11/23 ダンロップフェニックストーナメント Final Round

ゴルフ

投稿:2014.11.23
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ダンロップフェニックストーナメント最終日2打差で首位スタートの松山英樹はOUTは2バーディー2ボギーとスコアを伸ばせず我慢のゴルフが続いた。そんな中、7位タイでスタートの岩田寛は最終ホールでバーディーを奪うなど今日-8で首位に立った。
最終ホール1打差につける最終組の3人、2オンの松山はイーグルパットは外したもののバーディーを奪い首位の岩田に並んだ。長いバーディーパットをはずしたJ・スピース、イーグルパットを狙い長い距離のバーディーパットをはずしたB・ジョーンズはここで脱落。勝負は松山、岩田のプレーオフに。
松山が一打目を右バンカーへ入れると、岩田も右の松林へ。岩田の松林からの第2打はフェアウェイ手前で松の木に当て手前に落ちる。第3打目も松の根元にあて結局グリーンをとらえたのは6打目となり、松山は3オン2パットのパーで優勝を決めた。

結果

優勝

 

松山 英樹 -15(68 64 67 70)

 ※インタビュー・コメントは下に掲載

2位

 

岩田 寛 -15(68 69 69 63)

【コメント】プレーオフの前にショットが良かったので、何もしないほうが行けるかなと思った。待ってる間は普段と変わらずにいて、ショットもパットもしていなかった。18ホールで全部使い果たしちゃったかな。まさかプレーオフになると思わなかった。優勝スコアが16~17アンダーまでいくと思っていた。プレーオフはフェアウェイから打ちたかった。冷静さも無かったので、もっといい方法があったかも。木に当たって何も考えられなくなった。また明日から練習してやるだけ。今日の前半ショットは良くて、パットが入らなかったけど、途中から入りだした。今日はあまりしびれるシーンがなかったかな、最終組から2組前だったので。後ろの組で競り合っていれば、もっと悔しいというのが出てくると思う。最後の最後の1ホールがボロボロだった。体力不足なのかわからない。反省して考えて、コツコツやっていきたい。松山選手、進藤キャディとティーグラウンドで握手をしたが、いつもと顔が違うので「あ、なるほど」という感じ。勝負師というか。すぐに松山選手においつく、というわけにはいきませんがコツコツと世界を目指したい。

3位タイ

 

B・ジョーンズ -14(65 69 68 68)

【コメント】今日はとても悔しいし、残念。来週のことも考えられないくらい悔しい。18Hのティーショットは完璧だった。計算したところに打って行ったし、ボールの落ちたところも狙ったとおりだった。セカンドショットがオーバーしてしまい、3打目のチップも寄せることができず、バーディーパットも難しいラインだった。とにかく悔しい。

 

J・スピース -14(69 64 68 69)

【コメント】とにかく残念。ソリッドなプレーだったが、スコアを2つしか伸ばせなかった。パッティングがわずかにショートしたり、リップアウトしたり。今日は自分に流れがこなかった。松山選手は17Hで長いパットを決めたり、18Hも外せば終わりという場面でバーディーをとった。勝負師の本能を持っていて、勝つために何をしなければならないかを知っている。今週は4日間一緒に回ることができて、いろいろなことを学んだ。日本のギャラリーは本当に最高。ゴルフを良く知っていて、いいプレーには大きな歓声を送ってくれる。初めての来日だったが、最高に楽しい1週間を過ごすことができた。またぜひ日本でプレーしたい。

 

5位

 

I・H・ホ -12(67 66 70 69)

6位タイ

 

宮里 優作 -11(68 72 69 64)
【コメント】※18番イーグル
C・クラウドと回って、いきなり6連続バーディ(大会新記録・今までは5連続)みせられて、ちょっとびっくりしちゃいましたけど。彼のゴルフをみながらも自分のゴルフが出来ました。調子はあまり良くなかったですけど、今日はショットとパッティングがうまく繋がってくれたので、良いゴルフができてよかったです。
ある程度感触もよく、このコースで11アンダー出たことにに自信を持っていいと思うので、残り2試合頑張ります。

