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2006年09月13日

TRATTORIA ENZO [ 延岡/イタリアン ]

 今年も早いもので、もう9月となりました。暦の上では季節は秋・・・。南国宮崎ということで、まだまだ日中は暑さが続きそうですが、朝晩の空気はひんやりとしてきました。やっぱり「食欲の秋」が訪れているのですね!さて、本日お伝えするグルメレポートは、開店から9年を数える延岡のイタリア料理店『TRATTORIA ENZO』さん。パワナビのグルメ掲示板でも、地元の方達からよく推薦されるお店です。まるでヨーロッパのリアルな町並みの一部を切り出したような外観からは、お洒落でありながら、何処か「男」を感じさせる骨太さが漂います。そして今回取材させて頂くにあたり、事前にオーナーさんと打ち合わせをしたのですが、その時に言われていたのが、「どちらかというと、イタリア料理は女性の方に人気だと思うんですけど、うちの店ではむしろ、男性の方にガツっと食べて頂きたいんですよ!」という一言。そんな思いが店舗からもメニューからもヒシヒシと伝わってくるだけに、オーナーの気持ちをどのようにお伝えすればよいか考えました。そして辿り着いた答え…。不躾ながら、見た目のイカツい(?)私「パワナビ☆木原」がモデルとなり、「ガツッと男臭くイタリア料理を食べてみよう!」という訳で、お店の魅力がうまく伝わることを祈りつつ、「男ならでは!」といったレポートに挑戦したと思います!!(※尚、今回のレポートは、オーナー様との打ち合わせの中、了解を得て、男らしい?雰囲気を演出するために、サングラスを掛けたまま食事をしていたりなど、御見苦しい点があると思われますが、何卒ご了承下さい。)
(レポート:木原 慶)

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住所:延岡市博労町4-15
TEL:(0982)33-0169
営業時間:12:00〜13:30LO、18:00〜21:30LO
定休日:毎週水曜日

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●男がガッツり食べられるイタリア料理

 本日レポートするディナーコースの名は「ささやかな狂気と挑発」。これまた男臭さを感じる骨太なネーミングですが、このコースはオーナーが当日、市場にあがってくる食材の中で、最上の素材を厳選し作り上げた、いわばこの日この瞬間にしか食べることの出来ないコースです。そんなオーナーのこだわりから、ENZOさんでは毎日メニューが変わるので、お値段のほうも「○○が○円」というわけにはいかないのです・・・。そんなオーナーの考え方も男っぽいですよね!ん〜なんか負けそう・・・。

 私、木原は「ささやかな狂気と挑発…」そのネーミングに負けないよう、料理の持つ魅力やマスターの心意気を表現するにはどう伝えればよいのかを考えつつお店に向かいました……。
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毎日のように男をやってはいるのですが、いざ「男っぽく」と言われると中々難しいのです。お店の前に立った雰囲気に何故か言葉にできないパワーを感じ、同時にプレッシャーを感じつつ、心を決めてお店のドアを開けてみました…。
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「……いらっしゃい。お待ちしてましたよ…」
(なんか悪者みたいな登場の仕方じゃないですか・・・)
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「すぐにできるから、2階でお待ち下さい」とオーナー。
「は、はい…。」緊張で押しつぶされそうな私。
鉄骨むき出しの階段をゆっくりと上がり、2階へと足を運びました。
イタリア風のポスターやインテリアなどの装飾が、まるでヨーロッパの映画の一場面をみているようです。まさかここが延岡だとは信じられません・・・。
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 フロアーには、グラスや年代物のカメラなどが入った棚や、手書きのメニューなどがあり、イスにすわってみると、昔から知っているような錯覚に陥ってしまい、やけに落ち着いてしまいます。まるで親しい友人に食事に招かれたような気持ちにさせてくれます。ふと目をやると、年季の入ったピアノを発見。弾いてみたのは残念ながら"猫踏んじゃった"…。
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「ダメだ、オレ……」と落ち込みながら、気持ちを落ち着かせるべく、トイレに立ってみたものの、白と黒のタイルがあまりにもカッコよく、「この雰囲気に負けないような男を演じなければ・・・」と、トイレの中で一人、あれやこれや考えていました。
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すると、ドア越しにフロアーの方から「お食事の用意が出来ましたよ」という声が。結局、男らしさの決め手を見つけることができないまま食事をすることに・・・。

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●コース名は「ささやかな狂気と挑発」
※料金は材料によって変動いたします。

 「どうしようかなぁ…」とこの場に及んでもまだ迷っているにもかかわらず、テーブルに用意された一品目。Aperitivo(食前酒)の「カンパリオレンジ」なんですが…「えっ?」
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 驚きです。なんと、食前"酒"のはずなのに、用意されたのは赤色とオレンジ色のゼリー状のものがスプーンの上に…!?「まあ、食べてみて下さい」とオーナー"酒"なのに食べてみて下さいというのもおかしな話。しかし口に含んで噛んで見ると……!!た、確かにカンパリオレンジです…。「驚かれました?まだまだこれからがスタートですよ」とオーナー。

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 驚きの表情が消えるまもなく、テーブルには2品目が置かれました。Antipasto(前菜)「宮崎牛のカルパッチョや茄子のアンチョビグリル、白レバームースのブルスケッタ」等からなる9品。
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一品一品が味わい深く、つい何も考えなしに食べまくってしまいましたが、その中でも一番印象に残ったのが、「白レバー」。脂肪が多いためなのか、非常にまろやかな味わいで臭みが無いんです。ニワトリのレバーなんですが、数が取れない希少なレバーなんだそうです。これはぜひ、召し上がってください!

