« 2006年06月 | メイン | 2006年08月 »

2006年07月24日

プチュレpresents STARDUST REVUE 25th Anniversary Tour "HOT MENU" [ ホールライブ ]

25周年、おめでとうございます!!

プチュレ presents
STARDUST REVUE 25th Anniversary Tour "HOT MENU"

**************************************************************

これからコンサートをご覧になる方へ
伏せ字などを使い演出上重要な部分は割愛させていただいていますが「ネタバレ」になる部分もレポート中に含まれています。もちろんこのレポートでご覧頂ける演出などは、ほんの一部で、ご覧になってもコンサートは十二分に楽しめますが、これからコンサートをご覧になる方はご了承の上ご覧下さい。

**************************************************************

 思い起こせば25年前、当時小学2年生だった僕は、音楽といえば学校で習う歌やテレビアニメの主題歌などで大満足でした。そして小6で"ROCK"という音楽のカッコよさに目覚め、中学で"バラード"という恋愛の悩みを代弁するステキな音楽を知りました。そんな私パワナビ☆木原が本日レポートするのは、その中学時代に"バラード"のステキさを僕に教えてくれた、根本要さん率いるSTARDUST REVUEの『STARDUST REVUE 25th Anniversary Tour "HOT MENU"』の宮崎公演の模様です!!この公演の数日前(5月25日)に、スタレビは25歳の誕生日を迎えたばかり☆そんな記念の日を一緒に祝おうと、 1800席以上あった席はチケット販売開始直後、わずか数日でSOLD OUT!!当日は、立見席が出るほどの大変な数のファンの方が集まられ、要さんのステキな歌声と絶妙なトークに酔いしれていました。それでは早速熱狂の渦と化した、この日の模様をぜひご覧下さい!!
(レポート:パワナビ☆ケイ)

sdr_hotmenu01.jpg sdr_hotmenu02.jpg

プチュレ presents
STARDUST REVUE 25th Anniversary Tour "HOT MENU" 宮崎公演

2006年05月28日(日) 18:00START 
at 宮崎市民文化ホール
協賛 ビューティープランニング

STARDUST REVUE公式H.P.


☆以前のレポートはコチラ☆
STARDUST REVUE関連レポート
スターダスト・レビュー根本 要in宮崎
STARDUST REVUE LIVE ENTERTAINMENT TOUR"AQUA"
STARDUST REVUE LIVE ENTERTAINMENT TOUR "Heaven"
ジュピター音楽祭 スターダスト☆レビューin KIJIMA
JOY FM サマーミッドナイトライブ

 さてさて今回のツアーで、スタレビの宮崎公演はなんと通算26回目!!初めて行なったのは今から23年前の'83年なんです。ちなみにその時は、宮崎のアマチュアバンドのゲスト(!)としての来宮だったそうです…。そんな歴史を持つスタレビのライブは、毎回チケットが入手困難でして、今回のライブで用意された約1800枚のチケットも、もちろん速攻でSOLD OUT!!なかには当日券を求める為に、何時間も前から会場に足を運んだ方もいらっしゃいました。そんなプレミアライブの開場前は、もちろんかなりの長蛇の列!!
sdr_hotmenu03.jpg sdr_hotmenu04.jpg

sdr_hotmenu05.jpg sdr_hotmenu06.jpg
 
 そして開場と同時に、沢山の方がツアーグッズ売り場に足を運ばれていました。その売り場近くには、このツアーの協賛をされている「puchure」さんのブースもあり、そこにもたくさんの方が足を止めて美容液などに興味を持たれていました。ちなみにこの日、来場された方に対してCDジャケット仕様の美容液お試しセットも配られていました。
sdr_hotmenu07.jpg sdr_hotmenu08.jpg


sdr_hotmenu09.jpg 会場内に目を通すと、スタレビの25歳を祝おうと超満員のお客さんが期待を高めていらっしゃいます。そして、ステージに注目すると、なんと!おめでたい紅白な幕が……これからのお祝いにピッタリな感じとなっておりました。

