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2005年11月07日

カクテル・コンペティション C-1グランプリ [ 宮崎市 ]

■11月03日 フェニックス・シーガイア・リゾート(宮崎市)にて開催
※ベスト3に選ばれたカクテルは開催日から12月11日(日)まで
シェラトンオーシャングランデ内のバーラウンジでご賞味いただけます。(有料)

 11月に入り、タイガー・ウッズら世界のトッププロが参戦する「ダンロップ・フェニックス・トーナメント」がいよいよ開催間近となってきた。トーナメント以外にもプロアマ戦、ウッズや宮里藍らが出場するTVマッチ「フェニックス・チャレンジ」もある。宮崎がヒートアップする1週間となりそうだ。このトーナメントに華を添えるイベントとして11月3日、「C-1グランプリ IN ダンロップ・フェニックス・トーナメント」が行われた。これは、トーナメントをテーマにしたオリジナルカクテルをシーガイア内、シェラトングランデに勤める5名のバーテンダーが創作し、技術や味などを競うというもの。ベスト3に入賞したカクテルは5日(土)からシェラトン・オーシャン・グランデ内のバーで楽しめる。ちなみに下の画像が5名のバーテンダーとベスト3カクテルである。
(レポート:てるKUN)

5名のバーテンダー ベスト3カクテル

C-1グランプリレポート詳細
 C-1グランプリは今回で2回目を迎える。3日の15時、コンペティション(審査会)の会場となるシェラトン・オーシャン・グランデ1階のバー「パシフィカ」を訪れた。南国ムードたっぷりのお店は歩く人々の目をひきつける。円卓にはスピリッツやリキュールのボトルがズラリと並んでいる。コンペティションを見るため、子供を連れた人が多くいるのは意外だった。開始時間をまわり、5名のバーテンダーが階段を下りてステージに立った。BGMは『料理の鉄人』のアレ。今回参加するのは以下の5名。いずれもシェラトン・グランデに勤めている人たちだ。

・木山祐一郎(グラン・シャリオ勤務、作品「サヤカゼ」)
・境田宏明(ステラ勤務、作品「オリエンタルブリーズ」)
・稲葉梢(パシフィカ勤務、作品「カップイン」)
・内恭一(パシフィカ勤務、作品「ドリーミングハート」)
・村上剛(グラン・シャリオ勤務、作品「女神の口づけ 〜栄光への道〜」)

 この5名がトーナメントをテーマにしたオリジナルカクテルを創作し、ナンバー1を競う。審査基準は日本ホテルバーメンズ協会(HBA)のもので、オリジナリティ、味、技術、プレゼンテーションなどを5名の審査員がチェックする。カクテル・ベースになるのは雲海酒造の芋焼酎「日向木挽」。芋焼酎をカクテルに使うというのは珍しい。一般的にはジンなどクセのないスピリッツを使う。


プレゼンテーション
 実演サービスが始まった。1人目は木山祐一郎さん。準備をして手を挙げて、礼をしてスタート。カクテルグラスを倒したりして、かなり緊張しているように見える。 作品名の「サヤカゼ」は一ツ葉にふく爽やかな風をイメージしてのもの。日向木挽。ヴィフィータージン、日向夏リキュール、レモンジュースなどを使っている。これらをシェイクする。振る手は最初はゆっくりで、だんだんスピードを早めていく。シェイカーからカクテルグラスに注ぐと、鮮やかなブルーになっていた。 終わったらインタビュー。木山さんは今回の最年少でキャリアは半年。今回の大会に向けては休日や仕事が終わった後に練習したそうだ。実演サービスについては、やはり「大変緊張しておりました」。カクテルについては「フェニックス・カントリークラブは一ツ葉海岸に面しているので、爽やかな風を感じて欲しい」とのことだった。
木山さん

