2005年08月08日
ロボッツ(日本語吹き替え版) [ 劇場/洋画/アニメーション ]
■タイトル ロボッツ 日本語吹き替え版
■監督 クリス・ウェッジ
■声の出演 、草薙 剛、矢田 亜希子、西田 敏之
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ
みんなの平均点→4.357点
シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
■パワナビ松田・30代 男性 (評価:3.5点)
夏休み期間中のアニメ作品という事で、劇場では平日なのに家族連れの姿を多くみかけた。今回鑑賞したアニメーション(米)”ロボッツ”は、字幕スーパーと日本語吹き替え版の2種類があり、このレポートでは日本語吹き替え版を鑑賞したわけだが(字幕スーパー版の感想ではない)、劇場には、幼稚園生と思われるかなり小さい子供もみかけた。このぐらいの年齢から小学生の子供を持つお父さんお母さんは、日本語吹き替え版を見ることを余儀なくされると思われる。上映時間が90分という点で「話が急すぎる」という意見もあるが、あくまでも子供達に夢を与えるための作品であり、大人が腰をすえてジックリ鑑賞する作品ではない。この日も5才の子供の感想を聞いたりもした。子供対象なら時間的にはこのくらいが妥当かもしれない。2時間近くなると、大人はいいが子供は飽きてしまったり、トイレが我慢できなくなったりする可能性が大きい。まあ、それと「話の急展開」という事は別次元の話だが、監督としては、そうしてでも長くなりがちなストーリーを90分に凝縮したかったのだろう。
この作品の監督”クリス・ウェッジ”といえば”アイス・エイジ”のヒットが記憶に新しい。この”アイス・エイジ”も上映時間が82分とコンパクトにまとまっている。大きく違う点は、字幕スーパー版では、声の出演陣の顔ぶれがビッグスターによるものか否か、というところ・・・。”アイス・エイジ”では”レイ・ロマノ””ジョン・レグイザモ””デニス・リアリー”と日本でもバリバリに名前が知れ渡っている俳優が出演しているわけではない(ちなみに日本語吹き替え版は山寺宏一、太田 光、竹中直人)、一方”ロボッツ”では”ユアン・マクレガー””ハル・ベリー””ロビン・ウィリアムス”というビッグスター達の名前が上がっている。(この辺の役どころは、日本語吹き替え版ではそのまま”草薙 剛””矢田 亜希子””西田 敏之”になる)。そんな豪華なハリウッドスターの影にかくれて活躍している日本人スタッフがいる。「堤 大介(ブルースカイ・スタジオ)」だ!こういった作品では心臓部ともいえる、3Dの元となる絵を描き、3Dアーティストたちを統括する役割を担当した。若干30歳の日本人。元々は油絵を描いていたそうだが彼の絵を大変気に入った”クリス・ウェッジ”監督が大抜擢したそう。彼のインタビュー記事の中には「世間一般が言うような成功を成功だとは思わないで欲しい・自分が充実感を得られることこそが重要だ」と語っている。とかく成功=お金が真っ先にあげられるこんな時代、特にハリウッドには珍しい職人気質な心を持ってる気骨溢れる日本男児である。そんな「堤 大介」という人間を思わせるのが、この作品中に出てくる主人公のロボット”ロドニー”だ。彼の純粋な心が、やがて様々なロボット達を目覚めさせ、新しい国造りの原動力となっていくのである。 そう、この作品では「何かを作り出す」という部分、もちろん小さな発明品から、自分達の国といった大きなものまでを、「お金儲け・自分」を第一に考え動いているロボット達と、「発展・共存」を第一に考えているロボット達による様々なやりとりが、子供でも分かるよう簡略化して紹介され、何かを造りだす時に一番必要なものは何なのかを教えてくれる。
