2008年05月31日
ランボー 最後の戦場 R15指定 [ 劇場/洋画/アクション ]
原題:John Rambo
(2008年/米 1時間30分 カラー)
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
監督・脚本: シルベスター・スタローン
製作総指揮:ランドール・エメット、ジョージ・ファーラ
製作: アヴィ・ラーナー 、ジョン・トンプソン
音楽:ブライアン・タイラー
出演:シルベスター・スタローン 、マシュー・マースデン 、 グレアム・マクタビッシュ
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■パワナビ松田 レビュー (劇場にて鑑賞)
評価:★★★★☆
タイ北部にあるジャングルの中で『運び屋』を営み生計を立てひっそりと暮らしている、かつてのベトナム戦争の英雄ジョン・ランボー(シルベスター・スタローン)。ある日彼のもとに軍による少数民族への迫害が激化するミャンマーへ、医療品などを運ぶ支援活動を行うアメリカのNGOボランティア団体が訪れる。彼らは迫害を受ける民族のひとつ「カレン族」が暮らす村へ行くことを希望しているが、土地柄地雷の多い陸路を避け、川を利用するルートを選択したため『運び屋』であるランボーにボートでの道案内を依頼する。「ここは戦場だ、君たちはあまりにも現実を理解していない」との理由から一旦はボランティア達の依頼を断るランボーだったが、唯一の女性スタッフであるサラ・ミラー(ジュリー・ベンツ)の熱い思いに心打たれたランボー(前作でトラウトマン大佐救出のため、無謀とわかっていながら単身アフガンに乗り込む姿が思い出される)は結局彼らをミャンマーに送ることを決心する。しかし数日後、ランボーのもとに届いた知らせは「先日のボランティア団体が軍に拉致された」というものだった。この事実を受けた政府は「表沙汰にはできない」とボランティア団体の救出に公的な手段を用いず、5人の傭兵を雇い「極秘救出作戦」を展開することに決定した。当然、道案内にはランボーが指名される事になる。単なる『運び屋』としての日々を送っていたランボーだが、その出発前夜、念入りに手製のナイフを鍛え上げる姿があった。
1988年に公開された『ランボー3/怒りのアフガン』以来、約20年ぶりのシリーズ最新作(第4弾)となる『ランボー 最後の戦場』。「前作は満足がいかなかったから、ぜひ続編を製作したかった。もしかしたらこれがシリーズ最後の作品になるかもしれないからその全てに携わりたかった・・・」と語る61歳にして今なおハードなリアルアクションにこだわる(途中大幅な脱線もあったが)シルベスター・スタローン。今回は出演だけでなく監督(シリーズ初)、脚本、演出もこなすという力の入れようだ。舞台となるのは内戦の続く軍事政権下のミャンマー(作品中ではBurma/ビルマ表記)。スタローン自身も「60年も続く一般的にあまり知られていない悲惨な内戦に目を向け、しっかり現状を見て欲しいと思いミャンマーを舞台に選んだ」と語っている。
ランボーシリーズといえば、撮影で使用される本格的かつマニアックなミリタリー関連の武器や兵器が常に話題なるが、そんな武器・兵器を120%活躍させるために過激で暴力的なシーンが多くなるのも確かだ。前作『ランボー3/怒りのアフガン』では、本編の殺戮シーンで108人の死者が出ると計算され、1990年度ギネスブックに「最も暴力的な映画」と記録されているほどである。本作『ランボー 最後の戦場』でも戦闘シーンなどの映像に暴力及び過激な描写(人体破壊など)が含まれているため日本ではR15指定となっている。そんな過激描写は「ある一部に含まれており・・・」といった生易しいものではない。最初から最後まで、まるで当然のように人体が吹き飛び、手足がちぎれるシーンが登場するため「○○のシーンでは思わず目を背けてしまった」などとのんきな事を言っている暇はない。また「ここが人体破壊の見せ場ですよ!ここを見てください!ほら凄いでしょ!」的な無意味な演出もなされていない(全作、前々作には見受けられた)。
撮影に関しスタローンは「リアルな映像を通して戦場の本当の恐ろしさや人間の本質を表現したかったから極めて原始的な方法にこだわり撮影している」とインタビューで語っており、さらに「毎晩雨が降って寒くて苦労した」とロケの過酷さを付け加えた・・・。本作で撮影を担当したのは『16ブロック』を手がけたグレン・マクファーソン。その臨場感溢れるカメラワークからは、ロケ地でのスタッフ達の過酷さが充分うかがえるし、CGでは表現できない重量感も感じさせてくれる。そのためか?前作、前々作の圧倒的なスケール感とはまるで方向性が違い、まるで第1作目を彷彿させるような、張り詰めた独特の雰囲気の中、さらにスピーディーに、そしてスリリングに映像を展開している。それはまるでスタローン自らの「前作、前々作などは単なる戦争ごっこの映像だった・・・」という嘆きの声さえ聞こえてくるかのようである。
その映像を言葉にして表せば、きっと「凄惨」とか「悲惨」「残酷」という事になるのだろう。しかしそうした光景が目の前で展開されているとき、それらの表現はまったく意味をなさない。本作の中でランボーがボランティアスタッフをボートで送る途中、武装した強盗団に襲われるシーンがあるのだが、強盗団と口論となり危険を察知したランボーがボランティアスタッフ達を守るためにすばやく強盗団を殺してしまう。ところがボランティアのリーダーは「いったいなにをしているんだ、たった今君は虐殺を止めにきた我々の目の前で人を殺したんだぞ、このこと(殺人)は国に帰ってからしっかりと報告させてもらう」と言う。ランボーは「しかしこうしなければ今頃、この女は犯されお前の頭は飛んでるぞ、君らはそういうところに来たんだ」と言う。皮肉な事にこの作品に登場するボランティア達は、台詞のように虐殺を止めるためにミャンマーのジャングルに入っていくわけだが、結果的に彼らのアクションがきっかけとなり、より多くの人々が死んでいくのである・・・。もしそこで殺された人間に「悪人は殺されて当然」という差別をするのなら、上記のボランティア達はまったく矛盾していることになる。
矛盾といえば、この地域周辺の事情に関してはベトナム戦争より数十年前からの歴史を紐解いていけばわかりやすいと思うが、ベトナム戦争の問題を含め、政府が造りだした実に無責任で矛盾だらけの社会のどまん中に、勝手な都合でほっぽリだされ放置された市民や兵士がいったいどれほどいたことだろうか・・・。これに関しては一概に自業自得ではすますことはできない。もちろんランボーもその中の一人である。前作、前々作と寄り道?もあったように思われるが、全作品を通していえるのは「ランボーの自分探しの心の旅」である。第1作目で帰還兵として迫害を受けるランボーが涙ながらに「軍にいた頃は100万ドルの兵器をも任されたのに、ここ(アメリカ)では駐車場係としても雇ってくれない」と涙ながらに訴えるシーンは、26年たった今でも忘れられない。そんなことから本作のラストシーンもファンにとっては見所のひとつといえる。
話はかわるが、第1作から26年も立っているのだから実際に年には勝てないメンバーも多数出てきているようである。有名どころでは、過去の作品の全てに登場し、常にランボーを戦場に駆り立てたトラウトマン大佐を演じるリチャード・クレンナが2003年にすい臓癌で死去している為、本作では直接的な絡みはない(フラッシュバックのみ)。さらに前3作とも音楽を担当していたジェリー・ゴールドスミス(サルの惑星、パピヨン、オーメン、エイリアン、etc)も2004年に肝臓癌で死去してしまったためブライアン・タイラーに変わっている(しかしおなじみのテーマ曲は健在である)。しかしスタローンは「この作品がヒットすれば続編の製作もあり得る」とも語っていたと言う。いやはや元気としか言いようがないが、あの「魅せる筋肉」を維持するためにかかる肉体的な負荷はかなりのもの・・・。61歳という年齢や興行的な事を考えれば、若手俳優を使い大掛かりなランボーリメイクもありえるし、今やアクションシーンなどはワイヤーとCGでどうにでもなる時代にも関わらず、少し前に公開された『ロッキー・ザ・ファイナル』しかり、リアルアクションにこだわるスタローンの気迫には頭がさがる。かつてのライバルであるシュワルツェネッガーもアクション映画の現場からしりぞき、CGなどの発達から、子どもを含めそれほど肉体を駆使しなくても、簡単にアクションシーンの真似事ができる時代となり、ハリウッドにおいて真のアクションスターといえる存在があまり意味をなさなくなってきた。それでも自身に架せられた「アクション俳優」という十字架を背負いそして受け入れ(途中のジタバタも含め)不器用に戦い続けるスタローンの生き様は、まるで物語の中のロッキーやランボーの本質を生で見せられているかのようだ。そしてこの作品のキャッチコピーにもなっている「無駄に生きるか、何かのために死ぬか、おまえが決めろ」というランボーの台詞は、そのままスタローン自身の自問自答のようにも聞こえなくない。
過激な映像や、ミャンマーの情勢の理解度などを含め、作品の内容には賛否両論あるだろう。とくに人体破壊=グロと受け止めてしまう人は見ないほうがいいともいえるし、カップルで見に行ってディナーで会話がはずむような作品では決してない。それほど徹底している。そんな事から近年のメジャーなシリーズものを見る度、常に何処かに意味不明な気持ち悪さ(視覚的グロさという意味ではない)や切れの悪さを感じていたが、本作には「こんな表現をしたらきっと○○になってしまうのでは」といった中途半端さが無く、むしろ「責任は全部俺がとってやるよ」と言わんばかりのスタローンの"覚悟"や"いさぎよさ"が前面に現れているのがいい。個人的にはなんといっても第1作目が好きだが、シリーズ中では、その次に切れ味があると感じた。スポーツなどではよく「技術ではなく気持ちでぶち当たれ!」とか言われるが、映画にも同じような事が言えるのでは?そんなことから小手先だけの大作に飽き飽きしている人にはおすすめである。まあ1作目ほどの新鮮さはないにせよ、スタローンが演じるランボーだからこそ感じられるカタルシスがそこにあるのは確かだ。
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※今回はこの作品を観賞するにあたり、前3作を振り返った↓
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◆第1作:ランボー (1982年)
(原題:First Blood)
評価:★★★★★
デイヴィッド・マレル原作の『一人だけの軍隊』を映画化したもの。ベトナム戦争ではグリーンベレーとして活躍し、様々な勲章を受賞している英雄ジョン・J・ランボー。しかし祖国に帰還した彼をまっていたのはベトナム帰還兵への冷たい視線だった・・・。かつての戦友達もみな過去の人となり、帰還兵であることから中々仕事にもありつけないランボーは、最後の1人となった戦友との再開を果たすため友人の実家を訪れるが、彼もまたベトナムで浴びた枯葉剤の影響による癌ですでに死亡していたことを知らされる。途方にくれたランボーは気のままに歩き、とある小さな田舎町にたどり着き、食事をとり休憩しようとするのだが、見慣れぬ青年(ランボー)を発見した地元の保安官は彼を「やっかいもの」として扱い、食事をとらすことも許さずパトカーに乗せて町外れまでつれていき「二度とこの町には立ち寄るな」と放置する。しかし帰還兵に対する祖国のあり方に不振感を抱くランボーは「何故食事をとることすらゆるされないのか?」と町に引きかえすも、その途中であえなく逮捕され警察署に連衡される。しかし警察署でランボーは尋問を受けるだけでなく、虐待ともとれる行為を受けてしまう。やがて警察官達の虐待行為が引き金となり、ランボーの脳裏からベトナム戦争での地獄のような記憶がよみがえってしまう・・・。気がつけば警官達を振り切りバイクで逃走。町外れの森に逃げ込む事になるのだが、面子を潰された保安官は警察署の人員を総動員しランボーの追跡を開始、その光景はまさに「ハンティング」だった。しかしベトナムのジャングルで幾多の困難を乗り越えてきたランボーにとって「森」はまさに彼の庭。散弾銃やライフル、猟犬を手にした警官達を、持ち合わせたサバイバルナイフ1つで返り討つのだが・・・。
1976年の『ロッキー』で人気を獲得したシルベスター・スタローンにとって、俳優としての「ロッキー越え」は課題中の課題だった。『ロッキー』後、社会派ドラマの『フィスト』やプロレスをテーマにした『パラダイス・アレイ』などに出演及び監督を試みるが、あまりパッとせず、まるでロッキーフィーバーが夢幻のごとく感じられた。結局、1979年の『ロッキー2』に頼る事になる・・・。その後、対テロ用特殊部隊ATACをテーマした『ナイトホークス』や、ペレなどの国際的サッカー選手が出演する『勝利への脱出』が日本でもちょっとした話題となったが、1982年の『ランボー』という作品で、孤独なベトナム帰還兵の役を心身ともに120%出し切りロッキー越えに挑戦し(完全にランボーイメージがロッキーと同等になったのは2作目だが)たことにより、ハリウッドでの「彼自身の価値」を高めるきっかけになったたといえるし、またそれほど入り込める役柄だったともいえる。崖から落ちるシーンではアバラを4本骨折し、自分で右腕の傷を縫うシーンも本当に縫っているそう。演技派の役者達から言わせれば「それがどうしたの?なんの自慢?」ということかもしれないが、「つべこべ言わずやれるもんならやってみな」と言わんばかりの必死さがスクリーンから伝わってくるのは事実。そんな不器用なやり口がなんともスタローンらしい。またベトナムの地獄を生き抜いた英雄ランボーが、今死に物狂いで、精神的にも肉体的にもサヴァイブ(生き残る)しようとしているのが祖国アメリカであるという設定もユニークである。それは「軍にいた頃は100万ドルの兵器をも任されたのに、ここでは駐車場係としても雇ってくれない」と涙ながらに叫ぶシーンからもわかる。当時のアメリカ(日本でのヒットとは裏腹にアメリカでの興行成績はいまいちだった)を考えれば、アクション娯楽映画ながら、かなり熱いメッセージが込められていたように感じられる。さらに、この役への挑戦こそがスタローン自身、真の業界生き残りを賭けた戦いのようにも感じられる。ちなみに原作のラストではランボーは自殺して物語の幕が閉じられるのだが、映画では続編製作プランがあったため、元上官トラウトマン大佐に説得させられ警察に逮捕されるシーンがラストとなっている。近年のCGたっぷり気味なド派手アクションが大作好きな人には映像的に物足りないのかもしれないが、逆にCGを使っていない分、全体的に緊迫感がありとてもスリリングである。そんな事から彼にとってもファンにとっても『ランボー』は思い出深い作品である。この『ランボー』をみれば、ロッキー越えに燃えるスタローンの気迫が充分に伝わってくるというものだ。いい意味でも悪い意味でも、その後のアクション映画に影響を与えるきっかけとなる傑作である。個人的にもとても面白い作品だと評価しているし、ロッキーという成功を手中にしながら、それを越えようと、30代半ばというターニングポイントで不器用に頑張るスタローンの業界サヴァイブの気迫が感じられる点が気持ちいい!そんなことから星★★★★★で満点。
