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<title>パワナビCINEMA</title>
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<title> ランボー 最後の戦場　R１５指定</title>
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<summary type="text/plain">原題：John Rambo （2008年/米　1時間30分　カラー） 配給：ギャ...</summary>
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<dc:subject>劇場/洋画/アクション</dc:subject>
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<![CDATA[<p>原題：John Rambo<br />
（2008年/米　1時間30分　カラー）<br />
配給：ギャガ・コミュニケーションズ<br />
監督・脚本： シルベスター・スタローン <br />
製作総指揮：ランドール・エメット、ジョージ・ファーラ <br />
製作： アヴィ・ラーナー 、ジョン・トンプソン<br />
音楽：ブライアン・タイラー <br />
出演：シルベスター・スタローン 、マシュー・マースデン 、 グレアム・マクタビッシュ<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>**************************************************</p>

<p>■パワナビ松田 レビュー　（劇場にて鑑賞）</p>

<p>評価：★★★★☆</p>

<p>　タイ北部にあるジャングルの中で『運び屋』を営み生計を立てひっそりと暮らしている、かつてのベトナム戦争の英雄ジョン・ランボー（シルベスター・スタローン）。ある日彼のもとに軍による少数民族への迫害が激化するミャンマーへ、医療品などを運ぶ支援活動を行うアメリカのNGOボランティア団体が訪れる。彼らは迫害を受ける民族のひとつ「カレン族」が暮らす村へ行くことを希望しているが、土地柄地雷の多い陸路を避け、川を利用するルートを選択したため『運び屋』であるランボーにボートでの道案内を依頼する。「ここは戦場だ、君たちはあまりにも現実を理解していない」との理由から一旦はボランティア達の依頼を断るランボーだったが、唯一の女性スタッフであるサラ・ミラー（ジュリー・ベンツ）の熱い思いに心打たれたランボー（前作でトラウトマン大佐救出のため、無謀とわかっていながら単身アフガンに乗り込む姿が思い出される）は結局彼らをミャンマーに送ることを決心する。しかし数日後、ランボーのもとに届いた知らせは「先日のボランティア団体が軍に拉致された」というものだった。この事実を受けた政府は「表沙汰にはできない」とボランティア団体の救出に公的な手段を用いず、5人の傭兵を雇い「極秘救出作戦」を展開することに決定した。当然、道案内にはランボーが指名される事になる。単なる『運び屋』としての日々を送っていたランボーだが、その出発前夜、念入りに手製のナイフを鍛え上げる姿があった。</p>

<p>　1988年に公開された『ランボー3/怒りのアフガン』以来、約20年ぶりのシリーズ最新作（第4弾）となる『ランボー 最後の戦場』。「前作は満足がいかなかったから、ぜひ続編を製作したかった。もしかしたらこれがシリーズ最後の作品になるかもしれないからその全てに携わりたかった・・・」と語る61歳にして今なおハードなリアルアクションにこだわる（途中大幅な脱線もあったが）シルベスター・スタローン。今回は出演だけでなく監督（シリーズ初）、脚本、演出もこなすという力の入れようだ。舞台となるのは内戦の続く軍事政権下のミャンマー（作品中ではBurma/ビルマ表記）。スタローン自身も「60年も続く一般的にあまり知られていない悲惨な内戦に目を向け、しっかり現状を見て欲しいと思いミャンマーを舞台に選んだ」と語っている。</p>

<p>　ランボーシリーズといえば、撮影で使用される本格的かつマニアックなミリタリー関連の武器や兵器が常に話題なるが、そんな武器・兵器を120%活躍させるために過激で暴力的なシーンが多くなるのも確かだ。前作『ランボー3/怒りのアフガン』では、本編の殺戮シーンで108人の死者が出ると計算され、1990年度ギネスブックに「最も暴力的な映画」と記録されているほどである。本作『ランボー 最後の戦場』でも戦闘シーンなどの映像に暴力及び過激な描写（人体破壊など）が含まれているため日本ではR１５指定となっている。そんな過激描写は「ある一部に含まれており・・・」といった生易しいものではない。最初から最後まで、まるで当然のように人体が吹き飛び、手足がちぎれるシーンが登場するため「○○のシーンでは思わず目を背けてしまった」などとのんきな事を言っている暇はない。また「ここが人体破壊の見せ場ですよ！ここを見てください！ほら凄いでしょ！」的な無意味な演出もなされていない（全作、前々作には見受けられた）。</p>

<p>　撮影に関しスタローンは「リアルな映像を通して戦場の本当の恐ろしさや人間の本質を表現したかったから極めて原始的な方法にこだわり撮影している」とインタビューで語っており、さらに「毎晩雨が降って寒くて苦労した」とロケの過酷さを付け加えた・・・。本作で撮影を担当したのは『16ブロック』を手がけたグレン・マクファーソン。その臨場感溢れるカメラワークからは、ロケ地でのスタッフ達の過酷さが充分うかがえるし、CGでは表現できない重量感も感じさせてくれる。そのためか？前作、前々作の圧倒的なスケール感とはまるで方向性が違い、まるで第1作目を彷彿させるような、張り詰めた独特の雰囲気の中、さらにスピーディーに、そしてスリリングに映像を展開している。それはまるでスタローン自らの「前作、前々作などは単なる戦争ごっこの映像だった・・・」という嘆きの声さえ聞こえてくるかのようである。</p>

<p>　その映像を言葉にして表せば、きっと「凄惨」とか「悲惨」「残酷」という事になるのだろう。しかしそうした光景が目の前で展開されているとき、それらの表現はまったく意味をなさない。本作の中でランボーがボランティアスタッフをボートで送る途中、武装した強盗団に襲われるシーンがあるのだが、強盗団と口論となり危険を察知したランボーがボランティアスタッフ達を守るためにすばやく強盗団を殺してしまう。ところがボランティアのリーダーは「いったいなにをしているんだ、たった今君は虐殺を止めにきた我々の目の前で人を殺したんだぞ、このこと（殺人）は国に帰ってからしっかりと報告させてもらう」と言う。ランボーは「しかしこうしなければ今頃、この女は犯されお前の頭は飛んでるぞ、君らはそういうところに来たんだ」と言う。皮肉な事にこの作品に登場するボランティア達は、台詞のように虐殺を止めるためにミャンマーのジャングルに入っていくわけだが、結果的に彼らのアクションがきっかけとなり、より多くの人々が死んでいくのである・・・。もしそこで殺された人間に「悪人は殺されて当然」という差別をするのなら、上記のボランティア達はまったく矛盾していることになる。</p>

<p>　矛盾といえば、この地域周辺の事情に関してはベトナム戦争より数十年前からの歴史を紐解いていけばわかりやすいと思うが、ベトナム戦争の問題を含め、政府が造りだした実に無責任で矛盾だらけの社会のどまん中に、勝手な都合でほっぽリだされ放置された市民や兵士がいったいどれほどいたことだろうか・・・。これに関しては一概に自業自得ではすますことはできない。もちろんランボーもその中の一人である。前作、前々作と寄り道？もあったように思われるが、全作品を通していえるのは「ランボーの自分探しの心の旅」である。第1作目で帰還兵として迫害を受けるランボーが涙ながらに「軍にいた頃は100万ドルの兵器をも任されたのに、ここ（アメリカ）では駐車場係としても雇ってくれない」と涙ながらに訴えるシーンは、26年たった今でも忘れられない。そんなことから本作のラストシーンもファンにとっては見所のひとつといえる。</p>

<p>　話はかわるが、第1作から26年も立っているのだから実際に年には勝てないメンバーも多数出てきているようである。有名どころでは、過去の作品の全てに登場し、常にランボーを戦場に駆り立てたトラウトマン大佐を演じるリチャード・クレンナが2003年にすい臓癌で死去している為、本作では直接的な絡みはない（フラッシュバックのみ）。さらに前3作とも音楽を担当していたジェリー・ゴールドスミス（サルの惑星、パピヨン、オーメン、エイリアン、etc）も2004年に肝臓癌で死去してしまったためブライアン・タイラーに変わっている（しかしおなじみのテーマ曲は健在である）。しかしスタローンは「この作品がヒットすれば続編の製作もあり得る」とも語っていたと言う。いやはや元気としか言いようがないが、あの「魅せる筋肉」を維持するためにかかる肉体的な負荷はかなりのもの・・・。61歳という年齢や興行的な事を考えれば、若手俳優を使い大掛かりなランボーリメイクもありえるし、今やアクションシーンなどはワイヤーとCGでどうにでもなる時代にも関わらず、少し前に公開された『ロッキー・ザ・ファイナル』しかり、リアルアクションにこだわるスタローンの気迫には頭がさがる。かつてのライバルであるシュワルツェネッガーもアクション映画の現場からしりぞき、CGなどの発達から、子どもを含めそれほど肉体を駆使しなくても、簡単にアクションシーンの真似事ができる時代となり、ハリウッドにおいて真のアクションスターといえる存在があまり意味をなさなくなってきた。それでも自身に架せられた「アクション俳優」という十字架を背負いそして受け入れ（途中のジタバタも含め）不器用に戦い続けるスタローンの生き様は、まるで物語の中のロッキーやランボーの本質を生で見せられているかのようだ。そしてこの作品のキャッチコピーにもなっている「無駄に生きるか、何かのために死ぬか、おまえが決めろ」というランボーの台詞は、そのままスタローン自身の自問自答のようにも聞こえなくない。</p>

<p>　過激な映像や、ミャンマーの情勢の理解度などを含め、作品の内容には賛否両論あるだろう。とくに人体破壊＝グロと受け止めてしまう人は見ないほうがいいともいえるし、カップルで見に行ってディナーで会話がはずむような作品では決してない。それほど徹底している。そんな事から近年のメジャーなシリーズものを見る度、常に何処かに意味不明な気持ち悪さ（視覚的グロさという意味ではない）や切れの悪さを感じていたが、本作には「こんな表現をしたらきっと○○になってしまうのでは」といった中途半端さが無く、むしろ「責任は全部俺がとってやるよ」と言わんばかりのスタローンの"覚悟"や"いさぎよさ"が前面に現れているのがいい。個人的にはなんといっても第1作目が好きだが、シリーズ中では、その次に切れ味があると感じた。スポーツなどではよく「技術ではなく気持ちでぶち当たれ！」とか言われるが、映画にも同じような事が言えるのでは？そんなことから小手先だけの大作に飽き飽きしている人にはおすすめである。まあ1作目ほどの新鮮さはないにせよ、スタローンが演じるランボーだからこそ感じられるカタルシスがそこにあるのは確かだ。</p>

<p></p>

<p>------------------------------------------------</p>

<p>※今回はこの作品を観賞するにあたり、前3作を振り返った↓</p>

<p>------------------------------------------------</p>

<p><br />
<strong>◆第1作：ランボー　（1982年）</strong><br />
（原題：First Blood）</p>

<p>評価：★★★★★</p>

<p>　デイヴィッド・マレル原作の『一人だけの軍隊』を映画化したもの。ベトナム戦争ではグリーンベレーとして活躍し、様々な勲章を受賞している英雄ジョン・J・ランボー。しかし祖国に帰還した彼をまっていたのはベトナム帰還兵への冷たい視線だった・・・。かつての戦友達もみな過去の人となり、帰還兵であることから中々仕事にもありつけないランボーは、最後の１人となった戦友との再開を果たすため友人の実家を訪れるが、彼もまたベトナムで浴びた枯葉剤の影響による癌ですでに死亡していたことを知らされる。途方にくれたランボーは気のままに歩き、とある小さな田舎町にたどり着き、食事をとり休憩しようとするのだが、見慣れぬ青年（ランボー）を発見した地元の保安官は彼を「やっかいもの」として扱い、食事をとらすことも許さずパトカーに乗せて町外れまでつれていき「二度とこの町には立ち寄るな」と放置する。しかし帰還兵に対する祖国のあり方に不振感を抱くランボーは「何故食事をとることすらゆるされないのか？」と町に引きかえすも、その途中であえなく逮捕され警察署に連衡される。しかし警察署でランボーは尋問を受けるだけでなく、虐待ともとれる行為を受けてしまう。やがて警察官達の虐待行為が引き金となり、ランボーの脳裏からベトナム戦争での地獄のような記憶がよみがえってしまう・・・。気がつけば警官達を振り切りバイクで逃走。町外れの森に逃げ込む事になるのだが、面子を潰された保安官は警察署の人員を総動員しランボーの追跡を開始、その光景はまさに「ハンティング」だった。しかしベトナムのジャングルで幾多の困難を乗り越えてきたランボーにとって「森」はまさに彼の庭。散弾銃やライフル、猟犬を手にした警官達を、持ち合わせたサバイバルナイフ1つで返り討つのだが・・・。</p>

<p>　1976年の『ロッキー』で人気を獲得したシルベスター・スタローンにとって、俳優としての「ロッキー越え」は課題中の課題だった。『ロッキー』後、社会派ドラマの『フィスト』やプロレスをテーマにした『パラダイス・アレイ』などに出演及び監督を試みるが、あまりパッとせず、まるでロッキーフィーバーが夢幻のごとく感じられた。結局、1979年の『ロッキー2』に頼る事になる・・・。その後、対テロ用特殊部隊ATACをテーマした『ナイトホークス』や、ペレなどの国際的サッカー選手が出演する『勝利への脱出』が日本でもちょっとした話題となったが、1982年の『ランボー』という作品で、孤独なベトナム帰還兵の役を心身ともに120%出し切りロッキー越えに挑戦し（完全にランボーイメージがロッキーと同等になったのは2作目だが）たことにより、ハリウッドでの「彼自身の価値」を高めるきっかけになったたといえるし、またそれほど入り込める役柄だったともいえる。崖から落ちるシーンではアバラを４本骨折し、自分で右腕の傷を縫うシーンも本当に縫っているそう。演技派の役者達から言わせれば「それがどうしたの？なんの自慢？」ということかもしれないが、「つべこべ言わずやれるもんならやってみな」と言わんばかりの必死さがスクリーンから伝わってくるのは事実。そんな不器用なやり口がなんともスタローンらしい。またベトナムの地獄を生き抜いた英雄ランボーが、今死に物狂いで、精神的にも肉体的にもサヴァイブ（生き残る）しようとしているのが祖国アメリカであるという設定もユニークである。それは「軍にいた頃は100万ドルの兵器をも任されたのに、ここでは駐車場係としても雇ってくれない」と涙ながらに叫ぶシーンからもわかる。当時のアメリカ（日本でのヒットとは裏腹にアメリカでの興行成績はいまいちだった）を考えれば、アクション娯楽映画ながら、かなり熱いメッセージが込められていたように感じられる。さらに、この役への挑戦こそがスタローン自身、真の業界生き残りを賭けた戦いのようにも感じられる。ちなみに原作のラストではランボーは自殺して物語の幕が閉じられるのだが、映画では続編製作プランがあったため、元上官トラウトマン大佐に説得させられ警察に逮捕されるシーンがラストとなっている。近年のCGたっぷり気味なド派手アクションが大作好きな人には映像的に物足りないのかもしれないが、逆にCGを使っていない分、全体的に緊迫感がありとてもスリリングである。そんな事から彼にとってもファンにとっても『ランボー』は思い出深い作品である。この『ランボー』をみれば、ロッキー越えに燃えるスタローンの気迫が充分に伝わってくるというものだ。いい意味でも悪い意味でも、その後のアクション映画に影響を与えるきっかけとなる傑作である。個人的にもとても面白い作品だと評価しているし、ロッキーという成功を手中にしながら、それを越えようと、30代半ばというターニングポイントで不器用に頑張るスタローンの業界サヴァイブの気迫が感じられる点が気持ちいい！そんなことから星★★★★★で満点。</p>

<p></p>

<p>------------------------------------------------</p>

<p><strong>◆第2作：ランボー/怒りの脱出　（1985年）</strong><br />
（原題：Rambo: First Blood Part II）</p>

<p>評価：★★☆☆☆</p>

<p>　元上官であるトラウトマン大佐が、前作の事件で服役中のジョン・ランボーのもとを訪れ、釈放を条件に極秘任務を依頼するシーンから始まる『第2作：ランボー/怒りの脱出』。じつは彼に依頼された作戦は戦後10年以上が経過したベトナムのジャングルに潜入し、すでにアメリカ兵士など居るわけもない空の捕虜収容所を撮影し、消息のわからなくなった兵隊達の家族や関係者を納得させる事後処理の一部（ジェスチャー）に過ぎなかった。そんな事からランボーには「敵と闘ってはならない情報の収集だけをせよ」との強い命令が下されていた。しかし、ランボーが現地で実際に見たものは紛れも無いアメリカ兵士達の変わり果てた姿だった。彼は単身救出作戦を開始し、捕らえられていたアメリカ兵士の1人を救出。本部に合図を送り、まだ数人に兵士が捕らえられている事を報告した。しかしこの作戦を担当する本部のマードック司令官にしてみれば、それは大きな誤算であり、また探られたくない腹だった・・・。マードック司令官はランボーからの報告を聞いておきながら捕虜救出はおろか、ランボーすら見捨ててしまう・・・。そして本部の裏切りを知ったランボーの怒りの脱出がはじまる。</p>

<p>　前作の公開後、ベトナム帰還兵からスタローンに届いた「もし続編をつくるのならベトナム戦争の行方不明者をテーマにしてほしい」とのファンレターが元になっているという。原題にRamboという表記が入るのもこの作品からである。なんでも日本においてのヒットの要因の一部に『ランボー』というタイトルの語呂がよかったから・・・というのが理由だそう。それが功を奏してか？アメリカ本国でも、中ヒットだった前作に対し『ランボー/怒りの脱出』は空前の大ヒット（85年の年間興行収入2位、1位はバック・トゥ・ザ・フューチャー）を記録し、一躍ブームとなる。スタローンが完全にロッキー越えを果たしたのもこの作品だろう。後に誰もが記憶しているランボーのイメージは第1作ではなく、この作品のものである。ブームといえば、この頃スタローンは『ロッキー3』『ロッキー4』も発表しており、日本ではスタローンブームとなり、ロッキー越えどころか、スタローンは世界ナンバー1のアクションスターの地位を確立してしまった。しかし同時にそんな大ヒットとは裏腹に、せっかく育てたロッキーやランボーがなにやら正体不明の存在になってしまっていく・・・。私個人的には、ロッキーやランボーにみられる「哀愁や心の影の部分」がかもし出す独特の雰囲気が好きだっただけに、この『ランボー/怒りの脱出』もスケールは大きくなり、アクションシーンもド派手にはなったが、「サヴァイブ」「孤独」「自分探し」というよりは単に「ちょっとした戦争ごっこ」っぽくなってしまったのが残念だった。まあミリタリーマニアにはたまらないのだろうが、私の好きな空間はそこにはなかったので評価は大幅に下がり星★★☆☆☆である。</p>