 今回のツアータイトル"HOT MENU"の名のとおり、先行して発売されたスタレビ25周年の歴史の詰まったアルバム"HOT MENU"からの選曲となった今回のライブ。いきなり往年の名曲"夢伝説"のイントロ。あのキーボードのフレーズが鳴り響きだし、大喜びのオーディエンス!!こぶしを突き上げる方がいれば、その横では嬉しさのあまり涙ぐむ方もいるという感情モロダシの客席でした!!!
sdr_hotmenu11.jpg sdr_hotmenu12.jpg

sdr_hotmenu13.jpg sdr_hotmenu14.jpg

 もちろん、皆さんご存知の名曲がたっぷり詰まったアルバムからの選曲ですので、どの曲一つとっても、その時々の思い出がブワッとこみ上げてきます。そしてそして、毎度お馴染みの「要トーク」は、今回も舌好調!! 名曲で感動させた後に、いきなり繰り広げられる爆笑トークはライブの中でも重要なキーパーツとなっているようでして、これを楽しみにしている方も沢山いらっしゃった様子でした。ちなみに、トークのお時間は本日 計9回!
sdr_hotmenu15.jpg sdr_hotmenu16.jpg

そして、今回のツアーでは途中休憩があったのですが、その休憩が終わる前にはJOY-FMでお馴染みのD.J.pokkyも登場!要さんと交流のある Pokkyさん、25周年のお祝いに駆けつけてられたそうです。そこではJOY-FMの名物番組「Weekend JAM」のタイトルコール撮りも行なわれ、Pokkyさんと要さんが合図を出し会場の皆さんと一緒にコールを行なわれていました。
sdr_hotmenu21.jpg sdr_hotmenu22.jpg

そして、皆さんが一息ついた所で怒涛の後半戦のスタート!今回、25年という節目の年のツアーという事で、様々な仕掛けがステージ上では繰り広げられています。その中身はというと、メンバーが要さんに代わり〇〇をとる曲があったり、前もって〇〇を発表したりと普段のステージではありえないような内容。その土地その土地のお客さんを大事にしているスタレビならではな仕掛けです。
sdr_hotmenu23.jpg sdr_hotmenu24.jpg

sdr_hotmenu25.jpg sdr_hotmenu26.jpg

後半戦では、昔話"かぐや姫"をモチーフにされ、最近ではCM等でも流れている"木蘭の涙"のアコースティックver.やスタレビの記念すべきデビュー曲 "シュガーはお年頃"などを披露し、本編ラストにはつい自分も聞きながら涙ぐんでしまった"今夜だけきっと"を演奏してくださいました。その曲ラストには、ステージ後方に〇〇〇が流れ、本当に感動的なラストとなりました。
sdr_hotmenu28.jpg sdr_hotmenu30.jpg
 
まだ熱気覚めやらぬオーディエンスの皆さん。ステージからメンバーがいなくなった直後から、会場内割れんばかりの歓声と共に「アンコール」の大合唱!!すると、休むまもなくメンバーの皆さんがステージに登場!!!本当に、会場内の一人ひとりを大事にされているバンドなんだなぁ〜と感じました。そしてアンコールとなった訳ですが、さすがは25周年を迎えるバンドだけあって、なんとアンコール曲は会場によって変えられている、いわば「日替わり」曲からスタート!。そして2曲目には、この直前に行なった鹿児島のお客さんからリクエストのあった曲を演奏する、要さんいわく「日本全国数珠繋ぎリクエスト(笑)」の曲を披露してくださいました。そしてそして、ついに本日最後となりましたアンコール3曲目には25周年を祝うにはピッタリのお祭り騒ぎな曲でフィナーレ!!トータル時間約3時間半、全28曲の長丁場となった訳ですが「えっ、そんなに時間過ぎたの?」と思ってしまうくらいに内容たっぷりの今日のステージでした☆
sdr_hotmenu31.jpg sdr_hotmenu32.jpg

sdr_hotmenu33.jpg sdr_hotmenu34.jpg

こうして、記念すべき宮崎での26回目の記念ライブは幕を下ろしました…。やっぱり、25年という年月を重ねているバンドだけあって、本当にオーディエンスの皆さんを大事にされているなぁと感じると共に、メンバー全員が根っから音楽というものを楽しまれているなぁと感じました。また、オーディエンスの皆さんを見てみると、中には親子3代で来場されている方々もチラホラ…息の長いバンドだけにファンの層も広く、また曲調もポップな曲からロック色の強い曲、そして思わず涙ぐんでしまうバラードやア・カペラ曲など、本当に幅広い曲を演奏されており、もちろん最強の要トークも健在で、全くお客さんを選ばないどんな世代・層の方も楽しめる、日本でも有数のバンドさんだと改めて思いました。3月4日に始まった今回のこのツアーは6月30日現在で全54本(!)組まれており、今後も追加公演の予定があるとの事。この事こそ、日本全国の皆さんがスタレビのステージを楽しみにされている事を証明しているような気がします。今後も、30年・40年と、いつまでもステージ上で沢山の方々を楽しませて欲しいなと今回、心から感じました。まだスタレビのステージを体感されていない方々、ぜひぜひスターダストレビューのステージを体感されてみて下さい。きっと、アナタの心に響きまくること間違い無しですよ☆