作品中の主人公、ロボット”ロドニー”の夢は大発明家になる事”!国や家族のために自分の能力を活かしたいと純粋に考える、もちろん利益第一主義ではなく、あくまでも「自分の技術を、少しでも多くのロボット達に役立てたい」という理由からだ。そして、その夢を叶えるために故郷を旅立ちシティへと向かう・・・。しかし腐りきったシティでは大企業のワンマン経営者ラチェットが私腹を肥やすために、アップグレードしないロボットを大量に破棄しようとたくらみ、少しでも修理や工夫をして部品を長持ちさせようというロボットが自由にパーツが買えないような細工をする。これでは病院にいっても薬がないようなもの。そんな時、自分の能力を発揮しみんなを治す、いや直す役目を買ってでるのがロドニーだ。そしてロドニーような考え方に対し「甘い」「子供」などと受け取れるあいまいな表現でその想像力や行動力に蓋をしてしまい、そればかりか、平気で立ち直れなくなりそうな仕打ちをし追い込んでいく。しかしロドニーはたとえ大ピンチに陥っても、腐りきった大人達の中ででも、自分の信念をまげる事をせず、まっすぐと突き進む。そんな姿を見て、いままで人まかせだったまわりの大人達の心が次第に動かされ、やがて国自体に変化がおこり、そして国民(ロボットだが)ひとりひとりの心が明るく豊かになっていくのである。ここで重要なのは、金銭的な部分だけでは心は動かされても変化をおこすまでにはいたらない。「いやそりゃぁ逆だよ!富と名声で変化を起こさせるのさ」というのが、ロドニーとは正反対の”ワンマン経営者ラチェット”である。基本的に大きな世界での出来事ではないので、彼の会社が儲かるたびに、街の状態は悪くなり、ロボット達はすさみ、街角から夢がなくなっていくのである。そして誰もが夢すら想像することができなくなってしまい、常に自分から動く事をせず「誰か街を変えてくれないかな〜」と人まかせな集団が、結局、”ラチェット”のような思想の持ち主にいいようにあやつられてしまう・・・。そんな中、主人公ロドニーの行動力が少しづつ街中に伝染し、次第に協力者や仲間も増え、「自分にもなにかできるかもしれない」と思わせるような活力が街中から溢れはじめ、諦めていたロボット達に前向きになれる力をあたえた。物語の後半で、やる気の無かったロボットからこんな台詞が飛び出す「ただ見ているだけで、文句をいっているだけはもういやだ、僕も戦いに参加する!」。こんな気持ちにさせるのは、いくら利を解いても不可能である。幕末の悩める志士達同様に、心が沸騰しなければ大きな力にはなりえない。実際に”利”で動くものはピンチに弱い。が、利で動くもののほうがはるかに多いのも現実である。利あってこそという考え方があって不思議はない。しかし、純粋な子供達には心意気をしっかりと見せ付けなければいけない。
”ロボッツ”は子供向けのアニメーションで特にストーリーがわかりにくい事もなく、いろいろと考えるだけの余裕もある。だから鑑賞しつつ考えた・・・。今の世の中も”ロドニー型”や”ラチェット型”の人間はたくさんいる。社会の流れに乗ろうと極端に利益を追求し他人の事を振り返る余裕がなければ”ラチェット”のようにならざるを得なくなり、”ロドニー”のように純粋な夢を追いかける者に対して、何かと反発し、いい言葉が見つからないまま「おまえは子供だ!」と言っておきたくなるのも分かるような気がする。そんな事を思わせる、金に余裕はあっても心にゆとりのない社会で暮らしているからだ。しかし「心」がある以上、理想や夢はみてしまうのが普通。面白いのはそんな”ラチェット”ですら「この会社を完全に自分だけのものにし・・・」との野望をもつ。大雑把に言えば夢も野望もにたようなものだが、自然環境と同様に「心」は無限ではない。窮屈な環境にいれば心は確実にとざされ、次第にねじまがり、自分がなんのために何をしているのかがわからなくなり、やがて心の中に燈っている火が消えてしまう・・・。「みんなのために働きたい」そんな純粋な動機にダメだしするような、イビツな世の中では「俺じゃなく誰かがやるさ〜」・・・・・といった無気力な「心」しか育たない。この無気力が街を腐敗させていく・・・。結局、世の中には必ず”ロドニー型”もいれば”ラチェット型”もいて、2人以上の感情があれば絶対にどこかで意見は別れ、大なり小なり争いごとはおこる。だからこそ、相手の事を考えられるだけの心の余裕とバランスが大切なのだ。1人の人間のなかにだってあるかもしれない。このバランスが崩れると「どうせ俺達はかやの外だから関係ないさ〜」という事が多くなる。ゆがんだ社会の中で、どちらに属す事もせず、戦う気力をなくした「どうせ族」がふえてしまうと確実に街は腐敗する。心があるなら、今、自分がなんのために、コレをやっているのかを考える事は必要だ。そんなわけで、上記にあげた、ある無気力だったロボットが言った台詞「ただ見ているだけで、文句をいっているだけはもういやだ、僕もいっしょに戦う!」が印象に残った。