2007年02月06日

マリー・アントワネット [ 劇場/洋画/ヒューマン ]

■タイトル マリーアントワネット
■監督 ソフィア・コッポラ
■出演 キルスティン・ダンスト ジェイソン・シュワルツマン ジュディ・デイヴィス
■作品詳細 シネマセントラル延岡作品情報へ

みんなの平均点→3.714点

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シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。

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パワナビ松田・30代 男性 (評価:3.5点)

 歴史にまったく興味がなく、いったい彼女がどんな人生を送ってきたのかを知らない人でも、名前ぐらいは聞いたことがあるであろう"マリー・アントワネット"がこの作品の主人公・・・。オーストリアのドイツ系貴族ハプスブルク家に生まれ、幼少時より楽器の演奏など芸術方面に明るく奔放な生活を送っていたが、フランスとの政略結婚のため14歳でのちのルイ16世のもとに嫁ぎベルサイユ宮殿にて暮らすが、1789年に貧困に苦しむ民衆の不満が王政にむけて爆発しフランス革命が勃発。マリー・アントワネットらはパリからの脱出を図るがあえなく革命政府に捕らえられ投獄された後、夫ルイ16世とともにギロチンによる斬首刑となった。

 この作品の時代背景となった18世紀はアメリカ独立戦争、そして上記のフランス革命などの歴史的な大事件が起こるが、なんといってもジェームズ・ワットが発明した蒸気機関による産業革命の影響は計り知れない・・・。それまでの時間の流れとは明らかに異なるスピードで世界が回り始めたのである。しかし、ベルサイユ宮殿の中で暮らすマリー・アントワネット(だけではないが)は世間を知らないまま、独自の文化に身を置き、少女のまま時を刻みつづけてしまったのである・・・これが後に大きな悲劇をよぶことになる。余談だが、ちょうど同時期を生きた彼女と同郷の作曲家にヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトがいる。彼も激動のヨーロッパの中を生きた一人だが、ウィーン時代の有名なエピソードで、音楽好きの彼女が7歳の頃、6歳のモーツアルトにプロポーズされたという話がのこっている。その場面についてはミロス・フォアマンの作品「アマデウス」でも会話の中で触れられているが、立て続けにおこる18世紀の様々な革命の一旦にこのモーツァルトの「音楽革命」も含まれるであろう。しかし、同世代で同郷の二人が、片や革命家達の手でギロチンの刑に処され、片や音楽界の革命家として短い人生を送ることになるのだから歴史は面白い。

 そんな悲劇の王妃マリー・アントワネットを歴史的な観点からでなく、一人の女性の目線を通して描いたのは、まだ30代半ばの女性監督ソフィア・コッポラ。彼女に関しては、近年に「ロスト・イン・トランスレーション」という決して万人受けはしないであろう作品でアカデミー脚本賞を受賞し話題になり、さらに巨匠フランシス・フォード・コッポラの娘という事も手伝って名前はかなり売れている。が、しかしそれだけに"個性派"や"ガーリー・ムービー"という言葉が先行し、へんな先入観をもったまま食わず嫌いになっている人、特に男性も多い事だろう・・・。今回の作品「マリー・アントワネット」は「ロスト・イン・トランスレーション」に比べると広報宣伝活動も大掛かりで大作の臭いがただよう・・・。"大作ガーリー・ムービー"とでも言えばいいのだろうか?とにかく"ガーリー"という言葉を宣伝文句として頻繁に使うあまりに、映画を見る前から男性や、その手の触れ込みが嫌いな人が変に構えてしまう事もありうる・・・。そんな事から、下手をすると見る前から好き嫌いがかなりはっきりしそうな作品でもある。

 確かにハリウッドにありがちな"歴史大作"という目線でみれば、演出や音楽のせいか?どことなくチープなものに見えなくもないことから、「ガーリーでいいんじゃない」という事になってしまうだろうし・・・。また歴史に明るい人や、たとえば池田理代子原作の漫画「ベルサイユのばら」(私も一時期かなりはまった・・・これはもはや少女漫画の枠を超えた少女漫画である)のファンなどからすればストーリー的な物足りなさを大いに感じてしまうため、確かに歴史を強調することはできない。しかし映像的にみれば最近のハリウッド映画では感じられないような繊細さや、暖かさ、きもちいい空間があり個人的には男性の私が見ていて飽きる事はないし、"ガーリー・ムービー"という言葉のニュアンスを越えたセンスも感じられる。また、いろいろな情報誌などに掲載されている映画の感想を読んでいると「ミュージックビデオのようだ」という内容を見かけることがしばしあったが、私はミュージックビデオの映像とも違うと感じた。とにかく個性的な映像センスをもっていることは確かで、映像そのもがイコール"ガーリー"や"ミュージックビデオ"につながるものではないと思ったりもするのだが、では、何故""そのようにうけとられてしまう事があるのかと考えたときに思いうかぶのが、彼女の個性的な音楽センスである。

 映画と音楽の関係は大変重要であることはもちろん分かっている。優雅で落ち着いたクラシカルな響きや、コテコテだが万人受けするようなタイタニックのテーマのような感動的ポップスが流れれば安定感は増し、大作感は間違いなく上がる。しかし"マリー・アントワネット"に関しては耳に残る音楽といえば俗に"ニューロマンティック"と呼ばれる70代後半から80年代にかけて、特に男性よりは女性の間で流行ったロンドンが発祥のロック(ポップス)で、今で言うヴィジュアル系のイケメン外タレからなる、ある意味コアなジャンルの音楽といえよう。具体的なグループ名を上げれば(この作品で使われているという意味ではない)、ウルトラヴォックス、デュランデュラン、スパンダー・バレエ、ABC、アダム&ジ・アンツ 、ヒューマンリーグ、カルチャー・クラブ 、その他である。現在40歳前後の方の中にはバリバリにハマっていた時期があってもおかしくないが、まあ「好きな人は好き・・・」というぐらいのもので、セリーヌ・ディオンの「My Heart Will Go On/タイタニック」や、ホイットニー・ヒューストンの「I Will Always Love You/ボディガード」のように、歌唱力のある女性が思わずカラオケで歌ってしまうほど市民権を得ているものではない・・・。まあ今思えば、確かにニューロマンティック全盛当時は、それらのバンドメンバーの画像が多く掲載されている音楽雑誌"ミュージックライフ"などを買っているのは女性が多く、男性的なハードロックやへヴィメタル、また男女兼用のポッスと比べれば、ニューロマンティックというジャンルは"ガーリーロック"だったのかもしれない・・・。そんな事から、私が思うに、ソフィア・コッポラが「ガーリームービーの女王?」などと呼ばれるのは、ある年齢層の女性達のハートにズバッとつきささる、その音楽センスからなるものだろう。だからこそ、他の作品と比べ音楽の輪郭が必要以上にはっきりし、あるときはミュージックビデオのようにみえたり、また「音楽がだめだから映画も好かん」という事になるのかもしれない。とにかく「毒にも薬にもならない音楽」は使わないというところは凄いとおもうのだが、人によっては完全に毒になる危険性もあるという事である。

 前にも触れたが、この映画が舞台となっている18世紀といえば、なんといってもジェームズ・ワットの「蒸気機関」の発明に尽きるだろう。産業革命により時代は今までの何倍もの速さで動き出しているにも関わらず、そんな時間の流れにとり残されていることに気づかず、独自の文化でフランスの中心に居座るベルサイユ宮殿の人々は見事なまでに滑稽であり、フランス国民が明日のパンにも苦しんでいるさなかで、世継ぎや恋愛、ドレスやギャンブルの事で頭がいっぱいの王妃と呼ばれる少女こそ、国民からみれば、「こんなときにほんとかよ・・・」という実に非常識な存在なのである。まるで毎晩遅くまでクラブをハシゴして朝方帰ってくる年頃の娘を悲しい目で見つめる父親の心境である・・・・・。そんなことから私は、作品中に流れるミスマッチなロックンロールやニューロマンティック音楽が、なんだかとても切なく悲しげに聞こえてくるのだ・・・。「おいおい、遊んでばかりいないで少しはまわりを見てみたらどうだ・・・お前だけ置いていかれて後でないてもお父さんは知らないぞ・・・少しは大人になりなさい」と無反応な娘の背中に語りかけても、聞こえてくるのはヘッドホンからもれて聞こえるわけの分からない音楽のみ。実に切ない・・・。「お前らに常識はあるのか?王政なんてくそ食らえ、ベルサイユでロックンロール!」と叫びたいのは、むしろ国民のほうなのだ。とにかく、当時の国民の目にうつる宮殿内の暮らしは、フランス史劇にロックンロールをかぶせて英語でセリフを話すぐらいのミスマッチ感はあったはず。そして極力、国民の貧困シーンや市内の腐敗シーンを視覚的に見せずに、徹底的に宮殿内の非常識ぶりを演出し、見ているこちらまで「あ〜あ、やりすぎだよ」と思わせるあたりは「中々やるな」と思ったりした。だから私的には、音や映像からの情報にしても単に"ガーリー・ムービー"とかたずけられないぐらいの何かは残っている。

 今回点数は5点満点中、3.5点としたが、マイナス点を上げるとすれば、映像や音楽からはソフィア・コッポラらしさ見えたのに対し、ストーリーが意外なほど史実の中を行ったり来たりと小さくまとまっており、映像や音楽のような斬新なアイデアが感じられなかった事・・・。その結果、歴史に明るい人から見れば実に微妙なさじ加減で中途半端に写ってしまうのではないだろうか?できればもっと気持ちよくフランス史さえもロックンロールし、ソフィア・コッポラならではの大胆な仮説を元にした内容で、もっとパンキッシュに突き抜けてほしかった。上記でも触れたたが、主人公が同郷で同世代。尚且つ、監督による今までの解釈にない独自のキャラクター設定が見所ということから、どうしてもモーツァルトの毒殺をテーマにしたミロス・フォアマンの「アマデウス」(モーツァルトファンからはかなり攻撃されたようだが)を思い出してしまう。作品中にロックミュージックなどは使われておらす、実際のモーツァルトの楽曲が流れていたが、その曲の使われ方や、主人公(サリエリ/F・マーレー・エイブラハム)はじめ、その他のキャラクター達全てがドラマの中で立っており(顔そのものがかなり個性的な俳優ばかりが出演)、キャラクターの個性により(もちろん脚本や美術も素晴らしいが)独特の空間を作りあげていることから、史実なんてどうでもよくなってしまうぐらいはじけていたのが印象的である。今回のマリー・アントワネットではキルスティン・ダンストがキュートにはじけている分、ストーリーやその他のキャラクターの個性がもっとぶつかり合い、史実を忘れさせてくれるほど独自の世界に引きずりこんでほしかった・・・。作品中でマリー・アントワネットが、仲間達を呼んで自分が主役を演じる舞台を見せるシーンがあるが、もともとマリー・アントワネットは芸術家肌をもった人だったようなので、その部分のエピソードがもっとふんだんに盛り込まれていればよかったような気もする。

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パワナビ甲斐・30代 男性 (評価:4点)

 さて、映画祭でのブーイング?、評論家からの酷評?などなど、いろいろと話題の映画「マリー・アントワネット」ですが、「どんな映画なのか?」ということを自分なりに解釈して見ないと痛い目に遭うかもしれませんね・・・。この映画で「革命前のフランスの歴史を見てよう」とか、そんな気持ちで見に行くと「なんじゃこりゃー!」となっても当然でしょうね。ブーイングの話もその後は拍手がわき起こったという話もありますし、あくまでも歴史映画では無いと言う事は頭に入れてみて頂きたいと思います。また監督を勤めるソフィア・コッポラの「監督業」以外の事も頭に入れておいた方が良いかもしれません。自分は最初から、ソフィア・コッポラがマリーアントワネットという題材で、本物のヴェルサイユ宮殿を舞台にどんな「映像」を魅せてくれるのかな?ということに焦点を絞っていたので、逆に「あら、意外と細かく描かれているなぁ」と思いました。もっと、ぶっとんだ感じかと思っていたので・・・と言っても当時の「ヴェルサイユ宮殿」からしてみれば十分にぶっとんでるんでしょうけど・・・。

