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2008年09月05日

2008馬に親しむ日 [ JRA宮崎育成牧場 ]

 今年も夏休みの最後の日曜日8月31日(日)にJRA宮崎育成牧場にて『2008馬に親しむ日』が行われ、馬にちなんだ様々なプログラムが披露された。九州の馬事文化が衰退する中、一般の方々が直接馬に触れる事ができる数少ないイベントといえる。
(文・写真:黒田健)

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日時:8月31日(日)9:00~16:00
会場:JRA宮崎育成牧場
主催:日本中央競馬会 宮崎育成牧場

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この祭りの特徴は馬を身近に感じ、触れ合う事が出来ること。昔は南九州では馬は身近なものだったが、現在は生活から馬の存在はなくなり、馬事文化も一部の祭りを除き衰退して行く中、夏休みの最後に身近に馬を感じることのできる祭りとして定着している。もちろんJRA宮崎育成牧場では乗馬体験や馬馬車が普段からもそういった機会を提供はしてくれているのだが・・・。

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 昼過ぎに育成牧場に到着した時は、流鏑馬演技が行われる直前だった。宮崎神宮で4月に行われる流鏑馬にも出場する宮崎の射手が次々と矢を放ち的を射ていく。しかし今年の的中率は少し低かった。原因は的の位置が高かった事?写真を撮っていても馬から的を狙う姿は少し美しさがかけていた。水平に的を射てこその流鏑馬。

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 次に行われたのはポニー競馬。午前中に行われた予選を勝ち上がった8頭が出走。先頭で馬を引くのは綾馬事公苑の福永さん。何度か取材でも取り上げたが、今年も国体に出場する宮崎期待の選手。しかも馬を見ると1頭だけ馬が大きく脚が長い。明らかに能力は違う。当然結果は1着。ゴール前の伸びは素晴らしかった。ただポニー競馬に関しては騎手がいかに馬の負担にならないかがポイントになる。そういう意味では福永さんの教えもよかったと思う。ここに出場した子供達(騎手は子供)が乗馬に興味を持ってくれて宮崎の馬術界で活躍してくれればいいと思った。

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 南九州の馬事文化の中で、長い歴史を持つ鈴かけ馬が披露された。色鮮やかな花飾りなどで馬の上は装飾されていた。そんな2頭の馬を先頭に踊り子が歌にあわせて踊る。子供が何人か馬を引いて歩いていたのがかわいく、歌い手のパワフルな声が会場に響き渡っていた。

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 軽乗演技は毎年ここでも行われる人気のイベントだが、馬上で馬事公苑所属の少年団がアクロバットな演技をみせてくれた。今年は3人での演技がなかったのが少し残念だったが、なかなか見ることができない演技に集まったたくさんのお客さんから歓声があがった。

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 イベントの最後に行われたのがアンダルシアン演技。2頭の大型の馬が乗り手の指示に従い演技を繰り返すのだが、今年は少し息があっていなかった。馬場がぬかるんで悪かったのも原因だろうが、日本でこういった演技を見せるのは難しいのだろう。毎年見てるだけに、少し気になった。

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 南九州の馬事文化を守る為にも今すごく大変な時期を迎えているのは関係者も感じている事だろう。宮崎でも馬の育成をやっていることを今回も知ってもらえるようなイベントがあれば少しは馬に興味を持ってもらえると思うのだが・・・。訪れた家族連れが「こんないい公園があったとは・・・。」と話していた。それだけではもったいないような気がした。

投稿者 pawaspo : 2008年09月05日 20:22

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