どちらの側でもいいから、自分の意思で戦ってほしいと思う。そんな時に”利”だけで動くものはもろいのだ・・・何故なら自分の命はいくらお金を積まれても投げ出す事はできないだろう(最近はそうでもなさそうだからこまる)。でも、心がそうさせれば命の価値もまた変わってくるのでは?と思う。子供向けの作品だが、あまりに分かりやすくストレートゆえに、こんな事を考えながら観てしまった・・・何故考えてしまったかというと、上記でも紹介したが、この作品を鑑賞する前に読んだ「堤 大介インタビュー」に、確か、海外で活躍したいと考える日本のクリエイター達にアドバイスを・・・といった質問がありそれに対し「失敗を怖れてはいけない、絶対に成功する事をやるのではなく、成功しそうにない事にチャレンジし、成功させる気持ちが必要!重要なのは英語が話せるとか、細かい技術がどうのではなく、度胸があるかないか」と語っていた。やはり自分の意思でなにかをやろうと思った時に大切なのは、技術などではなく、「やりたい」と強く思う心と、ほんの少しの勇気なんだと思う。「世間一般が言うような成功を成功だとは思わないで欲しい・自分が充実感を得られることこそが重要だ」と語る堤氏と、ロドニーがかぶって見えたのも、このインタビューによるものかもしれない。子供的な作品だが、腐った大人達へなにか訴えかけているようにも思われる。観賞後に純粋な子供達の目をしっかりと見れる大人かどうか・・・自分に問いかけてみる・・・。純粋なものがまかり通らない世の中を作るのは全て大人だという事があらためて浮き彫りにされる。シティの顔であり、ロボット達の希望である、偉大な発明家”ビッグウェルド”の心の変化にも注目してもらいたい。
作品的には過去の映画や音楽のパロディがつかわれたりもし、上記で紹介した「堤 大介」さんをはじめ、エンターテイメントが好きなクリエイター達が楽しみながら作ったということが感じ取れる。そしてレトロなものと最先端なものを上手くミックスして、面白おかしくみせているのもポイント。エンドスクロール時に使われている音楽も、ある意味”ロボッツ”っぽくないお洒落なもの・・・。ただ字幕スーパー版を見ていないので、比較はできないが、日本語版で特に耳に付くような部分はなかったと感じた。草薙 剛のロドニーも、キムタクのハウルほど顔が前面にでてこなかったので、特に違和感は感じない。でも顔は似ていると思った。
■パワナビHIDE・20代 男性 (評価:4点)
特別何がどう良かったとか、悪かったとかじゃなく、単純に見終わった後に「面白かった」という感想でした。物語はロボット世界。赤ちゃんロボットが成長し、何かをやり遂げるというお話。ロボットなので、年をとっても体は大きくならないからパーツを変更して大きくなったり能力を身につけたりするんですね。そこで、ロボット界でも、新品のパーツは買えず、お下がりや中古のパーツで成長しないといけないロボットがいて、今回の主人公「ロドニー」もその一人(体)で、いつも"いとこ"からのお下がり。時には女の子のパーツだったりするわけです。そんななか偉大な発明家ビッグウェルド博士の「外見が何で作られていても、誰もが輝く事ができる」という言葉に感銘を受けさらに、ビッグウェルドさんの会社のTVでの「発明家は誰でも受け入れる」という言葉で、発明家を目指し、ついに、ビッグウェルドさんを訪ね大都市ロボットシティに旅立ちます。物語はここから急展開!いろんな困難を乗り越えていきます。物語の展開は意外と早いのですが、子供でも十分理解できると思います!まぁターゲットがそうだから当たり前でしょうけど、感情の変化もわかりやすく笑いの起こるシーンも沢山あります。ロボットそれぞれのキャラクターを活かした動きや働きもよく考えられていて「ロボット世界」に遊びに行った気になれますね。「ロドニー」がロボッとシティを初めて訪れた時のシーンも見応えがあります。そんじょそこらの絶叫マシーンじゃありません。ロボットだからこそ耐えられる乗り物です(笑)見てのお楽しみです!この映画のターゲットはもちろん子供だと思うんですが、お客さんの感想にもあるように是非大人にも見て欲しいと思います。特に小さなお子様がいらっしゃる方。いろいろと考えさせられることもあると思います。全体てきにテンポもよく、キャラクターもしっかりしていて、細かい描画に注目して頂きたいとおもいます。夏休み、是非親子でご覧下さい!