 2人目は境田宏明さん。作品名は「オリエンタルブリーズ」。南国らしい明るさを表現したいとのこと。彼だけロングタイプのカクテルだ。使うのは木挽以外にパライソライチリキュール、メロンリキュールのミドリ、日向夏リキュール、フレッシュグレープフルーツ。これらをシェイクすると、出てきたのは薄い黄緑色の液体。グラスに注ぎ、トニックウォーターを加え(炭酸系だからロンググラスに)、グレープを置いて完成。境田さんも緊張していて「やっと終わった感じです」「かなり緊張しました」と話していた。焼酎アドバイザーでもある境田さんは初出場だそうだ。カクテルについては軽い炭酸に甘い柑橘系の爽やかさを添えて、グリーンの色を表現したとのこと。
境田さん

 3人目は紅一点の稲葉梢さん。彼女もやはり緊張していた。できあがったカクテルは「カップイン」。グラスの淵に付けられた塩はグリーンの淵を、沈んでいるオリーブの実はボールをイメージしていた。
稲葉さん

 プレゼンテーションは進み、ナンバー1とベスト3が決まった。


1位 女神の口づけ 〜栄光への道〜(村上剛)
 1位になったのはグラン・シャリオのバーテンダー、村上剛さんの「女神の口づけ 〜栄光への道〜」。村上さんはバーテンダー歴6年の32歳。パシフィカで半年勤めた後、グラン・シャリオで1年になる。じつは第1回目の優勝者でもある。バーテンダーという仕事については強いやりがいを感じていて、「見せる仕事なので、たくさんの人に見てもらいたい」。ちなみに自宅では作らないし、飲むほうでもないとのこと。「女神の口づけ 〜栄光への道〜」は閃きから生まれたとのこと。木挽をベースにテキーラ、ミントリキュール、パイナップルジュースというレシピだ。グラスにはキスマークがデコレーションされている。これは石榴シロップをシュガーに付けたものだ。グラスに注がれた液体はグリーン。ゴルフにちなんだカクテルだからこそのカラーだ。グラスの上からのぞくと、海のような深みを錯覚させられる。芋焼酎をベースにしたことについては村上さん曰く「難しいように見えて、じつはいろんなものにマッチします。芋の香りをどういかすか気を配りました」。味と香りはミントがきいている。芋は芋焼酎と意識すればわかるレベルで、なるほどベースの芋焼酎を活かしている。見た目も味も不思議なカクテルで、ぐいぐいと口に運んでしまう。はまる人ははまるだろうし、特に女性受けしそう。
村上さん 女神の口づけ 〜栄光への道〜


2位 カップイン(稲葉梢)
 2位はパシフィカの稲葉梢さんの「カップイン」。稲葉さんは宮崎出身でオープニングスタッフ。12月で丸4年を迎える。今回のカップインは「お客さんと作ったカクテル」だ。コンペがあるのはわかっていたので、お客さんに相談しながら試行錯誤して作ったそうだ。名前もお客さんの命名とのこと。稲葉さんは第1回にも出場している。そのときは選ばれなかったので、今回はうれしいベスト3。「選ばれなかったら飲んでもらえません。焼酎を使ったカクテルを飲まれる方は少ないので、この1ヶ月で親しんでもらえるようにしたい」。焼酎については、県外の人はクセのないものを好むらしい。今回は芋焼酎の味をどう活かすか考えたようだ。パシフィカについては「アメリカン的なカクテルバーです。コンペとは違ったカクテルも提供しますよ」と話してくれた。「カップイン」はさきほども触れたように、グラスの淵に付けられた塩がグリーンの淵、グラスはカップ、オリーブの実はボールをイメージさせる。まさに「カップイン」。色は透き通るようなブルー。レシピはピーチリキュール、ブルーシロップなど。ベスト3のなかでは、もっともアルコールらしい味わいだ。芋の香りは3つのなかでは中間レベル。男性受けしそうなカクテルだと思う。
稲葉さん カップイン


