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2007年03月08日

第7回 ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎 [ 宮崎市 ]

◆田沼武能写真展「人間万歳」
 三寒四温の日々が続いいておりますが、ぽかぽか陽気の春が来るまではもう少しといったところでしょうか?春は涙の季節ともうします。卒業式や入学式、就職や進学。人生の旅立ちで、ご両親やお友だちと離れ離れになってしまう方も多いと思います。そんな時に忘れてならないのはカメラ。校庭で、教室で、駅のホームで…。人生の門出に記念写真を撮って、それを見て遠く離れた家族や友だちを思うのです…。と、やや感傷的になってしまいました。ところで皆さんは一流の写真家の写真展って観たことがありますか?宮崎ではなかなか観る機会が少ないのですが、現在、宮崎市の"プロショップHIDAKA店舗跡"で、『第7回 ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎』が催されております。この催しは宮崎市の写真愛好家を中心に、写真を観る楽しみをみんなで共有し、その写真が持つ社会的なテーマをみんなで考える機会にしようという趣旨で始められました。過去にも、長倉洋海、英伸三、東松照明、森山大道(順不同)等、日本最高峰と謳われる写真家の方々が宮崎に招待され、その作品を紹介してくれました。そのような事からも、このイベントは、優れたドキュメンタリー作品を市民が気軽に鑑賞できる場として親しまれてきました。2005年には、社団法人・日本写真協会より、写真文化の国際交流や振興・発展に寄与した団体に贈られる、『日本写真協会・文化振興賞』という名誉ある賞を受賞し、全国的に見ても宮崎でしか催されていない意義のある取り組みとして高く評価されております。今回の招待写真家は"田沼武能氏"です。会場には『人間万歳』と題された田沼氏が撮り続けている世界の人々の写真の中から、子供の写真を中心に51点もの作品が展示されています。ということで、本格的にカメラと向き合っている方から、カメラを一度ももった事がないという方まで、誰でも楽しめる内容になっておりますので、興味のある方は是非足を運ばれてみてはいかがでしょうか!
(レポート:藤木テツロー)

会場 会場
会場 会場

◆田沼武能写真展「人間万歳」
◆県内高校選抜写真展
期間:2007年3月4日(日)〜3月18日(日)休館なし
時間:11:00〜20:00
展会場:プロショップHIDAKA店舗跡会場
→宮崎市西橘通り3丁目(橘通り3丁目バス停前)
入場料:500円(高校生以下無料)
      

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●田沼武能さんプロフィール
※イベントチラシより抜粋

 1929年東京生まれ。東京写真工業専門学校卒業。木村伊兵衛氏に師事。芸術新潮、タイムライフ嘱託を経て1972年からフリーランスとなる。「世界の子どもたち」をライフワークとして、これまでに120カ国以上の人々を撮影する。また、武蔵野や文士・芸術家の肖像を撮影する。主な著書として、「武蔵野」(1974朝日新聞社)、文士(1979新潮社)、「東京の戦後」(1993年筑摩書房)、「カタルニア ロマネスク」(1987岩波書店)、「輝く瞳 世界の子ども」(2002岩波書店)。「60億人の肖像」(2004日本カメラ社)、「難民キャンプの子どもたち」(2005岩波書店)、「武蔵野賛歌」(2006武蔵野)など。

・社団法人 日本写真家協会 会長
・東京工芸大学芸術学部写真学科 名誉教授

◆田沼武能(FUJIFILM The PHOTOGRAPHER/INDEX)より
http://www.fujifilm.co.jp/photographer/2000_11tanuma/index.html

◆社団法人 日本写真家協会ホームページ
http://www.jps.gr.jp/


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●写真家の芥川 仁さん

-----事務局を担当されている写真家の芥川 仁さんにお話を伺いました。

芥川 仁さん
▲事務局担当で写真家の芥川仁さん

藤木:ドキュメンタリーフォトフェスティバルを通して伝えたいこととは?

