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2008年06月26日

第61回 全九州高等学校バスケットボール競技会 男子 [ バスケットボール ]

インターハイでの全国制覇を目指す延岡学園と福岡の2強の争いが注目された全九州高等学校体育大会が6月21日、22日大分県別府市のべっぷアリーナで行われた。延岡学園は順調に勝ちあがり準決勝では福岡大濠を95-87でやぶり決勝に進出も福岡第一には序盤のリードを守りきれずに74-80で敗退。本年度の初の敗戦にたくさんの選手が涙を流した。小林高校は1回戦で沖縄の北中城に敗れた。
(文・写真:黒田健)

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平成20年度全九州高等学校体育大会
第61回 全九州高等学校バスケットボール競技会 男子
日時:2008年6月21日(土)22日(日)
場所:べっぷアリーナ(別府市総合体育館)
主催:九州高等学校体育連盟 大分県教育委員会

◆試合結果

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●1回戦(6月21日)
福岡第一(福岡1位) 95-56 海星(長崎2位)
海星(鹿児島2位) 55-81 熊本工業(熊本1位)
大分舞鶴(大分1位) 93-59 佐賀工業(佐賀2位)

小林(宮崎2位) 86-130 北中城(沖縄1位)
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沖縄1位の北中城との対戦となった小林、序盤持ち前の速攻を中心とした攻撃でポイントを奪う。これに対して北中城はオールコートのマンツーマンで小林の攻撃に対応。一気に点差は広まる。アウトサイドからのシュートで小林も反撃するが前半は22-39で終了。後半になると運動量の差は広まり、メンバーをかえさらにスピードアップした北中城が130-86で勝利。小林は1回戦での敗退。

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延岡学園(宮崎1位) 134-56 別府鶴見丘(大分2位)
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延岡学園はシダッド、永吉がゴール下を制し1Qから点数を重ねていく。鶴見丘も中畑・森田の3ポイントなどで得点を奪うが確実に決める延学との差は開く。2Qになるとメンバーをかえながらも延学は得点を重ね63-26とリード。後半はエリマン、大坪などの気持ちのこもったプレーが目立ち試合は134-56で延学が大勝。延学の選手層の厚さを感じさせる試合だった。

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大津(熊本2位) 62-96 佐賀北(佐賀1位)
長崎西(長崎1位) 73-79 小禄(沖縄2位)
鹿児島工業(鹿児島1位) 91-120 福岡大濠(福岡2位)

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●準々決勝(6月21日)
福岡第一(福岡1位) 108-64 熊本工業(熊本1位)
大分舞鶴(大分1位) 115-126 北中城(沖縄1位)

延岡学園(宮崎1位) 85-58 佐賀北(佐賀1位)

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先制点は奪われたものの1Qからゴール下で力の差を見せた延岡学園が内村、シダッド、和田のゴールで点数を重ねていく。2Q開始から永吉のゴール下での活躍が目立つようになり相手にリズムをつかませないまま14点差をつけて前半は延学がリード。3Qに入ると高さの勝負を避け佐賀北がアウトサイド中心の攻撃を試みるが、単発に終わりきっちりとゴール下を制した延学が85-58で勝利。

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小禄(沖縄2位) 76-127 福岡大濠(福岡2位)

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●準決勝(6月22日)

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福岡第一(福岡1位) 124-70 北中城(沖縄1位)

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延岡学園(宮崎1位) 95-87 福岡大濠(福岡2位)

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延岡学園は1Qから和田、シダッドのホットラインでポイントを重ねていく。これに対し大濠も3ポイントで反撃、一進一退の攻防が続く。2Q大濠は2-3のゾーンに変更、インサイドの攻撃を防ぎにかかるが延学は川元の3ポイントで1点差に迫ったところで前半終了。後半に入るとシダッドのゴール下での強さが目立ち始め、ディフェンスが集中し始めたのを感じた和田がミドルシュート、カットインで次々とゴールを奪って行く。結局最後に流れをつかんだ延学が95-87で勝利。

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●決勝(6月22日)

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福岡第一(福岡1位) 80-74 延岡学園(宮崎1位)

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前半からリズムをつかんだ延学は和田のドライブを中心に得点を重ねる。第一も3ポイントで反撃、2Q終盤からは和田にマークを集中させ、ボールのでどころを押さえにかかる。その後は3-2のゾーンディフェンスからゲームのスピードをあげ、3点差まで迫られたところで前半終了。後半に入ると延学はシダッドのポストでゲームを組み立てにかかるが第一もジミーを中心に高さに対抗。試合は1点第一がリードで最終Qに。序盤は一進一退の攻防が続くが、終盤狩野の3ポイントで流れを引き寄せた第一がファールゲームに来た延学に対してフリースローをきっちり決め逃げ切り。

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●シード決定戦
北中城(沖縄1位) 106-163 福岡大濠(福岡2位)

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延学にとってインターハイを前に欲しかった九州のタイトルはほんの少しのところで逃げていってしまった。県大会から厳しいゲームを経験せずにはいった今大会、どこか余裕の中に感じる油断が決勝での敗退につながったのかもしれない。高校生にこの夏は1番の成長の季節。3年間の思いをこめて戦う選手達の成長が簡単に勝敗を変えてしまう。負けて涙する延学の選手達を見てインターハイでの雪辱へむけての第一歩が始まったような気がした。ただ一ついえることは勝つより負けるほうが人は成長し強くなれる。本番を前にしての敗戦が全国制覇への道のりの大切なポイントになると信じたい。

投稿者 pawaspo : 2008年06月26日 13:04

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