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2006年12月05日
ペルシャ絨毯を通してペルシャ文化を楽しむ会 [ 延岡市 ]
はるか紀元前の昔から、現在のヨーロッパと中国の貿易路として存在している『シルクロード』。中国からイタリアまでの何千キロという道のりを経て色んな人や物が行き交い、文化が伝わりあったといいます。なんとそのシルクロードを約20年をかけて、自転車で駆け抜けよう!という「地球と話す会」という団体があります。そして延岡市在住の見附啓邦(みつけ ひろくに)さんもその団体に所属しており、去る11/16から12/1までの期間延岡市にあります"日向の国 虎屋幸町本店サロン"にて、見附啓邦さんの旅を振り返る「シルクロードの写真展」が開催されました。現在、シルクロードは11もの国々(中国・キルギス・カザフスタン・ウズベキスタン・トルクメニスタン・イラン・トルコ・ブルガリア・旧ユーゴ・ハンガリー・イタリア)をまたいで存在しており、その国々独自の風土や文化に触れながら自転車で駆け抜けられている見附さんですが、何万キロにも及ぶ走行距離を一度に走るというのは無理がある!という事で一年間に一度約700〜800キロの行程を組み、それを約20年の年月をかけて自転車で走行するという計画(「ツール・ド・シルクロード)をメンバーと共に実行しています。そして2006年はイランの首都テヘランからダブリスまでの区間を走られました。それにちなんで11月16日、虎屋サロンでは「シルクロードの写真展」"とともにシルクロードに縁のあるペルシャ文化に目をむけ「ペルシャ絨毯を通してペルシャ文化を楽しむ」という会が催されました。この会では、紀元前から製法の変わっていないとされるペルシャ絨毯製作の実演などを中心に、ペルシャ地方の歴史や現状、さらに写真展を通してシルクロードの文化や現状をゲストによる体験談などを聞く事ができ、とても楽しい、そして勉強になる内容だったのですが、レポート上でうまくお伝えできるかどうか・・・少々不安です。
(レポート:木原ケイ)
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▲左:シルクロードの写真展を行った見附啓邦さん
▲右:じゅうたん職人フローラ・ジャスミンさんによるペルシャ絨毯製作
時:11月16日
所:日向の国虎屋本店内"虎屋サロン"
日向の国 虎屋H.P http://www.toranoko.jp/
地球と話す会H.P http://web.infoweb.ne.jp/chikyu/
(株)アブルH.P http://www.able-jpn.com
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●イベント風景
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この日から開催された見附さんの写真展では、これまで走行された国々の風景や歴史的な造形物の写真、またその土地で手に入れた様々なものを展示されていました。来場者はそれぞれにその土地ならではな風景を鑑賞され、見附さんに色んな事を質問されていました。
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そしていよいよ会がスタートするとまずは見附さんから、これまでの自転車での旅の模様や土地の説明。またなぜこのツアーに参加するようになったのか等を話されました。お話によると見附さんは「地球と話す会」には、定年退職をされてから参加をされたとのことで、元々シルクロードに興味があり中国の敦煌にも出向かれた事があったそうです。そんな見附さんがこの会の存在を知ったのは十数年前、たまたま見た朝刊の小さな記事を発見し「その時からすぐにでも参加したい!」と思われたそうですが、都合により一度は断念…そして定年退職後、ついに参加できる機会を得られてメンバーの一員になられたそうです!なんでも会員は100名近くいらっしゃるそうで、九州地区では3名の方が参加されています。そのうちの一人が見附さんなのですが、なんと日向にも会のメンバーがおられるという事で、3名のうち2名が宮崎人という事なんだそうです。そしてこのツアーに参加されているのは、毎回メンバーが入れ替わる事もあり(個々の都合により、行ける年と行けない年があるようです)約25名ほど。もちろんこれだけの大人数が道路を自転車で走行するという事なので、現地の警察の方に警備されながらという事も多いそうです。また、数年前にはイラク戦争の影響でルートが変更になった事も…。そんな風に、「来年行けるかどうかは分からない」訳でして、毎年毎年を大切に楽しんでいらっしゃるようです。最後に写真の説明等をされて、ペルシャ絨毯の職人さんの登場となりました!
