2008年03月11日
ジャンパー [ 劇場/洋画/SF ]
原題:JUMPER
(2008年/米 1時間28分 カラー)
20世紀フォックス映画
監督:ダグ・リーマン
原作:スティーヴン・グールド
製作:ルーカス・フォスター
出演:ヘイデン・クリステンセン 、レイチェル・ビルソン、
サミュエル・L・ジャクソン 、ダイアン・レイン
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■パワナビ松田 レビュー (劇場にて鑑賞)
評価:★★☆☆☆
デヴィッド・ライス(ヘイデン・クリステンセン)は何処にでもいる普通の15歳の高校生。しかし幼い頃、さる事情から母は家を出ていってしまい、それ以来、父との二人暮らしを余儀なくされる。いつしか母の失踪により、年々変わり果てていく父との関係には深い溝が出来てしまった。そんなある日、同級生との些細な喧嘩がきっかけとなりジャンパー(瞬間移動/テレポーテーション)としての能力をはっきりと認識するデヴィッド。信じられないような力を授かったデヴィッドは父の元を離れ、一人ニューヨークで暮らす事を決心する。ところが新生活をはじめるにも資金が必要。15歳の少年では中々まとまったお金を手に入れるのが難しい。そこで思いついたのが大手銀行の金庫室にジャンプすることだった・・・。はじめは銀行強盗の仕事?もうまく運び、リッチでスリリングな生活を満喫するデヴィッドだったが、やがて、世界中に散らばっているジャンパー達を「危険な存在」として葬り去ることを目的とした組織「パラディン」のリーダー、ローランド(サミュエル・L・ジャクソン)に存在を悟られ、デヴィッドの生活は「逃亡」へと一変する。彼の行く先々に現れるローランドとその一味。「パラディン」のやり方には容赦がない。一度は嫌で飛び出してしまった故郷だが、初恋の人ミリー(レイチェル・ビルソン)が、そして父親の身に危険がせまっている。そんな彼の目の前に現れたのは先輩ジャンパーのグリフィン(ジェイミー・ベル)。二人は「パラディン」との戦いに決着をつけるため、ローマ、エジプト、東京、etc、世界各国をジャンプしまくる!
アイデアは面白い。まさに「透明人間」なみのワクワク感がある。とにかく主人公のデヴィッド・ライス(ヘイデン・クリステンセン)は、一度行ったことがあるか見たことがある場所へならジャンプ(瞬間移動/テレポーテーション)できる特別な力を持つ存在である。「もし自分そんな能力を・・・」と考えれば、いいことから悪いことまで、想像は限りなく広がるのは言うまでもない。世界旅行から彼女の部屋、果ては銀行の金庫室まで・・・。夢というか願望というか、それら全てをデヴィッドが視覚的に叶えてくれる。
この映画「ジャンパー」は、スティーヴン・グールド原作のSF小説「ジャンパー / 跳ぶ少年」を、「ボーン・アイデンティティー」「Mr.&Mrs. スミス」を手がけたダグ・リーマンが監督を務め、「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年)」「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年)」でアナキン・スカイウォーカー(ダース・ベイダー)役を演じたヘイデン・クリステンセンが主人公のデヴィッド・ライスを演じている。脇を固めるのは、ジャンパーの抹殺を目的とする組織「パラディン」のリーダー役に、サミュエル・L・ジャクソン。また、デヴィッドの母親役としてダイアン・レインが出演している。サミュエル・L・ジャクソンは迫力の白髪で存在感をアピール。そして40代にはアイドル的存在だったダイアン・レインも42歳になり、すっかり母親役が板についた。デヴィッドの幼馴染、ミリー・ハリーズをレイチェル・ビルソンという若手女優が演じているが、女優としてのキャリアはスタートしたばかりのよう。私は始めてみる顔だったが、アメリカの青春TVドラマからそのまま飛び出して来たような印象をうけた。重みは無いが日本人にはうけそうな顔つきだと思われる。ちなみに現在ヘイデン・クリステンセンと交際中だとか・・。
内容に関しては、上記のようにアイデアは面白く、CGを駆使した映像も迫力がある。たとえば以前ではアニメーションでしか表現できなかったような、瞬間移動時に出来る建物のゆがみやヒビ、そして今までは省略されていたような質量の表現など・・・。それら全てが漫画チックではなく、リアリティをもって表現されている。ところが、主人公デヴィッド・ライス(ヘイデン・クリステンセン)に、今ひとつ・・・いやふたつ・・・ほど人間的な魅力を感じない。空間を飛び越えることができるジャンパーとその存在を知るもの達が過去から存在し、抗争を繰り返していたり、ジャンプ能力そのもが遺伝によるもので、感情をコントロールすることによってジャンプ精度を高める事ができたり、さらに動かす事が可能なものなら一緒にジャンプできるなど、これだけの素材があれば、子どもでもワクワクのストーリーがイメージできる。中でもジャンパーが空間移動した直後にできる、時間と空間の裂け目「ジャンプスカー」の存在は、ストーリーをスリリングにさせ、さらにジャンパー同士の戦いは、世界中を飛び回りながら派手なアクションを展開する。作品をバラバラにすれば、かなりイメージを膨らます事ができるのに、主人公を通しひとつの物語になると、魅力が半減してしまうからもったいない・・・。まったくもって、子どもの欲望を映像化しただけのように映ってしまうのだ。それは何故か?肝心の主人公が単に能力を垂れ流すだけの存在になってしまい、多くの経験をまったく人生に活かす事ができないからだ。まるでオートマ免許を取り立ての人に、レーシングカーを渡すようなものである。「何処にでもいる若者」と言ってしまえばそれまでだし、物語のはじまりはそれでいいのだが、しかしそこは特殊な能力を授かったものなのだから、物語後半では、人間的に大きく成長していなければ面白くない。ところが、まったくもってこの主人公は最後まで自分勝手でおバカなまま。途中に先輩ジャンパーが登場したりするのだが、こちらも似たりよったりの存在・・・。まあ、ありがちな設定だが、彼らを導く師匠のような存在が皆無だっただけに、物語にまったく深みがなく、ただただハイスピードな展開と、高度なCGだけが印象にのこってしまう。どうやら、ヘイデン・クリステンセンは、「スター・ウォーズ」でのアナキン・スカイウォーカー同様に、直ぐに感情に流され、心を成長させる術をしらないようだ(彼自身は別として)。もしかしたら、大いなる力を持つのに適さない人物なのかもしれない(苦笑)。ただ今の若者の目から見れば、それがクールととれるのかもしれないので、愚痴っぽい部分は、あくまでも40代のオヤジの意見として受け止めてもらいたい。
上映時間が1時間28分、しかもハイテンポ。さらにアメリカ、ヨーロッパ、日本をはじめ世界中を一瞬で行き来するので、トイレの事などまったく忘れ、一息で観ることが可能である。ある意味、時間つぶしにはもってこいの作品かもしれない。
投稿者 blogpawanavi : 09:01 | コメント (1) | トラックバック
2007年09月27日
ファンタスティック4 銀河の危機 [ 劇場/洋画/SF ]
■タイトル ファンタスティック4 銀河の危機
■監督 ティム・ストーリー
■出演 ヨアン・グリフィズ、ジェシカ・アルバ、クリス・エヴァンス
■作品詳細 シネマセントラル延岡作品情報へ
みんなの平均点→3.571点
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シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
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■パワナビ松田・40代 男性 (評価:3点)
私を含め40歳以上の日本人なら「ファンタスティック4」という呼び名より、「宇宙忍者ゴームズ」のほうがなじみがあるのではないだろうか?「宇宙忍者ゴームズ(The Fantastic Four)」は1960年代後半に、アメリカのアニメーション製作会社「ハンナ・バーベラプロダクション」が製作したテレビアニメの日本語吹き替え版で、タイトルはもちろん邦題である。日本での放映は東京12チャンネル(現・テレビ東京)にて18:30頃〜19:00頃の時間帯に「ハンナ・バーベラプロダクション」の作品を多くとりあげた番組「まんがキッドボックス」や「マンガのくに」が印象深く、プログラムとしては「大魔神シャザーン」「チキチキマシン猛レース」などが一緒に放映されていた。もし「宇宙忍者ゴームズ」というタイトルはちょっと記憶にないという方でも、レンガのような岩男が発する「ムッシュムラムラ(声:関敬 六)」(ダチョウ倶楽部ではない)という叫び声には聞き覚えがあるのでは?マーベル・コミックの原作を含め映画「ファンタスティック4」では「The Thing」と呼ばれるこの岩男も、テレビアニメ「宇宙忍者ゴームズ」では日本人が親しみやすいように「ガンロック」と名づけられた。もちろんその他3人のメンバーも「スージー(The Invisible Woman)」とか「ファイヤーボーイ(The Human Torch)」などと、それらしい名前がついているのだが、リーダー「Mr.Fantastic」の日本名が凄い。なんとタイトルにもなっている「ゴームズ」なのだが、いくら体がゴムのように伸びるからといって、あまりにそのまんまなのが笑える。なんでも、ゴムのように伸びることができ、名探偵シャーロック・ホームズのように頭脳明晰だかららしい・・・。さらに今回、ピカピカのシルバーボディーにイケメンマスクで登場する「シルバーサーファー」も、当時のアニメでは「シルバーサーフィン」という名で売り出し?格好も覆面(ぽく見える)&パンツ一丁の白塗り(灰色?)男だった・・・。そんなことから、キャラクター的にも人気が高いといわれる「シルバーサーファー」が、洗練されて現代によみがえるのはファンにとっては実に楽しみなことではなかろうか?私などは、空山 基が描くイラストのような「シルバーサーファー」のあまりにも見事なツルツルスキンヘッド&ピカピカ裸体といったシンプルなフォルムをスクリーンで見つつ、ついでに週間少年ジャンプで連載されていた「コブラ」の「クリスタル・ボーイ」を実写にしてくれないか?と思ってしまった。数十年の時を経て、もう「シルバーサーファー」の事を白塗り(灰色)男なんて馬鹿にはできない・・・。そしてなんといっても、アニメの「スージー」はおばさんくさかったが、ジェシカ・アルバが演じる「The Invisible Woman」は華があっていいし、「ファイヤーボーイ(The Human Torch)」もアニメより、ちょっぴり不良っぽくて愛嬌がある。前回レビューを書いた「トランスフォーマー」にしてもそうだが、確かに何十年も前のアニメーションと、最先端のCGを比べれば、何もかもが洗練されており、大幅にスケールアップしている。しかし、唯一「宇宙忍者ゴームズ」にあって「ファンタスティック4」にない物がある。それは故・関敬 六さんの「ムッシュムラムラ」である。どうでもいいことかもしれないが、私の中では国や原作などを越えて「ファンタスティック4 = ムッシュムラムラ」といっても過言ではないのである。だからたとえ「岩男/ガンロック」が「The Thing」になり、実写になったとしても「ムッシュムラムラ」と叫んでくれなければ、ワサビ抜きの握り寿司、カラシを入れない納豆を食べるのようなものなのだ。
それはさておき実写映画版「ファンタスティック4」の第2作目となる「銀河の危機」だが、おなじマーベル・コミックスの人気実写映画シリーズ「スパイダーマン」と比べて、なによりも大きく違うところは「ファンタスティック4」の4人全てが顔出しで戦っていること。自分達が超能力者であるということを隠すヒーローが多い中、あまりにも正々堂々としている彼らはかなり大胆だといえる。前作での活躍が称えられ「銀河の危機」で4人は、単に有名人というだけでなく、もはや国民的スターである。当然、スターらしく毎日のようにメディアに取り上げられ、生活もセレブそのもの。ゴージャスな車で乗りつけてきたりもする。それゆえ、プライベートが損なわれるなどの悩みも、また前作にはない部分ではある。また孤独のヒーローではないでけに「見所」はなんといっても、4人のチームワークだろう。そんなことから、作品の中盤で4人がそれぞれの能力を駆使し、人々を救うシーンは迫力だけでなくワクワク感を感じることができる。全体的にも「シルバーサーファー」や様々なアクションシーンを含め、視覚的には見所満載で、そのすべてが平均的にクオリティが高い。
しかし残念なのは、それらの全てが、どこかで見たことのあるようなものばかりで、終わってみるとあまり印象にのこらない点である。「印象的なシーンは?」と問われ、数秒考えたあげく「しいてあげればジェシカ・アルバが可愛かったぐらいかな・・・」といったような回答になってしまうのだ。もちろん厳密にいえばいい場面もあるのだが、あまりインパクトがないということである。確かに「ファンタスティック4」自体が古典であるため、彼らの能力も、伸びたり、燃えたり、消えたり、力が強かったり、と目新しいものはないのだからしかたないが、それだけに、人間同士のドラマに注目したくなる部分もあるのだが、とはいえ確かに子ども達も見るので、あまりシリアスになってもこまるし、複雑なのもNGである。さらに主人公クラスが4人もいるから、それなりに扱わなければならず感情移入度も4分割してしまう。しかたなく何もかもが平均となる・・・。まあこんなものだろうと言ってしまえばそれまでで、べつに特に悪すぎるという事もない・・・。だから印象にのこらない。
ラストシーンでは思わず「ハハハ・・・コレ何処?」と笑うに笑えない状況の中、できればどこかの場面で、自分の胸の奥だけにこだまする「ムッシュムラムラ」の一声があればとも思ったが、そんなギャクともつかない意味の不明(でも心意気はわかる)の言葉など、洗練された現代の「ファンタスティック4」からは聞こえて来るべくもなかった・・・。だからと言ってはなんだが、ジェシカ・アルバのファンは、彼女の様々なコスプレたっぷり魅せてくれることから嬉しいばかり!特にウエディングドレスのまま民間人を救うシーンなどは、スクリーンに向かい、思わず「ムッシュムラムラ」と叫びたくなるほどである。
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■パワナビ甲斐・30代 男性 (評価:4.0点)
マーベルコミックの中でも歴史も長く、人気も高いのがファンタスティック4の映画化一作目「銀河の危」が公開されたのが2005年。自分は前作は映画館ではなくレンタルのDVDで見たんですが、4人の個性的なキャラクターに特殊能力がコミカルに描かれていて原作を読んでいなくても楽しく見ることが出来ました。コミックが原作とあって映画化には沢山のコンピューターグラフィックが使われていますが、能力が特殊なだけに、気持ちいいくらい「いかにもCG」というところが、実写の映画になったとはいえ「コミック」の雰囲気を損ねずに楽しめる要因だと思います。リーダー格のリードはいわゆるゴム人間。手足を伸び縮みさせたり形を変えたりして戦いますが、潰されたりしたときはいつも笑える姿格好になってしまいます。今回の「銀河の危機」でも恋人であるスーザンのバリアに四角く閉じ込められたり、岩男のベンに潰されたり大変です。他のメンバーもその性格を美味くいかして時にかっこよく、時に可笑しく描かれています。なにより、それぞれのメンバーの能力はその性格が増幅されたようなもの、優しいスーザンはバリアー。すぐにカッカ熱くなるジョニーは人間松明。フットボールで鍛えた体の頑固で石頭のベンは岩男という感じでストーリーに関係なく、この四人のキャラクターだけで十分に楽しめます。
さて、そんな四人が今回立ち向かうのは「銀河の危機」地球どころか今回は銀河の危機です。そいつがくると8日間でその惑星は滅びるという「シルバーサーファー」の登場が今回の映画の事の始まり・・・
それを阻止するのがファンタスティック4のお役目ですが、ジョニーがシルバーサーファーを接触した事、平穏な暮らしを望むスーザンの素直な気持ちなどが切っ掛けにチームがキグシャク。大事な場面でシルバーサーファーを捕らえるどころか大惨事を起こしかねない状況を作ってしまいます。その後はファンタティック4、軍隊、悪役?ドクタードゥーム、そしてシルバーサーファーがそれぞれの目的を果たす為に絡みに絡みます。物語のスピード感もアップし、ワクワクドキドキタイム。が、しかし、この映画にはちゃんと息つく場所が用意されているのがコミックぽいなぁと。コミックなら「次の刊に続く」だなみたいな(笑)
それにしても、シルバーサーファーはカッコいい。原作コミックでもかなりの人気キャラクターらしいですが納得。とてつもないパワーを持っているのに、暗い過去を持っていたり、愛情深かったり・・・なんにし
ても力の源である乗り物がサーフボードってのがいい!このボードに乗っている限りは無敵♪破壊だけでなく治癒能力まであるんでさらにびっくり!もう、ほんとに「あんた誰?何者?」って感じですよね。こ
の映画に関しては主人公は明らかに「シルバーサーファー」です。間違いありません。で、先ほどコミックではなく、昔のアニメを見てみて見たんですが、あっさりとボードから降りてベンに殴られてノックダウン
してます(笑)その後スーザンに看病されてますが、なんか濡れタオルで拭かれてるだけ・・・しかも、映画では口数少なく謎めいてるのに、べらべら喋るという・・・映画の方が素敵です(笑)惚れちゃった人は
アニメ見ない方がいいかも!
