2005年07月02日

パニッシャー [ ビデオ/DVD/アクションaction ]

THE PUNISHER
2004年/米 2時間3分 カラー
ビデオ・DVD
監督:ジョナサン・ヘンズリー
製作:アビ・アラド/ゲイル・アン・ハード
製作総指揮:ケヴィン・フェイグ/ジョン・スターク
音楽:カルロ・シリオット
出演:トム・ジェーン、ジョン・トラボルタ、ロイ・シャイダー

 最近のアクション映画の傾向の多くは観てる途中で『うわ!CG全開!なめんのか!(`´)』が多くしらける事がままあります。特にアメコミ原作のものは過剰なほどCGが・・・しかし、この映画はCG皆無(私の眼では確認不能でした)わりとメジャーではない役者を(私が知らないだけも?)を主人公に使った事で役作りもしっかり出来たと思う。スタントもほとんど本人でしょう。だから画に説得力もあります。そして原作がアメコミなのに変に漫画チックにはならず(多少はありますが許せる範囲です)、漫画というよりは、どちらかと言うと昔の西部劇を現代に置き換えたようなイメージが感じられます。特にクライマックの音楽やカット割りはモロに西部劇していました。そして悪役をやらせたら世界1といっても過言ではない「ツブヤキ ・トラボルタ」がいいアジを出しています。あのねちっこいツブヤキが、映画にガチットハマってるんですよ〜。

■リッキーさん(ストーリー&レビュー)

■ストーリー
 主人公のフランク・キャッスル(トム・ジェーン)は、密輸組織摘発の潜入捜査を行うFBI捜査官。ある日、密輸取引現場の銃撃戦で、裏社会を支配する資産家ハワード・セイント(ジョン・トラボルタ)の息子ボビー(ジェームズ・カルビネロ)がFBIにより殺された。激怒したセイントは息子を殺したフランクへの報復としてフランクとその家族全員の抹殺を指示する。そして任務を終えて休暇を楽しもうと帰ってきた。フランクの目前で、父フランク・キャッスルSr.(ロイ・シャイダー)妻マリア(サマンサ・マシス)と息子が虐殺されてしまう。ただ一人生き残ったフランクは、法に代わって自らの手で制裁を下すことを決意し、本名や過去のいっさいを捨て、闇の私刑執行人パニッシャーとしてセイントに制裁を開始する…。


■レビュー
 主人公が家族を殺され復讐の鬼になる……。内容は有りがちなのに作り手の巧さで観客を飽きさせない。んー 難しいのによくやったな〜!ラストシーンも、ありがちな悪役の命を1度助け、しかし敵が銃を抜いたからズド〜ンといった演出もありません・・・。主人公はただ、ひたすら復讐の鬼と化していますです。
 観おわって、まず思ったのが『やっぱ映画は、こうでなくちゃねーー』と『しまった!映画館でみればよかった』でした。監督のジョナサン・ヘンズリーの次回作に期待、っーか 今度は絶対に映画館に観に行きます。なんとなく『狼よさらば』に似ていなくもないけど、面白かったので許す(笑)。

投稿者 blogpawanavi : 21:11 | コメント (0) | トラックバック

2004年06月25日

グロリア [ ビデオ/DVD/アクションaction ]

Gloria
1980年/米 2時間1分 カラー
ビデオ・DVD
監督・脚本:ジョン・カサベテス
音楽:ビル・コンティ
衣装提供:エマニエル・ウンガロ
キャスト:ジーナ・ローランズ、ジョン・アダムス、バック・ヘンリー
ベネチア映画祭グランプリ・主演女優賞作品

 インディペンデント映画の父、ジョンカサベテス監督のハードボイルド。主演は妻であるジーナ・ローランズ。音楽はビル・コンティ。衣装提供は、今なおパリコレで称賛を受け続けるエマニエル・ウンガロ。衣装、必見です。『エレガント』という通常の概念をこえた、グロリア的『エレガント』があります。ギャングに啖呵をきり、銃をぶっ放す時も必ずヒール。逃亡という非常事態においても、スーツかワンピース。しかもかなりはだけた胸元は若い頃はさぞかしボインちゃんだったであろうことが推測できます。たれ気味の胸を惜しげもなくちらつかせています。安宿に泊まるときにも贅沢な素材のバスローブを身にまとうグロリア姐さんなのです。

■bonbonさん(ストーリー&レビュー)