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◆第2作:ランボー/怒りの脱出 (1985年)
(原題:Rambo: First Blood Part II)
評価:★★☆☆☆
元上官であるトラウトマン大佐が、前作の事件で服役中のジョン・ランボーのもとを訪れ、釈放を条件に極秘任務を依頼するシーンから始まる『第2作:ランボー/怒りの脱出』。じつは彼に依頼された作戦は戦後10年以上が経過したベトナムのジャングルに潜入し、すでにアメリカ兵士など居るわけもない空の捕虜収容所を撮影し、消息のわからなくなった兵隊達の家族や関係者を納得させる事後処理の一部(ジェスチャー)に過ぎなかった。そんな事からランボーには「敵と闘ってはならない情報の収集だけをせよ」との強い命令が下されていた。しかし、ランボーが現地で実際に見たものは紛れも無いアメリカ兵士達の変わり果てた姿だった。彼は単身救出作戦を開始し、捕らえられていたアメリカ兵士の1人を救出。本部に合図を送り、まだ数人に兵士が捕らえられている事を報告した。しかしこの作戦を担当する本部のマードック司令官にしてみれば、それは大きな誤算であり、また探られたくない腹だった・・・。マードック司令官はランボーからの報告を聞いておきながら捕虜救出はおろか、ランボーすら見捨ててしまう・・・。そして本部の裏切りを知ったランボーの怒りの脱出がはじまる。
前作の公開後、ベトナム帰還兵からスタローンに届いた「もし続編をつくるのならベトナム戦争の行方不明者をテーマにしてほしい」とのファンレターが元になっているという。原題にRamboという表記が入るのもこの作品からである。なんでも日本においてのヒットの要因の一部に『ランボー』というタイトルの語呂がよかったから・・・というのが理由だそう。それが功を奏してか?アメリカ本国でも、中ヒットだった前作に対し『ランボー/怒りの脱出』は空前の大ヒット(85年の年間興行収入2位、1位はバック・トゥ・ザ・フューチャー)を記録し、一躍ブームとなる。スタローンが完全にロッキー越えを果たしたのもこの作品だろう。後に誰もが記憶しているランボーのイメージは第1作ではなく、この作品のものである。ブームといえば、この頃スタローンは『ロッキー3』『ロッキー4』も発表しており、日本ではスタローンブームとなり、ロッキー越えどころか、スタローンは世界ナンバー1のアクションスターの地位を確立してしまった。しかし同時にそんな大ヒットとは裏腹に、せっかく育てたロッキーやランボーがなにやら正体不明の存在になってしまっていく・・・。私個人的には、ロッキーやランボーにみられる「哀愁や心の影の部分」がかもし出す独特の雰囲気が好きだっただけに、この『ランボー/怒りの脱出』もスケールは大きくなり、アクションシーンもド派手にはなったが、「サヴァイブ」「孤独」「自分探し」というよりは単に「ちょっとした戦争ごっこ」っぽくなってしまったのが残念だった。まあミリタリーマニアにはたまらないのだろうが、私の好きな空間はそこにはなかったので評価は大幅に下がり星★★☆☆☆である。
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◆第3作:ランボー3/怒りのアフガン (1988年)
(原題:Rambo III)
評価:★☆☆☆☆
前作後、約束どおり釈放となったランボーはバンコクの寺院で暮らしはじめる。ある日彼の元にトラウトマン大佐が現れアフガン潜入の任務を依頼するも、もう戦場へは行きたくないと断る。トラウマン大佐はランボー無しで任務遂行を試みるが、あえなくソ連軍に捕らえられてしまう。それを知らされたランボーはトラウトマン大佐救出のため現地に乗り込み、アフガンのゲリラ部隊の協力経てソ連軍基地に潜入。なんとかトラウトマン大佐を救出するも、二人の直ぐうしろにはソ連軍の大部隊が迫っていた・・・。
本作内(101分)の戦闘シーンでは108人の死者が出る計算となり、その過激な内容から1990年度のギネスブックに「最も暴力的な映画」として認定されたという。当然、スケールも大幅アップ。軍の協力により、実際に使用されていた兵器の数々も登場とこれまたミリタリーマニアにはさらにたまらない内容。しかし、この頃になると、『コブラ 』や『オーバー・ザ・トップ 』といったスタローン主演のアクション作品が次々と公開され、日本でもヒットとなり、せっかくロッキー越えを果たしアクション俳優の代名詞になったスタローンだが、それゆえなんとも皮肉な事に「どんな映画でなんの役をしようがジャッキー・チェンはジャッキー・チェン」というような、アクション俳優にありがちな「軽さ」が感じられるようになってしまう・・・。また1984年の『ターミネーター』公開後から、同系のライバル的存在であるアーノルド・シュワルツェネッガーが極端にかぶりまくる『コマンドー』『ゴリラ』『プレデター』『バトルランナー』『レッドブル』といったアクション作品を次々と公開しているため、ド派手戦争も泥沼化し、ついに収集がつかなくなり『怒りのアフガン』では108人も殺してしまった最後に「この映画をすべてのアフガン戦士たちに捧げる」というテロップを流す始末・・・このような馬鹿っぽい部分こそまさにアメリカそのものかもしれないが、トラウマン大佐の「愛国心をもったゲリラがいる国は征服できない我々はそれをベトナムで体験した」という台詞だけは何故か耳にのこっており、当時読んでいた明治維新をテーマもした小説の中で、クロフネに乗ってやってきたアメリカ人が、日本の武士(薩摩、長州、土佐)を見て、トラウマン大佐の台詞と同様に「ほかの亜細亜諸国とはちがい日本だけは侵略できない」と本国に手紙を送ったという下りを思い出し、それからすると今の日本は果たして・・・と当時は考えたものである。まあ、この作品で印象に残ったのはその台詞とテカテカしたスタローンの筋肉質な体だけだったので評価は星★☆☆☆☆。
投稿者 blogpawanavi : 20:29 | コメント (0) | トラックバック
2007年11月12日
ボーン・アルティメイタム [ 劇場/洋画/アクション ]
■タイトル ボーン・アルティメイタム
■監督 ポール・グリーングラス
■出演 マット・デイモン 、 ジュリア・スタイルズ 、 ジョーン・アレン
■作品詳細 シネマセントラル延岡作品情報へ
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シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
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■パワナビ松田 (評価:4点)
シリーズ3作目にして「完結」となる「ボーン・アルティメイタム」。この作品では、今まで追われる立場であった主人公ジェイソン・ボーンが、ついにCIAの陰謀の確信に触れ、謎に包まれていたの過去の全貌を知るや、いつの間にか追う立場となり、壮絶なクライマックスを迎える。
前々作、前作の感想では、緊迫感やテンポのよさはあったものの、あくまでも私が個人的に「マット・デイモンが主人公のイメージに合わない」と、中々点数的な評価を上げなかったのだが、さすがに3作目ともなれば、マット・デイモンがそれらしく見えてきた・・・。まあ、やっと慣れてきたところで完結というわけだが、振り返れば、私としては1作目から3作目にかけて0.5点づつ点数が上がっているのが面白くもある・・・。特にこの手のアクション作品は、有名作品を含め、1作目が面白くても、続編からは1作目の緊張感が続かず、荒削りでド派手なだけ(PRだけが拡大)、結局内容がスカスカで尻すぼみになるのが当たり前と思っていたが、このシリーズは違った。特にCGや仕掛けのみが大げさになりがちなアクションシーンや追跡シーン、またはクライマックスにありがちな主人公と敵役のツーショットバトルなどはく、さらにありえないヘリコプターやジェット戦闘機へのダイブといった、いかにもTVCMに使われそうな派手なだけの見せ場らしきものは無いが、かといって、まるっきり地味なだけでなく、まるで朝のNHK教育テレビでやっている「ピタゴラスイッチ」のオープニングとエンディングのような計算された動きの気持ちよさプラス、リアルな臨場感に加え、これまたありがちなヒップホップやロックンロールとは180度違った、切れのいいスタイリッシュな16ビートを聞いているような独特のリズム感は最近のアクション作品では見ることができない。
1作目の「ボーン・アイデンティティ」の監督を務めたダグ・リーマンは、2作目にあたる「ボーン・スプレマシー」から製作総指揮となり、監督には新たにジャーナリストとしてのキャリアを持ち、ドキュメンタリー作品などを手がけていたポール・グリーングラスを起用したことで、シリーズならではの重厚で深みのある緊張感と、アメリカナイズされない雰囲気を最後まで貫き通すことができたように思える。かといって決して暗く重いだけではない、切れ味も抜群である。とにかくダグ・リーマンのエンターテイメント性とポール・グリーングラスのリアリティがバランスよく融合されているのは見ていて気持ちがいい。たとえばそれは監督を交代した2作目「ボーン・スプレマシー」以後、ダグ・リーマンはボーンのイメージとはまったく逆の、コミカルで派手なエンターテイメントアクション作品「Mr.&Mrs. スミス」(ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー)を手がけ、逆にポール・グリーングラスは、9.11をテーマにしたドキュメンタリータッチの作品「ユナイテッド93 」(コーリイ・ジョンソン 、 デニー・ディロン)の監督及び脚本を担当していることからも伺える。そして、この最新作「ボーン・アルティメイタム」では、2作目同様、製作総指揮をダグ・リーマン、監督をポール・グリーングラスが行い、二人が再び手を組むことにより、路線を変えず、さらにこだわり度をパワーアップさせ、サスペンス要素とアクションを巧みに織り交ぜ、要所要所にエンターテイメント性をちりばめ、シリーズならではの個性的な雰囲気を造りあげ、作品の質をしっかりと保っている。
なんといってもスカッとするのは、最近マンネリ気味のアメリカアクション作品とはまったく異なる部分だろう。マッチョ専門キャラも出てこなければ、ギンギンギラギラなクラブや嘘くさいマフィア、意味のない東洋人、黒スーツ&サングラス軍団もなし・・・。逆にヨーロッパの大都市ですら、いかにも大都市的なアングルではなく、普通の日常をとらえ、ド派手なヒップホップやロックミュージックを使う代わりに、街の騒音や効果音を自然にタイミングよく使っている。そのあたりの臨場感はポール・グリーングラスならではと言ったところ。だからといって、何度も言っているように、ただ単に地味なだけでなく、よくよく見ればCIAの方々も意外とやりすぎぐらいに活発に動いているし、部分的にはかなり大胆なカーチェイスや追走劇を強引にやらせるあたりの思い切りのよさはダグ・リーマンのカラーかもしれない。そのため、リアリティのみを追求しすぎると、突っ込みたくなる場面もやや緩和される。まったく同じ事をメル・ギブソンとダニー・グローヴァーがロサンジェルスを舞台にやってしまえば、たんに馬鹿げたお笑いになってしまうが、このシリーズは作品全体に一環したテンションがあるため、最後まで脱線しそうで脱線しない・・・。それがそのままいい意味でのらしさに繋がっていると思うので、あえてそこを突っ込む気にはならないのだ。回を増し、観賞している側がシリーズのルールに慣れるごとに面白さが増してくるのは、アクション系の作品にしては根っこがしっかりしているからに他ならない。似たように独特の雰囲気をもつ「レオン」などのように1話完結ではなかった分、作品のテンションを保つのは大変だったと思うが、見事に最後まで貫いた。ただ、慣れてきたとはいえ、例の"ゆれまくる画面"についてはかなり好き嫌いが分かれるところだろう・・。この作品でも、当然それは受け継がれている・・・。しかし、作品を見ればわかるが、単にアクションシーンだけの演出として行っているわけではないので、私としては作品の個性として受け止めようと思う。さて皆さんはいかがだろう?ただ全体を通しては、ストーリー的な部分での物足りなさを少々感じてしまうが、ある陰謀に巻き込まれた主人公の記憶をたどる物語としては、クライマックスに向けて徐々に緊張感も高まり、しっかりと着地できたと思う。
近年はいかにもといったギラギラのアクション大作ばかりで、この「ボーンシリーズ」のように大人が楽しめるハードボイルド・アクションが少ないことから、終わってみれば、この作品には大いに楽しませてもらったようである。冒頭で書いたように、私も前々作、前作の感想時は、やれマット・デイモンが気に入らないだとか、暗殺者達の習性や日常の演出にいまひとつパンチがきいていない・・・などと好き放題書いていたが、最後までシリーズとしての緊張感を持続させ、見事に完結させた事に関しては素晴らしいと思う。最後に一言・・・「ボーンさん、ごめんなさい」。
PS:1作目、2作目の復習は忘れずにしておいたほうが、何倍も楽しめます。
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■パワナビ甲斐 (評価:4.5点)
第三作目となった「ジェイソン・ボーン」シリーズ。今回のタイトルは「ボーン・アルティメイタム」。”最後通達”という意味があるそうです。そう、今回はボーンがCIAに最後の喧嘩をしかけます。そうかくと、一見ただの復讐劇に見えますが、この復讐劇?はシリーズの最初から通して展開されて来たボーンの記憶を辿る旅なのでもあります。そして、その中でまるで機械のように任務を遂行して来たボーンが、人として、罪悪感に目覚め、その罪悪感と戦いながらも自分のルーツを辿るべくひたすら戦い続けます。そのボーン演じるマット・デイモンの演技、アクションは「オーシャンズ12」とはまるで別人です。
この映画はとにかく、緊迫感のある場面描写といかにもなCGを使わないスピード感のあるアクション!場所はいろんな所を飛び回りますが、登場人物というか主要人物は少なく良い意味で狭い範囲の物語なのでストーリーもつかみやすくすんなりと映画の世界に入り込んでいけます。カメラワークや場面カットも嫌らしさが無くドキドキ感や臨場感を醸し出していると思います。とくにCIAが使っている現場中継用の手持ちカメラからの映像や、監視カメラからの映像、さらにスコープから覗く映像などなど・・・真新しい技法では無いにしてもとっても効果的です。そして、シナリオというか、ボーンが取る行動などが本当によく考えられているなと思います。生身のアクションだけでなく、それほどのハイテク機器も使わず、知恵、知識と経験でバッタバッタ相手を倒します。現場至上主義万歳って感じですね。もちろん「それじゃCIAまぬけすぎるだろ!ありえん」というところもありますが、これまでさんざんギリギリのところで修羅場をくぐり抜けて来る所をみせられているだけになぜかすんなりと受け入れてしまうんですね。そこが緊張した映画のなかでホット域が抜ける笑うポイントだったりもするんですが・・・。
