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| 第10章 サウンドチェック/リハーサル | ||||
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| サウンドチェックは、それぞれの楽器の音や声をメインスピーカーとモニタースピーカーに出しながら音量音質の調整をします。その後のリハーサルでは、曲を演奏をしながら微調整、音響効果(リバーブなど)、照明効果のチェックなどを行います。リハーサル順は大きく分けて2通りあります。複数のバンドが出演する場合は、通常「逆リハ」という流れで行います。例えば出演順がA→B→Cであれば、リハーサルはC→B→Aとなります。こうする事によって、最後にリハーサルをした出演者がセッティングした状態で本番ができるというメリットがあります。また「順リハ」という流れもあります。これは出演順にリハーサルを行います。これは出演者の待ち時間を公平にする時などに使います。この際は全てのリハーサル終了後、最初にリハーサルをした出演者が再度セッティングをして音が出ることを確認します。以下に理想的なサウンドチェック/リハーサルの流れを紹介します。 | ||||
| PAチーフ :「それではAバンドさんセットしてください。」 Aバンド :「よろしくお願いします」 ステージへ上がる メンバーそれぞれエフェクターを、立ち位置前方に置きセットする。 アンプから音を出し音量音質作りをしている。 ボーカル君はドラム君のセッティングの手伝いをしている。 ドラム君:「タムはOKです」 スタッフ:「はい」 スタッフがOKをもらったタムタムにマイクをセットする。 ドラム君はその間シンバルスタンドの調整をしている。 ドラム君 :「シンバルもOKです」 スタッフがトップ用のマイクをセットする。いつの間にかギター君、 ベース君、ボーカル君はセッティングも終わり楽器を置き、客席に座っている。 PAチーフ :「それじゃ、ドラムさん、キックから下さい」 ドラム君:「ドン、ドン」「ドン、ドン」 〜中略〜 H/H、スネア、タムタム、シンバル、全体と次々にチェックする。 全体のチェックが始まるとベース君がステージに上がる。 PAチーフ:「ありがとうございました。それでは、ベースさんお願いします。」 ベース君:「ヴォ〜ン、ヴォ〜ン」 OKが出るまで弾き続ける。 PAチーフ :「はい。他の音色は有りますか?」 ベース君 :「いいえ。少し強く弾く位です。」と強く弾く。 PAチーフ :「はい。OKです。ドラムと一緒に下さい。」 ドラム君、ベース君のみで、演奏する。 PAチーフ :「OKです。それでは、ギターさんお願いします。」 ギター君:「メインの歪みからいきます。」 〜中略〜 クリアサウンド、最大音量(ソロ)など使用する全ての音をチェックする。 予備ギターのチェックもする。 その後、コーラス、メインボーカルマイクのチェックをする。 PAチーフ :「それでは、曲をやってもらえますか?」 ボーカル君 :「4曲目の 〜 をやります。これが一番ウルサイ曲です。」 〜中略〜 演奏中、アンプなどの微調整をしている。ボーカル君がメンバーの表情を見て ギターソロ後、大きく手を振り演奏を止めた。 ボーカル君 : 「自分の声を少し上げてください。」 ギター君:「ボーカル下げて、ベースを少し上げてください。」 〜中略〜 それぞれモニターへの注文を出す。再度同じ曲をやり、確認する。 次は静かな曲でチェックする。その後は曲のつなぎなども確認する。 またステージ上の動ける範囲も確認している。 ボーカル君 :「それじゃ、最後に1曲目をやります。最初に全員アカペラで4小節、 その後、楽器がド〜ンと入ります。そこで照明を明るくして下さい、お願いします。」 メンバー全員気持ちを改め、一呼吸入れ演奏を始めた。曲が終わると全員で顔を見合わせOKかどうか確認し合っている。 ボーカル君 :「OKです。本番よろしくお願いします。」 メンバー&スタッフ : 「よろしくお願いします。」 ギター君ベース君は、アンプのボリュームやトーンの目盛の状態をメモしている。 |
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実際は調整に時間がかかったり、何かしら問題が起きたりします。本番勝負のライブでは問題やトラブルなどの不安材料は解決させなければなりません。しかし、楽器や機材の修理をする時間はありませんので、普段からの管理を心がけましょう。次にAバンドの良い点を挙げます。 @メンバー全員やるべきこと理解している。 Aメンバーの中にリーダー、進行役がいる。 Bスタッフとコミュニケーションを取りながら作業できる。 サウンドチェック/リハーサルは経験を重ねなくては上手く出来るものでないので、手本になるバンドの作業を見て覚えていきましょう。そして、次の事だけでも注意してサウンドチェック/リハーサルを行いましょう。 @速やかにセットする。音作りが終わったら音を止める。 A持ち時間を把握し、チェックしたい曲目を決めておく。 Bスタッフの質問には返事をする。分からないことは質問する。 @の音作りを終えたら音を止めると言うことは、「自分は終わった」「OK」という合図です。一斉に大音量で音作りをしている中では出演者側とスタッフ側の会話(進行)をすることが困難です。全員の音が止まって、初めて次へ進めると言うことです。楽器やアンプのチューニングに夢中になったり無意味に音を出したりしていると、それだけで時間が無くなってしまいますので速やかに音作りを終えましょう。 Aはリハーサルになり「何やろうか」と話し合っている様では時間の無駄です。アマチュア対象の対バンの多いライブだと、セッティング込みで45分程度しかない場合も多くあります。あらかじめリハーサル内容を決めておきましょう。 Bはスタッフとコミュニケーションを取りながら作業をするということです。スタッフは「OKですか?」「どうですか?」と状況を伺いながら作業を進めていきます。質問されたら反応しましょう。本番が終わってから「モニターの音が小さかった・・」などの声を聞くことがありますが、これは、リハーサル時にスタッフと共にしっかりとモニター作りをしていなかったということでもあります。 サウンドチェック/リハーサルは自分たち(演奏者)がベストな演奏が出来るようにモニタースピーカーと、観客がそのベストな演奏の音を聴くためにメインスピーカーの調整をする為の大切な時間です。やるべきことを知り、効率よく行いましょう。 |
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