アクション、SF、コメディといろんな要素の詰まったファンタティック4。きっと家族みなさんで楽しめると思いますのでぜひどうぞ〜。アニメが日本語吹き替え「宇宙忍者ゴームズ」として放送されていたということで、昔見てた方は設定などの違いなどを楽しむのも良いかもしれませんね。それにしてもダチョウ倶楽部の「ムッシュムラムラ」が「宇宙忍者ゴームズ」の岩石男に由来しているとは知りませんでした・・・ショック!(笑)ちなみにこの時の声優はコメディアンの故・関敬六さん。元々の台詞は「It ' crobberin time!」。なぜに「ムッシュムラムラ」なのか・・・さらにドクタードゥームは名古屋弁だったとか・・・「宇宙忍者ゴームズ」ってレンタルないのかなぁ(笑)
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■スバルさん 30代 男性 (評価:3.5点)
いや、内容的には前作のほうが面白かったですね・・・。今回はシルバーサーファーだけが目当てだったのですが、ちょっと中途半端な使われ方っていうか?シルバーサーファーのキャラクターを活かしきっていなかったように感じました。でも、シルバーサーファーと、ヒューマントーチの空中戦は見ものでしたね!
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■ADさん 20代 女性 (評価:4.0点)
とにかくジェシカ・アルバがきれいでした。スタイルもいいし、あまりいやみなほどの美人でもないし、すごく応援したくなっちゃいます。映画の中で、結婚や家庭の事で悩むシーンがありましたが、なんか超能力で戦うシーンよりも、ずっと青春ヒューマンドラマのほうを見ていたい気分です。アクションより、そちらのほうが印象的でした。
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■番次郎さん 40代 男性 (評価:3.0点)
年齢的にシルバーサーファーは知っていたので、かなり楽しみにしていたんですよ・・・。でも、ビジュアル面ばかり追いかけていて、シルバーサーファーの内面がサラッとしか紹介されていなかったのが残念ですね・・・。セリフだけでなく、冒頭に、シルバーサーファーの生い立ちなどを見せる時間が何分かあってもよかったのではないでしょうかね・・・。
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■VVVさん 20代 女性 (評価:4.5点)
凄く印象に残ったのは、リーダーと仲の悪い、軍の高官が作戦の指揮権を争う場面のやり取りです。リーダーの事を「学生の頃は勉強しかとりえのない奴だったくせに、えらそうな事をぬかしやがって・・・。」と軍の高官が言うと、リーダーが「でも!今では美しい恋人もいるし、そんな学生フットボールのヒーローがこうして僕に頭をさげに来ているじゃないか」と言った場面です。私はそんなリーダーのような、地道に黙々と前進する男性を探しています(笑)。
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■GTさん 20代 男性 (評価:3.0点)
ちょっと敵が大きすぎて、銀河の危機のイメージが沸いてきませんでしたね・・・。なんか、映像からも危機感がなくって、だら〜っとしていたように思えました。CGはきれいでしたが、特にどうこういうようなものではなかったように思います。同じようでも、シルバーサーファーよりも15年以上まえのターミネーター2にでてきた液体金属T-1000のほうが、見せ方が上手かったように思います。全体的にはまあ面白かったのですが、ラストシーンでかなりしらけてしまったので、大幅マイナスしました。
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2007年08月09日
トランスフォーマー [ 劇場/洋画/SF ]
■タイトル トランスフォーマー
■監督 マイケル・ベイ
■製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ
■出演 シャイア・ラブーフ 、ミーガン・フォックス 、タイリース・ギブソン
■作品詳細 シネマセントラル延岡作品情報へ
みんなの平均点→4.428点
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シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
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■パワナビ松田・40代 男性 (評価:4点)
この「トランスフォーマー」は大人・子どもに限らず、メカや車が大好きな”男子”なら、誰もががワクワクできる作品である。もちろん戦隊ものの合体シーンに心躍らされるメカ好きな女子ならOKだが、私は限りなく”男子(男の子)のロマンを刺激する”作品だと感じる。そんなことから「夏休みに”父と息子”で鑑賞」するにはもってこいの作品ではなかろうか?ただし、お父さん的には、この時ばかりは父親ではなく”男の子”にならなければならない。内容的には予告やCMで見る限り、SF戦争映画をイメージさせ、残酷なシーンなどがあるのでは?と思われそうだが、実際には究極の実写版ロボットアニメを見るようなものなので、子どもが見ても大丈夫である。血みどろの戦いや、きわめて残酷なシーンなどはない。逆にメッセージ性のある大人向けのSF映画と受け止めている方は180度違ったものだと認識しておいたほうがよさそうである。よって「ストーリーや設定が子どもっぽい・・・」なんて嘆いてみてもはじまらないので、そういう期待はしないほうがよい。何故なら、もともとが変形ロボット玩具を元にした「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」というアニメーションの実写版なのだから・・・。
まだ、この作品を劇場でご覧になっていない方も、既に予告やCMなどで、物凄いハイクオリティーなCGを駆使した戦闘シーンなどを目にしているかと思うが、実際に物凄いのである・・・。メカと人間、さらに背景や各種効果に少しの違和感もなく、質感だけでなく重量感や空気感などもCGから伝わってくるのだから驚きだ・・・。私も過去に「やれ、この映画はCGに頼ってばかりで・・・」などと御託を並べたりしたこともあったが、この「トランスフォーマー」を見た後は言葉もなかった・・・。また、これほどCGを多用している作品にもかかわらず、しっかりとロケをしているのも凄い。そういう面では、SF映画の中でもCGの使い方がうまく、何でもかんでもCGに任せず、しっかりとメリハリをつけて、CGに重きを置く部分は徹底的に作り込み、そうでない部分はきちんと実写で撮影していることから、よりCGに重みがでているように思われる。どちらかといえば今までは、実写ではどうにもならない部分をCGに任せていたイメージが強かったのだが、それとは逆に、CGを際立たせるために必要な限り実写を撮っているように感じられる。その結果、実写の部分が多くなっているのだから、製作費の事を考えると夜も眠れなくなりそうである・・・。とにかく、こういった作品が好きでない方も、評価しない方も、現在の「CG技術はここまで進化したんだ!」という部分だけを確認するために見ても決して損はしないと思う。
そして、なんといっても「トランスフォーマー」はアメリカ映画でありながら、日本人むきなのである。それはどういった部分かといえば、アメリカ映画といえば、アクションにしろ、SFにしろ、ファンタジーにしろ、ただ単に圧倒的なド迫力で物凄い戦闘を繰り替えすシーンが豊富な超大作は多々あるが、基本的な見せ場はその部分であり、日本のアニメなどに見られる、戦闘の前に、わざわざ長い時間をかけて行う「変身シーン」がもう一つ・・・いや、それこそが見せ場という作品は少ない・・・。しいてあげれば超人ハルクや狼男・ドラキュラ系の作品がそれにあたるのかもしれないが、大よそアメリカにおける変身は日本のそれとは違いかなり直球勝負だといえる。たとえばヒーローものにしても、スーパーマンはスーツの下だし、スパイダーマンやバットマンは単純に変装・・・。X-MENやロボ・コップは街中でもそのまんまだし、ファンタスティック・フォーやミスター・インクレディブルはお揃いのコスチュームを着ているだけである。それを考えれば、日本のヒーロー&ヒロインの変身術はアイデアが豊富である。アメリカにはウルトラマンのように変身で巨大化するヒーローはいないし、有名どころであるセーラームーンやプリキュアシリーズは、ある意味毎回の変身シーンが視覚的見せ場だといえる。そして、なんといってもロボットものの変形や合体に関しては世界最先端なのである。そんな事から、こと変身に関していえば、子どもの頃から様々なアイデアと身近に接している日本人は、世界でもまれ?な「変身・変形・合体博士」といえる。よって”変身・変形通”の日本人にとって、変形・変化を意味する「トランスフォーマー」という言葉がそのままタイトルになった作品であり、さらにロボットものとあらば、たとえ原作がどうであれ、これはもうあきらかに、我々に対する挑戦である(最近はコミックの世界でも日本の萌えキャラがブームだそうだからアメリカも負けていられないのである・・・笑)。だからこそ、この作品の見所は、一も二もなく”変身シーン”だといえる。スポーツカーや大型トラック、さらに戦闘機やヘリコプター、戦車がロボットに変化するのだが、その変形振りが実によく出来ている・・・。「ではどこがどんな風に?」といわれても中々言葉では表せないので、実際に作品をご覧になっていただくしかないのだが、アニメーションならいざ知らず、CGとはいえ実写としてこれほどの映像を見せられてしまっては、我々変身通の日本人もうならざるをえない・・・はっきりいって「脱帽」といえるだろう。
ということで、この「トランスフォーマー」は、「父・息子」で鑑賞した後に、変身・変形シーンに関してはベテランであり、尚且つ世界的にみても優れた知識をもっている?お父さん方が、まだまだ経験の乏しい息子を捕まえて、「変身とは・・・」と同じ目線で熱く語ることが出来る、父と息子の友情を変身ネタで繋ぐ作品なのだ。だから、今回ばかりは、たとえ父親が少々お馬鹿に見えたとしても、かみさんと娘には、見て見ぬふりをしてもらいたい・・・。ちなみに、この手の作品でマイナス点などをあげればきりがないので、こまごまとしたものをかき集め、大雑把に見積もってマイナス1点ぐらいが妥当ではないか?と考えた。よって合計では5点満点中、4点としたが、変身・変形、CGに関しては5点である。144分という上映時間が気になるお父さんもいるかもしれないが、男の子ならあえて挑戦してみる価値は大である。また女の子が退屈しないように?設定されたラブストーリーはジョークと思ってみれば腹もたたないが、もう少しどうにかできないだろうか?と思ってしまうのが正直なところ・・・。メカ相手に「変身」をあれだけのエンターテイメントに仕立てあげたマイケル・ベイ&スティーブン・スピルバーグをもってしても、女心の微妙な「変心」を描くのは至難の業のようである。CGを担当するデジタルスタッフをあと3人だけ削って、恋愛のエキスパートになりうる女性スタッフを1人雇ってみてはいかがなものか?
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hのH君・30代 男性 (評価:4.5点)
内容やテーマの深さなどを完全に無視した”SFジェットコースタームービー”と受け取れば点数的には高得点をつけることができます。最近ではハリウッド映画におけるCG多様の製作スタイルが問いただされる一面もありますが、ここまでやってくれると逆に気持ちがよくなってしまいます。もちろんCGのクオリティーは今まで見た同ジャンルの作品の中では「ピカイチ」だと感じました。特に変身(トランスフォーム)するシーンは最高によく出来ています。あくまでもヴィジュアルの主役はロボット達であることから、キャスティング的にジョン・ボイト以外に日本では有名な俳優が見当たらなかったですが、それがかえって変な違和感を受ける事なくヴィジュアルに集中できたのでよかったと思います(ここにトム・クルーズなんかが出てきたら何がなんだかわからなくなってしまうので・・・)。
できれば点数は5点満点をつけたかったのですが、内容の深さは別として、ヴィジュアル的にサービスしすぎでストーリーよりもヴィジュアルが先走ってしまうような瞬間が多く感じられ、せっかくヴィジュアルのみで楽しもうとしているのに、余計な気を使ってしまうところがマイナスではないでしょうか?こういった作品は”一ひねり”しないほうがかえって気持ちいいと思うのですが・・・。まあ、それほどCGが凄いということもいえるので、その部分に関しては大きなマイナスとは考えません。
作品を鑑賞された多くの大人の方は完全に”子ども向け”と受け取るでしょうが、きっとマジンガーZやゲッターロボ、そして機動戦士ガンダムが好きだったお父さんは目をまるくすること間違いなしです!
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■トドさん 20代 男性 (評価:5点)
こんなに凄いCGは見たことがありません・・・。はっきりいって目がついていけないほど凄いです。あと2回は絶対に見ます。
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■のび子さん 20代 女性 (評価:3.5点)
映像はとても迫力があって面白かったのですが、主人公とヒロインの恋のお話はダメダメでした。あと、陸軍大尉役のジョシュ・デュアメルがかっこよかったのですが、長い上映時間のわりに意外と出番が少なめ・・・残念でした。
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■りきさん 30代 男性 (評価:5点)
こんな映像を見ることができるのなら、絶対に無理だと思っていたガンダムだとかエヴァンゲリオンなんかの実写版も見てみたくなりますね!特に戦闘機がロボットに変形し、また直ぐに戦闘機に戻り飛んでいくシーンや、道路を高速で走りながら変形し、アイススケートの滑走のように走る車型ロボットなどを見るとゾクゾクしてしまいます。たしかに大人の目からすれば突っ込みどころの多い作品ではありますが、そんな事を忘れさせてくれる夢が感じられます。
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■FRさん 40代 男性 (評価:4点)
CGもついにここまで来たか・・・そんな感じです。今までは、ぜったいどこかにアラが見えていたのですが、今回は映画館のスクリーンを見ている限りわかりませんでしたね・・・別にそんなところばかり見ているわけではないのですが(笑)。ただ、途中からどれが味方でどれが敵なのかわからなくなってしまうのが難点・・・もしかして私だけでしょうか?
