KANAYA

2016年秋にリニューアルし店舗を拡大したKANATYA。
古民家を再利用したケーキ専門ショップ・ベーカリー専門ショップが新たに加わり、遊び心あふれる料理と個性的な空間演出でリピーターを魅了し続ける。

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プロローグ 延岡市郊外にあるイタリアンレストラン

ITALIAN RESTAURANT KANAYA

金井喬志オーナーの故郷であり、古くから漁師町として栄えてきた情緒豊かな土々呂町に、イタリアンレストラン「KANAYA」をオープンしたのが2003年。当時は、その町で水揚げされた海の幸や地元で生まれた食材を中心に、斬新なアイデアと強い地元愛で、町に新たな風を吹き込んだと話題になりました。それから約15年が経過した今もなお、地元の食材・健康・食への楽しさ追求する信念を曲げること無く、数々のメニュー開発や店舗の空間演出等でリピーターを魅了し続けています。

ITALIAN RESTAURANT KANAYA

▲『PANETTERIA(パン工房)』のメインであるキューブ食パンシリーズ。数々のフレーバーが揃う。

今回のリニューアルで登場したパン工房では、『食パン』を主役に掲げ、野菜や穀類、ドライフルーツなどの素材を練り込んだ、ヘルシーさと風味の豊かさを兼ね備えながら、キューブ型の可愛らしいデザインに仕上げられた食パンを中心に、サンドイッチや塩パン、チョコパンなど、おやつや軽食にぴったりのアイテムが揃っています。

ITALIAN RESTAURANT KANAYA

▲ランチメニューのメインには、金井オーナーがかねてより取り入れたかったというココット料理が登場。

そして注目のイタリアンメニューですが、オープン当初からのテーマである『伝統的なイタリア料理をベースに、地元の食材を活かしたオリジナルスタイルを、気兼ねなく楽しんでほしい』との思いを忘れることなく、さらに、高タンパク質&低カロリーを意識し、より「ヘルシー」を具現化できる「ココット料理」がメインとなります。「ココット料理」は、油分で炒めずに素材の水分で蒸し上げるので、かなりのカロリーダウンとなり、食材の旨味が引き出されて、より繊細な風味に仕上がるのだそうです。そんなことから、今回のリニューアルでは、厨房の調理機器をすべてココット料理に視点を当て、IH機器をはじめ総入れ替えされたそうです。

「延岡市郊外まで、わざわざ目指してきて下さったお客様に満足して帰っていただくためには何が必要か?」を常に念頭に置きながら、リニューアルでは、イタリア郊外にある田舎のレストランをイメージし、店舗デザイン、リノベーション、メニュー開発を自分たちの手で行ったという新しい「KANAYA」。今回のレポートでは、店舗紹介をはじめ、金井オーナーが思い描く、これからの構想などを取材してきました。

 

レストラン紹介

住所:宮崎県延岡市土々呂町6-1734-1
電話:0982-37-3911
営業時間:
Lunch 11:30~15:00(LO14:30)
Dinner 17:30~22:00(LO21:00)
定休日:毎週月曜日

ITALIAN RESTAURANT KANAYAITALIAN RESTAURANT KANAYA

レストランは、一足先にオープンしたパン工房・ドルチェ工房につづき、2016年12月6日にリニューアルオープン。地元の海で拾われた流木や枯木、廃材を再利用してリノベーションされており、懐かしい情景を思い起こさせるような佇まいです。以前の店舗より、テラス席付きのテーブルスペースを新たに設け、より多くの方々を案内できるようにスペースが拡大されています。