<p></p>

<p>------------------------------------------------</p>

<p><strong>◆第3作：ランボー3/怒りのアフガン　（1988年）</strong><br />
（原題：Rambo III）</p>

<p>評価：★☆☆☆☆</p>

<p>　前作後、約束どおり釈放となったランボーはバンコクの寺院で暮らしはじめる。ある日彼の元にトラウトマン大佐が現れアフガン潜入の任務を依頼するも、もう戦場へは行きたくないと断る。トラウマン大佐はランボー無しで任務遂行を試みるが、あえなくソ連軍に捕らえられてしまう。それを知らされたランボーはトラウトマン大佐救出のため現地に乗り込み、アフガンのゲリラ部隊の協力経てソ連軍基地に潜入。なんとかトラウトマン大佐を救出するも、二人の直ぐうしろにはソ連軍の大部隊が迫っていた・・・。</p>

<p>　本作内（101分）の戦闘シーンでは108人の死者が出る計算となり、その過激な内容から1990年度のギネスブックに「最も暴力的な映画」として認定されたという。当然、スケールも大幅アップ。軍の協力により、実際に使用されていた兵器の数々も登場とこれまたミリタリーマニアにはさらにたまらない内容。しかし、この頃になると、『コブラ 』や『オーバー・ザ・トップ 』といったスタローン主演のアクション作品が次々と公開され、日本でもヒットとなり、せっかくロッキー越えを果たしアクション俳優の代名詞になったスタローンだが、それゆえなんとも皮肉な事に「どんな映画でなんの役をしようがジャッキー・チェンはジャッキー・チェン」というような、アクション俳優にありがちな「軽さ」が感じられるようになってしまう・・・。また1984年の『ターミネーター』公開後から、同系のライバル的存在であるアーノルド・シュワルツェネッガーが極端にかぶりまくる『コマンドー』『ゴリラ』『プレデター』『バトルランナー』『レッドブル』といったアクション作品を次々と公開しているため、ド派手戦争も泥沼化し、ついに収集がつかなくなり『怒りのアフガン』では108人も殺してしまった最後に「この映画をすべてのアフガン戦士たちに捧げる」というテロップを流す始末・・・このような馬鹿っぽい部分こそまさにアメリカそのものかもしれないが、トラウマン大佐の｢愛国心をもったゲリラがいる国は征服できない我々はそれをベトナムで体験した」という台詞だけは何故か耳にのこっており、当時読んでいた明治維新をテーマもした小説の中で、クロフネに乗ってやってきたアメリカ人が、日本の武士（薩摩、長州、土佐）を見て、トラウマン大佐の台詞と同様に「ほかの亜細亜諸国とはちがい日本だけは侵略できない」と本国に手紙を送ったという下りを思い出し、それからすると今の日本は果たして・・・と当時は考えたものである。まあ、この作品で印象に残ったのはその台詞とテカテカしたスタローンの筋肉質な体だけだったので評価は星★☆☆☆☆。<br />
</p>]]>
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<title>ナルニア国物語〜第2章・カスピアン王子の角笛</title>
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<modified>2008-05-27T00:41:35Z</modified>
<issued>2008-05-26T09:40:08Z</issued>
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<summary type="text/plain">原題：The Chronicles of Narnia: Prince Casp...</summary>
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<dc:subject>劇場/洋画/ファンタジー</dc:subject>
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<![CDATA[<p>原題：The Chronicles of Narnia: Prince Caspian<br />
（2007年/米、英　2時間25分　カラー）　<br />
配給：ウォルト ディズニー スタジオ モーション ピクチャーズ ジャパン <br />
監督：アンドリュー・アダムソン<br />
脚本： アンドリュー・アダムソン、クリストファー・マルクス、スティーブン・マクフィーリー <br />
原作： C・S・ルイス <br />
製作： アンドリュー・アダムソン、マーク・ジョンソン、フィリップ・ステュアー <br />
出演： ベン・バーンズ、ウィリアム・モーズリー、アナ・ポップルウェル、<br />
　　　スキャンダー・ケインズ、 ジョージー・ヘンリー、<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>**************************************************</p>

<p>■パワナビ松田 レビュー　（劇場にて鑑賞）</p>

<p>評価：★☆☆☆☆</p>

<p>　C・S・ルイス原作『ナルニア国物語』の映画シリーズ第2章『カスピアン王子の角笛』。物語の舞台となるのは前作『ライオンと魔女』でペベンシー4兄弟（長男ピーター、長女スーザン、二男エドマンド、二女ルーシー）が白い魔女を倒した事により平和が訪れたはずのナルニア国。しかし、1300年後のナルニア国は（ナルニアの1300年はこちらの世界の1年に相当する）人間であるテルマール人によって侵略され、平和で美しかった魔法の国は暴君ミラースに制圧されてしまった。今では生き延びたナルニアの民達は、テルマール人が忌み嫌う深い森の中でひっそりと暮らしている。そんなある日、テルマール人の王位継承者であるカスピアン王子（ベン・バーンズ）が暴君ミラースの策略にあい、命からがら暗黒の森に逃げ込んでくる・・・。戸惑うナルニアの民達。しかし『伝説の4人の王』を呼び戻すことができるという魔法の角笛を吹くカスピアン王子を目の当たりにしたナルニアの民は王子を救出する。そして王子の角笛に呼び戻されたペベンシー4兄弟が、久しぶりに見るナルニア国はすっかり荒れはてていた・・・。</p>

<p>　聖書の物語をモチーフにしているという原作『ナルニア国ものがたり』全7部作中、1951年に出版順では2番目に出版されたのが『カスピアン王子のつのぶえ』である。ちなみに出版順ではなくナルニア年表順に置き換えると次のようになる→『魔術師のおい』→『ライオンと魔女』→『馬と少年』→『カスピアン王子のつのぶえ』→『朝びらき丸 東の海へ』→『銀のいす』→『さいごの戦い』。原作上ではカスピアン王子はその他の作品にも登場しており、重要なキャラクターの1人にあげられる。そして今回の作品のキャラクターでもっとも目を引くのがこのカスピアン王子を演じているベン・バーンズである。映画での大役は今作品がはじめてのようだが、そのイケメンぶり（人による）は、影が薄い（あくまでも私的に）4人の主役達が霞んでしまうほど・・・。すでに続編での出演も決まっているそうである。</p>

<p>　それ（イケメン）はさておき、異常なほどにキャラクターが多いのもファンタジーものの特色であり、それが楽しみのひとつではあるのだが、主要な人物に限っては1人ひとりの重さがあまりに分散するのは考え物である。もともと影が薄かった4人の主役達の他にカスピアン王子が加わったのだからその存在は薄まるばかり・・・。まあ「顔が命」のベン・バーンズはコレといった活躍をせずとも、そこに立ってるだけで任務完了かもしれないが、あまりに普通な主役のペベンシー4兄弟はそうはいかない。なにより、前作では「魔法vs魔法」だったが、今回は「魔法vs人間」という、少々生々しいリアルで血なまぐさい戦いに身を投じることになるだけに、よほどの成長がみられなければ主役を印象付けることはできないはずである。ところがナルニア国にやってきたとたん、なんのためらいも葛藤もなくズバッと人を殺してしまうピーターやスーザンの勇士には、きっと拍手を贈らなければならないのだろうが、はっきり言っていただけない・・・。画面に血が噴出さなければ、人に剣や弓を引いてもいいというものではない。そんな安易な場面を見ると、体だけは成長しても、精神的な部分では成長していないように受け取れる。</p>

<p>　とにかく、この作品を見ているとどうも命のやりとりが軽々しく思えてならない。こども向けのファンタジーだけになおさらそう感じる。人間が人間と戦わなければならない葛藤や虚しさなどがまるで描かれていないことが、全ての物語を軽く感じさせてしまう要因といえる。テルマー人の暴君ミラースがいかに悪人だったとしても、かりにも今度の敵兵達は全てカスピアン王子の大事な国民であり、4兄弟にしてもナルニア国のリーダーなのである。たとえナルニア国の為だとしても、戦う意味や人（自国の民）を殺すことにもっともっと苦悩してほしかったというのがある。また、いくらファンタジーとはいえ「久しぶりに来てみたらアラびっくり、じゃあナルニアのために一肌脱ぎましょう」じゃ何がなんだかわからない。「何故こんな事になってしまったのか？」そうしたテルマー人とナルニアの民との確執を描いた上での戦いや人間関係であり、愛、友情、仲間であれば感情移入もできるのだが、その部分はまったくと言っていいほど欠落している。また「自然vs人間」という比喩として考えてみても、宮崎アニメの『もののけ姫』のほうが、まだ戦うことに対しての葛藤や覚悟、信念があり、戦う理由が存在するからブレが少ない。もし「自然vs人間」をちゃんと子ども達に見せる、感じさせるのなら、戦いに至るまでのプロセスの説明をきちんとしなければならない。「悪者がやってきた〜とにかく戦え〜負けそうだ〜神様おねがい〜じゃぁ最後は魔法の力でドッカン〜やった〜大勝利☆」これでは何も救われない・・・。</p>

<p>　「子ども向けのファンタジー映画」と言ってしまえばそれまでだが、逆に子ども向けだからこそ「単に視覚的な場面で血が吹き飛ばなければ教育的に安心」という安易さはむしろNGなのではないだろうか？戦いには痛みや血、多くの犠牲が伴うことをしっかりと教えなければならないし、むしろ何故血を流してまで戦わなければならなくなったのかという部分を伝える事は大切な作業である（ナルニアに血の表現が必要ということではない）。そこがはっきり描かれておらず、単に映像を派手に見せるためだけに戦争形式の戦いがはじまり「グロテスクなシーンさえなければ、直接的な死の場面さえなければ、裏ではどんどん死んじゃってもかまわない」というのはとても安易である。そうかと思えばなんでもかんでも薬で生き返ってしまうというのも、大きな間違いである。ロケ地であるニュージーランドの風景やコンピューターグラフィックスは美しいが、「戦う」ということや「生と死」に関する描写はまったく美しくない。「子どもが向けのファンタジー映画なんだから大人が深く考えちゃいけないよ・・・」いやいやそんなことは無い。作っているのは金儲けが大好きな大人だし、子どもむけだからこそ視覚効果こそ二の次である。戦闘シーンが見せ場で本当に夢のあるものができるのだろうか？私に限って言えば、目にとまる視覚効果はあれど、心を動かされる場面はまったくなかった・・・。少々辛口になってしまったが、最近のこの手の作品にはうんざりしている。よって評価は★ひとつ。もしかしたら原作には大切な部分がしっかりと刻み込まれているのかもしれないが・・・。</p>

<p>　最近は「原作をしっかり読んでディテールを把握し、映画では映像を楽しむ事に専念する」というのが主流なのかもしれないが、やはり映画と原作は別物であり、切り離して考えたい。<br />
</p>]]>
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<title>大いなる陰謀</title>
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<modified>2008-04-27T13:20:50Z</modified>
<issued>2008-04-24T14:40:29Z</issued>
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<created>2008-04-24T14:40:29Z</created>
<summary type="text/plain">原題：Lions for Lambs （2007年/米　1時間32分　カラー）　...</summary>
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<url>http://www.pawanavi.com</url>
<email>info@pawanavi.com</email>
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<dc:subject>劇場/洋画/ドラマ</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.pawanavi.com/cinema2/">
<![CDATA[<p>原題：Lions for Lambs<br />
（2007年/米　1時間32分　カラー）　<br />
20世紀フォックス映画<br />
監督：ロバート・レッドフォード<br />
製作総指揮：トム・クルーズ、ポーラ・ワグナー、ダニエル・ルピ<br />
製作：ロバート・レッドフォード、トレイシー・ファルコ、<br />
　　　マシュー・マイケル・カーナハン、アンドリュー・ハウプトマン<br />
出演：トム・クルーズ、ロバート・レッドフォード、メリル・ストリープ</p>]]>
<![CDATA[<p>**************************************************</p>

<p>■パワナビ松田 レビュー　（劇場にて鑑賞）</p>

<p>評価：★★★☆☆</p>

<p>　将来を嘱望され、又野心家でもある共和党の若手上院議員ジャスパー・アーヴィング（トム・クルーズ）は「アフガニスタンにおける新たな作戦についての情報提供」という名目で、40年間に渡りアメリカの政治と向き合ってきたベテランジャーナリストのジャニーン・ロス (メリル・ストリープ)に1時間にも渡る独占インタヴューを提案する。大統領の側近かつ軍事アドバイザーであるアーヴィングからの破格の申し入れだけにTV局サイドも目の色を変える。ジャニーン・ロスが特別に指名されたのには訳がある。きっかけは8年前、アーヴィングが初当選したさいに書いた「共和党の若きホープ」という記事を、アーヴィング自身が大変気に入っていたという事から・・・。そしてインタヴュー当日、ワシントンD.C.にあるアーヴィングのオフィスにやってきた彼女は、秘書すらも置かず1対1で語りかけてくるアーヴィングに好意を抱きつつ、本題である「少数精鋭の特殊部隊によるアフガニスタン山中高地占領作戦を成功することで、対テロ戦争そのものに決着をつける」という内容について、ことさら積極的に語りかけてくる彼に戸惑いながらもベテランジャーナリストならではの鋭い質問を投げかける。やがて両者の話は「9・11同時多発テロ」にはじまり、「なぜこのタイミングに中東からの米軍撤退ではなく戦火拡大が必要なのか？」と白熱する・・・。しかしアーヴィングの「作戦を達成するためには手段を選ばない」という激しい言葉を聞いたジャニーン・ロスの胸中に様々な疑惑が浮かび上がる・・・。しかし時を同じくして、アフガニスタンでは山中高地占領作戦が既に実行に移されていた。物語の舞台は「アーヴィング上院議員のオフィス」から「アフガニスタン山中の戦場」に移る。さらには「西海岸にある大学内」へ・・・。そしてそれぞれの場所では、政治家、ジャーナリスト、兵士、大学教授、生徒といった立場からの視点で「自己」「組織」「国家」においての「戦い」そして「選択」が、多くの台詞を中心に展開され、やがて戦場を通じ、それらはリンクしていく。</p>

<p>　今やクリント・イーストウッドと共に、俳優というようりは監督という立場での活躍が目に付くロバート・レッドフォード。自身としては「バガー・ヴァンスの伝説」以来7年ぶりとなる監督作品。しかも今回は監督だけでなく大学教授役として出演もしている。またベテランジャーナリスト役のメリル・ストリープはもちろん女優としても大ベテラン。過去には「クレイマー、クレイマー」「ソフィーの選択」などでアカデミー賞を受賞、近年では「プラダを着た悪魔」でもカリスマ編集長として活躍。おなじみトム・クルーズも、今回はノンアクションで共和党の若手上院議員の役を熱演している。ほとんどの場面が台詞中心で、あまり動きがないことから、役者としての技量がかなり重要になるが、ロバート・レッドフォード、メリル・ストリープといった大ベテランはもとより、二人の前ではどうしても「若手」に見えてしまうトム・クルーズの熱演のほどは特に見所といえる。そんな彼もいつの間にやら45歳と、もはや若手とはいえなくなってしまったが・・・。</p>

<p>　ところで、この作品の邦題である「大いなる陰謀」と、その豪華なキャスティングから、ハイテク機器バリバリの大掛かりなサスペンスなどと、つい受けとりがちだが、内容はまったくの正反対で、冒頭にあるごくわずかな戦場への出撃シーン以外はアクションもなくただ淡々と会話がすすめられていくに過ぎない。過去においては、たった一つの部屋で、陪審員が評決に達するまでの議論の様子を描いた「十二人の怒れる男（1957年/米）」という作品があったが、ただ「大いなる陰謀」はあそこまで徹底しているわけではない。原題も「12 Angry Men」と内容もタイトルのそのままだった「十二人の怒れる男」に対し、こちらの「大いなる陰謀」の原題は「Lions for Lambs」。「子羊のためのライオン」とでもいうのだろうか？少々大作っぽくは感じられないが、内容的にはこちらのタイトルのほうが哲学的でもあるし、劇中でも「まるで子羊に率いられたライオンのようだ」という皮肉が語られる場面もあり、それがまた「なるほど」と思えたりもする事から、観賞した人なら原題のほうがしっくりくると思われるのではないだろうか？また、劇中における様々な立場の人間達が、それぞれの視点から「戦う」「選択する」ということに対して、見ている側に語りかけ、問いかけるような作品だけに、「これが答えです」「誰々が犯人です」といった事にはならない。しかし「大いなる陰謀」というタイトルから受けるイメージからすると、それらの答え、もしくは物語の落としどころが明確でないと、見る側としてはなっとくがいかない（苦笑）。やはり原題のほうがしっくりくる。</p>

<p>　これは予断だが、「陰謀」というのなら、もともと民主党支持者であるロバート・レッドフォード監督が、あえてアメリカ大統領選挙を迎える前年（アメリカでは）に、トム・クルーズ演じる共和党のアーヴィング上院議員に「戦争の激化」をうたわせるような作品を公開することこそ「大いなる陰謀」ではないか？などと、個人的に笑ってしまったりもし、比べるべきではないかもしれないが、ついついアル・ゴア元アメリカ合衆国副大統領の主演による、地球温暖化をテーマにした「不都合な真実（An Inconvenient Truth）」がチラッと頭に浮かんだりもしてしまう・・・。まあ、それはそれでこの作品がきっかけとなり、もっと真剣にアメリカの実情に踏み込んで考えてみようと思えればプラスにはなるし、民主、共和のどちらを選ぶにせよ、選挙の投票率が上がればそれにこしたことはない。ただし、単に「抗菌コート」に代表されるような「表示」に安心感を求め、温室でぬくぬくと育っている現代日本人にとっては、リベラリズムや偏見、差別など、考える暇・・・というよりは、ほとんどどうでもいいわけで、そんな事からこの作品は、ただよりかかっているだけで楽しませてくれたり、感動させてくれたりするようなものが好きな人にはおすすめできない。なんとなく「ジャック・ライアン・シリーズ」を楽しむような感覚で座席に座ると、大変な事になるのでご注意あれ・・・。</p>

