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2006年03月11日
延岡学園高校vs大分高校(練習試合) [ 野球 ]
3月11日(土)、延岡学園高校(延岡市)にて、延岡学園高校vs大分高校の練習試合が行われた。春のセンバツ九州代表に選ばれている延岡学園高校としては、3月23日(水)からの甲子園球場に向けて最終調整段階に入っている。前回(2月8日)のレポートで、「春の大会は夏と違い、体造りと実戦の感覚を取り戻すのに時間がかかる」と語っていた延岡学園高校の浜崎監督だが、あれから1ヶ月で、選手達の体のキレや、実戦感覚がどれほどよくなっているかが注目される。特に”守備のチーム”だけにエース・大西投手の仕上がり具合が気になるところだ。前回のインタビューで大西投手は「アンダースローから繰り出される、癖のあるストレートをうまく使い、変化球をおり混ぜながらコースを付き、打たせて取りたい」と語ってくれたが、サブマリン投法とも呼ばれるアンダースローなだけに、通常より上半身を折り曲げる角度も深くなり、特に下半身の状態がよく、しっかりと粘れなければ、沈みこむ事が困難になり中途半端な投法になってしまう・・・逆に上半身は力強い筋力よりも、むしろ柔軟性が必要となる。さらに腕のしなりにも注目したい。この日は午前に1試合、午後にもう1試合行われた。午前中の試合結果は、11-0で延岡学園が大分高校を降した。午後の試合は時間の関係で取材できなかった・・・大変申し訳ないが、午前中の試合のみの紹介となる。しかし内容のほうは、しっかりと1回の表~9回の裏まで、細かくお伝えしたいと思う。ちなみに下の画像は上記で触れた延岡学園高校のエース、大西投手の連続写真。本番の甲子園でどういった投球をみせてくれるかが楽しみである。
(文・撮影:松田秀人)
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1試合目結果
延岡学園 1 1 3 0 0 2 4 0 0 計11
大分高校 0 0 0 0 0 0 0 0 0 計 0
※2試合目は取材しておりません(申し訳ございません)
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メンバー表
延岡学園
1 谷口 サード
2 西本 センター
3 柳田 レフト
4 山田 ファースト
5 小川 ライト
6 小園 ショート
7 津田 キャッチャー
8 大西 ピッチャー、(7回から甲斐 ピッチャー)
9 尾崎 セカンド
大分高校
1 大杉 ライト
2 豊嶋 ショート
3 西村 センター
4 西野 レフト
5 猪口 サード、(9回山下 代走)
6 宮井 ファースト、
↑(7回から川村 ファースト、同7回小原 ピッチャー、9回藤田 代打)
7 平山 キャッチャー
8 岡本 セカンド
9 詫磨 ピッチャー、(7回からファーストへ)
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1回表
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延岡学園の攻撃・1得点 (大分高校:詫磨投手)
先頭打者の谷口を見逃しの三振に打取り、幸先のいいスタートが切れたかのように思えた大分高校・詫磨投手だったが、続く2番・西本に死球をあたえてしまい、その直後に盗塁をゆるしてしまうと、3番・柳田をピッチャーゴロに打取るも、二死二塁で迎えた4番・山田にはセンター前運ばれ、二塁走者の西本がホームイン。センター西村がもたつく間に打者走者は二塁へ・・・。続く5番・小川をセンターフライに打取るが、大分高校の投手と野手のリズムがなんとなくギクシャクしているように感じられた。しかし立ち上がりという事で、1得点に抑えられたのはよかったが・・・。
1回裏
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大分高校の攻撃・無得点 (延岡学園:大西投手)
立ち上がりからテンポよく投げ込む延岡学園・大西投手。ストライクが先行し、自分のリズムで投げられているようだ。延岡学園ベンチからも「ズバズバいけ!」との掛け声がかかる。1番・大杉を見逃しの三振に、2番・豊嶋を空振りの三振に、3番・西村をセカンドゴロに打取り、この回を三者凡退とした。
2回表
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延岡学園の攻撃・1得点 (大分高校:詫磨投手)
1回表の事もあってか大分高校ベンチからは、ひときわ大きな声で「先頭切っていこう!」という言葉がかけられる。しかし、延岡学園6番・主将の小園がライト線に二塁打を放つと、続く7番・津田がきっちりと送りバントを決める。これで小園は三塁へ・・・一死三塁から8番・大西投手がセンターオーバーの二塁打を放つ、この間に小園はホームイン。さらに、9番・尾崎が送りバントを成功させ、大西は三塁へ・・・二死三塁で、打者が一巡。1番・谷口に打席が回ってきたが、1回表同様の見逃し三振に倒れた。この回、1得点。
2回裏
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大分高校の攻撃・無得点 (延岡学園:大西投手)
まずはこの回の先頭打者、大分高校の4番・西野が二遊間をぬけるヒットを放ちチームを盛り上げる。5番・猪口が送りバントで一死二塁とチャンスを広げた。しかし、延岡学園、大西投手は1回同様、おちついて自分のリズムで、一人ひとり確実に打取っていく。6番・宮井を空振りの三振に、つづく7番・平山をショートゴロに打取り、二塁走者は残塁となり無得点。
