全国マルチメディア祭2003inみやざき 延岡会場レポート!

2003/11/13 更新

2003年11月07日延岡市にて開催
上の画像は延岡総合文化センター少ホールで開催された
パネルディスカッション「子供の表現、IT、地域」の模様です。
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全国マルチメディア祭2003inみやざき公式HP
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 2003年11月6日〜8日にかけて県内各地で多彩なマルチメディアに関するイベントが開催されました。今回パワナビではメイン会場となりますシェラトンシーガイヤ、ワールドコンベンションセンターサミットと、11月7日に行う「地域情報化フォーラム延岡会場」の2箇所を取材いたしました。マルチメディア祭に関する詳細または宮崎市メイン会場レポートにつきましては上記のホームページでチェックしていただきたいと思いますが、こちら「どっぷり県北」では7日に開催された延岡会場のレポートをご覧いただきたいと思います。内容は延岡総合文化センター小ホールにて開催された「パネルディスカッション/子供の表現、IT、地域」をメインにおおくりしたいと思います。普段、中々お話しを聞くことのできない豪華なパネラーの方々が参加し、テーマに沿って、ご自身の経験などを交えながら興味深いお話しをしてくれました。またこの会場の模様は延岡市内にあります「山下新天街」という商店街特設ブースにもネットを利用して流されました。さらに動画による市民PRコーナーなども設置され、大勢の人々で賑わいました。そちらの模様もあわせてご覧ください。
パネラーの紹介

中村 伊知哉 スタンフォード日本センター研究所長
京都大学経済学部卒。在学中はロックバンド“少年ナイフ”のディレクターなどを務める。84年、郵政省入省。電気通信局で通信自由化に従事した後、放送行政局でCATVや衛星ビジネスを担当。登別郵便局長を経て、通信政策局でマルチメディア政策、インターネット政策を推進。93年からパリに駐在し、95年に帰国後は官房総務課で規制緩和、省庁再編に従事。98年、郵政省を退官し渡米、MIT客員教授に就任。(株)CSK顧問、(社)音楽制作者連盟顧問、経済産業研究所ファカルティフェロー、郵政研究所客員研究官、ビジネスモデル学会理事、AQUOS Museum館長、CAMP(子供芸術博物館公園)特別顧問。著書に『インターネット,自由を我等に』(アスキー出版局)『デジタルのおもちゃ箱』(NTT出版)など。NPO「CANVAS」副理事長
ホームページ:
http://www.ichiya.org/

廣瀬 禎彦 アットネットホーム株式会社代表取締役社長
慶応大学工学部卒。日本アイ・ビー・エム事業部長、株式会社アスキー専務、株式会社セガ・エンタープライゼス副社長を経て、99年より現職。アットネットホーム(株)は日本最大のCATV向けインターネット接続事業者。
NPO「CANVAS」理事。
ホームページ:
http://www.jp.home.com/

水口 哲也 ゲームプロデューサー
日大芸術学部文芸学科卒。株式会社セガ・エンタープライゼス、株式会社ユナイテッド・ゲーム・アーティスツ代表を経て、2003年10月フリーランスに。ゲームの代表作として、『セガラリー・チャンプオンシップ』、『スペースチャンネル5』、『Rez(レズ)』など。『Rez』は2002年のアルスエレクトロニカにおいて、インタラクティブアート部門Honorary Mention、そして2002年文化庁メディア芸術祭特別賞を受賞。2003年、経済産業省「ブロードバンドコンテンツブレークスルー技術等開発支援事業」審査委員。NPO「CANVAS」フェロー。
ホームページ:
http://www.mizuguchi.biz/