<p>　とにかくこの作品は、楽しい、楽しくないではなく、「自分の力でどれほどもぐり込んでいけるか？」に尽きる。見ているだけでなく、スクリーンの中に自分自身も入り込み、積極的に自分の意見をぶつけないとどうしようもなくなり、自分の居場所がなくなってしまう・・・。戦争はもちろん戦いだが、平和や安らぎを維持することも、家族や仲間を守ることもまた大いなる戦いである。いい事にせよ、悪い事にせよ、人間が個人の力で何かを「選択」しようとすれば、かならず摩擦がおこり、そこにエネルギーが発生するから何かが生まれる。そして、何かが生まれる時にはかならず、それ相応の痛みが伴うし、痛いからこそ体に刻み込まれ、また大切にしようと実感できる。「痛いの嫌い・・・」とただ傍観しているだけでは何も起こりようがない・・・。自己において「戦うという事」「選択するということ事」を、自分なりにもう少し突っ込んで考えたいという人には刺激になる映画かもしれない。</p>]]>
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<title>ジャンパー</title>
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<modified>2008-03-31T07:08:43Z</modified>
<issued>2008-03-11T00:01:10Z</issued>
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<summary type="text/plain">原題：JUMPER （2008年/米　1時間28分　カラー）　 20世紀フォック...</summary>
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<dc:subject>劇場/洋画/SF</dc:subject>
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<![CDATA[<p>原題：JUMPER<br />
（2008年/米　1時間28分　カラー）　<br />
20世紀フォックス映画<br />
監督：ダグ・リーマン  <br />
原作：スティーヴン・グールド <br />
製作：ルーカス・フォスター <br />
出演：ヘイデン・クリステンセン 、レイチェル・ビルソン、<br />
　　　サミュエル・L・ジャクソン 、ダイアン・レイン <br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>**************************************************</p>

<p><strong>■パワナビ松田 レビュー　（劇場にて鑑賞）</strong></p>

<p>評価：★★☆☆☆</p>

<p>　デヴィッド・ライス（ヘイデン・クリステンセン）は何処にでもいる普通の15歳の高校生。しかし幼い頃、さる事情から母は家を出ていってしまい、それ以来、父との二人暮らしを余儀なくされる。いつしか母の失踪により、年々変わり果てていく父との関係には深い溝が出来てしまった。そんなある日、同級生との些細な喧嘩がきっかけとなりジャンパー（瞬間移動/テレポーテーション）としての能力をはっきりと認識するデヴィッド。信じられないような力を授かったデヴィッドは父の元を離れ、一人ニューヨークで暮らす事を決心する。ところが新生活をはじめるにも資金が必要。15歳の少年では中々まとまったお金を手に入れるのが難しい。そこで思いついたのが大手銀行の金庫室にジャンプすることだった・・・。はじめは銀行強盗の仕事？もうまく運び、リッチでスリリングな生活を満喫するデヴィッドだったが、やがて、世界中に散らばっているジャンパー達を「危険な存在」として葬り去ることを目的とした組織「パラディン」のリーダー、ローランド（サミュエル・L・ジャクソン）に存在を悟られ、デヴィッドの生活は「逃亡」へと一変する。彼の行く先々に現れるローランドとその一味。「パラディン」のやり方には容赦がない。一度は嫌で飛び出してしまった故郷だが、初恋の人ミリー（レイチェル・ビルソン）が、そして父親の身に危険がせまっている。そんな彼の目の前に現れたのは先輩ジャンパーのグリフィン（ジェイミー・ベル）。二人は「パラディン」との戦いに決着をつけるため、ローマ、エジプト、東京、etc、世界各国をジャンプしまくる！</p>

<p>　アイデアは面白い。まさに「透明人間」なみのワクワク感がある。とにかく主人公のデヴィッド・ライス（ヘイデン・クリステンセン）は、一度行ったことがあるか見たことがある場所へならジャンプ（瞬間移動/テレポーテーション）できる特別な力を持つ存在である。「もし自分そんな能力を・・・」と考えれば、いいことから悪いことまで、想像は限りなく広がるのは言うまでもない。世界旅行から彼女の部屋、果ては銀行の金庫室まで・・・。夢というか願望というか、それら全てをデヴィッドが視覚的に叶えてくれる。</p>

<p>　この映画「ジャンパー」は、スティーヴン・グールド原作のSF小説「ジャンパー / 跳ぶ少年」を、「ボーン・アイデンティティー」「Mr.&Mrs. スミス」を手がけたダグ・リーマンが監督を務め、「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃（2002年）」「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐（2005年）」でアナキン・スカイウォーカー（ダース・ベイダー）役を演じたヘイデン・クリステンセンが主人公のデヴィッド・ライスを演じている。脇を固めるのは、ジャンパーの抹殺を目的とする組織「パラディン」のリーダー役に、サミュエル・L・ジャクソン。また、デヴィッドの母親役としてダイアン・レインが出演している。サミュエル・L・ジャクソンは迫力の白髪で存在感をアピール。そして40代にはアイドル的存在だったダイアン・レインも42歳になり、すっかり母親役が板についた。デヴィッドの幼馴染、ミリー・ハリーズをレイチェル・ビルソンという若手女優が演じているが、女優としてのキャリアはスタートしたばかりのよう。私は始めてみる顔だったが、アメリカの青春TVドラマからそのまま飛び出して来たような印象をうけた。重みは無いが日本人にはうけそうな顔つきだと思われる。ちなみに現在ヘイデン・クリステンセンと交際中だとか・・。</p>

<p>　内容に関しては、上記のようにアイデアは面白く、CGを駆使した映像も迫力がある。たとえば以前ではアニメーションでしか表現できなかったような、瞬間移動時に出来る建物のゆがみやヒビ、そして今までは省略されていたような質量の表現など・・・。それら全てが漫画チックではなく、リアリティをもって表現されている。ところが、主人公デヴィッド・ライス（ヘイデン・クリステンセン）に、今ひとつ・・・いやふたつ・・・ほど人間的な魅力を感じない。空間を飛び越えることができるジャンパーとその存在を知るもの達が過去から存在し、抗争を繰り返していたり、ジャンプ能力そのもが遺伝によるもので、感情をコントロールすることによってジャンプ精度を高める事ができたり、さらに動かす事が可能なものなら一緒にジャンプできるなど、これだけの素材があれば、子どもでもワクワクのストーリーがイメージできる。中でもジャンパーが空間移動した直後にできる、時間と空間の裂け目「ジャンプスカー」の存在は、ストーリーをスリリングにさせ、さらにジャンパー同士の戦いは、世界中を飛び回りながら派手なアクションを展開する。作品をバラバラにすれば、かなりイメージを膨らます事ができるのに、主人公を通しひとつの物語になると、魅力が半減してしまうからもったいない・・・。まったくもって、子どもの欲望を映像化しただけのように映ってしまうのだ。それは何故か？肝心の主人公が単に能力を垂れ流すだけの存在になってしまい、多くの経験をまったく人生に活かす事ができないからだ。まるでオートマ免許を取り立ての人に、レーシングカーを渡すようなものである。「何処にでもいる若者」と言ってしまえばそれまでだし、物語のはじまりはそれでいいのだが、しかしそこは特殊な能力を授かったものなのだから、物語後半では、人間的に大きく成長していなければ面白くない。ところが、まったくもってこの主人公は最後まで自分勝手でおバカなまま。途中に先輩ジャンパーが登場したりするのだが、こちらも似たりよったりの存在・・・。まあ、ありがちな設定だが、彼らを導く師匠のような存在が皆無だっただけに、物語にまったく深みがなく、ただただハイスピードな展開と、高度なCGだけが印象にのこってしまう。どうやら、ヘイデン・クリステンセンは、「スター・ウォーズ」でのアナキン・スカイウォーカー同様に、直ぐに感情に流され、心を成長させる術をしらないようだ（彼自身は別として）。もしかしたら、大いなる力を持つのに適さない人物なのかもしれない（苦笑）。ただ今の若者の目から見れば、それがクールととれるのかもしれないので、愚痴っぽい部分は、あくまでも40代のオヤジの意見として受け止めてもらいたい。</p>

<p>　上映時間が1時間28分、しかもハイテンポ。さらにアメリカ、ヨーロッパ、日本をはじめ世界中を一瞬で行き来するので、トイレの事などまったく忘れ、一息で観ることが可能である。ある意味、時間つぶしにはもってこいの作品かもしれない。</p>]]>
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<title>エド・ウッド</title>
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<modified>2008-03-08T14:23:22Z</modified>
<issued>2008-02-11T06:10:23Z</issued>
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<summary type="text/plain">Ed Wood 1994年/米　2時間3分　モノクロ ビデオ・ＤＶＤ （ブエナ　...</summary>
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<dc:subject>ビデオ/DVD/ヒューマンhuman</dc:subject>
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<![CDATA[<p>Ed Wood<br />
1994年/米　2時間3分　モノクロ<br />
ビデオ・ＤＶＤ<br />
（ブエナ　ビスタ　インターナショナル　ジャパン ）<br />
監督：ティム・バートン <br />
製作：デニーズ・ディ・ノヴィ/ティム・バートン<br />
製作総指揮：マイケル・レーマン<br />
脚本：スコット・アレクサンダー /ラリー・カラツェウスキー <br />
音楽：ハワード・ショア<br />
出演：ジョニー・デップ、マーティン・ランドー、サラ・ジェシカ・パーカー</p>]]>
<![CDATA[<p>**************************************************</p>

<p><strong>■パワナビ松田 レビュー　（DVDにて鑑賞）</strong></p>

<p>評価：★★★★★</p>

<p>　以前から気になっていたものの、何故か鑑賞する機会を逃しつづけていた映画「エド・ウッド」を、DVDにてやっと見る事ができた。1994年、ティム・バートン監督のモノクロ作品で、主演はティム・バートンといえばおなじみのジョニー・デップである。内容は「史上最低の映画監督」と言われた実在の人物「エドワード・Ｄ・ウッドＪｒ」の伝記的映画で、その内容はオープニングからエンディングまで見事に救われないのである。</p>

<p>　映画会社の下働きをしながら日夜一流映画監督を夢見るエド・ウッドをジョニー・デップが好演！オーソン・ウェルズにあこがれるエドは、映画にかける情熱には物凄いものがあるが、その内容たるや散々で、映画関係者ならまだしも、素人目に見てもまるでトンチンカンものばかり・・・。製作過程などはとても見れたものではない。おまけに女装趣味ときているからプライベートにおいてもトラブルが耐えない。出来上がった作品の評価はどれも最低最悪・・・。ある人などは「悪い冗談」と受け取ってしまうほど・・・。しかし、どんな状態に陥っても自分の映画をを撮り続けるエネルギーだけはなくならない。人生の何もかにもを燃料とし躍進するも、最後まで評価を得られず54歳の若さで、アルコール中毒に基づく心臓発作で死去してしまう。</p>

<p>　と、ストーリーはこんな感じなのだが、この内容とは裏腹に、作品からは悲壮感は感じられず、常に暖かい。ある恋愛の達人は「片思いが最高の愛の形」などというが、このエド・ウッドもあきれるほどに映画界からそっぽを向かれるも「誰になんといわれようが好きなものは好き！」と、常にあっけらかんとしているのだ。この映画と同時に「スカイパーフェクＴＶ」で「101回目のプロポーズ」を連続でやっていたのを見たが、まるで「僕は死にましぇん」の武田哲也のよう。皮肉な事に、彼（エド）が作る作品より、彼自身の人生を追いかける方が興味深いのだということがこの作品からうかがえる。</p>

<p>　エド・ウッド・・・彼と接するものは何も報われない、そして誰も救われないのに、何故かなにもかも、誰も彼もがカラッとしている。確かに、他人との価値観に関してはかなりのズレがあるのだが、少なくとも彼は、たとえ自分の子どもや友人が他人から見てダメな奴だったとしても、自分自身の価値基準を信じ、決して「あの人がこう言ったから・・・社会一般的に見ればこうだから・・・」という、そういう類の偏見はもたないだろう。悲しいかなそういう人ほど世間では変人扱いされてしまう・・・。</p>

<p>　とにかくティム・バートン監督の映画への思いや、様々なメッセージが感じられる作品であり、あまりお目にはかかれない奇妙な暖かさを感じさせてくれる映画だった・・・。<br />
</p>]]>
</content>
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<title>ボーン・アルティメイタム </title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.pawanavi.com/cinema2/archives/2007/11/post_87.html" />
<modified>2007-11-13T04:44:57Z</modified>
<issued>2007-11-12T03:15:20Z</issued>
<id>tag:www.pawanavi.com,2007:/cinema2//2.6860</id>
<created>2007-11-12T03:15:20Z</created>
<summary type="text/plain">■タイトル　ボーン・アルティメイタム ■監督　ポール・グリーングラス ■出演　マ...</summary>
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<name>blogpawanavi</name>
<url>http://www.pawanavi.com</url>
<email>info@pawanavi.com</email>
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<dc:subject>劇場/洋画/アクション</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.pawanavi.com/cinema2/">
<![CDATA[<p><strong>■タイトル</strong>　ボーン・アルティメイタム<br />
<strong>■監督</strong>　ポール・グリーングラス<br />
<strong>■出演</strong>　マット・デイモン 、 ジュリア・スタイルズ 、 ジョーン・アレン <br />
<strong>■作品詳細</strong>　<a href="http://www.pawanavi.com/ccn/sub246.html">シネマセントラル延岡作品情報へ</a></p>]]>
<![CDATA[<p>==========================================</p>

<p>シネマレビュー↓ <br />
※評価は５点が最高です！点数間隔は０．５点です。（平均が３点）<br />
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。</p>

<p>==========================================</p>

<p><strong>■<a href="http://www.pawanavi.com/staff2/archives/2005/10/post_9.html">パワナビ松田</a>　（評価：４点）</strong></p>

<p>　シリーズ3作目にして「完結」となる「ボーン・アルティメイタム」。この作品では、今まで追われる立場であった主人公ジェイソン・ボーンが、ついにCIAの陰謀の確信に触れ、謎に包まれていたの過去の全貌を知るや、いつの間にか追う立場となり、壮絶なクライマックスを迎える。</p>

<p>　前々作、前作の感想では、緊迫感やテンポのよさはあったものの、あくまでも私が個人的に「マット・デイモンが主人公のイメージに合わない」と、中々点数的な評価を上げなかったのだが、さすがに3作目ともなれば、マット・デイモンがそれらしく見えてきた・・・。まあ、やっと慣れてきたところで完結というわけだが、振り返れば、私としては1作目から3作目にかけて0.5点づつ点数が上がっているのが面白くもある・・・。特にこの手のアクション作品は、有名作品を含め、1作目が面白くても、続編からは1作目の緊張感が続かず、荒削りでド派手なだけ（PRだけが拡大）、結局内容がスカスカで尻すぼみになるのが当たり前と思っていたが、このシリーズは違った。特にCGや仕掛けのみが大げさになりがちなアクションシーンや追跡シーン、またはクライマックスにありがちな主人公と敵役のツーショットバトルなどはく、さらにありえないヘリコプターやジェット戦闘機へのダイブといった、いかにもTVCMに使われそうな派手なだけの見せ場らしきものは無いが、かといって、まるっきり地味なだけでなく、まるで朝のNHK教育テレビでやっている「ピタゴラスイッチ」のオープニングとエンディングのような計算された動きの気持ちよさプラス、リアルな臨場感に加え、これまたありがちなヒップホップやロックンロールとは180度違った、切れのいいスタイリッシュな16ビートを聞いているような独特のリズム感は最近のアクション作品では見ることができない。</p>

<p>　1作目の「ボーン・アイデンティティ」の監督を務めたダグ・リーマンは、2作目にあたる「ボーン・スプレマシー」から製作総指揮となり、監督には新たにジャーナリストとしてのキャリアを持ち、ドキュメンタリー作品などを手がけていたポール・グリーングラスを起用したことで、シリーズならではの重厚で深みのある緊張感と、アメリカナイズされない雰囲気を最後まで貫き通すことができたように思える。かといって決して暗く重いだけではない、切れ味も抜群である。とにかくダグ・リーマンのエンターテイメント性とポール・グリーングラスのリアリティがバランスよく融合されているのは見ていて気持ちがいい。たとえばそれは監督を交代した2作目「ボーン・スプレマシー」以後、ダグ・リーマンはボーンのイメージとはまったく逆の、コミカルで派手なエンターテイメントアクション作品「Mr.&Mrs. スミス」（ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー）を手がけ、逆にポール・グリーングラスは、9.11をテーマにしたドキュメンタリータッチの作品「ユナイテッド93 」（コーリイ・ジョンソン 、 デニー・ディロン）の監督及び脚本を担当していることからも伺える。そして、この最新作「ボーン・アルティメイタム」では、2作目同様、製作総指揮をダグ・リーマン、監督をポール・グリーングラスが行い、二人が再び手を組むことにより、路線を変えず、さらにこだわり度をパワーアップさせ、サスペンス要素とアクションを巧みに織り交ぜ、要所要所にエンターテイメント性をちりばめ、シリーズならではの個性的な雰囲気を造りあげ、作品の質をしっかりと保っている。</p>

<p>　なんといってもスカッとするのは、最近マンネリ気味のアメリカアクション作品とはまったく異なる部分だろう。マッチョ専門キャラも出てこなければ、ギンギンギラギラなクラブや嘘くさいマフィア、意味のない東洋人、黒スーツ＆サングラス軍団もなし・・・。逆にヨーロッパの大都市ですら、いかにも大都市的なアングルではなく、普通の日常をとらえ、ド派手なヒップホップやロックミュージックを使う代わりに、街の騒音や効果音を自然にタイミングよく使っている。そのあたりの臨場感はポール・グリーングラスならではと言ったところ。だからといって、何度も言っているように、ただ単に地味なだけでなく、よくよく見ればCIAの方々も意外とやりすぎぐらいに活発に動いているし、部分的にはかなり大胆なカーチェイスや追走劇を強引にやらせるあたりの思い切りのよさはダグ・リーマンのカラーかもしれない。そのため、リアリティのみを追求しすぎると、突っ込みたくなる場面もやや緩和される。まったく同じ事をメル・ギブソンとダニー・グローヴァーがロサンジェルスを舞台にやってしまえば、たんに馬鹿げたお笑いになってしまうが、このシリーズは作品全体に一環したテンションがあるため、最後まで脱線しそうで脱線しない・・・。それがそのままいい意味でのらしさに繋がっていると思うので、あえてそこを突っ込む気にはならないのだ。回を増し、観賞している側がシリーズのルールに慣れるごとに面白さが増してくるのは、アクション系の作品にしては根っこがしっかりしているからに他ならない。似たように独特の雰囲気をもつ「レオン」などのように1話完結ではなかった分、作品のテンションを保つのは大変だったと思うが、見事に最後まで貫いた。ただ、慣れてきたとはいえ、例の"ゆれまくる画面"についてはかなり好き嫌いが分かれるところだろう・・。この作品でも、当然それは受け継がれている・・・。しかし、作品を見ればわかるが、単にアクションシーンだけの演出として行っているわけではないので、私としては作品の個性として受け止めようと思う。さて皆さんはいかがだろう？ただ全体を通しては、ストーリー的な部分での物足りなさを少々感じてしまうが、ある陰謀に巻き込まれた主人公の記憶をたどる物語としては、クライマックスに向けて徐々に緊張感も高まり、しっかりと着地できたと思う。</p>