■ストーリー
 ニューヨーク、サウスブロンクスの汚いアパートに住むプエトルトリコ人家族。その男はギャングの会計係をしていた。金を横領し、極秘の銀行口座の情報をFBI・CIAに流していた。それを知ったギャング達がアパートに乗り込んでくる。たまたま同じアパートに住むグロリアは会計係の男の妻の親友だった。グロリアが家族の部屋を訪ねて来た時は、一家は逃亡する準備で忙しかった。一刻も早く脱出しなければ、一家の未来はない。妻はグロリアに事情を話す。「6歳の息子を預かってくれ」と必死にお願いする。しかし、子供嫌いのグロリアはめんどうに巻き込まれるのはごめんだと断るが、引き受けてしまう。父親はフィルに極秘のメモを渡す。「お前を守ってくれる聖書だ、お前の命だ、男らしくなれ、誰も信じるな」という言葉と共に。 少年を連れ、自分の部屋に戻るグロリア。ものものしい銃声が響き渡る。一家は皆殺しにされる。グロリアはフィルを慰めつつ、荷物をまとめタクシーで別の場所へ向う。グロリアは子供嫌い!フィルは一人前の男きどり?2人はかみ合うはずはない。TVではフィルを誘拐した犯人と、グロリアは報道されている。やがて2人の居場所を見つけると、ギャングの仲間が数人やってきてグロリアに「ガキを渡せ」と要求する。迷っている時間はない。グロリアはギャング達をまき、裏口から脱出するもグロリアはフィルがわずらわしく、やっかいなことに巻き込まれたと思いはじめ後悔する・・・。 ギャング達は執拗に2人を追いかけるが、そんな中グロリアとフィルは、しだいに心を通わせていく。しかし、ある日けんかした2人は離れ離れになってしまいグロリアはフィルを探しに行はめに・・・。ところがあと一歩のところで、ギャング達がフィルを捕まえてしまう。そしてグロリアは銃を片手にフィルを助け出す決心をする。一人きりでギャングのアジトにのりこむグロリアだが、そこにまちうけていたのは・・・。

■レビュー
 主演のジーナ・ローランズは撮影時、46歳でした。夫であるジョン・カサベテス監督に『絶対きれいにとるから』といわれ、出演を決意したそうです。しかし、はなから彼に妻をきれいにとろうという気などあったのでしょうか?と思うほど、全編通してもジーナはけっして美しくありません。ジーナの顔にきざまれたシワ・しわ・皺・・・。ボトックス注射もない時代の女優の顔は見れたもんじゃないです。女優は顔が命なら、ジーナはとっくに終わってます。顔だけみれば、いただけないただのおばちゃんなんです。が、ジーナは本物の女優でした。撮影がオールNYロケだそうで、NYの乾いた空気感、淡々と事実を追っていく客観的なカメラワーク、ビル・コンティの音楽、エマニエル・ウンガロの衣装、ジーナの演技力とすべてがはまるとなぜかジーナ=グロリアが美しく、クールにみえるのです。醜さも汚らしさも味方にしているのです。 ジーナ演じるグロリアは今でいう、負け組みです。30過ぎて子は無し、もちろん未婚です。こういう女がいったん腹をきめて、吠えはじめるともうどうにもとまらない。リンダ、秀樹フェスティバル状態です。ギャング相手に啖呵をきり、挑発し、銃を乱射しまくります。フェルという幼き少年への母性の目覚めがグロリアをさらに直情行動へと駆り立ててしまうのです。人生を楽しく誤るという生やさしいものじゃありません。組織相手に一人戦いを挑んで勝利をつかむ。昔も今も簡単じゃないです。しかし、グロリアは戦います。厳しくへこみそうな状態でも、常に勝利を見つめます。彼女は戦う女の五種の神器を持っています。気の強さ・優しさ・生命力・おしゃれ心・ユーモア。 映画は20年前に製作されたものですが、今の世界に通じるものがあるような気がします。女性なら、職場でのセクハラ上司との攻防戦、仕事・子育ての両立を阻む理解なき男ども(すべての男性ではないですが、へなちょこの男のことです)、×一女性に対する世間の無理解など。男性の方もいろいろ事情はあることとは思いましが、考慮にいれませんでした。この映画のグロリア姐さんみて、明日への活力を養いましょう!勝利は自分で掴み取るのです。
 その他の見どころはフィルとグロリアのしゃれた会話、グロリアと昔の男タンジーニとの会話からにじみ出てくる2人の愛情(かつて情愛が友情に変化をとげているような、縁側でじじばば同士が茶をすするような感じ)も見てください。当時のキャッチコピー、『グロリア、あんたはすごい。タフでクールで・・・・・・やさしいよ』がこの映画の本質を集約しています。グロリア姐さんは、極妻どころのレベルじゃないです。無敵な姐さんです。世の女性が全てグロリアになると、世の中には人間は存在しなくなりますが、時には片手にピストル持って戦うぐらいの腹が女性にあることを殿方の皆様、お忘れなく・・・。またグロリアに共感できた方は「セントラル・ステーション」もどうぞ!

