プリンスアイスワールド in 鹿児島

ファン待望の第2回目となるプリンスアイスワールドが鹿児島にて開催。
『4seasons』をテーマに、トリノオリンピック男女金メダリストの氷上共演や、総勢30名のシンクロ群舞で、大きな夢と感動を届けた。

 

プリンスアイスワールド in 鹿児島

2015年の鹿児島初公演から、ファンの大きな声援・リクエストに応え、2017年7月1日(土)・2日(日)の2日間にわたり、昼・夜の2部公演合計4回の公演が行われ、2回目となるフィギュアスケートショー『プリンスアイスワールド』が開催され、13,000人を超える観客に大きな夢と感動を届けた。

今回の鹿児島公演では、スペシャルゲストとして、トリノオリンピック男子金メダリストであり、ロシアの皇帝と称されるエフゲニー・プルシェンコが初登場。同じくオリンピック女子金メダリストの荒川静香も登場し、世界の頂上を手にした2人の氷上公演に注目が集まった。また、世界に名を残し、現在はプロスケーターとして活躍する本田武史、織田信成、安藤美姫、現役活躍中の無良崇人選手、村上佳菜子選手、そして、日本で唯一のプロフィギュアスケーターチーム(総勢約30名)「プリンスアイスワールドチーム」などが多数出演。
さらに、鹿児島出身のアーティスト『AI』がアーティストゲストとして出演。圧倒的な歌唱力とゲストスケーターの安藤美姫とのコラボレーションで、大きな話題を集めた。

本公演で大きな注目を集めたのは、トリノオリンピック金メダリスト、エフゲニープルシェンコの特別ゲスト出演。現在の男子フィギュアスケート界における『4回転時代』を創る足がけとなり、絶対的な優雅さと技術を兼ね備えたことから『ロシアの皇帝』と称されている、その姿がプリンスアイスワールド公演に登場するとあって、フィギュアスケートファンの間でも大きな話題を読んだ。

今回は「4season」というテーマで、春夏秋冬の名曲に合わせ、出演者がそのシーズンに合わせた衣装や演出で会場を魅了。中でもハロウィンやクリスマスなどのイベントシーズンに合わせたコスプレ衣装に身を包んだゲストの意外な表情はファンも感嘆の声をあげ、最高の盛り上がりを見せた。

また、リラックス効果が得られる528Hzの響きを生かした演奏活動を行っている「エイコン・ヒビノ」氏の「You Raise Me Up」がCMソングに起用され、「~愛の周波数528Hz~」が開場中や休憩中、終演時などの場内BGMとして使用され、会場は和やかなムードに包まれた。

さらに、プリンスアイスワールドでは、終演後にゲストやキャストへ直接花束やプレゼントを渡すことができる『ふれあいタイム』が設けられていることも大きな魅力の1つ。ファンからの声援やリクエストに応え、会話をしたり、カメラの前でポーズをとったりなど、丁寧にサービスする姿が印象的だった。

※今回のレポートは初日2公演をまとめたものとなります。

会場

 鹿児島アリーナ

開催日

2017年7月1日(土)・2日(日)

出演

〈レギュラー出演者 〉
荒川静香/本田武史/プリンスアイスワールドチーム

〈ゲストスケーター 〉
エフゲニー・プルシェンコ/安藤美姫/織田信成/村上佳菜子/無良崇人/三原舞依/坂本花織

〈ゲストアーティスト〉
AI

構成・演出

今村ねずみ

主催

KYT鹿児島読売テレビ/プリンスアイスワールド2017鹿児島実行委員会

後援

公益財団法人日本スケート連盟/鹿児島県スケート連盟/鹿児島県/鹿児島市/鹿児島県教育委員会/読売新聞社/ 南日本新聞社/エフエム鹿児島/UMKテレビ宮崎/OAB大分朝日放送/KAB熊本朝日放送

協力

JTB九州/宮崎交通

企画制作

プリンスホテル / GAKUONユニティ・フェイス

取材協力

株式会社GAKUONユニティ・フェイス

 

会場の様子

昼・夜公演に限らず早くから多くの人が足を運び、エントランスの等身大パネルの前で記念撮影したり、お目当ての出演者のグッズや当日券ブースに長蛇の列ができ、エントランスホールから続く通路には、ファンからのスタンドフラワーが端から端まで並び、会場を彩っていた。

