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2006年10月14日

第61回国民体育大会~馬術 [ JRA宮崎育成牧場, 第61回のじぎく国体 ]

 今回のチームは予選であるブロック大会での結果により例年よりも人数は少なくチームも若返り、これからの宮崎の馬術のレベルアップをはかるための経験を積む大会となった。結果としては福永選手の8位入賞が唯一のポイントとなったが、一丸となって戦った宮崎チームを密着レポート。
(文・撮影:黒田 健)

馬術競技 馬術競技

場所:三木ホースランドパーク
日時:10月6日~10日

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●会場風景

会場風景 会場風景
会場風景 会場風景

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●宮崎チームメンバー

・福永拓也(監督・選手)
・奥山真由美
・濱崎成洋
・草薙裕
・和田将人
・指宿陽子
・吉武亮一
・茜ヶ久保知佳

宮崎チーム 宮崎チーム

 チームをまとめる福永監督を中心に経験豊かな指宿選手、チームを引っ張る草薙選手。他県よりは若いチーム編成だがチームの雰囲気は良く高校生の吉武選手、茜ヶ久保選手がポイントゲッターとして期待された。平常心で戦えれば結果はついてくるはずと考えていたが・・・。

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●10月6日

◆少年 二段階障害飛越 (減点法)

茜ヶ久保知佳 茜ヶ久保知佳

19位:茜ヶ久保知佳(宮崎)
タマモシルバー
減点12
タイム 36秒61
第2段階に進出できず

 1段階目の7個の障害を無過失(バーをおとさず)で走行したものだけが2段階目に進み、走行時間の短さを競う競技へ・・・。15歳の茜ヶ久保選手は初国体の緊張感に押しつぶされた結果、自分の力が全く出せない内容に終わった。「馬と一緒に戦いたい」と話していたが、「気持ちが弱くなって周りを見る余裕もなくなりました。タマモにのって初めての競技会以来の緊張感でした。馬がひっかかり一緒に戦うことが出来なかった。全国とのレベルの差を感じましたが、明日は開き直って戦いたい。」と試合後に話してくれた。悔しさのあまり試合後には涙を見せた茜ヶ久保選手。この経験はきっと次につながるはず。

会場風景

◆成年女子 ダービー 決勝 (減点法)

指宿陽子 指宿陽子

15位:指宿陽子(宮崎)
イニエスコ
減点 28
タイム2分 7秒74

 自然状態の障害物を飛越し速度、耐久力、及び飛越能力を競う競技。騎乗者にもかなりの体力を必要とされる過酷な競技。国体は昨年8位、一昨年3位の好成績で宮崎の女子の馬術を長く引っ張る指宿選手。大舞台に強くここ一番の勝負強さで好成績が期待されたが結果は15位に。「完走できてよかったです。物見が激しい馬なんですが、初めてのバンケットも問題なくベンチも向けてみたら飛んで今日の経験で明日はもう少し良くなると思います。私は今日で終わりですが馬は明日からが期待。国体は大きな馬場でやれて楽しかったです。」と8回目の国体の感想を述べてくれた。「乗馬はやめられないもの。これなしでは生活できないお酒と同じ様なもの」と試合前に話してくれたが、結果は残念だったがこれからも宮崎の馬術を引っ張っていってもらいたい。

会場風景 会場風景

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●10月7日

◆少年 ダービー (減点法)

吉武亮一 吉武亮一

15位:吉武亮一(宮崎)
イニエスコ
減点28
タイム2分 4秒12

「優勝を狙って頑張ります!!」とスタート前に語ってくれた吉武選手。昨日と同じ減点28の15位に。結果は全く指宿選手と同じに終わったが…。「全力を出し切って悔いのない試合ができた。高校三年で初めての国体、残りの競技も頑張りたい。乗馬はどんな事でも頑張れば何とかなる事を教えてくれました。社会人になっても続けていきたい。」と試合後にコメント。