松浦 季里 CGアーティスト
学生時代からCG制作を始め、短編作品を制作発表。子供番組や雑誌などのCG制作を経て1993年音楽家松浦雅也と(株)七音社設立。ビジュアルプロデューサとしてゲームの企画・グラフィックス・キャラクターデザインに関わる。代表作として、『ビブリボン』、『ケロリカン』などのゲームキャラクター、『ひらけ!ポンキッキ』、『ひとりでできるもん!』をはじめとするオープニングタイトルアニメーションなどがある。NPO「CANVAS」フェロー。モジブリボン「どんな文字でもゲームにしちゃう!」PS2 ゲームの詳細。
ホームページ:
http://www.playstation.jp/scej/title/
mojibribon/index.html

福田 政憲 延岡城築城400年記念祭実行委員会事務局長
まつりのべおか実行委員会に参画したのをきっかけに本格的な地域活動を開始する。平成9年からはじまった「のべおか天下一薪能」を主催する実行委員会に設立から参画。平成13年法人化にともないNPO法人のべおか天下一市民交流機構事務局長に就任。平成15年9月地域の神楽、神輿をともなった「のべおか天下一能ドイツ公演」の事務を担当し延岡地域の歴史と文化の世界発信に務めた。延岡市文化連盟理事、NPO法人延岡市ボランティア協会理事、夕刊デイリー新聞社編集部記者として主にスポーツ・文化・行政を担当。整理課長、報道課長、宮崎支社長を歴任し、平成12年から日向支社長。50歳
ホームページ:
http://www.nobeoka400.com/
http://www.takiginoh.com/

パネルディスカッション「子供の表現、IT、地域」
※全てのお話しを掲載するスペースがございませんので、申し訳ございませんが、こちらで内容をピックアップさせていただきました。
携帯電話がなければ生きていけない?

中村:携帯電話・・・。あっという間に普及してどんどん便利になっていくというのはどんなものでしょうか?
福田:私はどちらかというと、便利より不便を好むタイプなので・・・。不便だとその不便さを乗り越えるために、いろいろ考えますよね!その「知恵を出す!」というのが文化だと思っています。そんなことから延岡人は文化レベルが高いのではないでしょうか?(笑)

松浦:私としては携帯電話をただの電話としてだけでなく、身体機能拡張部分だと思っています。例えば携帯電話が出たことによって時計を持たなくてもよくなったし、わからない漢字などもすぐに調べることができます。それに、昔は夜友達に電話しようとしても、相手の両親だったり、職場だったり、様々な難関を突破し、さらに私は誰々で・・・。と説明し、やっとつながり、でも、少しでも長話をすると、今度はこちらの親からにらまれたり・・・。コミュニケーションをとるにもいろいろ障害がありましたが、今は気がねなく連絡が取り合えますから、話すのが面倒くさいなんてなくなりました。

中村:日本では、若者の使用がとても多いことからもわかるように、携帯電話の普及率が異常なほど高いと思いますが。また、そういう携帯電話自体が何か新しい文化を生み出したりしているんですかね?変な文字をつくったりとかもしていますが・・・。
廣瀬:普及率については、やっぱり値段の付けかたがうまかったのではないでしょうか?買いやすい値段だということと、中には携帯電話自体の機種料金が月々の利用料に含まれていたりするものもありますから・・・。それに日本人はいつでもどこでもというのがすきですから、ドラえもんみたいな(笑)
水口:そういえば最近の子ども達は顔文字の使い方がうまいですね!顔文字と文章の組み合わせが凄くうまい!新世代というか新しい文化なんですかね?3年ぐらい前に、飴とガムが売れなくなったという話しを聞いたんですが、以前はそれらがいい暇つぶしになっていたそうです。しかし、携帯電話が普及することによって、暇つぶしと気分転換をそっちにもっていかれてしまったようです。
ゆとり教育は根性よりも大切か?