■30代 主婦 女性 (評価:5点)
初めの方のロボットシティに行く場面が印象的でした。子供を信じて旅に出させるシーンなど、各場面で色々考えさせられました。
■小学生 男性 (評価:5点)
キャピーがスケートで追いかけるところが面白かったです。それと、ビッグウェルドさんの家でのドミノのが凄かった!もいっかいみたいかな???
■キョウタ 5才 男性 (評価:5点)
5才だから5点!(笑)。戦うところが面白かった。話も面白かった。こんなのわからなかったらダメだよ!
■ナルミ 30代 女性 (評価:4点)
他の映画を見たとき子供が予告編をみかけ「行きたい」という事で見に来ました。全体的に細かい部分までよく描かれ、子供達が楽しめるような工夫がされていてよかったと思います。ただロボット達の年齢設定が(ロボットなので)分かりにくいですね・・・。話は面白いのですが急展開しすぎるかもしれない。どうしてもトイ・ストーリーと比べてしまいます。
■ハルナ 10代 女性 (評価:4点)
主人公のロドニーの声をやった草薙くんがとても合っていました。ビッグウェルド博士とロドニーの心の変化がとても印象的でした。ただ、もう少し展開がゆったりとしていればと思いました。
投稿者 blogpawanavi : 18:55 | コメント (0) | トラックバック
2004年12月06日
Mr インクレディブル(日本語吹き替え版) [ 劇場/洋画/アニメーション ]
■タイトル Mr インクレディブル(日本語吹き替え版)
■監督 ブラッド・バード
■声の出演 三浦友和、黒木 瞳、宮迫博之
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ
みんなの平均点→4.875点
シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
■パワナビ松田・30代 男性 (評価:4.5点)
前回レポートいたしました宮崎アニメ・スタジオジブリ製作「ハウルの動く城」と日本では同時期に公開となりライバルアニメ?ともいえる海外アニメ「Mr インクレディブル」!こちらもスタジオジブリ同様、世界的に有名なピクサースタジオ製作(ピクサースタジオ詳細につきましては下記でパワナビHIDEがその思いを語っておりますので参照してください)、ウォルト・ディズニー配給の作品で、ロサンゼルスでは同じくピクサー&ディズニー映画の大ヒット作「ファインディング・ニモ」が昨年5月に記録した公開後3日間の興行収入記録7030万ドルを抜き、興行収入7070万ドルで初登場1位となったそうです。最終的に興行として「トイストーリー」「ファインディング・ニモ」などと比べてどうなのか?というのも興味深々ですが、それらの作品よりも弱冠年齢層が高めなのも、ライバルアニメ「ハウルの動く城」と弱冠かぶります。それはさておき、そろそろ本題へ・・・。
今回レポートしたのは「Mr インクレディブル/日本語吹き替え版」ということで、日本語版製作に関して は上記のスタジオジブリが担当、字幕スーパー版では声の出演でホリー・ハンターやサミュエル・L・ジャクソンなどの名前もありますが、こと日本語版に関しましては声の出演も三浦友和、黒木 瞳、宮迫博之、など声優が本職ではない方々が重要なキャラクターを担当しています。「ハウルの動く城」のキムタクも同様ですが、彼ほどの強烈さはなく、今回はすんなりキャラクターに入る事ができました(宮迫=シンドロームもなかなかです)。監督のブラッド・バードは以前にアニメーション「アイアン・ジャイアント/1999米」を手掛け、こちらもシンプルなストーリーながら、子供に限らず大人も楽しめる作品となっています。今回の「Mr インクレディブル」はもちろん理屈ぬきにとても楽しむことができました。この監督さんの特徴でしょうか?ストーリーに不必要なエピソードや、思わせぶりな人間関係などは一切無く、ストーリーの進行に必要な最低限のキャラクターがそれぞれにカラーにそった活躍をするので、実に気持ちがいいです。