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2008年05月29日

水郷延岡・酒蔵めぐり [ 地域 ]

 延岡市は水郷延岡ともいわれ昔から豊かな水に恵まれています。その水は農業はもちろん、近代では工業でも欠かせないものです。そして、お酒つくりにも水は欠かせません。今、延岡が全国に誇る三つの酒造会社ももちろんこの延岡の水を使っています。といってもこのレポートは水の事や酒つくりの事を深く掘り下げる訳ではないんです。。。5月24日(土)に宮崎県SSグループ連絡会議・延岡支部さんが企画された「水郷延岡・酒蔵めぐり」にご一緒させていただいたのです。この酒蔵めぐりの大きなコンセプトは「酒文化を観光資源として考えたとき、どのような広がりや新しい接点があるのかを考える。」というもので、佐藤焼酎、ひでじビール、千徳酒造の代表者の方はもちろん、延岡市商業観光課、観光協会、市議会議員、若鮎レディ、市民の方などが参加し、それぞれの立場からみた「観光」としての酒蔵めぐりを体験しました。
(レポート:甲斐英利)

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※イメージ写真は今回のパンフレットより抜粋
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◆延岡中小企業センターからスタート

 朝10時「酒蔵めぐり〜延岡の物産・観光資源の活かし方」研修会のスタート。今回のルートは中小企業センターをスタートして、祝子町の佐藤焼酎→ひでじビール→千徳酒造→観光物産ステーション→中小企業センターと回りました。普段、通り慣れた道もマイクロバスに乗り込み「観光客」として見てみるとまた違った雰囲気が味わえてこれだけでも良い経験となった気がします。

酒蔵めぐりマップ
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※マップは今回のパンフレットより抜粋
中小企業センターをスタート。SSグループの皆さんの挨拶の後は最初の酒蔵である佐藤焼酎の古賀さんから佐藤焼酎のガイドで旅路を行きます。
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今回全体ガイド役の岸上さん
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SSグループ延岡支部長 岩田さん、佐藤焼酎 古賀さん


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◆佐藤焼酎製造場株式会社

宮崎県延岡市祝子町2388番地1
TEL:092−33−2811

 最初の到着したのは佐藤焼酎製造場株式会社。創業、明治38年。100年以上続く佐藤焼酎の名は今では全国に広がっています。平成19年には新しい酒蔵も完成し、創業当時からの伝統を頑にまもりつつも新しい技術や現代の様々な問題にも積極的にとりくんでいます。
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 生憎の天気でしたが、晴れていれば眼下に祝子川、その奥には雄大な行縢山がそびえとても気持ちのよい場所です。佐藤焼酎では、もちろんこの祝子川水系の天然水を原料として使用しています。祝子川は奇麗なだけではなく、ニニギノミコトにまつわる伝説も残されているので、そんな事を考えながら焼酎を飲むとまた違った味わいを楽しめるかもしれませんね。そして、その景色を眺めながら建物のなかに入ると水江社長が出迎えてくださいました。
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佐藤焼酎の酒蔵は半円状になっていて、グルリと場内を見学して回る事が出来ます。製造過程の段階ごとに解説ボードもあるので実際に作業を見ながら詳しく製造工程を見学する事が出来ます。
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ガラス越しに実際に製造過程を見学できます。各部屋、壁に描かれた絵も見所です。
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 佐藤焼酎では蒸留粕の再利用にも取り組んでいます。蒸留粕の再活用による本格焼酎造りの実験プラントを立ち上げていて、旭化成で開発された中空糸膜を使った精密濾過膜で濾過し遠心分離機で固形物を液体に分け、液体は仕込み水の一部として使用。固形物は肥料として肥料会社で加工されます。また、蒸留粕に含まれる成分の中に、がんなどに効く成分をしらべるプロジェクトにも参加されています。
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ロビー横には展示販売もあります。広く明るいこのスペースで祝子川を眺めながら焼酎談義するのも良いかもしれませんね。

