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2006年09月11日
第2回 詩のボクシング宮崎決勝大会 [ 宮崎市 ]
9月2日(土)、3日(日)の両日に渡り、「宮崎市民プラザ・オルブライトホール」にて、「第2回詩のボクシング宮崎決勝大会」が行われました。2日は、前回パワナビでもレポートしました「一般の部予選会」を勝ち上がった16人による決勝大会が行われ、3日は「小・中学生の部」の決勝大会が行われました。今回のレポートでは「一般の部決勝大会」の模様をご紹介したいと思います。今大会は16名によるトーナメント方式で行われ、優勝した1名のみが、10月7日(土)、イイノホール(東京都千代田区)にて行われる「第6回 詩のボクシング全国大会(日本朗読ボクシング協会主催)」に「自作朗読日本一!」の王座をかけ出場する事になります。結果的には、激戦に継ぐ激戦を勝ち抜け、延岡市の29歳、佐々木秀行(ささりん)さんが、昨年の宮崎大会チャンピオン、藤崎正二(庄司不二朔)さんを決勝戦で破り、見事に新チャンピンの誕生となりました。
上・下の画像は、決勝戦で戦った佐々木さん(上)と、藤崎さん(下)です。その表情からは、もはや朗読の域をこえた凄まじいものが感じられます。佐々木さんは市民ランナーとして活躍されており、決勝で戦った藤崎さんと出会ってから「詩のボクシング」の道に入られたそうです。予選から決勝までその全てにおいて「走る」という事をテーマにし、また詩のほうも、自分のリズムとスタイルでどんな場面でも、常に走りつづけている直向きな姿が評価されました。また、惜しくも二連覇達成ができなかった藤崎さんも、予選通過時に自ら「予選を経験してから決勝にかけての高校生の成長度が恐ろしいです」と語っていたとおり、この日の高校生達は予選とは比べ物にならないほど堂々としており、立て続けにハイレベルな高校生との接戦を強いられました。しかし、さすがに元宮崎チャンピオンの藤崎さん!持ち前の語り口調と鍛え抜かれた底力で決勝に進出しましたが、それでも「ランナー」という等身大のテーマにこだわり体全体を使って表現した佐々木さんに、残念ながらあと一歩及びませんでした。
(レポート:松田秀人)
■詩のボクシング公式ホームページはこちら↓
URL:http://www.asahi-net.or.jp/~DM1K-KSNK/bout.htm
■第2回 詩のボクシング宮崎予選大会の模様はこちら↓
URL:http://www.pawanavi.com/event2/archives/2006/08/post_226.html
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●会場は宮崎市民プラザ・オルブライトホール
予選時に比べると、かなりリングがパワーアップしています。照明やスモークの効果もあって、雰囲気は格段に上がっているのですが、それに伴い選手達の緊張の度合いも予選以上に高かったようです。
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●ルール
・16人によるトーナメント方式
・1試合の持ち時間は3分間のみ
・1試合1篇の自作詩による1ラウンド制
(但し決勝のみ自作詩と即興詩の2ラウンド制となる)
・朗読ボクサーは赤コーナーと青コーナーに分かれる
・楽器や鳴り物、BGMは使用禁止
・マイクを使用するかしないかは個人の判断による
・リング外に出ての朗読は禁止
・試合を判定するジャッジは7人とする
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●ジャッジ
・楠かつのり さん (日本朗読ボクシング協会代表)
・内藤泰夫 さん (宮崎市教育委員会教育長)
・佐藤勝利 さん (財・宮崎文化振興協会副理事長)
・中川美香 さん (宮崎日日新聞社文化部)
・宮田香子 さん (NPO法人みやざき子ども文化センター理事)
・小崎美和 さん (鉱脈社タウンみやざき編集部)
・陳 美莉 さん (宮崎市国際交流員)
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●試合風景(出場16名紹介)
※名前は全てリングネームです
※順番は1回戦の組み合わせ順です(○勝者、●敗者)
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●第2回 詩のボクシング 宮崎大会結果
●9月2日(土) 一般の部
宮崎市民プラザ オルブライトホール
13:00開場/13:30開演
(選手コメントはパンフレットより抜粋)
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■優勝(チャンピオン)
ささりん/佐々木秀行/29歳/延岡市
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コメント:どこまでも走り続けるランナーの僕。ランニング中に生まれた身の丈の言葉を叫び続けます。言葉のマラソンランナーになれるか?