<p>　近年はいかにもといったギラギラのアクション大作ばかりで、この「ボーンシリーズ」のように大人が楽しめるハードボイルド・アクションが少ないことから、終わってみれば、この作品には大いに楽しませてもらったようである。冒頭で書いたように、私も前々作、前作の感想時は、やれマット・デイモンが気に入らないだとか、暗殺者達の習性や日常の演出にいまひとつパンチがきいていない・・・などと好き放題書いていたが、最後までシリーズとしての緊張感を持続させ、見事に完結させた事に関しては素晴らしいと思う。最後に一言・・・「ボーンさん、ごめんなさい」。　</p>

<p>ＰＳ：1作目、2作目の復習は忘れずにしておいたほうが、何倍も楽しめます。</p>

<p></p>

<p><br />
==========================================</p>

<p><strong>■<a href="http://www.pawanavi.com/staff2/archives/2005/10/post_11.html">パワナビ甲斐</a>　（評価：４．５点）</strong></p>

<p>　　第三作目となった「ジェイソン・ボーン」シリーズ。今回のタイトルは「ボーン・アルティメイタム」。”最後通達”という意味があるそうです。そう、今回はボーンがCIAに最後の喧嘩をしかけます。そうかくと、一見ただの復讐劇に見えますが、この復讐劇？はシリーズの最初から通して展開されて来たボーンの記憶を辿る旅なのでもあります。そして、その中でまるで機械のように任務を遂行して来たボーンが、人として、罪悪感に目覚め、その罪悪感と戦いながらも自分のルーツを辿るべくひたすら戦い続けます。そのボーン演じるマット・デイモンの演技、アクションは「オーシャンズ12」とはまるで別人です。</p>

<p>　この映画はとにかく、緊迫感のある場面描写といかにもなCGを使わないスピード感のあるアクション！場所はいろんな所を飛び回りますが、登場人物というか主要人物は少なく良い意味で狭い範囲の物語なのでストーリーもつかみやすくすんなりと映画の世界に入り込んでいけます。カメラワークや場面カットも嫌らしさが無くドキドキ感や臨場感を醸し出していると思います。とくにCIAが使っている現場中継用の手持ちカメラからの映像や、監視カメラからの映像、さらにスコープから覗く映像などなど・・・真新しい技法では無いにしてもとっても効果的です。そして、シナリオというか、ボーンが取る行動などが本当によく考えられているなと思います。生身のアクションだけでなく、それほどのハイテク機器も使わず、知恵、知識と経験でバッタバッタ相手を倒します。現場至上主義万歳って感じですね。もちろん「それじゃCIAまぬけすぎるだろ！ありえん」というところもありますが、これまでさんざんギリギリのところで修羅場をくぐり抜けて来る所をみせられているだけになぜかすんなりと受け入れてしまうんですね。そこが緊張した映画のなかでホット域が抜ける笑うポイントだったりもするんですが・・・。</p>

<p>　今回が完結という事で、ボーン自身も全て思い出したと言ってますし、一連の黒幕も捕まりましたし納得のいく終わり方ではありましたが、ここ最近では「ちゃんと映画らしいシリーズ物」だったので終わってしまうのはちょっと寂しい気がします。ボーンには「お咎めなし」だとは思いますが、一人の人間としてはこの世にいない人のはずなので「この先どうやって生きて行くんだろう」ととても気になるところではあります<br />
が、続きが見たいと言っても新たに組織に入りでもしない限り、戦う相手もいませんし・・・平和に暮らしてほしい物です。もし、1.2作目を見てない方はぜひそれらを見てから鑑賞する事をオススメします！自分も1.2見直します・・・<br />
</p>]]>
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<title>バイオハザードV</title>
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<modified>2007-11-10T00:42:04Z</modified>
<issued>2007-11-08T07:38:30Z</issued>
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<created>2007-11-08T07:38:30Z</created>
<summary type="text/plain">■タイトル　バイオハザードV ■監督　ラッセル・マルケイ ■出演　ミラ・ジョヴォ...</summary>
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<name>blogpawanavi</name>
<url>http://www.pawanavi.com</url>
<email>info@pawanavi.com</email>
</author>
<dc:subject>劇場/洋画/ホラー</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.pawanavi.com/cinema2/">
<![CDATA[<p><strong>■タイトル</strong>　バイオハザードV<br />
<strong>■監督</strong>　ラッセル・マルケイ<br />
<strong>■出演</strong>　ミラ・ジョヴォヴィッチ、オデッド・フェール、アリ・ラーター<br />
<strong>■作品詳細</strong>　<a href="http://www.pawanavi.com/ccn/sub252.html">シネマセントラル延岡作品情報へ</a></p>

<p><strong>みんなの平均点→３．２１４点</strong></p>]]>
<![CDATA[<p>==========================================</p>

<p>シネマレビュー↓ <br />
※評価は５点が最高です！点数間隔は０．５点です。（平均が３点）<br />
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。</p>

<p>==========================================</p>

<p><strong>■<a href="http://www.pawanavi.com/staff2/archives/2005/10/post_9.html">パワナビ松田</a>　（評価：２点）</strong></p>

<p>　2002年に公開された第1作目「バイオハザード」では、ラクーンシティの地下研究施設内だけで起こっていた生物災害（バイオハザード）。しかし続く2作目「バイオハザードUアポカリプス」ではその脅威が地上に氾濫しやがて街中に広がる。そして3作目の「バイオハザードV」では、ついに世界中が感染し、砂漠化してしまった地上では、生存者達による生き残りをかけたサバイバルが展開されている。それに伴い？製作国も1作目が「英・独・米」→2作目「独・仏・英」→3作目「米・英・独・豪・仏」と拡張・・・さらに今作では日本代表として？「倖田來未」がイメージソングを担当。エンドスクロールと共に流れる彼女の歌声を聞きながら・・・「映画の外でも感染エリアが広がっている」などとくだらない事を考えてしまったが、はっきり言って、そのほかに、この作品からは感想のようなものが浮かんでこない・・・。ミラ・ジョヴォヴィッチのファンからすれば、1作目に見られた真っ赤なドレスから、ワイルド＆セクシーなコスチューム、さらにギリギリショット。また、ド派手なアクションシーンが満載で、視覚的サービスは充分なのだろうけど、その他に「これが」と思い返す部分はないし、突っ込む気もおこらない・・・。</p>

<p>　確かに、この作品の第1作目及び、元となったゲーム「バイオハザード」と合わせたヒットのおかげで、一時は過去の産物と化していたゾンビ達に再びスポットがあたることになった（じゃぁキョンシーもいつか？）訳だから、ゾンビ達にしてみれば、「バイオハザード」は足を向けて眠れない（眠らないかも）存在であり、何をやっても許されるというのも仕方がないが、3作目にして早くも、少年向け週間漫画雑誌の連載にありがちな"ヒットしたらとりあえずダラダラ長引かせる作戦"に突入したように見受けられるのはいかがなものか？この作品を見る限り、広告で見かけた「サヨナラ」とか「最後の戦い」といったような言葉のニュアンスは一切感じられない・・・。前作のラストでミラ・ジョヴォヴィッチ演じる主人公アリスに"超能力"が芽生えるシーンがあるが、その瞬間、ストーリー的に先がないのがわかってしまう・・・なのにこの展開？今思えばそんなダラダラは2作目から始まっていたとも言えなくない。あとはどこまで引っ張れるかの問題ということか？ここから先はどんどん派手な戦いが繰り広げられ、やがては宇宙にまで飛び出さなければ引っ込みがつかなくなり、しまいにはゾンビ達など蚊帳の外。元々「ゾンビ映画」ではないのだから「それがどうした」と言われればそれまでで、とやかく言うべき問題ではないのだが、やはり「バイオハザード」ならではの魅力は、閉鎖的な空間の中で起こるゾンビパニックである。ある意味「エイリアン」の第1作目にみられる"背筋が粟立つような緊張感"こそ"らしさ"ではないだろうか？本家「ゾンビ」以降、なかなかゾンビ達の魅力？が伝わってくるものがなかったが、「バイオハザード」というゲーム空間により「ゾンビは弱いが怖い」という演出が見事になされ、その魅力に再びスポットが当たったのにもかかわらず、映画「バイオハザード」による、単なる「超人VSゾンビ」対決がゾンビの魅力を蝕んでいるように思えてならない。かといってボスキャラが魅力的かといえばそうでもないし・・・だからこそゾンビを粗末に扱ってはならないと思う。</p>

<p>　しかし、この作品に限らず、こういう類のシリーズものは、回を重ねるたびに、ストーリー性よりもむしろ、視覚的に派手なアクションや仕掛けのみが前面に押し出されるようなつくりになってしまう宿命にある。それはきっと、誰にでもひと目で分かるパワーアップ感が欲しいという事なのだろう。しかし人間は視覚的な部分から得られる情報は意外に早く飽きてしまう。結果まわりまわって「原点回帰」となるのだが・・・。とは言え、それを分かっていながらも目の前にあるノルマをクリアしなければ前に進めないのも事実であるから難しい・・・。</p>

<p>　とにかくも、映画に限らず、連載ものの漫画を含め、個人的にこういったダラダラ感は好きではない。まるでCMとプレイバックを繰り返すバラティー番組を見せられているような気分になってしまう。そんなことからか？アンブレラ社の内部事情やアリス謎解きに、まったくといっていいほど興味が沸かない。ただしミラ・ジョヴォヴィッチやアクション映画ファンにはおすすめである。ミラ・ジョヴォヴィッチを120%カッコよく見せる演出がされているし、アクションシーンもテンポもよく盛り込まれている。逆にストーリー的な展開や、ホラー的要素はあまり期待しないほうがいい。そのほうが楽しめる。</p>

<p></p>

<p><br />
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<p><strong>■<a href="http://www.pawanavi.com/staff2/archives/2005/10/post_11.html">パワナビ甲斐</a>　（評価：３．５点）</strong></p>

<p>　2004年の「バイオハザード「　アポカリプス」に続くシリーズ第三作目となるバイオハザード3ですが、元々、「ゲームが原案でつくられた」というくらいですから、完全にゲームから独立した感じですのストーリーと演出です。建物の見せ方や雰囲気などゲームっぽい見せ方は残ってますが、映画版主人公のアリス（ミラ・ジョヴォヴィッチ）はもはや「ウイルスの感染して特殊な訓練を受けた人」という設定からもかけ離れた強さです。回を増す毎に強くなっていますが、今回はついに超能力めいた感じのパワーまで覚醒しています。ちなみに殆どのアクションシーンはミラ・ジョヴォヴィッチが実際に実演しているそうで、パワーアップしたのはアリスだけではないようですね。さすがにもともとゲーム版バイオハザードのファンであり「主演は私しかいない」と思っていたと言うだけの事はありますね。セクシーな衣装も美術さんと話し合いで自ら考案したそうですし。そこら辺を頭の片隅において見ていただくと、「どうせ合成だろ、スタントだろ」としらける部分も「すげぇなミラ・ジョヴォヴィッチ！」となって楽しめると思います。そして、前回の感想でも書きましたが、今回もミラ・ジョヴォヴィッチのサービスショット有りなのでファンの方はお見逃し無く。</p>

<p>　さて、ストーリーとしては、前回発生したウイルスの汚染が結局は全世界に蔓延し、自然界も壊滅状態。砂漠と化したまさに死の星になっているという設定。前作のラストで一緒に逃げた仲間達は他の生き残りの人達と車団を君で各地を旅して、アリスは別行動。アンブレラ社は地下組織となり、アリスのDNAをつかってゾンビ達に対抗する手段を模索中。そして、車団、アリスが合流したところから急展開。原題にある「EXTINCTION＝絶滅」へのカウントダウンが始まります。「対ゾンビ」の要素が強かった1作、2作目とすこし変わった3では、「ゾンビ対生存者+アリス対アンブレラ対ゾンビ」といった感じで話がちょっと複雑に。アリス対アンブレラというのもうまく話が伝われば戦うのではなくむしろ協力しなければいけない状態なので余計にややこしいのであります。そして、和解せずにむりやりアリスをアンブレラの施設に連れてこようとするものだからどんどん自体は悪化・・・・・・・・。もうこりゃ絶滅です。演出的にも、地下や、暗い建物も出て来ますが、殆どが地上の砂漠での戦いなのでどよ〜〜〜んとした雰囲気は少なく、荒野、車団、武装となんとなく映画のマッドマックスっぽいです。車のタイヤのホイールの武器なんかそのままじゃないか？とおもう程です。前方の装甲とかも・・・。でもこれはおそらくアリスという名前や徐々に異質な世界へ対応して行く経過の設定などが「不思議の国のアリス」から来ているという話からみてもオマージュ的な部分で、「わざと」そうしてるんじゃないでしょうか？他にも映画通の方なら「これはあれだな。」みたいな部分が沢山あるのかも知れませんね。通すぎると、笑えるか、しらけるかのどちらかになるかも知れませんけど・・・。</p>

<p>　最後に、今回は話の焦点が今まで以上にアリスに向けられている事から、ミラ・ジョヴォヴィッチに魅了された方はとても楽しめるのでは無いでしょうか？一部を除いてはゾンビ映画というより、怖い系のアク <br />
ション映画みたいですので恐怖と共にスピード感も楽しめると思います。それでも、やはり、ゾンビをやっつけるシーンや、逆にゾンビにやっつけられるシーンは結構エグイので血なまぐさいのが嫌いな方はお <br />
気をつけてくださいね。R-12ですしね・・・。ということで、約、1時間半と短めなのにあの終わり方！！！！！！一帯この映画はこれからどんな方向に進んで行くのか！！！！！！！と心配＆楽しが入り交じった状態になってしまったので今回は3.5点とさせていただきました。</p>

<p></p>

<p>==========================================</p>

<p><strong>■シーさーさん　30代　男性　（評価：３点）</strong></p>

<p>　スピード感はあり、アリスもパワーアップ！でもだんだん路線が外れてきているような気がします。あまり深く考えないで見たほうがいいと思いますよ。</p>

<p></p>

<p>==========================================</p>

<p><strong>■トップさん　30代　女性　（評価：４．０点）</strong></p>

<p>　あまりスプラッターの度合いが過ぎるとダメな方なので・・・。その点この「バイオハザードV」は、気持ち悪い前に、ゾンビを倒すシーンもなんとなくギャグっぽくみえるから、アクション映画として楽しめます。</p>

<p></p>

<p>==========================================</p>

<p><strong>■Kさん　40代　男性　（評価：３．０点）</strong><br />
　ん〜。なんかマッドマックス2、3を観ているみたいな印象をうけましたね・・・。単に舞台が砂漠だからでしょうか？確かにミラ・ジョヴォヴィッチのアクションは、不気味なくらいに冴え渡っているけど、ただそれだけって感じもします。</p>

<p></p>

<p>==========================================</p>

<p><strong>■satoさん　20代　男性　（評価：４点）</strong><br />
　ここまきたら、アリスのゾンビ1,000人抜き、いや10,000人抜き（カウンターをつけて）をお願いします。それだけでいいです。</p>

<p></p>

<p>==========================================</p>

<p><strong>■オットさん　30代　男性　（評価：３点）</strong><br />
　展開は速くテンポもいいのですが、逆にメリハリ・・・緩急がなく、ただ戦っているだけという印象がのこります。ゲームとは別物であってもいいのですが、ゲームの持つ雰囲気だけは残しておかなければ、シリーズの意味がないと思うのですが・・・。</p>

<p></p>

<p></p>

<p><br />
</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>ファンタスティック4　銀河の危機</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.pawanavi.com/cinema2/archives/2007/09/4.html" />
<modified>2007-09-28T12:36:12Z</modified>
<issued>2007-09-27T14:13:11Z</issued>
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<created>2007-09-27T14:13:11Z</created>
<summary type="text/plain">■タイトル　ファンタスティック4　銀河の危機 ■監督　ティム・ストーリー ■出演...</summary>
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<dc:subject>劇場/洋画/SF</dc:subject>
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<![CDATA[<p><strong>■タイトル</strong>　ファンタスティック4　銀河の危機<br />
<strong>■監督</strong>　ティム・ストーリー<br />
<strong>■出演</strong>　ヨアン・グリフィズ、ジェシカ・アルバ、クリス・エヴァンス<br />
<strong>■作品詳細</strong>　<a href="http://www.pawanavi.com/ccn/sub247.html">シネマセントラル延岡作品情報へ</a></p>

<p><strong>みんなの平均点→３．５７１点</strong></p>]]>
<![CDATA[<p>==========================================</p>

<p>シネマレビュー↓ <br />
※評価は５点が最高です！点数間隔は０．５点です。（平均が３点）<br />
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。</p>

<p>==========================================</p>

<p><strong>■<a href="http://www.pawanavi.com/staff2/archives/2005/10/post_9.html">パワナビ松田・４０代　男性</a>　（評価：３点）</strong></p>