そして、今回のライブを見逃してしまったアナタに嬉しいお知らせがっ☆

なんと、今回のHOT MENUツアーの追加公演として、10月1日(日)に延岡総合文化センターでのライブ開催が決定致しました!!意外にも、延岡地区では初公演となる宮崎県内通算28回目のこのライブ。延岡会場のつくりを考えても、より身近でよりアットホームな空気感のもと行なわれること間違い無しです!!チケットは全席指定の\6,500(税込)なんですが、今回なんとコチラもスタレビライブならではなオトクな設定でもある、『お友達チケット設定』というものを利用されると、同時に4枚以上お買い上げにて、1枚\5,500(\1,000割引)となってしまうのです!!この機会に、沢山のお友達と早めにスケジュールを調整されて一緒に楽しまなければ損ですよ☆ちなみに、発売は7月30日AM10:00〜となっております。売り切れ必死のスタレビ初の延岡公演。お求めはぜひお早めに♪詳しくは、Gakuon Unity Faceまでお問い合わせ下さいませ。


◆プチュレ presents
STARDUST REVUE 25th Anniversary Tour "HOT MENU"延岡公演
7月30日(日) AM10:00〜チケット発売開始☆

日時 :平成18年10月1日(日)
開場 17:30 開演 18:00
場所 :延岡総合文化センター
http://www.wainet.ne.jp/%7Ensbc/

全席指定 ¥6,500- (消費税込)
※お友達チケット設定:4枚以上お買い上げにて、1枚¥5,500-(¥1,000割引)

★チケットぴあ TEL:0570-02-9999、0570-02-9966 Pコード:87015
★ローソンチケット TEL:0570-084-008 Lコード:229−057
★イープラス http://eplus.jp/
★GAKUONユニティ・フェイス TEL:0985-20-7111
★チケットぴあ、ロ‐ソンチケット、延岡総合文化センター、宮交シティ、他

投稿者 blogpawanavi : 16:24 | コメント (0) | トラックバック

2006年07月12日

湯川トーベン、ともぞうライブ [ 自主企画ライブ ]

TAMライブ3度目の登場となる湯川トーベンさん。トーベンさんといえば、「子供ばんど」そして、このライブが行われたのは「こどもの日」!そんな記念日?に行われた17回目のTAMライブ。オープニングアクトには、「ともぞう」さんがTAMライブ2度目の登場となりました。
(レポート:☆パワナビ甲斐)

music&booze TAM present Vol.17
湯川トーベン O.A.ともぞう

music&booze TAM

湯川トーベン オフィシャルホームページ

toben55_10.JPG 

toben55_01.JPG toben55_02.JPG
ライブ前・・・
店内をを普通に行き来するトーベンさん。そして、トーベンさんにいただいたバナナ。
「まだ、ちょっと早いなこのバナナ」 「でも、うまいっす」なんて会話をさせてもらいつつ相変わらずアーティストさんと身も心も身近すぎる感覚で楽しめるTAMライブのスタートです。(笑)。


オープニングアクト 〜ともぞう〜************************
toben55_03.JPG toben55_04.JPG

「ハードロックバンドのメンバー探してます」とアコースティックギターをかかえたともぞうさんが登場!今回はソロでオリジナル。そしてハードロックでありませんでしたが、バラードなどでも、ハードロックのエッセンスが散りばめられています。短い時間でしたが、今後のバンド活動への思いが前へ前へと現れたともぞうさんのステージでした。現在はメンバーを探しながら悶々と曲作りなどをされているそうなので、我こそは!というロッカーの皆さんは是非コンタクトをとってみて下さいね!

toben55_05.JPG toben55_06.JPG


〜湯川トーベン〜************************

toben55_07.JPG toben55_08.JPG

しばしの休憩の後いよいよトーベンさんが登場。「嫁にやるならバンドマン!」と高らかに鳴っていたのはトーベンさんのテーマソング「バンドマンブルース」一発で覚えてしまうフレーズはお客さんのテンションを一気にあげていきます。そんなお客さんをよそに「私が湯川トーベンです。ともうぞうさんに拍手〜♪」とすかしてくるところはさすが。逆に盛り上がるから不思議です(笑

toben55_09.JPG toben55_10.JPG

ライブは最新アルバム「そら」の曲を中心に1st、2ndの曲をを織り交ぜながら進行していきました。
MCと共に印象に残ったのは「そら」収録曲の「パナヌファ」。沖縄・波照間島の言葉で「花の子」という意味だそうで、日本最南端の音楽食堂の名前でもあるそうです。2005年にそのパナヌファで「波照間島初のロック公演」を敢行!その後、そこで見た「月明かりに浮かぶ白い家」「空と海の島」のことを思って出来た曲。トーベンさんの話に出てくる風景と曲と詩を頭の中でミックスすると自分なりの「パナヌファ」が浮かんできました。
その「パナヌファ」のホームページを発見しました!
http://www3.ocn.ne.jp/~pananufa/
いつか行きたい場所リストに早速追加です!