 

鹿児島公演記念グッズ

鹿児島公演の開催を記念して、『4season』のパンフレットや、プルシェンコをはじめとする出演者のオリジナルグッズ、プリンスアイスワールドグッズの販売が行われた。

 

プリンスアイスワールドチーム 総勢約30名の群舞

日本で唯一のプロフィギュアスケーター総勢約30名が集うプロチーム。40年の長い歴史をもつフィギュアスケートのエンターテインメントショーで、スケーターが一丸となって繰り広げる“群舞”を得意とする。美しい演技や高い技術はもちろん、競技会とは違ったスケーターの遊び心や、観客席へのサービス旺盛なアドリブなども大きな魅力のひとつ。

今回の『4seasons』では、季節の名曲に合わせて、ハッピやLAファッション、季節の移り変わりを表したドレスなど、衣装替えが何度も行われたほか、小物を駆使したポップなナンバーも多く、得意とする美しい群舞だけでなく、高度な技などが目立つナンバーもあり、ひとりひとりの技術のランクアップを体感する公演となった。

 

キッズスケーター

プリンスアイスワールド公演の中で、ほっこりとした雰囲気に包まれ、優しい声援が多く飛び交うのが、キッズスケーターのナンバー。氷上に登場した瞬間から大きな拍手と声援が沸き起こり、未来のスケーター界をになう子どもたちに大きな期待と感動をエールが送られていた。

『夏の思い出』のナンバーでは、麦わら帽子と虫取り網をもち、昔の懐かしい思い出を振り返るシーンに、スケーターの子役のような設定でキッズスケーターも登場。プロ顔負けのスピード感や堂々とした演技で見事に滑りあげ、多きな拍手が送られていた。

 

レギュラーゲスト・特別ゲスト(出演順)

坂本花織

主な成績
2017年 世界ジュニア選手権 3位
2016年 ジュニアグランプリファイナル 3位
2016年 ジュニアグランプリ横浜大会 優勝
2016年 全日本ジュニア選手権 優勝

世界の舞台に立ち、競合選手のなかで勝ち上がる精神力を全面に出した競技会で見せる表情と違い、持ち前に元気の良さがにじみ出る生き生きとした姿が印象的。広いリンクを自由に滑りながら連続ジャンプを決めるなど、会場から大きな拍手がおこった。

無良崇人

主な成績
2014年 GPスケートカナダ 優勝
2014年 四大陸選手権 優勝
2012、2015、2016年 全日本選手権 3位

Gパンと白いTシャツといったラフなスタイルで、男性の力強さ、どこか影を残すような哀愁、大人としての色気を感じさせる豊かな表現力で会場を魅了。ジャンプの高さ・飛距離の大きさに定評があり、鹿児島アリーナでも、持ち前の存在感を発揮した。

三原舞依

主な成績
2017年 世界選手権 5位
2017年 四大陸選手権 優勝
2016年 スケートアメリカ 3位
2016年 全日本選手権 3位

2017年に四大陸選手権で優勝を果たした実力の持ち主とあって、ふわっと舞い上がるような軽やかな高いジャンプや、少女のあどけなさを残す愛らしい表現や演技の際には、会場からの感嘆の声に包まれた。まだまだ伸びしろの多い選手に期待を寄せる声援が上がると、笑顔で応えていた。

 

本田武史

▼主な成績
1998年 長野オリンピック 出場
1999年、2003年 四大陸選手権 優勝
2002年 ソルトレークシティオリンピック 4位
2002年、2003年 世界選手権 3位

スローテンポのナンバーに合わせ、氷上の隅々まで行き届くような雄大で力強い滑りをしながら、連続ジャンプ、180度にラインが描かれた美しいバレエ開脚ジャンなどの大技を次々と繰り広げ、男子フィギュア界のリーダー格としての貫禄を見せる。ハロウィンがテーマのナンバーでは、若手とともに仮装で登場し、会場を沸かせていた。

アーティストゲスト AI

▼プロフィール
2016年、自身初となるベストツアーを敢行し、全国50公演、13万人を動員、初の鹿児島アリーナ2days 9000人もSOLD OUT。ライブアーティストとしての実力を各地で証明してみせたAI。

大晦日には第67回NHK紅白歌合戦にも2度目の出場を果たし国民的な人気が不動のものになっている中、2017年、前作から約4年ぶりとなるオリジナルアルバム「和と洋」を6月7日にリリース。

今作のビジュアルプロデューサーにはサム・スミスやディスクロージャーなどのビジュアルやミュージックビデオを手掛け、ニューバランスやアディダスなどのブランドともコラボを多数しているロンドン在住のアートディレクターケイト・モロスを起用。ビジュアルや映像も要注目だ!