3位 ドリーミングハート(内恭一)
 3位は内恭一さん(パシフィカ)の「ドリーミングハート」。内さんは宮崎出身でシェラトンでは12年目となる。ドリーミングハートでは「1人1人の選手、ファンの気持ちを表現したかった」。トーナメントでは選手は声援の中心で力を出せるし、ファンはプレイしている選手の気持ちになれる。トーナメントは裏方やファンも含めて、1人1人の力が結晶となったもの。そして、勝利へつながっていく――これをテーマにしたかったと内さんは話してくれた。かかった時間は6日間。イメージはもともとあったので、それをどう表現するか。レシピの微調整などにも時間がかかったようだ。使うのはベースになる木挽、ピーチリキュール、レモンジュース、ココナッツリキュールのマリム、さくらシロップ、そして金粉。シェイクしたものをグラスに注ぐと、金粉が舞っている。これが「たくさんの人たちの気持ち」。時間が経つと底に沈んで1つになる。これが「人々の思いが1つになる」。赤色は情熱と勝利をイメージしたものだ。味はピーチのインパクトが強い。3つのなかでは一番ジュースに近い。芋の存在感はほとんどない。これはココナッツリキュールで抑えているから。一口飲めば、スイスイいける。どのカクテルにも共通していることだけど、やみつきになりそうな魅力がある。内さんは「グランプリだけじゃなく、スタッフたちのカクテルを飲んだときに笑みが出るように今後ともやっていきたい。シェラトンは宮崎の拠点になると思う。この舞台を規範として、いろんなドラマをスタッフやお客さんたちと展開していきたい。お客さんが一番の主役なので、足を運んで欲しい。お客さんの声が、カクテルを作るなかで重要なものです」と話してくれた。
内さん ドリーミングハート


ベスト3カクテルフェア
 ベスト3のカクテルは、11月5日(土)から12月11日(日)まで1階の「パシフィカ」、42階の「グラン・シャリオ」「ステラ」で販売される。値段はサービス料、消費税ともに込みで1400円だ。営業時間はパシフィカが10:00〜24:00、グラン・シャリオが14:00〜24:00、ステラが18:00〜24:00となっている。パシフィカとグラン・シャリオでは「ハッピーアワー」としてなんと、17時から19時までドリンク(ボトル除く)が半額となっている。


カクテルバー「パシフィカ」
 南国ムードたっぷりの「パシフィカ」。ここは子供を連れたお客さんも多いそうだ。たとえば、ジュースとシロップを混ぜてシェイクで振らせてあげたり、「これとこれを混ぜたら何色になると思う?」と聞いたり、子供でも楽しめるものやサービスを提供している。
パシフィカ


焼酎バー「ステラ」
 自分が焼酎について延々としゃべるものだから、42階の焼酎バー「ステラ」に連れて行ってもらった(苦笑)。こちらには8月下旬のキッズゴルフの取材で来たことがある。あのときは昼だった。今回は夜。さすがに都会のような夜景とはいえないけど、闇のなかの宮崎の光を見渡せる。C-1グランプリに出場していた焼酎アドバイザーの境田さんと話をさせてもらった。焼酎の品揃えは約200種類。これは宮崎県内の焼酎バーでは多いほうだ。
ステラ

 宮崎県内のうまい焼酎がそろっている。シーガイアオリジナルの焼酎もある。ピーマン焼酎などで知られる宮崎市内の落合酒造場が手がける芋焼酎「日向酒楽人(下画像)」だ。落合酒造場といえば紫優を使った「赤江」があるけど、こちらは黄金千貫を使っている。11月は境田さん曰く「おいしい芋焼酎がそろう時期」。自分が「お! これは!」と唸ってしまう珍しい初垂れもあった。お得な利き酒セット(1000円)で楽しむことを勧めたい。
日向酒楽人

投稿者 blogpawanavi : 2005年11月07日 14:21

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