 

武藤 俊憲 -11(68 69 68 68)

8位

 

C・ストラウド -10(67 70 71 66)

【コメント】今日の前半は素晴らしいラウンドだった。後半もう少し伸ばせれば、優勝に絡めただろう。ターニングポイントは13Hだった。1打目はよかったが、ボールの近くにぬかるみがあって、それが気になってしまった結果、2打目狙った場所と全く違うところに。左に真っ直ぐ出てグリーンオーバー、結局ボギーに。そこからリズムが悪くなった。ぜひ来年も帰ってきたい。素晴らしいトーナメント、素晴らしいホスピタリティーだった。とにかく全てを兼ね備えているトーナメントだと思う。

 ・6連続バーディーは大会新記録
とても名誉なことだと思う。その分後半が悔やまれるが、また戻ってきていいプレーをしたい。

9位タイ

高山 忠洋 -8(74 66 70 66)
片山 晋呉 -8(70 66 73 67)

11位タイ

B・ケネディ -7(70 68 69 70)
稲森 佑貴 -7(64 74 68 71)

 

小田 孔明 -7(66 71 68 72)
【コメント】今日は朝から体調が悪くて、最後まで響いてしまった。18ホール回り切れただけよしとしないとね。これから病院にいく。藤田選手との差は考える余裕が無かった。残り2戦頑張る。

※K・バーンズ FRスタート前に腰痛のため棄権


★全結果はダンロップフェニックストーナメント公式サイト

選手コメント

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松山英樹選手インタビュー・コメント

・おめでとうございます
 ありがとうございます。

・今の気持ちは
 めちゃ嬉しい。

・国内6勝目ですが、また違った喜びですか
最近あまりこんなに嬉しいことはなかったので。優勝もメモリアル以来なので、すごい嬉しい。今週は勝つという事が一番の目標でしたからよかった。

・この4日間は
こんなに集中してゴルフをしたことが無かったというくらい集中した。苦しかったのはやっぱり15・16Hで、しょうもないボギーを打ってしまったところ。絶対バーディーが必要な状況になったところで取れたことは自信になった。

・2打差になったときの心境
17Hのグリーンに行ったときに2打差に気がついた。同じ組のジョーダン選手やジョーンズ選手もいいプレーをしていましたし、まぁ18Hは獲るだろうという予想で絶対15アンダーは必要という感じだった。そのため、バーディーかパー、イーグルが必要だったが、今日の調子ではあまりイーグルは望める感じではなかったので17Hでバーディーを取れたのは良かったと思う。軽いフックラインで久々にイメージ通りに打てたパットだった。

・岩田選手とプレーオフを回ったことについて
一番お世話になっているというか、親しくしてくれる先輩なので、やりにくいと思いながら・・・。でもまさかあんなミスをするとは思っていなかった。でも自分は自分のプレーだと思ってやった。

・勝負師の顔をしていたと岩田選手が言っていたが
普段会うときは街だったり、仙台でゆっくりしているようなときで、ゴルフで優勝争いをするときにあったこと無いので。ちょっとでも隙を与えると絶対負けると思ったから、態度が悪いと思われてもそれは仕方ないと思うし、それくらいの気持ちが無いと勝てなかったと思う。

・プレーオフは
ティーショットがバンカーに捕まった時点で2オンは諦めていて、3打目勝負だと思った。セカンドの距離は235y、5Iで打った。あまりいいショットではなかった。本当に左バンカーに入るか入らないか、というところで踏ん張ってくれた。

・イーグルパットを打つときは
入れて終われたらすごくかっこいいかなと・・・(笑)。でもあまり簡単に打ちすぎると、返しのパットがすごい傾斜があるので簡単じゃない、と思った。プレーオフも見据えて。ジョーンズ選手が3打目を外した時点で、ある程度プレーオフも意識しながら打った。ショートするとは思わなかった。