toben55_11.JPG toben55_12.JPG

toben55_13.JPG toben55_14.JPG

CDでは1月にメジャーデビューしたトーベンさんの愛娘である湯川潮音さんがコーラスなどで参加している「退屈に誘われて」も第二部で聞く事が出来ました。そして、曲とソロが不思議な関係の「食パンとミルク」ではさすが!のプレイを目の当たりに・・・そして、テーマソング「バンドマン・ブルース」もちろんセットリストに。
「嫁にやるならバンドマン おいらバンドマン♪」と気持ちのいいリズムのこの曲はトーベンさん自信がバンドまんでありながら娘さんをもつ父でもあるので聞いててちょっと切なくなったりも・・・因みにトーベンさんはバンドマンには嫁にやらん!そうです(笑) ラストの方ではボブ・ディラン「Like A Rolling Stone」の日本語訳カバーなんかも聞けて、とってもいい気分のまま、楽しいライブはあっという間に終わってしまいました・・・

toben55_15.JPG toben55_16.JPG
ライブ終了後はそのままカウンターでお客さんと親しげに話すトーベンさんの姿も・・・
「歌詞カード一回出すと入らないから気をつけて〜(笑)」といいつつもお気に入りのレーベル面は見せたがるトーベンさんの。ホームページの日記などでも自ら紹介されていますよ。みなさんもチェックです!

これが噂のレコード風CD!ちゃんと凹凸があるのにビックリ!
DSC00008.JPG

最後にTAMさんとトーベンさんともぞうさんで記念にパチリ!
みなさんお疲れ様でした!
toben55_17.JPG

TAMさんのホームページでのライブレポートも是非ご覧下さいね!
TAMさんならではの目線でのレポートがご覧いただけますよ!

投稿者 blogpawanavi : 22:13 | コメント (0) | トラックバック

2006年07月11日

坂本梨奈インタビュー [ インタビューPR ]

 今回パワナビミュージックコーナーでご紹介するアーティストは、2006年8月2日、ミニアルバム「Mamma」のリリースとともに、「AtoNO Records」からデビューが決まった、宮崎市出身のシンガーソングライター「坂本梨奈」さんです。現在、坂本梨奈さんは宮崎市在住・・・。デビューをきっかけに活動の場を、東京から宮崎に移し、宮崎を拠点に九州地方を細かくまわっていきたいと希望されています。すでに宮崎でも、「五感を刺激するうたをうたう・・・」といわれる坂本梨奈さんの歌声を聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、実はつい数ヶ月前までは、東京のライブハウスなどで活躍しており、今年の1月にはワンマンライブも行うほどでした。今回リリースされるアルバムのレコーディンクも東京で行ったそうで、もちろんレーベルや所属事務所も東京にあります・・・・・。そんな事から、活動拠点を宮崎に移したことにより、様々な営業やイベントのたびにスタッフは東京からやってくるわけです。すでに東京という大きな市場での活動がスタートしていた事を考えれば、活動拠点の移動はメリットよりデメリットのほうが多いように思われるのですが・・・・・。そこで、今回のインタビューでは坂本梨奈さんの宮崎へのこだわりの部分を中心に、最新アルバムや70曲以上あるというオリジナル楽曲について、いろいろとお話を聞いてみました。
(レポート:松田秀人)

坂本梨奈 坂本梨奈
(撮影・インタビュー:2006年06月26日 場所:延岡市方財町)

*******************************************

●坂本梨奈プロフィール(公式HPより抜粋)

坂本梨奈
(画像提供:AtoNO Records)

■坂本梨奈公式ホームページ↓
http://www.atono.co.jp/rina/

11月15日生まれ

五感を刺激するうたをうたう・・・
宮崎県出身のシンガーソングライター

ひとの根底にあるもの
毎日を生きる上で見過ごしているありふれたこと
誰しもが持っている普遍的な部分
彼女の手掛ける数々の楽曲には、
生きることや愛することの喜びを軸に、
本能や感覚で表現された言葉にならない想いが込められている