<p>　私を含め40歳以上の日本人なら「ファンタスティック4」という呼び名より、「宇宙忍者ゴームズ」のほうがなじみがあるのではないだろうか？「宇宙忍者ゴームズ（The Fantastic Four）」は1960年代後半に、アメリカのアニメーション製作会社「ハンナ・バーベラプロダクション」が製作したテレビアニメの日本語吹き替え版で、タイトルはもちろん邦題である。日本での放映は東京12チャンネル(現・テレビ東京)にて18:30頃〜19:00頃の時間帯に「ハンナ・バーベラプロダクション」の作品を多くとりあげた番組「まんがキッドボックス」や「マンガのくに」が印象深く、プログラムとしては「大魔神シャザーン」「チキチキマシン猛レース」などが一緒に放映されていた。もし「宇宙忍者ゴームズ」というタイトルはちょっと記憶にないという方でも、レンガのような岩男が発する「ムッシュムラムラ（声：関敬 六）」（ダチョウ倶楽部ではない）という叫び声には聞き覚えがあるのでは？マーベル・コミックの原作を含め映画「ファンタスティック4」では「The Thing」と呼ばれるこの岩男も、テレビアニメ「宇宙忍者ゴームズ」では日本人が親しみやすいように「ガンロック」と名づけられた。もちろんその他3人のメンバーも「スージー（The Invisible Woman）」とか「ファイヤーボーイ（The Human Torch）」などと、それらしい名前がついているのだが、リーダー「Mr．Fantastic」の日本名が凄い。なんとタイトルにもなっている「ゴームズ」なのだが、いくら体がゴムのように伸びるからといって、あまりにそのまんまなのが笑える。なんでも、ゴムのように伸びることができ、名探偵シャーロック・ホームズのように頭脳明晰だかららしい・・・。さらに今回、ピカピカのシルバーボディーにイケメンマスクで登場する「シルバーサーファー」も、当時のアニメでは「シルバーサーフィン」という名で売り出し？格好も覆面（ぽく見える）＆パンツ一丁の白塗り（灰色？）男だった・・・。そんなことから、キャラクター的にも人気が高いといわれる「シルバーサーファー」が、洗練されて現代によみがえるのはファンにとっては実に楽しみなことではなかろうか？私などは、空山 基が描くイラストのような「シルバーサーファー」のあまりにも見事なツルツルスキンヘッド＆ピカピカ裸体といったシンプルなフォルムをスクリーンで見つつ、ついでに週間少年ジャンプで連載されていた「コブラ」の「クリスタル・ボーイ」を実写にしてくれないか？と思ってしまった。数十年の時を経て、もう「シルバーサーファー」の事を白塗り（灰色）男なんて馬鹿にはできない・・・。そしてなんといっても、アニメの「スージー」はおばさんくさかったが、ジェシカ・アルバが演じる「The Invisible Woman」は華があっていいし、「ファイヤーボーイ（The Human Torch）」もアニメより、ちょっぴり不良っぽくて愛嬌がある。<a href="http://www.pawanavi.com/cinema2/archives/2007/08/post_85.html">前回レビューを書いた「トランスフォーマー」</a>にしてもそうだが、確かに何十年も前のアニメーションと、最先端のCGを比べれば、何もかもが洗練されており、大幅にスケールアップしている。しかし、唯一「宇宙忍者ゴームズ」にあって「ファンタスティック4」にない物がある。それは故・関敬 六さんの「ムッシュムラムラ」である。どうでもいいことかもしれないが、私の中では国や原作などを越えて「ファンタスティック4 = ムッシュムラムラ」といっても過言ではないのである。だからたとえ「岩男/ガンロック」が「The Thing」になり、実写になったとしても「ムッシュムラムラ」と叫んでくれなければ、ワサビ抜きの握り寿司、カラシを入れない納豆を食べるのようなものなのだ。</p>

<p>　それはさておき実写映画版「ファンタスティック4」の第2作目となる「銀河の危機」だが、おなじマーベル・コミックスの人気実写映画シリーズ「スパイダーマン」と比べて、なによりも大きく違うところは「ファンタスティック4」の4人全てが顔出しで戦っていること。自分達が超能力者であるということを隠すヒーローが多い中、あまりにも正々堂々としている彼らはかなり大胆だといえる。前作での活躍が称えられ「銀河の危機」で4人は、単に有名人というだけでなく、もはや国民的スターである。当然、スターらしく毎日のようにメディアに取り上げられ、生活もセレブそのもの。ゴージャスな車で乗りつけてきたりもする。それゆえ、プライベートが損なわれるなどの悩みも、また前作にはない部分ではある。また孤独のヒーローではないでけに「見所」はなんといっても、4人のチームワークだろう。そんなことから、作品の中盤で4人がそれぞれの能力を駆使し、人々を救うシーンは迫力だけでなくワクワク感を感じることができる。全体的にも「シルバーサーファー」や様々なアクションシーンを含め、視覚的には見所満載で、そのすべてが平均的にクオリティが高い。</p>

<p>　しかし残念なのは、それらの全てが、どこかで見たことのあるようなものばかりで、終わってみるとあまり印象にのこらない点である。「印象的なシーンは？」と問われ、数秒考えたあげく「しいてあげればジェシカ・アルバが可愛かったぐらいかな・・・」といったような回答になってしまうのだ。もちろん厳密にいえばいい場面もあるのだが、あまりインパクトがないということである。確かに「ファンタスティック4」自体が古典であるため、彼らの能力も、伸びたり、燃えたり、消えたり、力が強かったり、と目新しいものはないのだからしかたないが、それだけに、人間同士のドラマに注目したくなる部分もあるのだが、とはいえ確かに子ども達も見るので、あまりシリアスになってもこまるし、複雑なのもNGである。さらに主人公クラスが4人もいるから、それなりに扱わなければならず感情移入度も4分割してしまう。しかたなく何もかもが平均となる・・・。まあこんなものだろうと言ってしまえばそれまでで、べつに特に悪すぎるという事もない・・・。だから印象にのこらない。</p>

<p>　ラストシーンでは思わず「ハハハ・・・コレ何処？」と笑うに笑えない状況の中、できればどこかの場面で、自分の胸の奥だけにこだまする「ムッシュムラムラ」の一声があればとも思ったが、そんなギャクともつかない意味の不明（でも心意気はわかる）の言葉など、洗練された現代の「ファンタスティック4」からは聞こえて来るべくもなかった・・・。だからと言ってはなんだが、ジェシカ・アルバのファンは、彼女の様々なコスプレたっぷり魅せてくれることから嬉しいばかり！特にウエディングドレスのまま民間人を救うシーンなどは、スクリーンに向かい、思わず「ムッシュムラムラ」と叫びたくなるほどである。</p>

<p></p>

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<p><strong>■<a href="http://www.pawanavi.com/staff2/archives/2005/10/post_11.html">パワナビ甲斐・３０代　男性</a>　（評価：４．０点）</strong></p>

<p>　マーベルコミックの中でも歴史も長く、人気も高いのがファンタスティック4の映画化一作目「銀河の危」が公開されたのが2005年。自分は前作は映画館ではなくレンタルのDVDで見たんですが、4人の個性的なキャラクターに特殊能力がコミカルに描かれていて原作を読んでいなくても楽しく見ることが出来ました。コミックが原作とあって映画化には沢山のコンピューターグラフィックが使われていますが、能力が特殊なだけに、気持ちいいくらい「いかにもCG」というところが、実写の映画になったとはいえ「コミック」の雰囲気を損ねずに楽しめる要因だと思います。リーダー格のリードはいわゆるゴム人間。手足を伸び縮みさせたり形を変えたりして戦いますが、潰されたりしたときはいつも笑える姿格好になってしまいます。今回の「銀河の危機」でも恋人であるスーザンのバリアに四角く閉じ込められたり、岩男のベンに潰されたり大変です。他のメンバーもその性格を美味くいかして時にかっこよく、時に可笑しく描かれています。なにより、それぞれのメンバーの能力はその性格が増幅されたようなもの、優しいスーザンはバリアー。すぐにカッカ熱くなるジョニーは人間松明。フットボールで鍛えた体の頑固で石頭のベンは岩男という感じでストーリーに関係なく、この四人のキャラクターだけで十分に楽しめます。</p>

<p>　さて、そんな四人が今回立ち向かうのは「銀河の危機」地球どころか今回は銀河の危機です。そいつがくると8日間でその惑星は滅びるという「シルバーサーファー」の登場が今回の映画の事の始まり・・・ <br />
それを阻止するのがファンタスティック4のお役目ですが、ジョニーがシルバーサーファーを接触した事、平穏な暮らしを望むスーザンの素直な気持ちなどが切っ掛けにチームがキグシャク。大事な場面でシルバーサーファーを捕らえるどころか大惨事を起こしかねない状況を作ってしまいます。その後はファンタティック4、軍隊、悪役？ドクタードゥーム、そしてシルバーサーファーがそれぞれの目的を果たす為に絡みに絡みます。物語のスピード感もアップし、ワクワクドキドキタイム。が、しかし、この映画にはちゃんと息つく場所が用意されているのがコミックぽいなぁと。コミックなら「次の刊に続く」だなみたいな（笑）</p>

<p>　それにしても、シルバーサーファーはカッコいい。原作コミックでもかなりの人気キャラクターらしいですが納得。とてつもないパワーを持っているのに、暗い過去を持っていたり、愛情深かったり・・・なんにし <br />
ても力の源である乗り物がサーフボードってのがいい！このボードに乗っている限りは無敵♪破壊だけでなく治癒能力まであるんでさらにびっくり！もう、ほんとに「あんた誰？何者？」って感じですよね。こ <br />
の映画に関しては主人公は明らかに「シルバーサーファー」です。間違いありません。で、先ほどコミックではなく、昔のアニメを見てみて見たんですが、あっさりとボードから降りてベンに殴られてノックダウン <br />
してます（笑）その後スーザンに看病されてますが、なんか濡れタオルで拭かれてるだけ・・・しかも、映画では口数少なく謎めいてるのに、べらべら喋るという・・・映画の方が素敵です（笑）惚れちゃった人は <br />
アニメ見ない方がいいかも！</p>

<p>　アクション、SF、コメディといろんな要素の詰まったファンタティック4。きっと家族みなさんで楽しめると思いますのでぜひどうぞ〜。アニメが日本語吹き替え「宇宙忍者ゴームズ」として放送されていたということで、昔見てた方は設定などの違いなどを楽しむのも良いかもしれませんね。それにしてもダチョウ倶楽部の「ムッシュムラムラ」が「宇宙忍者ゴームズ」の岩石男に由来しているとは知りませんでした・・・ショック！（笑）ちなみにこの時の声優はコメディアンの故・関敬六さん。元々の台詞は「Ｉｔ ' crobberin time!」。なぜに「ムッシュムラムラ」なのか・・・さらにドクタードゥームは名古屋弁だったとか・・・「宇宙忍者ゴームズ」ってレンタルないのかなぁ（笑）</p>

<p></p>

<p>==========================================</p>

<p><strong>■スバルさん　30代　男性　（評価：３．５点）</strong></p>

<p>　いや、内容的には前作のほうが面白かったですね・・・。今回はシルバーサーファーだけが目当てだったのですが、ちょっと中途半端な使われ方っていうか？シルバーサーファーのキャラクターを活かしきっていなかったように感じました。でも、シルバーサーファーと、ヒューマントーチの空中戦は見ものでしたね！</p>

<p></p>

<p>==========================================</p>

<p><strong>■ADさん　20代　女性　（評価：４．０点）</strong></p>

<p>　とにかくジェシカ・アルバがきれいでした。スタイルもいいし、あまりいやみなほどの美人でもないし、すごく応援したくなっちゃいます。映画の中で、結婚や家庭の事で悩むシーンがありましたが、なんか超能力で戦うシーンよりも、ずっと青春ヒューマンドラマのほうを見ていたい気分です。アクションより、そちらのほうが印象的でした。</p>

<p></p>

<p>==========================================</p>

<p><strong>■番次郎さん　40代　男性　（評価：３．０点）</strong><br />
　年齢的にシルバーサーファーは知っていたので、かなり楽しみにしていたんですよ・・・。でも、ビジュアル面ばかり追いかけていて、シルバーサーファーの内面がサラッとしか紹介されていなかったのが残念ですね・・・。セリフだけでなく、冒頭に、シルバーサーファーの生い立ちなどを見せる時間が何分かあってもよかったのではないでしょうかね・・・。</p>

<p></p>

<p>==========================================</p>

<p><strong>■ＶＶＶさん　20代　女性　（評価：４．５点）</strong><br />
　凄く印象に残ったのは、リーダーと仲の悪い、軍の高官が作戦の指揮権を争う場面のやり取りです。リーダーの事を「学生の頃は勉強しかとりえのない奴だったくせに、えらそうな事をぬかしやがって・・・。」と軍の高官が言うと、リーダーが「でも！今では美しい恋人もいるし、そんな学生フットボールのヒーローがこうして僕に頭をさげに来ているじゃないか」と言った場面です。私はそんなリーダーのような、地道に黙々と前進する男性を探しています（笑）。</p>

<p></p>

<p>==========================================</p>

<p><strong>■GTさん　20代　男性　（評価：３．０点）</strong><br />
　ちょっと敵が大きすぎて、銀河の危機のイメージが沸いてきませんでしたね・・・。なんか、映像からも危機感がなくって、だら〜っとしていたように思えました。CGはきれいでしたが、特にどうこういうようなものではなかったように思います。同じようでも、シルバーサーファーよりも15年以上まえのターミネーター2にでてきた液体金属T-1000のほうが、見せ方が上手かったように思います。全体的にはまあ面白かったのですが、ラストシーンでかなりしらけてしまったので、大幅マイナスしました。</p>

<p></p>

<p></p>

<p><br />
</p>]]>
</content>
</entry>
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<title>トランスフォーマー</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.pawanavi.com/cinema2/archives/2007/08/post_85.html" />
<modified>2007-09-28T10:58:40Z</modified>
<issued>2007-08-09T06:12:15Z</issued>
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<summary type="text/plain">■タイトル　トランスフォーマー ■監督　マイケル・ベイ ■製作総指揮　スティーブ...</summary>
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<dc:subject>劇場/洋画/SF</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.pawanavi.com/cinema2/">
<![CDATA[<p><strong>■タイトル</strong>　トランスフォーマー<br />
<strong>■監督</strong>　マイケル・ベイ<br />
<strong>■製作総指揮</strong>　スティーブン・スピルバーグ <br />
<strong>■出演</strong>　シャイア・ラブーフ 、ミーガン・フォックス 、タイリース・ギブソン<br />
<strong>■作品詳細</strong>　<a href="http://www.pawanavi.com/ccn/sub241.html">シネマセントラル延岡作品情報へ</a></p>

<p><strong>みんなの平均点→４．４２８点</strong></p>]]>
<![CDATA[<p>==========================================</p>

<p>シネマレビュー↓ <br />
※評価は５点が最高です！点数間隔は０．５点です。（平均が３点）<br />
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。</p>

<p>==========================================</p>

<p><strong>■<a href="http://www.pawanavi.com/staff2/archives/2005/10/post_9.html">パワナビ松田・４０代　男性</a>　（評価：４点）</strong></p>

<p>　この「トランスフォーマー」は大人・子どもに限らず、メカや車が大好きな”男子”なら、誰もががワクワクできる作品である。もちろん戦隊ものの合体シーンに心躍らされるメカ好きな女子ならOKだが、私は限りなく”男子（男の子）のロマンを刺激する”作品だと感じる。そんなことから「夏休みに”父と息子”で鑑賞」するにはもってこいの作品ではなかろうか？ただし、お父さん的には、この時ばかりは父親ではなく”男の子”にならなければならない。内容的には予告やCMで見る限り、SF戦争映画をイメージさせ、残酷なシーンなどがあるのでは？と思われそうだが、実際には究極の実写版ロボットアニメを見るようなものなので、子どもが見ても大丈夫である。血みどろの戦いや、きわめて残酷なシーンなどはない。逆にメッセージ性のある大人向けのSF映画と受け止めている方は180度違ったものだと認識しておいたほうがよさそうである。よって「ストーリーや設定が子どもっぽい・・・」なんて嘆いてみてもはじまらないので、そういう期待はしないほうがよい。何故なら、もともとが変形ロボット玩具を元にした「戦え！超ロボット生命体トランスフォーマー」というアニメーションの実写版なのだから・・・。</p>

<p>　まだ、この作品を劇場でご覧になっていない方も、既に予告やCMなどで、物凄いハイクオリティーなCGを駆使した戦闘シーンなどを目にしているかと思うが、実際に物凄いのである・・・。メカと人間、さらに背景や各種効果に少しの違和感もなく、質感だけでなく重量感や空気感などもCGから伝わってくるのだから驚きだ・・・。私も過去に「やれ、この映画はCGに頼ってばかりで・・・」などと御託を並べたりしたこともあったが、この「トランスフォーマー」を見た後は言葉もなかった・・・。また、これほどCGを多用している作品にもかかわらず、しっかりとロケをしているのも凄い。そういう面では、SF映画の中でもCGの使い方がうまく、何でもかんでもCGに任せず、しっかりとメリハリをつけて、CGに重きを置く部分は徹底的に作り込み、そうでない部分はきちんと実写で撮影していることから、よりCGに重みがでているように思われる。どちらかといえば今までは、実写ではどうにもならない部分をCGに任せていたイメージが強かったのだが、それとは逆に、CGを際立たせるために必要な限り実写を撮っているように感じられる。その結果、実写の部分が多くなっているのだから、製作費の事を考えると夜も眠れなくなりそうである・・・。とにかく、こういった作品が好きでない方も、評価しない方も、現在の「CG技術はここまで進化したんだ！」という部分だけを確認するために見ても決して損はしないと思う。</p>