会場風景

◆成年男子 トップスコア

草薙 裕 草薙 裕

22位:草薙 裕(宮崎)
タマモシルバー
点数430

 難度に応じて40点から200点までの得点がつけられた障害物を60秒の間に自由に飛越して得点を争う競技。(1つの障害は2度まで、落下した障害は2度目は飛べない。)ジョーカーと呼ばれる200点の障害を2度飛んで優勝争いに加われるこの競技、前半から高得点を連発。しかし最後から2番目に出場する草薙選手には大きなプレッシャーがかかる・・・。安定感はないものの、ここ一番での大仕事をやってのいけるタイプの草薙選手。宮崎チームの嫌な流れを断ち切るべく颯爽と登場。しかし1度目のジョーカーはクリアするものの前半の点数の低い障害を2つ落とし競技プランが崩壊。最後に勝負をかけたジョーカーも落とし結果は22位に。上位進出を目指した勝負には敗れたが、果敢に障害に挑む姿に潔さすら感じた。「押しつぶされるようなプレッシャーの中の戦いで自分の力が出せずに終わりました。馬も人間も経験不足を感じました。来年の大会を目指して頑張ります。」とコメント。

会場風景 草薙 裕

◆少年 スピードアンドハンディネス

茜ヶ久保 知佳 茜ヶ久保 知佳

16位:茜ヶ久保 知佳(宮崎)
タマモシルバー
タイム1分18秒97

 馬の速度、及び従順さ、御しやすさを競う競技。落下はタイムとして加算される。最短の時間で走行したものが勝者となる。昨日ほどの緊張感はなかったものの、やはりいつもとは違う感じでのスタート・・・。障害を1つ2つ落としたところで上位入賞への夢はたたれたもののレース後はホッとした顔でチームのみんなのところに戻ってきた茜ヶ久保選手。

茜ヶ久保 知佳

「今回はすごい勉強になりました。この経験をいかして来年は優勝を目指して頑張れるように毎日練習を重ね、自信を持って戦えるようになりたいです。」とコメント。まだまだ高校一年生、茜ヶ久保選手のこれからの活躍に期待したい。

茜ヶ久保 知佳 茜ヶ久保 知佳

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●10月8日

◆成年男子 スピードアンドハンディネス
18位:和田 将人(宮崎)
フェアゲーム
タイム1分17秒13

◆少年 リレー
宮崎17位
茜ヶ久保(フェアゲーム)
吉武(ダニー)
タイム 1分35秒06
加算秒数 4秒

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●10月9日

◆成年女子 標準障害飛越 (減点法)
21位:奥山真由美(宮崎)
フェアゲーム
減点 8
タイム1分10秒82


◆成年男子 ダービー (減点法)
8位:福永拓也(宮崎)
イニエスコ
減点16
タイム 2分 0秒79

福永拓也

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●10月10日

◆少年 トップスコア

16位:吉武亮一(宮崎)
ダニー
点数 580

◆成年男子 六段障害飛越 (減点法)
21位:福永拓也(宮崎)
ダニー
飛越回数 1
減点 8

会場風景

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●パワスポ黒田の感想

 優勝を期待された馬術競技も結果は8位入賞が1つの残念な結果に終わった。原因を考えるとたくさんあるが、まずは選手の経験不足。今回のメンバーは大きく若返りをはかったと聞いたが大きな大会が宮崎にはあまりなく県外での試合経験も不足している。そして次に馬のコンディションが大きく影響するこの競技において直前の長距離輸送はやはり影響が大きかったような気がする。終わって言うのもなんだが、国体出場競技馬達の元気のなさが感じられたのは確かだ・・・。もちろん選手達は馬のせいにはしないが、少なからずとも影響はあったと思われる。

投稿者 pawaspo : 2006年10月14日 21:36

コメント

色々ないい写真が取れていますね、特に馬術競技の写真はGOODですね、もっと見たいです。何かいい方法(CDROM)に焼いて送るとかないんでしょうか。返事待ってます。

投稿者 吉武 伸一 : 2007年05月12日 22:56

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