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3月18日、19日の両日、延岡家畜市場にて子牛のセリ市が行われました。延岡、日向、入郷、椎葉で生まれた生後8ヶ月〜10ヶ月の子牛を、県内、県外、遠くは北海道等から集まった繁殖、肥育農家の購入者に販売します。今回は732等の子牛が販売されました |
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セリ市に出荷する子牛は、セリの前日に人間でいえばエステを行います。
写真は爪を切っているところです
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シャンプー、リンス、トリートメントまではしませんが、セリ市前日の農家は超多忙です。
家族総出で出荷する子牛をピカピカに磨き上げます。
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セリ市当日。
椎葉の牧場を朝3時にトラックで出発します。
生まれ育った牧場や母牛ともお別れです
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椎葉から4時間かけ家畜市場に到着。
まず、計量。一頭、一頭体重を量り記録されます。
子牛は初めてのトラックの旅のストレスから、20kg近く体重が落ちます。
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子牛はセリ市に上場する前の最終的な手入れを受け、見違えるほど綺麗になりました。後は出番を待つばかり。
「うーん 今日は高値がつくかなあ」
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一頭、一頭順番に上場され、セリが始まります。
正面の電光掲示板に血統、セリ価格が表示されます。
時々冗談も飛び交う、楽しいセリ風景です。
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郡品評会で2等賞を取った子牛の出番です。
体重320kg 82万円の高値がつきました。
優秀な雌の子牛は、『母牛』となって1年に1回のお産で、優秀な子牛を出産します。
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市町村の品評会で優等賞に輝いた子牛は、郡の品評会に出品、その成績は首にかけるタスキの色によって違います。
このような子牛は雌で70万円、去勢牛で50万円以上の高値で取り引きされます。
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子牛を買う人は県内外より200名ほど参加します。
真剣な表情で上場された子牛を見定めています。
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購買者も販売農家も、セリ市の成績を入念に記帳し、次回のセリ市の参考にします。
子牛の価格は種雄牛(父牛)の血統に大きく左右され、宮崎県は優秀な種雄牛の産地でもあります
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売買された子牛の最後の手入れです。
愛情込めて育てた子牛と最後の別れは、涙が出るほどつらいものです。
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県外からの購買者は、牛輸送専用車で購入した子牛を運びます。
山口、佐賀、三重、遠くは岩手、北海道など、新しい牧場へとトラックの旅となります
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場内には露天商も沢山出店しにぎわいます。
昔はもっと賑わって、まるでお祭りのようだったそうです。
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セリ市でのお昼は、家族、親族、牛仲間などが一同に集い、手作りのご馳走が並びます。
暖かな春の日、あちこちでお弁当を広げる穏やかな光景が見られました。
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椎葉の繁殖農家(子牛を育てて販売する)の仲間です。
セリ市は販売だけでなく、農家の情報交換や親睦の場でもあります。
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繁殖農家も後継者問題が深刻です。
椎葉の椎葉功君(18歳)はこれから楽しみな頼もしい青年です。
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昨年は『口蹄疫』という病気で、宮崎県の畜産農家は大打撃を受けました。
美味しく、安心して食べていただける宮崎牛を目指して、畜産農家は日々精進しております。
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| 延岡家畜市場概要 |
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延岡家畜市場は、延岡、日向、入郷、2市5町5村からなり、農家戸数1420戸、母牛頭数6500頭、年間子牛生産頭数が約4000頭。
年間6回の子牛セリ市と月3回の成牛のセリ市が開催されています。
ちなみに、全国に於ける肉用子牛取引状況を見ると、取引価格が最も高いところは、兵庫湯村、岐阜関、栃木の矢板、岐阜の飛弾、5位に高千穂、6位延岡、7位児湯郡、8位宮崎中央市場と宮崎県はベスト10に半数を占める畜産県といえます。
上場頭数と価格の面で比較すると、ベスト5に位置します。
全国には126市場があり、いかに宮崎牛が全国レベルで評価され、まして県内でも上位の延岡東臼杵牛はすばらしい生産地といっても過言ではありません。
今回、13年3月市場は3/18〜3/19に開催され、732頭上場されました。
平均販売価格 雌 ¥431,000 去勢牛(雄)¥462,000 総合で¥447,000と全国ベースでも最高値で販売されています。
参考に、全国126市場の平均価格は 雌 ¥341,000 去勢 ¥423,000 総合で¥387,000なので、延岡市場は一頭あたり6万円高いということになります。
毎回の市場に15〜16県より購入者が訪れ、平成12年は北海道から沖縄まで20県から購買に来られました。
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宮崎牛東臼杵牛の高値の要因として、
1, 安平、福桜、上福、照萩といった種雄牛(父牛)の血統が優秀
2,各県での肉牛共励会などの成績を見ると近畿、東海肉牛共励会,
九州枝肉共励会、熊本県枝肉共励会で上位入賞
宮崎県枝肉共励会にて団体優勝 など
3,宮崎県は販売頭数が鹿児島に次いで多く、年間約7万頭を誇る
(全国での販売頭数35万頭の20%を占める)
最後に、更に優秀な種雄牛が出てきています。
『福之国』、『日向国』は全国で1〜2位の成績で益々期待され、宮
崎牛、東臼杵牛の評価は、今後確実に高まることは間違いありませ
ん。
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私は、椎葉の繁殖農家に生まれ、これまで牛一筋に生きてきました。
今回の家畜市場のレポートで、パワナビを御覧の皆様に、宮崎、東臼杵牛のすばらしさを少しでもご理解いただければ幸いです。
那須牧場(椎葉村) 那須 清
email:cowboy@face.ne.jp |