ITALIAN RESTAURANT KANAYA

ITALIAN RESTAURANT KANAYA

ITALIAN RESTAURANT KANAYA

ITALIAN RESTAURANT KANAYA

ITALIAN RESTAURANT KANAYA

▲新しく建てられたテーブルスペース。テラスからの光が差し込み、木々の温もりやアースカラーが柔らかな雰囲気を醸し出しています。

ITALIAN RESTAURANT KANAYAITALIAN RESTAURANT KANAYA

▲金井オーナー手造りのペンダントライト。トマト缶や古食器を再利用するなど、遊び心のディテールが散りばめられています。

ITALIAN RESTAURANT KANAYA

▲テーブル席に隣接するテラス席。ガーデンのグリーンを眺めながら食事をするのもおすすめです。

 

レストランメニュー ピックアップ紹介

本日のお魚と魚介類のアクアパッツァ 1,200円(込)

ITALIAN RESTAURANT KANAYA

※17:30からのディナーメニューになります
大ぶりのSTAUBを用いて、旬の自家製野菜や地元で水揚げされた鮮魚を使用した自慢のアクアパッツァ。この日は、延岡市の離島・島野浦島で獲れた大和カンパチと、自家製の夏野菜などがたっぷり盛られていました。素材それぞれからにじみ出た旨味の出汁が相まって、優しい口当たりながら、食べ応え抜群です。

 

土々呂豚肩ロース肉のグリル 生ハムと共に 1,500円(込)

ITALIAN RESTAURANT KANAYA

※17:30からのディナーメニューになります
イタリア料理でもよく知られる『サルティンボッカ』をオーナー流にアレンジしたグリル料理。大判の生ハムで、グリルした肩ロース肉を豪快に覆い、その上に蒸し野菜をトッピングした、見た目にも豪華な一品です。

ITALIAN RESTAURANT KANAYAITALIAN RESTAURANT KANAYA

ココット料理のためにIH厨房にリニューアルされたことで、直火調理器具がなくなりましたが、それが功を奏し、グリル料理には贅沢にも炭火を起こして調理されます。もともとオーナー自身がアウトドア等の炭火料理が好きという事もあり、リニューアル後のメニューに必ず取り入れようと画策していたのだそう。
生ハムが柔らかいロース肉をしっとりと包んで旨味を閉じ込めており、ジューシーな肉汁と炭の香りが口いっぱいに広がります。

【その他の魚/肉料理】(全て税込)

・長崎産ムール貝と真ダコの白ワイン蒸し 1,200円
・土々呂産チョウザメソテー 1,200円
・有頭海老のフリット 1,400円
・土々呂産ハンバーグ KANAYAスタイル 1,300円
・炭火焼地頭鶏のレモン添え 1,500円
・KAYANAのビーフシチュー 1,500円
・炭火焼き牛フィレ肉 ポルチーニ茸のクリームソース 2,300円 など

【その他のディナー前菜メニュー】(全て税込)

【冷たい前菜】
・前菜3種盛り合わせ 500円
・KANAYAパンのブルスケッタ 土々呂豚のパテ添え 400円
・自家製根菜類のピクルス 350円
・新門農園トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ 450円
・渡邊醤油のもろ味噌と自家製リコッタチーズのサラダ 600円 など

【温かい前菜】

・ベーコンとポルチーニ茸のライスコロッケ 500円
・青海苔風味のピザ生地フリット 450円
・窯焼きお野菜のバーニャカウダソース添え 600円
・海老と花野菜のアヒージョ 700円 など

 

魚介類のペスカトーレ 900円(込)

ITALIAN RESTAURANT KANAYA

※17:30からのディナーメニューになります
地元で水揚げされた魚介類を中心に、海の幸と上質なオリーブオイル、トマトソースで仕上げられたペスカトーレは、KANAYAオープン以来、人気定番パスタのひとつ。魚介類のスープとトマトの酸味、オリーブオイルのまろやかさが絶妙です。

【その他のパスタ/リゾットメニュー】(全て税込)

・アーリオオーリオ ペペロンチーノ 750円
・土々呂産釜揚げちりめんとアサリのボンゴレビアンコ 850円
・パンチェッタとキノコのアマトリチャーナ 900円
・ベーコンとゴルゴンゾーラチーズのクリームソース 980円
・ひろし燻ソーセージとポルチーニ茸のクリームソース
・小海老とかぼちゃのクリームリゾット 980円
・KANAYAオリジナルの野菜パン 300円 など

