールhk-kodomo-you@cello.ocn.ne.jp
後援 日向市教育委員会

参加をご希望の方は、NPO法人こども遊センター(担当・朝香さん)まで、ご連絡ください。

『日向時間』ホームページ
http://www.hyuugajikan.com/

『日向時間』ブログ
http://www.pawanavi.com/hyuugajikan/


【日向市】
日向市は、僕の住む高千穂町より車で一時間半。天然の良港、天然の砂浜に恵まれた風光明媚な美しい街です。また、市内を流れる耳川を遡れば、若山牧水の里(東郷町)、民俗学の宝庫と呼ばれる九州山地の中央に位置する、諸塚村、椎葉村いう、山村に辿り着きます。
このように、海洋資源、森林資源に恵まれた素晴らしい町です。しかも、日照時間日本一というスペシャルな土地なのです。


【太陽光発電】
せっかく日照時間日本一と言うスペシャルな土地でお話しをさせていただくのですから、太陽光発電のお話しもさせていただこうと思います。『日向時間』冬号で太陽光のことについて、執筆していただいた、NPO法人(市民ソーラー・宮崎)副理事長の中川修治さんに、とても良いお話をききました。

太陽光発電は、原子力発電所のような人間の手に負えないような施設でもないし、将来の人類にまで負担になるような核廃棄物と言うゴミはだしません。農業で例えると有機農法なのです。だから、それに見合ったエコ贔屓をしなければならないと言うことです。今、現在、太陽光発電をつけている人はとても良い人です。元が取れないのも承知で、環境に配慮して犠牲的な精神の元、太陽光発電をつけているということが言えます。本当だったら、こういう人たちをエコ贔屓しないといけないのです。

このエコ贔屓がされているのが、ドイツです。日本では太陽光発電は、余剰電力ぐらいにしか考えられていませんが、ドイツでは主要電力と考えられています。ドイツでの太陽光発電は、304万キロのエネルギーを生み出しています。日本は170万キロ。国民一人当たりの設置数で考えると、日本人の二倍の設置数があるそうです。

なぜ、このようなことが可能なのか?それは、アーヘン・モデルと呼ばれる、20年経ったら必ず元が取れるということが断言できる制度があるからです。ドイツでは1kW日本円で100円ほどの買取価格がありますが、日本の場合は20円〜25円程度。日照時間で考えると、ドイツは日本より二割ほど日照時間が少ないにも関わらず、それでも太陽光発電をつけるという理由は、元本が保障されているアーヘンモデルが確立されているからでしょう。しかも、驚いたことに、ドイツで設置されている太陽光パネルの2/3は、日本製だそうです。もったいないですね、日本。

宮崎県が、毎年、電力会社に支払っている電気代が、1300億円。これは、宮崎県の自主財源とほぼ同額。市長村レベルでも、市長村それぞれの自主財源とほぼ同額の電気代が電力会社に支払われているそうです。この電力が、もし、街の中で作られれば、お金が街の中で回っていくと言うことになります。

中川さんのアイデアはここにあります。太陽光発電の売電単価を45円まで引き上げれば、損はしないそうです。本来であれば、電力会社が責任を持ってそれをやればいいのですが、電力会社が出来ないのであれば、45円の売電単価から、電力会社の買い取り価格(20円〜25円)を引いた額(20円〜15円)を行政が負担する。その負担も現金が出せないのであれば、街の中で回る商品券と言う形で補填すれば、商店街にもお金がまわり、街に活気が生まれると言うものです。

とにかく、日照時間日本一の日向市は、このお話が相応しいと思います。
県内でも、昭和シェル石油が田野町に、太陽光発電パネルの工場を持っています。
もしかしたら、日向市に、工場の誘致ができるかもしれませんね。

いずれにせよ、石油もウラン鉱石も、近い将来、枯渇すると言われています。
宮崎の日照時間。これが、そのままエネルギーとなります。


投稿者 hujiki : 2007年06月23日 16:26

コメント

約一週間、六ヶ所村に滞在し、沼地や干潟に囲まれた村の自然の美しさと、その風景の中にある再処理工場のおぞましさのコントラストを実感してきました。
明日仕事を出来るだけ早めに済まして、スライドショーに家族で参加しますね。おぞましい未来を回避するためには、まず「現実」を知らねばならないですから。

投稿者 石窯男 : 2007年06月27日 07:22

石窯男 さん、六ヶ所村から帰ってきたんですね、おかえりなさい。どういうものを見てきたのか、ぜひ、教えて下さいね。

ツバルのスライドショーは、ツバルに住んでいる島民の日常の暮らしを中心にした、スライドショーです。明日は、6時前から会場入りして、準備をします。

それでは、会場でお待ちしております。

投稿者 テツロー : 2007年06月27日 11:52