今回が完結という事で、ボーン自身も全て思い出したと言ってますし、一連の黒幕も捕まりましたし納得のいく終わり方ではありましたが、ここ最近では「ちゃんと映画らしいシリーズ物」だったので終わってしまうのはちょっと寂しい気がします。ボーンには「お咎めなし」だとは思いますが、一人の人間としてはこの世にいない人のはずなので「この先どうやって生きて行くんだろう」ととても気になるところではあります
が、続きが見たいと言っても新たに組織に入りでもしない限り、戦う相手もいませんし・・・平和に暮らしてほしい物です。もし、1.2作目を見てない方はぜひそれらを見てから鑑賞する事をオススメします!自分も1.2見直します・・・
投稿者 blogpawanavi : 12:15 | コメント (0) | トラックバック
2007年07月12日
ダイ・ハード 4.0 [ 劇場/洋画/アクション ]
■タイトル ダイ・ハード 4.0
■監督 レン・ワイズマン
■出演 ブルース・ウィルス、ジャスティン・ロング、マギーQ
■作品詳細 シネマセントラル延岡作品情報へ
みんなの平均点→3.785点
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シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
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■パワナビ松田・40代 男性 (評価:3.5点)
今回はまず点数から・・・。アクション映画という点において、この作品に「ダイ・ハード」という冠がついてなければ「ハリウッドだからこそ」という点で、高得点をつけられるのだが、1989年に日本公開(米は1988年)された「ダイ・ハード(1作目)」を、影響されやすい二十歳の時に見てしまった私としては、この作品を含め、以後の「ダイ・ハードシリーズ」とは肌が合わないようである。よってこの12年ぶりに制作されたシリーズ最新作「4.0」の点数は「3.5」とさせてもらった。
とにかく「ダイ・ハード」は第1作目で全てがきちんと完結しているため、できればシリーズにはしてほしくなかったのだが、なってしまったものはしょうがない・・・。それでも、あ〜だこ〜だと言いながら、結局公開の度に劇場に足を運んでしまっているのだから、第1作目の影響は大である。「4.0」に関しては、第1作目を除いた2〜4.0の中ではある意味最も突き抜けた?作品になっていると言っても過言ではないと思う。何故なら今回の「4.0」では、「ダイ・ハード」ならではの「なんてついてないんだ・・・」「本当はこんなハズじゃなかったのに・・・」という部分がまったく感じられず、ジェット機に飛び乗ってしまうような人間離れというよりは、ほとんど「超人」ともいえるアクション?をベテランならではの風格でブルース・ウィリスがこなしてしまうからだ。もはや、まったくといっていいほど第1作目のように「遠慮気味な行動」はしていない。きっと今のジョン・マクレーンならゴッサムシティでもバットマンに並ぶヒーローになれるのでは?と、思えるスーパーマンぶりを魅せてくれる。
そんな事から、「アメコミものじゃないんだから・・・」なんて思う場面に多々遭遇しつつも、大迫力の映像で最後まで押し通しているから、かえって気持ちいいくらいなのかもしれない。その爽快感たるや、現代のニューヨークを舞台にアクションからCGまで詰め込めるだけ詰め込んだ、「ハリウッドの見所全部魅せます」的な物凄さである。ロケもタップリあって、このような質感・重量感のある迫力は、映像・音響ともにSFやファンタジーものでは味わえないリアルさだ。また上映時間も1作目の131分に次ぐ長さで129分もあるのだが、ドラマ性の高かった1作目に比べ、かなりアクション寄りになっていることから、通常ならダラダラと長く感じられるはずなのだが、思ったほどではなく、時間を忘れて純粋にアクションにのめり込むことができると思う。そんな事から「ダイ・ハード」どうこうではなくアクション映画が好きな方は、どっぷりはまれると思うし、できれば音や奥行きを感じる事ができる劇場のスクリーンで見るべきだとも思う。ただ個人には前にも述べたように、「ダイ・ハード」でなければ、ありえないシーンも笑って済ませることができるかもしれないのだが、「ダイ・ハード」という冠がついている以上、様々な期待をしてしまうのである。きっと制作サイドは過去の事などは引きずっておらず、日々進化しているのだろうが、こちらとしては、あのインパクトをおいそれと忘れることはできない・・・少なくとも自分は過去を引きずりながらスクリーンに向かってしまうのだ。そういう面からも、あれだけの事をして守ってきた奥さんが、今回はまったく蚊帳の外なのも少々気になってしまう・・・。
ということで、大迫力のアクションは見る価値十分であるが、「ダイ・ハード」らしさが薄れてしまったのがマイナスポイントとなってしまった。さらにそれ以外で少々気になる点をあげると・・・今回の作品「4.0」は、そのタイトルの「.0」からもわかるように、ITそのものがテーマになっている。戦いの構図も、最先端のテクノロジーを駆使する文科系の若者と、完全にアナログ人間の体育会系オヤジとの対決となっており非常にわかり易い。しかし「サイバーテロ」を扱っている関係上、ITの専門用語が頻繁にでてくるので、ITと聞くだけで鳥肌が立ってしまう方にとっては少々難しい言葉が多く使われているのが難点だと感じた。こういった作品なだけに「スカッとしたい」という理由で劇場に足を運ぶ方も多いはずで、きっとITを苦手としている方もかなり多いと思われる。そのようなことから、その辺の問題が人によっては爽快感を半減させてしまったり、テンポを悪く感じたり、説明不測感をもったりするかもしれない。ランボーのようにわかりやすくはないということである。当然それらを解消するために、マクレーンの傍らには、常に行動を共にするハッカーの若者マットがいてマクレーンに様々なITに関する説明をしたり、その他でも途中に解説的なシーンが入ったりするのだが、当然の事ながらそれに時間をとられているような部分も見受けられる。とはいえ、長時間にわたり専門用語講座が出来るわけもないので、ある程度はそれらの説明も簡略化もしなければならず、ITに詳しい人にはもどかしく、そうでない人にはわからないという部分が多々あったように感じられた。まあ、これに関しては実社会でも同じ事が起こっていると思われるのだが・・・。ともあれ、「なんかよくわかんないけどコンピューターつかって凄いことしてるぞ!」というのは、十分伝わっていると思われる。
そしてITとは別に、個人的に面白かったのがマクレーンを追いかけるテロリストの刺客役のランドを演じるシリル・ラファエリである。彼は子どもの頃からサーカスのアクロバットや様々な武道に勤しんだりと、本格的なスタント業をこなす事ができる、その道(アクション)にかけては本物である。それらの本格的な体当たりアクションは映画「アルティメット(Banlieue 13 )」を見ればよくわかるのだが、くしくもその作品の中でシリル・ラファエリは、今回のブルース・ウィリスのようにスキンヘッド(もともと)で警官(潜入捜査官)の役を演じている。比べるべくもないのは分かっているのだが、「アルティメット(Banlieue 13 )」でのシリル・ラファエリ身体能力を見てしまうと、今回のようななんでもありの内容になるのなら「いっそのこと、シリル・ラファエリがメインだったらどうなっていたのだろう?」などと、不純なことを考えてしまったりもする。
人間離れといえば「ダイ・ハード」の第1作目が日本で公開された1989年当時、アーノルド・シュワルツェネッガーが人間離れした肉体でプレデターと格闘したり、同様にシルヴェスター・スタローンの「ランボー・シリーズ」が3作目の「怒りのアフガン」に突入したり、当時のハリウッド大作アクション映画で日本受けするものといえばマッチョ&タフネスなものばかりだった。刑事ものにしたってそれまでにあったような、人間の内面を描くようなものは引っ込んでしまい、変わって上記2人が演じた「ゴリラ」や「コブラ」をはじめ、メル・ギブソン主演の「リーサル・ウェポン(1987)」などの「スーパー・コップ」ものが、表向きにはもてはやされていた時代である。そんな中で公開された「ダイ・ハード」の主人公ジョン・マクレーンは、決してスーパー・コップではなく、進んで危険を冒す、好む、ようなキャラクターではない。さらに、一つひとつのアクションにしても、きちんと「何故そうしなければならないか?」といった意味があり、視覚的な楽しさだけでなく、同時に脳みそも充分楽しませてくれる内容のものだった。そしてマクレーンだけでなくテロリストや人質達を含め、それぞれが「なかなか思うように事が運ばない」といったイライラや焦りが、常に画面に緊張感をもたせていたのも、他のアクション映画とは異なり当時はとても新鮮に感じた。特に敵味方に関係なく、緊迫状態がつづく中での登場人物達による心理の探りあいが面白く、また極限状態で搾り出されるアイデアの数々にはハラハラさせられた。話が戻ってしまうが、しかし「4.0」に関しては、早い話が「リーサル・ウェポン」的でないのが「ダイ・ハード」らしさ、良さだったのに、何故か「リーサル・ウェポン」的になってしまったという事である。当然、映像的には大げさなアクションの度合いも大幅にスケールアップはしているのだが、逆に「らしさ」という部分では確実にダウンしているように感じられたのが残念である・・・。そんなことから、アクション以外の部分で「ダイ・ハード」に魅力を感じていた、過去を引きずっている私のようなタイプは少々肩透かしにあってしまうかもしれない。逆にマクレーンのスーパーマンぶりに満足ができる、進化型の方々にしてみれば充分お釣りが帰ってくると思う。
作品中でちょっと印象に残ったシーンがある。それはハッカーの若者マットが、銃撃戦をかいくぐり傷だらけになりながらも自分を守ってくれた血だらけのマクレーンに対して「あんたやけに冷静だな・・・俺はビビッタよ・・・こういう状況に慣れてるってわけかい?俺はあんたのような英雄にはとてもなれない」という言葉対して、マクレーンは「かみさんに逃げられて、娘には軽蔑されている男が英雄だって・・・?俺は別に英雄なんてなりたくない・・・。誰か代わってくれるのならそうしてもらいたいが、あいにく誰もいないから俺がやっているだけだ・・・。」とセリフは正確ではないが、大よそこのような会話をする。よくよく考えて見れば「こちらブルームーン探偵社」や「ダイ・ハード」で世にブルース・ウィリスの名を轟かせはじめた公開当時から約20年たった今でも、つねに第一線で活躍しつづけ、その間には様々な話題作に主演として看板を背負い、「アルマゲドン」では地球の危機を救い、「シックス・センス」では霊魂になり、「シン・シティ」では心臓病に苦しみながら女性のために戦っていたことを思うと、今となってはある意味”慣れ”どころか”なんでもござれ”である。銃撃戦やジェット機に飛び乗る事はおろか、死んでも死なないくらい「アンブレイカブル」で証明している・・・。そんな事を血だらけでブスッとした表情で若者に語る、マクレーン・・・いやいやブルース・ウィルスが「ダイ・ハードだけじゃなくいろんな事をやらされてきたんだよ!」と言いたげで、なんだかとても可笑しかった。
そういえば、1946年生まれのシルヴェスター・スタローンは60才にして自身の分身ともいえる「ロッキー」の第1作目を回顧するような作品「ロッキー・ザ・ファイナル」を制作したが、原題は「Rocky Balboa」とまさにその物ズバリで、シルヴェスター・スタローンの気持ちの入れようがよくわかるし、作品からもロッキーに対する様々な思い入れが伝わってきた。そして、ちょうど10才年下で1955年生まれのブルース・ウィルスは、ロッキーでいうなら教え子のトミー・ガンとストリートファイトをしている時期だろうか・・・?もしかして、あと10年もしてブルース・ウィリスが60才を迎える頃、「ダイ・ハード」の原点を回顧するような作品を制作するのだったら観てみたいような気もするのだが・・・。ブルース・ウィリスしかり、シルヴェスター・スタローンしかり、あの年齢でよくあれだけの動きができるものだと感心してしまう。
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■パワナビ甲斐・30代 男性 (評価:4.0点)
4作目を向かえたダイハードシリーズは前回から12年。はっきり言っ て前作の詳細は覚えていません・・・タクシーでセントラルパークを走り回ってるところくらいでしょうか(笑)前作のストーリーを見ると、犯人に名指しされて戦うことになりましたが、今回はジョンからすればよくわからない世界の「ハッカー」を連行するよう命令されて、しぶしぶと現場に向かう事から事件の中枢に引き込まれていきます。激しいアクションだけでなく、「笑い」の部分も見所のこの映画では、しょっぱなから「サイバー」な世界にはほど遠いジョンと、ハッカーとしてはブラックリストに載るような男との会話がとても可笑しいです。この手の笑いは全編に渡ってちりばめられています。例えば、車のスターターを直結させてエンジンをかけようとするジョンですが、最新のセキュリティシステムの前では、昔ながらのその手が通用しなかったり、既に居場所を突き止められているのに、WEBカメラを手で隠してみたり・・・声は筒抜け(笑)。これはジョンを通して時代の流れをうまく描いている部分でもあるとおもいます。そんなある意味「時代遅れ」のジョンの今回のパートナーは、連行したはずのハッカー。といっても、初めからそんなつもりではなくても、次第にベストタッグになっていきます。ハッカーが知識を使えばジョンが体を使う。ジョン一人では到底解決できそうにない事件ですが、このタッグによって、ストーリーが現実的になって事件解決へと向かっていきます。もちろん、人間の肉体的な事を考えれば「超」がつくほど不自然ですけど(笑) しかし、不自然といっても、ダイハードのお楽しみはやっぱり、ありえないハードなアクションシーン!今回もドガンドガンと楽しませてくれます。予告編などにでて来ますが、車でヘリコプターを落としたり、トレーラーで最新戦闘機と戦ったり。銃撃戦もたっぷり、生身の肉弾戦ももちろんありのアクション全部入り!インターネット関連の言葉が少々意味不明でも十分に楽します。どんな時代のどんな相手でもジョン流の戦い方で解決に向かう姿は、深く考えれば、流行ものに流されないで、信念もって生きていけや!というメッセージとも受け取れます。もちろん、今回の映画でもCGは沢山使われていますし、CGが無ければありえないシーンも沢山ありますが、あくまでもジョンありきの映画ですので許されてしまうような気がします。そもそも、事件の起きている場所と、撮影された場所がまったく違うそうですから・・・(事件は東海岸、撮影の殆どは西海岸)最後に気になるのがやはりタイトルの「4.0」。「4」じゃなく、「4.0」なんか意味がありそうな・・・因に点数も4.0です(笑)やはり、サイバーテロだけに、パソコンのソフトなんかのバージョンぽくしたのでしょうか?「WEB2.0」とか言いますしね・・・はたまた、近いうちに4.5とかあるのか(笑)でも、もう、映画になりそうな敵が残っていないような気もしますが。!