もちろん裏を返せば単純とかベタなんてことなのでしょうが、やはりその辺がアメリカンなわけです。野球に例えるなら、中途半端な変化球は一切無し!ストレートが来るとわかっていながら打てない打者!しかしストレートだからこそフルスイングで勝負!といったい気持ちよさがあります。半ば読めてしまうストーリーながら何故かハラハラ、ドキドキ!そうかといって中身がないのかといえば大間違い!そのストレート勝負に至るまでには、必要最低限のエピソードがちゃんとあるのです。ストーリーに贅肉がなく、スピーディー、それでいてキャラクター(アニメですが)がしっかり自分のスタイルを持っている、さらに全てがどこか古臭くて、真面目に取り組んでいる姿が逆にコミカルなところなど、まるでブルース・リーの「燃えよドラゴン(まあそこまでなくても単純な痛快さは確実にあります・・・)」を観てるようなノリがありました。そして今までのピクサースタジオ製作作品同様、立体感のある「アニメっぽくないアニメ」が、サンダーバード(プリンプリンかも?)の人形劇を見ているようなのも、最新の技術を使っているわりに古臭く感じる要素かもしれません。アメリカの象徴のようなアゴをもったMr インクレディブルをはじめ、とても魅力的なキャラクターばかリです。その他演出的にも昔のサンダーバード、007、バットマン、などなど、オールドファンにそれらを彷彿させる美味しいパーツがたくさん詰っていて、製作者側も随分楽しんでいたのではないでしょうか?
さて、この作品では「家族」というものが大きなキーワードになっていますが、中でもインクレディブル夫妻のかかえる様々な問題というのは、大人が観てもそれぞれに共感が持てます。主人公夫妻は、たまたま昔スーパーヒーロー&ヒロインで、結婚や様々な理由によって、いたって普通の生活をしなければならなくなるのですが、男女を問わず、誰にでもある「オレだって若い頃は!」といった思いや「できればもう一度」!という歯痒さなどは、スーパーヒーローとまでは行かなくとも、過去の自分に置き換えて観る事ができるので、やはりある年齢に達した大人だけが痛烈に感じることのできるものがきっとあるはずです・・・そう、インクレディブル夫妻は世の中年達にとって心のそこから「頑張れ!」と応援したくなってしまう存在なのです。絵的な部分でも、夫婦共に独身時代とのギャップがとてもコミカルに描かれています。
作品の中で印象的だったシーンをひとつ!独身時代には絶対に他のヒーローとは組まないという、自信に満ち溢れた一匹狼のMrインクレディブルが、いざ家族に危機がせまると急変、「私達も一緒に戦うわ」という婦人の訴えを征するように「おまえ達はここで待ってろオレ一人で行く」と煮え切らないようにつぶやく・・・すると婦人が「あなたがいるから大丈夫よ」しかし、Mrインクレディブルは「そういう事じゃないんだ、オレが弱いから君達を守ることが出来ないんだ・・・。」そんな考え方は独身時代にはできるわけもないMrインクレディブル、かといって一人だけの力で倒せるわけもない敵の出現に昔のままなら、他の仲間のように倒されていたはず!彼が他の仲間達と大きく違う点は絶対に裏切らない家族が一緒に闘ったこと!Mrインクレディブル自身ひとりだけでは出来ないことが、家族の協力により力が倍増していくわけです。華やかで、束縛されない独身時代・・・誰かに足をひっぱられることはないにせよ、何処までいっても個人の力でしかありません。しかし家族を持つことで、足手まといどころか、実は力が倍増しているかもしれません・・・。ただ家族同士が反発していてはマイナス要素が大きくなるだけです。最近少しばかり家族がうざったくなってきている方はいませんか・・・?・・・「あ〜あ、俺一人なら」・・・決してそんなことはないのかもしれませんよ!家族の誰かの危機は、家族みんなで解決する・・・。私もこんな基本的な事をついつい忘れていたような気がします。そうそう、いつも家族に迷惑かけてばかりいるあなた(私?)もぜひみてくださいね☆気持ちも一変、もしかしたら自分だけしかできない得意技で家族を喜ばせてあげることができるかもしれませんよ!
