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セーフティーリード（3打差）と思われた最終日の前半戦、流れが変わったのが16番（パー5）。全美貞の3打目はカップの手前1ｍに落ちそのままカップに吸い込まれた。喜びを体全体であらわす全美貞に対して、余裕を持ってプレーを進めていた不動から笑顔が消えた。このホールはなんとかパーでしのいだ不動。

続く17番（パー3）では全美貞のティーショットは大きくグリーンを外すトラブルも、アプローチをしっかり寄せてパーセーブ。不動もパーでリードを広げる事は出来ずに、差は1打差のまま勝負は18番ホール（パー5）に。決まれば優勝の不動のパーパットは無常にもはずれとうとう勝負はプレーオフに…。

復活を感じさせた不動の意地と賞金女王へ突き進む全美貞のプレーオフは6ホールの死闘に。堅実なゴルフでフェアウェイをキープ。崩れる雰囲気のない全美貞のゴルフに不動は、地元九州の大ギャラリーの声援の後押しに応えホールを重ねていく。お互いに入れれば優勝のチャンスが繰り返す中、2度のカップの変更がありいよいよプレーオフは6度目に。

2人の戦いは開始から1時間半が過ぎ、両者に疲れが見え始めた6回目のプレーオフ、不動の4打目はラインをとらえたかと思えたが・・・。これに対して２．５mのバーディーパットを沈めた全美貞が歴史に残る死闘を制して3週連続の優勝を決めた。

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●上位成績

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1位　全 美貞　-8（70,69,69）

コメント
「まさか優勝できるとは思っていませんでした。（途中で引き離され）やっぱり優勝するのは不動さんかな、と思っていました。でも自分が頑張ればわからないんじゃないかと思い頑張りました。NO.16ではバーディになればいいなと思っていたんですが、イーグルになり運が来てるなと思いました。不動さんはすごい選手なのでプレーオフになっただけでも嬉しかったのですが、本当に運がありましたね。日本に来て日本の記録に自分の名前が残せる事は光栄だと思います。」

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2位　不動 裕理　-8（71,65,72）

コメント
「残念ですけど6ホール目までいっただけでもよかったんじゃないですかね。4打差あったときでも油断はしていなかったんですけど、まさかイーグルを出されるとは思わなかった。やっぱり勢いがある人は違いますよね。できたら勝ちたかったですけど、3日間オーバーパーはなかったし私にしてはよかったと思う。プレーオフ5ホール目をパーでしのげた時はまだまだやれるんじゃないかと思いました。18Hのパーパットが入れば、こんな何時間も遅くならなかったとおもいますけど、他の人より練習できたと思えばいいじゃないですか。最後アンダーで終われたのは多分今年初なんで、これからどんどん行きたい。」

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3位　原 江里菜　-3（75,69,69）

コメント
「後半はもっといけたと思うので悔しい。ただ、前半難しいところでチップインがでたので運もあったと思います。7番Hのチップインは排水溝がかかってて、私は打てるかなと思ったけどキャディさんが競技委員を呼んでくれて、ドロップ出来たんですけどそこからチップインになったんでラッキーでした。気持ち的にはのってはいるんですけど、技術はまだまだなんでもっと優勝争いしたい。」

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4位　宋 ボベ　-1（71,72,72）

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5位タイ　

上田 桃子　0（74,73,69）

コメント
「今日は前半は出来すぎできた。ほぼ計画通りのゴルフが出来たと思います。ただ、いつも言っているサンデーバック9をオーバーパーになってしまったのは悔しいです。今後もそれは課題ですね。後半は我慢のゴルフだったけど、トータルすれば2日目終わった時点で、トップ10入りが目標だったし良かったと思います。また来週も優勝争いできるように頑張りたい。」

入江 由香　0（73,69,74）

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7位タイ　上原 彩子　+1（69,72,76）

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10位タイ　チャン ナ（中）　+4（70,70,80）

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16位タイ　大山 志保　+5（73,73,75）
今季に入ってどうも調子の上がらない大山選手。賞金女王らしいプレーも見られるのだが、続かないのが現状。巻き返しにはあと少し時間がかかるのかも。