 内容的には当時は、映画に出てくるような仕掛け花火もないでしょうし、舞踏会でロックはかからないでしょう(笑)。しかし、映像的には純粋に「すごいな」と思います。本物の宮殿を使っているので、背景がリアルで素晴らしいのは当たり前ですが、ファッションも手掛けるソフィア・コッポラならではのこだわりが随所に出ていると思います。プロダクションノーツを見るとデザイナーとのやりとりなどもあり、映像だけでは気がつかなかった事も知る事が出来ます。シーンが切り替わるごとに変わるドレス、帽子、髪型そして、靴。これでもか!というくらい出てきます。スイーツなどの色と合わせて本当に鮮やかにスクリーンを彩り埋め尽くします。見る人によっては、この華々しい雰囲気だけでも充分に満足するかもしれません。

 ストーリー的には、14歳で嫁がされ、宮殿を追われるまでで、宮廷内だけで、一般の人たちの暮らしなどは一切省かれています。本当に限られた世界です。歴史的、政治的なことも、殆ど出てきません。あくまでもマリー・アントワネットがどのように感じ、どう生きたかをソフィア・コッポラなりの解釈で描いています。細かい発言なども合わせて、少なくとも自分はこの映画の「マリー・アントワネット」に共感をもちました。極端な話ですが、あなたなら14歳で一人外国へ行かされ、特殊な環境の中、プライベートもなく、嫉妬、ねたみの中で、責任だけを問われる。そんな状況で正常で居られますか?自分はむりだと思いました。「浪費」と言われるのも、今で言うところの「買い物依存症」のような感じでとらえる事が出来ます。とにかくこの映画は何をどう見て、どう感じるかで大きく意見が分かれると思います。軽く流せる事もできるでしょうし、ストーリーとは別の部分でいろいろと考えさせられることもあります。 歴史的な事は知らなくても楽しめますし、逆に詳しく知らない方が、映画としては純粋に楽しめるかもしれません。この映画の雰囲気は海外のサイトを見ると解るかもしれませんね。

http://www.marieantoinette-lefilm.com/(音でます)
http://www.sonypictures.com/movies/marieantoinette/site/

映画のタイトルロゴも映画を見て初めて知りましたが、とても強烈なピンク!です!


 
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■モモさん 20代 女性 (評価:4.5点)

 主人公のキルスティン・ダンストがとてもかわいかった!特に前半のベルサイユ宮殿に嫁いで間もない頃までのシーンは、何度も見たくなってしまうほど大好きです。マイナス0.5はラストシーンかな・・・?

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■Jさん 20代 女性 (評価:4点)

 映画に出てくるスィーツやドレスなどの微妙な色が本当に綺麗です。カメラのアングルもメチャメチャお洒落で、DVDになった時には、どのカットを一旦停止してみても絵になりそうなものばかり!最近のハリウッド映画がマンネリ気味だったので目が覚めた感じがしました。マイナス1はストーリーがかなり荒削りなところです。

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■Iさん 50代 男性 (評価:3点)

 特に、マイナスな点はありませんでした。マリーアントワネットの話としては新鮮でしたが、歴史的な話ではないので、それを期待すると物足りないと思います。映像的には凄く派手なイメージですが、人間としてどうなのかという部分で描かれていたのは良かったと思います。

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■Kさん 50代 女性 (評価:4点)

 まさに豪華絢爛!女性はやはりあの豪華な衣装などの目が行くでしょうね。ただ、自分の年代はマリーアントワネットに先入観があるので難しいですが、若い女性がみたらどうなのかな?と思います。監督の若さも映画にとても出ていました。あとは、アメリカ出身の監督が描いたフランス人ということも頭にいれてみると面白いかなと思いました。

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■TRさん 30代 男性 (評価:3点)

 音楽かなり好き!映像綺麗!ほか微妙・・・。


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2007年01月15日

硫黄島からの手紙 [ 劇場/洋画/ヒューマン ]

■タイトル 硫黄島からの手紙
■監督 クリント・イーストウッド
■出演 渡辺 謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬 亮、中村獅童
■作品詳細 シネマセントラル延岡作品情報へ

みんなの平均点→4.444点

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シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。

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パワナビ松田・30代 男性 (評価:4.5点)

 12月9日公開の作品ということもあり、遅ればせながらのレビューとなってしまったが、アメリカ人監督が"日本映画"を撮ったという珍しい作品なので、まだ見ていない方のためにぜひご紹介させていただきたい。

  昨年のある日「地方都市におけるまちづくりセミナー」というものを見学に行った時のこと。大都会のまちづくりや活性化に携わっているという講師の方はこう言っていた。「まちづくりのコーディネイターには地元にどっぷり浸かっている人間よりも、むしろ外部から来た人間のほうが、偏った思い込みやしがらみに左右されず、いい部分悪い部分をシンプルに切りとることができるので、まちの活性化作業には適してしいます。実際に海外の方がリーダーをされている地域もありますし・・・」

 もちろん何にでもあてはまることではないとは思うが、たとえば自分の口からでは言いにくい私的な内容を伝える場合など、むしろ本人よりも第3者に客観的に語ってもらうほうがよい場合がある。しかしその人選をまちがってしまうと、自分の意図とはうらはらに、まったくの逆効果になりかねない事もある。「こんなことになるのなら自分でしゃべったほうがましだった・・・」というシーンは誰しも経験のあることだろう。 そういった点では、「硫黄島からの手紙」の監督を勤めたクリント・イーストウッドは内容を正確に伝える事ができる第3者としては、過去の監督作(ミスティック・リバー 、ミリオンダラー・ベイビー、父親たちの星条旗 )などからみても実に適任だと感じる。日本対アメリカの戦争の話でありながら、アメリカ人の監督が、「彼らがどんな人間であったのかを世界中の人に伝えたい」という事から、日本人側・・・いや当時の兵士達の目となり、正確な日本側の情報を収集し、さらにアメリカ側の立場も熟知した上で"第3者"となり、その意味をよく理解しつくられているため、まったくといっていいほど違和感がない。特に史実の場合、間違った知識をもったまま突き進むアメリカ人監督作品もつらいが、ときとしてあまりに自己中心的な日本人監督作においても日本が舞台でありながら同じような違和感を感じる事がある・・・。ちなみにこの「硫黄島からの手紙」のように全編日本語で日本人が主人公のアメリカ映画は初との事。

 クリント・イーストウッド監督はこの「硫黄島からの手紙」に先駆けて公開された、アメリカ側から見た硫黄島の戦いをテーマした作品「父親たちの星条旗」でも監督を務めており、当初は「硫黄島からの手紙の監督は日本人に」と考えていたそうだが、「父親たちの星条旗」を製作するにあたり「アメリカ兵も日本兵もかわりはない!」ということに気付いたことから、「硫黄島からの手紙」も自らメガホンを手にとることになったという・・・そのため、日本とアメリカの双方向から立体的な目線で「硫黄島」を見ており、感覚的なつじつまを合わせるためにも史実をよく調べており、また勉強もしているようである。作品内容も時間的な問題による省略はあってもズレはまったく感じられない。また現在の日本人からは中々口に出す事のできないセリフも必要とあらばさらりと言ってしまったりできるのも特徴的である。なにより、冒頭でふれた"第3者"にふさわしくなろうと努力しているのがよくわかる部分に共感がもてるし、それゆえに海外の監督が日本を表現するさいにありがちな勘違いは皆無である。しかし77歳にして湧き出るこのチャレンジスピリットはいったいなんなのだろう!ちょっと早めのリタイアなんて口が裂けてもいえない・・・。

 ただ、この映画をタイトルだけでイメージし「思いっきり泣きたい」と思ってはいけない・・・。内容的には日本兵士の目線に立ち、現場で行われた事をリアルに淡々と進む物語なのだが、どこかに「泣き所」などの感動を待ち望むのであれば肩透かしをくう事間違いなしである。ちょっと乱暴なたとえだが、9.11をテーマにした作品で「ワールド・トレード・センター」よりもむしろ「ユナイテッド93」に好感をもてる方には特におすすめといえば、分かる方もいらっしゃるだろうか?ともかくも本土から離れた無機質な灰色に覆われた島に送られた日本人とアメリカ人が血まみれになって戦ったことに関しては、それ以上でもなければそれ以下でもない事がこの作品の映像からも充分伝わってくる・・・。いつ気が変になっておかしくない、そんな肉体的にも精神的にも過酷な環境の中、兵士達の心がたったひとつだけ逃げ込める場所が届く事さえ定かでない"手紙"だったという事はあまりにも切ない・・・・・。

 公開からかなり時間がたってしまったが、まだこの作品を見ていない方には「硫黄島の戦い」についてインターネットなどでキーワード検索をし、いろいろと参考資料を読んでから作品を鑑賞する事をおすすめする。簡単に解説をしたい気持ちもあるのだが、ちょと簡単にはいきそうな題材ではないないので、申し訳ないがご自身で調べてもらいたい・・・。まあ、知らなくても作品を見れば大よそ察することはできるのだが、いろんな意味でリアルな作品だけに知っておくと何倍も楽しむことができると思う。時代背景はもちろん、両国にとって小笠原諸島(東京都)に属する面積約22平方qあまりの小さな硫黄島が、何故軍事的に重要なポイントとなっているのか?日本軍の3倍といわれる規模のアメリカ軍に大打撃を負わせた渡辺 謙演じる栗林忠道陸軍中将の人物像や、当時の常識を覆すその独創的な作戦とはいったいどのようなものなのか、栗林と戦場を共にした伊原剛志演じるロサンゼルスオリンピック馬術競技の金メダリスト、バロン西こと西竹一陸軍中佐とはどんな人物なのか?さらに兵士達が硫黄島独特の過酷な風土との戦いも余儀なくされたことや有名なアメリカ海兵隊戦争記念碑にまつわる話、そして特に栗林中将の遺体のゆくえの秘密などを知れば知るほど、映画の場面場面が興味深いもになるはずである。仮に、今までまったく興味のなかった方もこの機会に、ちょっとだけ自国のとても近い歴史に触れてみるのもいいかもしれない・・・。

 もう直ぐ40歳になろうとしている私だが、子どもの頃に祖母や両親から戦争体験の話を事あるごとに聞かされた・・・。しかし実際に体験をしていないだけに、それらの話は想像の域を脱しない・・・。何故だか祖母達の体験談が私の頭の中でビジュアル化されるにあたり、何かの映画で見たことのあるドイツ軍やタイガー戦車が浮かんできてしまったりするのだ・・。しかしこれといった回答もなされないないまま、リアルな戦争の話を語ってくれる人がどんどん少なくなっていく現在においては、今回のような単なる娯楽作品とは一味違った作品がクリント・イーストウッドやスティーブン・スピルバーグ(硫黄島からの手紙では製作を手がけている)といった著名人がとりあげることにより、過去をまったく知らない世代の耳にも入るように大々的な告知もされ興味をもってもらうきっかけができるのはいいことだと思う。しかし肝心なのは内容・・・大変申し訳ないが真珠湾攻撃をテーマにした「パールハーバー(2001)」のように、あまりにも史実を無視した作品はたとえ娯楽映画だからといっても共感することはできない。「真珠湾」のような史実をテーマに世界規模で上映される以上は演出云々の前に、せっかくの作品がプロパガンダと受け止められなように必要最低限の知識ぐらいはしっかりと認識し織り込まなければならない責任があると思う。そんなことから、一見淡々としていて爽快感の感じられないようにも受け取られてしまうアメリカ人監督による日本映画「硫黄島からの手紙」だが、作り手のスピリットは実に爽快で気持ちのいいものである。

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パワナビ甲斐・30代 男性 (評価:4.5点)

