>> 大澤匡弘先生 <<
 九州保健福祉大学薬学部薬理学第2講座です。社会福祉学部・保健科学部と続いたプライベートトークですが、今回は薬学部からお送りしたいと思います。前回まではかなりプライベートのお話が続いていましたので、今回はかなり学術的(?)なるかもしれませんが、肩を張らずに読んでみてください。なお、途中に入っている(注)は、教授からのコメントがあります。
 まず、薬学部といいますと皆様は何を想像しますか?そうです、薬局に勤めている薬剤師を育てる学校です。私たち薬学部の職員は、世のため、人のためになる薬剤師の育成をするために日夜努力しています。薬学という学問は大変広く、多くの専門家たちがさまざまな分野の薬学について、その専門的な知識を解説しています。私たちは、薬理学という分野を解説していますが、薬理学とは一体どのような学問でしょうか?一言でいうならば、薬が私たちの体の中に入った後に、薬が体に対してどのように作用するのかを学ぶ学問です。たとえば、頭が痛いときに薬を飲みます。薬は、わけもわからず効いて頭痛を抑えるのではなく、体の中にある特定のものに作用して頭痛を抑えるのです。このようなことを、たくさんの種類の薬について学ぶ学問が薬理学です。これ以上話をしますと学術的な話となってしまい、宇宙人の会話の状態になりますのでこの辺で。


写真1:実験データに夢中になりながら実験を行う比佐教授)

 プライベートトークなのに、学問的な話のみで終わってしまうのはどうかと思いますので、少し私たちのプライベートについてお話します。私たちの研究室は、比佐博彰教授(写真1)と大澤匡弘講師(写真3)の二人の講座員で構成されています。
 比佐先生は、大変ギャグのセンスが卓越しており
(注1)、日々講座の中は笑いがたえることがありません(注2)。また、うどんをうつというスペシャルな特技を持っていて、おうちでもたまにうどんを作っている(注3)と聞いています(食べたことがないので、どの程度か知りませんが)。この辺に関しては、比佐教授に自分でお話してもらうといたしまして(注4)、大澤講師は(と自分のことを講師とつけて呼ぶのは変なので以下、省略)といいますと、毎日実験に明け暮れていてプライベートなどというものはもてるはずがないと、日々豪語しております。思い起こしますと、月曜から日曜日まで私を学校以外の場所で見つけることは困難ではないかと思います。おかげさまで、ここまで一人身でやっている切実な事実を知っていただければわかるのではないかと思います(?)。毎日、わが講座のペットであるねずみ君(写真2)の相手をしているだけで、それ以外は何もできない毎日が続いています。また過去に「私とねずみ、どっちが大切?」と彼女に詰め寄られても、平気で「ねずみ」と答えてしまうほど、ねずみが好きらしいです。そのような生活をしておりますので、24時間戦えますか?と古いCMのキャッチコピーではないのですが、24時間研究のことばかり考えています。ということは、プライベートは研究ということになるかもしれません。


写真2:私の大事な友達(?)のねずみ君。一応鼻デカ写真にしてみました)

 最後となりましたが、薬学部は開設さてまだ日が浅く、今度二回生を迎え入れます。今の学生たちがどのような薬剤師になり、九州保健福祉大学卒の薬剤師がどのような薬剤師になるか今からとても楽しみです。薬剤師は、常に勉強を続けなくてはならない仕事です。それ以上に、あるテレビドラマでもありましたが、医療人は、患者のことを真っ先に考え、患者を目の前にしたらすべてのことに対してベストを尽くさなければなりません。新しい大学ですので、歴史がない分自分たちが歴史を作るのだという強い意志を学生の皆様には持ってほしいと思っています。どのような世界に行くにしても、常にその日を後悔することなく、たゆまない努力を続けていると必ずすばらしい未来が見えてくると思います。
 と、最後は、締めくくろうと思いましたが、リレートークですので、このままゴールしてしまっては終わってしまいますので、次の人にバトンを渡さないといけません(ワタシ的にはゴールしてもいいのですが)。これまでとは展開が違いますが、こちらで次の人たちにバトンを(半ば強制的に)渡したいと思います。私たち生物系の基礎学問から臨床のすばらしい先生方にお話をしていただこうと思います。とてもアクティブで、お話がとても面白い教授と、とてもやさしくいつも明るい講師の先生がいらっしゃる臨床薬学第2講座にバトンを渡して、私たちのトークを締めたいと思います。高村先生、徳永先生、後はよろしくお願いします。


写真3:子供たちに理科の面白さを伝えようと悪戦苦闘中の大澤講師)

注1〜注4 (教授からの加筆)
注1)内輪のネタばかり(しかも話がアブナイ方向に…)なので、他の所の人には、面白くもなんともない(というか公表できない)でしょう。

注2)もちろん、教育と研究について真面目な話をしている時間の方が多いのは言うまでもありません。

注3)正しくは「粉と水を混ぜ足で踏んだ、うどんっぽいやつ」です。まだ2回しか作ってませんが、足裏の感触がgood!(味は…)

注4)大澤先生、身に余るご紹介ありがとう。お礼に、うどんっぽいやつをたっぷりごちそうします。でも、「きれいでやさしい奥様」という重要な(私からは照れくさくて言えない)キーワードが抜けているぞ!
(↑あっ、確かに、しっ、失礼いたしました。。。。(大澤))
<<小川先生へ 徳永先生へ>>
*** パワナビ ***
Copyright - (C) - 2002
All Rights Reserved

info@pawanavi.com