2004年夏より作詞・作曲を開始。
およそ70曲以上のオリジナル曲を持ち、
精力的なライブ活動を行っている。
今年1月には、初のワンマンライブも成功させた。

Musique Presse et Rinaとして参加したコンピレーションアルバム
『BOSSA VOYAGE』シリーズは大きな反響を呼び、
現在までに4タイトル/計7曲をリリースしている。
最新作『BOSSA VOYAGE-collection7-』収録の
Virtual insanity (Jamiroquaiのカヴァー)を始め、
その多くが全国のラジオ・TV・カフェ・デパート等で好評 オンエアされている。
地元宮崎でのラジオ出演も好評を博し、新聞・雑誌に取り上げられた。

また2005年春には東京ディズニーリゾートオフィシャルホテルの
舞浜シェラトン内レストランで、約40回に及ぶライブパフォーマンスを行い、
幅広い年代からの支持・注目を集めた。
更に、他アーティストのライブでのコーラス参加や、
新鋭アーティスト(デザイナー・フォトグラファーなど) とのコラボレーションを行うなど、
多方面で魅力を発信している。

2006年、日本最大のネットリリースwebサイト”mF247”では
「ジャズ&フュージョン」「オーガニック」部門で第1位(6月時点)。

2006年8月2日 デビューミニアルバム「Mamma」発売予定

*******************************************

●デビューミニアルバム「Mamma」

Mamma
(画像提供:AtoNO Records)

2006/8/2 ON SALE DEBUT MINI ALBUM

Mamma
01.Mamma
02.smells like you
03.満ち潮ロック
04.He
05.Mamma (inst)

ATNR-40 \1,470 (税込)

■AtoNO Records公式ホームページ↓
http://www.atono.co.jp/

*******************************************

●坂本梨奈インタビュー

-----子供の頃から音楽をされていたんですか?また、学生時代などはライブなどの音楽活動をされていたのですか?

坂本梨奈:実は、学生時代から、バンドでライブをやったり、オーディションを受けたり・・・・・というのは、まったくないんですよ・・・。ちょうど2年ぐらい前から、いきなり音楽活動始めたんです!小さい頃・・・といっても、ピアノを習っていた事はありますけど・・・。あとは親戚が集まったときなどに、歌ったり、踊ったりするのが好きだったぐらいですかね?カラオケ屋さんではよく歌ったりしましたけど、本格的な練習などはやっていませんでした。高校を卒業し東京に行ったのも、音楽活動のためではなく、大学進学のためでした。進学した大学も、学園祭のライブなどは盛り上がっていましたけど、バンドで参加したようなことはありませんでした。でも、イベントなどは好きだったので、自分達でイベントを企画するサークルなどを立ち上げて、ファッションショーやクラブイベントなどを企画したりしました。あいかわらず歌を歌うのが好きだったため、イベントの一部として歌ったりはしましたが・・・。だから、このころは特に「音楽で生活したい!」というような事は考えませんでしたね。

坂本梨奈

-----あまり、音楽活動はされていなかった。という事ですが、仕事として音楽を意識するようになったのはいつ頃からですか?

坂本梨奈:大学の就職活動時期になってからですね・・・。いざ、その時期になってみると、いろんな事を考えるようになるじゃないですか?その時に、やっと「歌」というものを、ただ「好き」なだけじゃないものとして、少しだけ意識するようになりました。でも、当時私には「ホテルマンになりたい」という夢があったので、まず、そちらの道に進もうと考えました。わたしの実家は商店を営んでいるので、子供の頃からサービス業を身近に感じていたのかもしれません。それから大学を卒業後、宮崎には戻らず、そのまま東京にのこり、念願のホテルで働く事になったのですが、仕事もかなりハードだったので、ある時体調を崩し、一時的に声が出なくなってしまったんです。もちろんサービス業なので仕事にも支障をきたしますし、好きな歌も歌えなくなりました。あたりまえですが、声が出ないと他人に自分の気持ちをうまく伝える事ができず、とても辛かったです。そんな中、様々な音楽に助けられたのもありますし、「声」「伝える」という事についていろいろと考るようにもなりました。そして、はじめて「自分の歌で何かを伝えたい」と思うようになり、2004年の夏頃から、東京のボーカルスクールに通い始め、自分なりに作詞や作曲をするようになりました。そうこうしているうちに、音楽活動にも動きが出始めたので、思い切ってホテルの仕事をやめてしまいました。ホテルの仕事はきつかったですけれど大好きだったので、本当はどちらも続けられたら・・・と考えたのですが、どちらも中途半端な気持ちでできるようなことじゃなかったので、音楽を生活の中心にしようと思ったのがきっかけです。


-----デビューまでの経緯を簡単にお聞かせください?