投稿者 blogpawanavi : 20:23 | コメント (0) | トラックバック

2003年10月29日

クローサー/SO CLOSE [ ビデオ/DVD/アクションaction ]

夕陽天使
2002年/中・香・米 1時間53分
監督 : コリー・ユン
脚本 : ジェフ・ラウ
出演 : スー・チー、ヴィッキー・チャオ、カレン・モク

 2003年3月に公開されたばかりのアクションムービー「クローサー」!なんといってもこの映画の売りは「今をときめくアジアンビューティー夢の共演」です。スーチー(トランスポーター)、ヴィッキー・チャオ(少林サッカー)、カレン・モク(天使の涙)といったアジアを代表する人気女優がスタイリッシュな映像と共に、最新のハイテク機器を従え、所狭しと飛び回ってしまうのです!もちろんファンの方達にはたまらないショット満載で!!監督はアクション指導で「ロミオ・マスト・ダイ」「ザ・ワン」「リーサルウェポン4」などにも携わり、ジェット・リーと共にハリウッドで注目を浴び監督として「トランスポーター」でハリウッドデビューしたコーリー・ユン。そして、敵役にはジャパニーズカンフーファンにはたまらないGメン75でお馴染みの「倉田保昭」が日本刀片手に熱演!と、3人の美女からハイテク機器、そしてなつかしのカンフーアクションまで観れちゃう「お宝ムービー」がこちらの「クローサー」なのです!

パワナビ松田(ストーリー&感想)

■ストーリー アジア最大のコンピューター会社のネットワークにウィルスが侵入!会社の威信をかけて駆除を試みるが効果なし・・・。ところが慌てふためく社員達のモニターには「電脳天使」と名乗る何者かがウィルスを駆除したとのメッセージが表示される。やがてコンピューターはウイルスから開放され一件落着に見えたが、翌日、チョウ社長の元に「電脳天使」と名乗る美女が現れる。しかし社長室に通されるや彼女は即座に社長を暗殺!最高の警備システムを誇るこのビルからの脱出は不可能と思われたが、厳重な包囲網を最新のハイテク技術を駆使し潜り抜け、彼女は見事脱出に成功。「電脳天使」とはいったい誰なのか?
 実は彼女こそ、ある復讐を達成するために暗殺者と化した姉妹の姉リン(スー・チー)だったのである。優秀?な助手、妹のクワン(ヴィッキー・チャオ)と共に秘密のアジトで「暗殺屋稼業」を営みながら、昼間はごく普通の姉妹を装い、なにげない生活をおくっている。しかし「社長殺し」により追う立場から一転し、組織から付け狙われることとなった「暗殺姉妹」!ところが、姉のリン(スー・チー)は恋愛がらみで暗殺屋稼業からのリタイアを決意!そんな時、いつも子供扱いする姉に少々反発心を持つ妹クワン(ヴィッキー・チャオ)は単独行動にでるもワナにかかってしまう・・・・・。さらに敏腕女刑事コン(カレン・モク)からも目をつけられ、姉妹は次から次へと大ピンチに陥る・・・。が、ある出来事をきっかけに、女暗殺者と女刑事は思いも寄らぬ行動をとるはめになってしまうことになる・・・・・。