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■Mさん 60代 男性 (評価:4点)
面白かったですよ。シリーズ通してのアクションも健在だし、ブルース・ウィルスの年齢もうまく生かされていると想います。ただ、自分としては専門用語などが解らない部分もあり、本当は笑う場所なんでしょうけど、よくわからなかったりしました・・・。これはしょうがないですね 笑)
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■Hさん 60代 女性 (評価:4点)
映画の中とはいえ、あの年であのアクションをこなすのはすばらしいですね。犯人グループのやってる事なんかは細かい所は解らなくても、その結果起きた事件にたいしてどう対抗するかが見所だと思うので、十分楽しめ ました。
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■モーブさん 20代 女性 (評価:5点)
過去のダイ・ハードシリーズは見たことないので、初めての体験でしたが、メチャメチャ面白かったです。こんな大迫力なアクションは見たことないって感じでした。特に、主人公を追いかけてくる、テロリスト(シリル・ラファエリ)の動きが人間技とは思えませんでした。テロリストの女性(マギーQ)もとってもきれいでスタイルもよく見ていて「いいな〜」って思いました。たしかミッション:インポッシブル3に出ていた女優さんですよね?個人的にはミッション:インポッシブル3と同じくらい面白かったです。
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■チャーリーさん 40代 男性 (評価:2.5点)
ん〜確かに、迫力はあるけど、これはもうダイ・ハードじゃなく別ものですね・・・。ブルース・ウィルスもスキンヘッドで迫力を増しているんだけど、でも、ダイ・ハードに関してはそうではないと思うんですよね・・・。なんていうか、我々にちかい心のバランスを持っている主人公が、勇気を振り絞って戦うのがダイ・ハードの魅力なわけで・・・。こういった内容なら、ジョン・マクレーンの役は他の役者でもいいような気がします。
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■エビさん 40代 男性 (評価:3.5点)
単純に面白かったですよ!でも、1作目を超えるのは不可能だね☆質がまったく違うし。この点数は1作目を5点と考えた時の点数です。
投稿者 blogpawanavi : 10:37 | コメント (0) | トラックバック
2007年06月01日
パイレーツ・オブ・カリビアン / ワールド・エンド [ 劇場/洋画/アクション ]
■タイトル パイレーツ・オブ・カリビアン / ワールド・エンド
■監督 ゴア・ヴァービンスキー
■出演 ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ
■作品詳細 シネマセントラル延岡作品情報へ
みんなの平均点→3.285点
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シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
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■パワナビ松田・40代 男性 (評価:2.5点)
前作「デッドマンズ・チェスト」のレヴューを書いたときに、「3部作の2作目というのは中々評価がしにくいからとりあえず3.5点・・・」などと半ば逃げていたような部分があったのだが、3作目を鑑賞後に感じたのは大幅なポイントダウンだった・・・。率直にいえば、1作目、2作目、3作目と回を重ねるごとに、この物語の象徴である、ジョニー・デップ演じる、キャプテン・ジャック・スパロウの魅力が半減しているように感じられる・・・。確かに、ストーリー的にみれば、ジャックだけではなく、オーランド・ブルーム演じるウィルや、キーラ・ナイトレイ 演じるエリザベス、さらにはその他の人物達も重要だといえるのだが、それでも、やはりこの作品はジャック・スパロウが、かっこ悪い部分も含めてかっこ良くみえるかどうかがカギなのである。そして本来なら1作ごとに物語の本質に向かっていく中で、徐々にストーリーの贅肉がそぎ落とされていかなければならないのに、逆に贅肉がついたまま終盤を迎え、結果ストーリーの芯が見えなくなっているのが気になる。今回鑑賞した、3部作の最後をかざる「ワールド・エンド」はその最たるもので、一見、全てに決着がついたかに見えるが、その実は何も解決しておらず、終わってみればただ散漫なだけで、本来なら簡単に子ども達でも理解できるはずの内容を、いたずらに複雑化したような印象が感じられる。過去にジョニー・デップは「この役づくりは子ども達のためのもの」と語っていたが、作品自体から「子ども達へ」という気持ちが感じられるのは1作目だけではなかろうか?上映時間も170分と非常に長く、さらに、冒頭のちょっと残酷なシーンなどは本当に子ども達を意識しているのだろうか?と思われる部分がある。また、ストーリーはさておき視覚的に子ども達を魅了し、夢を与えるなら、もう少し配色なり、テンポなりを考える必要があったのではなかろうか?まあ、今さら「パイレーツ・オブ・カリビアン」を子ども向けの映画などとは誰も思っておらず、この映画のマニア達も子どもというよりは、むしろ大人で、1作目の大ヒット以降の2・3作目はどちらかといえば、完全に大人を意識した商業映画となっているのは周知の事実ではある。かといって、決して役者や制作者達が手を抜いているということではなく、むしろ映像やアクションシーンは大迫力なのだ。だから、これほどややこしくしなくても、「ブルース・リーがカッコいいから燃えよドラゴンが好き!」というぐらいで十分だったように思われる・・・ブルース・リーのかっこ良さは、ストーリーに贅肉がないから際立つのだ。それと同様に、そのくらいジャック・スパロウには魅力があったハズではないだろうか?必要以上に登場人物があふれ、必要以上にファンタジー的な要素が絡んだおかげで、重要なキャラクターの切れ味が半減したように思われる。
とにかく私は2作目、3作目と1作目は別物と考えたい・・・。明らかに2作目、3作目には1作目に見られる切れや、キャラクター達の気持ちよさがない・・。エピソードを詰め込むという事に関しては、このような展開になってしまった以上、もうそこしかよりどころはなく、ジャンルは違うが、スター・ウォーズやロード・オブ・ザ・リングなども同じではある。しかし、パイレーツ・オブ・カリビアンとスター・ウォーズやロード・オブ・ザ・リングが大きく違う点は、どちらも全編を通して、何のために今戦っているのかが明確であり、敵・味方のカラー(特質)がはっきりしていることだ。スケールが壮大になればなるほど、マクロでのシンプルさが重要になる。逆に、一般的には悪党とされる海賊が主人公のこの物語は、「ジャックは敵なのか味方なのかわからない?」という部分が面白いところでもあり、シンプルすぎない微妙なお洒落感が気持ちいいため、あまりスケールを壮大にしすぎない方がジャックのテイストをしっかりと嗅ぎ分ける事ができるのだ。大げさに言えばその部分だけでも十分に面白いハズなのだから、ストーリーや脇役はシンプルなほうがジャックが際立つと思う。そのタイトル通り、「カリブ海の変わり者ジャック・スロウは、敵か味方かわからない気まぐれな海賊・・・」ぐらいのほうがかっこいいと思える。むしろ、ジャックというキャラクターは、壮大なスケールの中に入れば入るほど、その神秘さは影を潜め、どんどん魅力が半減してしまうのである。こういうタイプは壮大なスケールの中では、脇役になってしまう・・・ちょうど、スターウォーズのハン・ソロ(ハリソン・フォード)がそれにあたるだろう。確かにハン・ソロは魅力的だが、脇役だからこそ魅力的に見えるのである。やはりジャック・スパロウはルパン三世のように粋なこそ泥であってほしかったのだが、まあ世の中のいろいろなものが、そうはさせてくれなかったのだろう・・・。
そんなことからただでさえ、ひねくれ者で自由奔放なジャック・スパロウが物語の核を担っている以上、生きているだけで混乱をまねくのは必至であり、なによりそこがジャックの魅力なわけだから、野放しにしておけばスケールアップするに従い、だんだん、収集がつかなくなるのはあたり前なのだ。したがって、話をどんどん膨らませていった2作目をみて、私は「この後、ジャックのキャラクターを活かしつつ、いったいどうやって話をまとめるのだろう?」とその部分を3作目にゆだね、半ば逃げるように2作目の感想をやり過ごし、今回の「ワールド・エンド」に挑んだのだが、その期待は見事に裏切られてしまった・・・。実に、3部作の最後だというのに、今までで一番ジャックに切れ味が感じられず、そのせいか全体的な輪郭もぼやけたまま終わってしまった・・・。すでに、ご覧になった方はどのように感じられたかはわからないが、個人的にはジャックの魅力を引き出せなかった部分を"ジャックの数"や"キース・リチャーズの出演"でごまかしているような気がしてならず、その結果、ジャックのコミカルな動きすら鼻についてみえてしまったのが残念である。確かにCGはものすごいものがあり、それだけで満足できるなら満点でもいいし、また、この作品の裏の裏まで理解できるマニアならぽっかり空いた隙間を映画館で鑑賞している短時間で埋めてしまえるのだろうが、私のようなものにとってはジャック・スパロウの魅力がそのままパイレーツ・オブ・カリビアンの面白さに繋がるのだから、さえないジャックをみればおのずと点数も低くなってしまうのだ・・・。決してジョニー・デップ演技の事を言っているのではなく、作品全体のバランスが悪いから、ジャックの立ち位置がぶれてしまっているということである。
話がちょっとそれるが、今回私は「パイレーツ・オブ・カリビアン / ワールド・エンド」の鑑賞を通して、長年の映画鑑賞人生で初めてといえる体験をしたので、少々触れておきたい・・・。映画館の窓口でチケットを購入し、劇場内に入場するさいに、チケットのもぎりをしてもらう・・・とその時、おもむろにハガキを一回り大きくしたサイズの読本を手渡された・・・。二つ折になっているのだが中面はシール状になっており、意識的にはがさないと見れなくなっている・・・。表紙には「パイレーツ・オブ・カリビアン / ワールド・エンド〜もう一度観たくなる読本」と書かれており、裏面はキャラクター相関図が写真入りで掲載されている。前記のとおり中面はシールをはがさない限り見れないのだが、表紙にはタイトル以外に、今回鑑賞する上で注目すべき項目があげられており、さらに注意書きとして、「中面は必ず鑑賞後にお読みください」「本編はエンドロールが終わるまでじっくりとご鑑賞ください」と書かれている。
インターネットからの情報発信が当たり前となっている今日では、上記のような「相関図」や「見所」はマニアでなくとも、ちょっとしたファンならチェックすろであろうものなのだが、チケットのもぎりのさいに、このような読本をもらった覚えは過去にない・・・。今までなら、こういったものは映画に共感できた人などが有料でパンフレットを購入するのが常識で、見所ならチラシだけで十分である。ましてや、理性に負けてしまいシールをはがしてしまえば「ネタばれ」の危険が大である読本を、鑑賞後ではなく、あらかじめ手渡したり(公式な配布なので映画館の方を悪く言っているのではない)、本来なら制作側の手腕によりラストシーンからエンドロールに繋ぐ時点で期待値をあげていかねばならない”エンドロール後のワンシーン”を、印刷物によって、「本編が終わってからも席を立つな」とあらかじめ促すなんて前代見物である。その時私は素直に「エッここまでしなければならない映画ってなんなの?」と思ったが、みなさんはいったいどう感じていたのだろう?上映までのわずかな間、席にすわりこの冊子?についていろいろと考えていた・・・。まあ、よくよく考えれば、私の頭が古いだけで、これはもう映画であって映画でなく、参加型のアトラクション、またはロールプレイングゲームの一部と化しており、こういった紙資料も楽しむための重要なアイテムなのかもしれない・・・。入場時に配られた「読本」を、「ゲーム攻略本」と考えれば納得がいくではないか?さて、作品鑑賞後、晴れてその「もう一度観たくなる読本」を読んでみたのだが、確かに、この「読本」を熟読し、もう一度鑑賞すれば、少しは納得できる部分が増えるであろう事が判明した。ゆえに、この本の存在は、ゲームで言うところの「攻略本」と私は認識している。ゆえに、上映前に攻略本が渡される映画に初めて出会ったのである。
鑑賞後、こういったアプローチを、一部のファンおよびマニアの方達はどのようにとらえているのだろう?と思い、様々なパイレーツ・オブ・カリビアンをマニアックに語るインターネットサイトを閲覧してみた。どうやらマニアの方々はそうした複雑な部分を、何度も鑑賞し、紐解き、自分ならではの仮説をたて、ネット上で議論しあい楽しんでいるようである・・・。人によっては、「X万円分は見に行く」なんて意見もあったり、とにかく「分かりにくい映画だ」と言いつつ、何度も劇場に足を運ぶリピーターの数もかなりのものなのである。確かにインターネットやDVDによって映画のあり方や価値観も変わり、単純に多くの人々に劇場に足を運んでもらうのと同時に、いかにして1人の人間から入場料以外の部分で多くの収益を上げられるかといったトータルな部分が重要視される今日では、正直いってマニアックなファンの心理を上手くついていかなければ、売り上げに直結しないだろう。昔と違い「さあいい映画造りましたよ!」というだけではどうにもならない時代である。もちろん、いい映画であることに越したことはないのだが、それよりも、その前後の仕掛け・戦略が同じくらい重要なのである。スキーやスノーボードでいえば、それ自体を楽しむだけでなく、ホテルのサービスや環境、移動中のバス内の雰囲気まで含めて、トータルで面白くなければならないのである。そのためには、言い方は悪いが、内容のよし悪しはさておき、様々な企業がのっかりやすい条件が揃えば揃うほど、何もかもが大幅にアップしていくのである。そんな事から、映画の内容そのものが「面白いから行く」とか「つまらないから行かない」といった口コミ的価値基準での判断ができにくくなっており、結果、まるで映画の公開が年に一度の初詣のようなイベントと化しているのである。だから大作になればなるほど、イベント思考が強くなるのもわからなくもない・・・。私のようなオジサンにとって、映画は、楽しみを与えてくれるものだと勝手に思っていたが、一方では、自分なりの楽しみ方を見つけられる仕掛けの多い映画が人気なのである。私はどうしても、それらの仕組みがロールプレイングゲームとかぶってしまうのだが、そんなロールプレイングゲームも人気なのだから、ごく当たり前のことなのだろう。
まあ、そのような業界の流れは今にはじまったことではないのだが、改めてこんな「攻略本」を渡されると、なんとなく「本当にそうなっちゃんたんだ・・・」という思いがこみ上げてくる。たとえば、あまり売れそうにない映画が新しい試みとしてやっているのではないことが衝撃的なのだ・・・。天下の「パイレーツ・オブ・カリビアン」がコレをやったことで、これからは、これがスタンダードになりうる。もう、今後は「ネタバレ」などに目くじらを立てる場合ではなくなるのだ・・・。逆に考えれば、「ネタバレ」をどのように利用するかのセンスが問われる時代なのである。
映画の更なる商業化により、我々はハリウッド映画のDVDを非常に安価で手に入れることができるようになったわけである。私の子どもの頃ならコピーフィルム1本が何万円したかわからない・・・そんな事から価値は変わってしまったが、劇場に足を運ぶことにとらわれさえしなければ、なんらかの形で映画が見られているという状況は上がっているはずである。言い方をかえればビデオやDVDにより、映画が近くなったともいえなくない。ただ、それに伴い、楽しみ方が変化しているのは事実である・・・。だからこそ、今の時代、売れる(売る)作品は確実にDVD販売までを意識しなければならず、映画ファンにも「劇場派」「自宅派」がいても当たり前の時代なら、「話題性のある難解な作品」は劇場ではなく、何度でも納得がいくまで観れるDVDを選ぶ人がいてもおかしくはないし、劇場にも足を運び、さらにDVDも購入する人からすれば、そのくらい難解なほうが長期に渡りたのしめるというものである。映画館としては動員数が減るのはたまらないが、制作・販売サイドとしては、どちらにせよ売れればいいのである。そんな事から、映画もエンターテイメントの一つと考えれば、話題になって、売れて何ぼであり、しっかりと商業化され、最終的に、DVDの価格の低下や、特典映像の追加などのサービスでファンに還元されれば問題はない。私は前々から、ドラマとリンクしている映画が嫌いなのだが、それだって、今や当たり前の手法なのである・・・。ただひたすら劇場のスクリーンと向き合っていた時代とは、映画に対する価値観が急速に変化しているのが身にしみる。
そして、私が「パンフレット」ではなく「攻略本」と判断した「もう一度観たくなる読本」を劇場窓口で渡され「なんでこんな本が必要なわけ・・・?」と感じてしまったこと自体が、もしかしたら大きな時代錯誤であり、今回のような感想を書いてしまったこと自体、未だに「野球は王、長島だろ!」と言っているようなものかもしれない。時代はイチロー、松井、いやそれすらも遅れているのかもしれないのに・・・。ただ、昔ながらのオッサン的楽しみ方のほうが、いくらか私の性に合うのも確かで、それをと思うと「年をとったな〜」「今自分が10代ならこんな事かんがえないんだろうな〜」と守り?に入ってしまった感のある自分に少々寂しさを感じるのである・・・こういう事を「のりが悪い」というのではないだろうか?今思えば、1970年代に、決して子ども向けではない「ダーティー・ハリー 」や「燃えよドラゴン」といった映画を、子どもだった私がなんの攻略本もなしに見てシビレル事ができたのだが、最近はシビレル事がなくなった・・・。確かに、あまりにも先走りの情報が多すぎる今日だけに、衝撃の度合いは減ってもおかしくはない。それに加え、単に自分がいやな大人になってしまっただけというのもあるだろう。ただ、なんとなく薄っすらと期待しているのは、そうした商業化が進めば進むほど、おのずと、それに反発する分子も浮き彫りになるため、自分の居心地のいい場所を探すのも楽になるのではないかということだ。
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■パワナビ甲斐・30代 男性 (評価:4.5点)
