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2006年06月05日

JFL第13節ホンダロックvs佐川印刷SC [ サッカー ]

ホームで最下位相手に逆転負け~降格を意識した戦いが必要かもしれない?
 6月4日(日)、宮崎県小林市総合運動公園市営陸上競技場にて、JFL第13節「ホンダロックvs佐川印刷SC」が559人の観客が見守る中行われた。相手となる佐川印刷SCはJFL最下位、ホンダロックにしてみればいい内容で勝ちたい一戦である。試合は前半26分、エース水永のPKによって先制したホンダロックがそのままの勢いで押し切れるかに見えたが、後半ホンダロックのディフェンスのゆるみを上手く突いた佐川印刷SCが3得点を上げた。結果は「ホンダロック2-3佐川印刷SC」という事で、痛い逆転負けを喫した。
(文・撮影:黒田 健)

試合風景 試合風景

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●ホンダロック 2-3 佐川印刷SC

前半 1-0
後半 1-3 
ホンダロック VS佐川印刷SC ホンダロック VS佐川印刷SC

ホンダロック VS佐川印刷SC ホンダロック VS佐川印刷SC

             
ゴール
 
■ホンダロック 
26分 水永 翔馬
水永 翔馬

66分 谷口 研二
谷口 研二

■佐川急便SC
48分 山本 健二
山本 健二

57分 平井 晋太郎
平井 晋太郎

86分 中森 大介
中森 大介

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●選手入場

 広原スポーツ少年団のキッズと手をつないで両チーム選手入場。今日のボールボーイは小林地区高等学校・中学校サッカー部。 
選手入場 選手入場

佐川印刷SC ホンダロック

■ホンダロックメンバー
GK川島
DF澤村、浅田、谷口
MF南、廣池(→城)、大脇、木下、池田(→日高)
FW落合、水永
ホンダロックメンバー ホンダロックメンバー

■佐川印刷SCメンバー
GK竹内
DF 伊藤 葛野 松岡 萬場(→村尾)
MF 木村 岸田 山本 荒深
FW 石田 平井(→安部)
佐川印刷SCメンバー

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●前半
 風上にたったホンダロック、前半から何度もチャンスをつかむが、なかなかゴールを奪えず嫌な流れに・・・。そんな流れを断ち切ったのがエース水永。26分ゴール前で倒されPKを得る。落ち着いて水永がゴールを決め先制!その後は佐川もチャンスをつかむがホンダロックの体を張った守備で前半は1点リードで終わる。
前半 前半

前半 前半

前半

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●ハーフタイム
 小林よさこいによるダンスパフォーマンス。激しい踊りに会場も盛り上りをみせる!
ハーフタイム ハーフタイム

ハーフタイム ハーフタイム

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●後半 
 後半がはじまりいきなり佐川山本がゴールを奪い同点に!前半とは違い風下にたったホンダロックの動きは悪くなり、攻め手を失ったところでのゴールで流れが相手に。徐々にボールがまわりだす佐川に対して前方にボールを蹴るだけのホンダロック、嫌な予感がした57分平井のゴールで逆転される。サポーターの熱い応援に対して何とかしたいホンダロック。66分ついにそんなサポーターに応えるゴールがうまれた。ゴール前の混戦で谷口が豪快にボレーシュートを決めて同点。ホームで勝ち点3が欲しいホ
ンダロックは選手を変え攻撃的に。しかし、これが裏目になってしまった・・・終了間際に途中出場の佐川中森にゴールを奪われ逆転をゆるしてしまい、そのままホイッスル。
後半 後半

後半 後半

後半 後半

後半 後半

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●パワスポ黒田の感想
 前半のホンダロックの戦いを見る限り今日は明らかに勝てるゲームだった。しかし結果は逆転負け。どこに原因があるかをしっかりと考えていかなければならない。前半の相手の攻撃はホンダロックの左サイドのスペースに長いボールを入れてきた。澤村、浅田は相手キャプテン山本の東農大の後輩。特徴は完全につかまれていた。強いDF2人ではなく左を攻めるのが効果的。何度も繰り返していくうちにDFが消耗していく。弱点を突く徹底した作戦に徐々にボールはまわりだし後半になって中央のDFも左につられていく。DFが広がったところで中にボールを通される。ホンダロックの弱点をゲームを通じて攻め続けられ、後半は完全に佐川印刷ペース。これに対してホンダロックはロングボール中心のカウンターがほとんど。ゴール前で倒されPKで得点したが、後半はシュミレーション気味のプレーも多く見られた。ファールに関しては徐々に厳しくなっているような気がする。水永が復帰以来どうもエースをたよりきって、攻撃が単調になっている。この敗戦で順位も最下位に、これからの戦い勝ち点1が非常に大切になってくる。もう一度ゲームプランをしっかりたてて試合に挑む必要がでてきた。(もちろん出場停止やケガ人がでて苦しい事情はわかるが・・・。)
 もうひとつ気になった事が・・・。試合後、負けたホンダロックに拍手が・・・いや拍手そのものが悪いと言っているのではないので誤解してもらいたくないが、今まで仕事でも、プライベートでもかなりの数の試合をみてきた・・・・しかし、どのカテゴリーでも負け試合に拍手しているようなチームが強くなったのを見たことがない。今年からホンダロックを本格的に観るようになったが、応援、サポーターそのものはとにかく素晴しいのひとことだ!どんな時でも熱い応援で選手を力づけている・・・チームはコレに答えなければならい。ただ、本当にそれでチームは強くなるだろうか?JFL残留という大きな目標のために時として、今日のような内容のない試合に対しては厳しい態度も必要ではないかと思う。チームがサポーターを魅了し、サポーターがチームに活力を与える!これは、なにもサッカーだけではない、地元の「まちづくり」や家族間の関係なども同じだと思うのだが・・・。