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 「続きましては、コチラです」…ん?なんでしょうか、ボウルの中が曇って見えないんですが…。「それじゃあ、開けてみて下さい」うわっ!いい香りが…。この香りは桜の香りですね!?
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Primo(第一の料理)「桜でスモークした新サンマとガラム、秋茄子のスパゲッティーニ、カラスミ添え」です。
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 ボウルで密閉されたパスタに絡みつく桜の香り…、食欲をそそります。
それでは一口…。んっ!こ、これはヤバイ!ウマすぎる!!!秋茄子・新サンマという、秋の食材に桜という春の香りの絡んだこのパスタ。カラスミがピリッと効いていて、食が進みます。そういえば、「男らしい演出」なんて悩んでいながら、いざ、食べ始めると夢中になってしまいスッカリわすれていました。ついつい、ガッツキ気味に食べてしまい、気付けばきれいに平らげてしまってる…。あれっ?もしかして、この感じでいいのかな?

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 そんなことを考えていると、Pesce(魚料理)の「トリッパとウツボのクロッカンテ、青山農園のサラダ フランボワーズの香り」が登場!
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 トリッパとは「牛の第二胃袋」のことで、俗に言う「ハチのす」です。それをウツボと共にクロッカンテ(カリッとした)したものを、ENZOさんのお隣で暮らしていらっしゃる"青山さん"が自家栽培された新鮮な野菜といただきます。たまらずワインも一口……。ふ〜っ、なんでこんなに旨いんだ?
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ウツボの身の成分は、ほぼアミノ酸で出来ているそうで、ハチのす同様にコラーゲンがたっぷり。パリッとした皮の食感と相まって、メチャクチャうまいです!!そして野菜もシャキシャキで、これまたあっという間に完食!なんだかんだ悩んでいた自分を恥じつつ、掛けていたサングラス(失礼でした!)に気付き、慌てて外すといよいよ肉料理が登場しました!

 
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 なんといってもココでの食いっぷりが男らしさを演出できる最大の山場!
遠慮なくガッツリいかせてもらいます☆
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本日のCarne(肉料理)「イベリコ豚のロースト、マルサラワインとパイナップルビネガーのソース、コリアンダー爆弾で!」という、なんとも凄いお名前の料理です。スペインの広い土地で放牧され、ドングリを食べて育った極上の黒豚"イベリコ豚"に添えられたコリアンダー(パクチー)を爆弾というほどの量を投下!!そのお味はというと……、BOMB!きょっ、強烈です!!
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 豚というよりも上品な猪豚に近いこの肉に、コリアンダーの香りが加わると、ビックリするほどに味が引き立ちます!!また、このソースの酸味に食欲をそそられ、焼きたてのライ麦パンと共に、あっっっという間に食べ尽くてしまいました!いろいろと考えていたはずなのに、料理を前にすると、全てふっとんじゃうんですよね!気づいてみればオーナーのコメント通り「ガツッと」平らげていまいました。きっと、男性が男らしく食べられるように計算されたコースなのでしょう。誰かに(誰?)、男らしさを演出したい時には、迷わずこのコースを注文すればいいのです☆

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 「なんだかスッキリした顔になりましたね?それでは締めくくりです」と、オーナーが出されたのは、コースの最後を飾る甘さの程よいステキなデザート。Dolce(デザート)は、「バナナとココナッツのタルト、ヨーグルトのスプーマと。バローナカラクとコニャックのムース。カラメルとバニラのジェラート」とエスプレッソコーヒーです。
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「男らしさの最後は優しさでしめくくってね」といわんばかりの味に、ちょっぴり感動。 

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enzo_last.jpg 振り返ってみると、美味しいのはもちろんですが、なんかこう、気持ちを奮い立たせてくれる味なんですよね〜。
料理を通してマスターが気合を入れてくれてるっていうか?しっかりとメッセージが伝わってくるこの感覚が清々しいんです・・・。まあ、なんとかガンバッテ男らしさを演出しようと思ったのですが、終ってみれば、お料理から男気を注入されたに過ぎませんでした。
さて、その日用意された極上の食材のみを使い、その材料を最高の演出で食べさせてくれる"TRATTORIA ENZO"さん。ディナーの他にもランチも大好評で、女性はもちろん、お一人で来られる男性の方も多いとか。私も、本気で凹んだりした時には、ガツッと元気を貰いに行かせてもらいたいと思います。今回は取材にご協力頂き、本当にありがとうございました!

投稿者 blogpawanavi : 2006年09月13日 14:27

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コメント

楽しく読ませていただきました。そして,すごく笑っちゃいました!こりゃあ,行くしかないって感じです。評判も大変いいお店のようですので,さっそく予約をいれてみたいです。

投稿者 ココナッツ : 2006年09月18日 14:25

このレポートを見て、結婚記念日&誕生日に行きました(^O^)/
食べたことのない食材がいっぱいで、すごく美味しかったです(^O^)
イベリコ豚のソテーにポテトが入っていたのですが、ジャガ芋なのに、さつまいものように甘い!!びっくりしました(>_<)
食後にはマスターから花束のプレゼントを頂いて、とても嬉しかったです。また、友達を誘って行きたいと思います。

投稿者 二度寝 : 2007年10月13日 07:20

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