 戦争映画なんだけど戦争映画じゃないような・・・そんな不思議な感覚に包まれた「硫黄島からの手紙」でした。クリント・イーストウッド監督も「私がみて育った戦争映画はどちらかが正義で、どちらかが悪だと描いていました」と語っていますが、それは自分も同じで、殆どの戦争映画は勝者、敗者がはっきりとしています。しかし、この映画はもちろん歴史的には事実上の勝敗はあっても、その結果を魅せたい訳ではありません。それは、この映画がアメリカ側から見た「父親たちの星条旗」と日本側から見た「硫黄島からの手紙」という2本の映画から出来ていることからも解ります。

 「父親たちの星条旗」はまだ見ていませんが、今回の「硫黄島からの手紙」を見るだけでもそれぞれの立場で、悩み、苦しむ人たちが描かれています。兵士の苦悩などは他の戦争映画でももちろん描かれていますが、この映画では、他の政治的なやりとりや魅せるだけの戦闘シーンなどは省いていて、より「人」にスポットをあてたシーンが多いのが印象的です。それに、とても日本的な映画です。もちろん出演者が日本人で、日本語を喋っているし、日系の脚本家が脚本を手掛けているとはいっても、他の映画では、やはりどこか違和感がある事が多いですが、自分としてはなんの違和感もなく見る事が出来ました。これは、きちんとした時代考証や日本の俳優陣が自由に演技できる現場の雰囲気作りなどがあったからなのではないでしょうか?また、歴史がどうとか、そういうのを省いて、いつの時代でもどこの国でも人間が戦争によって失うものは同じで、いい人も居れば、悪い人もいるというのが効果的に描かれているのも印象に残ります。

 映像に関しても、防衛のために作った無数のトンネルの中でのやりとりやが多かったり、黒い砂浜、岩山でのシーンが多く、それを低いトーンでざらついた感じで表現しているので、当時の現場の空気の重さや息苦しさを疑似体験しているような感じにもなります。真実を描くという点からか、自害のシーンなど思わず目を伏せたくなる場面も多いですが、そこは、登場人物の心境が変化していく重要な場面でもあるような気がしました。無駄な描写はなく、2時間半も長くは感じませんでした。個人的には、ただただ映画のトーンがツボに入ったので高い評価をしたいと思います。残りの0.5点は「父親たちの星条旗」に期待を込めるという意味で残しておきます。


 
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■サトシさん 40代 男性 (評価:5点)

 素晴らしい!そんな表現が似合う作品ではない・・・。何かを深く考えさせられるような作品でもない・・・。しかし、ここで見たものは一生わすれない。

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■モールさん 40代 女性 (評価:5点)

 涙というより、クリント・イーストウッド監督に「とにかくこういう映像を残してくれてありがとう」と感謝をしなければならないと感じました。本来なら日本人が企画し、日本人の手でつくりあげ、「こういうものなんだ」と世界に訴えなければならない事だと思います。政治ではいえないことも、アートに置き換えて表現する事は可能だと思います。

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■Pさん 10代 女性 (評価:5点)

 初めはタイトルや雰囲気から暗い映画だと思い、見るのはどうかな〜と思っていましたが、今は見てよかったと思います。自分自身が勝手に考えていた、戦争に対する思い違いなどに気付く事ができました。私のような若い人がもっともっとたくさん見たらいいと思います。

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■Rさん 20代 男性 (評価:5点)

 見る予定じゃなかったのですが、時間の関係で見ることになりました。とても重たい映画だと感じましたが、でも見ておいてよかったと思います。

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■匿名さん 60代 男性 (評価:4点)

 映像が生々しく、自分にはすこし辛いところがありました。しかし、自分には戦争の記憶は殆どと言っていいほどありませんが、この人たちのおかげで今の自分があるかもしれないと思うと、感慨深いものがありますね。実際に戦場に居た人や家族の気持ちはとても理解する事はできませんが、想像するだけでも息がつまります。アメリカ側から見た映画の方も見てみたいと思いました。

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■タカスケさん 10代 男性 (評価:3.5点)

 渡辺 謙さんの演技が印象にのこりました。戦闘シーンなどでも、カメラの視点が独特ですごく入り込んでしまいました。とても長い作品だったようですが、長いと感じる事はなかったのですが、史実に忠実だっただけに、あまりに淡々としていて、感動の場面がなかった事が残念です。戦争からかなり離れた世代だけに、なにかグッとくるものがほしかったです。

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■ササキさん 10代 男性 (評価:3.5点)

 個人的に二宮和也がすきなので見に来ました。若いのに渡辺 謙に負けない演技がよかったのですが、やっぱり渡辺 謙とはオーラの出方がちがいますね(笑)。さすが世界の渡辺 謙です。そして外国人監督が撮った作品にしては、しっかりとした日本の見方ができているのがよかったです。個人的には、この戦争をまったく知らないだけに、変にドラマ仕立てにいじられていないのがよかったです。せっかくなので、涙ぐらいは流したかったです・・・その部分がマイナスかな?


投稿者 blogpawanavi : 19:19 | コメント (0) | トラックバック

2006年10月17日

ワールド・トレード・センター [ 劇場/洋画/ヒューマン ]

■タイトル ワールド・トレード・センター
■監督 オリバー・ストーン
■出演 ニコラス・ケイジ、マイケル・ペーニャ、マギー・ギレンホール
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ

みんなの平均点→2.916点

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シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。

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パワナビ松田・30代 男性 (評価:2点)
 
 今回は長〜い感想を書いてみた・・・・・でも全部消した・・・。たくさんの文字を書きながらいろんな事を考えているうちにメチャメチャ長くなってしまい、内容も映画の感想とはかけ離れたものになってしまった・・・。自分で書いておきながら「感想」として採用できなかったのは残念だけど、映画の感想というよりは、「9.11の商業化」からはじまり、災害や戦争など、そうした実際に起こった出来事が映画などの作品やその他の商品として商業化されていくことについて、本気で考えさせられた作品として、、「ワールド・トレード・センター」思い出に残るだろう。今までにも歴史の中で起こって来た出来事が映画化される事は、世界中でたくさんの例があり、アメリカでいえばベトナム戦争や湾岸戦争などもそうかもしれない。しかし当時の自分の年齢的なこともあり、様々な形で映画などの作品が上映されていても今回ほどは考える事はなかった・・・あまりにも古くて想像の域でしかなかったり、微妙に古く、また専門的でいまひとつピンとこなかったりと深く考える事がなかったが、あらゆる面で「ワールド・トレード・センター」からは、世界的な出来事が商業化されていく姿を実にリアルに感じる事ができた。本当にいろんな事が見えてくるのだが、その部分については、もう少しまとめないと自分でも整理がついていない・・・。

 さて作品そのものについて・・・。この作品ではテロや政治の事に関しては全く触れておらず。淡々とその日の出来事を再現している。やりすぎと感じるような演出(キリストの登場シーンはあるが)もなく、あくまで淡々だ・・・・・。当たり前だがお金がかかっていることはわかる。画面からは質感・重量感なども伝わり、現場の空気感がも感じられる。俳優陣の演技も鬼気迫るものがあり、涙を誘う場面がいくつもある。視覚的に派手な部分から、どうしてもビルの倒壊シーンなどに目を奪われてしまうが、基本的にはヒューマンドラマだ・・・。しかし、ある側面からみれば「アルマゲドン」などのような「生還もの」とも受け取る事ができるかもしれない。ただし、題材が9.11だけに、「生還もの」でありがちな同じような状況の場面があったとしても、「アルマゲドン」や「宇宙戦艦ヤマト」と同質の感動で「ワールド・トレード・センター」をとらえてはいけない、もっと別な部分で心を動かさなければ・・・と思い、注意しつつスクリーンを眺めていた・・・・・。私としては、9.11当日の事に関して、事実は事実として受け止め、その日そこで救出活動に当たった個人は善であることも理解し、とてもデリケートな問題を含んでいる事も察した上で、この作品をあくまでも日本人として、客観的感る事を心がけた。なにせ大体のストーリーや解説などを見れば、涙を誘う場面がどんなものであるかは察しがついてしまうし、そのような部分は9.11が背景に無くとも表現できるものである。上記のように「アルマゲドン」などとは異質の「感動」を、この「ワールド・トレード・センター」感じ取ることができなければ、9.11を題材にした意味は無い。そのために、台詞や俳優の表情だけでなく、全体的な雰囲気をできるかぎり感じるように頑張ってみた。

 物語は誰もがTV画面から知りうる前半シーンと、それらの裏で起こっていた後半シーン(時間的にはほぼこちらなのだが)に分けられる。様々な出来事が時間と共に淡々と進んでいく・・・「実話をリアルに」だから、それに対しては「こうなんです」といわれれば「そうなんだ」という感想以外にみつからない。「感動」「涙」とは別な話しである。逆に「実話」という事をわかっているだけに、奥さんや子ども達が登場し、家族の絆を確かめ合うような切ない場面になれば、大げさな演出などなくとも自然とウルウルとしてしまう。私だって二児の父であるから、その辺の攻撃にはとても弱い・・・。あえて泣かそうという場面でなくとも、勝手に胸中を察してしまい泣けてくるのだ・・・。だから「感動」したかといえば、心が動いた事になる・・・。しかし、そんな「感動」の「質」の部分なのだが、これがどうしてもアルマゲドン的な感動と同質のものからぬけられないのだ・・・いやいや、「初めてのお遣い」とも同質ともいえる・・・。そうした直線的な感動とは違う、グッと噛締められるような「感動」が無かったのが残念でならなかった・・・。だからそれぐらいの感性しかもっていない自分に自己嫌悪すると同時に、それを認めたくない私は、「この内容なら題材が9・11でなくともよいのではないか?」と考えさせられるのだった。

 確かにビルが倒壊するシーンはとても迫力があり、救援に駆けつけた人々は勇敢で、奇跡の生還をただ待ちづづける事しかできない家族の心中は痛いほどによく表現されている。しかし、迫力満点の倒壊シーンからは、何千にも及ぶ人々の悲痛な叫び声が聞こえてくる事はなく、また、生と死に向き合う人々がリアルに表現されているものの、事実を出来るだけ的確に演出しているだけで、それ以上でもなければそれ以下でもない・・・。何故だろう・・・私個人的にはこの映画からは「9・11」でなければならい理由を最後まで見つける事ができず、撃破されてしまった・・・・・・。

 そんなことから個人的な希望としては、今回のような内容のものなら、実際に生還しメディアなどにも顔をだしている主人公達のモデルとなった二人や職場の仲間達の証言を交え、現場やテロが行われた当日をなどを振り返っていく、TVドキュメンタリー番組のほうがいいのではないか?思った。映画としての「ワールド・トレード・センター」は体からは大量の涙が流れても、脳みそが意外とサバサバしており・・・自分なりに9・11を真剣に受け止めようとするとすればするほど、どうしても「ワールド・トレード・センター」にはたどりつかないという、なんとも不思議な作品だった・・・。本当は1点にしようと思ったのだけれど、終わってみれば、9.11・・・さらに、9.11という出来事を商業化していく事から、様々な事が思いつき、作品内容ではない部分でいろいろと考えさせられるいい機会を作ってもらったので1点アップの2点とした。「そんなヘソ曲がりな事いわないで、涙したんだから4点とか5点とかつけちゃえよ」・・・・・いやいや、「9・11」と「涙」と「感動」はまったく別である。

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パワナビ甲斐・20代 男性 (評価:3.5点)

 ワールドトレードセンターが崩壊するという大惨事。9.11事件が起こったのは2001年。すでに5年も経っている。そんなに前だった?と思うが、人によっては「5年しか経っていない」かもしれない。テロ?陰謀?ノストラダムスの予言まで・・・様々な噂や議論が飛び交い本当の真実は解らないまま?報復合戦へ発展した。あまりにも多くの話や憶測が飛び交っているので事件についてどうこう書く事も出来ず・・・というか書く気にもならない。何が公式発表か解らないのだから・・・。