■レビュー
 まあ、なんといいましょうか「少年○ャ○プ」的な映画でありまして、ストーリーから、演出に至るまで、全てが漫画っぽく「何にも考えないで」というのがピッタリの作品です!とにかく「全てがわかりやすい」というのは昔から香港映画などではあたりまえのことですが、アクションや特撮にもちゃんと解説的映像が入るというのは漫画の世界ではお馴染みですね!例の「説明しよう、仮面ライダー○○は、怒りが頂点に達すると・・・」というアレです。「クローサー」でも、何で壁を歩けるのかなど流れを止めることなく解説映像で説明しています。そして役者さんもわざとらしいほどに大熱演しているのも特徴的です「自然な感じでお願いね!」なんて言葉は口が裂けてもいっちゃいけません・・・。そうです!悩んでいる時は全身全霊をこめて悩む!カッコつける時は恥かしいくらいにキメル!泣きたい時は泥の中に顔を突っ込む!いい人はとことんいい人!怪しい奴はそのとおり怪しい!だから「わかりやすい」!
 仕事や学業がおわり、ビデオでもレンタルして疲れた体をリフレッシュさせる!そんな時に必要なのは「わかりやすさ」なのです。なんのフィルターも通さず、脳みそにバンバン入ってくる、こんな痛快なことはありません!!
 たとえばこんなシーン、暗殺者リン(スー・チー)が恋人に自分が暗殺者であることが打ち明けられずに悩んでいる時、恋人がナイスタイミングで「君はいったい何をしているんだい?」と一言・・・。泣きたくなるような衝撃を隠せないリンはうつむくが、その刹那、後ろからこれまたナイスタイミングで「おとなしくしろ」と3人組の強姦が現れる・・・。ぶちのめされる彼氏・・・、しかしリンはいとも簡単に3人の強姦をたたきのめしてしまう、そしてキメ台詞「ワタシノシゴトハコレナノヨ!」。ア然とする彼氏、悲しみにうちひしがれるリン・・・。なんとまあ、わかりやすいこと・・・。
 さらにこんなのも、エレベーターの中で女刑事コンが不審な男達に気づくも自分の後ろにいて顔の詳細がつかみとれない、すかさず記憶をたよりにコンの頭脳がめまぐるしく回転する・・・と、同時に映像では、後ろの男達の顔が次々に、様々な犯罪者の顔に変わり、ある男の顔と一致すると「ピンポン!」といわんばかりに止まる。まるでスロットマシーンの目押しをしているような光景だ・・・。「777、じゃらじゃらじゃら・・・おめでとうございます。」・・・。ワ〜オ、漫画的・・・。
 そして、香港・中国映画になくてはならないのが「意味の無いカンフーアクション」!例えばこんなシーン、「姉妹の仲のよさ・姉の技術の高さと妹の技術の未熟さ・姉の懐の深さと妹の可愛らしさ」を一度に見せてしまう魔法のような一場面。ゴージャスに泡風呂に入る姉を、ハンディカムで無邪気に追いかける妹、「ビデオデトッチャウゾ(入浴シーンを)」と妹、「ヤレルモンナラヤッテミナ」と姉、ここからいきなり、バスタオルを使ったり、シャワーカーテンを使ったり、一般の姉妹ではありえないような、可愛いらしい「カンフー姉妹喧嘩」が始まる。優雅な姉の動きにコミカルで可愛い妹の動き、そして二人の笑顔!・・・最後は、ひっくり返され、ハンディカムと共に泡まみれになるおっちょこちょいな妹・・・。暖かく見守る姉。ウ〜ッ、ワンダフル!10点、10点、10点、ん〜完璧!パーフェクト!!これと張り合うことができるのはただ一つ!仲間割れからゾンビまで全てダンスで解決してしまうマイケル・ジャクソンのPVだけです。
 このように、観るものに優しい、エコマーク付きの作品「クローサー」!きっと監督のコリー・ユンさんは、なれないハリウッドでのお仕事で苦労してるんでしょうね・・・?かゆいところに手の届く営業部長のようなきめ細かいサービスに脱帽です。サービスといえば3人のアジアンビューティー達を時間の経過と共に、うまくクローズアップしていき、どのファンからも文句のでないように、いや、なにを突っ込まれても言い訳のできるように、ちゃ〜んとまんべんなく見せているのもさすがです。いやいや、部長には頭が下がりっぱなしですね〜。
 さて、ここで注意点が一つございます。女性、男性、共に美しさについては実に様々であり、選考基準というのも人それぞれであります。そしてなにをかくそうアジアンビューティーの3人を選んだのも私じゃございません・・・。したがって、スー・チーは五輪真弓より綺麗だけど仲間由紀恵のほうが可愛いとか、ヴィッキー・チャオは可愛いけどたまに目が貞子っぽくなるから呪われそうとか、カレン・モクと99の岡村とパワナビ編集長はいったいなんなの・・・?と、いったような内容につきましては、ご自身の価値観で決めていただきたいと思います。あくまでもノークレームでお願いします。
 最後に、この映画を見て、寒い日はペットボトルをレンジでチンして彼女に渡せば男っぷりがあがると考える人がいるかもしれませんが、男・女問わず、それは大きな間違いですのでお気を付けください・・・・・。

投稿者 blogpawanavi : 19:58 | コメント (0) | トラックバック


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