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■タクさん 10代 男性 (評価:5点)
凄いです。はっきり言って、戦いのシーンは画面ばかりみていたので、何がなんだかわからないまま終わってしまいました(笑)。でも、凄かったです。もう一回見ます。今度はちゃんと字幕を読みます(笑)。
投稿者 blogpawanavi : 15:12 | コメント (0) | トラックバック
2007年05月06日
スパイダーマン3 [ 劇場/洋画/SF ]
■タイトル スパイダーマン3
■監督 サム・ライミ
■出演 トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト
■作品詳細 シネマセントラル延岡作品情報へ
みんなの平均点→4.083点(5点満点中)
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シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
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■パワナビ松田・40代 男性 (評価:3.5点)
ゴールデンウィークまっただ中の5月1日、世界最速ということで日本での公開が始まった「スパイダーマン3」。なんと製作費が3億ドル(約357億円)ということで、映画制作費最高記録となったようだが、観客動因のほうも「スパイダーマン2」を凌ぐ勢いだとか!ストーリーの中でも、他アメコミヒーローと比べ、最も弱気なヒーローなのだが、その反面、最も市民との距離が近く、様々なアメコミヒーローの実写ものが発表される中、男女を問わず、幅広い年齢層から最も愛されている作品ともいえる。
さてスパイダーマンという作品の中で、1〜3を通して常にストーリーの傍らにあるのが、主人公ピーターの伯父ベンが最後に残した言葉「大いなる力には、大いなる責任が伴う」である。この言葉を胸に、ピーターはスパイダーマンとなり、なんの見返りも求めることなく市民の生活を守るために体を張っている。そんな市民の目からすれば驚異の肉体を誇るスーパーヒーローなのだが、その実はどこにでもいそうな悩み多き青年であり、決してクラーク・ケントのように、生まれたときからスーパーマンだったわけではないし、ブルース・ウェインのよに、犯罪に対する怒りから、自らの意思でバットマンになったわけでない・・・。ただ普通に生活していただけなのにもかかわらず、運命のいたずらがピーターをスパイダーマンに変えてしまい、それまでの自分とは全く異なる人生を歩くことになってしまうのだ。これは私達にもあてはまる。確かに私達が突如スパイダーマンになる可能性は極めて少ないが、ピーターと同じように、ある日突然考えもしなかったような特殊な環境に放り出される事は大いに考えられる・・・。とにかく、映画スパイダーマンの面白い点は、悪役を含め、生まれながらに超人だったり、モンスターだったりすることが無いところだ。前作、前々作ともに、悪役としてスパイダーマンに立ち向かうのは、元は社会的地位もある科学者(ピーターも科学を勉強している)で、個人的な悪事を働くための研究開発をしていたわけではなく、性格的にも極悪非道な人間ではなく、人並みの愛情はもっている・・・。逆に自分の研究に対しては深すぎるほどの愛情をもっており、それが度を過ぎてしまうと、ちょっとした”おごりたかぶり”が予期せぬ展開をまねき、知らぬ間に憎しみが増幅し、真面目な人間が突如モンスターに変貌してしまうのである。この変貌に関しては、アメリカンコミックスに出てくるような怪物にならないだけで、われわれの日常でも十分考えられることである。そんな身近な感覚がスパイダーマンはじめ、様々なキャラクターに人間味を与え、他のヒーローものにはない、やんわりとした暖かさを感じさせてくれる。
人は急激な環境に弱い・・・。人間関係、仕事、恋愛・・・内容はどうあれ、「突如」として受け入れがたい現実に直面すると誰でもパニックを起こすものだが、それについても度合いがある。精神的な面から考えれば、ピーターよりもむしろ、大人であり、社会的地位のある二人の科学者のほうがコントロールできそうなのだが、皮肉なことに彼らには、ベン伯父のように心の底から忠告してくれる人間もいなければ、たとえいたとしても、それを受け入れる心の余裕がない。また、心が強ければ強いほど、胸のうちに飼っている黒い塊をはきだせないまま大きく育ててしまい、ついにはどうすることもできず、それを身にまとい、自分自身の隠れ蓑としてしまうのだ・・・。きっと、こういった状態に陥るのは、一般的に弱い人間よりもむしろ、全てを自分自身で解決してしまおうとする強い人間に起りやすいようにおもわれる。映画の中でも描かれているように、ピーターは弱い・・・確かにスパイダーマンとして活躍しているときは、そんな弱さを微塵も見せる事はないのだが、ひとたびコスチュームを脱げば、実に弱い人間なのである。弱いからこそ、常に失う事への恐怖感をもっており、支えとなる何かが必要である。時に母親的存在の人だったり、恋人だったり、友人だったり、またあるときは、ベン伯父がその死と引き換えにのこしてくれた「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という言葉だったりする・・・。きっとピーターがものすごく強い人間だったら、ニュートラルなポイントに戻ってくることができず、よくも悪くも自己破壊的な結末を迎えることになるだろう。そんな事から、何故だか今までにスパイダーマンと戦った多くの敵は、最後に憎しみを捨てさる事になるのだ。いや、厳密にいえばスパイダーマンに対しては、やり場のない怒りや憎しみをぶつけるのだが、戦いを通してピーターの人間性にふれることで、胸の中にある黒い塊を吐き出し、自分の気持ちのいい場所に戻ることができるのである。スパイダーマンは単に力で相手をねじ伏せるのではなく、日本でいうところの、和の心を持っているのだ・・・。”アメリカンヒーロー”とは言ったものの、白黒以外に灰色の部分を持つ実に日本的なヒーローである・・・。確かに、その他多くのアメリカンヒーローは自ら決断し、人々の手本となって白か黒かを決める上で、リーダーシップを発揮するが、そのため敵はあくまでも敵であり、最後は力をもってやっつけてしまうのだ・・・実にアメリカ的であり、だからこそアメリカンヒーローなのだ。一見すると、ピーター = スパイダーマンはヒーローにしてはスッキリとしないジメジメしたイメージがあるが、弱いからこそ、相手の悲しさがわかり、ほかのアメリカンヒーローものにはない和の心や、暖かさ、ともすれば癒しすら感じるのだろう・・・。
もちろん今回の”3”からもそうしたエッセンスは感じられるのだが、惜しい事に今回は、ヒーローではなく、悪役達がの印象が弱い・・・GCが凄いだけになおさらである。1、2と比べ、今回の悪役達からは哀愁が感じられなかった・・・。なぜなら今回の悪役は単なる泥棒だったり、独りよがりのお調子者だったりで、責任が問われるような「大いなる力」が感じられなかった。作品の中には「復習」や「許し」といったテーマが描かれていたが、やはりスパイダーマンならではの主題である「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という部分が薄く、そのせいか?最後の最後で、ほかのアメリカンヒーローものでは味わうことのできない、スパイダーマンならではの暖かさや癒しも同様に薄れてしまったように思われた。さらに、MJやハリーとの関係にかなりの時間を割いたせいか?市民とスパイダーマンの心の繋がりも、絵的にはパレードなどのシーンを見れば大いに盛り上がっているのだが、いかんせん表面的なもので”2”にあったような心と心の触れ合いといった奥行きが見られず、かなりあっさりしているように感じられる・・・。そのために、スパイダーマンとしての「大いなる力」の部分が、1、2と比べ安っぽく見えてしまい、ピーターの持ち味であるはずの”歯切れの悪さ”が単にリズムを悪くしているようにも見えてしまうのだ。この辺は実に残念である・・・。確かに、サンドマンやヴェノムのCGはよくできており、飽きることなく見ることもできるのだが、点数をつけるとなると、”スパイダーマン2”でつけた4点よりは、若干落とさねばならず、結果3.5点とした・・・。しかし、スパイダーマンはこの手の作品の中では、個人的に好きなシリーズという事もあり”3”で終わりといわず(次回作の予定はあるそうだが)、ぜひ、もう一度サム・ライミ監督ならではの手腕を見てみたいものだ!
サム・ライミ監督といえば、スパイダーマンに登場する苦悩する科学者達を見ていると、サム・ライミ監督が「死霊のはらわたシリーズ」の後に撮った「ダークマン」を思い出してしまう。私としては、決してハンサムな若者でないリーアム・ニーソンが演じる暗黒のオジサンヒーロー「ダークマン」が好きだったので、それに近いというか、さらに一まわりも二まわりもスケールアップしたスパイダーマン”1””2”は好きな作品である。そんな事から、できればこのスパイダーマンシリーズは、サム・ライミ監督にきっちりとまとめてもらいたいと願望する。かくなる上は、ベン伯父さん役のクリフ・ロバートソンに、サム・ライミ監督のベットサイドに行ってもらい「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という言葉を、睡眠学習のごとく、一晩中復唱してもらうとしよう。
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■パワナビ甲斐・30代 男性 (評価:4点)
三部完結と言われていたスパイダーマン。今回がその三部作目だった訳 ですが、終わり方や、インターネットなどの情報をみると、どうやら続 きそうですね!一作目、二作目は敵対するものたちとの戦いが充実して いて「見てるだけで楽しい!」と自分は感じでいましたが、今作は ヒューマンドラマの方にかなり力が入っているように感じました。今回 キーワードになるのは予告などでも登場するスパイダーマンの「黒い スーツ」。まずはこのスーツが何者なのかというのが気になるところ。 新しく気分転換で作ったのか、誰かがプレゼントしたのか、着せられたのか、はたまた・・・とにかく、このスーツによってスパイダーマンが何かしらの変化をする訳です。 そこからがヒューマンドラマの始まりです。そのスーツによってスパイダーマンの性格が変わって行き、周りの人間との関わりまでもが変わっていってしまいます。スパイダーマン、ピーターを悩ますアクシデントや事件が多発する訳です!敵がどうこう言う前に自分との戦いが大変。そしてヒューマンドラマも佳境に入り、同時にスパイダーマンの映画の見所である高層ビルの間での戦闘シーンがスタート!相変わらず戦闘シーンは迫力もスピード感も満点でドキドキしながら楽しめます。しかも今回の敵の一人「サンドマン」はその名の通り「砂男」。CGでなければ絶対に表現できません。本当に砂が意思を持って動いているようなCGの神髄のような映像に仕上がっています。ターミネーターなどでは流体が人間の姿になったり、戻ったりしてびっくりさせられましたが、今回は砂なので表現はその何倍も難しいはず!アップになれば本物の砂だし、動いてるシーンは人間のような形をしているし、殴られれば砂が舞い散る。自分の中では今作の一番のお気に入りはこのサンドマンの表現でした。戦闘シーンはもちろんですが、このサンドマンの誕生シーンがキモスバラシイ!もちろん、そのサンドマンの心境なども踏まえてです。「そこまでして生きるか!」という執念がすばらしいのです。みなさんもぜひ注目してください!しかし、終わってみればピーターは確実に一皮むけた感じです。それこそが「続く?」と想わせる部分なのかもしれません・・・。黒いスーツが何なのかは解りますが、なぜその黒いスーツが生まれた?のかの根本的な所はなぞのままですし、他にも何か気になる部分がちらほら・・・ぜひ続編でそこら辺を絡ませていってほしいです。ということで、今回はまだまだ続きが見たいぞ!という意味を込めて4点です!
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■Pさん 20代 女性 (評価:4.5点)
ブラックスパイダーマンが印象的でした。悪者と知っていながらもカッコよかったです。心なしか、ヒロイン役のキルスティン・ダンストが綺麗になっていたように感じました。終わってみて時計を見てびっくり!結構長かったんですね・・・途中に笑いのシーンもあったり、時間のことなどまったく気になりませんでした。スパイダーマンのシリーズは、大好きで、点数をつけるなら毎回満点なのですが、ただ、今回は、ちょっといろんなエピソードを詰め込みすぎで、全体的な印象が散漫になってしまったように感じました。
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■FFFさん 30代 男性 (評価:5点)
凄く面白かったです!なんといっても高層ビルの間を駆け回るスパイダーマンを見ているだけでワクワクします。CGは今までで最高の出来だと思いました。
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■陽さん 20代 男性 (評価:4点)
とてもよかったですよ・・・。見終わったあとでも、ああ、スパイダーマンだったな・・・って感じがして。やっぱり、スパイダーマンって、ヒーローものでありながら、どこか青春映画を見ているような雰囲気があるじゃないですか?そこが好きなんですけど、今回もアクションだけでなく、そういう場面もしっかりとしていたし・・・。マイナスポイントとしては、今回の敵の人物設定があいまいだったことです。途中スパイダーマンが何のために、ここまでして戦ってるのか分からなくなります。
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■ぴさん 30代 女性 (評価:3.5点)
スパイダーマンの大ファンなので、ものすごく楽しみにしてきたんですけど、ちょっとイマイチでした・・・。なんか、1作目、2作目と時間をかけて作ってきた人間関係などが、途中からいきなり急加速してしまったような気がして残念です・・・。もし、次の作品を考えていたのなら、もう少し時間をかけてもいいのではないか?と思いました。スパイダーマンが楽しいのは、アクションとドラマのバランスがいいところではないかな〜と・・・。
投稿者 blogpawanavi : 21:54 | コメント (0) | トラックバック
2006年09月12日
X-MEN ファイナル ディシジョン [ 劇場/洋画/SF ]
■タイトル X-MEN ファイナル ディシジョン
■監督 ブレット・ラトナー
■出演 ヒュー・ジャックマン 、ハル・ベリー 、パトリック・スチュワート
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ
みんなの平均点→4.071点
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シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
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■パワナビ松田・30代 男性 (評価:3.5点)
「X-MEN」は1963年に「スタン・リー」原作として発表された「マーベル・コミック」刊行の世界的(4億冊を超える)大ベストセラーアメリカンコミックスの実写版映画シリーズ。アメコミ同様に実写映画も世界的にヒットをしていることから、コミックスに興味のなかった人々への認知度も高い。そんな実写シーリーズの完結編という位置づけで発表されたのが、今回鑑賞した「X-MEN ファイナル ディシジョン」である。
「マーベル・コミック」の原作からは、近年続々と実写版が発表さている。「X-MEN」はじめ、「スパイダーマン」「ファンタスティック・フォー」「ハルク」「デア・デビル」「パニッシャー」などなど・・・。ちなみに、二大アメコミ出版と称される、もう一方のライバル会社、DCコミックからも只今X-MENの裏番組的(いや表?)な存在として公開中の「スーパーマン・リターンズ」で話題の「スーパーマン」を筆頭に、「バットマン」「キャットウーマン」その他、が発表されている。そのどれもが世界的に話題のヒット作になっていることから、それらの作品のどの部分に携れるかによって、映画関係者達の今後(主に金銭的に)が大きく変わるのだから、ネタ不足に頭を抱える今のハリウッドにとって、アメコミというジャンルは必要不可欠なものになっている。そして常に巨額の制作費がかかる事から、舞台裏でのドタバタも毎度の事ながら実に多いようだ。今作の監督ブレット・ラトナーは、実は上記「スーパーマン・リターンズ」の監督候補の一人だったようだが、正式には「X-MEN」の過去二作品を手掛けたブライアン・シンガーが「スーパーマン・リターンズ」の監督に就任した。逆にブレット・ラトナーが「X-MEN ファイナル ディシジョン」の監督を務める事になったというから大人の世界は複雑だ。これは余談だが、監督問題とは別に、一時期スーパーマン役にニコラス・ケイジ(ゾゾッ・・・)なんて話もあったような気がするが、ブライアン・シンガー監督としては「顔がむき出しになるヒーローだから印象は大事!だから無名の俳優を起用したい・・・」と何かのインタビューで語っていたのを思いだした。まあ、最終決定までに様々な憶測がとびかうのも全て宣伝につながるのだから、あくまでドタバタも儀式のようなものなのだろう・・・。しかし、サザエさんのように、1作毎の完結ストーリーで構成されるシリーズものでないかぎり、話の途中で監督や俳優の過激な入れ替えが頻繁に起こると、イメージやコンセプトなどに大きなズレがでてきてしまい、見る側が、要らぬ気を使ってしまう・・・。企業としては、過剰な宣伝攻撃で結果的に興行収入が上がれば成功なのだろうが、「映画」として振り返ってみたときにシリーズものならではの塊としての強みを感じなくなってしまうことが多々ある。たとえば三部作で、1作〜3作を通して監督が変わらなかった有名作品といえばバック・トゥ・ザ・フューチャーのロバート・ゼメキスや、インディー・ジョーンズのスティーブン・スピルバーグ、そしてマトリックスのウォシャウスキー兄弟にロード・オブ・ザ・リングのピーター・ジャクソンあたりだろう。さらにスパイダーマンもそうである。只今シリーズとしては"2"までしか公開されていないが、2007年公開予定の"スパイダーマン3"も1,2同様にサム・ライミ監督が務めている。とにかくサザエさん的シリーズものではない。いわゆる三部作といわれるものの多くは、意外と監督や主役は変わっていない。逆に、三部作ではないが「バットマン」や「ハリーポッター」「ミッション・イン・ポッシブル」「スーパーマン」などは、監督や配役がコロコロ変わっている。今回の「X-MAN」と似ていて、3だけ監督が変わってしまった例で有名すぎるのは「ターミネーター」だ。ジェームズ・キャメロンが手掛けた1・2作目と、ジョナサン・モストウの3作目では明らかに温度差がある・・・。1・2があまりに衝撃的だったので「3は何かの間違いということで」とは言わないにせよ、観ている側からすればなんとも惜しい事をしたと思ってしまう。できれば、アメコミの王様「X-MEN」が三部作であるなら最後までブライアン・シンガーに踏ん張ってもらいたかったのだが、もしかして「ファイナル」なんて言葉にまどわされているだけで、実は三部作ではないと考えられなくもない・・・・・。あれ?そういえばターミネーターもか?