 そんな複雑な出来事をテーマにした「ワールドトレードセンター」。事件に関する話は何を信じて良いか解りませんが、航空機が追突、爆発し2つのビルが崩壊し本当に多くの犠牲者が出たのは紛れもない事実です。内容的には実際に崩壊したビルの中から救出された2人の男性の話をもとに作られていて、当時の様子や本人達が被災した後の苦しみなどが制作者や役者に伝わっているためそのあたりの描写についてはかなりリアルなのだと思います。二人が生き埋めになっているシーンでは想像するだけで、見ている自分も胸が苦しくなり、喉が渇きました。さらに、実際は救出されずに命を落とした人々が沢山いると思うとなおさらです。映画を見なくても当時の報道など見れば想像出来ますが、実際に映像で見せられると胸が詰まる思いです…。

 映像的には、様々な工夫がしてあり、いわゆる「グラウンド・ゼロ」からの距離によって映像の彩度が変えられているそうです。グラウンド・ゼロに近くなるにつれて段々と彩度が落とされているそうです。ほとんど隊員の制服の色くらいです。実際に砂煙・塵灰などで現場の雰囲気も同じような感じだったのでしょうね。

 さて、単純に物語りだけ見てみると、リアルな描写の中で当事者達の苦悩、悲しみ、喜びを感じ取れる事ができ、身動きできない中の二人の演技なども素晴らしく感動するのですが。これほどの事件を題材にした映画として考えるとすこし軽いような気がしてなりません…。もちろんこの映画は「人間のあるべき姿がその時見えた」という事がテーマで政治的な事は関係ないのかもしれませんが将来、この事件を知らずに見る人がいたとしたら?はたしてどこまで何が伝わるのかな???と思うのでありました。

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■Nさん 20代 男性 (評価:4点)

 生き埋めになって「ここはどこだ?」という問いに「生き地獄です」と答えたシーンがとても印象に残っています。状況を表すのにまさにその通りだと。瓦礫の下敷きになった人も、かろうじて助かった人も、そして残された家族も未だに生き地獄を味わっている人もいるかもしれません。-1点はエンドロールでは触れられましたが、もう少し犠牲になった方々の目線から見たメッセージみたいなものがあるといいなと思いました。

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■イーさん 20代 女性 (評価:2.5点)

 私は女なので、つい奥さんの側からだけ見てしまうのですが、なんだか凄く泣けました・・・。自分があの奥さんの立場だったらと思うとたまりません。家族や夫婦の絆をもっと大切にしようと思います。マイナスはテロの事件が無くてもこの物語が成立してしまうところです。トンネル工事だったり、土砂崩れだったりでもよかったのではないでしょうか?そう考えると「ワールド・トレード・センター」というタイトルってなんだろうと思ってしまいます。だから点数は半分だけ・・・・・。

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■パフ男 40代 男性 (評価:2点)

 社会派監督のオリバー・ストーンという事で期待したのですが、やはり彼でも当たり障りなく、実話として再現する事しかできなかったようですね。それほど、まだデリケートな出来事なんでしょう。家族愛や勇気は理解できますが、わざわざ9.11をテーマにするほどの内容ではないですね。特にビルの倒壊シーンなども、テロ時の映像が頭に焼き付いており、どんなにCGでがんばっても、あの日のことは再現できません。私個人としては見せる作品ではなく、「プラトーン」や「7月4日に生まれて」のような考えさられる作品を期待していたのですが・・・。

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■TT 30代 女性 (評価:3.5点)

 ニコラス・ケイジのアクション物がすきなのですが、そういった作品とは違うリアルな演技が見れて、新発見があり面白かったです。ただ、ズーット真っ暗なのが残念です。できれば。ニコラス・ケイジが動きまわって人名救助をしてほしかったです。

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2006年02月04日

オリバー・ツイスト [ 劇場/洋画/ヒューマン ]

■タイトル オリバー・ツイスト
■監督 ロマン・ポランスキー
■出演 バーニー・クラーク、サー・ベン・キングスレー、ハリー・イーデン
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ

みんなの平均点→4.000点

シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。

パワナビ松田・30代 男性 (評価:3.5点)
 チャールズ・ディンケンズ原作の有名な作品の映画化。イギリスでは有名だが、さて日本ではいかがなものか・・・?この作品は以前、”アラビアのロレンス”や”戦場にかける橋”などで有名なデビッド・リーン監督によって1948年に映画化されている。オリバー役にジョン・ハワード・デイヴィース(ミスター・ビーンの監督なども・・・)、そして、詐欺師の親分フェイギン役は、なんとアレック・ギネス(上記3作に出演、やっぱり最近ではスターウォーズかな?)だった。また1698年には”小さな恋のメロディ”で有名な、マーク・レスター主演によるミュージカル”オリバー!”も公開されている。ちなみに”オリバー!”は、1968年度アカデミー作品・監督賞など六部門を受賞している。
 この作品の舞台は19世紀産業革命の真っ只中のイギリス。当時のイギリスでは蒸気機関など”機械”が発明され、技術革新がおこり、農業中心から工業中心の時代へと少しづつ変貌を遂げる。それに伴い、産業だけでなく、社会や経済も大きく代わり、大きな工場も増え、「労働者階級」なるものが登場したのもこの頃である。原作者であるチャールズ・ディンケンズ自身は中流階級出身だそうだが、過去に下層階級に転落する経験を持っていると、何かで読んだ記憶がある。そんなことからか、オリバーを取り巻く、そうした人々の表情を描くのがとてもうまいようだ。
 さて、今回話題となっているのは、もちろん監督の、ロマン・ポランスキー。記憶に新しいところだとエイドリアン・ブロディ主演の”戦場のピアニスト”だとか、ジョニー・ディップ主演の”ナインスゲート”、古いところではミア・ファロー主演の”ローズマリーの赤ちゃん”などで監督を務めている。ご存知の方も多いと思われるが、フランス生まれのユダヤ系ポーランド人のこの監督は第二次世界大戦中に両親が収容所におくられ、ロマン・ポランスキー自らもユダヤ人狩りの対象とされて逃亡生活をおくった経験がある。愛妻シャロン・テートがヒッピーに惨殺されるという事件を経験し、さらに「少女モデルをレイプした」ということで、逮捕され、釈放中に”撮影”という名目でヨーロッパに渡ったまま、逃亡犯?になっているらしい・・・。そのため、”フランティック”ではアメリカに戻れずハリソン・フォードに迷惑をかけただとか・・・”戦場のピアニスト”でアカデミー監督賞を受賞した時も、会場には姿を現さなかった・・・。そんなお騒がせなエピソード?がある。個人的に”ロマン・ポランスキー監督”というえば、”ローズマリーの赤ちゃん”や”反撥”そして”テナント/恐怖を借りた男”など「怖い」イメージがあり、前作の”戦場のピアニスト”では「ん、なんか素敵な響き」・・・と変に勘ぐってしまったりもしたほど・・・逆に何かを期待してるのかも知れないが・・・。そんな事から、今回の”オリバー・ツイスト”では、たとえ子供が主人公だとしても、映像からは独特の「怖さ」のようなものが見えるのではと期待した。
 原作者チャールズ・ディンケンズ自身の経験からくるリアルな背景や人間関係と、ロマン・ポランスキー監督自身の経験からくる、追われたり、閉じ込められたり、逃げ隠れするシーンの描写はやはりさすがだ・・・「子供向け」といっておきながら、これを子供がみたら、かなり強烈に頭に焼きつくことだろう・・・。べつに、頭や腕が飛んだりするわけではないのだが、リアルなセットにリアルな(ある意味コミカルにみえるのが怖い)人間描写。やばそうな役者がいかがわしい顔でしゃべる台詞。そして全体的に薄暗い映像が、様々な事柄をなにげなくリアルに見せてくれるのである。もちろん、セットや美術には物凄くお金をかけているのがわかり、そうした努力などがあっての事だ。しかし、全体的なイメージとしては、いくら街行くご婦人達がきらびやかな衣装を身にまとっていたとしても、目の前にため息がでるようなアンティークが現れたとしても、時代も、人間関係も、生活もほとんど全てが「陰」なのだ。
 そんな中、養育院で育った孤児オリバー・ツイストだけが「陽」の存在なのである。もちろん性格が明るくて、人を笑わせるという意味ではない。生きていくために様々事をしたり、知らないうちにあらぬ方向へと歩かされてしまったりもするが、彼の心の中に潜む「陽」の部分が瞳の奥にしっかりと写りこんでいるのだ。だから、どんなに悲く、暗い場面の連続でも、不思議と安心して見る事ができる。もしオリバーの役がバーニー・クラークではなく他の誰かだったら、意味もなく浮いていたり、真っ暗な作品になっていただろう。このバーニー君のポイントは大である。しかし12歳の彼自身がこのオリバー役についてのインタビューで「演じることの大変さは特に感じませんでした」と言っていたのには驚きだ。かなり”そのまんま”なのだろうか?ロマン・ポランスキー監督からは「勇敢なオリバーを演じてほしい」との指示があったそうだが・・・。
 配役的には、それぞれピッタリとはまっていて気持ちいい。だからこそ、コミカルな場面が逆に怖く見えたりもするのだろう。なかでも、この作品ではポイントとなる、スリ一家のボス、フェイギンを演じたベン・キングスレー(ガンジー82、シンドラーのリスト93、サンダーバード04、等)もいい味をだしている。特に、一味のアジトでのシーンは、空気感も伝わってきて、まるで一緒に暮らしているかのごとく感じられる。これもフェイギン(ベン・キングスレー)効果かと感じられた。さらに数少ない女性陣の中では、ナンシー役のリアン・ロウの熱演に注目してもらいたい。
 さて、映像的な雰囲気も俳優陣も、全体的にはとても好きな作品なのだが、ちょっと物足りない部分を感じずにはおれなかった。原作から大きく外れてはいない1話完結のストーリーだけに、物語性がどうのとは言わないが、オリバーはじめ、フェイギンやナンシー、早業ドジャー、その他、魅力的な登場人物が多かっただけに、それらの人物の心の移り変わりを、もう少し映像化してほしかった。たとえ町の小悪党でも何かあるはず。それがあって、あのラストシーンに行き着いてほしかった。じゃないと、オリバー君は、ただただ振り回されっぱなしで「オリバー君、本当にこれでよかったの?」って聴きたくなってしまった。多少原作とは異なっても、ラストの前で、人間関係から生まれた何かを見せてほしかった。

パワナビ甲斐・20代 男性 (評価:4点)
 原作、チャールズ・ディンケンズが19世紀イギリスの貧しい者を抑圧する社会システムを批判する気持ちで書いたと言われる「オリバー・ツイスト」をロマン・ポランスキー監督が「未来の人々の為に映画化した」というだけあってそのメッセージの強さは半端じゃないと思いました。19世紀の町並みも80億かけて再現・建設しちゃう気合いの入れよう。言われなきゃ解らない、机ひとつ550万のアンティーク家具。人と暗さでわからないのに細部までこだわった部屋の片隅・・・もともと売れてる物語だから「良い話」なのは当然として、その物語を見せるにあたり、どこまで、どう見せるか?っていう所に「これでもか?」ってくらい気合いを入れてるスタッフの皆さんに拍手。監督はもちろん素晴らしい。監督の「イエス」「ノー」で左右されるんだから。しかし、最近の映画はそれぞれのプロがしっかり表に出て仕事をしている。今作のプロダクションデザイナーも役の心理状態や人生の背景に合わせてその人の住む家を考えたりしているそうだ。(ここらへんの詳しいことは公式HPにいろいろを載ってます)色使いや、照明ひとつでも全体の雰囲気が変わってくる。そういう点では、戦場のピアニストも含めロマン・ポランスキー監督の「空気感」みたいな者は好きです。映画・ドラマ・舞台と数多くリメイクされてきた「オリバー・ツイスト」。物語を知っている方は、監督がどんな事を言いたいのか、何を伝えたいのか、という部分を考えて観るととても深く楽しめるかもしれませんね。自分もそうでしたが物語を知らない人は「感動した・大切なことを思い出す」っていうとこ止まりかもしれません。お客さんの感想でKさんがおっしゃってますが、犬の動向さえ大事な要素で、いろんな人のいろんな感情が複雑に混じり合っています。それにしても、オリバー役のバーニー君人気はすごいですね。女性誌のインタビューだけでも何本あるのか・・・。劇中でもナンシー(リアン・ロウ)が自分を犠牲にしてまでオリバーを助けようとしますが、現実の皆さんも見事に母性本能?をくすぐられたようですね。みなさんも是非、「現代で失われた何か」を感じてください。といっても、たぶん「何か」はみんな解ってると思うんですよね・・・問題は何故、それが出来ないのか、忘れるのかということでは無いでしょうか?映画を観たすぐ後は、「何か」を取り戻しても、現実の世界に戻るにつれてまた忘れる・・・ん〜。何故だ。