PS:エンドロールに出てくる、これまた古臭いタッチのイラストがお洒落で見物です。映画の本編が終わってもしっかり最後までご覧になってください。
■パワナビHIDE・20代 男性 (評価:4.5点)
いやぁ、ピクサースタジオ万歳です!のっけからすいません・・・。今回、トイストーリーを始め、数々の作品を世に出しているピクサースタジオの映画ファンの一人としては冷静な感想が書けません!5点でもOKです!でもトイストーリーを超えていないので4.5点ということで・・・。
さて、今回の作品は簡単に言うと、元スーパーヒーローがヒーローとしての生活を追われ、苦悩しているなか、もう一度ヒーローになるチャンスを手にする。という内容ですがヒーローとしての過去、そして現在、それからヒーローとして復活する様が、バランス良く映画のなかに込められています。ユーモアもたっぷり!ヒーローが普通の生活を送っている姿はとても笑えます♪かつての肉体美は消え、ただの馬鹿力のおじさんになってますからね〜。
とにかくおすすめです、できればアニメーションに興味のない方でも見てください!子供も楽しめ、大人も楽しめる!でも、ただ楽しいだけじゃない・・・ちゃんとメッセージも込められている。そう、全てが絶妙なバランスなんです。だからといって薄っぺらでない・・・キャラクター達も個性が合って魅力的ですよ。あぁ〜だめです。内容全部いっちゃいそう・・・
ところで、ピクサーといえば「レンダーマン」という
コンピューターグラフィックスの処理ソフトを開発しているんですが、最近の映画のなかでも沢山使われています。ピクサー自信の作品はもちろん「スターウォーズ」や「マトリックス」などに使われています。2003年の代表的な映画だけでも、「バッドボーイズ 2」「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」「ファインディング・ニモ」「ハルク」「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」「マスター・アンド・コマンダー」「マトリックス リローデッド」「ピーター・パン」「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」「シービスケット」「ターミネーター3」「X-メン2」と、そうそうたる顔ぶれです。お見事!そして、忘れていけないのはピクサー映画の最初に必ず入るショートフィルム。これもお楽しみの一つですね!予告じゃないから、ちゃんと見ましょう!ということで、今回は感想というよりは、俺はピクサー好き!っていうのが言いたかっただけのような気がします・・・因みにうちにはバズが沢山います。姪の魔の手から守るのが一苦労です。
■消防士さん 30代 男性 (評価:5点)
とても面白かったです。実際の上映時間に対して、とても短く感じました。大人も楽しめる作品でした。
■Jr 10代 男性 (評価:5点)
面白かった!みんなカッコ良くて、ドキドキしました!
■キングさん 40代 男性 (評価:5点)
この映画はオジサン(オバサン)が観ても楽しいこと間違い無し!子供はそれなりに楽しいだろうが、疲れた中年に元気を与えてくれる。さらに中年には嬉しい懐かしい仕掛けがたくさんあるのもいい・・・。スーパーヒーロー過ぎないのもいい。それぞれに能力を持つものが、それぞれの才能を活かし、みんなで力を合わせるという意味がわかりやすく伝わってくる。もう一方でやっている例の話題のアニメも見たが、こちらのほうが遥かにいい作品である。
■MS 10代 女性 (評価:5点)
画像も立体的で、漫画っぽくないところがよかったです。家族で力を合わせて、敵をやっつけるのもよかったです。私の好きなキャラクターは、インクレディブルの友達で、氷を操るヒーロー「フロゾン」です。
■KIさん 10代 女性 (評価:5点)
全編通してテンポがよく最後まで楽しくみれました。足の速いキャラクター「ダッシュ」が出てくるシーンが好きです。特に水の上を走ったりするシーンが印象にのこりました。続編が出来ないかな〜と思います。
■ただの主婦 30代 女性 (評価:5点)
名前のとおり私、は主婦をやっていますが(笑)、この映画を観ながら凄く共感できる部分がたくさんありました。映画ではとても簡単に表現しているものが、私には深く入ってきました。何故か思わず涙ぐむシーン(ぜんぜん泣かせどころではないのですが)が何箇所もありました。インクレディブルの奥さんもその昔、世間唸らせたスーパーヒロインで、インクレディブルとの結婚がきっかけで家庭に入り、今の生活を大切にしている・・・。そんな女性の気持ちが、人間が演じるドラマ以上に伝わってきました。ぜひ、子供を口実に主婦のみなさんも見てください(笑)。
投稿者 blogpawanavi : 17:45 | コメント (0) | トラックバック