 

土々呂ピッツァ ハーフ630円/フル1,150円(込)

ITALIAN RESTAURANT KANAYA

ITALIAN RESTAURANT KANAYAITALIAN RESTAURANT KANAYA

リニューアル後、新たに加わった石窯で焼き上げる、本格イタリアンピッツァ。パン工房で丁寧に仕込まれたピザ生地を使用して、石窯の高熱により一気に焼き上げます。中でも『土々呂ピッツァ』は、地元の名産である釜揚げちりめんと、上質なオリーブオイルをふんだんに使用したオリジナルで、モッツァレラチーズの濃厚なミルクの風味の中に、バジルと海の香りが爽やかに通り抜けます。

【その他のピッツァ】ハーフ/フル(全て税込)

・マリナーラ 430/750
・ビアンカ ノルマーレ 480/850
・ひろし燻ソーセージのピッツァ 630/1,150
・パルマ産生ハムのピッツァ 700/1,200 など (トッピングメニューあり)

 

ランチメニューより『お肉ランチ(パン・サラダ付き)』1,200円(込)

ITALIAN RESTAURANT KANAYA

※ランチタイム11:30〜15:00
季節・仕入れによって内容が異なりますが、この日は、豚ロース肉の炭火焼き、特製のハニーマスタードソースセットでした。炭火の香りがココットの中に閉じ込められ、添えられた蒸し野菜にも香ばしい香りが染みています。セットのパンは、パン工房で作られた食パンで、この日は人参パンとほうれん草のパン。KANAYA自慢の野菜たっぷりのサラダもセットされ、味も色味も華やかな構成になっています。

 

ドルチェ

ITALIAN RESTAURANT KANAYA

オープン以来、力を入れてきたオリジナルのスイーツは、新たに新設された『PASTICCERIA(ドルチェ工房)』で作られます。オープン以来から定番人気のスイーツに加え、季節のフルーツや野菜を使用したスイーツなど、続々と登場しています。※ドルチェ工房(後記)で購入・テイクアウト可能です。

左から
・新門農園トマトのレアチーズケーキ 300円
・ヘベスゼリー マンゴートッピング 300円
・ココナッツ豆腐の黒蜜添え 300円

■ランチメニュー(全て税込)

・KANAYAマルゲリータのピッツァランチ(サラダ付き) 1,000円
・本日のパスタランチ(サラダ・パン付き) 1,000円
・本日のお魚ランチ(サラダ・パン付き)1,200円
・LUNCH COURSE(前菜・パスタorピッツァ・サラダ・魚or肉料理・パン・デザート・ドリンク)2,500円

■ディナーコース 3,000円(税込)

・前菜3種盛/サラダ/魚or肉料理/デザート/ドリンク/KANAYAパン(食べ放題) 

■ディナーコース 5,000円(税込)

・付出し/前菜5種盛/パスタ/魚料理/サラダ/炭火焼き牛フィレ肉 ポルチーニ茸のクリームソース/おまかせドルチェ盛り合わせ/ドリンク/KANAYAパンあれこれ

 

PANETTERIA(パン工房)

住所:宮崎県延岡市土々呂町6-1734-1
電話:0982-20-0802
営業時間:9:00~18:00
定休日:毎週月曜日

ITALIAN RESTAURANT KANAYAITALIAN RESTAURANT KANAYA

ITALIAN RESTAURANT KANAYA

2016年10月6日に、KANAYAに隣接する古民家をリノベーションし、新たにパン工房が新設されました。昔ながらの和ダンスやぜんまいじかけの時計、歴史を感じる古いガラス扉、古材を用いて、和と洋が共存するデザイン性あふれる工房となっています。

