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2007年09月25日
ジェイク・シマブクロ ジャパンツアー2007 [ ホールライブ ]
映画『フラガール』のメインテーマ曲”Hula Girl”ほか、サウンドトラック全般を担当したことでも話題となった「ジェイク・シマブクロ」さんのジャパンツアーが9月18日(火)大分県大分市の「iichiko音の泉ホール」で開催されました。NHK「紅白歌合戦」でも夏川りみと「花」でコラボレーションをして今までよりもさらに全国的に人気がでてきた所でのツアーだけに開場には開演前から多くのお客さんが訪れました。
(レポート:甲斐英利 取材協力:ガクオンユニティフェイス)
AMERICAN EXPRESS presents
JAKE SHIMABUKURO JAPAN TOUR 2007
日時 :2007年9月18日(火)
開場 18:00
場所 : 大分iichiko音の泉ホール
公式ホームページ:http://www.jakeshimabukuro.net/
開場前には物販コーナーにも人集り。特に下の写真の手ぬぐいは大人気!「おねがいしまぶくろ」というシャレが効いています(笑)。そして、いよいよライブスタート。
ブルースクリーンにツアータイトルが映し出されている前にジェイクさんが登場!さて、ウクレレ一本のライブとはどんなものなのか・・・自分は初めてなのでとても楽しみです!
ライブスタートと同時に思わず、身を乗り出してしまうほどの驚きを感じました。「ウクレレってこんな楽器だったっけ?」と思うくらいの激しいステージング。ウクレレというとゆったりとしたイメージがあると思いますが曲によってはそれを払拭させる演奏のオンパレードでした。それにしてもトークが面白い。この演奏とトークのギャップがたまりませんでした。
目を閉じると、スローなナンバーでも本当にウクレレ一本なのか?と思ってしまいます。ニコニコとメロウなナンバーを聞かせてくれたと思ったら、ハードロックギター並みの速弾きにストローク。本当に多種多様な楽曲がいろんなアレンジで飛び出してくる。ジェイクさんの音楽の引き出しの数は半端ではありませんでした。
「ウクレレでだせる音は全部だした。」といった感じの約二時間。写真を撮るのを忘れそうになるくらいその圧倒的な演奏に引き込まれていました。しかし、その迫力が一瞬にして、やすらぎに変わるトークの時間。ジェイクさんの人柄がとっても表れています。
会場の皆さんも最後の最後まで本当にステージを楽しんでいらっしゃいました。ラストの曲が終わると待ってましたといわんばかりのスタンディングオベーション。ジェイクさんの姿が見えなくなるまで拍手は延々と続くのでした・・・・
▲ライブ終了後のジェイクさん。
ウクレレを通して一番伝えたい事はなんですか?と尋ねたところ。
「いろいろあるけどこのウクレレの素敵な”音”を届けたいですね。ウクレレはとっても簡単で楽しい楽器ですよ。」と答えてくださいました。このジェイクさんの笑顔で言われるとそうかぁやってみようかなぁと思ってしまうのですが、演奏を思い出して「・・・無理!」と再び思ってしまったのでありました。といっても、現在は教習本なども多く出ていてウクレレ自体も手に入りやすくなっているので、みなさんも挑戦してみてはいかがでしょうか?
投稿者 blogpawanavi : 18:03
2007年09月10日
大萩康司 & チョウ・チン リサイタル [ ホールライブ ]
2007年8月25日(土)宮崎県出身クラシックギタリスト大萩康司さんのリサイタルが、ゲストにチェリストのチョウ・チンさんを招いて「宮崎県立芸術劇場 アイザックスターンホール」にて開催されました。「チェロとギター、10本の弦が織りなす鮮烈な美の世界、才能溢れる2人が作りだす今までにないチェロとギターの意欲作」といわれた同じ二人によるアルバム『10弦の響』の曲など中心に約二時間半のリサイタル。アイザックスターンホールという厳粛なホールの中とても素敵な2時間半を過ごす事が出来ました。
(レポート:甲斐英利 取材協力:ガクオンユニティフェイス)
大萩康司 & チョウ・チン リサイタル “Eternal Harmony”
日時 :2007年8月25日(土)
開場13:30
場所 :宮崎県立芸術劇場 アイザックスターンホール
公式ホームページ:http://www.jvcmusic.co.jp/ohagi/
※リサイタル風景の一部はは演出の妨げにならないようリハーサルにて撮影したものです。
台風の心配もありましたが当日は雲はあるもののお天気に。すこし蒸し暑いなかでしたがこの日を楽しみにしていた人達の長い列が出来ました。
前回のインタビューで「日常の空気からはなれて、コンサートの「聞く事しか出来ない」という独特の雰囲気を味わっていただきたいと思います。スピーカーから出た音楽を聞きながら何かをしたり、生活の音がする中で聞くものとは違い、それらが全くない、音が空中を飛んでいるような感覚、そしてそれが、舞台で演奏している人からでてくるという現象は見ていてとても面白いので、ぜひその感覚を味わっていただきたいと思います。それで、感動してもらえればとても嬉しいです。」とおっしゃっていた大萩さんでしたが。こうして開場で聞いてみるとその意味が本当にわかりました。
リハーサルの時に「とても静かで響くので下手に動けません(笑)」と大萩さんに話しかけたところ、「ここは空調の音がするでしょ?レコーディングの時はもっと静かですよ」と話してくださいました。写真を撮るときピントを合わせるカメラの超音波モーター音すら聞こえるほどの静かさなのにそれより静かなんて想像がつきませんね。そして言われるまでは空調の音にすら気がつきませんでしたから・・・
繊細な音・ダイナミックな音・ささやくような、歌うような。さまざまな10本の弦による響きがまさに目の前を飛んでいる感覚。そして、舞い降りてくる感覚。現在は、増幅された、さらにはデジタル化された音楽を聴く機会が殆どですが、「生」の音を聞くと体が喜んでいるのがとてもわかります。正直、普段からクラシックを聞く事はあまりないのですが、逆にせっかく聞くならたまにでも良いのでコンサートホールで聞きたいと強く思いました。
学生の頃は「眠くなる」とか思っていた事もありましたが、聞き入れば聞き入るほど目が冴えてくる感覚でした。体が飢えていたのかもしれませんが、クラシック音楽の楽しみ方を再発見した感じで、もっともっと聞いていたいと感じる事が出来ました。
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終演後はサイン・握手会が開催されここでも長い列が出来ました。地元宮崎ということで知人・友人の方も沢山こられていたようでした。右の写真は大萩さんがレコーディングでお世話になっているレコーディングエンジニアの奥原さん。今回はセッティングなどでステージにも登場されました。
投稿者 blogpawanavi : 19:28