<p>　そして、なんといっても「トランスフォーマー」はアメリカ映画でありながら、日本人むきなのである。それはどういった部分かといえば、アメリカ映画といえば、アクションにしろ、SFにしろ、ファンタジーにしろ、ただ単に圧倒的なド迫力で物凄い戦闘を繰り替えすシーンが豊富な超大作は多々あるが、基本的な見せ場はその部分であり、日本のアニメなどに見られる、戦闘の前に、わざわざ長い時間をかけて行う「変身シーン」がもう一つ・・・いや、それこそが見せ場という作品は少ない・・・。しいてあげれば超人ハルクや狼男・ドラキュラ系の作品がそれにあたるのかもしれないが、大よそアメリカにおける変身は日本のそれとは違いかなり直球勝負だといえる。たとえばヒーローものにしても、スーパーマンはスーツの下だし、スパイダーマンやバットマンは単純に変装・・・。X-MENやロボ・コップは街中でもそのまんまだし、ファンタスティック・フォーやミスター・インクレディブルはお揃いのコスチュームを着ているだけである。それを考えれば、日本のヒーロー＆ヒロインの変身術はアイデアが豊富である。アメリカにはウルトラマンのように変身で巨大化するヒーローはいないし、有名どころであるセーラームーンやプリキュアシリーズは、ある意味毎回の変身シーンが視覚的見せ場だといえる。そして、なんといってもロボットものの変形や合体に関しては世界最先端なのである。そんな事から、こと変身に関していえば、子どもの頃から様々なアイデアと身近に接している日本人は、世界でもまれ？な「変身・変形・合体博士」といえる。よって”変身・変形通”の日本人にとって、変形・変化を意味する「トランスフォーマー」という言葉がそのままタイトルになった作品であり、さらにロボットものとあらば、たとえ原作がどうであれ、これはもうあきらかに、我々に対する挑戦である（最近はコミックの世界でも日本の萌えキャラがブームだそうだからアメリカも負けていられないのである・・・笑）。だからこそ、この作品の見所は、一も二もなく”変身シーン”だといえる。スポーツカーや大型トラック、さらに戦闘機やヘリコプター、戦車がロボットに変化するのだが、その変形振りが実によく出来ている・・・。「ではどこがどんな風に？」といわれても中々言葉では表せないので、実際に作品をご覧になっていただくしかないのだが、アニメーションならいざ知らず、CGとはいえ実写としてこれほどの映像を見せられてしまっては、我々変身通の日本人もうならざるをえない・・・はっきりいって「脱帽」といえるだろう。</p>

<p>　ということで、この「トランスフォーマー」は、「父・息子」で鑑賞した後に、変身・変形シーンに関してはベテランであり、尚且つ世界的にみても優れた知識をもっている？お父さん方が、まだまだ経験の乏しい息子を捕まえて、「変身とは・・・」と同じ目線で熱く語ることが出来る、父と息子の友情を変身ネタで繋ぐ作品なのだ。だから、今回ばかりは、たとえ父親が少々お馬鹿に見えたとしても、かみさんと娘には、見て見ぬふりをしてもらいたい・・・。ちなみに、この手の作品でマイナス点などをあげればきりがないので、こまごまとしたものをかき集め、大雑把に見積もってマイナス1点ぐらいが妥当ではないか？と考えた。よって合計では５点満点中、４点としたが、変身・変形、CGに関しては５点である。144分という上映時間が気になるお父さんもいるかもしれないが、男の子ならあえて挑戦してみる価値は大である。また女の子が退屈しないように？設定されたラブストーリーはジョークと思ってみれば腹もたたないが、もう少しどうにかできないだろうか？と思ってしまうのが正直なところ・・・。メカ相手に「変身」をあれだけのエンターテイメントに仕立てあげたマイケル・ベイ＆スティーブン・スピルバーグをもってしても、女心の微妙な「変心」を描くのは至難の業のようである。CGを担当するデジタルスタッフをあと3人だけ削って、恋愛のエキスパートになりうる女性スタッフを1人雇ってみてはいかがなものか？</p>

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<p><strong>hのＨ君・３０代　男性　（評価：４．５点）</strong></p>

<p>　内容やテーマの深さなどを完全に無視した”SFジェットコースタームービー”と受け取れば点数的には高得点をつけることができます。最近ではハリウッド映画におけるCG多様の製作スタイルが問いただされる一面もありますが、ここまでやってくれると逆に気持ちがよくなってしまいます。もちろんCGのクオリティーは今まで見た同ジャンルの作品の中では「ピカイチ」だと感じました。特に変身（トランスフォーム）するシーンは最高によく出来ています。あくまでもヴィジュアルの主役はロボット達であることから、キャスティング的にジョン・ボイト以外に日本では有名な俳優が見当たらなかったですが、それがかえって変な違和感を受ける事なくヴィジュアルに集中できたのでよかったと思います（ここにトム・クルーズなんかが出てきたら何がなんだかわからなくなってしまうので・・・）。</p>

<p>　できれば点数は5点満点をつけたかったのですが、内容の深さは別として、ヴィジュアル的にサービスしすぎでストーリーよりもヴィジュアルが先走ってしまうような瞬間が多く感じられ、せっかくヴィジュアルのみで楽しもうとしているのに、余計な気を使ってしまうところがマイナスではないでしょうか？こういった作品は”一ひねり”しないほうがかえって気持ちいいと思うのですが・・・。まあ、それほどCGが凄いということもいえるので、その部分に関しては大きなマイナスとは考えません。</p>

<p>　作品を鑑賞された多くの大人の方は完全に”子ども向け”と受け取るでしょうが、きっとマジンガーＺやゲッターロボ、そして機動戦士ガンダムが好きだったお父さんは目をまるくすること間違いなしです！</p>

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<p><strong>■トドさん　20代　男性　（評価：５点）</strong></p>

<p>　こんなに凄いCGは見たことがありません・・・。はっきりいって目がついていけないほど凄いです。あと2回は絶対に見ます。</p>

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<p><strong>■のび子さん　20代　女性　（評価：３．５点）</strong></p>

<p>　映像はとても迫力があって面白かったのですが、主人公とヒロインの恋のお話はダメダメでした。あと、陸軍大尉役のジョシュ・デュアメルがかっこよかったのですが、長い上映時間のわりに意外と出番が少なめ・・・残念でした。</p>

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<p><strong>■りきさん　30代　男性　（評価：５点）</strong><br />
　こんな映像を見ることができるのなら、絶対に無理だと思っていたガンダムだとかエヴァンゲリオンなんかの実写版も見てみたくなりますね！特に戦闘機がロボットに変形し、また直ぐに戦闘機に戻り飛んでいくシーンや、道路を高速で走りながら変形し、アイススケートの滑走のように走る車型ロボットなどを見るとゾクゾクしてしまいます。たしかに大人の目からすれば突っ込みどころの多い作品ではありますが、そんな事を忘れさせてくれる夢が感じられます。</p>

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<p><strong>■FRさん　40代　男性　（評価：４点）</strong><br />
　CGもついにここまで来たか・・・そんな感じです。今までは、ぜったいどこかにアラが見えていたのですが、今回は映画館のスクリーンを見ている限りわかりませんでしたね・・・別にそんなところばかり見ているわけではないのですが（笑）。ただ、途中からどれが味方でどれが敵なのかわからなくなってしまうのが難点・・・もしかして私だけでしょうか？</p>

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<p><strong>■タクさん　10代　男性　（評価：５点）</strong><br />
　凄いです。はっきり言って、戦いのシーンは画面ばかりみていたので、何がなんだかわからないまま終わってしまいました（笑）。でも、凄かったです。もう一回見ます。今度はちゃんと字幕を読みます（笑）。</p>

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</p>]]>
</content>
</entry>
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<title>ダイ・ハード 4.0</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.pawanavi.com/cinema2/archives/2007/07/_40.html" />
<modified>2007-07-12T04:01:41Z</modified>
<issued>2007-07-12T01:37:34Z</issued>
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<created>2007-07-12T01:37:34Z</created>
<summary type="text/plain">■タイトル　ダイ・ハード 4.0 ■監督　レン・ワイズマン ■出演　ブルース・ウ...</summary>
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<dc:subject>劇場/洋画/アクション</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.pawanavi.com/cinema2/">
<![CDATA[<p><strong>■タイトル</strong>　ダイ・ハード 4.0<br />
<strong>■監督</strong>　レン・ワイズマン<br />
<strong>■出演</strong>　ブルース・ウィルス、ジャスティン・ロング、マギーQ<br />
<strong>■作品詳細</strong>　<a href="http://www.pawanavi.com/ccn/sub239.html">シネマセントラル延岡作品情報へ</a></p>

<p><strong>みんなの平均点→３．785点</strong></p>]]>
<![CDATA[<p>==========================================</p>

<p>シネマレビュー↓ <br />
※評価は５点が最高です！点数間隔は０．５点です。（平均が３点）<br />
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。</p>

<p>==========================================</p>

<p><strong>■<a href="http://www.pawanavi.com/staff2/archives/2005/10/post_9.html">パワナビ松田・４０代　男性</a>　（評価：３．５点）</strong></p>

<p>　　今回はまず点数から・・・。アクション映画という点において、この作品に「ダイ・ハード」という冠がついてなければ「ハリウッドだからこそ」という点で、高得点をつけられるのだが、1989年に日本公開（米は1988年）された「ダイ・ハード（1作目）」を、影響されやすい二十歳の時に見てしまった私としては、この作品を含め、以後の「ダイ・ハードシリーズ」とは肌が合わないようである。よってこの12年ぶりに制作されたシリーズ最新作「4.0」の点数は「3.5」とさせてもらった。</p>

<p>　とにかく「ダイ・ハード」は第1作目で全てがきちんと完結しているため、できればシリーズにはしてほしくなかったのだが、なってしまったものはしょうがない・・・。それでも、あ〜だこ〜だと言いながら、結局公開の度に劇場に足を運んでしまっているのだから、第1作目の影響は大である。「4.0」に関しては、第1作目を除いた2〜4.0の中ではある意味最も突き抜けた？作品になっていると言っても過言ではないと思う。何故なら今回の「4.0」では、「ダイ・ハード」ならではの「なんてついてないんだ・・・」「本当はこんなハズじゃなかったのに・・・」という部分がまったく感じられず、ジェット機に飛び乗ってしまうような人間離れというよりは、ほとんど「超人」ともいえるアクション？をベテランならではの風格でブルース・ウィリスがこなしてしまうからだ。もはや、まったくといっていいほど第1作目のように「遠慮気味な行動」はしていない。きっと今のジョン・マクレーンならゴッサムシティでもバットマンに並ぶヒーローになれるのでは？と、思えるスーパーマンぶりを魅せてくれる。</p>

<p>　そんな事から、「アメコミものじゃないんだから・・・」なんて思う場面に多々遭遇しつつも、大迫力の映像で最後まで押し通しているから、かえって気持ちいいくらいなのかもしれない。その爽快感たるや、現代のニューヨークを舞台にアクションからCGまで詰め込めるだけ詰め込んだ、「ハリウッドの見所全部魅せます」的な物凄さである。ロケもタップリあって、このような質感・重量感のある迫力は、映像・音響ともにSFやファンタジーものでは味わえないリアルさだ。また上映時間も1作目の131分に次ぐ長さで129分もあるのだが、ドラマ性の高かった1作目に比べ、かなりアクション寄りになっていることから、通常ならダラダラと長く感じられるはずなのだが、思ったほどではなく、時間を忘れて純粋にアクションにのめり込むことができると思う。そんな事から「ダイ・ハード」どうこうではなくアクション映画が好きな方は、どっぷりはまれると思うし、できれば音や奥行きを感じる事ができる劇場のスクリーンで見るべきだとも思う。ただ個人には前にも述べたように、「ダイ・ハード」でなければ、ありえないシーンも笑って済ませることができるかもしれないのだが、「ダイ・ハード」という冠がついている以上、様々な期待をしてしまうのである。きっと制作サイドは過去の事などは引きずっておらず、日々進化しているのだろうが、こちらとしては、あのインパクトをおいそれと忘れることはできない・・・少なくとも自分は過去を引きずりながらスクリーンに向かってしまうのだ。そういう面からも、あれだけの事をして守ってきた奥さんが、今回はまったく蚊帳の外なのも少々気になってしまう・・・。</p>

<p>　ということで、大迫力のアクションは見る価値十分であるが、「ダイ・ハード」らしさが薄れてしまったのがマイナスポイントとなってしまった。さらにそれ以外で少々気になる点をあげると・・・今回の作品「4.0」は、そのタイトルの「.0」からもわかるように、ITそのものがテーマになっている。戦いの構図も、最先端のテクノロジーを駆使する文科系の若者と、完全にアナログ人間の体育会系オヤジとの対決となっており非常にわかり易い。しかし「サイバーテロ」を扱っている関係上、ITの専門用語が頻繁にでてくるので、ITと聞くだけで鳥肌が立ってしまう方にとっては少々難しい言葉が多く使われているのが難点だと感じた。こういった作品なだけに「スカッとしたい」という理由で劇場に足を運ぶ方も多いはずで、きっとITを苦手としている方もかなり多いと思われる。そのようなことから、その辺の問題が人によっては爽快感を半減させてしまったり、テンポを悪く感じたり、説明不測感をもったりするかもしれない。ランボーのようにわかりやすくはないということである。当然それらを解消するために、マクレーンの傍らには、常に行動を共にするハッカーの若者マットがいてマクレーンに様々なITに関する説明をしたり、その他でも途中に解説的なシーンが入ったりするのだが、当然の事ながらそれに時間をとられているような部分も見受けられる。とはいえ、長時間にわたり専門用語講座が出来るわけもないので、ある程度はそれらの説明も簡略化もしなければならず、ITに詳しい人にはもどかしく、そうでない人にはわからないという部分が多々あったように感じられた。まあ、これに関しては実社会でも同じ事が起こっていると思われるのだが・・・。ともあれ、「なんかよくわかんないけどコンピューターつかって凄いことしてるぞ！」というのは、十分伝わっていると思われる。</p>

<p>　そしてITとは別に、個人的に面白かったのがマクレーンを追いかけるテロリストの刺客役のランドを演じるシリル・ラファエリである。彼は子どもの頃からサーカスのアクロバットや様々な武道に勤しんだりと、本格的なスタント業をこなす事ができる、その道（アクション）にかけては本物である。それらの本格的な体当たりアクションは映画「アルティメット（Banlieue 13 ）」を見ればよくわかるのだが、くしくもその作品の中でシリル・ラファエリは、今回のブルース・ウィリスのようにスキンヘッド（もともと）で警官（潜入捜査官）の役を演じている。比べるべくもないのは分かっているのだが、「アルティメット（Banlieue 13 ）」でのシリル・ラファエリ身体能力を見てしまうと、今回のようななんでもありの内容になるのなら「いっそのこと、シリル・ラファエリがメインだったらどうなっていたのだろう？」などと、不純なことを考えてしまったりもする。</p>

<p>　人間離れといえば「ダイ・ハード」の第1作目が日本で公開された1989年当時、アーノルド・シュワルツェネッガーが人間離れした肉体でプレデターと格闘したり、同様にシルヴェスター・スタローンの「ランボー・シリーズ」が3作目の「怒りのアフガン」に突入したり、当時のハリウッド大作アクション映画で日本受けするものといえばマッチョ＆タフネスなものばかりだった。刑事ものにしたってそれまでにあったような、人間の内面を描くようなものは引っ込んでしまい、変わって上記2人が演じた「ゴリラ」や「コブラ」をはじめ、メル・ギブソン主演の「リーサル・ウェポン（1987）」などの「スーパー・コップ」ものが、表向きにはもてはやされていた時代である。そんな中で公開された「ダイ・ハード」の主人公ジョン・マクレーンは、決してスーパー・コップではなく、進んで危険を冒す、好む、ようなキャラクターではない。さらに、一つひとつのアクションにしても、きちんと「何故そうしなければならないか？」といった意味があり、視覚的な楽しさだけでなく、同時に脳みそも充分楽しませてくれる内容のものだった。そしてマクレーンだけでなくテロリストや人質達を含め、それぞれが「なかなか思うように事が運ばない」といったイライラや焦りが、常に画面に緊張感をもたせていたのも、他のアクション映画とは異なり当時はとても新鮮に感じた。特に敵味方に関係なく、緊迫状態がつづく中での登場人物達による心理の探りあいが面白く、また極限状態で搾り出されるアイデアの数々にはハラハラさせられた。話が戻ってしまうが、しかし「4.0」に関しては、早い話が「リーサル・ウェポン」的でないのが「ダイ・ハード」らしさ、良さだったのに、何故か「リーサル・ウェポン」的になってしまったという事である。当然、映像的には大げさなアクションの度合いも大幅にスケールアップはしているのだが、逆に「らしさ」という部分では確実にダウンしているように感じられたのが残念である・・・。そんなことから、アクション以外の部分で「ダイ・ハード」に魅力を感じていた、過去を引きずっている私のようなタイプは少々肩透かしにあってしまうかもしれない。逆にマクレーンのスーパーマンぶりに満足ができる、進化型の方々にしてみれば充分お釣りが帰ってくると思う。<br />
　　<br />
　作品中でちょっと印象に残ったシーンがある。それはハッカーの若者マットが、銃撃戦をかいくぐり傷だらけになりながらも自分を守ってくれた血だらけのマクレーンに対して「あんたやけに冷静だな・・・俺はビビッタよ・・・こういう状況に慣れてるってわけかい？俺はあんたのような英雄にはとてもなれない」という言葉対して、マクレーンは「かみさんに逃げられて、娘には軽蔑されている男が英雄だって・・・？俺は別に英雄なんてなりたくない・・・。誰か代わってくれるのならそうしてもらいたいが、あいにく誰もいないから俺がやっているだけだ・・・。」とセリフは正確ではないが、大よそこのような会話をする。よくよく考えて見れば「こちらブルームーン探偵社」や「ダイ・ハード」で世にブルース・ウィリスの名を轟かせはじめた公開当時から約20年たった今でも、つねに第一線で活躍しつづけ、その間には様々な話題作に主演として看板を背負い、「アルマゲドン」では地球の危機を救い、「シックス・センス」では霊魂になり、「シン・シティ」では心臓病に苦しみながら女性のために戦っていたことを思うと、今となってはある意味”慣れ”どころか”なんでもござれ”である。銃撃戦やジェット機に飛び乗る事はおろか、死んでも死なないくらい「アンブレイカブル」で証明している・・・。そんな事を血だらけでブスッとした表情で若者に語る、マクレーン・・・いやいやブルース・ウィルスが「ダイ・ハードだけじゃなくいろんな事をやらされてきたんだよ！」と言いたげで、なんだかとても可笑しかった。</p>

<p>　そういえば、1946年生まれのシルヴェスター・スタローンは60才にして自身の分身ともいえる「ロッキー」の第1作目を回顧するような作品「ロッキー・ザ・ファイナル」を制作したが、原題は「Rocky Balboa」とまさにその物ズバリで、シルヴェスター・スタローンの気持ちの入れようがよくわかるし、作品からもロッキーに対する様々な思い入れが伝わってきた。そして、ちょうど10才年下で1955年生まれのブルース・ウィルスは、ロッキーでいうなら教え子のトミー・ガンとストリートファイトをしている時期だろうか・・・？もしかして、あと10年もしてブルース・ウィリスが60才を迎える頃、「ダイ・ハード」の原点を回顧するような作品を制作するのだったら観てみたいような気もするのだが・・・。ブルース・ウィリスしかり、シルヴェスター・スタローンしかり、あの年齢でよくあれだけの動きができるものだと感心してしまう。</p>