坂本梨奈:私が所属している、東京にあるAtoNO Recordsというレコード会社はとてもユニークなところで、レーベルとしてだけでなく、スクールがあったり、ライブハウスがあったり、その他映像製作やデザインまで手掛けているんです。私は最初、ボーカルスクールの生徒として入ったのですが、スクール内で様々な審査があり、そこで認められて、様々な企画が持ち上がり、昨年(2005年)の秋ぐらいから本格的な音楽活動が始まりました。恵比寿、原宿、渋谷、下北沢といった東京圏でのライブをはじめ、作詞、作曲など、昔では考えられないような音楽漬けの毎日が続き、さらに、それらの活動が会社に認められ、今年の3月に入ってから、東京のスタジオで、デビューミニアルバム「Mamma」の製作に入り、AtoNO Recordsより、8月2日リリースが決定しました。

坂本梨奈

-----東京でしっかりとしたライブ活動をしているにも関わらず、デビューアルバムリリースとともに活動拠点を東京から宮崎に移した理由を教えてください?

坂本梨奈:宮崎には5月から戻ってきているのですが、アルバムを製作し、しっかりとした形を作ってから、「いざデビュー」ということになったとき、「まずはじめに地元宮崎の方々に私を知ってもらわなければいけない」と思いました。私にとっての音楽活動の始まりは宮崎ではなく、東京なので、宮崎では、両親や友人などの一部の人を除いて私が音楽活動を行っている事を知りません。後から「あっ坂本梨奈って宮崎人だったの?」という事にならないよう、まず、地元から正式にスタートをきりたかったのです。東京での営業活動から得られるものも多いことはわかっているのですが、デビューという自分自身の節目でもあるスタートは、やはり地元の中から出てくる人間味や暖かさなどを感じて、それを忘れずに今後も活動を続けていきたいと思うんです。東京から宮崎に戻った時、最初に感じたのは「なんでそんなことでなやんでたの?」って思わせてくれる包み込むような暖かさでした。デビューアルバムのタイトルにもなっている「Mamma」という曲の歌詞にも、東京で書いた曲にもかかわらず、そういった思いが込められています。やっぱり、宮崎は私にとってのルーツなんだな〜ってあらためて実感しています。通常は地元での音楽活動があって、東京でのデビューという流れになるのでしょうが、順番が逆の私にとって、一番大切なデビュー時に宮崎で活動するということはとても大きな意味があると思います。もちろん、会社としては、東京を離れ、宮崎で活動していくわけですから、当然リスクもあるでしょうけど、そこは会社に理解してもらっています。

-----先ほどお話されたように、地方で下地を作って東京に行くタイミングをうかがう・・・というのが一般的だと思うのですが、坂本さんの場合は全く逆ですよね?

坂本梨奈:そうですね・・・「地方から東京に出て一旗上げる」というのが一般的な順序だというのは私にもわかります。でも、私の場合は、「東京で!」という部分にはこだわりもないし、逆に「東京でだめだから帰る」的な発想もありません。もちろんこのまま普通に東京での活動を続けることも可能ですが、今の自分 がスタートをきるべき場所が宮崎だったという事です。まあ、一般的に見れば非効率的な活動かもしれないので、私の気持ちを理解し、協力してくれる会社があるのはありがたいことですね。だからこそ、逆に、「これからはこういうやり方もあるんだぞ!」という部分を前面に出していけたらと思います。

-----しかし、音楽活動をしている仲間や、坂本さんのファンの多くが東京にいることから、不安に感じる事もあるのではないですか?

坂本梨奈:やはり、私の音楽活動の基盤が東京にあったという事から、宮崎は故郷でありながら、音楽仲間がいないという部分が一番不安ではありますね・・・。中学、高校時代からバンド活動などをやっていれば、一旦東京で基盤をつくり、「みんなで頑張るために帰ってきたぞ〜」なんて、また違った見方もできるのでしょうけど・・・。なんといっても、スクールの仲間や、会社のスタッフをはじめ、サポートミュージシャンやライブ仲間など、音楽を通して様々な付き合いをしてきた人達が身近にいないのは、いろんな意味でつらいですね。元々生まれ育った町に帰ってきたんだから、普段の生活は問題ありませんが、友達にしてみれば、宮崎での音楽活動の歴史はまったくなしで、いきなり戻ってきて「今度デビューします!」なんて言われても訳がわからないですよね?「エッあんた音楽とかやってたの?」って、ただひたすらビックリされてしまいます・・・。普通は、歌手になるとか目標があって、東京に行き、なんだかんだ頑張っている噂なんかも流れつつ、「今度デビューします」となるわけで、それならもう少しわかりやすいのだと思うのですが、まったくそんな素振りもなしに、帰ってきたら、会社からアルバムまで全て決まってしまっていて、早々に地元のメディアの取材などを受けさせてもらって、私が連絡するより先にメディアで私の事を知ったり・・・・・とにかく両極端で中間がないんですよ・・・・・。だから、たとえ地元宮崎といえども、シンガーソングライターとしての「坂本梨奈」は皆無なので、東京以上に頑張らないといけないんです!

