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2007年02月13日

ホップステップアヤウェブ〜日高亜矢さん [ インタビュー ]

『おめでたい!』しあわせは歩いてこない、だーから歩いていったろかい!
〜シンガーソング・アニメーター日高亜矢さんってどんな人?〜

 今回ご紹介するのは、自称シンガーソング・アニメーター「ホップステップアヤウェブ」の日高亜矢さんです・・・・・。ところでみなさんは"シンガーソング・アニメーター"って聞いたことがありますか?僕自身、そのような"変わった"職業の方とお会いしたのは日高亜矢さんが初めてでして、中々イメージすることができなかったのですが、彼女と接しているうちに「なるほど適切なネーミングだ!」と思えるようになりました。日高亜矢さんは宮崎市にありますご自身が経営するデザイン事務所「ホップステップアヤウェブ」で、オリジナルのキャラクターを活かしたアニメーションやキャラクターグッズ、さらにアニメーションの背景に流れるオリジナルソングなどを制作し、それらをインターネット経由で全国に発信しています。さらに、事務所でのお仕事だけでなく、「お笑いが大好き!」という性格も手伝って、時にはイベントなどで漫才としたりギター片手にテレビ出演をしたりと、多方面で活躍をされているとにかくもの凄いパワーの持ち主なのです!またパワーだけでなく、実績のほうもしっかりと残しており、近年では自身の半生を描いた『東京リベンジ』で、世界的にも有名な「東京国際アニメフェア2007・アワード」にて「優秀賞」を受賞し、あのスタジオ・ジブリと肩を並べてフェア会場に作品を出展!また、それとは別に、NHKデジタルスタジアム デジスタ・MAYA MAXX(NHKしゃべり場のイラストレーター)セレクションにも選ばれ、3/1(木)24:00 BS-2 3/3(日)23:00 BS-hiにテレビ出演しちゃったりもするのです!しかも、スタジオで歌まで歌っちゃうとの事・・・・・。とにかくも、今まさに"破竹の勢い"の真っ只中にある日高亜矢さんなのです!しかしこれ位で驚いちゃあいけません!日高さんの眼前に広がるイメージはなにを隠そう「世界のカンヌ映画祭」なんです!ということで、そんな日高亜矢さんの元気や勢いの秘密を是非とも知りたいと思いインタビューに行ってまいりました!
(レポート:藤木テツロー)

日高亜矢さん 日高亜矢さん
▲日高亜矢さんとキャラクターグッズ

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●ホップステップアヤウェブ事務所

外観 看板

 宮崎駅裏から伸びる道路をツツゥ〜と入った住宅街の奥にお洒落なガルバリウムの建物があります・・・それが「ホップステップアヤウェブ」の制作事務所・・・。ちなみに、日高さんは僕が作っているフォトメッセージマガジン『日向時間』の裏表紙を毎号描いてくれたり、ホームページを作ってくれたりもしています。

事務所内 事務所内

◆ホップステップ七福 (事務所)
http://www.hopstep.tv
宮崎市吉村町平塚甲1903-7
TEL・FAX: 0985-61-1575
E-mail:info@hopstep.tv

◆東京リベンジ (東京国際アニメフェア優秀賞受賞作品)
http://www.hopstep.tv/video/tokyo_revenge.html

◆東京国際アニメフェア
http://www.tokyoanime.jp

◆NHK デジタルスタジアム
http://www.nhk.or.jp/digista/
デジスタ・MAYA MAXXセレクション
3/1(木)24:00 BS-2 (日高亜矢さん出演)
3/3(日)23:00 BS-hi (日高亜矢さん出演)

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●日高亜矢さんインタビュー


テツ)東京アニメフェア、優秀賞受賞!&デジスタ出演!おめでとうございます!

日高)いや〜ありがとうございます。デジスタは私たちのような仕事をしている人は
「あ〜知ってる!」っていうような番組で、全国から応募されたデジタル・アートの作品を番組内で放送するんですけど、今回はその四作品の中の一つに『東京リベンジ』が選ばれたんです。正直、時間をかけて作りこんでいる作品に比べれば質的には見劣りするんですけど、今回のテーマが東京リベンジっていうことで、それが本人のリアルな話っていうのが面白いと思って評価してくれたんだと思いますね。東京アニメフェアの方は、出展する企業がスタジオ・ジブリなど、すごいんですよ。運良く「手を組みませんか?」って言ってくれるところがないかな〜なんて思ってるんですけど…(笑)。アヤウェブは小ちゃいスペースなんですけどね。幸か不幸か、まだ商業ベースになってないから優秀賞もとれたんですよ(笑。

インタビュー風景

テツ)「東京リベンジ」の発想はどこで生まれたのですか?

日高)あれは私の半生なんです。新潟からイラストレーターになりたいと思って東京に出てやってたんですけど、まさにあの歌のように田舎で「絵が上手いねっ」とか言われて天狗になってたのに、東京で思いっきりへし折られて「くっそ〜!みんななんかすげぇ、こんなはずは無い!」って思いながらも、「あ〜もう無理だ〜もうええよ〜。芸術なんて正解なんかねぇじゃねぇか〜!こんな甘ったるいことやってられっか〜!」って辞めて一時は公務員になったりとか・・・。

テツ)じゃあ宮崎県との出会いは?