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◆ひでじビール醸造所

宮崎県延岡市むかばき町747-56
TEL : 0982-39-0090
ホームページ:http://www.hideji-beer.jp/

 続いてやってきたのは行縢山の麓にあるひでじビール。ひでじビール醸造所が出来たのは1996年。製造者のみなさんのビールに対する情熱はとても高く誕生して12年にして2007年度のiTQi(国際食品審査会)にて優秀味覚賞を受賞。「iTQi」はEU本部主管の欧州最大級の食品検査・分析・審査会で、ITQI分析研究機関において厳密な品質分析、検査の後、50名余りの審査員により味覚・官能などのブラインド検査を行うそうです。ヨーロッパ各国から推薦されたシェフやソムリエたち審査員のお墨付きというわけなのです。
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移動中は「延岡クイズ」で盛り上がりました。今回は殆ど市内在住のかただったのでかなりマニアックな問題が15問。豪華プレゼント付きだったのですが「プレゼントしないでいいように難問ぞろいです(笑)」ということで全問正解者は現れず。。。ちなみに甲斐は12問正解でした・・・若山牧水が中学入学した時の成績。。。わかりませんーーーん(笑)
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 ひでじビールの工場見学は大きなガラス越しに全体を見渡します。ビール造りは、細菌や温度の影響を非常に受けやすいため施設内に入る事ができません。もっと近くで見てみたい!とも思いますがこれもおいしいビールを造るため・・・ぐっと我慢です。そのかわり実際の原料などを手にしながら詳しい製造過程・方法を説明してくれるのでビールへの興味がとても高くなります!ホームページでも詳しい製造過程が見られますよ!
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麦芽の糖化が終わり濾過して出来たモルトジュース麦の糖分だけでこんなに甘いの?というくらい甘く良い香りがします。ちなみのまだアルコールはなくこの糖分をビール酵母が食べてアルコールと炭酸ガスを出すそうです。
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こちらがそのビール酵母の培養床。上部の白い部分が酵母。ひでじビールでは2006年から日本全国でも数少ないビール酵母純粋自家培養技術を導入しているそうです。右の写真はホップ。実際に使われるのはペレット状のものですが実際のホップも見る事ができるのです。ホップには抗菌・防腐作用もあるそうですよ!
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ひでじビールの販売コーナーでは、過去のラベルをはじめ、ひでじビールの歴史も見る事が出来ますよ。

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◆昼食タイム

 観光の楽しみのひとつといって良いのが食事!ではないでしょうか?この日の昼食はひでじビールのテラスで「七輪焼き」&話題の新酒『太陽のラガー』の樽ビール。青空の下で!とはいきませんでしたが、それでも皆さん大満足のご様子。醸造のこだわり、苦労話を聞いた後だけにビールの味も格別だったのでしょう?
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◆千徳酒造株式会社

宮崎県延岡市大瀬町2-1-8
TEL : 0982-32-2024
ホームページ:http://www.sentoku.com/

 最後にやってきた酒蔵は明治36創業の千徳酒造株式会社(創業時は恒富酒造合資会社)。清酒のみの蔵元としては県内唯一。平成15酒造年度 熊本国税局酒類鑑評会 優等賞受賞から立て続けに賞を受賞しています。また、千徳酒造では地産地消にこだわり、原料となる米は高千穂の地で10年の歳月をかけて開発したお米を利用、そして仕込み水は五ヶ瀬川の伏流水を使用し、まさに地酒とよべるものなのです。
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酒造りの始まりは精米。歴史を感じる「縦型精米機」という精米機が並びます。右の写真の内部は砥石のようになっていて、食べる為の精米とは違い粒が丸くなるほど精米していくそうです。ちなみに大吟醸用の米の精米では2昼夜、約50時間かけるそうです。
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酒造りは低温で長時間発酵させる必要があるため今の時期は実際に作業を見る事は出来ませんでしたが、設備などと合わせて、写真パネルで製造過程を見る事ができます。お酒の種類に寄って行程もかわり大吟醸などはやはり手間隙が一段とかかるそうです。一般的なお酒とくらべると発酵だけでも倍以上の時間がかかるのだとか・・・
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場内には歴史を感じる場所が沢山・・・機械化進んだとはいえまだまだ昔ながらの行程が多い酒造り。
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もろみをしぼる機械。酒粕が平らなのがこれで納得。しかしここでも大吟醸は別・・・もろみを袋に入れて滴ってくる酒だけを集めるそうです。そしてその後いくつかの行程をへて貯蔵タンクへ。
詳しい行程はホームページでも紹介されています。

