Petit-arche(プチ・アルシェ)


投稿:2012.04.20
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 「伝統と最先端」「上質でリーズナブル」をコンセプトに、原材料や品質にこだわった、お洒落で機能的な雑貨や洋服が勢揃い☆

Petit-arche・陶磁器ブランド『h+(エイチプラス)』

 キッチン周りや、収納、洋服、小物、リネン、バス、トイレ、さまざまな場所に「雑貨」は存在しますが、「食べる」「寝る」といったなにげない日常生活でも、そばにある雑貨のひとつひとつが厳選された「お気に入りのアイテム」であれば、それだけで充実感につつまれ、いつもの部屋が自分だけの特別な空間に感じられるものですよね!
 そこで今回のショップレポートでは、原材料や品質にこだわったお洒落で機能的な雑貨や洋服を厳選し、その中から、特にリーズナブルで長く楽しめる商品だけを取り揃えたセレクトショップ『petit-arche(プチ アルシェ)』をご紹介します。

Petit-arche・商品Petit-arche・商品

 ちなみにこちらの店舗ですが、はじめはネットショップからスタートされたそうで、後に「お客様に現物を手にとって質感を感じてもらいたい」とのことから、オーナーの廣中 泉さんが自宅を改装して店舗を構えることになり、現在では九州内だけでなく、本州からもお客様が足を運んで買い物に訪れる人気店となっています。
 さてここからは、店舗や商品の紹介と合わせて、廣中 泉さんの雑貨に対するこだわりや店舗オープンまでの経緯などを詳しくご紹介いたしますので、雑貨が大好きな女性のみなさんは、ぜひチェックしてくださいね ♪
(レポート:中本望美)

Petit-arche

住所:大分県竹田市会々1636-55(竹田市役所近く)
電話:0974-63-0974
営業時間11:00~17:00
定休日:水・土/日(不定休)
URL:http://www/ptit-arche2-2.com

 

店舗周辺マップ

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洗練された大人の雰囲気を演出するシンプルな雑貨や洋服たち

 自宅の1階部分を改装したセレクトショップ『ptit-arche(プチ・アルシェ)』。自宅への入り口とは別にショップ専用の扉があり、扉を開けるとやさしい香りが漂ってきます。ピカピカに磨かれた床をみて靴を脱ぐのかどうか迷っていると、「そのままでどうぞ~♪」とオーナーの廣中 泉さんが声をかけてくれました!

Petit-arche・店舗外観Petit-arche・看板

▲ショップ入り口(左) 営業している日にはこの看板が出ている(右)

 店内には、器、洋服、リネンといった多様なアイテムが上品に整理整頓されてディスプレイされていてます。色も形も素材もブランドも別々ですが、シンプルで落ち着いたトーンに揃えられているのが印象的です。

Petit-arche・店内Petit-arche・店内

Petit-arche・店内Petit-arche・店内

 セレクトされた器やカトラリー、洋服、小物など、お店にあるものは「日常生活」に欠かせない雑貨ばかり!ただどの商品からも、シンプルなデザインの中に作者達の機能美へのこだわりが深く刻み込まれており、単にオシャレ空間を演出してくれるだけでなく、生活そのものを心地よく快適に過ごせるよう「使い心地」までデザインされているのが感じられます。

Petit-arche・商品Petit-arche・商品

Petit-arche・商品Petit-arche・商品

 

ずらりと並んだ「日用雑貨」は作家達の情熱が作り上げた作品

 素材も用途も異なる雑貨が集まっていますが、それらの作品からは、妥協せず作り続けられた制作者達の情熱が伝わってきます。作品自身の持つ見た目の美しさだけでなく、手ざわりや質感を「肌で感じる」ことで、その作品を生み出すまでに苦悩する作家たちの思いを共感することができるのではないでしょうか?