日高)その後、宮崎出身の旦那と結婚して、転勤で宮崎に来たんです・・・。それからも、どちらかといえば"堅い"とこで働いてたんですけど、パソコンが少しづつ一般化しだして、マックとかいじっているうちにコンピューターグラフィッツクにはまってしまい、いろいろと試しているうちに、「意外と自分に合ってるのかな?」って思いはじめて・・・そしたらまたイラストが描きたくなってしまい。今に至ってるわけです・・・。

テツ)作品の発信方法は?

日高)自分のホームページYou Tubeなどインターネットを通じて色んなところに『東京リベンジ』じゃんじゃんだしまくって、まさにリベンジ真っ最中なんですけど、インターネット上から「東京リベンジ見ましたよ!」といったメールが届くのですが、「昔、自分もデザイン学校にいて…」」という内容のメールだったりすると、「私と似たような境遇の人っつうのがいるんだな〜」とか思いつつ、さらに私同様に、「かつて東京に挫けたことがあるので涙しました…」とかメッセージがきて、われながら「へえ〜、泣くとこあんのかよ!」とか思いながらも、真剣に見てくれたことが嬉しかったりもします。

インタビュー風景

テツ)いや、あれは僕も感動しました。歌もいい!「東京リベンジ〜♪、東京リベン
ジ〜♪」って郷愁がたまらないですね。先ほど「コンピューターグラフィックにはまってしまい・・・」と言っていましたが、そもそも、それを仕事にしようと思ったきっかけはどういったところからなんですか?

日高)そうですね。最初は趣味からなんですけど、やっていくうちにどんどん調子がでてきて、仕事に出来たらいいな〜って思いはじめ、1996年位から、とりあえずシステムエンジニア系の勉強を始めたんです。デザインに関しては、一旦東京に出てあきらめているので、自分には向いていないとは思ってたんですけど、もう一度やってみようかなと思もえるようになったのが"アホなアニメ"を作りはじめた事がきっかけなんです・・・。でも、いくら好きだから、楽しいから・・・といって"アホなアニメ"ばかり作り続けても、お金は入ってきません。そんなことから、本格的な仕事にするなら「ホームページの制作などができないと無理だな〜」と思ってそっちの方を勉強するようになったんです。それからしばらくホームページの製作などがメインの仕事となったのですが、次第に「やっぱり本格的なアホアニメがつくりたい!」と、昨年からホームページの仕事はきっぱりと止めて、「たとえ貧乏になったとしてもアホアニメを作り続けよう!」と心にきめたんです。

インタビュー風景

テツ)じゃぁこれからは、そのアホ?アニメを売って生活していくということですか?

日高)そうですね〜・・・でも、そううまくいくとは思えないので、コツコツとオリジナルアニメを作りながら作品をストックしていき、徐々にオリジナルキャラクターを浸透させ、グッズやDVDなどの展開も考えていきたいと思っています。

テツ)しつこいようですが、仕事としては確立されていたホームページ制作の仕事を止めてまで、アニメーションを選んだのはどうしてですか?

日高)ホームページの制作っていうのは企画からお客さんの立場になって考えてあげないといけないじゃないですか、たんに綺麗に作ればいいっていうことじゃないじゃなくて、本当に自分が良くしてあげようってテンションで取り組まないといけないのに、一方で私は「アホアニメが作りたくてたまらない」という気持ちがどんどんふくらみ、企業や店舗ホームページ制作などにだんだん集中ができなくなってきたんです・・・。もしかしたら、今まで作ったようなデザインを焼き直してババッと作れば食いつないでいけるかもしれないけど、そんなの絶対に「手抜き」って分かるし。自分で「何だこれっ!」みたいな感じなのしか作れなくなってきて、そうなるとお客さんにも悪いし、自分も中途半端やし、だったら一か八か力の続く限りここでガッ〜!とやって、もうニッチもサッチも行かなくなったら、またそん時に考えようかなって・・・。居た堪れなくなったという感じですかね。まあ、オリジナル"アホ"アニメは一年ぐらい前からちょこちょこ作っていたんですけどね・・・・・。

インタビュー風景

テツ)アニメーションを使ってどういうことを表現したいと考えていますか?

日高)やっぱりお笑いテイストを取り入れて、見た人が「楽しかったね。元気が出た!」とか思ってくれてること。そのためには、制作している自分たちが楽しいっていうことが第一なんですけどね。参考となる企業で言うと「フリフリカンパニー」っていうところがあって、そこは自分たちが楽しく周りも楽しめるものを作っているんですよ。そして、地元ですごく気があうのが花ふぶき一座の若奈さんとかとで、形は違うんですけどやろうと思っていることがすごく似ているんですよ。絵を描いて動かすのが私の得意なことだから、リアルな映像や音楽と合体させてお笑い芸人的なことを私はやりたいんです。いっときお笑いのグループもやってたんですよ宮崎で・・・。「お笑いアニメを作るにしても、本当のお笑いを知らずして何が出来るか〜!」って思って挑戦していました。昭和町の祭りや佐土原の祭りに参加して、「ど〜も〜」とかやってたんですけど、かつぜつ悪いし舞台向きじゃないということがわかりました。

テツ)当時のネタはお客さんには受けましたか?