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パン工房のテーマは『食パン』で、ふわふわとした食感、防腐剤や添加物を使用しない安全性を追求し、さまざまなバリエーションで作られています。また、気軽におやつ感覚で食パンを頬張れるように、そして見た目にも楽しめるようにとのコンセプトから、ひとつひとつがキューブ型につくられ、可愛らしく店内を彩っています。

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ITALIAN RESTAURANT KANAYAITALIAN RESTAURANT KANAYA

作られたパンは、古民家にあった古い和ダンスを再利用し、品よくディスプレイされている姿がチャーミングです。ガラス越しには、パンの仕込み風景を見ることができます。

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工房内で、パン専門の女性スタッフが作業する様子。朝から昼の過渡期直前まで、限られた時間でひとつでも多く作り上げようと、テンポよく生地を成型し、機械を使いこなしながら仕込んでいく姿が印象的でした。

 

KANAYAメインのキューブパン 200円(税別)(2斤800円/1斤400円 税別)

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左から
さつまいも/にんじん/ほうれん草/五穀/レーズン

 

たまごサンド 430円(税別)

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ほうれん草の食パンに、ほんのり甘い厚焼き玉子と特製ソースを合わせた、ボリューム感のあるサンドイッチ。登場からすぐに人気商品となり、店頭に並ぶと同時に完売してしまうのだとか。数にも限りがありますので、ご希望の方は、営業開始時間に合わせての来店をおすすめいたします。

 

土々呂バーガー 500円(税別)

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延岡市内の食と物産のイベント『のぼりざるフェスタ』の「名物料理・菓子コンテスト」において優勝受賞した作品でKANAYA出店のイベントで提供されていた、知る人ぞ知るご当地バーガーとなっています。ひろし燻チャーシューにバルサミコソースとわさびマヨをアクセントにしながら、パインを挟んだユニークなコンビネーションで、時折アジアンチックな風味をも感じます。

 

土々呂豚カツサンド 500円(税別)

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薄切りの土々呂豚を何枚もミルフィーユのように重ねたジューシーなカツを、にんじん食パンで挟んだ食事系サンド。ふかふかのパンと相まって、小さなお子さまでも簡単に噛み切れる柔らかさです。さらに、口の周りを汚さずに食べられるサイズ感が人気のポイントです。

 

PASTICCERIA(ドルチェ工房)

住所:宮崎県延岡市土々呂町6-1734-1
電話:0982-20-5822
営業時間:9:00~18:00
定休日:毎週月曜日

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以前の店舗に隣接していた倉庫を取り壊し、奥に隠れていた古民家を改装したドルチェ工房は、パン工房と同じく2016年10月6日にオープンしました。今まではレストラン内でドルチェも作られていましたが、作業の効率化・新たな商品開発への取り組みを積極的に行うことを目的に、そして、お客様が気軽にKANAYA自慢のドルチェを購入できるようにするため、独立して工房を建設したのだそう。

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奥まった場所に工房がありますが、天色の鮮やかなドアがひときわ目を引き、存在感をアピールしています。ドアや壁の塗装、壁紙の張替え、流木の取っ手など、オーナー自ら作業されたのだそうです。

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以前、倉庫を店舗として運営していたコーヒーショップ『Bellini(ベリーニ)』が併設され、13時以降は、購入したドルチェとテイクアウトのコーヒーで、カウンターやガーデンスペースでのコーヒータイムを楽しむことができます。

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ピックアップ おすすめドルチェ紹介

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■チーズタルト 200円(税別)

奥左から:ゴルゴンゾーラ/チョコ/KANAYAチーズタルト
手前左から:かぼちゃ/抹茶

レストランのドルチェメニューでも提供されている「チーズタルトシリーズ」。丸くて可愛らしいフォルムの中に、濃厚な素材の味わいがぎっしり詰まっています。

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奥列スタンドドルチェ 左から

■新門農園トマトのレアチーズケーキ 300円(税別)
■ヘベスゼリー マンゴートッピング 300円(税別)
■ココナッツ豆腐 黒蜜添え 250円(税別)
■ 〃 ぶどうトッピング 300円(税別)