Petit-arche・フラワー&ワイヤーアーティスト増田由希子さんのフラワーベースPetit-arche・ワイヤー作家による「petit-arche」オリジナルハンガー

▲フラワー&ワイヤーアーティスト増田由希子さんのフラワーベース(左)
▲ワイヤー作家による「petit-arche」オリジナルハンガー1,575円 フック280円(右)

 

Petit-arche・つちや織物所Petit-arche・つちや織物所

▲「つちや織物所」の天然素材の糸を組み合わせた手織りの品々。触れた時のやわらかさと、あたたかみのある色合いが印象的。

 

日用品は必需品。だからこそデザインする

Petit-arche・アンティーク風な棚

▲アンティーク風な棚もおしゃれ☆

 お箸一膳、お皿一枚、ふきん一枚という小さな雑貨をちょっと変えてみるだけで、食事が楽しくなったり、お料理が楽しくなったり、片付けが楽しくなったり……。普段の生活から切り離せない雑貨だからこそ、その少しの気分の変化が日常生活の楽しさをアップさせてくれます♪

 

『h+(エイチプラス)』

 日本を代表する焼物の1つ長崎県「波佐見焼」から登場した陶磁器ブランド『h+(エイチプラス)』。インテリアスタイリストと雑貨プランナー、堀江陶器が「こんなものがほしい!」というこだわりだけで生み出したブランド。雑誌などで多く取り上げられています。磁器なので、薄いくてもかなり丈夫です。

Petit-arche・長崎県「波佐見焼」から登場した陶磁器ブランド『h+(エイチプラス)』

▲小鉢 840円 お皿 1,050円〜

Petit-arche・長崎県「波佐見焼」から登場した陶磁器ブランド『h+(エイチプラス)』Petit-arche・長崎県「波佐見焼」から登場した陶磁器ブランド『h+(エイチプラス)』

▲コップ 1,260円〜

 

CLASKA(クラスカ) 『Do(ドー)』

「日本」をテーマにしながらも「和柄」に執着せず、日本のクリエーターが生み出した日本ならではの作品を世界に発信するために登場したブランド。

Petit-arche・CLASKA(クラスカ) 『Do(ドー)Petit-arche・CLASKA(クラスカ) 『Do(ドー)

▲ボウル(小)1,680円(大)2,520円 ▲マグカップ 1,890円

 

素材・染色・編み方にこだわりを

 オーガニックコットン、天然の染色、編み方、細部にこだわり抜いた洋服やバッグ。オフの日だけでなくビジネスにも取り入れて、人とはちがうスタイルを提案!
evam eva

 オーガニックコットンを使用し草木の自然色で染めあげてつくる『evam eva』。オープン時からずっと扱い、お店の定番となった東京青山発祥の人気ブランド。当時はpetit-arche以外に九州ではほとんど扱われていなかったとの事。

Petit-arche・evam evaPetit-arche・evam eva

▲ヘンリーネック 14,175円(左) シューズ 34,650円(右)(取材時50%off)
※ジャケットは別ブランド(NOMBRE IMPAIR) 12,600円

Petit-arche・evam evaPetit-arche・evam eva

 

NOMBRE IMPAIR

フランスの昔ながらのスタイルを基本に素材や色を駆使して「今」を表現したブランド『NOMBRE IMPAIR』。

Petit-arche・NOMBRE IMPAIRPetit-arche・NOMBRE IMPAIR

▲黒ジャケット(NOMBRE IMPAIR)12,600円 フード付きコート 15,540円

Petit-arche・NOMBRE IMPAIRPetit-arche・NOMBRE IMPAIR

▲天竺ワンピース 7,875円

 

その他

Petit-arche・ALTERNATIVE、mizuiro-ind.Petit-arche・rapiecage

▲パーカー 8,295円(ALTERNATIVE)トップス8,295円(mizuiro-ind.)(左)
▲バッグ(rapiecage)  9,345円(右)
大きなサイズなので、書類もたっぷり入ります!旅行にも最適☆

 