3回表
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延岡学園の攻撃・3得点 (大分高校:詫磨投手)
ここまで2得点に抑えてはいるものの、以前、大分高校・詫磨投手の苦しいピッチングが続く。ストライクとボールがはっきりしてしまっているせいか、相手打者に仕事をさせてしまっている・・・。逆に1回、2回としっかりチャンスをものにしてきた延岡学園。この回は先頭打者の2番・西本がいきなりライト線に三塁打を放つと、続く3番・柳田が初球をレフト前に運ぶ、三塁にいた西本はホームイン。そして、先ほどヒットを打っている4番・山田の打順で、柳田が盗塁を決めると、山田もレフト線への二塁打で続く。これで柳田がホームイン、2得点目が入った。以前無死二塁のチャンス・・・5番・小川が送りバントを決め、山田は三塁へ・・・すると6番・主将の小園がセーフティぎみのスクイズで確実に三塁走者をホームに帰した。この後、7番・津田はセカンドゴロに倒れたが、この回、全てのチャンスを確実につかみ3得点を上げた。
3回裏
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大分高校の攻撃・無得点 (延岡学園:大西投手)
延岡学園・大西投手のテンポがますますよくなる。ストライクが先行するのもいい。調子がいいせいもあってか、この回の大西投手は守備でも魅せた。先頭打者、8番・岡本をピッチャーゴロに打取ると、続く9番・詫磨が打った強烈なピッチャー返しをワンバウンドでキャッチ・・・抜けていれば確実にヒットになっていたであろう当たりだったが、抜群の反射神経で打球をとらえた。投球から、直ぐに捕球体性に入れる体のキレは下半身の安定感からくるものであろう。本番を前に肉体的な仕上がりでもアピールした。さらに、1番・大杉は見逃しの三振。大分高校は以前、無得点。
4回表
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延岡学園の攻撃・無得点 (大分高校:詫磨投手)
大分高校・詫磨投手の苦しいピッチングは続く・・・この回の延岡学園先頭打者、8番・大西投手にライト前に運ばれた・・・さらに、9番・尾崎が送りバント、大西は二塁へ。一死二塁とまたしても得点圏に走者を進めてしまった。続く1番・谷口はセーフティ気味のバントをここ見るがアウト。この間に大西は三塁に進む。二死三塁で3回に三塁打を放った2番・西本に打席がまわってきた。しかしここはサードへのファウルフライに打取り、大西は三塁に残塁、無得点で切り抜けた。
4回裏
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大分高校の攻撃・無得点 (延岡学園:大西投手)
試合も中盤に入った・・・この辺で一矢報いたい大分高校だが、延岡学園・大西投手を攻略する事ができない。2番・豊嶋は空振りの三振、3番・西村はいい当たりだったが、運わるくライトライナーで二死。4番・西野の詰まった当たりがセンター前に落ちるが、5番・猪口が空振りの三振で、西野は残塁。この回も無得点に終わった。
5回表
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延岡学園の攻撃・無得点 (大分高校:詫磨投手)
この回の延岡学園の攻撃は3番からの高打順。しかし、大分高校・詫磨投手が踏ん張り三者凡退に打取った。3番・柳田をレフトフライに、4番・山田をサードゴロ、5番・小川をセンターフライ。大分高校は次の攻撃でグッと流れを引き寄せたいところだ。
5回裏
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大分高校の攻撃・無得点 (延岡学園:大西投手)
先ほどの三者凡退の流れを、攻撃につなげたいところだったが、こちらも合えなく三者凡退・・・。先頭打者、6番・宮井をキャッチャーフライ、7番・平山をピッチャーゴロ、8番・岡本を空振りの三振。延岡学園・大西投手の好投が続く。
6回表
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延岡学園の攻撃・2得点 (大分高校:詫磨投手)
4回、5回と無得点に抑えていた、大分高校・詫磨投手だったが、やはり、ボールとストライクがはっきりしているのだろう。延岡学園は第一ストライクから積極的なスイングを行い、結果に繋げている。この回も、先頭打者の6番・小園は空振りの三振に倒れたが、続く7番・津田にセンターオーバーの二塁打を打たれ、その直後、8番・大西投手には、ピッチングの好調がそのままバッティングに乗り移ったかのようなスイングでライトスタンドに運ばれてしまった。これで延岡学園が2得点を追加。9番・尾崎もレフト前ヒットで続くが、盗塁失敗・・・。走者がなくなって二死。1番・谷口はセンターフライに倒れた。
6回裏
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大分高校の攻撃・無得点 (延岡学園:大西投手)
好投が続く、延岡学園・大西投手の前に苦戦を強いられている大分高校だが、この回、大きなチャンスが回ってきた。先頭打者の9番・詫磨投手が空振りの三振に倒れ、続く1番・大杉に、この日初めての四球を与えてしまう。2番・豊嶋のショートゴロの間に、大杉は二塁へ、さらに3番・西村にも四球を与え、さらにパスボールなどもからみ、二死一塁三塁で4番・西野を迎える事になった。大西投手としては四球がらみの嫌な雰囲気・・・大分高校に流れが行きかけたかにみえたが、大西投手は走者を背負いながらも冷静なピッチングで4番・西野を空振りの三振に打取った。大分高校は二者残塁の無得点に終わってしまった。