投稿者 pawaspo : 2006年06月05日 12:59

コメント

いつも読ませていただいてます。ホンダロックSCの応援団をしている者です。
いつも的確なご指摘に感心している次第です。
『どうして勝てない?』『もっとこうしたらいいのに・・』など様々な意見はあると思います。私もそう思うこともありますが、去年から今までも数知れず叩きのめされてきたロックです。嫌というほど思い知らされているはずです。気持ちやその場の話し合いだけで勝てる試合ができるようになるならとっくにそうなっていてもおかしくない。でも、まだまだ経験不足なホンダロックSCです。実際にそうなるには、もっともっと経験を積んでいかないとなかなかできないものと私は思います。

サポーターに関しては・・・。
これまでいろいろなところから同じような事を耳にしてきました。『ロックのサポは寛大すぎる』『もっと選手に厳しくすべき』などさまざまです。
でも私は、いや、我々ロックサポは今のままでいいと思っています。昔からそうだし、これからもそうありたいと。
なぜなら彼らはプロフェッショナルではないから。クラブチームでもないし、イチ社員のイチ部活動生なんですよね。あくまで仕事がメイン。彼らは年中、土日休み無く仕事もしっかりこなして短い練習時間という環境の中で本当にどの分野も一生懸命やっています。それを知ってる私たちとしては、『なんで勝てない!』『もっと頑張れよ!』などとはとても言えません。それが、チームが勝っても負けても暖かく拍手で迎える、一番の理由だと思います。(もちろん、みんながそう思ってるとは思いませんけど・・。)

それともう一つ。負け試合で拍手を贈るようなチームが強くなったところを見たことがない・・とおっしゃいますが、まだまだ弱いチームにもいつまでもそうしてあげられるチーム(サポーター含めて) が一つぐらいあってもいいんじゃないかと思います。そして、そうやっていつでも暖かく見守ってもらえるようなチームが強くなっていく。そんなチームが一つぐらいあってもいいんじゃないかと。私は、ホンダロックSCがそんなチームになって欲しいと願っていますし、また、ホンダロックSCはそうなれるチームであると信じていきたいですね。

以上長々となりましたが、私の想いが少しでも伝われば幸いかと思います。
これからも公平な目線でのコメントをよろしくお願いします。楽しみにしております。

投稿者 むぅ : 2006年06月08日 07:48

>むぅさん
コメントありがとうございます。コメント読ませてもらって、なんとなくいろんなことに気づかされたような気がします。メディアとして地元のチームを応援する気持ちはあるのですが、あくまでもサッカーを取材するときは地元には厳しくが基本的なスタンスです。だから公平な目線というよりはホンダロックには少し厳しい意見が多くなっています。でもそれは、少しでも強くなってもらいたいという想いからなのでお許し下さい。温かいサポーターの方々に支えられて戦うホンダロック・・・これからも少しでも多くの宮崎人を感動させられる強いチームになればと思い、僕も応援を続けます。

投稿者 パワスポ☆黒田 : 2006年06月11日 17:43

>むうさんへ
私もホンダロックの試合を見ているサポーターの一人ですが、パワスポの黒田さんが言いたい事、私もわかります。記事もかなりやんわり書いてくださっていますが、私は拍手をするどころか、この試合に関しては少々苛立ちました。むうさんが言われる「仕事がきつい中」や「短い練習時間」で頑張る・・・・・待遇の違いこそあれ、JFL以下のリーグの選手達にはつきものです。それでもいいプレーをするために頑張っているから、強くもなり、チームも大きくなり、そして選手達の待遇もよくなり、仕事よりもサッカーを優先できるようになるのです。これだけの組織を構えて試合をする以上「試合に勝ってこそ」というのは選手達が一番分かっているのではないでしょうか?逆にどんなに頑張って勝っても待遇がよくならないのなら、もっと根本的な組織の問題だとおもいますし、もしそこまで勝たなくてよく、昇格を意識して戦っていないのなら、応援している私達の事をどう思っているのかに疑問が生まれます。むぅさんのような考え方もあり、私のような考え方もあり、どちらが正しいかは分かりませんが、私が応援しているホンダロックの今年の試合をみるかぎり、全然危機感が伝わってこないのです。パワスポの黒田さんも、熱いサポーターのことは褒めています。仕事とサッカーの両方をこなしているのだってわかっているはずです。でも、きっと「負けるのはしょうがないが、その負け方、負けたあとの対応」その部分を言いたいのだと思います。私は徐々にサポート熱がさめていく自分が悲しいです。そんなのサポーターではないと言われればそれまでですが、次第に応援席に人がいなくなるのはさみしいものですよ。

投稿者 テンプル : 2006年06月12日 10:23

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