芥川:写真を撮るとか撮らないということは関係なく。音楽を聴いたり、本を読んだり、映画を観たりするように写真を楽しんで、写真がテーマにしている社会的課題を一緒に考えようっていうのが趣旨です。写真を『撮る』という楽しみと、写真を『観る』という楽しみが遊離しているという現実があるんだけど、少しでも写真を身近に感じてもらって、日常生活の中でも楽しむ。表現として生活の中に写真が入っていけたらいいなと思います。カメラを一度も持ったことがない人にも写真を『観る』楽しみを知って欲しいな〜と思いますね。

芥川仁さん

藤木:『人間万歳』 田沼武能氏の写真展についてひとことください!

芥川:田沼さんは若いときから第一線でやっている人だから、いろんな場面で色んな目的を持って撮ってきたんだと思います。これは田沼さんの心の中の問題なのであくまでも想像ですが、『人間っていいもんだな〜』という想いが、どっかでふと芽生えてきてね…。そういう括りでこれまで撮ってきたものを見直したら、一つの物語ができた…、つまり、『人間万歳』という一つの物語が生まれたんだと思います。一つ一つは共通した目的で撮っているわけじゃないと思います。ただ、田沼武能という一人の写真家の目を通してという意味では、一本の筋が通っているわけで、一つの括りに組みなおして『人間万歳』という写真展が生まれたんだと思います。

◆芥川仁ホームページ
http://www.akutagawa-jin.com/v01/index.html

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●写真愛好家の園田絵美さん

園田絵美さん
▲園田絵美さん

藤木:今回のイベントについてご感想をお聞かせください。

園田さん:写真が好き!写真はいい!今日ここに来て良かったです!ウガンダやエチオピアの難民の子供たちがいたり、石油の富を享受している家族がいたり…。同じ地球で、同じ時間に起こっていること。さまざまな環境の中で生まれてきて、受け入れてなければいけないそれぞれの運命。それを受け入れている人間の強さだったり悲しみだったり…。写真がそういうものを想像させてくれる時間を提供してくれるし、写真を前にして自分の中に色々な想いが湧いてくるんだと思います。写真をしっかり観る機会があるということは素晴らしいことだと思うし、その場所がこういう街角にあるっていうことも素晴らしいことだと思います。街を歩いていてふと入った会場でシャワーのように写真を浴びて、いつもの生活に戻っていく。でも、そこから出て行く自分って明らかに変わっていますよね。写真って観る人を変えるから…。写真って心を耕してくれますよね。

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高校生
▲会場には高校生の姿も!(高校生以下無料)

 とにかく来場される方々の年齢層も幅広いです。学校の帰りなどに寄っていかれる学生さん達の姿も目にします。特に若い頃に見たものは後々印象深く心に刻みこまれるので、この会場でいい出会いが生まれればいいな〜と思います。

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●イベントスタッフの方々

イベントスタッフの方々
▲左よりスタッフの小牧しおりさん、芥川仁さん、橋口登志郎さん

小牧さんのお気に入り
▲小牧さんのお気に入りの一枚

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●県内高校写真部選抜写真展

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▲高校生の写真に足を止める来場者

 今回は田沼氏の写真展とは別に、県内高校写真部選抜写真展や親子で楽しむ写真教室も開かれます。高校生達の作品も力作揃いですよ!

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●3月9日 田沼氏の講演会

 3月9日には"宮崎キネマ館"において田沼氏の講演会もあり、『人間万歳』のスライド上映と合わせてプロ音楽家グループ『日向ぼっこ』による音楽演奏も楽しめます。写真展のほうは3月18日まで催されておりますので、この機会に写真を楽しんでみてはいかがでしょうか♪

◆講演会のお知らせ
・第一部 音楽グループ「日向ぼっこ」演奏とスライド上映
・第二部 田沼武能氏講演
日時:3月9日(金)19:00開場 19:30分開演
入場料:1,500円(高校生以下無料)
会場:宮崎キネマ館 宮崎市橘通東3丁目アゲインビル2階

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●お問い合わせ

◆ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎
photograph 芥川 仁 事務所
住所:宮崎市宮田町10-22 英会話ビル203
TEL:0985-31-6191

投稿者 blogpawanavi : 2007年03月08日 10:15

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