日高)いや、ドン引きでした。・・・けど、いい勉強にはなりました。自分が作ったものでみんなが笑ってくれるのは幸せですけどね〜。まだまだ人のためっていう次元に至ってないっていうか、情けない話そういうレベルではないということでしょうね。「いつかは!」って気持ちはあるんですけど。今はやりたかったことに遠回りしたけど辿り着いて、一からスタートみたいな感じです。思う存分やりたいことやったろか!っていう感じですね〜。

インタビュー風景

テツ)将来の方向性としてはどのようなことを考えていますか?

日高)マジで映画とか作りたいですね〜。

テツ)映像の仕事というのは東京が中心なんですよね?

日高)国内ではそうなんですけど、今はインターネットの時代なので、東京を目指すというより、一直線に世界中の人に作品を見てもらいたいと思いますね!大げさに言えばいきなりカンヌとか(笑)!

テツ)宮崎にいるのは不利なのではないですか?

日高)不利にはならないと思います。これからこういう時代ですからね。特に不自由はないですね。逆に東京じゃ作れないですね。自分的には、あそこにいると作ろうっていう気になれないんですよね。ビルに萎縮されてしまった18歳の頃に戻っちゃうのかもしれません。もしかしたらあんまり成長してないのかな?きっと、まだ東京にビビッてるんですよ・・・歌では「ビビッてねーよ」っていいながら(笑)。

インタビュー風景

テツ)ホップステップアヤウェブ・日高亜矢として掲げるテーマは?

日高)東京には7年いたんですけど、「人生無駄ヅモ(麻雀で新しい牌を引いてくること)なし」ということで、人生には無駄な出会いはないということです。東京であのまま物づくりをやってたら擦り切れて止めてたかもしれないけど、公務員をやってたことも今の私にはきっと必要だったのだろうし、宮崎に来たのも一つの運命だという気がします。「もう一回クリエイティブな仕事をやりたいな〜」と思えるようになったのも宮崎県という環境だったり・・・。とにかくいい人たちに出会えたからだと思うんです。うちは、「おめでたい!」というのがテーマで、それは馬鹿馬鹿しくて頭がおめでたいっていうのが第一なんですけど、何でも少々失敗したとしても「これはおめでたい事なんだよ!人生無駄ヅモなしなんだから」というのと同じような意味で・・・・・。ま、深いようであんまり深い意味はないんですけど…。「しあわせは歩いてこない、だーから歩いていったろかい!」って感じですね!

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●テツローのまとめ

 この後、インタビュアーをこの日同行した「パワナビ松田」に代わり、もっと深いデジタルな仕事上の話が一時間ほど続いた。お互いが、バブルの崩壊と共にアナログとデジタルの間で揺れ動いてきた昭和42年生まれだということも判明し、昭和42年(しにんの会?)の設立にも話が広がり、宮崎に"しにんの会?"を中心とする新たなムーブメントが広がっていくような可能性を感じた。日高亜矢とパワナビ松田に共通していることは、なにものにも寄りかからない自己の表現。道具やしがらみに振り回されることなく自己を確立しているということ。そして、宮崎で活動しながら世界を意識して表現を発信していく術を身につけ戦っているということだと思う。

松田

 インタビュー中に、小学校五年生の娘さんと、小学校一年生の息子さんが「ただいま〜」と帰ってきた。ホップステップアヤウェブの事務所は、日高さんの自宅と繋がっている。息子さんが大きな声で「おやつある〜?」と訊く、「おやつないよ〜。後で買ってあげるから」と日高さんも大きな声で返す。「あれはやめろって、言ってるんですけどねぇ・・・」申し訳なさそうに苦笑いをしている日高さん・・・・・。

日高亜矢さん 日高亜矢さん

 『おめでたい!』しあわせは歩いてこない、だーから歩いていったろかい!日々の仕事から自らを解き放ち、荒野をさまよう貪欲な狼と化したホップステップアヤウェブのシンガーソングアニメーター・日高亜矢!今後彼女はアニメーションという広大な大陸をがむしゃらに疾走していくことだろう。その大陸の果てがどこにつながっているのかは分からないが、どんなに苦しい事があっても、きっと「おめでたい!」と気持ちいいくらいに笑いとばしてくれる事だろう。日高さんのこれからのご活躍を期待すると共に、ますます目が離せないのであります!

キャラクターグッズ

投稿者 blogpawanavi : 2007年02月13日 19:11

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コメント

アヤさんもパワナビさんも頑張って!!
目指せカンヌ!

投稿者 あんちゃん : 2007年02月28日 23:38

あんちゃんさん、アヤさんもパワナビも頑張ります!
応援ありがとう〜!

投稿者 テツロー : 2007年03月05日 22:47

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