優勝コメント:マラソン以上に頭が真っ白になりました。昨年のチャンピオンの藤崎さんとは、この詩のボクシングを通して知り合った先輩でもあり、普段も仲よくしているので、この結果を聞いてドキドキしています。予選で、審査委員長の楠さんに「後悔をしない朗読を」といわれたので、様々な小道具もつかいつつ、できる限りの事を精一杯やってみました。終わってみると42.195キロ以上の疲労感があります・・・。でも、次回の全国大会では、宮崎大会の熱い戦いを胸に、宮崎を代表し、今日以上のエネルギーを出し戦いたいと思います。
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■準優勝
庄司不二朔/藤崎正二/34歳/延岡市
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コメント:言葉の楽しさ、声のちからを感じられるような朗読をして、みなさんの心と身体に何かあたたかいものが広がったらいいなと思います。
試合後のコメント:決勝戦まで残れたということで、5回、いや6回も朗読のチャンスがあったことに満足しています。ささりん選手は全国でも、歌舞伎役者やラッパー、宇宙人などに扮して、きっと一発やってくれるでしょう!期待しています。
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■宮崎市教育長賞
Alice/野村有紗/15歳/宮崎大宮高校
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コメント:名前の通り、童話やら花やら神話やらをモチーフにした詩を中心に、皆さんに幻想世界を垣間見ていただけるよう頑張りたいと思います。
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■宮崎文化振興協会理事長賞
炯兎/河原由貴/17歳/延岡青朋高校
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コメント:趣味読書!と即答するほど本が好き。頭の中は使われる事のない無駄知識の宝庫です。
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■日本朗読ボクシング協会賞
河野山/河野豊次/54歳/自営
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コメント:参加するは意義有りで気楽に参加。ところが言葉の創作表現の難しさに戸惑っています。言葉の響き、美しさに感動しきりです。
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●楠かつのり審査委員長コメント
■楠かつのりさんの公式ホームページ↓
URL:http://www.asahi-net.or.jp/~DM1K-KSNK/
----------準決勝を終えて
楠かつのりさん:全体的に高校生の活躍が印象的でしたが、おしくも決勝戦には残れませんでした・・・来年は高校生大会もあるので、ぜひ、参加してください。私、個人的には最年長参加の河野山選手の「宮崎の立松和平」のような、言葉をうまくほぐして、身体を通し表現している姿に好感を持ちました。若い世代に注目が集まる中、年配の方の可能性を感じさせてくれましたね。そして決勝戦に残った、ささりん選手と庄司不二朔選手は、自分の身体を通した言葉というものをはっきり表現していますね!でも決勝戦は自作詩に加え即興があるので、その辺が実力の見せ所でもあるとおもいますので、2人にピッタリのお題を用意したいと思います。
---------決勝戦(左)・表彰式(右)
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※補足:ちなみに決勝戦でのお題は、市民ランナーささりん選手が「数の子」。正月も休みなく、大好きな数の子すら食べる事ができない苛立ちを表現していました。また、教師でもある庄司不二朔選手へのお題は「教え子」。今までどれほどの教え子達と出会ってきたのだろうか?自分ではしっかりと教え子達を見てきたつもりだが、本当はみんなよりも見えていなかったのかもしれない・・・という内容を星空にたとえて表現しました。
----------決勝を終えて
楠かつのりさん:優勝したささりん選手は、終始自分のスタイルを一環して貫き、即興詩でも「数の子」という難しいお題にも関わらず、ランナーである事をアピールし「走る事」をテーマに、今までと同じように身体を使い、言葉を搾り出したところがよかったと思います。一方、教師である庄司不二朔選手に対しては「教え子」という、一見、自分の得意分野のように思われるお題台でしたが、やってみると以外に難しくて、本来あるべき「不二朔ぶし」が聞けず、スタイルが変わってしまったのが残念でした。今回のチャンピオンは「ささりん選手」と決定しましたが、今日のステージは出場した16人みんなで作り上げたものです。16人の言葉の中に印象的な言葉があったら、みなさんも自宅にかえってから少し思い出してみてください。
宮崎大会を振り返ると、お世辞ではなく「僕が目指している詩のボクシング」に近づいているような気がしました。来年がとてもたのしみです。
投稿者 matsuda : 2006年09月11日 17:01
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