■Kさん 60代 男性 (評価:4点)
 孤児という境遇でしかもすさんだ社会の中で純な気持ちを忘れず、悪にも染まらないオリバーの姿に感動しました。フェイギンの「恩を忘れるな」と言う言葉も印象に残りました、今の人達にも何かを感じてもらいたいです。悪さをしていてもそういう人間として大切な部分は同じだと思います。ナンシーの行動もそういった「大切な事」を思い出した結果でしょう。自分の身の危険を察知した時や、ラストシーンで主人に吠えるところなど犬の心理まで細かく描いていて、素晴らしいと思いました

■MKさん 女性 (評価:4点)
 違う監督さんの「オリバー・ツイスト」もみましたが、主人公の子供役は今回のほうがいいですね!純粋さの中に、たまに見せる悲しそうな表情が印象的でした。セットも19世紀のロンドンの町並みがよく再現されていていました。私自身クリスチャンなんですが、オリバーほど人を思いやって祈っているのだろうか?と感じました。養育院で育った孤児オリバーが、あんなにいい子供に育つとは・・・根本的にしっかりした子供だったのでしょうね・・・。ロマン・ポランスキー監督という事で、いくら子供向けとはいえ、リアルなシーンが多いですね。作品自体は面白かったですよ。

■Jさん 30代 女性 (評価:4.5点)
 オリバー役のバーニー・クラークって、とても可愛い・・・いや綺麗ですよね・・・あんな子が息子だったら・・・。スクリーンをみながら考えてしまいます・・・。ブラウンローさんが信じて疑わないのもなんだかわかります。実際にいたら、なんでも買ってあげたくなっちゃうっていうか・・・。すいません、あまりの可愛さに、彼ばっかり見ていました。

投稿者 blogpawanavi : 21:57 | コメント (0)

2005年09月27日

シンデレラマン [ 劇場/洋画/ヒューマン ]

■タイトル シンデレラマン
■監督 ロン・ハワード
■出演 ラッセル・クロウ、レネー・ゼルウィガー、ポール・ジアマッティ
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ

みんなの平均点→4.500点

シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。

パワナビ松田・30代 男性 (評価:4点)
 久々のシネマレポートだ!台風14号やイベント等の関係で、私にとって”シンデレラマン”が、この秋初の映画鑑賞となる。主人公のボクサー”ジム・ブラドック”を演じるのは”グラディエイター”でアカデミー主演男優賞を受賞し”ビューティフル・マインド””インサイダー”で2度ノミネートされている押しも押されもせぬ実力派俳優のラッセル・クロウ!またその妻を演じるのはアカデミー作品賞受賞”シカゴ”で主演を、また”コールドマウンテン”ではアカデミー助演女優賞を受賞しているレネー・ゼルウィガー。さらに監督は上記の”ビューティフルマインド”でアカデミー最優秀監督賞を受賞し、大ヒット”24”シリーズの製作総指揮も勤め、さらに、今話題となっている”ダ・ヴィンチ・コード”(2006年公開予定)の監督も務めているという時の人ロン・ハワード。またこの監督は、映画好きな方ならご存知かもしれないが、1973年のジョージ・ルーカス監督作品の青春映画”アメリカン・グラフィティ”にスティーブ役で出演している。ちなみにリチャード・ドレイファスやハリソン・フォードも出演しているので興味の有る方はぜひご覧いただきたい。話はそれたが、そんなビッグネームが並ぶのだから大ヒット間違いなしと思うのは当然の流れだ。しかし、いざ公開が始まってみると、興行的には中々苦戦しているように思われる。スターウォーズ、宇宙戦争、バットマンといった一連のSF大作は過ぎ去り、夏休みのほとぼりも冷めた絶好のタイミングだったはずなのに、この秋さらに強敵がまっていた・・・主演ジョニー・デップ&監督ティム・バートンの”チャーリーとチョコレート工場”(まだ見ていません)!この2人の名前を聞いて即座に思い出すのは”スリーピー・ホロウ”ではなく、やはり”シザーハンズ”だろう。どうやら”シザーハンズ”同様にジョニー・デップが実に個性的なキャラクターを演じ、ティム・バートンが独自の世界観をこれでもか!といわんばかりに演出しているようだ。そしてこの秋、日本女性はみんなイケメン俳優にやられている・・・。ジョニー・デップ、ヨン様?、成宮寛貴、オダギリジョーらが、それぞれの作品で日本女性のハートをしっかり鷲づかみしている。そして彼らが出演している作品が現在上位にランクされているのだ。いくらラッセル・クロウが演技派だからといって戦うフィールドが違いすぎるのでは・・・”シンデレラマン”観賞後にこんな事をぼやいていた女性がいた「この映画凄い感動したんだけど、カッコイイ人とか綺麗な人とか1人もでてなかった」・・・オイオイとは思ったがコレも意見といえば意見である。まあこんな冗談めいた話はさておき、公開から約10日”シンデレラマン”のイケメン(笑)興行成績(05年9月17日〜05年9月18日)はというと、1位ジョニー・デップ(チャーリーとチョコレート工場)、2位ヨン様(四月の雪)、そして3位が成宮寛貴(NANA)、4位がオダギリジョー(SHINOBI)、5位が洋画”ファンタスティック・フォー”、6位がギバちゃん?の(容疑者・室井慎次)。”シンデレラマン”は7位である。さらにこのあとは”頭文字D”や”タッチ”が続いている。しかしかりにも”シンデレラマン”たる作品だ!ちょっと前なら確実にベスト3には入っているはず・・・。まあビッグネームが集まっているとはいえ、派手さがないのは確かである。ある意味この作品は、ポップスやロック、R&Bといったきらびやかなジャンルで構成されるトップ10ボードの中、一際個性的に輝く?ド演歌的なアプローチでジワジワと伝わっていく作品かもしれない。上がりもせず下がりもせず、しかしトップ10から姿を消さない、粘り腰こそが持ち味なのである。ラッセル・クロウはイケメンではないが、噛めば噛むほど味が出る。
 さてそんな”シンデレラマン”。ストーリーは実在するボクシング選手”ジム・ブラドック”とその家族がメインとなって展開するのだが、あくまでも”家族”を通してのボクシングだったり、ジム・ブラドックだったりする。”家族愛”ありきで回っていくのである。だからといって試合のシーンに迫力がないかというと”家族がありき”の割りにかなりリアルなファイトシーンが見られる。ボクシング映画といえば古くはデビュー当時のポール・ニューマンが見れる”傷だらけの栄光”や、父子の感動でいえばジョン・ボイト主演の”チャンプ”、ロバート・デ・ニーロが実際に20kgの減量を演じ話題となった”レイジング・ブル”、実在する有名選手という事でいえば、モハメド・アリをテーマにした作品ウィル・スミスの”アリ”などもあり、記憶に新しいところでは、2004年のアカデミー賞で作品賞をはじめ4部門を受賞したクリント・イーストウッド監督作品”ミリオンダラー・ベイビー”が公開されたばかりである。しかしなんといっても真っ先に上がるのが”ロッキー”だろう(ロッキーシリーズはどうでもいいが)!ストーリーは別として”シンデレラマン”と”ロッキー”には共通点がある。主人公のボクサーがどちらも峠を越えたベテランボクサーであるという事と不屈の闘志でベテランながら見事にカムバックを果たすところ。しかし、それだけにスポーツ、とりわけボクシングを扱った作品として臨場感を出すために必要なシーンは試合のシーンだけではない。そういった試合以外の部分での「ボクサー」を”シンデレラマン”は”ロッキー”ほど描けているかといえばNOである・・・。”ロッキー”で見られたような、厳しい練習の過程や、ボクサーとして必要不可欠な描写が残念ながら”シンデレラマン”ではみられないのだ・・・。いまだに「ロッキーのテーマ=やる気」というイメージがあるのは、なんといっても、過酷な練習をスクリーンを通して観客がロッキーと共に達成感をバーチャルで味わえたからに他ならない。ロッキーが年齢性別を問わず受け入れられ、爆発的なヒットとなったのは、ただ単にストーリー的な”感動”だけでなく、映画を見ているだけで、一緒に汗をかき、走り、血を流し、達成感をスクリーン体感できたからなのだ。だからこそ、最後の闘いはロッキーの闘いでもあり、観客の戦いでもある。一緒に苦しみを乗り越えた仲間的錯覚に陥ってしまうのだ。ここまで一体感をだせれば、たとえ相手がジョニー・ディップであろうが、ヨンさまであろうが互角以上にわたりあえるだろう。当時のスタローンだって決してイケメンではないがどうにかなるはずだ。ラッセル・クロウも「リアル」に徹するためにボクシングのシーンだけでなく様々な部分にこだわり研究したようだが目に見えた変化が作品中では無いので、直接的に伝わりりにくい。そこは練習ではなく家族の絆を見せる事で一体感をだそうとしている。観客がジムの家族になりきれればOKなのだ。ただ、あくまでも”ロッキー”とは方向性が違う作品なので丁寧な練習シーンが必要か?と言われれば?だが、だから下記のような結果になるともいえるのではないだろうか?
 ”シンデレラマン”は感動できるいい映画である・・・。大恐慌の中での家族愛や、友情を垣間見る事ができ、涙ポイントも多い。きっと多くの方が、様々な場面で涙を流しているだろう事が理解できる。私も思わずウルウルしたシーンも何箇所かあった・・・子供を持つ親なら当然かもしれない。また夫婦のやりとりも多い事から、男性側・女性側といった、それぞれの目線で大恐慌の時代を追いかける事ができる。”ロッキー”でみんなが爽快感を味わっている間も家族愛を見せられるのだから、そこは、爽快感よりも子供や奥さんとのやりとりで涙する場面が多いのも納得。だからこそ父親としての”ジム・ブラドック”には感情移入もできるだろうし、ラストシーンではボクシングの試合そのものより、家族の描写のほうが面白くもある。その反面、ボクサーとしての”ジム・ブラドック”には、今ひとつしっくりこない部分が多いのも確かなのだ。それは、上記で上げた彼の練習シーンや、父親ではなくボクサーとしての孤独な姿があまり出てこなかったからだろう。もともと才能はあるにせよ、ボクサーとしての”ジム・ブラドック”に感情移入するからには、たかが練習シーンといえども、サラッとではなくキッチリ作ってもらいたかった。なにせ15ラウンドを何試合も戦い抜く超人なわけだから・・・。かといってボクシングの試合のシーンはサラッと流してヒューマンドラマかとといえば、かなりの時間を試合に割いている。そんな事から、いい意味でも悪い意味でもそつのないな作品となっているように感じられた。”ロッキー”のような”アク”の強さは感じられない・・・。貧困やハングリーといった事がつきものの”ボクシング”を扱っていながら、どこか伝記映画にありがちなカラッとした妙な明るさがあり、全体を通してみるとそこが逆に地味に映ってしまう。”ロッキー”に出てくるダメ兄貴のポーリーぐらい、堕落しきった町の象徴のような人間が中心にいてもよかったと思うのだが・・・。あまりリアルなボクサー像をこの作品に期待しないほうが楽しめると思う。あくまでもボクサーである父親と家族がメインなのだ。ただ面白いのは、何度もいうが、それとは裏腹に必要までにリアルを追求したファイトシーン!こちらは充分見ごたえがあるだろう・・・。顔がゆがむほど殴られている。総合的な系統でいえば、”ロッキー”よりも”チャンプ”的な感動が好きな人にはおすすめだ。
 さて、話は戻って現状としては興行的にジョニー・ディップやヨンさまを相手に一発OKを狙う事は不可能だが、しつこくボディーを攻め、相手のスタミナを奪い、長期戦にもちこみ、後半の印象をよくすれば、あるいは判定勝ちという場面がないとはいえない・・・。もちろん興行成績だけで映画の良し悪しが決まるものではないので、それとはまったく別次元の話をしているわけだが、アカデミー賞候補作品として騒がれ、なおかつラッセル・クロウ、レネー・ゼルウィガー、ロン・ハワード監督といったビッグネームをもってしても、現時点でジョニー・ディップ、ヨン様、のみならず、”NANA””SHINOBI””容疑者・室井慎次”といった日本映画の下に、この”シンデレラマン”の名前がある事など、ちょっと昔ならなかったのでは?とそう感じたので、自分なりに大ヒットボクシング映画”ロッキー”と比べたりして考えてみたが、ただ単に作品が地味に映るというだけでなく、それほど、映画ファンの間で韓国映画や日本映画の人気が昔以上に上がっていると言う事になるのだろう。レンタルビデオ屋さんに行っても、いまだにスイングガールズは人気だし・・・。まあ、ロン・ハワード監督からすれば”24シリーズ”のおかげで、レンタルビデオ競争は負けてないといえるだろうけど。