Petit-arche・サイザルバッグ

▲サイザルバッグ (中)5,775 円 (大)7,140円
 アフリカの女性が染色・編み上げを全て行って作り上げるバッグ。制作者が全て違うので、編み目や取っ手の形や詰まり方が少しずつ異なるのが個性的。新聞紙を入れて、お部屋に置くだけでオシャレ感がアップします♪

 

Petit-arche・『今治タオル』と『evam eva』とのコラボレーションタオル

▲『今治タオル』と『evam eva』とのコラボレーションタオル
 ふわふわ感が長く持ち、給水力もすぐれたリピーターの多い人気商品。

 

Petit-arche・今治タオル

▲今治タオル 420円〜
 手触り、吸収性にすぐれた愛知県のブランド。ちょっとしたプレゼントなどに最適です☆

 

Savonneries Bruxelloises

 ヨーロッパの伝統を受け継ぎ、オーガニック素材を使い理想的な使い心地を追求した自然派石けん、ベルギーの老舗石けんブランド『Savonneries Bruxelloises(サボネリーズブリュッセル)』。肌へのやさしさと保湿を追求し、ハンドメイドに近い製法で作られています。「カシミヤタッチ」と呼ばれるやわらかくてキメの細やかな泡立ちなので、毛穴の汚れまですっきり落としつつ、配合された上質なオイルが肌をしっとり守ってくれます。

Petit-arche・Savonneries BruxelloisesPetit-arche・Savonneries Bruxelloises

Petit-arche・ナチュラルモイスチュアライジングソープ

▲定番のライン/ナチュラルモイスチュアライジングソープ1,680円
 それぞれ素材のブレンドレシピが違っており、肌質・好みに応じて選べます。アレルギー成分がないので、敏感肌にも安心!母の日にタオルとセットしたり、バースディプレゼントにしたり、バレンタインやホワイトデーなどに女性だけでなく、男性へのプレゼントにされる方も多いのだとか。

Petit-arche・サボンパフュメ

▲サボンパフュメ 2,100円
 よりしっとりとした肌へ導くアルガンオイル配合。極上の使い心地と優雅な香りがよりいっそう贅沢になっています。

Petit-arche・Savonneries BruxelloisesPetit-arche・Petit-arche・Savonneries Bruxelloises

▲泡立ちの良いボディタオルやデザインが高く美しいバス用品とあわせて、石けんを使う時間をヨーロッパ流のロマンティックタイムに♪

 

さりげなく置いておきたい

Petit-arche・アルミのざるPetit-arche・北欧の一枚布

▲アルミのざる 1,680円(左) ▲北欧の一枚布 1,260円(右)

 

Petit-arche・オリーブの木で出来たサーバースプーンとトレイ

▲オリーブの木で出来たサーバースプーン1,260円とトレイ2,835円

 

Petit-arche・アイアンかごPetit-arche・リネンとパイルで出来たバスマット

▲アイアンかご (小)2,100円 (大) 3,465円(左)
▲リネンとパイルで出来たバスマット 2,835円(fog linen works)(右)
 何度お洗濯しても吸水性が落ちない優れものです。

 

Petit-arche・収納ボックス

▲収納ボックス (小)4,725円 (大)6,090円

 

Petit-arche・フラットシューズ

▲フラットシューズ 6,090円 (Dr.Sholl)
圧力ソックスやストッキングで有名なブランドがつくった機能性シューズ。履いているだけで骨盤の位置を整え、O脚やムクミ、姿勢を整える効果がある上に、デザインがかわいいのがうれしい♪

 

Petit-arche・アンティークチェスト

▲アンティークチェスト 20,250円

 