まあ、それはさておき、監督のブレット・ラトナーはマドンナやマライア・キャリーなど大物ミュージシャンのミュージック・ビデオを手掛けた後に1997年にクリス・タッカー&チャーリー・シーンのコンビが活躍するアクションコメディー「ランナウェイ」で映画デビュー(イマイチかな?)。その翌年、同じアクションコメディー路線でクリス・タッカーを据え置きのまま、チャーリー・シーンからジャッキー・チェンにバトンタッチし、「ラッシュアワー」を発表!ジャッキー効果もあってか、中々の人気で2001年に「ラッシュアワー2」を発表した。その勢いにのって、さらに翌年にはレクター博士シリーズ「レッド・ドラゴン」の監督を務めている。ざっと作品を上げてみると、なんとなくアクションやサスペンスもののイメージがあるブラット・ラトナー監督だが、個人的には2000年に発表した、ニコラス・ケイジ主演のラブメルヘン?「天使のくれた時間」が印象的だった。ウォール街の大社長がある朝目覚めたら、平凡なマイホームパパになっていた・・・という話だが、ハートウォーミングムービーで中々おもしろいと思うのでお時間のある時にレンタルビデオまたはDVDで、ぜひ鑑賞していただきたい・・・・・。万が一、半日ぐらい暇があれば、一昨年あたりに同監督が発表した、007でお馴染みのピアース・ブロスナンが主演する、泥棒カップルラブアクション「ダイヤモンド・イン・パラダイス」をセットで借りればどちらかが絶対にヒットするはず!そういえば近頃聞いたブレット・ラトナー関連の噂では「ラッシュアワー3」の公開が来年の夏に決定しているそう・・・まあ、ラッシュアワーはあまり興味がないので、向こうにおいやって次に進もう・・・さらに、1978年に発表された「ブラジルから来た少年」というスリラー作品のリメイクを手掛けるとの事。内容はヒトラーの血液を利用しヒトラーののクローンを作り出そうとしているナチ強制収容所で生態実験を行っていた男と、それを追いかける男の話し・・・・・当時は「猿の惑星」「パピヨン」で有名なフランクリン・J・シャフナー監督が手掛け、グレゴリー・ペックやローレンス・オリビエといった名優が出演していた。こちらは、ちょっと楽しみである・・・。
話を元に戻して・・・・・そんなことから、今回は初のSF作品に挑戦なのだが、「ラッシュアワー」で培った笑いのツボや、「レッド・ドラゴン」のもつサスペンス独特の重苦しい空気感、そして「天使のくれた時間」で表現しているハートウォーミングな部分、もしくは「ダイヤモンド・イン・パラダイス」のエンタメ性が、「X-MEN ファイナル・ディシジョン」の様々なシーンでスパイスとなっており、最初から最後まで中だるみもなく、かといって終始アクションシーンだけで疲れることもなく、しっかりと話しの山場を作り、ともすればダラダラと長くなりがちな部分を最小限にカットしつつ、ところどころにメッセージ的要素をちりばめ、うまく105分という枠に収めている。そんなことから、全体的に観やすいという印象をうけた。しかし、逆に、いろんな要素が織り込まれている分、1作・2作で培ってきたエピソードをポイ捨てした部分もあるように感じられる。そんなことからブライアン・シンガー監督からの流れとは、流れの質そのものが若干違うような気がし、過去2作に比べると駆け足気味になってしまったのが残念・・・。それでもでも、105分内にあれだけのものを詰め込んで、どうにかまとめているのだから凄い。でも「X-MANシリーズ」は、個人的にアメコミ実写版作品の中では好きな作品なだけに欲を言えば(いや言いたい)、どちらかの監督のポリシーの元、しっかりと3作品を観たかったというのが正直なところ・・・。007やミッション・イン・ポッシブルのようなシリーズものなら、1作毎に個性が変わっていいのだが、どうしても続きものなだけに、急に空気感が変わるのはどうかと思う。逆に、今回、ブレット・ラトナー監督らしくて好きだったシーンはといえば、最後のほうで、馬鹿力の大男ジャガー・ノートと、物体と一体化し通りぬけられる能力をもった女の子キティの追いかけっこの場面・・・。「柔よく剛を制す?」といった、ちょっとホノボノできるシーンでもある。詳しく書く事ができないのであしからず・・・・・。
また余談になるが「X-MEN ファイナル ディシジョン」・・・最後の決断?とでも言おうか・・・・・・。ワザワザへんてこな邦題をつけたのは何故だろう・・・原題の「X-MEN The Laststand(最後の抵抗)」のほうがスマートでいいように感じたのだが、日本では「ファイナル・・・」とかの響きが興行に繋がるのだろうか?単純に考えれば「最後の抵抗」なんてタイトルはスターウォーズの「帝国の逆襲」みたいなものでシリーズ中の1作に受け取れるのだが・・・いやいやまてよ・・・上記でも、少々触れたが、ラストだのファイナルだの、はたまた最終章だのと、やけにしつこく宣伝しているあたりが怪しくないか・・・なんか臭うんだよな・・・・・こんな時は、エンドロールが全て終わるまで、絶対に席を立たないほうがいいのである・・・・・。
申し訳ないが、さらに余談・・・実写版では主人公のウルバリンだが、原作ではウルバリンの登場は第2期からで、スタート時はサイクロップスやアイスマン、ビースト(今作ではミュータントの代表になっている青色の毛玉君)のほうが活躍をしていた。さらにウルバリンは身長が以上に小さい(160cmぐらいの設定か)のだが、実写版のウルバリンを演じるヒュー・ジャックマンはスラリとしている・・・でも髪型と顔はコミック以上にハマッているので個人的に気に入っている・・・そういえばヒュージャックマンってクリント・イーストウッドに似ているから、年を取ったウルバリンはぜひクリント・イーストウッドでお願いしたい・・・・・。そして話も何十年に渡り長く続いていると、キャラクター同士の人間関係も、大学のサークルや職場同様に複雑になる。クリント・イーストウッド似のウルバリンが心をよせる、ジーン・グレイは原作ではサイクロップスと夫婦で、サイクロップスにはエマという恋人がおり、さらに離婚歴があるバツイチの女たらしなのである。そしてアイスマンの事が大好きなローグは、カメレオンのようなミスティークの養子であり、前作に登場したナイトクローラーはミスティークと親子関係。さらになんと、プロフェッサーXと今作で登場する怪力馬鹿力男ジャガー・ノートは義理の兄弟であり、プロフェッサーXもサイクロップス同様にバツイチなのである。その他、数々のドロドロとした人間関係、恋愛関係があるようだが、それも歴史あってのこと。X-MENファンにとっては、これらの人間模様・・・いやミュータント模様の行く末も楽しみのひとつなのかもしれない。
PS:X-MENを見ても、ファンタスティック・フォーを見ても、「ムッシュムラムラ」って言ってるキャラがいないのが悲しい・・・。子供の頃TV(東京12チャンネル)で見ていたアメリカのアニメのヒーローが「ムッシュムラムラ」っていってたのを覚えている。もちろん関敬六さんが発する日本語なのだが・・・。やっていたプログラムは「スーパースリー」「ポパイ」「チキチキマシーン猛レース」「マイティー・ハーキュリー」「ターガン」「どぼちょん一家」「シャザーン」「トムとジェリー」「ロードランナー」「フランケンロボ」などなど・・・見てた人います?
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■パワナビ甲斐・20代 男性 (評価:4点)
2003年のX-MEN 2から早3年。ついに映画シリーズ完結???の「X-MEN ファイナル ディシジョン」。前作の感想でも書きましたが、ストーリーを深く考えずみれば、映像の完成度も凄く、ラッシュアワーなどの作品を撮ってきたブレット・ラトナー監督ならではのスピード感溢れるアクションが見物。映画館で見て良かったときっと思えるでしょう。だからといって、ただのアクションSF映画って訳ではなく、広く深いテーマがあるわけです。世にある人間同士の偏見や差別などを人間とミュータントに例えてるようにも思えますし、自己犠牲や多くをすくうための犠牲、愛する人の為にとる究極の結団と行動などなど。。。とらえ方は人それぞれだと思いますが、必ず自分と重なる部分も出てくるのでは無いでしょうか?その確立は高いと思います。
なぜその確立が高いと思うのかというと、マイナス1点の中にも含まれるのですが、今までのキャラクターをたてつつ、新しいキャラクターも登場するので、サイドストーリーというか、各々の事を沢山描かなくてはならず、少々内容を詰め込み過ぎじゃないかなと思えるくらいギッシリと話が詰まっているからです。にも関わらず上映時間は2時間内に押さえてあるので、よく言えばテンポ良く、悪く言えば慌ただしい感じでしたね。これだけの映像と個性的なキャラクターがいるので、あと15分20分長く、それぞれの尺が長くてもよかったかなぁ〜。と、いうより、もちょっと見たかったな〜というのが本音ですね。
そして、もう、この映画単体では楽しめないでしょうね、1.2と見てからでないと辛いと思います。それでも深い所まで目を向けるとそれでも足りないかもしれません。アメリカではこの映画を見る多くの人がコミック等を見てるでしょうから制作者もそのつもりで作ってるんでしょうけどね。日本ではよほど好きで洋書を扱う書店にいくかネットで買うかしないと読める環境でないので、ストーリーや世界観云々の前にこの映画自体にピンと来てない方もいるのかも・・・と思いました。 この手のジャンルが喰わず嫌いの人がいたら・・・それだったらもったいない!この映画のテーマの一部でもある偏見みたいなものを捨てて見てみて下さい、映画全体じゃなくても「1キャラクターに共感した」なんて事もあるかもしれませんよ!
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■30代 女性 (評価:4点)
女性のキャラクターが多く登場し活躍するので同じ女性としてうれしいですね。その反面、自分の能力が愛する人を傷つけるかもしれないと思うととても切なくもなりました。迫力あるシーンも多くあっという間の2時間でしたが、ちょっとお腹いっぱいですね。もちょっと心休まる時間があっても・・・それにしてもホントにこれで完結なんですかね・・・・・?(笑
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■ヨシキさん 30代 男性 (評価:4.5点)
キャラクターも多いし、場面の展開もはやく、最後まで集中してみれたので、細かい部分にケチはつけません。原作はもっとミュータントがいるわけだし、限られた時間の中で、それなりに出し切っていたと思う。はしょっている部分もあるとは思うけど、最近の、ベストセラー・ファンタジー小説の映画化みたいに、理解に苦しむような場面に出くわす事はないし、心底たのしめました。又、家で1作目、2作目を見て、もう一度この作品を観たいと思っています。
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■L子さん 20代 女性 (評価:4.5点)
サイクロップスの出番が少なかったのでマイナス1点です。なんか1作目から、リーダー的な存在だったので、いきなり存在感がうすれたのがショックでした。全体的には監督さんが変わったせいか、雰囲気が変わりましたね!私は、今回の監督さんの方が、キャラクターの感情表現に力強さがあって好きです。
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■GGボーイさん 20代 男性 (評価:4点)
特殊撮影だけの力ではなく、役者さんの表情などからも迫力が伝わってきました。個人的にはアイスマンとパイロの対決に注目でした。マイナスポイントは「もう!はっきりしてくださいよ」ってとこです(笑)。ファンとしては気が気でないんです・・・。
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■X男さん 20代 男性 (評価:4点)
ハル・ベリー(ストーム)は1作目と比べると風格がでてきましたね!カッコイイです。面白かったのは、ミュータント達が予防接種のような事をしているところです。あれって笑い事ではなく、なんかリアルな感じがしました。作品をとおして、現代のアメリカ社会にたいするメッセージのようなものがたくさん含まれていたように感じました。
投稿者 matsuda : 15:26 | コメント (0) | トラックバック
2005年10月14日
ステルス [ 劇場/洋画/SF ]
■タイトル ステルス
■監督 ロブ・コーエン
■出演 ジョシュ・ルーカス、ジェシカ・ビール、ジェイミー・フォックス
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ
みんなの平均点→3.100点
シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
■パワナビ松田・30代 男性 (評価:2点)
いやいや、今回の作品は感想といっても難しいな・・・どうしよう。今までで一番短い感想となりそう・・・。とにかく「派手な空中戦が大迫力で観たい方にはおすすめデス」としか言いようがない・・・。空中戦については”タイタニック””アルマゲドン””デイ・アフター・トゥモロー””アイ・ロボット”そして今、公開中の”シンデレラマン”でも特撮を手がけている”デジタル・ドメイン社”が担当しているわけだから、その手の作品の映像が好きならばビンゴの可能性は高い・・・。出演者としては”コラテラル”や”レイ”で話題の黒人俳優ジェイミー・フォックスがヘンリーというパイロット役で頑張っているが、とりたててどうこう言うほどのことはない。ヒーロー&ヒロインを担当するジョシュ・ルーカス&ジェシカ・ビールも、特にかっこよく見えるシーンや、印象に残るシーンがあるわけではないが、かといってかっこ悪いわけでもない・・・。”ターミネーター2”で時限爆弾を抱えて死んでしまう科学者マイルズ・ベネット・ダイソンを演じたジョー・モートンの顔が見える・・・。ストーリーについては特に触れるようなものではないと思う。この作品のストーリーについて「アメリカは・・・」とか「コンピューターは・・・」なんて考える意欲ははっきりいってわかない。とにかく作品を観終わって印象に残るのは、もの凄いスピードと轟音で飛び回る最新鋭の戦闘機のみ。だからこそ、この作品に興味があるなら大画面で観てこそ価値があるかもしれない。本当に物凄いスピード感と迫力である・・・。物凄く悪い言い方だが「あとでビデオでチェックしょう」なんて考えはNGと思ってもらったほうがいいかもしれない。監督のロブ・コーエンは以前TVシリーズの”ナイトライダー2010”の製作に携っている・・・”ナイトライダー”を知っている人が”ステルス”をみるといろんな意味で「なるほど!」と思うかもしれないが、アイデア的にも内容的にもかなり古いものだが、あちらのほうが好感がもてるのは確かだ。機会があれば”ナイトライダー”と”トップガン”がメチャメチャ好きな方にも意見を聞いてみたいものだ・・・。参考までに近年のロブ・コーエン監督作品として有名なのはヴァン・ディーゼル主演の”トリプルX”がある。この作品で特撮を担当している上記のデジタル・ドメイン社とは”トリプルX”でも手を組んでいる・・・。いつもは長文でご迷惑をおかけしているが、今回はかなりコンパクトにまとまった・・・。
■パワナビHIDE・20代 男性 (評価:3点)
え〜、3点です。(笑)
え〜予告を見て想像していた内容とあまりにもかけ離れていました・・・(´・ω・`)
良くも悪くもですがね。自分が想像していたストーリーだったら、もっと点数が高かったのか?といわれると答えはNOですけども。。。「アメリカ空軍、人工知能、エリートな男女」 この3点セットだと、ストーリーにそんなに広がりはないと考えてしまいますね。人工知能に異常発生→人工知能 対 人間→仲間の死→一緒に戦う男女に芽生える愛→結末がどうか。
大きな流れはこうなるハズです。実際そうでしたし。 んで、結末がどうだったかはもちろん」ネタバレになるので言えませんが、ハッピー?エンドです。愛の芽生えた男女にとっては・・・。
結末は言えないので途中経過を・・・映像は迫力満点です!、CGを駆使したドッグファイトは素晴らしいです。CGなのでカメラ視点も自由自在!飛行機同士もギリギリを通過するし!激突も凄い!エグイくらいだ。しかし、多少凝りすぎ?めまぐるしすぎ?たぶん疲れる人もいると思います。酔っちゃったり・・・そのくらい迫力はあります。でも、そのスピード感があるお陰でスローモーションは普段以上に効果的です。印象に残ったのは垂直上昇から垂直降下に移る一瞬。無重力になる感覚が伝わります。それと、戦闘機が激突するシーン。ストーリー的には、「なんで、優秀なハズのあんたがその状況でそんなミス犯すかな?」って思いますが映像は凄いです。グッシャリです。まぁ見てみて下さい!
全体的にドックファイトは映画「トップ・ガン」を思い出してしまうんですが、「トップ・ガン」には人工機能がありませんでしたし、新しい兵器も登場してるので、楽しめました。しかし、この映画の最新CGの技術も素晴らしいのですが、20年前に同じように、いや、それ以上に素晴らしいドックファイと映像を見せてくれたトップガンの素晴らしさに乾杯☆
どんなに凄いことやっても20年前の映画と比べられるのはたまらないでしょうが・・・これには訳があるでしょう、素晴らしい戦闘シーンと裏腹な部分が多い気がしました、展開の強引さや、設定のおかしさなど。。。突っ込みたくなる部分が多々あります。なんか、最近このパターン多いな・・・「そこまでやっといて、オチがそれかよ」とか、「そんなに頭イイのに、そこがわかんないなかなぁ?」とか・・・「おぉ!そんな展開があったか!」っていうストーリー的な驚きが少ない感じがします。。。
脚本家のみなさん頑張ってください。期待しています。
人物の設定も、もう少しだけ詳しく知りたかった・・・なぜ、男女がなかなか好きと言い出せないかなどは会話の中などに含まれてはいますが、戦闘にはのめり込めても人物やストーリーに浸れなかったです。映像が素晴らしいだけに残念!