前列 手前から

■生チョコゼリーのロールケーキ 特価200円(税別)※取材当時の金額です。
■Belliniコラボ 濃厚コーヒープリン 250円(税別)

 

インタビュー 金井喬志オーナー

KANAYAオープンから約15年。コンセプトや夢は当初から変わらない。延岡市の郊外に興味を持って足を運んでもらえるように、遊び心あふれる独創的なエリアを演出し、これからも新しいことに挑戦していきたい。

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Q:まずは、リニューアルおめでとうございます。とてもたくさんのお客様でにぎわっていますね!

「ありがとうございます。リニューアルして、オペレーションが全く異なり、自分たちもあたふたすることが多く、ご迷惑をおかけすることもあったのですが、ようやく自分たちも慣れましたし、とてもやりがいがあります」

Q:メニューもガラリと変わったようですね。

「はい。まずは、かねてから取り入れたいと思っていたココット料理を中心に、厨房もリニューアルしました。ココット料理は、素材の水分で蒸し上げるので、とてもヘルシーな上に、素材の旨味が合わさって何重ものプラス効果があります。また、同じくメインメニューのひとつと考えていたのがピッツアです。専門会社に入って頂き、KANAYAオリジナルの釜ができました。さらに、ココット料理に合わせてIH調理器具にしたので、グリル料理は、炭火で調理します。結果的に、自分がしたいことを形にできるようになりました」

ITALIAN RESTAURANT KANAYAQ:新たなコンセプトやテーマがあれば、教えてください。

「KANAYAの基本コンセプトは変わっていません。私の地元である延岡市土々呂町を拠点に、地元の野菜・魚・肉をたくさんのお客様に知っていただきたい。季節感と遊び心あふれるメニュー構成を心がけ、食と空間を楽しんでいただきたい。と常に考えています。もちろん、食の安心・安全にはこだわっており、パンやドルチェも添加物を使用していません。また、これまで以上に、自家製の無農薬野菜などや、農家の方が丹精込めて育てた野菜を”料理の添え物”という考えではなく、肉・魚のようにメインクラスで扱い、野菜を主役にした料理をメニューに登場させたり、ドルチェやパンも野菜を中心にレシピを考案しています』

Q:リニューアルに踏み切ったきっかけは?

「オープンからの未来計画として、レストランとは別に、自家製パンやスイーツを気軽にテイクアウトできるような、別棟で工房&ショップを儲けようというプランはありました。そこで、以前は駐車場横でコーヒーショップの『Bellini』さんが運営されていた倉庫をリノベーションして展開したいと考えていたのですが、昨年に熊本地震が起こったこともあり、建物を見直した所、耐震工事がされておらず、リフォームも難しいことがわかりました。さて、どうしようか?と足踏みしている時に、鳥肌が立つようなジャストタイミングで、隣の家屋が売りに出ることを知り、”今しかない!”と、勢いでリニューアルへ踏み出しました。レストランは通常通り営業しながら、パン工房とスイーツ工房を10月6日に開店させ、その後、レストランを2ヶ月かけてレストランをリノベーションし、12月6日にオープンしました」

Q:パン工房・ドルチェ工房ともに、設備が充実していますね!

「リニューアルをきっかけに、思い切って機器も導入しました。まだまだ自分たちが使いこなせていませんが、おかげで理想的なパンやドルチェを作ることが可能になりました。以前はレストラン内でしか作業できなかったので、作る量も作業時間も限られていましたが、工房を設けたことにより、新しいレシピを考案しながら作ることに専念できるので、もっともっと色んな試みができると思っています」

ITALIAN RESTAURANT KANAYA

ITALIAN RESTAURANT KANAYAQ:レストランをしばらくお休みすることに不安はありませんでしたか?