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<p><strong>■<a href="http://www.pawanavi.com/staff2/archives/2005/10/post_11.html">パワナビ甲斐・３０代　男性</a>　（評価：４．０点）</strong></p>

<p>　４作目を向かえたダイハードシリーズは前回から１２年。はっきり言っ て前作の詳細は覚えていません・・・タクシーでセントラルパークを走り回ってるところくらいでしょうか（笑）前作のストーリーを見ると、犯人に名指しされて戦うことになりましたが、今回はジョンからすればよくわからない世界の「ハッカー」を連行するよう命令されて、しぶしぶと現場に向かう事から事件の中枢に引き込まれていきます。激しいアクションだけでなく、「笑い」の部分も見所のこの映画では、しょっぱなから「サイバー」な世界にはほど遠いジョンと、ハッカーとしてはブラックリストに載るような男との会話がとても可笑しいです。この手の笑いは全編に渡ってちりばめられています。例えば、車のスターターを直結させてエンジンをかけようとするジョンですが、最新のセキュリティシステムの前では、昔ながらのその手が通用しなかったり、既に居場所を突き止められているのに、WEBカメラを手で隠してみたり・・・声は筒抜け（笑）。これはジョンを通して時代の流れをうまく描いている部分でもあるとおもいます。そんなある意味「時代遅れ」のジョンの今回のパートナーは、連行したはずのハッカー。といっても、初めからそんなつもりではなくても、次第にベストタッグになっていきます。ハッカーが知識を使えばジョンが体を使う。ジョン一人では到底解決できそうにない事件ですが、このタッグによって、ストーリーが現実的になって事件解決へと向かっていきます。もちろん、人間の肉体的な事を考えれば「超」がつくほど不自然ですけど（笑）　しかし、不自然といっても、ダイハードのお楽しみはやっぱり、ありえないハードなアクションシーン！今回もドガンドガンと楽しませてくれます。予告編などにでて来ますが、車でヘリコプターを落としたり、トレーラーで最新戦闘機と戦ったり。銃撃戦もたっぷり、生身の肉弾戦ももちろんありのアクション全部入り！インターネット関連の言葉が少々意味不明でも十分に楽します。どんな時代のどんな相手でもジョン流の戦い方で解決に向かう姿は、深く考えれば、流行ものに流されないで、信念もって生きていけや！というメッセージとも受け取れます。もちろん、今回の映画でもCGは沢山使われていますし、CGが無ければありえないシーンも沢山ありますが、あくまでもジョンありきの映画ですので許されてしまうような気がします。そもそも、事件の起きている場所と、撮影された場所がまったく違うそうですから・・・（事件は東海岸、撮影の殆どは西海岸）最後に気になるのがやはりタイトルの「4.0」。「4」じゃなく、「4.0」なんか意味がありそうな・・・因に点数も4.0です（笑）やはり、サイバーテロだけに、パソコンのソフトなんかのバージョンぽくしたのでしょうか？「WEB2.0」とか言いますしね・・・はたまた、近いうちに4.5とかあるのか（笑）でも、もう、映画になりそうな敵が残っていないような気もしますが。！</p>

<p></p>

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==========================================</p>

<p><strong>■Mさん　60代　男性　（評価：４点）</strong></p>

<p>　面白かったですよ。シリーズ通してのアクションも健在だし、ブルース・ウィルスの年齢もうまく生かされていると想います。ただ、自分としては専門用語などが解らない部分もあり、本当は笑う場所なんでしょうけど、よくわからなかったりしました・・・。これはしょうがないですね　笑）</p>

<p></p>

<p>==========================================</p>

<p><strong>■Hさん　60代　女性　（評価：４点）</strong></p>

<p>　映画の中とはいえ、あの年であのアクションをこなすのはすばらしいですね。犯人グループのやってる事なんかは細かい所は解らなくても、その結果起きた事件にたいしてどう対抗するかが見所だと思うので、十分楽しめ ました。</p>

<p></p>

<p>==========================================</p>

<p><strong>■モーブさん　20代　女性　（評価：５点）</strong><br />
　過去のダイ・ハードシリーズは見たことないので、初めての体験でしたが、メチャメチャ面白かったです。こんな大迫力なアクションは見たことないって感じでした。特に、主人公を追いかけてくる、テロリスト（シリル・ラファエリ）の動きが人間技とは思えませんでした。テロリストの女性（マギーQ）もとってもきれいでスタイルもよく見ていて「いいな〜」って思いました。たしかミッション:インポッシブル3に出ていた女優さんですよね？個人的にはミッション:インポッシブル3と同じくらい面白かったです。</p>

<p></p>

<p>==========================================</p>

<p><strong>■チャーリーさん　40代　男性　（評価：２．５点）</strong><br />
　ん〜確かに、迫力はあるけど、これはもうダイ・ハードじゃなく別ものですね・・・。ブルース・ウィルスもスキンヘッドで迫力を増しているんだけど、でも、ダイ・ハードに関してはそうではないと思うんですよね・・・。なんていうか、我々にちかい心のバランスを持っている主人公が、勇気を振り絞って戦うのがダイ・ハードの魅力なわけで・・・。こういった内容なら、ジョン・マクレーンの役は他の役者でもいいような気がします。</p>

<p></p>

<p>==========================================</p>

<p><strong>■エビさん　40代　男性　（評価：３．５点）</strong><br />
　単純に面白かったですよ！でも、１作目を超えるのは不可能だね☆質がまったく違うし。この点数は１作目を５点と考えた時の点数です。</p>]]>
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<title>パイレーツ・オブ・カリビアン / ワールド・エンド</title>
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<modified>2007-06-02T14:52:49Z</modified>
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<created>2007-06-01T00:11:13Z</created>
<summary type="text/plain">■タイトル　パイレーツ・オブ・カリビアン / ワールド・エンド ■監督　ゴア・ヴ...</summary>
<author>
<name>blogpawanavi</name>
<url>http://www.pawanavi.com</url>
<email>info@pawanavi.com</email>
</author>
<dc:subject>劇場/洋画/アクション</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.pawanavi.com/cinema2/">
<![CDATA[<p><strong>■タイトル</strong>　パイレーツ・オブ・カリビアン / ワールド・エンド<br />
<strong>■監督</strong>　ゴア・ヴァービンスキー<br />
<strong>■出演</strong>　ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ <br />
<strong>■作品詳細</strong>　<a href="http://www.pawanavi.com/ccn/sub238.html">シネマセントラル延岡作品情報へ</a></p>

<p><strong>みんなの平均点→３．285点</strong></p>]]>
<![CDATA[<p>==========================================</p>

<p>シネマレビュー↓ <br />
※評価は５点が最高です！点数間隔は０．５点です。（平均が３点）<br />
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。</p>

<p>==========================================</p>

<p><strong>■<a href="http://www.pawanavi.com/staff2/archives/2005/10/post_9.html">パワナビ松田・４０代　男性</a>　（評価：２．５点）</strong></p>

<p>　前作<a href="http://www.pawanavi.com/cinema2/archives/2006/07/post_73.html">「デッドマンズ・チェスト」のレヴュー</a>を書いたときに、「3部作の2作目というのは中々評価がしにくいからとりあえず３．５点・・・」などと半ば逃げていたような部分があったのだが、3作目を鑑賞後に感じたのは大幅なポイントダウンだった・・・。率直にいえば、1作目、2作目、3作目と回を重ねるごとに、この物語の象徴である、ジョニー・デップ演じる、キャプテン・ジャック・スパロウの魅力が半減しているように感じられる・・・。確かに、ストーリー的にみれば、ジャックだけではなく、オーランド・ブルーム演じるウィルや、キーラ・ナイトレイ 演じるエリザベス、さらにはその他の人物達も重要だといえるのだが、それでも、やはりこの作品はジャック・スパロウが、かっこ悪い部分も含めてかっこ良くみえるかどうかがカギなのである。そして本来なら1作ごとに物語の本質に向かっていく中で、徐々にストーリーの贅肉がそぎ落とされていかなければならないのに、逆に贅肉がついたまま終盤を迎え、結果ストーリーの芯が見えなくなっているのが気になる。今回鑑賞した、3部作の最後をかざる「ワールド・エンド」はその最たるもので、一見、全てに決着がついたかに見えるが、その実は何も解決しておらず、終わってみればただ散漫なだけで、本来なら簡単に子ども達でも理解できるはずの内容を、いたずらに複雑化したような印象が感じられる。過去にジョニー・デップは「この役づくりは子ども達のためのもの」と語っていたが、作品自体から「子ども達へ」という気持ちが感じられるのは1作目だけではなかろうか？上映時間も170分と非常に長く、さらに、冒頭のちょっと残酷なシーンなどは本当に子ども達を意識しているのだろうか？と思われる部分がある。また、ストーリーはさておき視覚的に子ども達を魅了し、夢を与えるなら、もう少し配色なり、テンポなりを考える必要があったのではなかろうか？まあ、今さら「パイレーツ・オブ・カリビアン」を子ども向けの映画などとは誰も思っておらず、この映画のマニア達も子どもというよりは、むしろ大人で、1作目の大ヒット以降の2・3作目はどちらかといえば、完全に大人を意識した商業映画となっているのは周知の事実ではある。かといって、決して役者や制作者達が手を抜いているということではなく、むしろ映像やアクションシーンは大迫力なのだ。だから、これほどややこしくしなくても、「ブルース・リーがカッコいいから燃えよドラゴンが好き！」というぐらいで十分だったように思われる・・・ブルース・リーのかっこ良さは、ストーリーに贅肉がないから際立つのだ。それと同様に、そのくらいジャック・スパロウには魅力があったハズではないだろうか？必要以上に登場人物があふれ、必要以上にファンタジー的な要素が絡んだおかげで、重要なキャラクターの切れ味が半減したように思われる。</p>

<p>　とにかく私は2作目、3作目と1作目は別物と考えたい・・・。明らかに2作目、3作目には1作目に見られる切れや、キャラクター達の気持ちよさがない・・。エピソードを詰め込むという事に関しては、このような展開になってしまった以上、もうそこしかよりどころはなく、ジャンルは違うが、スター・ウォーズやロード・オブ・ザ・リングなども同じではある。しかし、パイレーツ・オブ・カリビアンとスター・ウォーズやロード・オブ・ザ・リングが大きく違う点は、どちらも全編を通して、何のために今戦っているのかが明確であり、敵・味方のカラー（特質）がはっきりしていることだ。スケールが壮大になればなるほど、マクロでのシンプルさが重要になる。逆に、一般的には悪党とされる海賊が主人公のこの物語は、「ジャックは敵なのか味方なのかわからない？」という部分が面白いところでもあり、シンプルすぎない微妙なお洒落感が気持ちいいため、あまりスケールを壮大にしすぎない方がジャックのテイストをしっかりと嗅ぎ分ける事ができるのだ。大げさに言えばその部分だけでも十分に面白いハズなのだから、ストーリーや脇役はシンプルなほうがジャックが際立つと思う。そのタイトル通り、「カリブ海の変わり者ジャック・スロウは、敵か味方かわからない気まぐれな海賊・・・」ぐらいのほうがかっこいいと思える。むしろ、ジャックというキャラクターは、壮大なスケールの中に入れば入るほど、その神秘さは影を潜め、どんどん魅力が半減してしまうのである。こういうタイプは壮大なスケールの中では、脇役になってしまう・・・ちょうど、スターウォーズのハン・ソロ（ハリソン・フォード）がそれにあたるだろう。確かにハン・ソロは魅力的だが、脇役だからこそ魅力的に見えるのである。やはりジャック・スパロウはルパン三世のように粋なこそ泥であってほしかったのだが、まあ世の中のいろいろなものが、そうはさせてくれなかったのだろう・・・。</p>

<p>　そんなことからただでさえ、ひねくれ者で自由奔放なジャック・スパロウが物語の核を担っている以上、生きているだけで混乱をまねくのは必至であり、なによりそこがジャックの魅力なわけだから、野放しにしておけばスケールアップするに従い、だんだん、収集がつかなくなるのはあたり前なのだ。したがって、話をどんどん膨らませていった2作目をみて、私は「この後、ジャックのキャラクターを活かしつつ、いったいどうやって話をまとめるのだろう？」とその部分を3作目にゆだね、半ば逃げるように2作目の感想をやり過ごし、今回の「ワールド・エンド」に挑んだのだが、その期待は見事に裏切られてしまった・・・。実に、3部作の最後だというのに、今までで一番ジャックに切れ味が感じられず、そのせいか全体的な輪郭もぼやけたまま終わってしまった・・・。すでに、ご覧になった方はどのように感じられたかはわからないが、個人的にはジャックの魅力を引き出せなかった部分を"ジャックの数"や"キース・リチャーズの出演"でごまかしているような気がしてならず、その結果、ジャックのコミカルな動きすら鼻についてみえてしまったのが残念である。確かにCGはものすごいものがあり、それだけで満足できるなら満点でもいいし、また、この作品の裏の裏まで理解できるマニアならぽっかり空いた隙間を映画館で鑑賞している短時間で埋めてしまえるのだろうが、私のようなものにとってはジャック・スパロウの魅力がそのままパイレーツ・オブ・カリビアンの面白さに繋がるのだから、さえないジャックをみればおのずと点数も低くなってしまうのだ・・・。決してジョニー・デップ演技の事を言っているのではなく、作品全体のバランスが悪いから、ジャックの立ち位置がぶれてしまっているということである。</p>

<p>　話がちょっとそれるが、今回私は「パイレーツ・オブ・カリビアン / ワールド・エンド」の鑑賞を通して、長年の映画鑑賞人生で初めてといえる体験をしたので、少々触れておきたい・・・。映画館の窓口でチケットを購入し、劇場内に入場するさいに、チケットのもぎりをしてもらう・・・とその時、おもむろにハガキを一回り大きくしたサイズの読本を手渡された・・・。二つ折になっているのだが中面はシール状になっており、意識的にはがさないと見れなくなっている・・・。表紙には「パイレーツ・オブ・カリビアン / ワールド・エンド〜もう一度観たくなる読本」と書かれており、裏面はキャラクター相関図が写真入りで掲載されている。前記のとおり中面はシールをはがさない限り見れないのだが、表紙にはタイトル以外に、今回鑑賞する上で注目すべき項目があげられており、さらに注意書きとして、「中面は必ず鑑賞後にお読みください」「本編はエンドロールが終わるまでじっくりとご鑑賞ください」と書かれている。</p>

<p>　インターネットからの情報発信が当たり前となっている今日では、上記のような「相関図」や「見所」はマニアでなくとも、ちょっとしたファンならチェックすろであろうものなのだが、チケットのもぎりのさいに、このような読本をもらった覚えは過去にない・・・。今までなら、こういったものは映画に共感できた人などが有料でパンフレットを購入するのが常識で、見所ならチラシだけで十分である。ましてや、理性に負けてしまいシールをはがしてしまえば「ネタばれ」の危険が大である読本を、鑑賞後ではなく、あらかじめ手渡したり（公式な配布なので映画館の方を悪く言っているのではない）、本来なら制作側の手腕によりラストシーンからエンドロールに繋ぐ時点で期待値をあげていかねばならない”エンドロール後のワンシーン”を、印刷物によって、「本編が終わってからも席を立つな」とあらかじめ促すなんて前代見物である。その時私は素直に「エッここまでしなければならない映画ってなんなの？」と思ったが、みなさんはいったいどう感じていたのだろう？上映までのわずかな間、席にすわりこの冊子？についていろいろと考えていた・・・。まあ、よくよく考えれば、私の頭が古いだけで、これはもう映画であって映画でなく、参加型のアトラクション、またはロールプレイングゲームの一部と化しており、こういった紙資料も楽しむための重要なアイテムなのかもしれない・・・。入場時に配られた「読本」を、「ゲーム攻略本」と考えれば納得がいくではないか？さて、作品鑑賞後、晴れてその「もう一度観たくなる読本」を読んでみたのだが、確かに、この「読本」を熟読し、もう一度鑑賞すれば、少しは納得できる部分が増えるであろう事が判明した。ゆえに、この本の存在は、ゲームで言うところの「攻略本」と私は認識している。ゆえに、上映前に攻略本が渡される映画に初めて出会ったのである。</p>

<p>　鑑賞後、こういったアプローチを、一部のファンおよびマニアの方達はどのようにとらえているのだろう？と思い、様々なパイレーツ・オブ・カリビアンをマニアックに語るインターネットサイトを閲覧してみた。どうやらマニアの方々はそうした複雑な部分を、何度も鑑賞し、紐解き、自分ならではの仮説をたて、ネット上で議論しあい楽しんでいるようである・・・。人によっては、「X万円分は見に行く」なんて意見もあったり、とにかく「分かりにくい映画だ」と言いつつ、何度も劇場に足を運ぶリピーターの数もかなりのものなのである。確かにインターネットやDVDによって映画のあり方や価値観も変わり、単純に多くの人々に劇場に足を運んでもらうのと同時に、いかにして1人の人間から入場料以外の部分で多くの収益を上げられるかといったトータルな部分が重要視される今日では、正直いってマニアックなファンの心理を上手くついていかなければ、売り上げに直結しないだろう。昔と違い「さあいい映画造りましたよ！」というだけではどうにもならない時代である。もちろん、いい映画であることに越したことはないのだが、それよりも、その前後の仕掛け・戦略が同じくらい重要なのである。スキーやスノーボードでいえば、それ自体を楽しむだけでなく、ホテルのサービスや環境、移動中のバス内の雰囲気まで含めて、トータルで面白くなければならないのである。そのためには、言い方は悪いが、内容のよし悪しはさておき、様々な企業がのっかりやすい条件が揃えば揃うほど、何もかもが大幅にアップしていくのである。そんな事から、映画の内容そのものが「面白いから行く」とか「つまらないから行かない」といった口コミ的価値基準での判断ができにくくなっており、結果、まるで映画の公開が年に一度の初詣のようなイベントと化しているのである。だから大作になればなるほど、イベント思考が強くなるのもわからなくもない・・・。私のようなオジサンにとって、映画は、楽しみを与えてくれるものだと勝手に思っていたが、一方では、自分なりの楽しみ方を見つけられる仕掛けの多い映画が人気なのである。私はどうしても、それらの仕組みがロールプレイングゲームとかぶってしまうのだが、そんなロールプレイングゲームも人気なのだから、ごく当たり前のことなのだろう。</p>