坂本梨奈

-----シンガーソングライターという言葉がでましたが、坂本さんは曲作りもされますよね!ここで曲作りに関して教えてください。曲先行タイプですか?それとも詞から書きますか?

坂本梨奈:基本的には楽器で曲を作らないので、鼻歌で作ったものをMD等に録音しているのですが、詞が先か?曲が先か?と言われれば、詞がに出てくることが多いんですね・・・。一緒にでてくる時もたまにありますけど・・・。全体的には、詞がでてくる時期と、曲がでてくる時期があって、詞がでてくる時期は、浮かんできた詞を片っ端からノートに書いています。そうしていると、今度はだんだん曲が浮かんでくる時期がやってくるので、曲が「来たな!」と思ったら、書き溜めておいたノートから、イメージに合いそうな詞をひっぱりだしてきて、曲にあてはめていきます。そういう作業の繰り返しですね・・・。ネタ帳には、詞だけでなくとにかく気がついた事、イメージした事などをランダムに書き留めてします。数えたら何冊になるかわかりません(笑)。いま楽曲として完成しているのは70〜80曲ぐらいあります。

-----宮崎に帰ってきてから、なにか曲作りに変化はおこりましたか?

坂本梨奈:う〜ん・・・生活の時間軸というか、リズムが全く違うし・・・宮崎で生活するようになり、血の繋がったホッできる人たちが身近にいたりして・・・毎日気を張ってガツガツやっていた都会での生活とは180度違うので、いい意味でも悪い意味でも、きっと何か変化がでてくるはずだと思ってはいるのですが・・・・・。とはいうものの、なにせ5月に帰って来て、3週間宮崎で過ごし、また東京で仕事をこなし、先日、宮崎に戻ってきたばかりなので、まだまだ、作風がどうの・・・といったところまでは至っていなというのが正直なところです(苦笑)。でも短い時間の中でも、宮崎にきてから数曲出来ているので、今後はその辺の変化なども自分なりに感じる事ができるのではないかと思いますし、それらの数曲も本当にいい曲だと思うので、宮崎での活動の中でさらにいい曲が生まれるだろうと、私自身楽しみにしています。今まで書いた70〜80曲は全て東京で作ったもので、私自身のスタイルもそれらの曲がベースになっていることから、宮崎に来る前は、曲作りに関してかなり不安があったのですが、今は「いける!」って予感がします。曲作りとは全然違う話になるのですが、東京のスタッフからは、「東京にいる時とくらべて、かなりテンポがゆっくりになってるね」って言われます。でも東京にいるときもみんなから「ゆるいね〜」「やっぱ南国の人なんだね〜」っていわれていたので、どんな事になってるのか自分では想像もつきません(笑)。ある意味、南国っぽい「ゆるさ」が東京でうけていたとしたら、今度東京でライブするときは、「ゆるさ」に研きがかかっているかもしれません(笑)。そういえば、先日、たった3週間しか宮崎にいなかったのに、その直後、東京でライブをやったとき、お客さんから「やわらかさ・やさしさが今までよりよく出ていたね」っていわれました。自分ではわからないけど、なにか変化があったのでしょうね!

坂本梨奈

-----たとえば、今、東京で活動しようか?それとも地元で頑張ろうか?と悩んでいる人がいるとしたら、どういうアドバイスをしますか?ご自身の意見をお聞かせください。

