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2007年02月07日

JL春季キャンプ~ベガルタ仙台VS九州保健福祉大学 [ サッカー ]

 2月6日(火)、延岡市西階陸上競技場でキャンプを張るベガルタ仙台は、地元延岡の九州保健福祉大学と練習試合を行なった。試合時間は25分×3本、またコートの広さも狭めての変則的な試合となったが、日本サッカー最高峰のJリーガーを肌で感じる絶好の機会に、学生達もテンションが上がったのか激しく当たっていく場面もみられた。ベガルタとしては、チーム戦術や体の動き具合を確かめながらの試合だったが、随所にJリーガーらしさを見せていたのが印象的だった。また平日開催であるにも拘らず、多くの市民がこの試合を観戦し、プレーの一つ一つに歓声を上げていた。
(文:木原ケイ 撮影:松田秀人)

試合風景 試合風景

◆ベガルタ仙台公式ホームページ↓
http://www.vegalta.co.jp/
◆ベガルタ仙台公式キャンプレポート↓
http://www.vegalta.co.jp/2007camp/
◆九州保健福祉大学ホームページ↓
http://www.phoenix.ac.jp/

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試合結果

ベガルタ仙台 3-0 九州保健福祉大学
(1本目 1-0 2本目 1-0 3本目 1-0)

両チーム選手達

ゴール
ベガルタ:萬代、大久保、ウィリアン

メンバー (ベガルタのみ)
1本目
GK シュナイダー
DF 大橋 細川 渡辺 左山
MF 金子 千葉 田村 関口
FW 鈴木 萬代

2本目
GK シュナイダー(→13分萩原)
DF 中田 細川 丸山 田ノ上
MF レアンドロ ジョニウソン 熊林 ロペス
FW 大久保 中原

3本目
GK 萩原
DF 大橋 木谷 白井 磯崎
MF 菅井 永井 フェリッペ 梁
FW 中島 ウィリアン

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・試合経過

 今年こそ念願のJ1復帰を果たすべく、延岡でキャンプを張っているベガルタだが、対する地元延岡の九州保健福祉大学は、九州大学選抜チームも率いている立木監督指導のもと、昨年の九州大学リーグでは2部優勝を果たしている。また招待選手ながらベガルタのキャンプに参加し、自身も九州選抜に選ばれているGK桑原など好選手のそろうチームとの試合は、今年初となる実践練習においてなんら不足は無いだろう。1日に延岡入りしこの日まで休養日無しの過密なスケジュールではあるが、それでも随所に素晴らしいプレーを披露してくれた。

試合風景 試合風景
試合風景 試合風景

 ゲームは25分ハーフを3本行なう変則的な内容。また、ゴールを通常のペナルティエリアラインに設置し、コートの幅も2~3mほど狭めた特殊な状況で行なわれた。より選手の密集した中で、いかにボールをコントロールしチャンスを見出せるか。この点がこの試合の重要な課題と言えそうだ。

試合風景 試合風景
試合風景 試合風景

 ゲームとしては1本ずつ選手が入れ替わり、いろいろな組み合わせが試されたようだ。その中でもやはり光っていたのは2本目に出場したMFロペス。卓越した空間把握能力から放たれるダイレクトパスやワンタッチでのパス、また当たり負けしないボディーコントロールは、チームの武器として活躍する予感をさせてくれた。また、昨年から加入している白井は、練習試合ながら相手選手に対して迫力あるDFを見せてくれた。ゲームの中では相手が大学生チームということもあり、余裕を持ってボールをまわしたりサイドを広く使って攻撃したりと、狙い通りのゲームが出来たようだ。特に2本目は相手に1本もシュートを打たせず完璧にゲームを支配していた。対する九保大は、時折り高い位置でのプレスからカウンターで反撃を見せるも、そのスキルの差は如何ともし難く、残念ながら無得点となった。しかし、Jリーグ所属チームとの試合で課題もはっきりしたようで、この試合は確実に選手にいい経験を積ませており、4月に開幕するリーグでも活躍が期待できそうだ。

試合風景 試合風景
試合風景 試合風景
試合風景 試合風景

 得点は、PKから萬代がきっちりと決め先制。2点目は混戦の中から大久保が押し込む。そして3点目はゴールを背にしながらボールを受けたウィリアンが個人技で相手DFを交わしきっちりと決めた。まだ得点が入っていてもおかしくない試合ではあったが、時期的なことを考えると致し方ない。今後の練習試合では、この辺りのシュート精度の向上も課題になると言えよう。

試合風景 試合風景
試合風景 試合風景
試合風景 試合風景

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・九保大立木監督、GK桑原選手試合後のコメント

◆九州保健福祉大学 立木監督
立木監督
 「我々の今シーズンは4月から始まるという事で、この試合は選手個々のレベルの確認を重点的においた。実際、個々のスキルは高いのだが相手のプレッシャーがある状況でそれを生かすことが出来るのか?また、試合の中でプレーのアイディアというか判断を増やす事ができるか?それを確認するのには充分すぎるほどの相手ではあったが、選手達には課題がはっきりと見えた試合だったと思う。守備で手一杯になる時間帯もあったが、プロと手合わせするなかで、サッカーにたする意識も向上したのではないだろうか。コンディションや練習に取り組む意識を今後も高めていきたいと思う」


◆九州保健福祉大学 GK桑原選手
桑原選手
 「試合をやるからには勝ちたいという意識でゲームに入っていった。自分自身のこのゲームの課題は無失点でいけるかどうか。自分はプロの選手達と合同で練習をさせてもらっているので、緊張感は無かったが他の選手には若干緊張した感があった。でもゲームが進むにつれ、緊張感もほぐれて自分達なりのサッカーが出来たんじゃないかと思う。今日は裏へ出たボールへの飛び出しはうまく行ったと思う。でも状況判断がまだまだ甘かった。このキャンプ期間中は、普段よりも高いレベルの中で練習が出来るのでチャンスだと思っている。選手の方のプロ意識をいろんな場所で感じるので、それをこのチームに持ち帰りたいと思う。次の九州選抜としての試合でも出場できるチャンスがあれば頑張りたい。今後はもっともっと有名な選手になって、Jリーガーになりたい。これからも延岡魂を大事にして頑張りたいと思います!」

投稿者 pawaspo : 2007年02月07日 19:45

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