あーーーー。ついにパイレーツ・オブ・カリビアン三部作が終わってし まいました。第一作目の「パイレーツ・オブ・カリビアン呪われた海賊たち」に出会ったのは2003年の事。映画館で新聞型のチラシを見たのがきっかけでした。クネっとからだをくねらせたキャプテン・ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)が一面にでーーーーんと構えていた。「なんだこりゃ?」と想いながらその風貌に魅せられて、その時見ようと想っていた映画より気になってしょうがなくなったのを今でも覚えています。そして、公開。ディズニー映画だと知ったのは映画を見てからでした(笑)のっけからジャックの言動に完全にノックアウトまさかこの年で「海賊になりてー!」って想うとは・・・とハマりまくった「パイレーツ・オブ・カリビアン呪われた海賊たち」。と、ここまでは前回の感想でも書きましたね(笑)そして、昨年公開の第二作目「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」。自分にとっても待望の続編でした。言われなければディズニー映画とは思えないような演出や内容もありますが、逆にもっとディズニーっぽいと、ここまで大人はハマらないのかもしれませんね。そして「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」では「おいちょっとまてーーー!」と言いたくなる謎というか、続編への期待を煽るあまりにも理不尽なエンディングがありましたね。あれはあんまりでした。(笑)そして、2007年ついに「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド」が公開。すでに、次回作の話などが飛び交ったり、公式のパンフレットにもそんな内容の事が書いてあったりで「嬉しいけど微妙」な気持ちで見て参りました。そして、全ての謎が解けるはずのこの「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド」ですが。個人的には謎が深まるばかり・・・。しかも、その「謎」がストーリー的な部分だけでなく制作者側への「謎」が多かったのが率直な気持ち。発売されている読み物なども熟読している方はサイドストーリーなども知っていて細かい部分まで楽しめたようですが、そこまで入り込んでいないと、おそらく「よーわからん」ということになりそうな気がします。深く掘り下げてほしい部分が以外とあっさり描かれていたり・・・その割には中盤になんだかバタバタと詰め込まれた感じがしたりと、ちょっと残念な部分もありました。ファンサイトなどを見ると吹き替えと字幕で重要な部分の訳のニュアンスが違うみたいなのでなんとも言えないところではありますが。 それにしても、やはりジャック船長は相変わらずの風貌で逃げるは、ぼけるは、裏切る(見せかけ?)はで楽しませてくれます。決めるとこは決めますしね。いろんなマイナス要素を吹き飛ばしてくれます。そして、ウィルターナー(オーランド・ブルーム)とエリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)の存在が大きくなっていましたね。途中はこの二人の物語のような感じもするくらいでしたよ。あぶないあぶない(笑)。存在が大きいといえばキャプテン・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)。今回の陰の主人公とでも言いましょうか?大活躍です。呪 われていなくてもやってくれます。海賊同士の関係など複雑でよくわからない部分も沢山ありますが、三部作を通して奇麗に筋の通った部分だけみているととっても面白い映画であるのは確かです。この三作目の複雑さで惑わされると、ちょっと評価が落ちそうな感じもします。こんな自分の浅い感想が続いているのも内容を書くとネタバレしそうですし、マイナスの言葉が沢山出てきそうだからなんです。といっても「好きだから」こその部分ではあります。「もっと見せろ!」と言う事でもあります。ついに三作目が見られた嬉しさと終わった寂しさと、制作者への「謎」が入り交じっている現在です。一作目に感じだ興奮まではありませんが、やはり、他の映画を見た後とは違う物を感じます。新キャラが登場したり、他のキャラクターの存在が強くなったりしてもやはり「キャプテン・ジャック・スパロウ」!よくも悪くもこの人がいれば成立します。親父役のあの人も登場します。兎に角一にジャック、二にジャック・・・で楽しみました。さぁ、次は若さの泉を手に入れるためカルフォルニアへの冒険だ! ってそこにはディズニーワールドがありますね・・・単なるネタなのか。
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■H2Kさん 20代 男性 (評価:3点)
ん〜かなり楽しみにしていたんですけどね・・・。僕的には、最後だからもっとスッキリした方向に向かうのだと思っていたのですが、意外にもグダグダになったような印象があり、その部分が大きなマイナスですね・・・。前作からエリザベスがかなり活躍しているのですが、彼女の妙な関わり方がかえってストーリーをごちゃごちゃにしていっているように思います。毎回、毎回、コンピューターグラフィックには驚かされるのですが、ちょっと尻すぼみではないでしょうか?個人的にとても好きな作品だけに、コレで終わりといわず、ぜひリベンジしてもらいたいと思います。ちなみに、1作目は5点、2作目は4点、今回は期待していただけに、ちょっとがっかり3点です。
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■くまさん 20代 女性 (評価:4点)
ちょっと長すぎたように思いますが、全体的にはたのしかったです。特にオーランド・ブルームがカッコよかったのがいいです。その分なのか?ジョニー・デップの影が薄れていたような気がします。マイナス点は、預言者のティア・ダルマの設定があやふやだったところです。
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■TRFさん 30代 男性 (評価:4点)
私は1作目からのファンで、パイレーツ・オブ・カリビアンの世界が好きなので、素直に大迫力の映像を楽しみましたね!特にラストの戦闘シーンの臨場感は「凄い」のひと言です。ただ話が2転3転して、終止間に欠けていたところがマイナスです。3部作といっていましたが、絶対に次があると思います。
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■キーさん 20代 女性 (評価:2点)
私はジョニー・デップが好きで、ほとんどの作品は見ているのですが、今回はシリーズ中、最も活躍をしていないように思えます。ウィルやエリザベスばかりかキャプテン・バルボッサのほうが頑張っているように感じました。特に、海賊の船長が一同に会したシーンでは、ジャックの存在感より、むしろ小ささが浮き彫りにされたようで残念でした。そうやって見えるのは、きっと全体を通して、他のキャラクターとのバランスが悪いのだと思います。ジョニー・デップファンなので、かなり主観が入っていますが、やっぱり1作目が一番かっこよくて可愛かったです。そう!可愛らしさがなくなってしまったんです・・・。それと、チョウ・ユンファはいったいなんだったのでしょう・・・。
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■RV2000さん 30代 男性 (評価:3点)
2作目の終わり方が壮絶だったので、かなり期待したんですけどね・・・。なんか3作目が始まってテンションが下がり、そのまま引きずってしまいました・・・。個人的には、エリザベス役のキーラ・ナイトレイが好きだったので、最後ぐらいは女性っぽい彼女を見たかったのですが・・・・・だってこの映画って、汚い男ばっかりじゃないですか?あと、ティア・ダルマの存在がかなり気になっていたんですけど、意外とどうでもよかったっぽい扱いなのが不満です。
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2006年12月17日
007 カジノ・ロワイヤル [ 劇場/洋画/アクション ]
■タイトル 007 カジノ・ロワイヤル
■監督 マーティン・キャンベル
■出演 ダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーン、ジュディ・デンチ
■作品詳細シネマセントラル延岡作品情報へ(1月6日より)
みんなの平均点→4.600点
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シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
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■パワナビ松田・30代 男性 (評価:4.5点)
スパイ・アクション映画のリーダー的存在の007シリーズも1作目から数えて早45年の歳月が流れた・・・約半世紀である。日本で言えば「寅さん」や「水戸黄門」のごとく、文化ともいえるこのシリーズだが、長きに渡り築き上げてきたものだけに知らず知らずのうちに文化特有の堅苦しいお約束事が増え続け、気付いてみれば往年の勢いが感じられず、新世代との感覚のズレが出始めたようである。1作目が公開された当時18歳だった若者は60代になっている現実を考えればしょうがない。しかしついに「カジノ・ロワイヤル」で革命が起こった・・・。21作目となる最新作からは、文化継承というよりも、むしろ今までの形にとらわれることの無い自由な作品作りが展開している。単に目先を変えるだけのボンド役交代ならいざ知らず、今回のスタッフは実にチャレンジ精神旺盛だった。ではどのような部分がチャレンジだったのかといえば、たとえるなら「タコ社長が登場しない、Tシャツにジーパンの若い寅さん」「名乗りを上げて殴りこみをかける軽快な若かりし水戸黄門」を作ってしまったという点である。そういった作品に興味がわくタイプの方だったら、この「007 カジノ・ロワイヤル」は大いに楽しめるだろう。逆に「いつものノリ」がなければ絶対に嫌だという方は不満がのこるかもしれない・・・。少し前にバットマンシリーズでも「ビギンズ」が同じような形で話題となったが、たとえ同じような事だとしても、映画としての007シリーズはそんじょそこらのシリーズものとは訳が違う!いわば老舗中の老舗であり歴史がちがうのである。そんなことから今回は半世紀がかりの革命に注目したい。
「007 カジノ・ロワイヤル」は、おなじみイアン・フレミングの原作第1弾(ちなみに映画としての第1作目であるドクター・ノオは原作では5作目にあたる)を映画化したもで、作品の内容としてはジェームズ・ボンドが007と呼ばれ始めた頃を描いていることから、誰もが知っているボンドのカラーやスタイルが形成される以前の話である。そのため毎回恒例となっているお約束はありえない・・・。その辺は徹底しており、たとえばオープニングの定番"ガンバレル"どころか"美女のシルエット"もなければ、ボンドカーや超ハイテク兵器も登場しない。さらに信じられないほどに武装化されたボスの隠れ家や何故か最後に出てくる軍隊の姿もないのだ。それとは裏腹に、お洒落なスーツというよりは、引き締まった筋肉を身にまとった新ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、ハイテク機器に頼らず、肉体と頭脳と野生の感を駆使し、いつも血だらけになって走りまわっている。また時に悩み、時に苦しみながら、すこしづつ前進し誰もが知っている"007"に近づいていく・・・。そんな姿をできる限りリアルに描いているから、いつものような余裕たっぷりのボンドではなく、常に追い詰められているように感じられ、そこがまた画面の緊張感につながっている。そのせいかアクションシーンも気持ちいいほど肉体がはじけ飛んでいるし、見ているこちら痛くなるようなシーンも数箇所でてくる。もちろんジェームズ・ボンド愛好会があるとすれば「ボンドをこんな風にしてしまうなんて許せない」という保守派からの攻撃は覚悟の上だろう。キャラクターに関しては、私も保守派のように思えるが、中途半端でない潔さが気持ちいいから許せてしまうのだ。しかし、それでも納得がいかず・・・「たとえ車寅次郎がフーテンの寅さんになる前の話だからといって・・・徳川光圀が水戸黄門になる前の話だからといって・・・何十年にも渡る文化を無視しちゃいけないよ・・・これは別物だね!ベ・ツ・モ・ノ」と言いたくなる気持ちもわからなくはない・・・。しかし、ここで「いや、カジノ・ロワイヤルは昔から別物なんだよ!」と直ぐに反応できる方は、よほどのシリーズファンである。実は1967年にジョン・ヒューストン(その他5人)監督により、ピーター・セラーズ、デヴィッド・ニーヴン、ウディ・アレン、オーソン・ウェルズ、デボラ・カー、ウィリアム・ホールデン、その他といった豪華キャストにより「カジノ・ロワイヤル」は映画化されいる。しかし、内容のほうはといえばオースティン・パワーズの元祖のような翔んだ内容のもので、今考えれば当時としてはかなり先進的だった事からコアなファンも多く、誰もがイメージする007とは月とスッポンの差である。また権利うんうんといった事もからみ、あくまでも番外編という位置づけにある・・・。まあ、当時はまだまだ007文化が確立されていなかったので、そんなのもありということで、当時のお洒落な大人達は笑って見ていたのだろう。私も今でこそ「へぇ〜」と思える内容も、子供の頃にTVで見た時は「こんなの007じゃない、なんでこれが007なわけ〜」と両親に言った事を覚えている。とにかく、モンティ・ノーマンが作曲を手がけた有名な「ジェームズ・ボンドのテーマ」(この曲に関しては作者は誰かということでジョン・バリーともめ、裁判沙汰になっていたようだが、2001年にモンティ・ノーマンが勝訴したようである)からはおよそかけ離れた作品だった事はたしかである。だからこそあれから約半世紀が過ぎた今、様々なマンネリ化を打破すべく、起爆剤として「 カジノ・ロワイヤル」が選ばれたのも分かるような気がするし、原作としては1作目にあたり、過去にもシリーズの中では特別なポジションに位置するカジノロワイヤルだからこそチャレンジできたのかもしれない。ちなみに1954年に短編テレビドラマ化されていたらしいが私は見たことが無い・・・。
とにかくも自分で半世紀と書きながらちょっとびっくりしている・・・。しかしこのシリーズが半世紀も続けてこれた要因のひとつとして「ジェームズ・ボンドのテーマ」という、上記の優れた楽曲があったからだと思う。まったく同じ映像でもこの曲が流れるのと、違う曲が流れるのでは雲泥の差だ。思えば私が劇場で007を見始めたのはロジャームーアが主演したシリーズ10作目にあたる「私を愛したスパイ(1977)」からだ。ちょうど10歳の時である。この作品と次の「ムーン・レイカー」には、リチャード・キール演じるジョーズという悪役キャラクターがボンド以上に人気を集めていたのを記憶している・・・。それまでの作品はテレビでしか見たことがなかったので、初めてスクリーンで「ジェームズ・ボンドのテーマ」を耳にしたときはものすごく興奮して死にそうになった(笑)。それから30年・・・10歳だった私ですら来年40歳になってしまうのである。最新作の「カジノ・ロワイヤル」が第21作目ということからすると、10作目の「私を愛したスパイ」はちょうど折り返し地点?になる。まだまだ続くであろうこのシリーズでありながら「折り返し」というのも変な話なのだが、個人的に「私を愛したスパイ」をピークに、自分自身の作品に対するテンションがどんどん下がっているように感じてならなかった・・・。だから、勝手に「折り返し」と思い込んでしまっているのだろう・・・。何故ならせっかく007をテレビではなくスクリーンで見ることができ、興奮していたにも関わらず。次作の「ムーン・レイカー/1979」は子供の目からしても、残念ながら心に残らなかった。前作に登場した悪役ジョーズがいい人になってしまったのにもテンションが下がったが、ラストシーンでは「スター・ウォーズ/1977」の第1作目公開直後だったのにも関わらず、お粗末なレーザーガンによる宇宙戦までやってしまい、スピード感のない宇宙服のボンドを見ながら「ダメジャン」と非常にがっかりした。たしか当時私は中学生1年生で、一緒に見に行った映画通の生意気な友人が「宇宙まで行ってスター・ウォーズみたいな事してたからもう次はないな〜007も終わったよ!」なんて怖い事を話していたのをよく覚えている。もしかしたら、「スターウォーズ」が公開されなければ、そういう事にはならなかったのかもしれない。さらに、この頃から続々を007シリーズを視覚的越える、アッと驚くような作品が増えているのも確かだ・・・。そんな事もあって「これはヤバイ」と思ったのか「ムーン・レイカー」の次の作品「ユア・アイズ・オンリー」(もともとシリーズ中のアクション監督をしていたジョン・グレン初監督作品、この後も数本シリーズ監督をしている)では、"スパイアクションの原点に戻る"という事で、かなりしっかりとしたアクションシーンがあったのを記憶しているが、今回の「カジノ・ロワイヤル」と比べれば、まだまだ文化圏に属してした。印象に残っているのはオープニングのシーナ・イーストンの美貌・・・。初めて歌手自身が顔出ししたという事で話題になっていたと思う・・・。後になっていろいろ考えると、私がテンションダウンと感じはじめた11作目のムーン・レイカーではスペースシャトルがクローズアップされたせいもあるかもしれないが、この頃からシリーズ全体の雰囲気が英国風から米国風に変わっていったような気がしてならない・・・。どんなに最先端な事をやっても、その他のアクション映画とは違い、ボンドからだけは同じ外人さんながら文化の香りがした。しかし折り返し以降は文明に振り回され、一生懸命に追いつこうとしているように感じられてならない。その間に様々な同系の映画が発表され、さらにボンドの米国人化(個人的なイメージ)が進むにつれ、その他のアメリカンなアクション映画の主人公とボンドが被りはじめ、誰もがボンドに見えてきてしまった。1967年の「カジノ・ロワイヤル」の中で「誰でもボンドになれる」ように受け取れる皮肉ったシーンが実際のものになってしまったような気がしてしまった。「私を愛したスパイ」以降、シリーズは毎回欠かさず見てはいたものの、やはり私のテンションは上がってこなかった。
いつの時代も流行の最先端を歩み、期待されながら様々なアイデアを提供し続けてきた007シリーズだけに、きっと内容の充実と数字に追われ息つく暇もなかったことだろう・・・。上記で触れたように、1962年に公開された007の映画シリーズ第1作目となるショーン・コネリー主演「ドクター・ノオ」から数えると、2007年を数週間後に控え45年が経過したことになる。ただでさえマンネリ化に陥りやすいこのジャンルにおいて、手を変え品を変え半世紀にわたりシリーズを発表し続けていられている事自体脅威的である。映画の歴史を考えても、同一シリーズが半世紀も続くと、これはもうれっきとした文化になってしまっている。しかし文化には独特の約束事が存在するのも確かだ。おかしなことに、スケールアップを続けるジェームズ・ボンドの冒険とはうらはらに、作品そのものは冒険できなくなってしまっていた。特に文化は時として非合理的な行為に美しさを感じるものであるから、スタイリッシュに、そして超合理的な活動が主のボンドにとって、時代が経過していくほどに流行とのズレが大きくなり、まさに二ューヨークにたたずむ古きよき英国人と化していまう。きっとその感覚は私を含めた年配者には詩的に写っても、今の若い世代にはストレートにダサク写ってしまう事の方が多いのではないだろうか?
このシリーズも、スパーハイテク機器に核兵器、最後は軍隊まで登場し、あるときは宇宙戦まで繰り広げたりと007という看板の元にやりたい放題やってくれたが、途中、多少の冒険心があったように思われる。しかしそれは文化が許せる許容範囲内のものであり節度はしっかりと守られていた。たとえ上っ面が変わっても、根本が変わっていないからこそ、半世紀もの間トップを走り続けてこれたのだろう。日本を例にとれば、フスマやショウジを開ける時には膝を折り曲げるのが美しいとされているが、フスマがドアに変わっても、きちんと膝をついて開ける事は忘れていないのが007である。ここで型破りな行動をとるとしたら、無造作に立ったままフスマを"ガラッ"と開けてしまう事である。もちろん蹴破るのもOKだ。しかし、そんな事をしたらジェームス・ボンドがアメリカのスーパーポリスになってしまうではないか・・・。たとえウィル・スミスが勢いよく蹴破ろうが、ブラッド・ピットが爆破をしようが、英国紳士のジェームズ・ボンドになった瞬間から、常に折り目正しく紳士的に膝をついてドアを開けなければならないのだ・・・。その辺が「寅さん」「水戸黄門」好きな日本人のファンの心をしっかり掴んでいるといっていっても過言ではないし、言い方が悪いがマンネリ好き・・・いや、マンネリが持つ独特の安心感が好きな人にとっては、心地よいジョークと受け取れるのだ。しかし、そういった感覚を今の若者達が素直に暖かくジョークとして受け止めてくれるかといったらこれまた疑問が残る・・・。やはりどこかで時代のニーズにあわせなければならないのだろうか?
