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2006年03月31日

36年の結晶。味の濃い「無農薬日向夏」! [ 西都市/フルーツ ]

 桜の花と菜の花がキレイに咲いている西都原へ撮影へ行った時の事・・・「このはな館」という農産物を販売している売店で、日向夏を生産しているという、佐々木孝子さんと出会いました。西都市の山奥で無農薬で日向夏を生産。注文があったときにだけ収穫をしているという話を聞いて、「今度ぜひその日向夏のなっている所を見に行かせてください!」とお願いしたところ、「いつでもどうぞ〜^^」という佐々木さんのお言葉に本気で甘えてしまった私・・・。後日、「本当にいいのかな〜」と連絡をしてみたところ「是非いらしてください」ということになり、早速、うかがってみることにしました。
(レポート:みっちゃん)

日向夏 さくら

住所:宮崎県西都市三納11689-80
生産者:佐々木 章さん 孝子さんご夫婦
連絡先:0983-45-1625

 ところが、待ち合わせの場所が西都の山奥なんです・・・西都市といっても以外に、広い・・・いや長い?ので。パッとイメージできません・・・。先日説明してもらった、西都市の穂北地区から行く道で行ってみました・・・が、これがまた、女性ドライバーの私にしては、すごい道なのでビックリ!県道219号線を西都から西米良方面へいくと杉安の橋の手前の左側に入って山道をひたすら進みます。しばらくは、対向車が来たらよける事が出来ないような山道をとにかく登り、「まだ続くの?」と思い始めた頃に今度は下り始めます。道のりはすごいですが、その道沿いにはキレイな桜が咲いてたり自然を楽しむことが出来るので(よそ見は危険です!)気分的には苦ではないのですが・・・。そして、分かれ道では右へ右へと進みます。少し平坦な道になってきたところで、見落としてしまいそうな右側のわき道へ・・・。小川にかかる小さな橋を渡ると急激な上り坂が続きます。細い道なので注意しながら進むと、坂道の脇には日向夏がびっしりとなった木がたくさん現れるのです!上れば上るほどその木の量が増えていきます!「よし間違いない」と、やっと一安心・・・。そして、坂の一番上にある家が佐々木さんのご自宅です。到着すると、お仕事中でしたが、ワザワザお仕事を休憩して日向夏畑を案内してくださいました。
佐々木さん 佐々木さん


 今来た坂道を、逆向きに歩いて下っていくと、日向夏だけでなく他の柑橘類が一緒に植えてあることが分りました。日向夏の他には甘夏・八朔などが所々にあります。日向夏は、他の種類の柑橘類と一緒に植えないと実がつかないそうです。その他、初めて聞く内容の数々に思わず「へぇ〜」の連発。なんとも勉強になります。歩道から木の植わっている斜面へと入ってみました。木になっている実もいっぱいあるのですが、中には落ちている実もあります・・・「今年は、珍しく2回も雪が降ったんでちょっといつもより実がたくさん落ちたんですよ。でも、これは肥料になってくれるからそのままにしているんです」とのことでした。もったいないから食べられそうなのをより分けて拾いたいなぁ・・・なんて思ったりもしますが、さすがに自然の力に無駄はないようです・・・自然拾うのは我慢します^^;
(下左・日向夏 下右・甘夏)
日向夏 甘夏
(下・金柑)
金柑

 あたりを見回すと、日向夏の木の間に犬小屋が・・・。なんと「サルの被害」が出るとの事で、犬に追い払ってもらうそうです。他にもシカやイノシシも出没するそうで、年間を通して、近隣に生息する野生動物との戦いだそうです。こちらで生産されている日向夏にはギッシリと実をつけているものから、霜にやられているものなど色々あります・・・・・が、そんな厳しい自然の中で生き残った日向夏の実は、普段、私達が食べているものより味が濃く、それでいて癖のない清涼感たっぷりの果実でした。「少しすっぱいでしょ。」と話してくれた佐々木さんによると今の時期にすっぱい日向夏が5月ぐらいになると甘くなり、もっとビックリしたのは収穫時期が9月ぐらいまで続くという事でした。(通常日向夏の収穫は5月ぐらいで終わります)自然のサイクルの中で育つ健康な果樹はその土地にあった果樹に変化しているのかも知れませんね!園内を散策すると木々の力強さを感じる事が出来ました。
(下・ワラビ)
ワラビ ワラビ
(下左・トラノメ 下右・ノビル)
トラノメ ノビル


 そして、帰り道ではタラの木があり若い芽が吹いていたり、ノビルが他ではみた事がないくらい元気に生えていたりと、野草マニア(?)にはたまらない、ちょっとした風景があります!もちろん、食いしん坊の私の夫(一緒に行きました)は喜んでノビルやワラビを佐々木さんと一緒に採集。今夜の晩ごはんのおかずが一品増えました♪佐々木さんのご自宅へ戻ると、奥さんがお茶を用意してくださいました。お茶をいただきながら、これまでの苦労話などをうかがってみました。
(下・日向夏)
日向夏 日向夏


 話によると、お父さんから譲り受けた山を手作業で開拓して、36年前に日向夏の苗を植えたそうです。その当時から消毒や除草の薬を全く使わずに、無農薬にこだわって作り始め、今でこそ「無農薬栽培」が注目されていますが、佐々木さんが薬を使わずに栽培し始めたその当時は、見栄えのよい商品を作るために薬を使うのが常識であり、佐々木さんの栽培方法はなかなか受け入れてもらえなかったということです。それでもこの栽培方法にこだわり手作業で開拓しながら、長年にわたり育ててきた日向夏・・・。現在では、健康に良く、安心して食べる事が出来、さらに美味しいものを求めるお客様のニーズにぴったりとはまり、みなさんが喜んで買っていかれるとの事です。見た目はよくみる日向夏より不恰好ですが、味は格別。見た目より中身、人と一緒ですね!
 

 柑橘類の他には、しいたけ・プラム・イチジク・山菜など、近くの直売所や、上記でも触れました「西都原のこのはな館」などで販売しています。(シーズン・収穫量により変わります)「佐々木孝子」さんの名前で置かれている商品なので、ぜひ探してみてください。

■取り扱い商品
・わらび1束250円
・日向夏(6〜8玉)400円
・はっさく・甘夏(大2玉・中3玉)各240円


 ちなみに、行きは山道を通ったのですが帰りはちがう道を教えてもらいました!坂を下って小川を渡ると、右へ。道なりに交差点では左へ左へ進んでいくと、西都市三納地区の中心地へ出てきました。こちらの方が簡単です(笑)。日向夏畑を実際に見て、買いたい方は電話(上記)で問い合わせてみてくださいね!

投稿者 matsuda : 2006年03月31日 15:50

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