この時代映像はもう凄くて当たり前になってきています。ストーリーにひとひねりお願いします!!!
■Aさん 20代 男性 (評価:3.5点)
可もなく不可もなくですね。映像は迫力もスピード感もあって素晴らしいんですが、ストーリー的に展開が早すぎてボヤッとしちゃったかんじですね。人工機能の修復も「ラジオの修理じゃないんだから」って感じです(笑)。
■RTさん 20代 女性 (評価:4点)
CGによるスピード感が凄く映像的に楽しめたので4点をつけましたが、ちょっと疲れるぐらい迫力がありましたね(笑)。大きなマイナス点は、ストーリー的に、何が見せたいのかはっきりしないところです・・・。主人公もかげがうすく、恋愛にしても中途半端・・・。女性パイロット役のジェシカ・ビールはカッコよかったですけど・・・。
■Sさん 20代 女性 (評価:3点)
映像は迫力がありますね・・・でも、かなり分かりやすい話のわりには、ストーリーに焦点がなく、何がいいたくてこういったストーリーになっているのか分かりませんでした・・・。ジェシカ・ビールは役作りのためにしっかり準備していたようですが・・・。そういえば、ヘンリー役のジェイミー・フォックスが一番印象的でした。
投稿者 blogpawanavi : 18:24 | コメント (0) | トラックバック
2005年07月12日
スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐 [ 劇場/洋画/SF ]
■タイトル スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐
■監督 ジョージ・ルーカス
■出演 ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステンセン
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ
みんなの平均点→4.428点
シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
■パワナビ松田・30代 男性 (評価:4点)
バットマン・ビギンズ、宇宙戦争といった作品が目白押しの2005年夏!話題のSF大作3連発の最後を飾るのが、この”スター・ウォーズ エピソードV シスの復讐”だ。他の2作品も、様々な広報活動を行い確実に動員をのばしている。が、そんな動員戦争にはまったく動じない、王者の風格のようなものをこのスター・ウォーズシリーズからは感じられる。映画不況の時代だけに観客動員の分散も心配されるが、毎回数字的にも成功を収めている。それはスター・ウォーズが自ら作り上げた独自の文化があってこそなせる業である。そしてまた、スター・ウォーズは脅威的な数字を残した!日本での公開初日だけで約50万人を動員し、興業収入約7億円、土曜・日曜2日間のオープニングとしてはシリーズ最高の157万人を動員!さらに全世界70カ国で上映中!と、これだけでもスター・ウォーズファンが世界的にどれだけ多いかが分かる。1977年に第1作が公開されてから早28年、0歳だった子供が28歳になっているのだから凄い。というか凄まじい・・・。言い方をかえれば四半世紀なのである。ローマは1日してならず・・・・・ということわざがあるが、時間をかけて練り上げた独自の文化だけにその重みは計り知れない。日本でいえば大器晩成型の戦国武将、北条早雲、徳川家康のごとくゆったりとした時間のかけ方は、○○年たって老うどころか、晩年になるにしたがい輝きをましているから凄い!そんなことからもスター・ウォーズが一過性のお祭り騒ぎや流行物ではないことがわかる。この状態を維持するのは極めて困難なことだ。四半世紀にわたって大人から子供まで、あらゆる層に愛される物語は少ない。当初の予定では全9作中、初めに第4〜6話を公開し、その後に前振りとなる第1〜3話を公開、最後に未来となる第7〜9話を公開との予定が、「このペースでは終わらない・・・」と全6話での完結となり、予定変更発表当時は各方面から「話が違うぞ」などヤイノヤイノと言われはしたが、1944年生まれのジョージ・ルーカス監督が30歳にして打ち上げたスター・ウォーズ計画というライフワークが61歳にしてようやく完結そたのだ・・・・・とにかくコレだけ長期間やる気を失わずに製作意欲を継続してきた事に頭がさがる思いがする。
基本的に、スター・ウォーズシリーズは”単なる”シリーズ物ではないので、話が次から次へと繋がっていく、最近はこうした手法で、数年のスパンで物語を完結するなどの作品をよくみかけるが、前にも書いてあるとうり、映画で”来週につづく”というのは個人的にあまり好きな手法ではない。できる限り一話で完結するか、毎回読みきり?のシリーズ物にするかしてほしいと思ってしまう。しかし、スター・ウォーズだけは、ただ単に”手法”などとはいえない、誰も真似のできない独自の路線を突き進んでいる。最近ではロード・オブ・ザ・リングの3部作が完結したが、あちらは、長い作品をぶつ切りにし、2001年〜2003年といったごく短いスパン内で3回にわけて見せたというイメージがあり、3部作とはいったものの、1つ1つの作品に違う価値観をもつことはない。いわば、ワーグナーの楽劇”ニーベルングの指環”を14時間、4夜連続で見るようなものだ。しかしスター・ウォーズシリーズは28年という歳月が作り上げた独特の空気をもっている。あまりの時間経過に、ファンも新旧入れ替わり、映画に対する価値観の異なる世代を又にかけ、更新しつづけているため、1つ1つの作品がそれぞれに独立した価値観とファン層をもっている。かといって007のようなものではなく、全6作の全てが他の作品とリンクしている。少々無理があるかもしれないが、たとえばまずロード・オブ・ザ・リングを2作目から見始めたとする。多分ストーリーが”まるっきり”わからないで投げ出してしまうだろう。一方スター・ウォーズ。こちらは、どこから見てもなんとなく見れてしまうはずだ。何故だろう?と考える・・・。それはきっと28年間のあいだ、映画として生まれたスター・ウォーズが、アメコミでもなく小説でもなく映画を基礎として映画の中で生き続けてきたからに他ならない。漫画の持つイメージや、小説などの原作ファンによるキャラクターイメージに犯されることなく。ストレートに映画の画像が頭に浮かぶのだ。こういった現象は数年で出来上がるものでは決してない。長い時間をかけて、様々な情報が映画ファンだけでなく一般の人々にもすり込まれていくのだ。たとえば、誰に説明されなくとも、サザエさんはカツオのお姉さんだし、ドラえもんといえば何処でもドアといったぐあいに・・・。その結果、スター・ウォーズに関する多くの情報がなくても、誰もがなんとなくではあるが楽しめてしまうのだ。もちろん完璧に理解する事は、よくよく見なければ不可能だが、普通にダースベイダーやR2-D2のキャラクターが、人々の記憶にすり込まれている。これは一過性のヒットでは無理な事。何年間もそこに居座りつづけなければ簡単に忘れさられてしまうからだ・・・。バットマンやスパイダーマンが何年たっても第一線で活躍できるのは、もともとアメコミの世界が何十年もかけてキャラクターをすり込んだからで、そのような「アメコミ」といったものと同じレベルで「スター・ウォーズ」自体が、単なる映画にとどまらず、大げさに言えば28年の歳月をかけてアメコミ文化のようなスター・ウォーズ文化にまでに育ってしまったからといえる。もとと歴史のあるアメコミのヒーローや、歴史的な大ヒットSF小説の映画化ならいざ知らず、SF映画として生まれたスター・ウォーズのキャラクター”ダース・ベイダー”が世界各国に知れ渡り、映画を中心に様々な現象が生まれ、ひとつの作品に28年という歴史のおまけがつき、今回の完結編にいたってはシリーズ最大の記録的な大ヒットとなっているんだから、映画としては脅威的な事だ!前出のサザエさんしかり、ドラえもんしかり、作品自体に「あしかけ○○年」という歴史がひっついてしまうともう誰もかなわない。まるでアントニオ・ガウディのサクラダファミリアようだ。いまさら「あのデザインが・・・」なんて意味のない討論をしてもしょうがない。細かい点など突っ込みたくても歴史がそれを許さない・・・ただ、そこに存在するだけで説得力があるのだから・・・。とにかく映画を製作する人間にとってこれほど嬉しい事はないと思う。人気漫画や人気小説、ドラマに異存したり、イベント化されヒットした映画ではなく、映画スター・ウォーズが独自でつくりあげた、スター・ウォーズ文化の映画界貢献度はもはや5点満点をあげても足りないぐらいだと思う。ネタ切れによるリメイク作品が相次ぐ、ハリウッドにおいて、これだけのオリジナリティを発信しつづけて実績をのこしているのはスター・ウォーズだけといってもいい。もはやSF映画のテーマ曲ともいえるジョン・ウィリアムスの楽曲と共に「遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・・」の名調子からはじまる導入部だけで鳥肌が立ってしまうファンは多いはずだ。そして、28年間を通じ、スター・ウォーズのオリジナリティを語る上で、忘れてはいけないのが、ライトセイバーの存在だ。レーザーガンや最新式のメカが飛び交うSF映画のなかで、最後の最後まで、古典的な武器である剣(ライトセイバー)が主役となって(ハイランダーはおいといて・・・)活躍したのがスター・ウォーズである。ライトセイバーの存在こそがその他のSF映画とは違う重みを持つ要因となっていると思われる。現代のSF映画の中で、このライトセイバーは特に協力な武器ではなく非常にシンプルなのだが、それだけにとても深みがあって、それを自由自在にあやつるジェダイの騎士達にロマンを感じるのだ。もし、ダース・ベイダーの武器が、体中に仕込まれたレイザーガンだったら、ここまでカリスマキャラクターにはなれなかったはずだ。スター・ウォーズという独自のカテゴリーを築きあげる事ができたのは、このライトセイバーの存在があったからだろうと思う。一連のスター・ウォーズという作品の中でMVPをあげるとしたら、ダース・ベイダーでもなく、ヨーダでもなく、私なら迷わず、ライトセイバーを選びたい。
話は変わって、今回の作品(エピソードV シスの復讐)としての感想は4点としたが、それは細かい部分を上げればきりがないから、大雑把にいえば4点ぐらいかな〜というところ。作品を観る限り、かなり膨大な時間の撮影をしているのがわかる。編集も大変だっただろうと思うし、上映時間を延ばして説得力をもたせようとすれば、それも出来たかもしれない。しかし、多くの子供達も観ることから、あまりくどくならないようにしているとも思われる。あくまでも難しい事を分かりやすくだ!そこでジョージ・ルーカスのこんな言葉を思い出した。記憶が定かではないが、確か「スタンリー・キューブリックは完璧なSF映画(2001年宇宙の旅)を作った、あれより優れた映画は作る気もない」そんな内容だったとおもう。ジョージ・ルーカスは、あえてスタンリー・キューブリックにはならず、独自の路線を歩いたのだ。もともとSF映画の多くの作品は芸術性やスケール感に欠け、安っぽいイメージが付きまとっていた。どうしてもスペクタクル巨編や超大作といった看板が掲げられないでいた。そんな時、巨匠スタンリー・キューブリックが芸術的なアプローチで”2001年宇宙の旅”によって全世界にSF映画の無限の可能性をアピールし、上記のような理由で、それとはまったく逆のスタンスでジョージ・ルーカスはSF映画に、子供から大人まで夢中になれる壮大なスケール感を演出し、SF映画に大衆の目線で夢とロマンを吹き込んだ!そのような事から”2001年宇宙の旅”は、100点満点、天才!という人と、意味が分からない0点という人・・・といった具合に意見が両極端に分かれる。大人でもそんな感じだ。しかしスター・ウォーズに関していえば、平均点が非常に高い位置で安定し、多くの人から市民権を得た。みすから「キューブリックのような完璧なSF映画を作るのは不可能」と語るジョージ・ルーカスだが、1つのカットに膨大な時間をかけ、こだわりを持つスタンリー・キューブリックからみても、コレだけの年月を1つのSF映画に費やせば、不可能を可能にしたと言っても怒られはしないだろう。そしてスター・ウォーズの第1作目からリアルタイムで観ていた方なら、思わずグッとくるようなラストシーンを観れば、誰もが1977年の第1作を今すぐに観たくなる衝動にかられるはずだ。そして「もうここまできたら細かい事は言いたくない」となってもらわなければ困る。
これだけの歳月が流れる間には、様々な流行の変化や、業界、映画そのものの変化もあった。特に特殊撮影の技術などは大きく進歩し、表現できる事の幅もひろがった。もし、この作品が1話から順に作られていたら今頃どうなっていただろう?単純に、撮影技術の進歩とともに映画の中での武器・兵器も格段に進歩をとげ、ジェダイの生き残りはライトセイバーは馬鹿らしくて使わなくなり、しまいにはサイボーグ同士の派手な戦いになっていたかもしれない。あえて6話目をシリーズ1作目とすることで、武器・兵器の激化をストップさせたことにより、スター・ウォーズより後出のSF大作とは異なる、節度ある映像を保つ事ができたのかもしれない。難しい事を間単に、やれるけどやらない。これこそがスター・ウォーズの真骨頂かもしれない。そういえば、ジェダイの騎士達はマトリックスのネオのような動きはしないし、帝国軍の兵器に液体金属サイボーグも出てこない。映像的には美しくなっても、スター・ウォーズの世界観「遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・・」のノリを28年間最後まで守り抜いた結果、今作の大ヒットが生まれたのだと思う。とにかく世界的に、そして男女を問わず大人から子供まで、数限りない人が、十年越しに見続けている作品なのだ。ヘタしたら親子3代で見ているかもしれない。
そして今回の”エピソードV シスの復讐”がより悲劇的な結末を迎える事で、あらためて28年前の1作目に希望のかけらが生まれていた事を再確認したくなる。そう希望に満ちた6話目をシリーズ1作目とし、絶望の3話目をシリーズ最終作としたことで物語は永遠にループされるわけである・・・。最後がハッピーエンドなら、物語はそこで終わってしまい、ループはしなくなる。がしかし、逆に考えれば28年もかかったことで、当初から壮大な時間経過の計画はあったにせよ、とにかく細かいディテールなどのバランスを保つのが非常に難しくなったと思われる。全6作品の中には子供っぽいものもあったろうし、人によって好き嫌いもあるはずだ。でもそれは、単に長い物語をぶつ切りにした作品ではないからに他ならない。それぞれの作品に独自のカラーやテンション感があって、どの作品にも様々な思い出とともにファンがいるのだ。ただ単に長い1本をぶつ切りにし「つづく」としていたら、28年間もつづくことはなかっただろう。さらに、無情にも時は流れ現実的には最後の作品を観れずに亡くなった方もいるはず・・・。そうした事を含め、時間とは凄まじいものだとあらためて感じずにはおれない。「継続は力なり」というが、まさに膨大な時間によって、今となっては小さなズレや設定の違和感などは全て思い出にしかならない。ただ、ただ、映画ファンとして、この作品を全てリアルタイムで劇場で見れたことに感謝したいと思うだけだ。しつこいようだが総評としては5点満点でもたりないだろう。さらに、事故により、レーシングドドライバーという夢を絶たれたにも関わらず、映画制作に転向し、このような尺度で作品を作り続けた上に、監督としてだけでなく、フランシス・フォード・コッポラとの紆余曲折を経て、様々な映画制作環境作りに乗り出し、常に世界の高額所得者ランキング最上位にも名を連ねることの出来るジョージ・ルーカス監督に脱帽・・・・・。
■パワナビHIDE・20代 男性 (評価:5点)
シネマレポート、初満点!かな。ですね。スターウォーズ、ついに一応のシリーズ完結しましたね。寂しい思いもありますが、これはこれで良かったと思います。スターウォーズを始めて見たのは中学生の時だったでしょうか?もちろんレンタルビデオですが、大まかなストーリーが宇宙の中を斜めにスクロールする、あの独特のオープニング画面がやはり印象的。文字が流れた後、そのままカメラが下がっていって、宇宙船が出てきたり、戦闘シーンになったり・・・ここで、すでに映画の世界にカメラアングルと共にぐっと引き込まれてしまうんです。全てのシリーズで同じオープニング手法、今回も例に違わず・・・あの音楽がなり始め、エピソード3にストーリーがスクロールしていく、そして、宇宙の背景からいきなりの大船団が目の前に現れる、そして2機の戦闘機と共にその船団の中を飛び回る。まるで自分もその世界にいるかのようだ。もう、すっかり、夢中だ。レポートも忘れて、頭の中は中学生。オビ=ワンとアナキンと共に議長を助けに行く。右手に握った缶コーヒーはライトセーバだ!(笑)今回のストーリーは「シスの復習」、重要な部分はダースベイダーの誕生秘話だ。自分としてもスターウォーズシリーズの中で最も気になる謎の1つだった。この謎が解けただけでも大満足だ。この後のシリーズはすでにあるので、誰が、ダースベイダーなのかなどはすでに解っていたが、何故そうなったのか、どうしてフォースの暗黒面に落ちたのかなどは解らなかった。シリーズを見ていない人は何を言ってるのかサッパリでしょうが説明しようがありません・・・見てください・・・話せば長くなります(笑)細かいところを言えば「ここをもっとこう見せて欲しい」なんて部分はありますが「好き」なのでそんな事差し引いても5点なんです。すみませんねぇ。
あっ好きといえば、スターウォーズグッズ。世界中に数え切れないグッズがあります。実際に映画で使われたものからどこかの業者が勝手に作った偽物まで、自分も別にコレクターではありませんが、好きなキャラクターの小物などは部屋にもあります。今回もついつい映画館でボールペンを買ってしまいました。R2D2のボールペン。このレポートの下書きはそのボールペンで書きました♪こういったキャラクターグッズは映画などの人気を計る物として解りやすいですよね。最初の映画が誕生して今までの間、しかも世界中でここまで映画そのもの以外で愛されているものは多いようで、実はそんなにないのでは?メインのキャラクターから、ちょい出のキャラクターまで勢揃いです。ちなみに自分はR2D2とヨーダ、ジャバ・ザ・ハットが大好きです。ジャバ・ザ・ハットは専門学校の課題で描いたこともありました(笑。もう、映画のレポートでは無くなって、「私、スターウォーズ好きです」って言ってるだけですね・・・。それにしても、エピソード4から始まったこのシリーズって凄いですよね。どういう考えでそうしたのか。子供の頃はそれが、途中から始まっているなんて知らなかったし、そんな事自体どうでもよかった。ただひたすら「ハマッた!」ただそれだけ。どれほど、映画館で見たい!と思ったことか、そして、エピソード1からまた制作されてそれが映画館で見られると解った時、すでに点数は決まっていたのかも知れません。無理なことでしょうが、もう一度全てのシリーズを映画館で見てみたいです。スターウォーズは「映画館で見たい映画No.1」です!今まで見てない人もせめて今回のエピソード3だけは見てくださいね。後で後悔してもしりませんよ〜。そして、子供のいる人はぜひ、子供にも見せてあげてください!「グッズ買って!」と言われるのは覚悟の上で!
