RQ九州「中間報告会」 むすびカフェ 千人の蔵

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 昨晩(5月22日)、RQ九州で支援活動されている、高千穂町民の高藤文明さん、川上昇さん、浜山幸波さんを、むすびカフェ千人の蔵に招いて RQ九州「中間報告会」を催しました。

 このお三方は、震災直後から被災地、拠点地で、ボランティア活動をしてきました。震災後、どのように自分たちが被災地支援に向かったのか、そこで見たこと、聞いたこと、活動してきたこと。個人での限界と、連携の中で輪が広がって行く実感。使命感とはちがう、当たり前のこと。やらなければならないこと。ボランティアは、本人の心意気次第。だけれども、ボランティアが全く足りていないことへのジレンマ。

 一ヶ月経った今でも、飲み水は配給であったり、三度の食事に生野菜も、温かい食べ物もない地域もあること。未だに車中泊を続けていること。避難所の閉鎖で行き場のなくなった人たち。家と一緒に潰されてしまえばよかったというお婆さん。家とともに被災した田畑、無駄になった野菜の苗。テレビから発信される情報とは、全くちがう現実。復興は始まってもいない現実。

 一方で、公民館を中心とした自治力。消防団の活躍。助け合いで生かされた人たち。ほんの一ヶ月の間に、ほんの数十km先で、たくさんの出来事があり、たくさんの出会いがあり、たくさんの経験と、たくさんの学び。それは本当にたくさん。

 人命第一、役に立てるならと、働いてきた三人は、文字通り、人のためになる仕事をされてきたと思います。だけれども、体力的にも、精神的にも、経済的にも、とても負担がかかることだとも思います。

 今回、RQ九州「中間報告会」で、高千穂町民でもある三人にお話ししていただいた大きな目的としては、現場の現実の状況を共有するというのはもちろんですが、同じ町民が、誰も知らないところで、ずっと被災地に入って働いているという事実を知って頂きたいという思いがありました。なにができる、なにができないではなくて、知ることから生まれる何かや、知ることから始まる何かがあるのだと思います。

 それは、被災地に対してだけではなく、いつ、自分たちが同じ状況になるかも分からないということも合わせてです。地震直後、阿蘇への支援活動を始める中で、高千穂町から延岡市へ続く、218号線の橋が一本でも落ち、旧道も不通になれば、高千穂も同じように孤立するのだなと思いました。今回のように、電気、水道、ガスが止まり、行政機能が麻痺したときに、どうやって生き延びるのか、平時のときに、少なからず備えておかなければなりません。そういう意味でも、昨晩の中間報告会は、とてもためになる会でした。

 ありがたいことに、役場からも2名、社協からも2名、議員も1名来て下さりました。今回共有させていただいたことは、直接的に、間接的に、何らからの力になることと期待します。

 「復興はまだ始まってもいない」「ボランティアは足りていない」「自分はずっとやり続ける」

 とつとつと語る三人の話を聞く中で、被災地のためにも、三人の負担が軽減するような、また代われるように、それぞれがそれぞれの立場の中で、あるいはそれを越えて、力を合わせて行くことが大切なのだなと思いました。「復興はまだ始まってもいない」その言葉は、被災地だけのものではなく、その近隣に住む、私たちにもあてはまる言葉だと思いました。

RQ九州
http://kyushu.rq-center.jp/

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