PS:シンデレラつながりで、以前、ジャン=クロード・ヴァン・ダムがデビュー当時に、オールバックの悪役せ出演していた”シンデレラ・ボーイ / 1985年”という作品を見たことがあるが、とにかくブルース・リーフリークの男の子の話で、暇な時に見るにはうってつけ!もし、暇をもてあます事があったら”シンデレラ・ボーイ”もチェックしていただきたい。


パワナビHIDE・20代 男性 (評価:4.5点)
 今年早くもアカデミー賞最有力候補と宣伝していた「シンデレラマン」。普段アカデミー賞候補だから、受賞作品だからと意識して見ることはありませんが、今回はこの時期にすでに「アカデミー賞」を意識できる映画は、どんな映画だ?と思いつつ鑑賞してきました。実在の人物を描いたストーリーでHPなどで情報をしいれていたので結果がどうなるかは解っていました。しかし、一度どん底に落ちた人間がはい上がっていく姿には単純に感動するし、応援したくなりました。
 この映画の主人公であるジム・ブラドックの事を徹底的に研究し、トレーニングしたというラッセル・クロウのボクシングシーンは映画のワンシーンとは思えない。それもそのはず、実際にボクシングをしているのだから。実際に何度かダウンをしているとか。。。結果はわかっているのに、生中継の試合を見ているみたいに緊張する・・・勝てるのか?負けるんじゃない?と手に汗を握る事も多々ありました。幾度かのボクシングシーンの迫力は十二分に伝わってきました。そんな迫力のあるリアルなシーンがあるからこそ、それ以外のシーンがまたリアルに見えたのではないでしょうか?家族愛、夫婦の愛、人としての愛。異常な事態だからこそ明らかになる人の行動・感情が身にしみます。子供の成長を心配してよそに預ける人もいれば、何があってもよそへはやらない。俺が守る!と戦う人、自分の事しか考えない人、相手の事を思い自分を犠牲にする人。ジム・ブラドックを中心に描かれた作品ですがいろんなサイドストーリーが見えてきました。ジム・ブラドックの家族を守る為の姿はもちろん感動的で共感できるし、尊敬し応援したくなります。しかし、もっと印象に残ったのはジム・ブラドックのマネージャーであった”ジョー・グールド”。ジム・ブラドックを信じ、ボクシング協会やファンにいろいろと言われながらも試合を取ってくる。彼がいなければ「シンデレラマン」は生まれなかったでしょう。対外的には高級アパートに住み協会に残り、不況の中決して悪い生活はしていないように見えるのだが、しかし実際は・・・。ジョー・グールドの妻とジム・ブラドックの妻との対話も印象に残るシーンでした。
 そして、シンデレラマンを誕生させた要因で一番大きいのは家族の存在ではないでしょうか。ボクシングは手段でマネージャーは切っ掛けを作った。しかしここで「家族を守る」とい思いや「お父さん頑張って!」「あなたは私の誇りです」という家族からの思いが無ければこの奇跡は生まれなかったでしょうね。レポートではなく素直な気持ちでもう一度見てみたいと思いました。


■Mさん 30代 男性 (評価:5点)
 いろんな事が凝縮された映画でした。貧困があったからこそ出来た物語でしょうね。今も、不況だったり、職がないというがこの時代に比べればとても裕福です。もっとみんながハングリー精神をもてば今のよのなかももっと良くなるでしょうね。映画の中の人達と同じように希望と勇気をもらいました。


■OOさん 20代 女性 (評価:4点)
 映画事態は感動できてとても楽しかったですね!レネー・ゼルウィガーの演技がとてもよかったです。女性として私ならこの時どうするだろうか?などを考えながらみました。ただ残念だったのは全体的に単調な感じがした事です。

■よし 30代 男性 (評価:5点)
 最近見た映画の中では一番感動できました。目を楽しませる映画が多い中、心を楽しませてくれる映画だと思います。子供にはどうかと思いますが、大人ならぜったいにおすすめの映画です。


■SAKI 30代 女性 (評価:4.5点)
 ボクシングだけの映画だと思って見に行った大間違い!家族愛あり、夫婦愛あり、しっかりとヒューマンドラマしていて、至る所で涙しました。逆にボクシング自体が何処まで重要だったのかわからないくらいでした。

投稿者 blogpawanavi : 19:01 | コメント (0) | トラックバック

2005年03月29日

アビエイター [ 劇場/洋画/ヒューマン ]

■タイトル アビエイター
■監督 マーティン・スコセッシ
■出演 レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ブランシェット、ケイト・ベッキンセール
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ

みんなの平均点→4.000点

シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。

パワナビ松田・30代 男性 (評価:4点)
 アビエイターとは飛行機士または飛行家の事・・・。この映画は大富豪でありながら極度な潔癖症!いつでもティッシュ箱を小脇にかかえ奇人・変人と歌われながら、飛行機士(アビエイター)のほかにもレーサーや映画製作、航空会社設立や一般・軍用航空機開発など様々分野で活動し、その私生活でもハリウッド女優と関係を持つなど日々、活躍と奇行をくりかえす、謎の多い人物”ハワード・ヒューズ”の伝記的な作品。日本ではあまりなじみのない名前だが、アメリカでは有名な人物で、この作品では”レオナルド・ディカプリオ”がその役に扮している。
 油田採掘のためのドリルの発明で巨万の富を得た父親の遺産を相続し、生まれながらの大金持ちであり、極度に神経質で過保護の母親に溺愛され(彼の潔癖症の原因でもあり、彼は一生悩まされる)幸せな生活をおくる一方、友達は少なく、遊びといえばゴルフやメカいじりが主だった。この頃よりスチームエンジンのパーツからオートバイを作るなど、エンジニアとしての才能の片鱗を見せ付けている。しかし16才で母親が他界し、18才で父親も他界、18才にして巨万の富を得るにいたる。容貌はプレイボーイといわれるだけあって、本物のハワード・ヒューズもハンサムな男だが、航空界での活躍や業績は上記のごとく歴史にも残るものがある。1935年にヒューズ航空機制作会社を設立するかとおもえば、自ら開発した飛行機でスピード世界記録を更新。1937年にはロサンゼルス〜ニューアーク間を7時間28分で飛び、これも新記録となる。1938年にはニューヨーク〜パリ間を3日19時間17分で飛びリンドバーグの記録を破るり新記録を樹立。さらにリンドバーグが設立した航空会社TWAを買収したりもした。第二次世界大戦が勃発すると、大型の軍用輸送機の開発にのりだしたり、当時では考えられなかった、大陸横断の旅客飛行にも挑み、ワシントン〜ロサンゼルス間の飛行に成功した。ハリウッドでもその名を残し、映画の監督・製作業を通して、この作品にも実名で登場する、キャサリンヘップバーン、エバガードナー、エロールフリン等、数々の名優達との交流も公私共に深い。中でもこの作品の前半に出てくるハワード・ヒューズ監督・製作作品”地獄の天使”(1930年作品)はスタンリー・キューブリックが選ぶ映画ベスト10の中にもオーソン・ウェルズの”市民ケーン”などと片をならべランクインしている。当時は87機もの現物の戦闘機を購入し、本物のフライトを撮影するといった、世界最大級の大規模な撮影を要した大作である。作品的には話題にもなりヒットはしたものの、けた違いの制作費と製作日数によって金銭的な回収には至らなかったようだ。他にも”暗黒街の顔”や”役ならず者”が上げられる。1976年、腎臓機能不全で死亡。その当時ハワード・ヒューズの遺産は90億円だったといわれる。
 しかし、知っている人には退屈かもしれないような”ハワード・ヒューズ”のプロフィールを、なんでこんなにも長々と書いたかというと、日本人にはあまりなじみのない”ハワード・ヒューズ”という人物の伝記的作品なわりに、その幼少期の描写や、人となりがあまり詳しく描かれていないからだ・・・。もちろん作品を見ていれば感じ取ることはできるが、知っておいて損はしないはず。アメリカではあまりにも一般的過ぎるのか?大まかな彼の生い立ちを知らないと、「ルールですから」とあたかも知ってて当然のようにあしらわれると腹も立つので、そうならないためにも知っておいてもらいたい。映画を見る前に勉強なんていうのもおかしなはなしだが・・・・・。
 この作品で監督を務める”マーティン・スコセッシ”といえば”タクシー・ドライバー”をはじめ”レイジング・ブル””ケープ・フィアー”など”ロバート・デ・ニーロ”とのコンビが思い出される。今回のアビエイターで主演を努める”レオナルド・ディカプリオ”とは”ギャング・オブ・ニューヨーク ”以来のコンビとなる。監督的には”ギャング・オブ・ニューヨーク”でも”レオナルド・ディカプリオ”の演技力を非常に高く評価している。そういえば”レオナルド・ディカプリオ”主演の”ギルバート・グレイプ”などを見てもわかるように、その演技力には若い頃から定評があった。それとは裏はらに”ギルバート・グレイプ”以降はなんとなく役者としてではく、変にアイドル的なイメージだけが先走り名前だけでヒットはするものの、役者としての”レオナルド・ディカプリオ”の技量は過小評価されているように思われる。自分はファンではないが、”マーティン・スコセッシ”と出会って以降の”レオナルド・ディカプリオ”は明らかに路線変更というよりは、自ら方向転換しているように見える。それはまるで失ってしまった時間をとりもどそうとするかのような作業にも見える。”ギルバート・グレイプ”から”ギャング・オブ・ニューヨーク”の間に”タイタニック”という世界的大ヒットを経験するものの、役者としての自分の立場に満足がいってなかったことは彼の様々な発言などからもわかる。”ギャング・オブ・ニューヨーク”以降の出演作品としては”キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン”などは自分も好きな作品だ。そして、この”アビエイター”では彼の役者魂が120%発揮されているといっても過言ではない。どちらかといえば、彼を好きではない私がそう思うのだから間違いない・・・。この作品は上映時間も長く、上記のように”ハワード・ヒューズ”を知らなければ
「レオはなにやってんの?」と思われる危険性をひめている・・・。となれば、”レオナルド・ディカプリオ”の背景を感じ”ハワード・ヒューズ”に多少なりとも熱いものを感じなければ、ただの「金持ちボンボンわがまま野郎、勝手に苦しめムービー」になってしまう。両極端な意見が聞こえてきそう。かなり評価がわかれる映画だろう・・・・・。そんな訳で私個人的にもゼロ点でも満点でもどちらでもありで、大げさだがどちらをつけた人の気持ちもわかる。ともあれ、とにかく洋画映画の好きな人は見ていて損はないだろうという思いから4点をつけた。
 さて、今回のアカデミー賞では”レオナルド・ディカプリオ”が主演男優賞にノミネートされていていながら、そこまで熱演していたにもかかわらず、受賞出来なかった・・・。(”ジェイミー・フォックス”が受賞、その他のノミネート者は”ジョニー・デップ””クリント・イーストウッド”)今回作品の鑑賞が終わり、映画館のロビーで皆さんから感想を聞いている時、昔からの洋画ファンという方とかなりの時間雑談をした、その方は女性だがこうつぶやいていた「レオナルド・ディカプリオの演技って凄いんだけどなんかヒトツたりないのよね・・・きっとアカデミー賞を受賞できなかったのもそんなところじゃないかしら?」とくにアカデミー賞という「賞」を受賞できたからどうというのはあまりおもわないが、「なにかヒトツたりない」彼女の言葉がひっかかり、その方と一緒にしばし考えて見た・・・。「そういわれてみると”アビエイター”の中でも彼は非常に様々な表情をみせるわね・・・彼の表情からはいろんな昔の俳優さんの影を見てとれるわ・・・でもね・・・」が、しかし、デモネ〜が最後に付くのである。「じゃあ比べて見ましょうか」といって比べてみた。いろいろと出たが代表的なものとして”ジャック・ニコルソン”のような鬼気迫る表情をするが、そこまでサイコにはみえないし、大げさではない・・・。”ロバート・レットフォード”のように振舞うが、少々気品にかける・・・。”ポール・ニューマン”ばりのヒゲをつけてみて、少し枯れてみせてもどこかスマートさにかける・・・。かといって”マーロン・ブランド”のような危険な香りはしない・・・。”ロバート・デ・ニーロ”ほどキレれない・・・。かといって絶世の美男子なわけでもない・・・。「きっと彼は演技がうますぎるのね、みんなりアルになりすぎて、彼の演技が当たり前になっちゃうのよ!それよりレオ様とかの言われ方のほうがインパクトがあるじゃない。今でもレオ様のイメージがあるし・・・キムタクがどんなに泥臭く好演しても結局キムタクでしょって思っちゃうじゃない・・・。」これはまさに本格的な役者が一番嫌うことだ・・・お客さんが勝手なイメージをかかえ込んで。役者がどんなに頑張っても意味がなくなってしまうからだ。”ジェームズ・ボンド”のイメージを嫌った”ショーン・コネリー”。”スーパーマン”に縛られたくなかった”クリストファー・リーブ”。金銭的には”タイタニック”で成功したものの”レオナルド・ディカプリオ”としては”ギルバート・グレイプ”から”ギャング・オブ・ニューヨーク”の間で役者としてかなり遠回りをさせられたのかもしれない・・・。”金”は稼げたし、”タイタニック”があったから今の彼がいるともいえる。まったく無意味とはいわないが・・・。若い頃から役者としての評価を受け、若くして金銭的にも成功する一方本当の意味での未来が見えなくなり、自分が本当にやりたかった事に帰ろうとしているのではないか?彼はもともとアイドルスターではなく、本物の役者だから・・・。なんとなく、そういう意味では、”ハワード・ヒューズ”にかぶって見えてしまう部分が多い。ラストシーンの言葉は”ハワード・ヒューズ”の言葉ではなく、まるで”レオナルド・ディカプリオ”が「本当の自分はまだ取り戻せていない・・・これからが本当の勝負なんだ・・・。」と言っているように聞こえるが、アビエイターのラストシーンみなさんはどう感じるか・・・?
果たして本物の飛行馬鹿アビエイター”ハワード・ヒューズ”を演じた”レオナルド・ディカプリオ”は本物の役者馬鹿の域に達しているのか、ご自身の目で確かめてもらいたい。