イラン出身のじゅうたん職人フローラ・ジャスミンさんによるペルシャ絨毯製作の実演などを見せていただいた後、ペルシャ絨毯の輸入販売を手掛けていらっしゃる(株)アブルの清水社長から、ペルシャ絨毯の詳しい製法や種類、またその歴史や現在のイラン現地の様子に至るまで、現地に足を運ばれているからこそ知りえるお話しを聞かせていただきました。その話の中で、最も興味を引かれたのがペルシャ絨毯の製法について。世界中に数多くある絨毯のうち、最もしなやかで丈夫。
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しかも緻密な工法で作られ、芸術性も高いある意味"世界文化遺産"の一つであると言われる程のペルシャ絨毯ですが、なんと3,000年もの昔から現在に至るまで何一つ変わらない製法で織られているそうなんです!
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その製法は?というと、前後二列に並んでいる縦糸を色糸で8の字に編んでいくのですが、横一列に並んでいる縦糸の数はなんと800本!これを一本ずつ色糸で編んでいくという事で、一日に3〜4列織るのが精一杯なんだそうです(それでも2〜3千回は編んでいる訳です…)しかも、それだけでは無いんです…。芸術性の高いペルシャ絨毯は、色んな模様や絵が描かれている事が多いのですが、これは設計図どおりに作られた結果だそうです。縦横の列をマス目状に分け、そこに色糸の指定を行うことで一枚の絵画のような絨毯が作られるということでした。この額縁に飾られているのも、実は絨毯なんですよ!色糸も草木染めで作られており、細部に渡って昔どおりの製法を守られているようです。
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ペルシャ絨毯には様々な絵や模様などが描かれていますが、中でも多いのがバラの花のもの。何でもイランの国花がバラという事と、バラの花には「微笑み」とも言われていて、バラの絨毯を持つと幸せになれるという事から、大人気なんだそうです。そして来場者にはこの日の記念として、ジャスミンさんから一人ひとりにプレゼントもありました。
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また、実際のペルシャ絨毯展示会の様子や、イランの歴史的な背景なども交えつつの現在の様子などには参加者からいろんな質問も飛び出しました。イランと聞くとイスラム圏だと考えがちですが、実は数十年前に起こったイラン革命前は女性も現在のようなスカーフで髪を隠すということもなく、どちらかというと西洋的な服装だったそうです。しかし革命後はイスラム教国に住むルールとして着用されているという事で、"国"というものに対して忠実というかプライドの高いイランの人々はそのあたりはキチッとしているとの事でした。また、今から約5千年もの昔の紀元前3千年頃から歴史が始まっている事や、ペルセポリスという遺跡の紹介、また現地で走っている日本車などを現地の写真を使い説明されていました。
このように、実際に触れたり鑑賞したりする機会の少ない本物のペルシャ絨毯を通じて、この日までイランといえばサッカーの強国の一つくらいの事しか知識のなかった私も、イランという国の新たな一面を知る事が出来た為になる一日となりました。イランと日本は、同じアジア圏でありながらも全くといって良いほどに文化が違うわけですが、ゲストの皆さんの話から共通点などを発見すると嬉しくなったりもしました!そして関係者の皆さん、お疲れ様でしたと共に、本当に勉強になりました。ありがとうございました!!
投稿者 blogpawanavi : 2006年12月05日 09:46
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コメント
おっ♪木原さんおつかれ〜!
フローラさんちょっと、美人なお姉さんだったので、「よろっ♪」としました。
なんか、いっぱい目があったな〜。
お金持ちだったら絨毯買いそうでした。貧乏でよかった。
なんか、目があったな〜。
投稿者 日向時間 テツロー : 2006年12月05日 22:52