それでも、今まで消えずに長続きしてきた秘訣はいったいなんなのか?私の古い友人に、「年間を通じて映画をあまり見ないが007だけは必ず劇場でみる」という人間がいるので電話で聞いてみた。「でもどうして007なの?」という私の問いに彼はこう語ってくれた「俺にしてみれば年末に家族揃って紅白を見るようなもので、数年に1度007を見る事で自分がまだ生きていることを子供の時の心にもどって実感できる。俺は年をとったけどボンドは変わらないのがいいよな〜。きっと俺より年下でも、俺にとってはいつまでも憧れの大人なのかもしれないな!なによりマイ・ネーム・イズ・ボンド、ジェームズ・ボンドというセリフを聞くと妙に嬉しくなるんだよな〜・・・・・あ〜変わってないな〜って・・・。」さらに、こう付け加えた「そして貧乏くさくないリッチ感がいいね!ようするに女、金、拳銃、車そして権力という、男のロマンが全て入っているんだよ。まあ全てが馬鹿馬鹿しいくらいの、ちょうどいいさじ加減で進行しているから、バブルがはじけたのに無茶やっててもボンドなら笑ってゆるせるよ・・・。」・・・そういえばこのシリーズの特徴として世界各地で行われるリッチ感溢れるロケーションも欠かせない。この辺は日本国内とはいえ「寅さん」「水戸黄門」にもあてはまり、ある意味"さりげない旅情報"は長続きの秘訣かもしれない。そしてやはり重要なのは日常を忘れさせてくれる「リッチ感」だろう・・・。個人的に非日常的なシーンとして頭に焼き付いているのは、ハイテク機器や豪華ホテルなどではなく、ウエットスーツの下にタキシードを着ていたりする演出である。こういうコネタにワクワクさせられるのも特徴かもしれない。さらに最大のポイントは"Q"が発明するユニークな最新ハイテク機器だろう。"Q"がボンドに手渡したアイテムが何時、どういった状況で使われるのかはファンの最大の楽しみでもある。あとは毎回変わる事が前提のボンドガール・・・そういえばボンドガールが好みでなかった時ほど寂しいものはない。そう考えると、やはり長続きの秘訣は、日本にきたら日本らしく膝をついてフスマを開けて客人をもてなし、料理に至っても開業当初から変わらぬ味を守る事なのだろう・・・。
しかしどんなに味にこだわって努力をしても、お客さんに飽きられてしまう事があるのは仕方が無いことだ。根強いリピーターはいるかもしれないが、右肩上がりは期待できない。そんな時はフスマを開ける人間を変えたり、フスマの柄や、料理を盛る器を変えてしまうリニューアルが一番手っ取り早く効果的である。毎回変わる美しいボンドガールもそのひとつだが、最も効果大なのがジェームズ・ボンドの入れ替えである・・・・・ショーン・コネリーに始まり、ジョージ・レイゼンビーにロジャー・ムーア、ティモシー・ダルトン(故ダイアナ王妃的には原作に一番イメージがティモシーダルトンだとか)。そして前作までのピアース・ブロスナン・・・。日本の「寅さん」「浜ちゃん」は終始一貫していたが、ジェームズ・ボンドは「水戸黄門」のように王位を継承するかのごとく、その名前を相続していく・・・。そして5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナンの降板以降、次のボンド役はやれジュード・ロウだ、ヒュー・ジャックマンだクライヴ・オーウェンだユアン・マクレガーだ・・・と様々な噂が飛び交ったが200人を越えるといわれる候補者の中から選ばれたのは、イギリス出身の史上初となる金髪ボンド「ダニエル・クレイグ」だった。しかし今回の彼の役割は非常に重要である・・・。何故なら単にニューボンドに抜擢されただけでなく、それに伴い半世紀をかけて築きあげてきた巨大な007文化に自らメスを入れる仲間の旗頭に担ぎ上げられてしまったからだ。もちろん、映画は監督をはじめ様々なスタッフで作るものだが、全世界の一般ファン評価の大部分は彼にのしかかってくる事だろう。そして、彼が旗印の元、業界のマンネリ化を打破すべくスパイ・アクション映画の大御所が、自主的に今まで築きあげたの007文化を壊す姿を業界に見せつけるべく一旦はチャンピオンベルトを返上し、チャレンジャーとして熱い気持ちで作りあげた作品である。そんなことから、長続きの法則を一切無視したこの作品では、上記で上げたフスマの開け方でいえば、ニューボンド(ダニエル・クレイグ)はお行儀よく、膝をついてフスマを開けはしないし、料理にたとえても先代の味を大切に守る事もしていないし、駆け出しの頃の007という舞台設定からもする必要がない。だからこそ、今回の作品は簡単なリニューアルではない。今後、同系列の別店舗とするのか、新しいブランドとして動き出すのか、それとも、ニッサンのように会社そのものがガラッと変わってしまうのか?非常に楽しみである。
それにしても今回のこの手法は本当に賭けである。今までの流れをプッツり断ち切ることで様々な相乗効果を呼び、007シリーズのマンネリに飽きた古いファンや、また最近のアクション映画そのもののマンネリ化に飽きてきた新しい世代のファンが飛びついてくれればいいが、きっと007に興味のない人にとっては、ジェームズ・ボンドがどうなろうが、ボンドカーがどうであろうが、どちらでもいいことだろうし、007やジェームズ・ボンドそのもの価値は年配者しか分からなくなってきている。30年前のように大人から子供までがジェームズ・ボンドという英国紳士に憧れを抱いていた頃とくらべ、今の時代は実に多様化されている。意外とだれでも1ツや2ツは昔でいうジェームズ・ボンドっぽいものを持っているのではないだろうか?さらにどう考えてもジャック・スパロウにはかなわないのも事実である。まあダニエル・クレイグには悪いがトム・クルーズやジョニー・ディップ、ブラット・ピットといった超有名俳優の名前で興味を引くもならまだしも、あくまでも007という看板で興味を引かなければならない事を考えれば、内容が本当に面白くなければまったく広がらないはずだ・・・。過去においては007の前に立ちはだかる巨大な悪、スペクターや麻薬王、テロリストといったスクリーンの中の犯罪組織をスタイリッシュにボンドらしく倒していれば自ずと結果(数字)が見えていたのだろうが、時代は変わり、もはやジェームズ・ボンドの敵はスクリーンの中から外に変化してしまった・・・。
私も長きに渡り見続けた作品である事から、思い入れもあり長々と書き綴ってしまったが、とにかく、「カジノ・ロワイヤル」はいろんな意味でスタッフや関係者がチャレンジャーと化している作品である。しかし、勝負でいえば今回はまだ前半戦にすぎない。本当の勝負は次回作である。今回ニューボンドとなったダニエル・クレイグも、2008年公開予定のシリーズ第22作の続投が決定しているようである。次回作も今回のようなリアル路線で行き、新たなる007文化をコツコツと作り上げていく覚悟ができたのか?それとも、1967年の時のように「カジノ・ロワイヤル」はあくまでも番外編としてやりすごし、元の路線に戻していくのか?どちらにも取れる原作をえらび、どちらにも取れるエンディングでしめくくる・・・答えは2008年にならないとわからないが、今から楽しみだ・・・。
さて今回の点数・・・。気付いてみたら半世紀が経過しているにも関わらず、今なお自らチャレンジの道を突き進むスタッフの熱い思いと、彼らに後押しされる形で、見事に出演1作目にして誰をまねする事もなく、自分流ジェームス・ボンドを演じきったダニエル・クレイグの好演に心を打たれ、次回作の事を考えると今まで沈んでいたテンションが上がってきた。いつもなら私自身も「ボンドらしさが・・・」などと考えてしまうのだが、今回に関してはそういうことはない。大げさにいえば250年続いた徳川政権を大政奉還してしまったような潔さが感じられた(笑)。もしかりに、シリーズが15年程度のものならそうは思わない。よって4点。さらになんだかんだいってもオールドファンが「やっぱりボンドはこうでなくちゃ」というラストシーンのあの決めセリフから、エンドスクロールまでがメチャメチャカッコよかったので、それだけプラス0.5点。合計4.5点とした。
PS:作品中、ボンドと敵がポーカーで勝負をするシーンがかなりありますが、出来ればルールを知っていたほうが、何倍も楽しめると思います。ここにポーカー用語を簡単に紹介しておくので参考にしていただきたい。
・ポット(テーブルの中央に集められた掛け金のこと)
・ベット(お金をポットに入れること)
・アンティ(小額のベットによる毎回の参加量)
・チェック(自分の前のプレイヤーがベットしなかったときの同意を表す)
・レイズ(掛け金を増加させること)
・コール(他のプレイヤーの掛け金に合わせること)
・オールイン(自分のチップをポットに全額投入すること)
・ショーダウン(全ての掛け金が出揃い勝者を決めること)
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■パワナビ木原・30代 男性 (評価:3.5点)
はっきりいって、今まで007シリーズをじっくり見た事がありませんでした。自分の勝手な思い込みで、なんとなく真剣に見るものではなく、なんとなく画面を見ているだけでいいような気がしていたのです。だから、はじめの頃の作品は見ていません。かなり後半からだと思います。今回はじめてじっくり見たのですが、自分がもっていたイメージとは違い、かなりリアルなスパイアクションでした。ただ残念だと感じたのは、個人的にギャンブルものが好きなだけに、メインとなるカジノのポーカーのシーン・・・それもポーカー勝負そのものにもうひとつひねりがほしかったところです。ただ、アクション映画なので、そこまで必要かと言われれば違うのかもしれませんが、ギャンブルシーンが好きなだけに、ポーカー勝負の演出がマイナスポイントです。
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■トトさん 40代 男性 (評価:5点)
なんか、ここ数年・・・いやいや、ロジャー・ムーアからティモシーダルトンに変わったころから、めっきり面白くなくなっていたので、この「カジノ・ロワイヤル」は久々にきましたね〜!これぞスパイ映画の醍醐味って感じです。この手の映画をダラダラにしてしまった責任の一旦は007シリーズにもあると思うので、こういう形で原点に立ち戻ってくれるのはとても嬉しいです。ダニエル・クレイグのボンドは、良い悪いがかなり割れているようですが、個人的にはとてもセクシーでカッコいいと思いました。実際、あの体あってこそのボンドだとおもえるし・・・格闘シーンや追跡シーンも超リアルです。どんな巧みなCGもどんなワイヤーアクションも、体をはったリアルアクションにはかないません。
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■ぺぺろさん 40代 女性 (評価:5点)
最初は、えっダニエル・クレイグってだれ?と思っていましたが、見慣れてくると、これほどボンドにはまり役はいないのではないかと思われるほどカッコいいです。これからしばらくこの人のボンドを見ていたいと思いました。今までは、ちょっと気取った感じのボンドばかりだったので、はなッからそういうものだと思っていましたが、人間味あふれるボンドもまたいいものです。そして、ボンドガール?を演じたエヴァ・グリーンも、ただセクシーで綺麗なだけでなく、ちょっと知的なのが素敵です。きっともう一度見る事になると思います。
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■よしえさん 20代 女性 (評価:5点)
007シリーズを見るのがが初めてだったのですが、自分が見たことも行ったことも無い世界がとても美しく映像化されていて、みていて飽きませんでした。特にカジノなんて行ったことがないので、あのリッチな雰囲気の中で緊迫感のある戦いが繰り広げられるシーンは女でも憧れます。一度でいいから本当に行ってみたいです。そして私が一番印象に残ったのは、目から血の涙を流す悪者です。あれは絶対に本物の悪ですよ!
投稿者 blogpawanavi : 12:30 | コメント (0) | トラックバック
2006年07月18日
パイレーツ・オブ・カリビアン / デッドマンズ・チェスト [ 劇場/洋画/アクション ]
■タイトル パイレーツ・オブ・カリビアン / デッドマンズ・チェスト
■監督 ゴア・ヴァービンスキー
■出演 ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ
みんなの平均点→4.071点
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シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
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■パワナビ松田・30代 男性 (評価:3.5点)
パイレーツ・オブ・カリビアン・・・ジョニー・デップとオーランド・ブルームという、今や世界規模で女性達の心を鷲掴み?にしている二人が競演しているのだから、注目されて当然といえば当然だが、ディズニー映画という事もあり、幅広い年齢層に受け入れられている。主演のジョニー・デップ自信、「この役は子供のために」と語っているが、上記のことからもわかるように決して子ども達だけのものではない。会場には子ども達と同等に女性ファンが非常に多いし、そのカッコよさは、ロックスターを見るようなまなざしで男性ファンからも支持されている。作品内容もシリアスすぎず、子どもっぽすぎず・・・。ふんだんに笑いを盛り込みつつも、コメディーではなく、残酷なことはするが、残酷なシーンはない・・・。こんな書き方をすると、まるで、どっちつかずで優柔不断・・・結局つかみどころが無いのでは?と誤解されるかもしれないが、実は、その「つかみどころの無さ」こそが、この作品の魅力であり、持ち味でもあり、それら全てを背負っているのが、主人公のキャプテン・ジャック・スパロウなのである。ふわりふわりと、雲のように自由に浮かんでいるからこそ人気なのだ。ファッションから言動、行動に至るまで、彼の生き方そのものが、作品イメージとイコールになるのである。おっちょこちょいで、いい加減な彼をみていると、常にトラブルが向こうからやってくるように見えるが、意外に全ての事が彼の手のひらの上で回っていたりするから面白い。しかし、このキャプテン・ジャック・スパロウ・・・・・。昔ながらの理想のキャプテン像とはなんと対照的なことだろう・・・。今の時代だからこそ!といえる一風変わったヒーロー像だ。