パワナビHIDE・20代 男性 (評価:4点)
 なんなんでしょう、この感じ。つまらなかった訳じゃない。でも面白かったとひと言で言えない。それは、エンディングのせいなのか・・・他の原因なのか・・・でも4点とか付けてるし・・・特に3時間弱の上映時間にしては「なげぇ〜よ」っていう感覚もない。気合いの入りまくった レオナルド・ディカプリオの演技の賜物か・・・マーティン・スコセッシの魔法か・・・次々出てくる女優のお陰か・・・ん〜後からだんだんと味がしみ出てくる食べ物のような感じかな。見終わった後にいろいろ考えると「面白かった」といえるのかもしれない。というよりは「良かった」の方がピンと来る感じでしょうか。
 18歳にして莫大な遺産を引き継ぎ、夢と希望に惜しみもなく巨額を投じる伝説の人「ハワード・ヒューズ」。喝采を浴びる映画、最速の飛行機、最大の飛行機、沢山の美女・・・全てを手に入れたようで、現在では「病気」とされている症状にずっと悩まされ続ける。「アビエイター」=飛行士(家)だからといって、この映画に、興奮やスピード、スリルなどを求めて「ハワード・ヒューズ」がどんな人かも知らずに見ると、「はい?」って事になります。自分はそれに近い状態でした・・・逆に事前に「ハワード・ヒューズ」に関して予備知識をもっていると色んな事が感じられると想います。ちょっとした表情や、行動にも一つ一つ意味があると気が付くと想います。これに関しては「ハワード・ヒューズ」役のレオナルド・ディカプリオのこの映画に対する強い思いが感じられました。そして、内容とか、いろんな事を気にしないとして、自分が好きだったのは「色」映画全体の「色」が好きです。もちろん映像的な色彩もそうですが、「空気」みたいなものが強く印象に残りました。色んな場面より全体的な印象の方が強いんです。感覚に部分なので言葉にするのは難しいですが、同じような感じ方をする方もいるかも知れませんね。
 この映画の感想には直接関係ないかも知れませんが、映画を見終わってHPでいろんな情報を見て、思ったのが色んな映画を見たいって事でした。「ハワード・ヒューズ」の作った映画は勿論、マーティン・スコセッシ監督の映画、キャサリン・ヘプバーン主演の映画・・・などなど。出来る限り見たいと思います。少なくともハワード・ヒュー監督の「地獄の天使」は見てみたいですね。もうすぐDVDにもなるみたいですし!自分も空の世界に憧れていた時期があったのでその点では飛行機にここまで情熱を傾けた人にはすごく興味があります。まぁ、自分の空への夢は「視力が足りない」というなんともお粗末な理由で絶たれた訳ですが(´Д`;そんな、こんなで、点数は4点。
 ちなみに、同じレオナルド・ディカプリオ出演で「キャッチ ミー イフ ユー キャン」が4.5点でした。も一回見たら、もっと興味が出てくるのかも知れないです。そんな映画だと思います。


■ASさん 女性 (評価:4点)
 ハワード・ヒューズ(レオナルド・ディカプリオ)の恋人役でキャサリン・ヘップバーン(ケイト・ブランシェット)の名前が出たりして、昔普通に好きだった女優さんだったので、「へえ〜あの当時こんな私生活があったんだ〜」なんてみてました。特にキャサリン・ヘップバーン役の”ケイト・ブランシェット”はとても雰囲気がでていたと感心しました。個人的にはレオナルド・ディカプリオが好きなわけじゃないのですけど、彼の演技は凄かったですね!かなり長い映画でしたけど時間の長さは感じなかったですね。マイナス点としては、子供から大人になるシーンなどで、何か一つほしかったですね・・・アメリカ人ではないので、ハワード・ヒューズという人事態をあまり身近に感じていないせいもあって、なんでこういう大人になったのかもう少し深く知りたかったというところです。

■どとうさん 男性 (評価:4.5点)
 レオナルド・ディカプリオは好きじゃなかったけど、アカデミー賞関連ニュースなどで、よく耳にした作品だったから見に来た。好きじゃないせいもあって、思ったとおり、はじめは受け付けなかったけど、物語が進むにつれてディカプリオの演技に引き込まれていった・・・。ハワード・ヒューズはアメリカでは有名な人物かもしれないが、日本ではあまり耳にしない人物なので、ハワード本人のイメージがまったくない・・・そんなことからどうしてもディカプリオの悪いイメージがそのまま焼きついてしまう。自分にとっての悪いイメージとはタイタニックだ・・・。もともと演技には定評のあった俳優だが、なんとなくアイドルっぽさがぬけ切れなかった。しかし、今回の作品でおおきく評価がかわった。時間は気にならない。マイナスはラストシーンかな?自分は好きじゃないね。

■陽子さん 20代 女性 (評価:4点)
 主人公の謎な部分が多くて感情移入しきらないまま終わってしまった。もう少し、生い立ちなどを入れてくれると良かったとおもう。そうすれば主人公ハワードが大空に入れ込む訳を充分理解できたように思います。でも、戦闘シーンや飛行シーンはとてもよかった。自分は女だけど、なんとなくロマンを感じました。あと女優さん達もフィルム事態の見せ方かもしれませんが、古臭く見えてよかったと思います。音楽も素敵でした。


■Yさん 20代 女性 (評価:3.5点)
 レオナルド・ディカプリオにもう少し迫力があって、上映時間がもう少し短くて、少しでも航空機の歴史など知っていれば満点だったと思います。インターネットとかでハワード・ヒューズを勉強してから、もう一回みれば4.5ぐらいにはなるかも。でも迫力ないから満点にはならないかな〜。

投稿者 blogpawanavi : 18:12 | コメント (0) | トラックバック

2004年12月21日

ターミナル [ 劇場/洋画/ヒューマン ]

■タイトル ターミナル
■監督 スティーブン・スピルバーグ
■出演 トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、スタンリー・トゥッチ
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ

