***** QOL研究機構発足記念講演会・シンポジウム *****

04/6/23更新

04/06/19(土)
学校法人 高梁学園 九州保健福祉大学

QOL研究機構発足記念講演会
6月19日土曜日に九州保健福祉大学QOL研究機構発足記念として、「痴呆性高齢者のケアとリハビリテーション」の講演会と「延岡における痴呆性高齢者のケアの現状と今後の展開を考える」という題材でシンポジウムが開催されました。この日は、あいにくの天気に関わらず、F講義棟に学生をはじめ、多くの卒業生や一般の方々が、集まりました。
QOL(クオリティ・オブ・ライフ)機構は文部科学省「私立大学学術研究高度化推進事業:オープン・リサーチ・センター整備事業」に採用されており、21世紀社会の重要課題である「生活の質の向上」を研究のテーマとして、地域社会と連携して、生き生きと人生を生きるための実践的な研究活動を行い、併せて若手研究者や高度専門職業人などの人材養成、研究成果を広く公開するなど、オープンな体制化の下に研究を行うことを目的としています。
 地域生活行動(活動と参加)支援モデルの研究開発「社会福祉学研究所」
 健康と生活機能向上のための支援システム及び技術開発「保健科学研究所」
 薬物の副作用によるQOL低下に対処する薬学の視点からの支援法の開発「薬学研究所」
の3分野で研究を進め行きます。
「痴呆性高齢者のケアとリハビリテーション」をテーマに講師として、スウェーデンから作業療法士として色々な場面で活躍しているインゲ・ダーレンボルグさんを迎えてスウェーデンの現状と今後の課題を講演して頂きました。
内容は、スウェーデンの紹介に始まり、ケアやリハビリ、そして、重度痴呆者のグループホームでの生活の現状などを、スライドとともに紹介されていました。右の写真は、講演の中の一場面です。「痴呆症の方には二つの選択をなるべくさせないように接してください」という内容の話の時のスライドです。みなさんはウサギに見えますか?鳥に見えますか?この絵だけに限らず会話でも同じ事がいえるそうです。
シンポジウム
二部では、「延岡における痴呆性高齢者のケアの現状と今後の展開を考える」を題材に、
・医師の立場から・・・岡村 公子 氏
(延岡市医師会介護保険福祉担当理事・岡村病院)
・薬剤師の立場から・・・平井 正巳 氏
(九州保健福祉大学薬学部 教授)
・作業療法士の立場から・・・小川 道子  氏
(介護老人保健施設エクセルライフ)
・行政の立場から・・・一湊 美智子 氏
(延岡市役所 介護保険課)を迎え、
塚口 伍喜夫  氏(九州保健福祉大学社会福祉学部 教授)コーディネーターの約2時間のシンポジウムで、現状と今後の展開を熱い討論を展開しました。
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