「もちろん不安はありましたが、お客様方が逆にリニューアルを楽しみにお待ちいただいていたので、リノベーションする作業にも力が入りました。きっと、これまで以上に喜んでいただけるだろうと、自分たちもワクワクしていました。看板が取り付けられたり、外壁を塗り直している作業は、国道を通る車からも見えたようで、よく声を掛けていただきました。また、一足先にパン工房とドルチェ工房を稼働していましたから、わずかですが、流れを絶やさずにKANAYAのエッセンスは感じて頂けていたかなぁと思っています」

Q:リノベーション後は、以前の店舗の雰囲気を残しつつ、イタリアの郊外にあるカフェのようなレトロ感がありますね。

「まさに、そのようなイメージのデザインにしました。延岡市の郊外にレトロな雰囲気が漂う空間をつくり、お客様が散策しながらゆったり過ごせる場所にしたいと思っています。店舗のすぐ近くにある海岸で拾った枯木や流木をインテリアとして利用したり、外壁を白く塗った後にわざと傷を付けてレトロ感を出したり、壁紙や塗装やエントランスへのアプローチなど、ほとんど自分たちでリノベーションし、手造り感のある温かい雰囲気にしました。照明の傘にはトマト缶や古い調理器具を塗装して利用したり、倉庫を壊して広くなったスペースにテーブルセットをおいて、レストランの営業時間外でも、カフェタイムができるようにしたり、この郊外ならではの雰囲気を楽しんでもらえたらと思います」

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Q:今後の展望を聞かせてください。

「オープンして15年ほど経ちましたが、当初からずっと通って下さるお客様もおられ、自分たちとKANAYAと共に、一緒に歳を重ねて下さっているようで本当に嬉しく思っています。これからも共に成長して頂けるように、遊び心ある店舗展開をしていきたいと思っています。そして、5年、10年と、何年経っても、昔からファンでいて下さっている方々が『KANAYAに行きたい』と思ってくださるように、また、これまで訪れたことの無い方が、『いつかは行きたいお店』と思ってもらえるような存在感を持ち続けられるように、さらに、この郊外にネイルサロンや美容室などの色んなジャンルの店舗が集まってくださるような、多方面から『興味を持ってもらえるお店』でありたいと思っています」

お忙しい中、ありがとうございました。

 

エピローグ 取材を終えて

モデル:吉川祐香

「空色の壁が印象的な外観となった店舗。新しくなった店内に入ると、小麦粉の甘い香り。オープンキッチンからは食材の鮮度の良さが見て分かるように伝わってきます。

オーナーの新しい挑戦である鋳物ホーロー鍋を使ったココット料理を初めて食しましたが、鍋ひとつで表現される多彩な調理が楽しめておすすめです。蒸したマグロにオニオンソースのかかった『まぐろ漬けオニオンソース』は、 今までに食べたことのない味で、新鮮でした。

他にも豊富な種類のピザや、伝統のKANAYAのアラカルト・こだわりのワインなど種類豊富で、楽しく食べるうちに自然と体に良いと感じられる、まさに〝トラットリア〟です。 新しく増設されたスイーツ店ではゆっくりカフェタイムが楽しめ、パン屋では小ぶりなサイズ感が嬉しい自然派パンをテイクアウト可能。気軽に、友達や家族、大切な人と訪れたい場所でした」

 

アクセス 東九州自動車道 南延岡インターより車で5分

KANAYA

・レストラン
住所:宮崎県延岡市土々呂町6-1734-1
電話:0982-37-3911
営業時間:
Lunch 11:30~15:00(LO14:30)
Dinner 17:30~22:00(LO21:00)

・PANETTERIA(パン工房)
電話:0982-20-0802
営業時間:9:00〜18:00

・PASTICCERIA(ドルチェ工房)
電話:0982-20-5822
営業時間:9:00〜18:00

すべて定休日:毎週月曜日

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取材・編集スタッフ

モデル・レポート:吉川祐香
編集:中本望美
撮影・制作:ヴォーク有限会社

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