7回表
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延岡学園の攻撃・4得点 (大分高校:詫磨投手→小原投手へ交代)
この回の延岡学園は、打者一順の猛攻を見せた。まず先頭打者の2番・西本がセンター前に、さらに盗塁を決める。続く3番・柳田はサードゴロに倒れたが、4番・山田がサードを強襲する。この間に二塁走者の西本が三塁へ、サードがもたつく間に打者走者の山田は一塁を回るがこれがオーバーラン、一・二塁間にはさまれるが、この間に三塁走者の西本がホームイン。さらにはさまれていた山田は、守備のミスから、そのまま二塁に進んだ。しかしこの後、5番・小川の打席で、山田がけん制球から、二塁・三塁間で挟まれアウト。走者がいなくなり二死となったが、小川はセンターオーバーの三塁打を放つ。6番・小園主将もライト前ヒットで続き、三塁から小川がホームイン。さらに小園が盗塁成功。7番・津田はショートへの内野安打、小園は三塁に進む。8番は先ほどツーランホームランを放った大西投手・・・この時、大分高校のバッテリー間にミスがあり三塁走者がホームイン、津田は二塁へ。二死二塁となって大西はセンター前にヒットを放ち、すかさず好走で二塁へ、この間に津田がホームイン・・・。9番・尾崎もライト前ヒットで続く・・・。たまらず大分高校は左の先発・詫磨投手から右の小原投手へ交代、詫磨はそのままファーストへ、ファーストの宮井がベンチに退いた。そしてトップバッター谷口に戻たが、この谷口が今日は元気がない・・・結局この打席は四球を選んで、二死満塁となり、この回の先頭打者、2番・西本に戻ったが、ファーストゴロで、三者残塁となった。しかしこの回、延岡学園は4得点を上げた。
7回裏
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大分高校の攻撃・無得点 (延岡学園:大西投手→甲斐投手へ交代)
この回から、延岡学園の投手が大西から甲斐へと代わった。この甲斐投手も大西投手同様に、テンポよく投げ込む。先頭打者の5番・猪口をサードゴロ、6番は前の回で投手交代した小原、これも見逃しの三振にうちとる。7番・平山には死球を与えてしまったが、8番・岡本をショートゴロに打取りスリーアウト。無得点に抑えた。
8回表
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延岡学園の攻撃・無得点 (大分高校:小原投手)
大分高校、代わった小原投手が踏ん張る!この回、延岡学園は3番・柳田からはじまる高打順、まず柳田はショートフライに倒れ、4番・山田はレフトフライ、5番・小川にはセンター前に運ばれたが、6番・小園をセンターフライに打取った。延岡学園は一塁走者残塁の無得点に終わった。
8回裏
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大分高校の攻撃・無得点 (延岡学園:甲斐投手)
残すところあと二回、どうにか反撃の糸口をつかみたい大分高校だが、代わった甲斐投手のに好投に阻まれる。9番・ファーストに回った詫磨の打席は空振りの三振。1番・大杉はセカンドゴロ、2番・豊嶋はレフトフライに終わった・・・。三者凡退の無得点。
9回表
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延岡学園の攻撃・無得点 (大分高校:小原投手)
7回途中からマウンドに上がっている大分高校・小原投手が延岡学園の最後の攻撃を迎え撃つ。7番・津田をセカンドゴロ、8番・甲斐投手を見逃しの三振、9番・尾崎をセカンドゴロ、この回を三者凡退に打取り、最後の望みを9回の裏にかけた。
9回裏
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大分高校の攻撃・無得点 (延岡学園:甲斐投手)
小原投手の力投にこたえたい、3番の高打順からはじまる大分高校打線だが、最後まで延岡学園の両投手を攻略することができなかった。この回の先頭打者、3番・西村はショートフライ、4番西野はレフトフライと簡単に二死を取られてしまった。この後、5番・猪口に四球を与えてしまうが、最後は6番・小原に送られた代打、藤田がファーストフライに倒れゲームセットとなった。
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午前の練習試合の結果は上記のとおり、11-0で延岡学園が勝利した。これから甲子園に向かう事になる延岡学園に残された時間は少ない。しかし練習試合での動きを見る限り、ファーストストライクを積極的にうちにいったり、すきあらば果敢に走塁を試みたり、さらに、チャンスとみるや確実に選手達が自分の仕事をこなし、それを得点に結びつけている事からも、一番心配されていた実戦感覚は戻りつつあると思われる。投打に渡り活躍した大西投手の体調もいいように感じたし、まだまだつめるべき部分はあるにせよ、チーム全体もよく声がでていて、雰囲気もよかった。甲子園での大きな活躍が充分期待できるチームである。そしてあと一週間もすれば、延岡学園高校野球部は甲子園の地に立っている。ちなみに明日12日は佐土原町の久峰球場で日南学園、佐土原高校との練習試合が行われる予定。
投稿者 pawaspo : 2006年03月11日 22:23