みんなの平均点→3.750点

シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。

パワナビ松田・30代 男性 (評価:3.5点)
 12月もすでに折り返し地点をすぎ、今年も残すところ後2週間!1年間様々な映画をレポートいたしましたが、2004年最後のシネマレポートはスティーブン・スピルバーグ監督とトム・ハンクスのコンビが放つハート・ウォーミングストーリー”ターミナル”。このコンビが放つ作品はこれで3度目!1998年の”プライベート・ライアン”では多くの兵士の命を預かるミラー大佐役でシリアスな演技で主演を、そして昨年(2003年)日本でも公開された”キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン(主演:レオナルド・ディカプリオ)”ではレオ様をしつこく追いかける、銭形警部のようなFBI捜査官役、そして”ターミナル”では、空港に長期間カンづめにされる男ビクターを人間味溢れる演技でコミカルに熱演!過去2作品とくらべても、トム・ハンクスらしさが光るであろう役どころに加えヒロインにはシカゴでアカデミー助演女優賞を受賞したキャサリン・ゼタ=ジョーンズを迎えるなど、豪華なキャストに加え、空港の雰囲気をそのままセットで再現するなど、お金のほうももクリスマスプレゼントとばかりにばっちりつぎ込まれております。また、ビクター(トム・ハンクス)と対立する立場の役フランクを演じるスタンリー・トゥッチは最近、リチャード・ギア&ジェニファー・ロペスの出演で話題となっている日本映画のリメイク”シャル・ウィ・ダンス”にも出演ということなので、この顔は要チェックです。そして作品の中ではニューヨークの雪景色なども見ることができ、今の季節にはぴったりの雰囲気をもっています。絶対「夏公開」ではこのニューヨークの雰囲気がでないでしょう!
 さてフランス映画”パリ空港の人々”のハリウッド版リメイクと言われている”ターミナル”、そのストーリーはというと、東ヨーロッパにあるクラコウジア人であるビクター(トム・ハンクス)が、ある目的のためアメリカに来てはみたものの、祖国の内乱による影響でアメリカに入国するどころか祖国にも帰れなくなり、空港暮らしを余儀なくされる・・・。というありそうでなさそうなお話ですが、舞台になっているのが空港内というのが非常に面白いですね!この空港はニューヨークのJFK国際空港という設定になっていますが、実に雑多な人種が様々な目的、事情をもって暮すアメリカ、しかもニューヨーク・・・さらにJFK国際空港といえば、世界の窓口といってもいいところ・・・。そんな化け物のようなところに東ヨーロッパの小国からやってきた観光もおぼつかない一般人が足止めをくらい、おどおどするわけですから、彼の行動を客観的に見るだけでも非常に面白いです。まさに”クロコダイル・ダンディー”のノリでやることなすことが小さな笑につながり、そして人間的に病んでいない純粋さに小さな感動を覚えます。正にハートウォーミング!そうこうジタバタしているうちに、やがて国際空港に住み着ついてしまい、様々な人種の人々との交流が生まれるわけですが、他人との接し方や、考え方、習慣などはまるで違い、ビクターを受け入れる人もいれば、もちろん敵視する人間も出てきます。
 この映画を見ていると、誰でも理由はともあれ、自分以外の人間と関わりをもつことで、それぞれドラマが始まり、そのドラマは自分でも思わぬ方向に人生を変えてしまうというのを強く感じました。そんな当たり前のことは映画である以上なくてはならないもので、いつもは特に考えたりもせず、もちろんそれすらわかっていてヒューマンドラマを見ているわけなのですが、”ターミナル”(フォレスト・ガンプもかな?)ではそれがとてもわかりやすくなっています。ビクターとの出会いによって変わりたくなかったのに、大きく人生が変わってしまった人、また変わりたいのに変われなかった人、変わる事を拒み続ける人など、人と人とが摩擦することでドラマがうまれていくんだな〜と、改めて思わせられる部分が多々あります。
 1975年ジャック・ニコルソン主演の”カッコーの巣の上で”を見たとき、お互いが相手を受け入れようと考え始めた時に起こる化学反応みたいなものが、自然に、そして知らないうちに、人生をドラマティックにしていくんだな〜・・・と、そんな事を強く感じましたが、この”ターミナル”でもビクターと仲間達が起こす化学反応を同じように感じることができます。
 しかし「彼はそこで待ち続けた。約束を果たすために・・・」というキャッチコピーと、CMのキャサリン・ゼタ=ジョーンズのゴージャス感、さらにニューヨークというおしゃれなシチュエーションから、トム・ハンクス&メグ・ライアンの”ユー・ガット・メール”を連想し、勝手にラブロマンスの割合が多いようなイメージをもちつつ劇場へ足を運んでしまった私でしたが、鑑賞後の印象ではまったく最初のそれとは違い、恋愛エピソードなどはほんのおかずにすぎず、ラブロマンス主体というよりは、「これが私の生き方だ!」とそれぞれの登場人物が主張しながらも、雑多な人種が必要以上に行き来するニューヨークの空港ですら異質とされる純粋さをもつビクターに、都会におかされた仲間達が科学反応を起こし、ビクター越しに本当の自分の姿を見つけるといったもので、あまりラブロマンスの行方ばかりに気をとられないほうがいいという印象を受けました。最初からそう思っていない方はいいのですが、私のようにちょっと勘違いしている方もいるかもしれませんので、余計なお世話かもしれませんが、ご連絡しておきます。やっぱり、自分が幸せになることよりも、その存在自体が周りの人々を幸せにしてくれる・・・といった役どころは”フォレスト・ガンプ”しかり、トム・ハンクスの得意分野ですね!作品中でビクター(トム・ハンクス)がアメリア(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)に彼女の恋愛感について話すシーンがあります。「君は変わってなんかいない、ただほんの少し遠視なだけさ・・・。」こんな柔らかいのにグサッとくる言いまわしはないのでちょっと印象的でした(笑)。どういうシチュエーションで話すのかは見てのお楽しみです。
 さて、ビクターの祖国、クラコウジアといういかにもありそうな国ですが、実は架空の国で、トム・ハンクスが作品中で話すクラコウジア語は彼の祖国のブルガリア語だそうです。そして大掛かりな空港のセットの中には、実際にある企業がテナントで入っています。その中に日本から「吉野家」が入っているそうですが、みなさんはみつけられるでしょうか?ということで個人的にハートウォーミング度(せつない度もふくめ)はキャッチ・ミー・イフ・ユーキャン(4点)より若干劣ると判断し、3.5点にしました。


パワナビHIDE・20代 男性 (評価:4点)
 いやぁ面白い映画がつづきますねぇ〜★今回のターミナルは、この慌ただしい年の瀬に、ちょっぴり優しくなれる映画です。自国の政治的問題で、パスポートが無効になり、国に帰ることも出来ず、空港から外に出ることも出来なくなった男が、空港の中で生活をしていき、いろんな人と出会い、アメリカに来た目的を果たすべく奮闘しています。一番の見所は、狭い空港の中だけで(空港にしちゃ広いですが・・・)物語が進んでいくと言うところでしょうね。国が消滅し、ドルに換金することも出来ないので、お金の稼ぎ方を覚えたり、改装中のゲートに住まいを作ったり・・・話が狭い範囲であるだけに、いろんな事が想像できて、映画の世界にすんなりと入っていけます。応援もしたくなります。また、トムハンクスの演技もさすがのひと言です。ロシア系の言葉から、徐々に英語を覚えていく、そのつたない英語の感じが、またまたイイ感じです。トムハンクスは、何か抜けている感じの役をやらせたら世界一だと思います。あそこまでとぼけられる人はなかなか居ないと思います。ずるいです。トム最高!何はともあれ、笑いと、感動が約2時間の間に、交互にやってきます。ラストは、目的を果たせるかどうかで、ちょっともたつく感じですが、見ている時は気になりませんでした。空港の中のどたばたが楽しくて。ある約束を果たす為に、そこに居るのだ。と言うことを忘れて見ていました(笑)今年を締めくくるこの映画、皆さんとっても忙しい時期かも知れませんが、2時間だけこの映画に使ってみて下さい!きっと、心に余裕ができますから!が、ほんわかしすぎて何もしなくなるってのは無しでお願いします。


■山口さん 30代 会社員 男性 (評価:4点)
 冒頭のシーンで空港の治安局の人がトムハンクスに国が消滅したことを説明するシーンがとても印象的でした。相手の気持ちを何も考えてないというか・・・全体的には、トムハンクスを空港の職員達とが、徐々に仲良くなっていくところがみどころですね。


■KS 10代 学生 男性 (評価:4.5点)
 ビクター(トム・ハンクス)と周囲の人々が少しづつ理解していく様子がとても面白く描かれています。自分で意思で行動する事ってすばらしいな〜って思いました。自分としてはエンディングがマイナス0.5点ですが、あとはよかったです。


■あきさん 20代 女性 (評価:3点)
 映画全体としては悪くないのでしょうが、ビクター(トム・ハンクス)とアメリア(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)のストーリーはもう一歩踏み込んでほしかったかな・・・・・と思います。空港内の人間関係やトム・ハンクスの演技はさすがです。もちろん感動的シーンも用意されているので楽しめました。


■RRR 30代 男性 (評価:3.5点)
 コミカルな部分とシリアスな部分がうまくミックスされ、また、べたべたなラブストーリーになっていないところはいい。このシーズンはぴったりの映画だと思う。空港のセットは大規模でリアルでした。ラストシーンがやや消化不良といったところで残念です。

投稿者 blogpawanavi : 17:51 | コメント (0) | トラックバック

2003年03月27日

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン [ 劇場/洋画/ヒューマン ]

■タイトル キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
■監督 スティーブン・スピルバーグ
■出演 トム・ハンクス、レオナルド・ディカプリオ、クリストファー・ウォーケン
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ

みんなの平均点→4.000点

シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。

パワナビ松田・30代男性 (評価:4点)
 キャッチ ミー イフ ユー キャン・・・捕まえられるもんなら捕まえてみな!って感じですかね・・・この作品の主人公は実在した少年詐欺師フランク・アバグネイルJr.(レオナルド・ディカプリオ)とそれを追いかけるFBI捜査官(トム・ハンクス)の話なんですが、以前に映画館で予告編を見ていると、少年詐欺師のディカプリオにブロンドの美女達、コメディータッチの画面に真面目そうなトム・ハンクス、監督がスティーブン・スピルバーグでチラッチラッとでてくるクリストファー・ウォーケン・・・・・いったいこの映画はなんなんだ?っと、そんなこんなで本日ついにキャッチ ミーを観賞!すると以外や以外、これがどうして中々のヒューマンドラマじゃないですか・・・
 父親の事業の失敗がきっかけで起こる金銭的トラブルがもとで両親が離婚。そんな現実を、中々受け入れられず、失ったものを取り戻そうという純粋な動機で詐欺にはしってしまう主人公・・・単純に金銭的な部分だけでは修復不可能な大人の人間関係を「お金さえあればまた家族はもとどうりになる」と信じて、また詐欺を繰り返し、結果的にはお金では取り戻すことができず打ちひしがれる主人公・・・時として子ども達が犯罪に走る動機は、とても純粋な部分から来ていて、多くの原因は大人にあるということを再確認させられてしまう・・・・・金銭的に追い込まれていく父親に詐欺をして稼いだお金で高価な車やディナーをプレゼントし、嬉しそうにするフランク少年と、苦しいながらも父親であろうとする二人をみていると、なんとなく切なくなってしまいました。
  先日ギャング オブ ニューヨークで男らしく頑張っていたレオナルド・ディカプリオですが、自分的には今回の方が好感がもてました。30前の彼ですが10代の少年役もOKなのはやっぱりならではですね!ロード トゥ パーディションにつづいてなかなかおとなしめなトム・ハンクスですが、レオ様を食っちゃいけないとチョッピリ自粛気味な役柄だったと思います。そんなトム・ハンクスが冗談で「うらやましい」といっていたのが、クリストファー・ウォーケン演じる少年のお父さん役!クリストファー・ウォーケン好きな私にとっては登場シーンが以外に多かったのと、苦しみつつも息子の前では父親でありつづけようとするのがにじみでている彼の渋い演技が見れたのがちょっぴり嬉しかったです。
 なんかしんみりとした事ばかり書いてしまいましたが、映画自体はテンポもよく、楽しい作品です。実話をもとに・・・ということですが、いやいやどうして全編を見終わったあとは「現実は小説より奇なり」とはこのことだと、勝手にうなずいてしまいました。
 キャッチ ミー イフ ユー キャン・・・・・捕まえられるもんなら捕まえてみな!でも本当はしっかり捕まえてもらいたかったのかもしれないですね・・・・・いつも父親がやってみせる手口を、フランク少年がマネをするシーンがあるんですが、なんだか暖かい感じがして、とても印象的でした。


パワナビHIDE・20代男性 (評価:4.5点)
 オープニングのアニメーション5点です!かっこいいとおもったのは私だけでしょうか・・・あれが2時間続いてもOKでしたね(笑
 おもしろいっていうか「好き」な映画でした!実際の話だから余計に面白いのかな?かなり現実離れした話ですけどね・・・40年前だから起きたことでしょうけどね。逮捕後と逮捕前のシーンも複雑に行き来する訳じゃないから話もわかりやすくてよかったかな?あこがれの人と同じスーツや車を買うところなんかやっぱ10代だな〜って好感も持てるし!ん〜0.5点のマイナス点って・・・やっぱ5点で!(爆)
 話の中で一番の印象は・・・世の中、金じゃないねって事ですかね。詐欺でどんなにお金持ちになっても、家族への愛とかは忘れずに連絡とりつづけたりしてるし、一人じゃ寂しいし・・・まぁ、実際はそういう人だったから、完全犯罪が出来なかったんでしょうけど世の中金じゃないね・・・でも、ちょっとは欲しいなぁ・・・(汗


■MK・30代女性  (評価:4点)
 殺人シーンや派手なアクションはなかったのですが、その点が逆に好感がもてました。10代と20代を髪型や演技でうまく使い分けをしていたディカプリオが印象的で、役にもあっていたと思います。どちらかというとトム・ハほうが元気がなかったかな?ハラハラ感は今一でしたがとっても楽しめる作品でした。アクションやコメディーではなくちゃんとしたヒューマンドラマです。


■ジロッチ・30代男性  (評価:4点)
 オープニングのレトロなアニメがGOODでした。上映時間は結構長かったとおもいますが、テンポがよく長くは感じませんでした。音楽も当時を思わせるようなものが多く、全体的な雰囲気がよかったです。ディカプリオは好きじゃないんですが、いやな感じがしませんでした。単純に面白かったです。


■まろ・10代女性 (評価:4点)
 ストーリーの構成が面白かったです!


■120san 10代男性 (評価:3.5点)
 かっこよかった!
自分もあんな男になりたいです!

投稿者 blogpawanavi : 12:45 | コメント (0) | トラックバック


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