■30代 男性 (評価:5点)
少なめに見積もって5点です。中学生の頃に映画で見た、スターウォーズ世代です。思い入れが強く、10点でもいいです。(笑)テレビシリーズなどの噂もありますが、映画シリーズは終わり。映画の新作が見られないのは寂しいですが。このままダラダラと続くくらいなら・・・これで良かったのかもしれないです。
■春 20代 女性 (評価:4.5点)
なんか悲劇的な物語ですね・・・少し悲しくなりまたが、見終わった後で、又DVDで全部の作品を見たくなりました。ちょっと暗めだけど、そんな気にさせる不思議な終わり方でした。あのラストシーンには目頭が熱くなりました。泣きはしませんでしたけど(笑)。
PS:R2-D2が以外に強かったです。
■KAI 30代 男性 (評価:4点)
新シリーズの中では、間違いなく最高傑作だしょう。前2作は、ちいさな子供や少年が主人公だったことから、話の内容や映像に、どこか子供っぽさを感じ、それを引きずっていましたが、こんかいは、完全にダークサイドに徹した大人のスターウォーズに仕上がっています。だからといって、子供が見れないわけではないのいで、そこが凄いところです。最後の最後でこの重厚な面を見せてくれた事がとてもよかったと思います。また1作目がみたくなるような終わり方です。ただ、今回の作品で、マイナスポイントをあげるとすれば、アナキンがダークサイドに落ちてゆく展開を、もう少し掘り下げてみせてもらえるといいと思いました。上映時間が長くなるかもしれないのですが、あと10分ぐらい伸びても問題ないでしょ(笑)。
■neko 20代 女性 (評価:4.5点)
スター・ウォーズは、エピソード1からみ始めました。前3部作はビデオでみましたが、この作品を観て、DVDボックスが出たら絶対に買うぞ!と思いました。今回はアナキンの演技が非常に光っていました。かわいいじゃなくカッコイイ!話の展開が少し速いと思われる部分もありましたが、全てのキャラクターが活き活きしていたので、そんな事はわすれてのめりこむ事ができました。あのラストシーン・・・・・絶対1作目を見てきゃダメです。そして映像を焼き付けてください。本当に感動します。
■英二 50代 男性 (評価:4点)
いや〜生きてるうちに最後が見れてよかったって感じですよ(笑)。1作目を見た時は20代だったのに、もう50代ですよ〜。おーいルーカス、俺の青春を返せ〜。ということでマイナス1点は俺の青春。
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2005年07月02日
宇宙戦争 [ 劇場/洋画/SF ]
■タイトル 宇宙戦争
■監督 スティーブン・スピルバーグ
■出演 トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ティム・ロビンス
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ
みんなの平均点→2.857点
シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
■パワナビ松田・30代 男性 (評価:3点)
宇宙戦争(原題WAR OF THE WORLDS)と聞いて古いSFファンが、まず思い出すのは、SF小説としては余りにも有名なH・G・ウェルズ原作の”宇宙戦争/The War of the Worlds”や、映画なら1953年、ジョージ・パル監督作品の”宇宙戦争/THE WAR OF THE WORLDS”だろう。このジョージ・パル監督の”宇宙戦争”は、H・G・ウェルズ原作の”宇宙戦争”を元に火星人による地球侵略を描いた作品だ。小説も映画も、この2作は歴史的な作品だと思うが、今回、6月29日世界同日ロードショーという形で公開された、スティーブン・スピルバーグ監督による”宇宙戦争”もH・G・ウェルズ原作のものである。1953年のジョージ・パル監督の時代は様々な演出で恐怖感をあおり、その演出効果は今なを、色あせるものではないだろう。しかし、1953年当時演出効果はとくらべれば、そのまんまストレートに表現できるほど撮影技術も格段に進歩している今日、何が飛び出すのかと、この作品に期待を寄せていたオールドSFファンが世界的にも多いことは想像できる。
H・G・ウェルズ原作、スティーブン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ&ダコタ・ファニングでおくるH・G・ウェルズ原作の”宇宙戦争”!コレだけの名前が連なれば、世界同日上映というお祭りがあってもおかしくはないと考えられるほどの迫力だ。たとえばH・G・ウェルズ原作”透明人間””タイムマシン”といった世界的な定番メニューもあるが、スケールを考えれば、世界的なお祭りになりえるのは、この”宇宙戦争”しかないはずである。そして作品のプロモーションでは毎回のように、世界のトム・クルーズと、”アイ・アム・サム”や”アップタウン・ガールズ”など、キュートな演技で世界中にコアなファンが多いダコタ・ファニングの顔が仲良くならんでいるのだから、たんなるSF映画以上の期待が高まってもおかしくない。特にショーン・ペンと共演した”アイ・アム・サム”で涙した人なら、ダコタ・ファニングの演技には大注目といったところであろう。今回はどこで泣かしてくれるのだろう・・・などなど。
さて、作品の感想だが、点数を見ていただければ、コレだけの世界的な大作の割りに何故か低い・・・。決して意地悪をしているわけではないのだが、大きなマイナスとしては、結末はどうであれ、スッキリ感にかける事がまずあげられる。作品を通して、大よそだが監督が何をいいたいかぐらいは理解できる。原作は1950年代と古いものだが、宇宙人と宇宙人の持つ最強兵器のデザインは変わるにせよ、なすすべもなく逃げ惑うだけの人間がえがかれているのは今も昔も同じだ。もう何十年も前から現代社会において、この誰の物でもない大いなる地球を、訳のわからない勝手な理由と、殺戮マシーンで侵略しようとしているのは、宇宙人ではなく人間であり、そんな人間の横暴のために生活の場を失い、逃げ惑っているのは、人間以外の動物や大自然である。「なんもかんもわかった気になって、我が物顔でやりたいホウダイやっている人間達よ、お前らのやっている事はこういうことなんだぞ」と言わんばかりの叫びは作品を通して伝わってくる。しかし、ここまで世界的期待され、大々的な興行を実行するなら、ハッピーエンドであれ、悲しい結末であれ、やはり万人がスッキリと席を立てなければならない。その部分は、超大作の宿命である。
先日、この作品を鑑賞し終わった後、映画の大好きなデザイナーの友人と、夜明かしで映画の話をした。その時、ちょうど”宇宙戦争”の話題となった。「内容や監督のやりたい事、狙いは理解することは出来るけれども、なんか終わったあとの、爽快感、スッキリ感が無かったよな〜。切れが悪いというか、残尿感のような・・・」「これだけ騒がれると、こんなんでましてけど〜、とか、こういうのもありだよね〜!なんて笑えないから難しいよな〜」そんな会話をした。この”宇宙戦争”はかなりの割合で視覚的に訴えてくる部分が多い。ヒューマンドラマの要素はあるが、ヒューマンドラマではないので、明らかにその部分に割ける時間はすくない。ということは、今回の大きなテーマでもある、人間の家族愛、親と子の絆のようなものを、もっと視覚的に分かりやすく出してほしかったというのがある。私と友人との話の中で「SF映画で、親子の絆を、だらだらとした台詞もなくサラッと分かりやすくみせてる映画って何かな?」そんな話になった。その時に出てきたのがB級近未来SF映画”ロボコップ”の1作目の話だ。主人公の警官マーフィは、犯人を追いかけるうちに、返り討ちにあい、人間としての機能を失いかけていた。そんな時、ロボット開発会社からの要請により、マーフィは生きたままロボットの警察官となって、再び勤務させられる。しかし、改造前に全て消し去ったはずのマーフィーの記憶が、ロボコップになっても消えずに、再びビジョン化されてよみがえる・・・・・。この現実を受け入れられずに苦しむマーフィー/ロボコップ。というものだが、ロボット化しても、生前?の子供や奥さんとの生活が忘れられない様子が、フラッシュバックなど画面を通して悲しいほどよくわかる。さて、視覚的にどのシーンが、親子の絆を「サラッ」と描いていたかというと。マーフィーがまだ人間だった頃、よく拳銃を西部劇のガンマンのように、クルクル回してフォルスターに入れるのを不思議そうに見る相棒に「ああ、これか?これはテレビのヒーローがよくやってるんだ、コレをやってやると息子が喜ぶんだよ」・・・。そして、彼はロボコップになり、全ての記憶を失ったかのように見えたのだが、ふとした瞬間に、れいのクルクル鉄砲回しを無意識にやってしまうのだ。それを見ていた相棒が「まさかマーフィーでは?」となる。何気ないシーンなのだが、ロボットになってまで潜在意識の中に、息子が大好きだった動作が忘れずにいる部分にロボットだが、生前?の人間性が感じられる。自分の名前はわすれても、この動作が潜在意識に保管されていたということが、いかに子供の事を愛していたががよくわかる。ベタな演出といえばそうかもしれないが、時間をかけずに短時間で絆を理解してとれるシーンだ。この”宇宙戦争”では、主人公の家族が複雑な家庭環境だというのは視覚的にもわかり、父親(トム・クルーズ)が子供達との信頼関係をとりもどそうとするのは分かるのだが、どのくらいその愛情が深いのかが、今ひとつ分かりにくい。「あるアメリカ人一家の視点から人類の未来への生き残りをかけた愛と勇気の壮絶な戦いを描く」という事が大前提にある事から、観客は終始、別段特殊能力を持つでもない、あるアメリカの家族と行動を共にしなければならない。そして、宇宙人とやりとりするよりは、極限の状態の中での人間同士のやりとりが多い。”宇宙戦争”というタイトルから、派手な戦闘シーンばかりを期待するとかなり裏切られるかもしれない。基本的には父子が共に逃げ惑うシーンがメインで、破壊のシーンは背景といっていいだろう。その中で本当に印象に残るような親子愛、家族愛のエピソードが、もっと分かりやすく描かれていればよかったのだが、結局はそのような印象的なシーンがないため、結局、宇宙人が暴れるシーンに目が行ってしまう・・・しかし、元々戦闘シーンをみせたい映画ではないので、また、注目はトム・クルーズとダコタ・ファニングの掛け合いに戻る。しかしそこまで掛け合いをするわけでもなく、悲鳴とともに逃げる、逃げる、逃げる。悪い言い方をすれば、視覚効果以外は掴みようがないともいえる。 そう!映像は見ているだけで素晴らしいものがある。ロケーションを駆使した撮影は、CGを使っていても質感や重量感はタップリあるし、俳優の演技がどうのという問題でもない。特に前半部分は何かを期待させるだけのものはある。もったいないのは後半部分・・・。
古い作品をリメイクのようなスタンスで製作するとき、今回のような有名なSF作品は、役者でみせることよりも、あながち撮影技術がよくなっているだけに、まずはそこに目が行ってしまい、その部分の良し悪しが重要なポイントになる。そんなことから、ヒューマンドラマや、歴史ドラマにくらべ非常に難しいジャンルだと思う。そして、視覚的な面からも、SF超大作といわれれば、観客は過剰に期待をしてしまう。たとえは悪いが、本来は強いはずの競走馬が、レースの流れに乗れず、ギクシャクし最後まで鋭い足を使えず、可もなく不可もなく、力を出し蹴れないまま、ゴールをしてみれば3着だった・・・。そんなぎこちなさがのこってしまった・・・ん〜なんとも残念だ・・・。
■パワナビHIDE・20代 男性 (評価:2.5点)
えぇ〜、出だし好調、相手チームのクリーンナップも見事に押さえ、楽勝ムードの7回表、点差は5点!このまま勝ち越しと思っていた。が、しかし、7回裏からじわりじわり追いつめられついには逆転されてしまった!何とも言えないこの悔しい気持ち!ん〜んん、何でよ!もう!!!って感じに、終わった後最初に思った感想を例えてみました。スピルバーグとトムクルーズって事で、かなり期待していただけに。。。低い点数となってしまいました。
まず「宇宙戦争」という邦題。見終わってみると、これが何ともしっくり来ない。ピッチャーがファーストミットもってる感じ、別に絶対駄目!って訳じゃないけど違和感・・・因みに洋題は「WAR OF THE WORLDS」これならまだ解るが、「宇宙戦争」はいまいちしっくり来ないのです。
特に難しい事はないんです、地球の生命体以外から地球が攻撃された時に人類はどうするか?そして、その結末は!って事ですよ。それを、1つの家族を中心に描いているのですが、「宇宙戦争」とか題名を聞くとどうしても地球規模、宇宙規模の戦いを想像してしまいます。最新の戦闘機が飛び交い、専門家が攻撃方法を見つけ出し、反撃開始!!!ってな具合に、ベタベタですが、タイトルからだと致し方ないでしょ。前半はそういう匂いがするのでイイ感じに緊張感が高まってきます。おぉキタキタ〜!そこからかよ〜!、すげぇ、冷酷だぁ〜。戦争が始まるぞぉ!逃げろ〜。ってな具合に。が、しかし、ここからだぁ!って時にヒューマン色が強くなる。上記のように大戦を期待していると、一気に肩透かしを食らう。期待しなければOKなだけの話しですが・・・。
しかし、映像、緊張感などは流石スピルバーグ!超リアルな世界を創り出しています。冒頭の細胞の映像からドンドンと引いて行く画などはすんばらしいぃ。そういう部分だけを見れば満点でもおかしくは無いと思う。しかし、皆さんが言うとおり、結末がね・・・。
宇宙人に言いたい。人類より遥かに知能が高く、100万年も計画期間があるならそれくらいの事気づかんのかい!!!