蔵見学が終わったら「はなかぐら館」でショッピング。千徳酒造のお酒だけでなく、地場産品も取り揃えてあるのでお土産選びにもぴったりです。
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清酒酒蔵ならではの商品も、右の茶色い袋は酒をしぼるの使った袋なんだそうですよ!もちろん数の少ない稀少品です。
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はなかぐら館では千徳酒造の歴史を写真で振り返ることもできます。昔使われていた道具などもありますよ!
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右の写真は「千徳の仕込水」はなかぐら館で汲んで持ち帰る事もできます!
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試飲もできますので運転手では無い方はぜひお試し下さい!

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◆のべおか観光物産ステーション

JR延岡駅構内
TEL : 0982-33-6886
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最後に訪れたのは「のべおか観光物産ステーション」延岡駅に併設されたこのお店では延岡の地場産品がところ狭しと並びます。現在は法律上酒類は展示のみで販売はされていませんが、そのほ他の加工品、水産加工品はとても充実しています。
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お土産としてではなく、水産加工品などはご自宅用に買いにこられる方もいらっしゃるようです。知っているようで意外に知らない地元の名産品達。みなさんもちょっと覗いてみませんか?
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若鮎レディのお二人に持って頂いているのが、コノハナサクヤヒメとニニギノミコトが出会ったと伝わる愛宕山に設置されました「錠かけモニュメント」にぴったりのハート型南京錠はおひとつ910円(キューピット)。せっかくだったらこれで!

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◆一日のまとめ

 午後4時前、中小企業センターにもどり、一日の感想をひとりづつ発表。そして、「観光としての酒蔵めぐり」の可能性をつよく感じる意見が多く出されました。知ってそうで知らない地元の事。お酒の事。まだまだ、面白くできる見せ方、聞かせ方。十分な観光資源だとわかっていても個々でのPRでは難しい場面もあるということなど具体的な話もでてきました。詳細な感想や良い所・改善点は後日、各自が提出することになっていますので今回の研修会を期にいろんなアイデアが出され、県内外の人達に大いに自慢できる「酒蔵めぐり」が出来上がっていくのではないでしょうか?各酒蔵では随時見学を受け付けてらっしゃるのでみなさんもぜひ「酒蔵めぐり」してみませんか?

※見学を希望される場合は事前に電話等で希望時間などお問合せください。

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宮崎県SSグループ連絡会議のみなさんより
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「観光客の誘致は、宿泊、飲食などの需要を増やし、雇用を生み、業者や地域を経済的に潤します。今回の取り組みがひとつの切っ掛けになればと思いますし、単発的な取り組みではなく、今後、SSグループ延岡支部の取り組みとして継続して取り組み、酒蔵めぐりの企画を実現できればと思います。またガイドマップの作成等、しっかりと形になるように取り組みたいとお思います。」

みなさんおつかれさまでした!

投稿者 blogpawanavi : 2008年05月29日 20:43

コメント

街中に3種類もの蔵元があるということは、「酒好き」のそろったまちやなあ!
観光スポットとしても少し磨けばきらりと光りそう。
酒好きでなくても、試飲をすると気が大きくなって買わずにはおられんようになります。
宣伝しようと思います。

投稿者 ノンノン : 2008年06月01日 10:30

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