坂本梨奈:私個人としては、音楽って頑張って、釈迦力になって出来るものではないと思うんですよ・・・。もちろん、プロにでもなれば、仕事は頑張って働かなければなりませんが、出来上がる音楽に関しては、頑張ったからいいものが出来るわけではありません。好きな音楽を楽しみながら作る環境にあるのが一番いいと思うし、その環境に身をおく事で、自分が目指している音楽に近づけるのならいいと思います。だから、東京に行きたくてガツガツしてるなら、とにかく東京にいって、自分の目指す音楽を作ってみて、まったくいい音楽が作れないのなら、きっぱりと帰ればいいし、逆に、宮崎でも同じ事がいえると思います。でも、東京に限らず、経験としていろんなものを見るという事は大切かもしれません。最終的にはどこが自分のスタイルにあっているかという事になると思います。私としては、音楽は自分の中にあるものしか出せないとおもうので、「今ここでこうしたい」と思ったら行動するしかないと思います。そんな心境の変化も曲になって現れると思っています。選んだ場所がたまたま、海外だったり、宮崎だったり、東京だったり・・・。自分らしいものが出来るところに身をおくのがいいのではないでしょうか?もちろん職種によっては、東京で無ければ成り立たないというものもあるのはわかりますが・・・・・。

-----デビューミニアルバム「Mamma」についてお聞かせください。

坂本梨奈:全体的には、今回のアルバムの代表曲「Mamma」にあるように、その人の隣に座って、その人だけに語りかけるような仕上がりになっていると思います。この曲は、昨年、東京で大怪我をしまして、その時に母が宮崎から飛んできて、ずっと看病してくれていた時に「ありがとう」の意味をこめて、母のお誕生日にプレゼントした曲なんです。それが、ライブ等でも評判がよくて、今回アルバムタイトル曲に選ばれました。私としては、社会的な言葉のメッセージというようなものより、楽曲から溢れてくる、においだったり、手触りだったり・・・・・そういうものを感じ取っていただければ嬉しいです。私の歌詞にはあまり、固有名詞がでてきません・・・。どこどこに行った!とか、何を飲んだ!など、日記的な歌詞は少ないです。だれもがみんな感じとれるようなものを歌っているので、その曲がもつ、温度をじんわりと感じてみてください。

風景

-----今後の予定をお聞かせください。

坂本梨奈:近いところでは、7月14日(金)が宮崎SR BOXでにライブ。7月22日(土)にフェニックス・シーガイア・リゾートで開催されるUMK PHOENIX Jam Nightにオープニングアクトをして出演します。 年内いっぱいは宮崎を中心に、九州をまわっていきたいですね!で、そこから急に東京に飛ぶのではなく、この地でじっくりと心が繋がるファンを作っていきたいと思います。ライブにしても、曲を聞きに来て!というよりは、あいにきて!という感じで・・・・・。言葉にはしにくいのですが「私は歌う人、あなたはお客さん!」というような、私と観客の目線が違うライブは考えていないので、特にここ宮崎では私らしいライブができると思います。


-----最後に宮崎のみなさんにメッセージをお願いします。

坂本梨奈:今後は宮崎を拠点に、ルーツを感じながら活動をしたいと思います。宮崎のみなさんに誇りに思ってもらえるようなうたを歌っていきたいと思いますので、どうぞ、応援よろしく願いします!


-----ありがとうございました。

*******************************************

(おまけ)インタビュー当日のパワナビ編集日記↓
http://www.pawanavi.com/blog/info/archives/2006/06/post_301.html

*******************************************

●坂本梨奈スケジュール

■7月14日(金)
【SR GIG'S vol.18】
場所:宮崎SR BOX
時間:OPEN18:00/START18:30
坂本梨奈 出演時刻19:10〜19:40
チケット:前売り\1,000/当日\1,200 ドリンク代別途\500

■7月22日(土)
Coca-Cola presents
UMK PHOENIX Jam Night
場所:宮崎 フェニックス・シーガイア・リゾート
時間:OPEN15:00 START15:30 雨天決行
料金:先行 \4,500-  前売り \5,000-  当日 \6,000-
出演アーティスト
平原綾香/m-flo/SOIL&“PIMP ” SESSIONS/
エイジアエンジニア/阿川泰子/マリーン
森寿男&ブルーコーツオーケストラ/
エリック・リード トリオ/etc
(坂本梨奈:オープニングアクト)

■8月5日(土)
IN STORE LIVE
場所:TOWER RECORDS“MRT micc 宮崎店”

■8月10日(木)
【“アコギな夜”レコ発ライブ】
場所:宮崎WEATHER KING
時間:OPEN19:00/START19:30
チケット:前売り\1,000/当日\1,200 ドリンク代\500別途

■8月12日(土)
IN STORE LIVE
場所:TOWER RECORDS“イオン宮崎ショッピングセンター”

投稿者 matsuda : 10:39 | コメント (5) | トラックバック

pawanavi since 2001.01.24  last renewal 2005.10.11  Copyright - (C) 2001-2005 All Rights Reserved