・パットの手応えというのは勝ったときは良いと言っていましたが
良くなかった(笑)。でも大事な17Hで入ったということが一番大きかった。

・勝ったことでツアー登録をしたら来期の出場も
あまり今年とスケジュールは変わらないと思う。日本での試合にも出たい気持ちはあるが、アメリカのスケジュールを考えた時に出たい試合がある時に日本のスケジュールに合わせるのは難しいかなと思う。少しでも日程的に余裕があれば、こうして帰ってきたい。今週も数多いギャラリーでしたし、皆さんの前でプレーをしたい気持ちはある。

・メジャー優勝を目指す上で
普通の初日、二日目はそんなに悪いプレーじゃないのに、最終日にこうしてボギーを打ってしまう。初日の4ボギーと今日の4ボギーは内容が全く違う。プレッシャーの中でのプレーがまだまだ。特に最終日に一つしか伸ばせてないから、こんなに苦しい思いをするわけで。最終日にプレッシャーがかかった時にもっとスコアを伸ばせるように、自分なりにいろいろと試しながらやっていく。

・メジャーで戦っているのとは違ったプレッシャーを感じたか
勝たなければダメみたいな感じがあったし、契約選手がなかなか勝っていないというのもあって、それを聞いてますます勝ちたいと思った。本当にこんなに集中してやったことはなかったんじゃないか、というくらい集中した。

・メモリアルを勝ったときと比べて
今週のほうが集中していた。ゴルフの調子自体は同じくらいかなと思うが、集中力だけだとこちら。

・疲労感は
まだわからない。明日になってみてどうか。

・その集中は自然なもの?意識的なもの?
自然に集中していた。

・来年のスケジュールは
ヒュンダイに出て、ソニー・・・。後はまだ決めていない。

・アメリカツアーを戦っていると、日本ツアーに帰ってきて感じる違いはありますか
一番思ったのはギャラリーのマナーがいいなと。アメリカやアジアでやっていると日本に帰ってきて、マナーがいいし、やりやすい環境だと思った。

・来年までにやっておきたいこと
沢山ある。ショットが大分よくなってきている中での優勝、それをもっと自分の形にしていけるようにするのが一番の課題かなと思う。15・16・17Hもボギーを打っていいのか、というくらいのところからボギーを打っている。そういうショートゲームもまだまだと思うので、その辺をもっと。

・タイガーのワールドチャレンジでの対策
まだ考えていない。この試合で勝つことだけしか考えていなかったので。その辺りは今後の一週間で決めたいと思う。

・16Hで左の林へ。セカンドを打つときに痛そうにしていたが
昨日の15Hで左手首をちょっと捻った。大丈夫だが不安なのでテーピングを巻いていた、まさかあんなライにいくとは思っていなかった。少し痛いが、少し休めば大丈夫な感じ。

・今回、コースの見え方は変わりましたか
昨年まではここのラフはしんどいな、とセカンドを含めて思っていた。今年はあまり感じなかった。今日のアプローチはラフへ行っても何も気にすることなく打てたのが良かった。洋芝自体、いろんな種類があるが、アメリカと比べて今週は抜けが良かったと思う。

・ジョーダンとの4日間
ジョーダンとの一騎打ちができたらもっと良かったと思いますが、お互いにちぐはぐなプレーが目立ってしまった。ジョーダンもプレッシャーがかかっていたと思う。一緒にプレーができて楽しかった。これからもアメリカで一緒にやっていく仲だと思うので、そこでジョーダンに負けないようにしてやっていくというのが今の心境。

中嶋常幸 選手コメント

31位タイ -1(67 73 70 73)
4連戦だったけど、もうちょっと上でやりたかった。ポンポンと上がっても落ちてくる。できれば10アンダーくらいで回りたかった。還暦の皆さん頑張りましょう。応援していただくと力が出るから応援してください。