▼AIコメント
今回はみなさんの滑るリンクのド真ん中で歌うというのでかなり緊張しますw
ただ以前もアイススケートのショーに出た時の感動が今でも忘れられなくて今回もまた素晴らしいアイススケートが観れるのが本当に楽しみです!!!
今回も心を込めてみなさんが最高の気持ちでハッピーに滑れるように観てる人もハッピーになって帰れるように歌いたいと思います!!12月にはまた鹿児島は自分のツアーファイナルでも帰ってきますのでそれもまた楽しみです!!!先ずはプリンスアイスワールド楽しみましょう♥♥♥

AI official web site >> http://aimusic.tv/

名曲『STORY』をプリンスアイスワールドチームと共に、そしてNEW ALBUM「和と洋」から『Sweet Nothing’s』をゲストスケーターの安藤美姫とコラボレーションで披露。AIの本格的な歌唱力が響き渡るリンクでは、安藤美姫ならではの情感あふれる艶やかな演技と力あふれる豊かな表現力で、揺れ動く女性の切ない想いを綴った『Sweet Nothing’s』の歌詞を見事に表現し、会場を大きな感動に包み込んだ。

安藤美姫

▼主な成績
2004年 世界ジュニア選手権 優勝
2006年 トリノオリンピック出場
2007年 世界選手権 優勝
2010年 バンクーバーオリンピック 5位
2011年 世界選手権 優勝

目の表情や指先といった細部の見せ方で、大人の女性がもつ芯の強さ、美しさ、せつなさなど、独特な世界観に観客をひきこみ、会場中を魅了。指導者や振付師としての活躍の場も広げていることもあり、さらに表現力に磨きがかかっていた。

 

荒川静香

日本スケート連盟副会長。
▼主な成績
1998年 長野オリンピック 出場
2004年 世界選手権 優勝
2006年 トリノオリンピック 金メダル

高難易度な技を優雅に、そしてなめらかに整える演技力をもって、体1つで表現するスケーティングを基本とするが、今回のプリンスアイスワールドでは、椅子やシャツなどの小物を用いて、慕う人への心や情景を表現。オリンピック金メダリストの存在感、磨き上げられたスケーティングスキル、そしてしなやかな美しさで、歳を重ねる毎に深みが増す表現力に、感嘆の声があがった。

 

村上 佳菜子

▼主な成績

2014年 四大陸選手権 優勝
2014年 ソチオリンピック 出場
2015年 世界選手権 7位
2016年 全日本選手権 8位

持ち前のスピーディなスケーティングの延長線上から飛び出す、高さとキレのあるジャンプに圧倒され、観客がハッと息をのむような場面も。曲調を的確につかみ、大人の女性らしさを持ち合わせたしなやかで優雅な演技をみせたのち、持っていた一輪の薔薇を観客へプレゼントする際には、屈託のないチャーミングな笑顔をみせるなど、短い時間の中に、本人らしさが全て詰まっているようだった。

織田信成

▼主な成績
2006年 四大陸選手権 優勝
2008年 全日本選手権 優勝
2010年 バンクーバーオリンピック 7位
2009年、2010年 グランプリファイナル 2位
2013年 グランプリファイナル 3位

朗らからキャラクターで親しまれているが、一度氷上に立つと一瞬で空気感が変わり、その集中力と演技力でファンを釘付けに。シャツとGパンのラフなスタイルながら、コンビネーションジャンプを何度もきめた際には、拍手と熱い声援が飛び交った。キャラクターを活かしたユニークなパフォーマンスとプログラム構成で、会場中を織田ワールドで包み込んだ。

 