思えば、一時・・・いや、かなり長い間、「海洋冒険活劇」などは、どこか遠いところに隠れてしまっていたような気がする。私が子供の頃には、映画や漫画の中で海賊達が戦うシーンをよく見かけたものだが、1977年のスターウォーズ以降からだろうか?船、○○シップといえば海賊船というより、宇宙戦艦をイメージするようになった。特殊撮影技術が進むにつれて、船のマストやロープを使った古典的なアクションは廃れ、レーザービーム(古!)が飛び交い、派手な爆発シーンが目をひくようになった。そして敵がロボットやサイボーグ、ドラゴンやクリーチャーになったほうが映像的にも、倫理的にも都合がいいし、特殊撮影の技術スタッフだって力が入る。「見せる映画の代表」は、興行的にもSF・ファンタジー大作がずば抜けているのだ。とはいうものの、あまりにも数多く作られるSF・ファンタジー大作だけに、少し目先も変えたいところ・・・そんなことから、パイレーツ・オブ・カリビアンも、純粋な古典海洋冒険活劇ではなく、SFやファンタジーの要素が多分に含まれている。それだけでなく、さまざまなジャンルの映画の要素が織り込まれている。ある意味、日本でお馴染みの「ルパン三世」的ともいえる部分が多い、ジャック・スパロウなどは外見こそ違うが、なんとなくルパンと同じような臭いがする。懐かしいアニメに登場するような怪物がいるかとおもえば、一見すると気持ちが悪いのに、意外と憎めないキャラクターなども多々登場し、適度にビックリできるソフトホラー的な要素があるかと思えば、コメディータッチの大げさな身振り手振りは子ども達にはわかりやすい。そして、ここに登場する、ファッションも、じつは最近のSF・ファンタジー系映画や、アニメーション、ライトノベルに至っては、今や王道と化しているファッションである。パイレーツ・オブ・カリビアンのファッションは、少女漫画の王子様ファッションに海賊らしいワイルドさが加わり、さらにグラムロッカーのような女性的な繊細さも見え隠れし、そこにジョニー・デップのセンスが加わり絶妙なカッコよさを演出している。男性、女性に関係なく、きっと憧れのファッションだろう。作中でのジョニー・デップの仕草などは、ロックスターのステージさながらの動きをしている。ジャック・スパロウ自体はローリングストーンズのギタリスト、キース・リチャーズのエッセンスを取り入れているようだが、元々、ロックスターになりたかったジョニー・デップだけに、細かな動きが実に面白い。まるでMTVに出てくるロックヴォーカリストのようである。さらに「海賊」という響きが「SF・ファンタジー」といったイメージとは正反対の位置にあり新鮮さが感じられる。この手の作品に欠かす事のできない「剣」にしても、無理やり日本の「サムライ」的要素をねじ込まなくても、スムーズに登場させる事ができるのは「海賊もの」のいいところである。そういった要素の中に、「キャラの王様・ジョニー・ディップ」をほうり込めば、あとは何が起ころうが彼のセンスが解決してくれるだろう!そのうち、ウエスタンなども・・・などと考えたりはしてみたが、思えば「銃」という武器に、あまりミステリアスさを感じないからダメかもしれない。スターウォーズの成功ですら、レイザーガンよりライトセイバーのおかげともいえる。やはり「剣」などのように、自分の手足の延長戦上で戦えるものでなければロマンが生まれないようだ。
さて、シリーズ2作目となる「デッドマンズ・チェスト」だが、前作のスタッフが再集結して作られたという事もあってか、前作を随分と意識している。いい意味でいえば、ファンサービス。悪くいえば、引きずってる・・・。同様に、出演者もそのまま据え置き。ファンにとっては嬉しいばかりだが、ジョニー・ディップを放り込めば、あとは自然に・・・・・と思ってはみたものの、やはりそう単純にはいかず、更なるステップアップを目指したことで、なんとなく彼のイメージ=映画のイメージが変わったように感じられた・・・。全体的には、上記で書いた「つかみどころのなさ」が、とても心地よく魅力的だった(普通は逆なのだが)前作「呪われた海賊達」にくらべると、今回の「デッドマンズ・チェスト」はそれぞれの要素の輪郭が強くなり、つかみ所がはっきりしたように思われる。(小ネタなども掴めすぎぐらいある)この部分は好みの問題なので、キャプテン・ジャック・スパロウ達が「パワーアップした」ととらえるか、「しつこくなった」ととらえるかは自由だが、これらの微妙な変化が次回作にどう繋がるのかが想像もつかない。個人的には、3部作といったようなものでなく、それこそ「ルパン三世」のように、キャプテン・ジャック・スパロウ(なんとなくやることがルパンぽい)を中心に毎回様々な冒険をするような内容でも楽しめると思ったのだが・・・。構成としては、マトリックスに近いものがあるかもしれない。1だけはピシッと終わって、しばし間隔があり、2・3が連続するようなパターンと思えばいいだろう。劇場を後にするときも「来年まで待てない」といった声が聞こえてきたぐらいである。そんな事から、今回だけでは判断できず、点数的には、終始感がしっかりとしていた前作「呪われた海賊達」より低く設定させてもらった。
逆に、「雰囲気」ではなく、「動き」という面からすると、かなりスケールアップしたことは間違いない。さらに前作にも増して、短いスパンで見せ場が連続する、まるでディズニーランドのアトラクションのようにもに感じられる・・・。前回のレビュー「M:i:3」のレビュー時にも書いたが、最近の「見せる」映画は1本の作品の中で大きなウネリを演出するというよりは、遊園地のアトラクションのような、中くらいの波を一定間隔で放出し、飽きさせない事に徹している事が多い。だから2時間を越える作品でも(今回は2時間30分)さほど飽きずに見ることが出来るのだが、そのために、「絶対にこのシーン!」というのもなくなっている。そういった、部分は「どのシーンが一番印象にのこりましたか?」という質問に対し、「なんとなく全体的に・・・」という答えが最近、特に多くなってきている事で感じる・・・。シリーズ作品ともなれば、しかたないのか・・・とも思うのだが、ただ、時代の流れと言ってしまえばそれまでと知りつつ、今後、「あの映画のあのシーン」というものがなくなっていきそうなのが怖い・・・約2時間という時間をどう使うかというより、いかに飽きさせないかという。いわばアトラクションムービーのような形式がますます増えてくるのだろう。
ということで、「ストーリー続き」の「3部作」特に「真ん中の作品」というのは、自己評価といえど、点数をつけるのが難しい・・・。たとえがわるいが、後から肉料理やデザートが出てくるのを知っていながら、前菜、スープ、魚料理までを食べさせられて「うちの店、さあ何点?」と聞かれても答えようがないのが正直なところ・・・。さらに、お店にたとえると、前作「呪われた海賊達」は、何気なく「海賊料理」という看板にひかれて入った店だったが、あまりお洒落ではない店内なのに、集めた海賊グッズや酒ビンがルーズに並び、どことなくマスターの人柄を伺わせる雰囲気が何気に心地よく、どこの国の料理かは不明の海賊料理は素材の味をよく引き出しており、ほぼ満足!キース・リチャーズに似たロック好きのマスターも、愛想がいいのか悪いのかわからないが、たまにポロっと飛び出す気の利いたジョークが個性的で面白い・・・「いい店みっけ」って事で、なんだかとくした気分になり「友達にも教えてやろう!」・・・ということになった。まあ、こんな感じだろう。一方、今回の作品は、例の海賊料理屋さんが儲かって、「店舗拡大リニューアルしたよ」・・・という情報が入り、いってみると、すでに先客がいっぱい・・・確かに凄いお洒落な店構えで、規模も大きく、メニューも増え、サービスもアップ!かといって特に味が落ちたわけでもなく及第点。しかし店舗の経営方針からか、マスターだけでなくスタッフ達も妙な海賊っぽさをワザとらしく演出していたり、店内が「いかにも海賊」っぽくなっていたり・・・。初めてみるお店が、ここなら「こんなもんか」と納得もできるのだが、何故か一番心地よかった部分が逆に鼻についてしまって、店舗拡大を素直によろこべない・・・。しまいにはマスターは中座して、もう一方のチェーン店にいってしまうし・・・・・と、必要以上に斜めから見てしまうようになってしまった・・・・・。そんなところだろう?だからといって決して別物になってしまったとか、つまらないとかいうのではない。確実に表向きはパワーアップしているといえる。ただ心の奥底を微妙にくすぐられる何かが、見えにくくなってしまったような気がした。きっと店長もチェーン店化で忙しいのだ。何もいわず、店をでていくマスターの背中に向かって「次回楽しみにしてるよ」と声をかけておくことにした・・・・・。とにかく来年まで待ってみるとする。
PS:エンドロールの途中で席を立たずにさいごまで見る事をおすすめします。
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■パワナビ甲斐・20代 男性 (評価:5点)
新聞型のチラシを見て「海賊映画だおもしろうそう」と思い「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊達」を見たの3年前。マストの先端に立ち大海原を見渡すキャプテン・ジャック・スパロウ。ジョニー・デップってこんなに格好良かったか?と思った瞬間、沈みかけのちっちゃい船で1人港に降り立つ・・・なんやこいつ?と思いながら、その瞬間にこの映画・・・というよりは「ジャック船長」に惚れてしまったのだと思います。映画を見終わった後、「海賊になりたい!」と思ってしまったのを覚えています。もちろんジャック船長と共にという条件付で(笑)
この映画は、ディズニー映画ですから、子ども達に夢や希望をもたせる事が出来るとは思いますが、まさか当時25歳の自分が「海賊」になりたいと思うとは…。それだけジャック船長が魅力的だったという事でしょうね。いわゆる「海賊」みたいに他の船を襲うわけでもなく、戦いも好まず?危険な時は迷わず逃げる!ずる賢く、頭はいいけど、どっか抜けてる。いつもはナヨナヨしてるけど、ここぞというと時はビシッっと決める。完全無欠のスーパーヒーローもいいが、自分はジャック船長みたいな人が大好きです。
さて、今回の「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」ですが、「大きすぎる期待」がもしや・・・とおもいつつの鑑賞でしたが「やっぱり5点」でした。「ジャック船長どこまでもあなたについていきます!」
自分の採点はその映画の世界にハマれるか、ハマれないかが大きなポイントです。世の「映画好き」の人達が言う「いい映画」を見ても「う〜〜〜〜ん。いやぁ、なんか、素晴らしいね・・・うん。。。ん?えっと・・・」となる事が多い。いろいろ考えたり、行間を読んだり、史実や理論、論理を知らないと「語れない」映画は、見てしまえばそれなりに楽しめるが見る気にあまりならない…それなら、ドキュメンタリー番組や小説・書籍の方が数倍楽しい。映画は、映画館で見て「ウヒャー!」となって「あ〜面白かった〜、もう一回見たいね〜」で完結するのが一番良い!帰りに主人公や魅力的なキャラのしゃべり方や言動を真似してれば言う事なし。ブルース・リーの映画を見た後で「アチャァ〜〜〜〜〜」と鼻の頭をピッと拭うやつです(笑)今回はさすがに映画館を出た後にジャック船長が逃げる時の様に変な走り方を真似したりはしませんでしたが、レポートで行ってなければ確実に両手をデレンデレンにして「おわかり?」って言ってると思います。
えっと。ここまで書いて映画の感想を書いて無い事に気がつきましたが、とにかく、皆さん、「キャプテン・ジャック・スパロウを」見て下さい(笑)。そして、好きになって下さい(願)。いや・・・一途で無鉄砲なウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)でも、海賊の魂を持った侍令嬢?のエリザベス(キーラ・ナイトレイ)でも、死なない猿でもいいです。とにかく一緒に楽しみましょう!1作目を見て好きになれば2作目はもっと楽しめます。というより、1作目を見てないと、まったくと言っていい程、面白く無いと思われます。そのくらい今回の映画は1作目の登場人物が色濃く関わってます。逆に1作目では「話の中だけ」だった人や「あれどうなったんだ?」って事など。自分なんか次から次に1作目のキャラが出てくるので嬉しくてしょうがありませんでした(笑)ラストのラストでも1作目の登場人物がガツンと登場します。そして、3作目に話は続きます。
いや〜もう、待てませんよ。あんな終わり方されたらね。もう3作目の前売り券売ってるし!卑怯だ!おまえらこそ海賊だ!って制作会社に言いたいですよ。映画の中の海賊達はあんなにいい人達ばっかり
なのに…。そう、ジャック船長以外でこの映画の良さはディズニー映画ならではの人の良さ!普通の生活から考えれば「良い人」ではありませんが「海賊」として考えれば悪役ですらお人好しです。今作の深海の悪霊と呼ばれるデイヴィ・ジョーンズでさえ憎めない所があったりします。でも、1作目よりはちょっとだけ残忍なところもあるのでディズニー映画といえど物心ついたくらいから小学生低学年までのお子様には少々辛いかもしれません。あ〜結局、映画の感想書いてませんね。「書けない」のが正直な所でもあります。なぜって、先に書いたように「あ〜面白かった〜、もう一回見たいね〜」が自分にとって最高の感想なのです。あの犬どうなったかな〜と思ったらどこかでちゃんと解決してくれるのもこの映画の良さです。今作、展開の早さがたまに傷ですが「テンポが良い」と考えればOKです。しかし、それもあくまで"1作目を見ている"のが条件ですよ!とにかく、この作品に関しては「大好き」が前提なので、点数のつけようがありません・・・。あえてつければ、1作目、2作目ともに満点なんです。
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■ノリさん・20代 女性 (評価:5点)
とにかく、オーランド・ブルームとジョニー・デップがカッコよかったです。ボーイッシュなキーラ・ナイトレイも、綺麗なだけに、一段と輝いています。キーラ・ナイトレイはいつ、あんなに剣術がうまくなったの?というぐらいに見せ場タップリです。続きがみたくて来年の夏まで待てません!タコがあまりにもリアルできもちわるいです(笑)☆
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■JOKさん・30代 男性 (評価:3点)
前作にくらべると、特殊撮影は格段とよくなっているんだけど、なにもかもが大雑把み見えてしまう。ジャック・スパロウも、前作の方が魅力的だったような気がする。今回は、登場人物のすべてが、あまりにも軽率にみえてしまう。もっと、小洒落たスパイスが利いていたように思うが・・・。
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■?さん・20代 男性 (評価:4点)
話の流れが早くてちょっと慌ただしい感じがしました。1作目を見ていないと解らない事も多かった思います。1作目を見てない人はあんた誰?って感じになるでしょうね〜。すっかり毒抜けてましたし(笑)
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■?さん・20代 女性 (評価:5点)
ジョニー・デップもオーランド・ブルームもキーラ・ナイトレイもカッコイイ!もっともっと見ていたいですね。
女性としては一途なウィルにも自由なジャック船長にもそれぞれ魅力を感じます。どっちが良いとか選べません!(笑)3作目が待てないので帰って1作目のDVD見ます!