■20代 男性 (評価:2.5点)
題名から、スターウォーズのような感じの物を想像したりしてかなり期待を込めて見たせいか思ったより面白くありませんでした。後半からが特に・・・内容からすると、もっと侵略的な題名にした方がすんなりと受け入れたと思います。
■KK 女性 (評価:2.5点)
映像は素晴らしかったですよ!でもストーリーがね〜。トム・クルーズの見せ場はどこ?って感じの?マークな内容でした・・・。最近だと、どうしても”インディペンデンス・デイ”と比べてしまうのです。あちらは”宇宙戦争”より、全体的に稚拙で、漫画っぽいところがあるのですが、ストーリーの中に入りこめたのは”インディペンデンス・デイ”ですね。面白いとか、面白くないの前に、なんか?
■KM 男性 (評価:3点)
SFでありながら、プライベートライアンのような生っぽい映像。ダコタ・ファニングもよかった。でも、公開前の盛り上がりからすると・・・・・・って感じかな・・・。
■J 男性 (評価:3.5点)
とにかく、はなっから昔のSFと思って、映像だけ見るべきだね!そうすればかなり楽しめるよ。前半のシーンは「凄い」に尽きる。ラストは個人的にも読めたから、特に何も感じなかった。
■R 女性 (評価:3点)
私はかなり、ダコタ・ファニングに期待していたから、ちょっと残念だったかな〜。内容としては、山場がどこにあるのかが分かりにくかった。何か、そこに向かって話が進んでるはずなのに。ちょっと疑問がのこりますね。でもダコタは可愛かった。
投稿者 blogpawanavi : 18:44 | コメント (0) | トラックバック
2005年06月20日
バットマンビギンズ [ 劇場/洋画/SF ]
■タイトル バットマンビギンズ
■監督 クリストファー・ノーラン
■出演 クリスチャン・ベイル、リーアム・ニーソン、渡辺 謙
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ
みんなの平均点→3.444点
シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
■パワナビ松田・30代 男性 (評価:3.5点)
これから毎週のように、時を同じくして公開されていくこの夏注目のSF超大作3作!その中で”宇宙戦争””スターウォーズ エピソード3”より一足先に公開されるのが”バットマンビギンズ”だ!毎度のことながら、豪華キャストで話題になるバットマンシリーズの最新作だが・・・・・ビギンズというぐらいだから、シリーズの1作目で描かれたストーリーより、以前のバットマンということで、主人公ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベイル)が、何故?どんな理由で?バットマンになったかという部分を詳しく描いた作品になっている。第1作目(1989年/主演:マイケル・キートン)がティム・バートン監督の手によって、TVシーリーズなどとは一味ちがった、本格的な映画となって帰ってきて依頼15年強の歳月が経過、シリーズも今回で5作目となり、その間、このシリーズでは、主人公のブルース・ウェイン/バットマンを誰が演じるか?という事よりも、バットマンの敵役(悪役)を誰が演じるか?という部分が話題となる作品になっていった。これまで悪役を演じたのも、ジャック・ニコルソンをはじめ、クリストファー・ウォーケン、ミシェル・ファイファー、トミー・リー・ジョーンズ、ジム・キャリー、そして前作のアーノルド・シュワルツェネッガー、その他など、旬な有名俳優陣達がアメコミ系の悪役を特殊メイクやド派手な衣装でどう演じるか?という部分が大いに注目され、「えっ、あの人がこんな姿に」と、内容はさておき一種、お祭りのようなムードが出来上がっていた。もちろん今回の”バットマンビギンズ”でも、悪役達にはリーアム・ニーソン、渡辺 謙、さらに、脇役ではマイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマンといった名前があがり「えっ彼らがバットマンに出演?」といったサプライズ効果もあって、何かと話題になった。特に日本人にとっては、”ラストサムライ”で世界的なムービースターになった渡辺 謙が出演するというのだから「なに、謙さんがどんな顔になっちゃうの?」など、早くから盛り上がっていた。が、しかし、今回のバットマンは、今までのシリーズのイメージのまま劇場に乗り込んでいくと、それこそ「逆サプライズ」といった感じで、純粋なシネマ・バットマンファンは面くらってしまうだろう。リアルなアクションシーン、コテコテしていないゴッサムシティ、隠しアジのようなCG、壮大なロケーション、迫力がアップしているのは間違いないが、何かが違う・・・。いや、何かどころか、設定からキャラクター、武器、デザイン等、全てにおいて、今までのバットマンとは違っている。アメコミ独特のカッコよさやケバケバしさは一切排除!純粋にリアリティを追求している。かといってバットマンが、仮面NGの必殺仕事人、自称バットマンな訳もなく「ちゃんとバットマン」はしてはいるけれど、コスチュームやバットモービルのデザインなど、今までと比べるとかなり地味と感じることだろう。アメコミ独特のルックスよりも、むしろ実写映画として、見た目に実用的かどうか?本当にこんな事が可能か?という点を追求し、生身の人間が、どうやってバットマンに変身し、活躍するのかを、筋道だてて紹介しているのだ。ゆえに、必要最低限の演出によって、あたかもバットマンがリアルに存在するように見せている。そんな訳で、恒例の「悪役特殊メイク」もない。言い方は悪いが「おちゃらけ」や「おふざけ」はほとんど「排除」といっても過言ではないかもしれない。今回、主人公のブルース・ウェイン/バットマンを演じる”クリスチャン・ベイル”はじめ、リーアム・ニーソン、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマンといった脇役達も、どちらかといえば、役を演じる中で少しづつキャラクターの魅力を引き出していくような演技派が揃っている。アーノルド・シュワルツェネッガー、ジャック・ニコルソン、ジム・キャリーといった、存在感(ある意味顔?)だけで十分ギラギラしているタイプとは少々異なる噛締めて味の出るタイプだ。監督的には、それらの演技派俳優陣を起用することで、今までとは違うリアリティ溢れる、アメコミテイストを排除した新しいシネマバットマンを演出したかったのだろう。その部分に関しては、監督の思惑どおりになっていると感じた。そんな豪華脇役陣の中、日本ではこの人の話題で持ちきりだろう!ラストサムライに続き2度目のハリウッド映画出演”渡辺 謙”である。バットマンビギンズでも、一際オーラをはなっている。迫力の演技に、存在感も十分備わり、特に、彼の殺陣(たて)シーンは、洋画では中々見る事のできない、迫力と気を感じる事ができた。リーアム・ニーソンもスターウォーズではライトセイバーを振り回すシーンがなかなか板についてはいたが、やはり殺陣(たて)に関しては渡辺 謙と比べては可愛そうだ、なにせ気合を含め、格が違う。監督も渡辺 謙のキャスティングについてこう語っている「瞬時に観客の心を捕らえる壮大なカリスマ性と存在感をもった俳優が必要だった」。しかし、その監督が認める、今となっては世界的なカリスマ俳優の一人となった渡辺 謙の使用方法?に「意義有り」ということで、それはまた後ほどじっくり触れよう。
さて、今回最大のポイントは、今までの流れを完全に断ち切るリアルバットマンに変身した事だ。シリーズの中では、まったくといっていいほどカラーが違う・・・。元々アメコミのヒーロー、バットマンに、なぜ34歳の若きクリストファー・ノーラン監督はリアリティを求めたのか?確かに最近日本でも、アニメヒーローである”デビルマン”や”キャシャーン”が同じような感じで、リアルに実写化されたが、個人的にはどちらも好きになれなかった。そこで毎日新聞に掲載されていた、クリストファー・ノーラン監督のインタビュー記事を読んでわかった事があったので、かなり省略しているが、参考までに内容を紹介したい。
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(毎日新聞インタビュー記事より)
「製作の話は僕から持ちかけた。アメリカ人にとっては重要なキャラクターで、アイコン的存在のバットマンの映画化権を所有しているスタジオが、どうにか、これまでとは違ったものを作りたいと願いつつも、苦慮している・・・。そんな状況は僕にとってチャンスだと思った。世界的に注目されている作品だけに、失敗した時のリスクも大きいだろうが、そんなリスクでも背負って立つ覚悟があった。内容的にはバットマンの創世記を描き、当初から人間ドラマを中心にすすめようと考えていた。バットマン誕生については、子供時代のエピソードがフラッシュバック的に描かれている程度なので、自由に描く事ができる。自分が一番、バットマンに魅力を感じる部分はなんといっても、バットマンが普通の人間である事だから、今回はバットマンの視点に立って描いてみた。彼の視点から物語を描くと、観客達も一緒にバットマンに変身することができる。そして今回最大のポイントがリアリティ。リアリティを追求するために、主要なキャラクターを演じてもらった俳優には、映画では描かれていないキャラクターの背景を踏まえた上で演じてほしいと要求した。さらに、リアリティを表現するために、ロケーションを多くする事で、壮大なスケール感をだした。”アラビアのロレンス”や”ブレイドランナー””007”といった、ハリウッドの一流作品も参考にした。本当のハリウッド一流映画は壮大なスケールを持ちながら、ちゃんと人間ドラマを持っている。そしてハリウッドの大作である以上、大勢の人が、理解して楽しめる作品でなければいけない。僕は、そこに到達したい。それが映画監督としての高い目標だと思っている。」
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クリストファー・ノーラン監督は、変化が必要とわかっていても、中々実現できない(体質になっている)でいるハリウッド、しいてはアメリカの象徴(ここではバットマン)に、チャレンジャーといて挑んだという意気込みが読んでとれた。このようなチャレンジは若き34歳の監督だから出来たともいえる。この作品の中では、理想と現実の中で戦う主人公ブルース・ウェインが描かれているが、もしかしたら、これはハリウッドの中でのクリストファー・ノーラン監督自信なのかもしれない。そんな監督の思いも理解したうえで、鑑賞すると、今までと違うバットマンをみせられるシネマ・バットマンファンの方々の気持ちも少々和らぐかと思われるが、とにかくイメージが180度違うのは確か。よって意見もかなり分かれるところだろう。だから今回は点数を付けるのに凄く悩んだ・・・。今までのシネマ・バットマン、特に、ティム・バートンの作品を知らないで、今回のバットマンビギンズが本格的なバットマンシネマの第1作目だったら、印象もかなり違っていたと思うし、逆に1作目と比べると、近作の3・4作目がかなり漫画チックな上にダラダラとしまりがなくなって、主人公の視点など関係なくなっているところに、このリアルバットマンの落差は逆に新鮮とも感じる事ができる。主人公に少しづつ感情移入が出来るという点でも、日本の”デビルマン”や”キャシャーン”よりは好感がもてるのも確かだ。個人的には主人公のクリスチャン・ベイルがあまり好きではないのだが、見ているうちに、少しつづ感情移入ができるようなつくりになっている。脇役達の活躍もあるが、その部分はクリストファー・ノーラン監督がこだわってるだけあると思う。久々に観客がバットマンのスーツを着る事が出来る唯一の作品といえなくも無い。この作品を単体でみれば中々楽しめる。しかし、いい意味でも悪い意味でも、バットマンという名前が邪魔をするのは、バットマンならではの宿命だろうか?一口にカレーといっても、カレーライスとカレーパンはかなり違うものだし、それぞれにコアなファンもいる・・・。バットマンビギンズに関しては、おおよそカレー好きな人は十分楽しめるはずだがカレーライスが好きな人は、ライスが無いからダメなはずだし、カレーパンもしかり。どちらかといえば自分はおおそそのカレー好きなタイプなのだが、悩んだ挙句、渡辺 謙の出番が少なかった事を理由にバットマンビギンズの点数は3.5点とする。この「渡辺 謙もっと出せ」といったたぐいの意見は下記に掲載した感想以外にも非常に多く、私も便乗させてもらう形になってしまったが、どうしても今までの流れで考えると「バットマンの悪役に抜擢された」と事前に情報があれば、作品の良し悪しに関係なく「出る」というだけで大事なのだ、それも日本人俳優ならなおさら期待してしまう・・・ある意味、イチローや松井がメジャーリーグで活躍するのを楽しみにしているように、映画の世界でも渡辺 謙に期待をしてしまっても日本人ならしょうがないのではないか?クリストファー・ノーラン監督自信、「カリスマ的であり、短時間で人の心をつかむことが出来る俳優である」と語っているので、この渡辺 謙の出番の少なさは実にもったいなく思われる。豪華俳優陣を多く起用する作品にありがちだが、4番バッターが溢れて、なかなか出番がまわってこない点など、どことなく最近のジャイアンツににている。野球の打順同様、ホームランバッターばかりいても、攻撃の流れができないのは確かだ。また、イチローの試合を衛星中継でみたはいいが、1打席しかまわってこなかったら、日本のファンの多くは消化不良をおこすだろう。渡辺 謙などどうでもいい人は気にしなくていいが、日本人の活躍を期待してる側として大きなマイナス点となるのは、いたしかたがないと納得している。もちろん作品内容と渡辺 謙の出演時間に直接的な関係ないのだが、そこは「ひいき目にみて」ということでご理解いただきたい。その辺も含め、作品単体としては楽しめたと思うが、採点についてはウジウジと悩んだわけで・・・。中には、巷の噂で「渡辺 謙、出番すくないよ」と聞いている方も多いだろうが、あえて「渡辺 謙の出番は少ない」とここでも言っておく。できればそれを知った上で見てほしい。彼が、少ない出番でどれだけ存在感をアピールしているかにも注目してもらいたいからだ。ハリウッドでの微妙な評価もあるかも知れないが、キャラクター的にみても、バットマンビギンズにおいてはリーアム・ニーソンと同等に最後まで掛け合いがもつれる展開ならもっと盛り上がったと思う。
そして今回、リーアム・ニーソンの「師匠イメージ」がさらに深くすりこまれた。スターウォーズやキングダム・オブ・ヘブンでも弟子に剣を指導するシーンがあるが、今回もそういったシーンがあり、リーアム・ニーソンの定番となった(笑)。調度、バットマンの1作目(1989年)が公開されたころ、リーアム・ニーソンは同じような黒マントに身を包んだ闇のヒーローの”ダークマン・1990年”で主演を務めていたが、1993年の”シンドラーのリスト"以降、”ロブ・ロイ””マイケル・コリンズ”など指導者役のイメージが特に強い。まあ、彼が指導者役をすると、かなりそれっぽく見えるので何もいえないが、今回は悪役に挑んでいるということで、本当に悪い人にみえるか?いや悪い人なのか?ぜひ注目してもらいたい。そして、ゲイリー・オールドマンもいつもは、どことなく影のあるひねくれた役が多いが、今回はちょっと違っている。さらに、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマンの役どころもチェックしつつ、ご鑑賞のさいは、今までのバットマンを少し忘れて、バットマンビギンズに没頭できれば楽しめるだろう。「なんで銃弾浴びても死なないんだよ!」「どうしてマントでとべるんだよ」「いつ格闘技を覚えたんだ」そんな、今まで明かされなていないような部分がしっかり描かれているということから「バットマンファンとしてはどうしても今回の作品は納得いかないんだよな〜」というファンの方も番外編と思って鑑賞されてはいかがだろうか?そして視覚的にいえば、バットマンを支える大きなポイントとして、悪役の存在と同等にあげられるのが、架空の都市”ゴッサムシティ”が醸し出す独特の雰囲気があると思う。逆にいえばゴッサムシティあってこそのバットマンともいえる。ティム・バートン監督とそのスタッフが作りあげた”ゴッサムシティ”と、今回の”リアルゴッサムシティ”の評価も分かれると思うが、その辺もじっくりと見比べてみるのも面白いと思う。アメコミから1作目、そしてそれ以降の流れを考えると「これはバットマンじゃない」「本来バットマンというものは・・・」などと言われたらそれまでだが、今までのシリーズの流れがあってこそのクリストファー・ノーラン監督の挑戦をどう受け止めるかがカギとなりそう!ただ、バットマンビギンズは見方によって、ブルース・ウェイン/バットマンがジェームズ・ボンドにみえたりしなくもないので、「あなたはバットマンにどこまでリアリティを求めるか?」と鋭く問われてしまえば、私個人の意見として「特に求めません」と言うであろう。
PS:(ネタばれの恐れ有り)、既に作品を見られた方はおわかりと思いますが、今年の日本的に考えると、時期的にも少々微妙なシーンもあり、作品を鑑賞しながら、自分も直ぐに、記憶に新しいあの脱線事件が頭をよぎってしまい、何ともいえない気持ちになってしまった。が、しかし今回はそれらのシーンについては、特に触れないので、できれば皆様のご理解と共に、下記に掲載している感想も含め、ご了承のほどお願いしたいと思います。
■パワナビHIDE・20代 男性 (評価:4点)
ん〜キャストが豪華ですね。味のある役者さんばっかり。こうなると、大体目移りというか、ぶつかり合ってあらら???って事もすくなくないとおもいます。しかも、シリーズ物。ハッキリ言ってマイナス期待で見に行きました。ところがどうでしょう!いやいや、単純に面白かったですよ。嫌みなCGもなく、ぶっとんだストーリーでもなく。バットマン誕生秘話がうまく描かれていると思いました。渡辺謙の元で修行するシーンも面白い修行の仕方があったり、後の事件に関わる部分があったりあっ、後に全く使わなかった技?道具?もあったなぁ・・・まいっか。映画全体がしっかり作り上げられているって印象です。始めから渡辺謙の出番は少ないと聞いていましたが、その正体をしってビックリ。えぇ〜そうなの???と・・・あぁ言えませんが。そうなんですよ。でも、やっぱり、ラストサムライまでとはいきませんが、存在感はバッチリですよ。立ち回りも流石です!