エフゲニー・プルシェンコ

▼主な成績
2002年 ソルトレークシティオリンピック 2位
2006年 トリノオリンピック 優勝
2010年 バンクーバーオリンピック 2位
2014年 ソチオリンピック団体戦 優勝

トリノオリンピック男子金メダリストであり、ロシアの皇帝と称されるエフゲニー・プルシェンコ。氷上に降り立った瞬間からの王者としての存在感に会場中が引き込まれ、会場からはため息が漏れた。ジャンプや躍動感のあるスピン、静と動を美しく表現したステップで魅了し続けるだけでなく、ライトで照らされてダイヤモンドのようにきらめいた氷の破片をまといながら客席に目線を配ると、感嘆の声を上げるファンも多く、短い時間で会場中が王者プルシェンコの虜となったようだった。

 

演出:今村ねずみ

今村ねずみ

プロフィール

北海道出身。劇団「夢の遊民社」を経て、1986年に「THE CONVOY SHOW」を立ち上げる。
全作品の作・構成・演出を手掛け、自らも出演。多彩な要素を盛り込んだステージを創造し、観衆を魅了した。
2006年には単身韓国に渡り、代表作『ATOM』の韓国キャスト版を創り、ロングラン公演を実現。絶大な評価を得て09年に再演。
12年より、自身の一人舞台シリーズ『Nez Channel』も始動させた。
近年の主な出演作に、舞台『絹の靴下』、『THE 39 STEPS –秘密の暗号を追え-』、『キサラギ』、『6週間のダンスレッスン』『ヴォイツェク』ほか。また、演出も多数手掛けている。第35回菊田一夫劇賞、第12回「ザ・ヒットメーカー‘99」演劇部門受賞。

 

テーマソング:エイコン・ヒビノ「You Raise Me Up」

 

▼プロフィール
近年、愛の周波数と呼ばれている528Hzの響きを活かした演奏活動を始め、2015年1月テイチクエンタテインメントより、フルアルバム『心と体を整える~愛の周波数528Hz~』でメジャーデビュー。
同年7月には、第2弾フルアルバム『自律神経を整える音の処方箋〜愛の周波数528Hz〜』をリリース。CD不況と言われている音楽業界で、記録的なヒットとなる。528Hzを音楽理論や医学的観点から作曲。
その手法が高く評価され、日本レコード大賞企画賞を受賞。2011年に起こった熊本・大分地震の支援活動として別府温泉テーマ曲「FUTUERs」をリリース。
その後、開催された大分・熊本・横浜・鹿児島でのプリンスアイスワールド公演の会場BGMとして、フィギュアスケート界でも癒しの音楽として起用される。
今までにはなかった「機能を持つ音楽」を生み出す日本で唯一の528Hz作曲家・ピアニスト。

▼コメント
昨年の熊本・大分地震がきっかけで、プリンスアイスワールドを通じ私のリラックス効果の高い528㎐の音楽を届ける事で、被災されました皆様に少しでもお力になれたことを嬉しく思います。
今回は、鹿児島の皆様に大きな夢と希望、そして安らぎを私の音楽を通して感じていただければ幸いです。  

http://acoonhibino.com/

 

会場BGMで癒しの空間を映像と音楽で演出!

■「さだまさしの来たの国から528~自律神経を整うDr.528~」

第57回 日本レコード大賞企画賞受賞作品

■心と体を整える ~愛の周波数528Hz~
■自律神経を整える音の処方箋 ~愛の周波数528Hz~

528 心と体を鍛える528 自律神経を整える

 

 

セットリスト

Opening

・Viva la Vida
・Fantastic Planet

Spring

・春よ、来い
・メギツネ
・花
※GUEST

Summer

・夏祭り
・Ha Na Bi
・Bamboleo/Volare/Djobi Djoba/Pida Me la/Baila Me
・夏の思い出
・LIFE
※GUEST
・さよなら夏の日

Autumn

・Fields of Gold
・三ヶ月
・ALL IS FINE
・枯葉
・Autumn Leaves
※GUEST

Winter

・Joy to the World
・Happy Xmas (War Is Over)
・Let It Go
・Merry Christmas Mr.Lawrence
※GUEST

New Year

・Ode to Joy

Finale

・Seasons of Love
・春よ、来い

 

撮影・編集

ヴォーク有限会社

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