<p>　まあ、そのような業界の流れは今にはじまったことではないのだが、改めてこんな「攻略本」を渡されると、なんとなく「本当にそうなっちゃんたんだ・・・」という思いがこみ上げてくる。たとえば、あまり売れそうにない映画が新しい試みとしてやっているのではないことが衝撃的なのだ・・・。天下の「パイレーツ・オブ・カリビアン」がコレをやったことで、これからは、これがスタンダードになりうる。もう、今後は「ネタバレ」などに目くじらを立てる場合ではなくなるのだ・・・。逆に考えれば、「ネタバレ」をどのように利用するかのセンスが問われる時代なのである。</p>

<p>　映画の更なる商業化により、我々はハリウッド映画のDVDを非常に安価で手に入れることができるようになったわけである。私の子どもの頃ならコピーフィルム1本が何万円したかわからない・・・そんな事から価値は変わってしまったが、劇場に足を運ぶことにとらわれさえしなければ、なんらかの形で映画が見られているという状況は上がっているはずである。言い方をかえればビデオやDVDにより、映画が近くなったともいえなくない。ただ、それに伴い、楽しみ方が変化しているのは事実である・・・。だからこそ、今の時代、売れる（売る）作品は確実にDVD販売までを意識しなければならず、映画ファンにも「劇場派」「自宅派」がいても当たり前の時代なら、「話題性のある難解な作品」は劇場ではなく、何度でも納得がいくまで観れるDVDを選ぶ人がいてもおかしくはないし、劇場にも足を運び、さらにDVDも購入する人からすれば、そのくらい難解なほうが長期に渡りたのしめるというものである。映画館としては動員数が減るのはたまらないが、制作・販売サイドとしては、どちらにせよ売れればいいのである。そんな事から、映画もエンターテイメントの一つと考えれば、話題になって、売れて何ぼであり、しっかりと商業化され、最終的に、DVDの価格の低下や、特典映像の追加などのサービスでファンに還元されれば問題はない。私は前々から、ドラマとリンクしている映画が嫌いなのだが、それだって、今や当たり前の手法なのである・・・。ただひたすら劇場のスクリーンと向き合っていた時代とは、映画に対する価値観が急速に変化しているのが身にしみる。</p>

<p>　そして、私が「パンフレット」ではなく「攻略本」と判断した「もう一度観たくなる読本」を劇場窓口で渡され「なんでこんな本が必要なわけ・・・？」と感じてしまったこと自体が、もしかしたら大きな時代錯誤であり、今回のような感想を書いてしまったこと自体、未だに「野球は王、長島だろ！」と言っているようなものかもしれない。時代はイチロー、松井、いやそれすらも遅れているのかもしれないのに・・・。ただ、昔ながらのオッサン的楽しみ方のほうが、いくらか私の性に合うのも確かで、それをと思うと「年をとったな〜」「今自分が10代ならこんな事かんがえないんだろうな〜」と守り？に入ってしまった感のある自分に少々寂しさを感じるのである・・・こういう事を「のりが悪い」というのではないだろうか？今思えば、1970年代に、決して子ども向けではない「ダーティー・ハリー 」や「燃えよドラゴン」といった映画を、子どもだった私がなんの攻略本もなしに見てシビレル事ができたのだが、最近はシビレル事がなくなった・・・。確かに、あまりにも先走りの情報が多すぎる今日だけに、衝撃の度合いは減ってもおかしくはない。それに加え、単に自分がいやな大人になってしまっただけというのもあるだろう。ただ、なんとなく薄っすらと期待しているのは、そうした商業化が進めば進むほど、おのずと、それに反発する分子も浮き彫りになるため、自分の居心地のいい場所を探すのも楽になるのではないかということだ。<br />
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<p><strong>■<a href="http://www.pawanavi.com/staff2/archives/2005/10/post_11.html">パワナビ甲斐・３０代　男性</a>　（評価：４．５点）</strong></p>

<p>　あーーーー。ついにパイレーツ・オブ・カリビアン三部作が終わってし まいました。第一作目の「パイレーツ・オブ・カリビアン呪われた海賊たち」に出会ったのは2003年の事。映画館で新聞型のチラシを見たのがきっかけでした。クネっとからだをくねらせたキャプテン・ジャック・スパロウ（ジョニー・デップ）が一面にでーーーーんと構えていた。「なんだこりゃ？」と想いながらその風貌に魅せられて、その時見ようと想っていた映画より気になってしょうがなくなったのを今でも覚えています。そして、公開。ディズニー映画だと知ったのは映画を見てからでした（笑）のっけからジャックの言動に完全にノックアウトまさかこの年で「海賊になりてー！」って想うとは・・・とハマりまくった「パイレーツ・オブ・カリビアン呪われた海賊たち」。と、ここまでは前回の感想でも書きましたね（笑）そして、<a href="http://www.pawanavi.com/cinema2/archives/2006/07/post_73.html">昨年公開の第二作目「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」</a>。自分にとっても待望の続編でした。言われなければディズニー映画とは思えないような演出や内容もありますが、逆にもっとディズニーっぽいと、ここまで大人はハマらないのかもしれませんね。そして「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」では「おいちょっとまてーーー！」と言いたくなる謎というか、続編への期待を煽るあまりにも理不尽なエンディングがありましたね。あれはあんまりでした。（笑）そして、2007年ついに「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド」が公開。すでに、次回作の話などが飛び交ったり、公式のパンフレットにもそんな内容の事が書いてあったりで「嬉しいけど微妙」な気持ちで見て参りました。そして、全ての謎が解けるはずのこの「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド」ですが。個人的には謎が深まるばかり・・・。しかも、その「謎」がストーリー的な部分だけでなく制作者側への「謎」が多かったのが率直な気持ち。発売されている読み物なども熟読している方はサイドストーリーなども知っていて細かい部分まで楽しめたようですが、そこまで入り込んでいないと、おそらく「よーわからん」ということになりそうな気がします。深く掘り下げてほしい部分が以外とあっさり描かれていたり・・・その割には中盤になんだかバタバタと詰め込まれた感じがしたりと、ちょっと残念な部分もありました。ファンサイトなどを見ると吹き替えと字幕で重要な部分の訳のニュアンスが違うみたいなのでなんとも言えないところではありますが。　それにしても、やはりジャック船長は相変わらずの風貌で逃げるは、ぼけるは、裏切る（見せかけ？）はで楽しませてくれます。決めるとこは決めますしね。いろんなマイナス要素を吹き飛ばしてくれます。そして、ウィルターナー（オーランド・ブルーム）とエリザベス・スワン（キーラ・ナイトレイ）の存在が大きくなっていましたね。途中はこの二人の物語のような感じもするくらいでしたよ。あぶないあぶない（笑）。存在が大きいといえばキャプテン・バルボッサ（ジェフリー・ラッシュ）。今回の陰の主人公とでも言いましょうか？大活躍です。呪 われていなくてもやってくれます。海賊同士の関係など複雑でよくわからない部分も沢山ありますが、三部作を通して奇麗に筋の通った部分だけみているととっても面白い映画であるのは確かです。この三作目の複雑さで惑わされると、ちょっと評価が落ちそうな感じもします。こんな自分の浅い感想が続いているのも内容を書くとネタバレしそうですし、マイナスの言葉が沢山出てきそうだからなんです。といっても「好きだから」こその部分ではあります。「もっと見せろ！」と言う事でもあります。ついに三作目が見られた嬉しさと終わった寂しさと、制作者への「謎」が入り交じっている現在です。一作目に感じだ興奮まではありませんが、やはり、他の映画を見た後とは違う物を感じます。新キャラが登場したり、他のキャラクターの存在が強くなったりしてもやはり「キャプテン・ジャック・スパロウ」！よくも悪くもこの人がいれば成立します。親父役のあの人も登場します。兎に角一にジャック、二にジャック・・・で楽しみました。さぁ、次は若さの泉を手に入れるためカルフォルニアへの冒険だ！　ってそこにはディズニーワールドがありますね・・・単なるネタなのか。</p>

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<p><strong>■H2Kさん　20代　男性　（評価：３点）</strong></p>

<p>　ん〜かなり楽しみにしていたんですけどね・・・。僕的には、最後だからもっとスッキリした方向に向かうのだと思っていたのですが、意外にもグダグダになったような印象があり、その部分が大きなマイナスですね・・・。前作からエリザベスがかなり活躍しているのですが、彼女の妙な関わり方がかえってストーリーをごちゃごちゃにしていっているように思います。毎回、毎回、コンピューターグラフィックには驚かされるのですが、ちょっと尻すぼみではないでしょうか？個人的にとても好きな作品だけに、コレで終わりといわず、ぜひリベンジしてもらいたいと思います。ちなみに、1作目は5点、2作目は4点、今回は期待していただけに、ちょっとがっかり3点です。</p>

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<p><strong>■くまさん　20代　女性　（評価：４点）</strong></p>

<p>　ちょっと長すぎたように思いますが、全体的にはたのしかったです。特にオーランド・ブルームがカッコよかったのがいいです。その分なのか？ジョニー・デップの影が薄れていたような気がします。マイナス点は、預言者のティア・ダルマの設定があやふやだったところです。</p>

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<p><strong>■TRFさん　30代　男性　（評価：４点）</strong></p>

<p>　私は1作目からのファンで、パイレーツ・オブ・カリビアンの世界が好きなので、素直に大迫力の映像を楽しみましたね！特にラストの戦闘シーンの臨場感は「凄い」のひと言です。ただ話が2転3転して、終止間に欠けていたところがマイナスです。3部作といっていましたが、絶対に次があると思います。</p>

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<p><strong>■キーさん　20代　女性　（評価：２点）</strong><br />
　私はジョニー・デップが好きで、ほとんどの作品は見ているのですが、今回はシリーズ中、最も活躍をしていないように思えます。ウィルやエリザベスばかりかキャプテン・バルボッサのほうが頑張っているように感じました。特に、海賊の船長が一同に会したシーンでは、ジャックの存在感より、むしろ小ささが浮き彫りにされたようで残念でした。そうやって見えるのは、きっと全体を通して、他のキャラクターとのバランスが悪いのだと思います。ジョニー・デップファンなので、かなり主観が入っていますが、やっぱり１作目が一番かっこよくて可愛かったです。そう！可愛らしさがなくなってしまったんです・・・。それと、チョウ・ユンファはいったいなんだったのでしょう・・・。</p>

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<p><strong>■RV2000さん　30代　男性　（評価：３点）</strong><br />
　2作目の終わり方が壮絶だったので、かなり期待したんですけどね・・・。なんか3作目が始まってテンションが下がり、そのまま引きずってしまいました・・・。個人的には、エリザベス役のキーラ・ナイトレイが好きだったので、最後ぐらいは女性っぽい彼女を見たかったのですが・・・・・だってこの映画って、汚い男ばっかりじゃないですか？あと、ティア・ダルマの存在がかなり気になっていたんですけど、意外とどうでもよかったっぽい扱いなのが不満です。</p>

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</content>
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<title>スパイダーマン3</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.pawanavi.com/cinema2/archives/2007/05/3.html" />
<modified>2007-05-07T04:02:54Z</modified>
<issued>2007-05-06T12:54:13Z</issued>
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<summary type="text/plain">■タイトル　スパイダーマン3 ■監督　サム・ライミ ■出演　トビー・マグワイア、...</summary>
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<email>info@pawanavi.com</email>
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<dc:subject>劇場/洋画/SF</dc:subject>
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<![CDATA[<p><strong>■タイトル</strong>　スパイダーマン3<br />
<strong>■監督</strong>　サム・ライミ<br />
<strong>■出演</strong>　トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト　<br />
<strong>■作品詳細</strong>　<a href="http://www.pawanavi.com/ccn/sub237.html">シネマセントラル延岡作品情報へ</a></p>

<p><strong>みんなの平均点→４．０８３点</strong>（５点満点中）</p>]]>
<![CDATA[<p>==========================================</p>

<p>シネマレビュー↓ <br />
※評価は５点が最高です！点数間隔は０．５点です。（平均が３点）<br />
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。</p>

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<p><strong>■<a href="http://www.pawanavi.com/staff2/archives/2005/10/post_9.html">パワナビ松田・４０代　男性</a>　（評価：３．５点）</strong></p>

<p>　ゴールデンウィークまっただ中の5月1日、世界最速ということで日本での公開が始まった「スパイダーマン3」。なんと製作費が3億ドル（約357億円）ということで、映画制作費最高記録となったようだが、観客動因のほうも「スパイダーマン2」を凌ぐ勢いだとか！ストーリーの中でも、他アメコミヒーローと比べ、最も弱気なヒーローなのだが、その反面、最も市民との距離が近く、様々なアメコミヒーローの実写ものが発表される中、男女を問わず、幅広い年齢層から最も愛されている作品ともいえる。</p>

<p>　さてスパイダーマンという作品の中で、1〜3を通して常にストーリーの傍らにあるのが、主人公ピーターの伯父ベンが最後に残した言葉「大いなる力には、大いなる責任が伴う」である。この言葉を胸に、ピーターはスパイダーマンとなり、なんの見返りも求めることなく市民の生活を守るために体を張っている。そんな市民の目からすれば驚異の肉体を誇るスーパーヒーローなのだが、その実はどこにでもいそうな悩み多き青年であり、決してクラーク・ケントのように、生まれたときからスーパーマンだったわけではないし、ブルース・ウェインのよに、犯罪に対する怒りから、自らの意思でバットマンになったわけでない・・・。ただ普通に生活していただけなのにもかかわらず、運命のいたずらがピーターをスパイダーマンに変えてしまい、それまでの自分とは全く異なる人生を歩くことになってしまうのだ。これは私達にもあてはまる。確かに私達が突如スパイダーマンになる可能性は極めて少ないが、ピーターと同じように、ある日突然考えもしなかったような特殊な環境に放り出される事は大いに考えられる・・・。とにかく、映画スパイダーマンの面白い点は、悪役を含め、生まれながらに超人だったり、モンスターだったりすることが無いところだ。前作、前々作ともに、悪役としてスパイダーマンに立ち向かうのは、元は社会的地位もある科学者（ピーターも科学を勉強している）で、個人的な悪事を働くための研究開発をしていたわけではなく、性格的にも極悪非道な人間ではなく、人並みの愛情はもっている・・・。逆に自分の研究に対しては深すぎるほどの愛情をもっており、それが度を過ぎてしまうと、ちょっとした”おごりたかぶり”が予期せぬ展開をまねき、知らぬ間に憎しみが増幅し、真面目な人間が突如モンスターに変貌してしまうのである。この変貌に関しては、アメリカンコミックスに出てくるような怪物にならないだけで、われわれの日常でも十分考えられることである。そんな身近な感覚がスパイダーマンはじめ、様々なキャラクターに人間味を与え、他のヒーローものにはない、やんわりとした暖かさを感じさせてくれる。</p>

<p>　人は急激な環境に弱い・・・。人間関係、仕事、恋愛・・・内容はどうあれ、「突如」として受け入れがたい現実に直面すると誰でもパニックを起こすものだが、それについても度合いがある。精神的な面から考えれば、ピーターよりもむしろ、大人であり、社会的地位のある二人の科学者のほうがコントロールできそうなのだが、皮肉なことに彼らには、ベン伯父のように心の底から忠告してくれる人間もいなければ、たとえいたとしても、それを受け入れる心の余裕がない。また、心が強ければ強いほど、胸のうちに飼っている黒い塊をはきだせないまま大きく育ててしまい、ついにはどうすることもできず、それを身にまとい、自分自身の隠れ蓑としてしまうのだ・・・。きっと、こういった状態に陥るのは、一般的に弱い人間よりもむしろ、全てを自分自身で解決してしまおうとする強い人間に起りやすいようにおもわれる。映画の中でも描かれているように、ピーターは弱い・・・確かにスパイダーマンとして活躍しているときは、そんな弱さを微塵も見せる事はないのだが、ひとたびコスチュームを脱げば、実に弱い人間なのである。弱いからこそ、常に失う事への恐怖感をもっており、支えとなる何かが必要である。時に母親的存在の人だったり、恋人だったり、友人だったり、またあるときは、ベン伯父がその死と引き換えにのこしてくれた「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という言葉だったりする・・・。きっとピーターがものすごく強い人間だったら、ニュートラルなポイントに戻ってくることができず、よくも悪くも自己破壊的な結末を迎えることになるだろう。そんな事から、何故だか今までにスパイダーマンと戦った多くの敵は、最後に憎しみを捨てさる事になるのだ。いや、厳密にいえばスパイダーマンに対しては、やり場のない怒りや憎しみをぶつけるのだが、戦いを通してピーターの人間性にふれることで、胸の中にある黒い塊を吐き出し、自分の気持ちのいい場所に戻ることができるのである。スパイダーマンは単に力で相手をねじ伏せるのではなく、日本でいうところの、和の心を持っているのだ・・・。”アメリカンヒーロー”とは言ったものの、白黒以外に灰色の部分を持つ実に日本的なヒーローである・・・。確かに、その他多くのアメリカンヒーローは自ら決断し、人々の手本となって白か黒かを決める上で、リーダーシップを発揮するが、そのため敵はあくまでも敵であり、最後は力をもってやっつけてしまうのだ・・・実にアメリカ的であり、だからこそアメリカンヒーローなのだ。一見すると、ピーター = スパイダーマンはヒーローにしてはスッキリとしないジメジメしたイメージがあるが、弱いからこそ、相手の悲しさがわかり、ほかのアメリカンヒーローものにはない和の心や、暖かさ、ともすれば癒しすら感じるのだろう・・・。</p>

<p>　もちろん今回の”3”からもそうしたエッセンスは感じられるのだが、惜しい事に今回は、ヒーローではなく、悪役達がの印象が弱い・・・GCが凄いだけになおさらである。1、2と比べ、今回の悪役達からは哀愁が感じられなかった・・・。なぜなら今回の悪役は単なる泥棒だったり、独りよがりのお調子者だったりで、責任が問われるような「大いなる力」が感じられなかった。作品の中には「復習」や「許し」といったテーマが描かれていたが、やはりスパイダーマンならではの主題である「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という部分が薄く、そのせいか？最後の最後で、ほかのアメリカンヒーローものでは味わうことのできない、スパイダーマンならではの暖かさや癒しも同様に薄れてしま