« 『日向時間』秋号の一部の写真がインターネットでみられるようになりました。 | メイン | 師走突入!速っ!もう今年も最後の月となりました。あと一時間程で。 »
2006年11月29日
宮崎の談合問題 & 砂浜の行方
皆さんご存知かと思いますが、宮崎の談合問題がテレビのワイドショーを賑わせております。
今日は、出納長までもが逮捕され、県議会が安藤知事に辞職勧告を選択しました。
『日向時間』?談合問題を取材しませんよ。
けれでも、『日向時間』創刊号で取り上げた、赤江浜人工リーフ建設問題・『宮崎の砂浜の行方』は、談合の問題とは関係なくはないでしょう。
入札率98パーセント。サーファーがいくらおかしな工事だと声を上げてもメディアにほとんど報道されなかった問題です。
県議会の議題にさえあげてもらえませんでした。
議会も報道も県警も、全国が報道しないと動けないのはどういうことだろうと思うわけですが、小さな宮崎県のなかでは、それが普通なのでしょう。
例え安藤知事が辞職したとしても、宮崎は変わるのかな〜?
前の松形知事のときと何が変わったのかなと思うわけです。
domingo(ドミンゴ)〔技術評論社〕という雑誌の4月号に役に立ちそうな記事が載っていましたのでご紹介いたします。
南米にエクアドルという国があります。
その国のインバラブ州コタチカ郡に、アウキ・ティテゥアニヤァという州知事がいるそうです。
その知事は、普通の議会とは別に、「民衆議会」という議会を設立したそうです。
民衆議会とは、1年に1回大人から子どもまで参加できる議会で、そこでは、自分たちの暮らす地域の環境、健康、教育などがテーマにはなされるそうです。
この試みは次第に制度化され、年々参加者を増やしながら現在も続けられているそうです。
年々参加者も増え議論の質も向上し、住民が政治に関心をもち、積極的に住民が政治や環境に対して行動するようになったそうです。
この参加型の直接民主主義は、「コタカチ・モデル」と呼ばれ、
2000年にはアラブ首長国連邦から、「国際ドバイ賞」
2002年にはユネスコから、「平和都市賞」が贈られたそうです。
このアウキ知事は、2期目には「生態系保全都市宣言」し、生活と自然環境の共存、原生林と生物多様性の保護、持続可能な運営が最高度に運営されるべきと宣言したそうです。
自然環境に即した農業、牧畜業、手工業、エコツーリズム、といったオルタネティブ産業に重点をおいているそうです。
う〜ん。宮崎でもできればいいけど、市町村レベルでもできそうな気がするな〜。
まあ、何かを期待するより、動いた方が世の中変わるんじゃないかな。
世界を変えるわけではなく、一地方都市の話ですから。
下記にあげたのは、サーファーたちの動きです。
「砂浜を守れ!」ブログより
砂浜を返せ!!デモ行進☆
12月10日(日)PM1:00より 「砂浜を返せ!」のデモ行進を行います!
集合場所 MIC裏 公園
持ち物 サーフボード 、 ウェットスーツ 、ジャンベ 、楽器 、 プラカードなどなど。この宮崎の砂浜を取り戻す為に、僕達のスタイルで表現してアピールしましょう!
行進の意味
*赤江浜の人工リーフを撤去をし、昔のような広い砂浜を取り戻す為。
*持続可能な方法の海岸管理をしてもらう為。
*利用、環境、防護の3角関係を十分に調査、協議をした上での海岸管理を目指す為。
*ウミガメの産卵場所、潮干狩り、地曳網、など昔からある海岸文化を取り戻す為。
等など。
サーファーだけでなく、宮崎の自然を愛する人、税金を正しく使って欲しい人等、たくさんの方のご参加お待ちしております。
[このデモ行進は、政党・宗教・行政批判などとは一切関係有りません。純粋に自然を取り戻したい、その思いだけです」
http://outdoor.geocities.jp/savethebeach1173/index/
(赤江浜・ホームページ)
こういうデモに対しても、おそらく非難をする人がいると思います。
でも、サーファーの人たちも重々承知でやるわけです。非難されてもそれ以上に、砂浜を守りたいわけです。次の赤江浜をださないためにも。
ちなみに、赤江浜の人工リーフは半年も経ってないのに壊れ始めています。
『日向時間』創刊号でとりあげた、赤江浜です。
投稿者 hujiki : 2006年11月29日 17:06
コメント
http://outdoor.geocities.jp/savethebeach1173/index/
(赤江浜・ホームページ)
投稿者 日向時間 テツロー : 2006年11月29日 18:30