廣瀬:ゆとりと根性・ガリ勉というと少し判断しにくいのですが、一生懸命に、また真剣にやっているのが勉強で、気をぬきながらやるのがゆとりだとすれば、真剣にやるのが楽しい人と、遊びながらやるのが楽しい人とに分かれると思いますが・・・。

福田:考え方を変えれば知識を得るのか?それとも知恵を作り出していくのか?というのもあるのではないでしょうか!例えば根性でガリ勉をするのが知識を蓄えるということなら、ゆとりの時間は人間が受け継いできたものを自分なりに作り出す時間といいますか、知識と知恵に置き換えることもできるのではないかと思います。
中村:パソコンやインターネットはどちらかというと知識を得るもののように思われますが、それらが知恵を生んでいく上でどのように使われていくか、また使っていくか?といくことですかね。松浦さんは勉強とかはされたほうですか?

松浦:はい、たくさんしました。でも、私は勉強って、自分が本当に必要な時に初めて身になっていくんじゃないかと思いますね!
水口:「コレをやりたい!」っていうのが見つかって、真剣に思えてきたとき初めて勉強するのかな・・・?僕はどちらかというと「やった!」といえるほうじゃないけど、やりたいことが見えたときは思いっきり勉強しましたね!

松浦:もちろん今も勉強してますよね!

水口:はい!
松井やイチローがでていったのはいいことか?

中村:これは実力をもった人が日本を飛び出して世界にいってしまうわけですからチョット寂しいということもいえますが、みなさんは日本にとってはいいことだと思いますか?これは人作りにも繋がると思いますが、才能が流出していく、あるいは才能がはばたく!みなさんはどちらのような見方をされますか?

廣瀬:ん〜・・・これはやむを得ないでしょうね・・・。松井やイチローに限らず、ある分野で頂点に立ってしまうと、自分は今どういう位置にいるのかということが不安になってくるでしょう。その結果より高いところを求めて、今より上のレベルの人達が集まるところに、そのような人達が大勢集まってしまうのは仕方ないかと思います・・・。しかし、野球はアメリカですが、違うことならこの町が一番!ということもできます。これは地域活性化に非常に絡んでくることですよ!これから情報の流れがもっと良くなってくると「このことについては何処の地域が一番なのか?」がはっきりしてきます。その結果そのジャンルの優秀な人達はそこに集まるでしょう。ですからそれぞれの地域が「うちは何についてホームグラウンドにしていこうか?」という構造的戦略があれば、情報の活性化にともない、地域の特色を出しやすくなるのではないでしょうか?
福田:才能を持っている人達がもっと大きな活躍の場に出て行きたいと思うのはしょうがないことです。ただ、大切なのは出て行く人達がどのような気持ちで出て行ったかということです。自分を生んだ町が素晴らしい町だと自信をもって出て行っているのか?そして本当に素晴らしい町だと思えているのか?今後情報だけでなく、高速道路なども出来上がり、
今以上に情報のやりとりが盛んになれば、出て行く人も、また入ってくる人に対しても、その地域の人々が自分達の暮らす町を「ここはとてもいい町ですよ!」と自信を持って言えるような町にしていかなければ、オープンになればなるほど、魅力のない町は次々と滅んでいってしまうことになります。

水口:IT技術の進歩にともなう地域情報の活性化は、才能のある人、面白い人なんかがもっと前に出ていけるいいチャンスだとおもいます。携帯電話自体が既に個人レベルの情報発信局みたいなものじゃないですか?東京だとか地方だとか関係なく「オレは歌がうまい」とか「私は料理が得意」とか「この人は凄く変わってる」など、これからは自分からどんどん積極的にPRしていくことができる時代だと思います。昔はメジャーリーグの試合なんて観れなかったけど、今、海外で活躍している、イチローや松井なんかそんなに「遠い・・・。」というイメージはないじゃないですか?だって、毎日のようにTVとかインターネットで情報が入ってくるし、彼らを見ない日なんてないでしょ。
松浦:そうそう!遠くにいっちゃった・・・。じゃなくて、ただ応援しなければいけない球団が増えただけですよね(笑)。才能が流出する!という点では、ITによって都会と地方の格差はどんどん縮まっているように思います。私達もゲームを造る上で、ITを利用し、東京・大阪・ニューヨークなど離れた土地でそれぞれが作業し、出来上がった作品を、
世界70ヶ国の人に楽しんでもらい、またITを利用して、ゲームに関する様々意見をいただいたり、中には一緒に働きたいなどのメッセイージもいただいたりしました。実際にそんなやりとりで知り合ったアメリカ人3人とも一緒に仕事していますし・・・。そんなことからインターネットを利用すれば場所に関係なく作れるものもあると思います。インターネットで人と人が直接コンタクトし、インターネットで作ったものが外に出る!そんな時代になったんだな〜って最近思います。ITをうまく利用すれば人も仕事も、今以上にもっともっと広がっていくと思います。