Petit-archeオーナー・廣中 泉さんインタビュー

 伝統と最先端・上質でリーズナブル」それがコンセプトです。

Q:お店をオープンしたのはいつですか。

「5年ほど前です。最初は『ネットショップ』からのスタートでした」

Q:なぜネットショップをしようと思っていたのですか。

「以前からずっと雑貨系が大好きで、ファッション、インテリアに限らず、モノ系の雑誌の新刊がでるたびに読みあさったり、全国各地の雑貨ショップを見てまわったりして、そんな中で出会った上質な雑貨や機能的にデザインされた作品などを、私なりに見立てていくのがとても楽しくて、いつか私なりの方法で少しでも多くの人におすすめ情報を伝えていきたいと思ったのがきっかけです。そういえば、先日私の母から聞いて分かった事なのですが、小学校の卒業文集で『雑貨屋さんになる』と書いてあったそうです(笑)。私は記憶していなかったのですが……」

Q:ネットショップ開設後、わざわざ店舗を設けた理由は?

「ネットショップを始めてすぐに『実際に手に取ってみたい』という声を多く寄せられました。確かに私も、今まで自分の目で確認するだけでなく、手でさわって感触を確かめて購入していたので、『そうれもそうだな…』と気づかされた部分がありました。私が最初に思い描いた『上質な雑貨を伝えていく』というコンセプトを形にするには、商品を実際に自分で確かめることの出来る『実店舗』が必要だと思ったのです。お客様にしっかりと満足してもらえるように、思い切って自宅を増築した形でスペースを作り、ショップをオープンしました」

Q:ネットショップからスタートして、最初に取り扱った雑貨は何ですか。

「自分が個人的に好きだった『リネン=麻』です。雑貨を見て回るうちに、産地やオーガニックという育った環境から『リネン』自体に違いがあり、またそのリネンを使い分けながら、自然染色や編み方で形作られたものが、独特な風合いや手触りの生み出し、自分が想像していた以上に、さまざまな表情があることを知りました。それからリネン雑貨を主にご紹介し、現在でもショップの中心とする素材は『リネン』です」

Q:お店の特定ブランドはありますか?

「店舗をオープンしてからずっと変わらず中心となっているのは2つのブランドです。まずひとつは、『リネンニット』というめずらしい生地をつかっている『evam eva(エヴァムエヴァ)』と、もうひとつは、長崎県の波佐見焼から登場した『h+(エイチプラス)』です。洋服は自分でまず試着して、着心地とシルエットを必ず確認しています。食器は、手に取って使いやすく、あらゆる空間にとけ込むことができる、シンプルでデザイン性の高いものを選んでいます」

Q:商品を選ぶにあたっての基準は?

「ネットも店舗も基準は同じです。なんといっても『これだ!』と感じるインスピレーションを大切していますね。そして作家の方々やブランドのオーナーと話をしながら、その商品や作品のもつストーリーなどにふれつつ、モノに惹かれていくこともあります」

Q:限られた「店舗内」でのディスプレイへのこだわりは?

「そうですね。ネットではあまり気にするところではないのですが、やはり店舗になると、展示できる空間とアイテム数が限られていますから、たくさんの種類を扱いつつ、在庫は最小限に抑えて、常に新しいものを入荷しています。また、お客様がゆっくり雑貨を手に取ってみられる居心地がいい空間づくりを心がけています。たとえば、近所の方や常連さんなどは、ずっとお話ししながらお買い物するので、1時間くらいいらっしゃるんですよ」

Q:今、注目されているブランドがあれば教えてください。

「今、若い年齢層の方達に人気がある『Americana(アメリカーナ)』というブランドを入荷する予定です。この『Americana』というブランドは、トレーナー、スウェット、デニムなどのカジュアル系素材を使い、ゆるっとした着心地を損なわず、ライン、色合い、デザインで美しいシルエットをつくってくれるので、カジュアルになりすぎない点が魅力的なんです」

Q:最後に、これからのプランなどがありましたら教えて下さい。

「これまで同様、九州には中々届いていないような最新の情報を入手して、なるべく他のショップに置いていないものを扱いながら、ここまで脚を運んで頂いた方に喜んでもらえるように、『伝統と最先端、上質でリーズナブル』にこだわりつつ提案していきたいと思います」

ありがとうございました。

 


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