石川遼 選手コメント

 

31位タイ -1(71 73 68 71)
内容的には良かった。あとは、ちょっとした噛み合わせかなと思う。根気強く続けていく感じかなと思う。すごく悪いってことではないので、毎日毎日追求しながらプレーをしていた。特に何かを変えるというのはなく、変えたいということもない。次のカシオのコースは非常に好きなコース。残り2試合とも優勝争いをできるように頑張りたいと思う。自分的に何かが不安とかは本当に無く、試合をどう戦っていくか、ということ。初日20位くらいでスタートできれば最高かなと、そこを目指してやりたい。初日、二日目を上位で終えることができればいいと思う。上位で戦うことによってハリがでてくる。今日はインスタートなのに多くのギャラリーが観にきてくれたが、年に一度宮崎で開催されるこの試合を、こういう結果だったことがふがいなかったと思う。


2014ダンロップフェニックストーナメント

主催 住友ゴム工業、フェニックス・シーガイア・リゾート、毎日放送
後援
宮崎県、宮崎市、日本ゴルフ協会、九州ゴルフ連盟、日本ゴルフトーナメント振興協会、全日空、宮崎日日新聞社、宮崎放送、JTB、宮崎交通 
主管 日本ゴルフツアー機構
企画運営 ダンロップスポーツエンタープライズ

開催日程
11月16日(日) MRTダンロップフェニックスアマチュアトーナメント
11月17日(月) 指定練習日
11月18日(火) 指定練習日 プロアマチャリティトーナメント抽選会・前夜祭
11月19日(水) プロアマチャリティトーナメント
11月20日(木) 第1ラウンド 18Hストロークプレー
11月21日(金) 第2ラウンド 18Hストロークプレー
11月22日(土) 第3ラウンド 18Hストロークプレー
11月23日(日) 第4ラウンド 18Hストロークプレー
開催場所
フェニックスカントリークラブ
〒880-0122 宮崎県宮崎市塩路浜山3083   TEL:0985-21-1301
競技方法
72ホールズストロークプレー
前半36ホールを終了後、その上位60位タイ(プロ順位)をもって、後半決勝ラウンド進出者(アマチュア含む)を決定する。第1位がタイの場合は、ツアーディレクターの指定するホールにおいてホールバイホールによるプレーオフを行い優勝者を決定する。
競技規則 2014年JGAゴルフ規則及びジャパンゴルフツアー機構競技特別規則を適用する。
出場資格
【1】日本ゴルフツアー機構 選考枠(72名)
(1) 2009年度以後のツアートーナメント賞金ランキング第1位者。
(2) 2009年度以後の日本ゴルフツアー選手権、日本オープンゴルフ選手権又は日本プロゴルフ選手権の優勝者。
(3) 2013年度以後のWGC・ワールドカップ日本代表出場者。
(4) 1973年ツアー制施行後に25勝した者。
(5) 2013年度以後のダイナスティカップ日本代表出場者。
(6) 2011年度以後のゴルフ日本シリーズの優勝者。
(7) 2012年度以後のツアー各トーナメントの優勝者。
(8) 2009年度以後の本トーナメントの優勝者。
(9) 2013年度本トーナメントの成績上位10位以内の者。
(10) 直近のツアートーナメントで成績上位5位以内の者(対象:三井住友VISA太平洋マスターズ)
(11) 日本ゴルフツアー機構会長が推薦する者。
(12) 2013年度ツアートーナメント賞金ランキング上位70名までの者。
(13) 2013年度チャレンジトーナメント賞金ランキング第1位者。

◎以下 JGTO2014年度出場有資格規定に基づいて72名を満たすまで繰り下げる

【2】主催者選考枠(12名)
(1) 実行委員会の推薦する外国人選手
(2) 実行委員会の推薦する日本人選手
賞金
総額 ¥200,000,000 ($1,818,182)
優勝賞金 ¥40,000,000 ($$363,636)
※$1=¥110

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