中村:いよいよこれからデジタルの時代が本番を迎えるわけですが、そうなると一人一人が世界に向けて、自分で情報を作って発信していくという時代に間違いなくなります。そしてそんな時代を今の子ども達、若い世代がリードしていくことになるでしょう!われわれ大人としては、そのための「場」とか「技術」をできる限り整えていきたいな〜と考えるのですが、その道は決して簡単なものではありません。ですから今回のような場でいろいろと考えていきたいとおもいます。

 いかがでしたか?様々な世界の第一線で活躍する方々のお話なので、それこそ凄く遠い世界の物語を聞くような気でいましたが、そこは流石にITを積極的に取り入れている方々です!敷居の高くない話しといいましょうか、IT時代を感じさせるようなとてもフラットな感じのお話しを聞くことができました。ここには掲載していない体験談や実績などのお話しもたくさんあったのですが上記のようにまとめさせていただきました。すいませんがご了承ください。しかし、IT技術の進歩に伴い、情報に関しては都市部と地方の格差がなくなってくるのは私も実感しておりますが、やはり今まで繋がっていなかった部分が繋がり、今まで見ることのできなかった部分を見ることができるようになるということは、逆にそれだけ見られるということでもありますね!橋がかかったその時から両者は比べられることを余儀なくされます。もちろん「知らなければ良かった」なんてこともあるかもしれませんが、知らない怖さというのもあります。例えば自然などは、みんなが知らなければ汚されることがないというのもありますが、そこがとても素晴らしい場所だとみんなが知っていたら逆に大切にするということも考えられます。昔から誰もがそのものの価値をしっていたら、その価値を正確に伝えることができていたら、最初からそこに産業廃棄物を捨てようとか、鉄塔をたてようとか、道路を通そうという話はもちあがらないはずです。でも、それには相手側の人達にも同じような価値観を感じてもらわないと意味がありません・・・。伝える手段があっても難しい事柄なら、少しでも多くの表現方法があったほうがいいと思います。ITでも何でも使って、知ってる人が知らない人に伝えるのは必要なことだと思っています。昔と違い、「知ろう」という気持ちさえあれば知ることのできる時代です。自分に「フタをする・しない」のも「前者・後者」どちらを選択するのも個人の自由だとは思いますが、このように情報発信をしているパワナビと致しましては後者にあたると思いますので、情報発信ができる環境にある以上はなるべくアンテナを張り巡らし、小さなことでもキャッチできるようこころがけねば!!とあらためて感じさせられました。今後「1クリック」という「どこでもドア」が、ただ便利がいいというだけでのものではなく、人々の笑顔に繋がることを祈りつつ会場を後にしました。パネラーの皆様、貴重なお話しありがとうございました。
山下新天街会場スナップ集



マルチメディア祭 延岡会場の詳細はこちらです!
延岡自慢 延岡の街をのべよ〜か (面白いみんなの動画集です)

商店街に設置されたカメラの映像が

このようにPCに写し出されます

コレでインターネットができる!
(こちらは本体)

昔はトランシーバーですら・・・
(こちらは画面)

今撮っている画像が→

すぐに動画になりネットへ
上の画像の右端のお二人は来年インディーズレーベルから
デビューが決まっている「SOAR/ソアー」!延岡出身よろしく☆
SOAR関連情報1  SOAR関連情報2(探してね)
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