で、個人的には面白かったんですが、今までのシリーズのバットマンの大ファンの方はどういう評価なのでしょう?バットマン・フォーエヴァーのようにいかにも原作がアメコミです!って感じのバットマンが好きな人は???前作では、敵はシュワちゃんでしたし。って事はどういう事か?というと。今回のバットマンビギンズは真面目です。とっても現実味があります。いろんな事に意味があります。マント1つで滑空できるのも何となく理解できます。ただのマントじゃないですもん。科学の結晶「あぁ〜納得」の連続です。もちろん、理論的に理解は出来ませんよ(笑 いろんな意味で真面目ですね。ということでこの「バットマンビギンズ」は・1本の映画として鑑賞するか、・純粋にシリーズの始まりとして謎解きのために鑑賞するか、・「バットマン」と「悪」の戦いが見たくて鑑賞するか、など、みなさんの思い入れによって評価はマチマチでしょうね。とりあえず自分は「1本の映画として鑑賞」しました。結果4点。マイナス1点は渡辺謙の結果的な役柄・・・(; ̄Д ̄)!そこかよ!って突っ込まれそうですが、たぶん同じ思いの人も多いはず・・・
■ベイダー 30代 男性 (評価:3.5点)
まずはお断わりを・・・。私の場合、まず「ティム・バートンのバットマンありき」からはじまってるので、いかせんバットマンビギンズの感想と言うよりはバートンのバットマンとの比較となってしまうのでご了承ください。一言で言えば娯楽映画としては楽しめますが、バットマンとしてはどうかな?って感じです。理由としては「バットモービルをリアルにするのはいいが、もともとそういうものではない、あのデザインだからカッコイイんだ」「ブルースが嫌味に感じるほどの金持ち」「原作がアメコミなのに変にリアリティを求めすぎている」。これは関係ないけど「執事役のマイケル・ケインのイメージが○○だ」。
本来バットマンは主役は悪役のはずじゃないか!私はティム・バートンのバットマン的世界観(特にゴッサムシティ)が大好きな為、どうしても辛口となってしまいますが(当時ビートルジュースがバットマンをヤルと知った時は、かなりガッカリしましたがそれはさておき)シリーズと切り離して1娯楽映画としては迫力満点で完成度高いと思えます。しかし、この手のシリーズは大いなるワンパターン(007、寅さんなど)を踏襲してもらいたいものです。コテコテでいいと思います。最後に一言いわせてください!最近の大作は、事前PRしすぎ(怒)!観る前から大事なシーンをCMで流され、感のいい人なら、半ネタバレ状態が続き、作品を見なくても、見た気になってしまいます。この風潮無くせないモノでしょうか?それも含めて点数は辛めです。
■30代 男性 (評価:3点)
映画自体はとても面白かったです。ストーリーなども特に文句を付けるところはありませんでした。しかし、渡辺謙さんに期待して見に行ったのでもっと登場して欲しかった!なので・・・。
■30代 女性 (評価:3点)
迫力もあって、でも、わざとらしくなくてとても面白かったです。やっぱり謙さんは格好良かった。すっかりハリウッドの役者さんですね。もっと、沢山登場シーンを期待していただけに残念!!!
■KMさん 20代 男性 (評価:4点)
今までのシリーズはあまりしっかり見ていませんので、バットマン事態の知識はありません・・・。だからスパイダーマンのような超人的イメージをもっているのだと勘違いしていました。バットマンって実は普通の人間で凄く努力家なんですね・・・。映像的には、リアルなアクションシーンが多く、ドラマとしてもしっかりしていて、CGをここぞとばかりに派手に使ってないのがいいですね!なかでもリーアム・ニーソンがよかったです。謙さんの登場シーンは少なかったけど、存在感はありました!最大のマイナスポイントは、ヒロインが自分好みではなかった事・・・。スパイダーマンもでしたが、あまり可愛くないんですよね・・・でもこれって重要でしょ?だって、それだけでも少しテンションが下がっちゃうじゃないですか。
■HHさん 20代 女性 (評価:3.5点)
武器関係など、今までのバットマンにないリアルさで、よかったです。主人公も今までではかなりメジャーな人がやってたので、作品を見る前から自分なりにキャラクターが出来上がってしまっていたのですが、今回のクリスチャン・ベールは知らなかったので、素直に感情移入ができました。作品事態は凄くよかったと思いますが、最大のマイナスは、渡辺 謙さんの出番が少なすぎる事!コレは大きなマイナスです。
■Pさん 20代 女性 (評価:3.5点)
ちょっと、渡辺 謙さんどうにかしてくださいよ!あんなにCMとかで話題になってたんだから、コレじゃだめでしょ・・・。スクリーンに出てきた時の空気が急に締まっただけに、なんであれだけなんですか(怒)。殺陣(たて)のシーンだって、謙さんがいたからリアリティが出たんじゃないですか?せっかく面白い作品なのに、その一点だけに大きな不満がのこりました。外国の方はそんな事どうでもいいのかもしれませんが!
■リカさん 10代 女性 (評価:3点)
今回の主人公は今までの中で一番カッコイイと思いました!作品全体が漫画っぽくないのでビックリしたけど、見ているうちに引き込まれました。見終わったあとは、今までのバットマンより、こっちの方がいいとおいました。ただ、渡辺 謙さんが登場したとき、凄い迫力があったので、もっと重要な役なのかと期待していたのですが、あまり出てこなかったので残念です。できれば、最後の最後まで、バットマンと戦ってもらいたかったです。リーアム・ニーソンもよかったのですが、ボスという意味では渡辺 謙さんのほうが強そうにみえます。特殊メイクなしでも迫力満点でした。残念・・・。
投稿者 blogpawanavi : 18:39 | コメント (0) | トラックバック
2005年04月18日
コンスタンティン [ 劇場/洋画/SF ]
http://www.pawanavi.com/staff/2005/10/post.html■タイトル コンスタンティン
■監督 フランシス・ローレンス
■出演 キアヌ・リーブス、レイチェル・ワイズ、ジャイモン・フンスー
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ
みんなの平均点→3.666点
シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
■パワナビ松田・30代 男性 (評価:3点)
「俺の名前はコンスタンティン・・・ジョン・コンスタンティンだ」・・・・・昔からこの手のセリフは主人公が悪者(逆も有り)に向かって言う決め台詞だが、もちろん相手は言葉のわかる人間に決まってる。しかしこのジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)は悪魔に向かって汚い言葉を交え、決め台詞を発する。この作品でのキアヌの役を一言で言えばエクソシスト。エクソシストとは”悪魔祓い師”のことで、同名の映画作品でも、神父が少女に取り付いた悪魔を追い払うシーンが有名だ。正式にはイタリアのカソリック神父の中から正式にローマ法王から任命される”悪魔祓い師”だそうで、現代でも、医者と連携しつつ近年も急増しているそうだ。精神科医は多くの患者の中で、分裂症や多重人格者にあてはまらない「病気とはみとめられない」患者をエクソシストに紹介し、逆にエクソシストは、神父としての日常業務により、精神的に悩める多くの人を、信頼のおける精神科医に紹介する中、どちらのケースにもあてはまらない少数者に”儀礼”を行なうのだそう。そういうことで言えば、映画エクソシスト(1974/米)でマックス・フォン・シドー演じるメリン神父は、エクソシストといえるが、こと”コンスタンティン”に関していえば、その活動はかなり過激で、”悪魔祓い”というよりは、過激な尊攘志士を見つけては討つ新撰組のように”悪魔のブッタギリ”をしている・・・追い払うなどといった生易しいものではない・・・。そんなわけで、地獄の悪魔達からも多大な恨みを抱かれつつも、また、一目置かれる存在でもある・・・。
地獄と天国、そして人間界を行き来するヒーロー達は、日本のアニメーションや漫画でも沢山描かれているが、このコンスタンティンも、原作は米DCコミックス社で大人向け作品を扱う”バーティゴ”から出版されている”ヘルブレイザー”シリーズで、ユダヤ・キリスト教的な死後の世界をリアルに、そして“天国と地獄はこの世と共存している”というアプローチを用い、直接的な表現で実写として見せるという難しい事にチャレンジしている。原作がアメコミだから「派手な地獄のクリーチャーが目白押し」と思われるとちょっと違ってしまうかも!あくまでも大人向けのコミックスだ。もちろん「リアルに描く」といっても、シュールな感じではなく、ビジュアル的に表現している部分が多いので、飽きるような内容ではない、なにせ”あの”キアヌと、”ハムナプトラ”のレイチェルワイズが引っ張っていくのだから・・・。
日本の漫画やアニメでは地獄や天国を分かりやすく、極端にいえば正義と悪のようにも描かれているが、ユダヤ・キリスト教に限らず、これらの真理をリアルに映像化というのは中々難しい・・・特に子供が見て、単純に「いい・悪い」と判断できるわけでなく、全ての善と悪が複雑にからみあい”バランス”を保っている・・・。特にこの作品の主人公”ジョン・コンスタンティン”の苦悩を理解するには、ユダヤ・キリスト教などそれらの文化圏で生活をし、あたりまえのように体に染み付いていないと入り込めないところがあるかもしれない・・・。もちろん国の問題ではなく、日本人であっても、その辺を理解できる方々は沢山いると思うが、これはあくまでも「知ってる」だけじゃなく「体に染み付いている」という事が重要だと思うので、このような言い方をさせてもらった。
今回点数は3点だが、この3点は、私が個人的に、上記の宗教的な世界を、ごく浅く見聞きして知ってはいても、体の中にまで入り、血となり肉となっていない事から来る点数かもしれない。それゆえコンスタンティンの苦悩をどうしても頭で考えてしまい、理解してしまおうとおもう・・・そこでワンテンポの遅れがでてしまう・・・。音楽関連の映像の仕事が多く、今回、映画監督デビューとなる”フランシス・ローレンス”の名前もあり、ことさらビジュアル的な部分がクローズアップされている作品だが、監督的には「多くのビデオやCM出身の監督のように極端な映像重視に陥ることなく、あくまでも物語とキャラクターに重点を置いて演出している」といっている。そんなことから逆に、荒ぶる超エクソシスト”コンスタンティン”の苦悩がもっと理解できれば点数はあがるだろう。ただ、悪い言い方をすればリアルさも、派手さも中途半端だったような気もする。しかし、どちらかに偏ると、駄作といわれたり、マニアックと受け取られたり、こちらのバランスも難しいところだ。そんなことからキアヌの演技も微妙なところなのだろうが、もっと主人公に感情移入できれば、もう一歩近づけたかもしれない。
さて、なにかとマトリックスと比較されているが、両者には共通している部分は”人間のイメージを映像化”しているl事。そしてイメージの世界と現実世界を、自由に行き来できる主人公がキアヌであるということ。映像だけでなく、それこそ単なるイメージとして比較されるのも無理はない。しかし”人間のイメージを映像化”という事にかんしていえば、”マトリックス”はほぼ何でもありだったのに対し、”コンスタンティン”で表現する世界は、少なからず個人個人のイメージがある程度確立されているので、非常に難しいと思う。おかしな話だが、キアヌのイメージまでひっくるめて、「いいキャスティングだ」という人と「キアヌじゃなければ」という意見が極端に分かれそう・・・人間界においてイメージとは怖いもの。40歳のキアヌ・・・確かに若くみえるが、”アヴィエイター”の”レオナルド・ディカプリオ”同様に選択の時がきそうだ(苦笑)。
PS:この作品は実に音楽関係者・バンドマンが多い、監督の”フランシス・ローレンス”からして映像作家として”ブリトニー・スピアーズ””ジャネット・ジャクソン””ウィル・スミス””エアロスミス”など音楽界の超スーパースターとの仕事をこなし、02年には、南米の歌姫シャキーラのビデオ”スエルテ”でラテン・グラミー賞の最優秀ビデオ賞を獲得している。主演の”キアヌ・リーブス”は自信のバンド”ドッグスター”のベーシストとして活動しているのも有名。悪魔側の伊達男”バルサザール”を演じる”ギャビン・ロズデイル”は、プラチナ・セールスを記録したロック・バンド“ブッシュ”のリード・シンガー、ギタリスト、ソングライターとして世界的な成功を収めているし、”サタン”役のピーター・ストーメアは彼をブレイクさせた”コー
エン兄弟”の”ファーゴ”にちなんで“ブロンド・フロム・ファーゴ”という名のバンドを結成し、作曲とギターを担当。近々、デビュー・アルバムの発売も予定している。また、伝説のエクソシスト”ミッドナイト”を演じる”ジャイモン・フンスー”は22歳のときにファッション・デザイナーの”ティエリー・ミュグレ”に見いだされ、彼のモデルを経て、その後、数多くのミュージック・ビデオに出演し、音楽業界の一流監督やミュージシャンと仕事をしている。とにかく悪魔はロック、ポップス、ヒップホップ、ラテンなど明るく騒がしい音楽が好みらしい。
■パワナビHIDE・20代 男性 (評価:3.5点)
マトリックスでは現実とバーチャル世界(どっちがどっちかは別として)、そして今回のコンスタンティンでは現実と地獄をを行き来するキアヌリーブス。果たして彼は、これから先、現実の世界のみの役を演じられるのだろうか・・・?次は何処と何処を行き来するんだろうか・・・ そんな事はさておき・・・おくんかい(; ̄Д ̄)!えーマトリックス番外編「コンスタンティン」←違うっ!キアヌリーブス主演最新作「コンスタンティン」!マトリックスを上回るとんでもない非現実世界(と思ってるだけ?)を最新のコンピューターグラフィックスで再現しています。しっとりと湿った現実世界。灼熱の地獄絵図。暖かく全てを包み込むような天国。現実と天国は見るからに"それ"なんですが、今回「おっ!」っと思ったのは地獄の風景。「地獄」と言うと閻魔大王がいて、悪魔達が地獄に堕ちた罪人達を釜で湯がいたり、針山を歩かせたり。。。と言うのは日本の?イメージですが、この映画の地獄はあくまでも"現実的"でした。というのも、天国と地獄そしてこの世は常に平行して隣り合っているとう作品のコンセプトがあるからで、キアヌリーブス扮する主人公「ジョン・コンスタンティン」達が見る地獄はまさに現実の地獄といった感じです。
作品自体は「非現実」を描いた物語ですが、ストーリーや設定が作品に「現実味」をプラスしています。天使や悪魔は人間界に直接手を下せないのです。「ハーフ・ブリード」という仲介的な存在を通して人間界に影響を与えます。そうすることでこの3つの世界の均衡を保っているんですね。まぁしかしどこの世界に規則を破る物はいるわけで、この規則を破り均衡が崩れると「ジョン・コンスタンティン」が登場するわけです。「自分の世界にかえりなっ!クソったれ!俺はジョン・コンスタンティンだ!」ってな感じで!この「ジョン・コンスタンティン」というキャラク