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■?さん・20代 女性 (評価:3点)
作品は最後まで飽きる事無く、迫力の映像がつづき、楽しめとてもよかったとおもいます。ジョニー・デップももちろんカッコよかったのですが・・・でもジャック・スパロウ船長ファンの私としては、1作目に比べ、かなりアッサリとしてしまった事がちょっと残念です。もっと腹の底が見えないような深さを感じていたたのですが、なんとなく、ただの面白い人になっていました。次回
投稿者 matsuda : 00:51 | コメント (0) | トラックバック
2006年07月01日
M:i:3 / ミッションインポッシブル V [ 劇場/洋画/アクション ]
■タイトル M:i:3 / ミッションインポッシブル V
■監督 J・J・エイブラムス
■出演 トム・クルーズ 、ヴィング・レームズ 、ケリー・ラッセル 、サイモン・ペッグ
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ
みんなの平均点→4.142点
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シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
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■パワナビ松田・30代 男性 (評価:3.5点)
マッチをひとこすり・・・導火線に火をつけると流れてくるあのテーマ曲・・・。どれほど撮影技術が進んでも、テーマ曲のアレンジが変わっても、お決まりのオープニングはマッチで着火しなければ始まらない・・・。子供の頃、TVで見ていた「スパイ大作戦」とはちがい、導火線と炎のグラフィックもリアルだが、できれば100年たっても、始まりはライターではなく、ひとすりのマッチ棒であってほしいものだ・・・。
さて、子どもながらに胸躍らせてテレビにかじりついて見ていた、海外TVドラマ「スパイ大作戦(邦題)/Mission: Impossible」。私が見ていたのは70年代。もちろん再放送である。民放の深夜枠(今では深夜とはいわないかもしれないが)では様々な海外ドラマをやっていたが、中でも「スパイ大作戦」が何故かクールに見えた。当時はスパイものに限らず、1人ないし2人のヒーロー達の活躍を追いかけたものが殆どだったが、この「スパイ大作戦」の主人公はあくまでも「Mission」であり、登場人物達は与えられた任務を遂行するために集められたその道のプロフェッショナルであり、たんなるコマのひとつに過ぎなかった。そんな事から、見ている側もコマの一人となって、一緒に任務を遂行しているようなスリルを感じさせてくれた。度胸一発、肉体派の体当たりアクションで押し通す「個人技・力技」で見せるタイプの内容ではなく、冷静で的確な判断をくだせるリーダーを中心とした、プロフェッショナル集団による「チームワーク」が最大の見所だったのである。特に、変装用のマスクが出来上がるシーンなどは何故かワクワクしたものだ。なにより「おはよう、ブリッグス君・・・」から始まる1話完結型の「不可能な任務/Mission: Impossible」がテンポよく遂行されるのが実に刺激的でクールに感じたのである。
一方、トムクルーズ主演の映画版はどうかというと、ブライアン・デ・パルマ監督の1作目はなんとなくTV版「スパイ大作戦」の雰囲気はでていたと思われるが、ジョン・ウー監督の2作目は、かけ離れてしまったように感じられた。もちろん、映画でありトム・クルーズという看板俳優が主演している事から、TVドラマの「スパイ大作戦」とは異なることは承知の上で見ているのだが、どうしても”あの”オープニングテーマ曲が流れてくると、トム・・・というよりは、TV版「スパイ大作戦」の、メンバー達の職人芸とチームワークの数々を思い出してしまうのだ。
上記のようなことから、たとえ映画であっても、あの曲が使われる以上、タイトルどおり「Mission: Impossible」をいかに達成するかという部分が作品の中心にあってほしい。しかし、トム・クルーズが主演する事で、どうしてもそうはならない・・・。特にジョン・ウー監督の2作目は、ある意味シリーズとしては画期的だったのかもしれないが、「チームワーク」が見所であるTVドラマのそれとはまったく逆の「個人技・力技」といった部分が目だってしまった事から私は好きになれなかった・・・。違うタイトルで別の作品なら評価も異なるのだが、オープニングで、あのテーマ曲を聴かされてしまってはそうはいかない・・・。それほど、曲自体に重みがある作品なのである。
今回の作品では、トム・クルーズ演じる主人公「イーサン・ハント」のプライベートな部分が、さらに色濃く描かれ、トム・クルーズ自身も「アクションの密度が濃くなっている」ともとれる発言をしている事から、「2作目より過激にトムありきの作品になるのでは?」・・・といらぬ心配をしながら劇場に足を運んだのだが、実際に見終わってみると、2作目が加速したような印象はなかった。逆に、2作目の雰囲気は影を潜めてしまったように感じた・・・。確かに「トムありき・・・」という部分・・・これは変えようがないとしても、「Mission: Impossible」の醍醐味である「チームワーク」などは、1作目に近かったと思うし、アクションシーンは増えたように思われるが、トムのプロモ的な描写はむしろ減っている・・・。そして「任務」である以上、敵だけでなく時間との戦いがあるのが当然だが、それらも巧みに描かれていたと思う。主人公のプライベート描写に関しても、ナルシスト的なものでなく、意外に泥臭く描かれていたのはよかった。そんなことから、2作目を見た時に感じた「これは別物だな」といったイメージはなく、「番外編かな」ぐらい。上映時間的には2時間を越える作品だが、中だるみもなく、最後まで集中して見る事ができるのはいいところかもしれない。
毎回、大きく作風の異なる、個性的な監督がこのシリーズを手掛けているが、今回の作品が映画デビューとなる「J・J・エイブラムス」は、「エイリアス」「LOST」などのTVヒット作で有名な監督である。上記で「最後まで集中して見る事ができる」と書いたが、その辺は連続ドラマのヒット作を手掛けているだけあって、細かいスパンの中にうまく緊張感を織り込み、嫌味のないアップテンポをキープしつづけ、観客を飽きさせないテクニックをもっているように思われる。前作に比べチームプレイも見られるし、細かなスパイアイテム?も見ていて楽しい。しかし、最後まで見終わって感じたのが、作品を大きくとらえると、ストーリーそのもののピークがどこにあるのかがわかりにくくなってしまっている。アクションシーンだけではせっかくのアップテンポも単調になってしまうために、1作目同様、人間関係などでリズムに変化をつけているのだが、そのせいか「不可能な任務」を成功させる事から話がどんどんそれていってしまったようにも感じとれる・・・。結果、飽きずに見れる反面、見終わった後、「特にこのシーンが最高」「任務終了でスッキリ」という、この作品ならではの爽快感が薄れてしまったのが残念だ。
この作品に求められているのは、人間関係でサプライズ効果をあげるのではなく、極めて困難な作戦を遂行するプロセスの中にサプライズがなければ面白くないとおもう。さらに爽快感といえば、このてのシリーズものなら、「お決まりのラストシーン」がなければ面白くない。そのてんからも、この作品のらすとシーンについては賛否両論あるだろう・・・。とはいうものの、「スパイ大作戦」は別として、純粋に1本の娯楽アクション映画としてみれば、かなり楽しめる作品である。特に過去の2作品を見ていなくとも、イーサン・ハントのキャラクターや背景などもわかるのはいい点ではある。が、裏をかえせば、それだけ作品内容が「トム・クルーズありき」だということだ。いや、興行的にも、今の映画ファンとしても、それが正しいのかもしれないが、どうしても辛口になってしまうのは、あのテーマ曲でものがたりの幕を開ける以上、どこかでTVシリーズの「スパイ大作戦」的なノリを期待しているからに他ならない・・・・・ようは自分がオッサンになってしまったということである。
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■パワナビ甲斐・20代 男性 (評価:4.5点)
いやぁ、いつの間にか手に汗かいてました。アクション映画が好きな自分にとってはとても楽しみにしていた映画でした。IMFの工作員達が使うアイテムも楽しみだし、特殊な自動車やオートバイ、その他の乗り物などなど。スパイ映画には楽しみが沢山ある!しかし、「スパイ映画」?この言葉自体に疑問を感じてしまった…イーサン・ハント(トム・クルーズ)はスパイなのか???特殊工作員なのではないのか?別に「スパイです」と紹介されてはいないし洋題は「ミッション・インポッシブル」だから疑問を持つ事自体おかしいのかもしれないがTVシリーズのミッション・インポッシブルの邦題が「スパイ大作戦」だっただけに勝手にスパイだと思いこんでしまっているのだ。大きな枠でとらえればスパイなのかもしれないが「それにしては面割りすぎだろ」なんて思ってしまう。まぁ、どうでもいいといえばどうでもいいんですが・・・
1作目から見ているこのシリーズ。1作目で印象に残ってるのはCIAの機密情報を天井につられながらダウンロードするシーン 汗が床に落ちても警報・体温が上がっても警報。あれはドキドキした。なんか変な眼鏡かけてるし。。。「M:I-2」で印象に残ってるのはリンプ・ビズキットがアレンジしたテーマソング。シーンとしてはミッションより危険な趣味を楽しんでるロッククライミングのシーンでしょうか?そして、今回もいろいろ印象に残りそうなシーンが沢山ありました。シーンというか工作員アイテムの進化が印象深いです。小型軽量化は当たり前で高性能化してますが、一番驚くのは色んな事が「現場」で出来るようになっている事。質量保存の法則?でしたっけ?そんな事お構いなしな部分もありますが、とっても"ちゃんとしてます"日常では使えなさそうなものばかりでしたが、現実味は高かったです。昨今のアメリカに対する皮肉めいたセリフも余計に現実味を高めてくれますね。
今回も上海、バチカン、イタリア、アメリカなど世界各国を飛び回ったイーサン・ハント。次回は日本にもやって来てくれますかね。楽しみです。次回作といえば、次回は「あの人」も活躍しそうですね。じゃないと、今回、秘密工作員として有り得ない事をしたかもしれない?意味が無くなってしまいそうなので…でも、騙されまくった約二時間だったので見当違いかもしれません(笑)
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■T27さん・20代 女性 (評価:4点)
1作目、2作目ともに見ましたが、個人的にバイクや車がすきなので、この手の作品はとても楽しめます。 なんといってもスピード感があり、2時間以上みていてもまったく飽きませんでした。マイナスポイントとしては、この作品では、主人公のイーサンは特殊な仕事につきながらも、結婚をしており、作品自体も前作よりもさらに主人公のプライベート部分に踏み込んで入る事から、女性としてはグサッとくるシーンが多く、どうしてもイーサンよりも、奥さんの目線で作品をとらえてしまい、イーサンの行動に対し純粋に共感できなかった点です。アクションを楽しむ前に、「奥さんの事考えてる?」のほうがチラチラしてしまって・・・・・。
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■ねこさん・40代 男性 (評価:4点)
どちらかといえば前作よりも、1作目に近いとおもいました。内容は全く異なるものの、スパイ映画の醍醐味を忘れ、ただのトム・クルーズを見せるだけのアクション映画になってしまったジョン・ウー監督の前作とは違い、しっかりとスパイものならではのワクワク感を演出していたように思います。個人的にすきなシーンは、それぞれのキャラクターが協力して作戦を遂行する、バチカンのシーンです。そして、今回は悪役の親玉を演じたフィリップ・シーモア・ホフマンです。なんか凄くリアルな演技だったように思いました。マイナスは、あまりに人間関係をゴチャゴチャさせすぎたところです。
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■Kさん 女性 (評価:5点)
このシリーズを見るのは初めてです。アクションとヒューマンドラマのバランスがよく、長時間でも集中して見る事ができるのがいいですね!中でも、変装用のマスクを作るシーンが凄かったです。トムクルーズもカッコよかったので満点です。
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■ユウコリンさん 女性 (評価:4点)
トム・クルーズのファンなので、もちろん1作目、2作目ともに見ています。今回はビジュアル面は満点なのですが、マイナスは人間関係をあまりにもひねり過ぎていたように感じた点です。
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■まさちゃんさん 女性 (評価:4点)
前2作品と比べてもよかったです。時間との戦いはやっぱりドキドキしますね!今回のアクションシーンはトム・クルーズが体を張っているのがよくわかりました。スパイとしての任務同様に、プライベートな部分もしっかりと描かれているので、奥さんを助けるトム・クルーズが特にカッコよくみえました。体もよく鍛えられていますね!
投稿者 matsuda : 14:23 | コメント (1) | トラックバック
2005年12月03日
Mr.&Mrs.スミス [ 劇場/洋画/アクション ]
■タイトル Mr.&Mrs.スミス
■監督 ダグ・リーマン
■出演 ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー、ビンス・ボーン
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ
みんなの平均点→4.500点
シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
■パワナビ松田・30代 男性 (評価:4点)
世界一大規模で危険な夫婦喧嘩は以外にも面白かった。じつに漫画的である。非常にシンプルである。なんといっても気持ちいいのは大げさな爆破や銃撃戦が行われる原因が単なる夫婦喧嘩なのだから、まるでドリフの世界ではないか。たまたま殺し屋同士が結婚してしまったというネタでここまでやってしまうんだから笑うしかない。はっきりいって予告を見た時「ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーでこの内容なら観てもしょうがないな・・・」とも思っていた。どうせ2人のプロモ的な作品なのだろうと・・・。実際にはそうだったかもしれない・・・しかし、自分の予想をはるかに超えたおバカな演出を、2人が大真面目に演じているのが面白い。そしてこの大げさな夫婦のドンちゃん騒ぎが実にB級な香りがしていて突っ込む気にもならない・・・そのわりにアンジェリーナ・ジョリーは意味もなくセクシーだし、ブラッド・ピットも嫌味のないたくましさを演出している・・・。凄腕の殺し屋なのに、どこか間抜けで人間味がある。リアリティなんてないけどカッコイイのがいい。タイトルだって日本風に言ってしまえば「鈴木夫妻」じゃないか・・・。2人はたまたま職業が国際的な殺し屋というだけで、以外に普通の夫婦なのである・・・。いや全然普通じゃない。実際、殺し屋夫婦なんてお目にはかかれないが、たとえば夫の浮気がきっかけで離婚の危機に追いこまれている時の夫婦間の心情なんて、この作品ぐらい大げさな爆破や銃撃戦が行われているのではないだろうか?日頃なにかとうっぷんがたまっている主婦のみなさん、会社ではガミガミアいわれ、家庭でもブツブツ言われ、髪の毛をかきむしりたい世のお父さんがた、時間があれば、ストレス解消に世界最大の夫婦喧嘩を見てはいかがでしょう。奥さんの代わりにアンジーがご主人を爆弾攻めにあわせてくれるし、お父さんの変わりにブラピが奥さんにバズーカ砲をぶっ放してくれます。ハナッからありえない設定だからこそ、ありえないシーンがコミカルでスカッとする。真剣勝負でもBGMはラテン系の陽気なサウンドというのも冗談っぽい・・・。個人的に好きなシーンはカーチェイス!なんと、2人を追いかけてくる組織の車はいかにもベタなラインが入った悪役専用車・・・それが1台かとおもえば、いきなり右と左にわかれて分身の術のごとく3台になって追いかけてくる・・・近年ではルパン三世でも観れるかどうかわからない演出だ!そんなベタな演出がカッコよく見えるのが映画なのだ。
しかし最近なにかと「世界を救う選ばれし者」とかいう設定で何でもありにしてしまったり、どうにかリアリティをもたせようと、学校の先生でもシェフでも大統領でも「元グリーンベレーの特殊工作員」等といった苦しい設定に疲れ気味だったから、この作品ぐらいおバカなほうが気持ちよく感じてしまう。いい映画でもなければ、泣ける映画でもない、ましてや感動もしない、なのに面白い。大人が2時間を楽しむためだけに作られたような映画だ。さらに銃をぶっ放し、ナイフが飛びかい、体中傷だらけだけど、決してタランティーノのような内容じゃないので、えぐいのがダメな方も楽しんで観れるはず!
さて、この作品は、リアルハードボイルド”ボーン・アイデンティティ”シリーズを手がけたダグ・リーマンが監督をしているが、まったく正反対なのがおかしい。この「Mr.&Mrs.スミス」というタイトルと「夫婦喧嘩」と聞いて、アルフレッド・ヒッチコック監督を思い出す方はかなりの映画好きだろう。実は1941年に”Mr. and Mrs. Smith”というアルフレッド・ヒッチコック監督唯一のコメディタッチ作品を発表している。邦題は「スミス夫妻」だ。主演はキャロル・ロンバードとロバート・モンゴメリーなのだが、こちらも大いなる夫婦喧嘩が描かれているが、両作品がどういう位置づけ(リメイク?)にあるのかはよくわからない・・・。作品中には”明日に向かって撃て”のラストシーンを思わせるような場面がチラッとでてきたり・・・ただのジョークかな?
PS:まったく関係ないが、昔放映していた、ロバート・ワグナー&ステファニー・パワーズ主演のアメリカのTVドラマ「探偵ハート&ハート」を思い出した・・・。あっちのドラマって”&”すきだよね!
■パワナビ甲斐・20代 男性 (評価:4点)
え〜倦怠期を迎えたカップルの皆さん。この映画見て出会った頃の情熱を思い出して下さい!
なんて、事は決して言えないような情熱的な出会いをして結婚した二人のお話。Mr.&Mrs.ミセス。
人は誰しも人に言えない秘密があるでしょうが、この二人の秘密はとんでもない秘密。二人してプロの殺し屋なんですね。それを知らずに結婚してしまった二人。お互い、家庭での良き夫、良き妻で普通の仕事をこなしているように見せ、実はそれぞれ別の場所で極秘任務を遂行しているんです。人を騙すのも、見抜くのもお互いプロ。5〜6年間お互い上手く騙しあって?隠し合って来てたのについに正体!!っと言う所からがこの映画の見所でしょうか?ドンパチと銃撃戦が繰り広げられます。特に難しいストーリーも謎もなく単純に楽しいエンタメ映画です。要するに、 ブラッド・ピットは格好いいし、アンジェリーナ・ジョリーは素敵って事が重要で。「夫婦愛を確認できる映画です」なんてコメントは・・・。相当深読みしないと出てきません。確かに、プロとしての発言と行動、一人の人間として気持ちが見え隠れする、「いい場面」はありますので、「殺し屋」までとは行かなくてもパートナーに秘密を持ってる人はキュンと来るかも知れませんね(笑)
■まなさん 20代 女性 (評価:4点)
とても面白かったですが絶賛!とまで行かないので4点。
印象に残ったのはお互いの秘密がばれて喧嘩になるところですね。
男はロマンティスト、女はリアリストという事がハッキリと出ていました。
あっ、アンジェリーナの髪の毛の色が変わってまたイメージが違って見えました。
■ともさん 20代 女性 (評価:5点)
期待通りの面白さでした。ブラットピットではなくアンジェリーナファンです(笑
秘密がバレてからのシーンが特に面白かったですね。
印象に残ったのは電話での会話。
正直な気持ちを伝えるのに対して、嘘の気持ちを言ってしまったり。
「なに、うそついてるの〜!」って感じでした。
■おじさん 50代 男性 (評価:5点)
面白いよ!それだけ。そうそう、ヒロインはいいね〜綺麗だよ。
久しぶりに面白いと思える映画だった。
最近の映画にしては、見終わってスッキリしたね!
■ラッキー 30代 男性 (評価:5点)
最近のこの手の作品のように、もったえつけてないのがいい。
いきなりくっついて、いきなりバンバンはじまって、二人ともわかりやすくて
ドタバタ喜劇をみてるような軽快さが、はちゃめちゃな設定でも楽しめる。
もう一回つづけてみたくなった。続編があってもなくてもいい(笑)。
投稿者 blogpawanavi : 17:17 | コメント (0) | トラックバック
2005年03月22日
ナショナル・トレジャー [ 劇場/洋画/アクション ]
■タイトル ナショナル・トレジャー
■監督 ジョン・タートルトーブ
■出演 二コラス・ケイジ、ダイアン・クルーガー、ジョン・ボイト
■作品詳細 シネマセントラル延岡プレイバックシネマへ
みんなの平均点→3.833点
シネマレビュー↓
※評価は5点が最高です!点数間隔は0.5点です。(平均が3点)
※コメントはあくまでも主観に満ち溢れていますのでよろしくお願いします。
■パワナビ松田・30代 男性 (評価:3点)
今回のシネマレポートは”ニコラス・ケイジ”いやいや髪の毛も増えてパワーアップした”ニコラス・ケイジZ”主演のディズニー映画「ナショナル・トレジャー」。パワーといえば20年近くもそのパワーを維持している人物がいる。業界No1ヒットメーカーの”ジェリー・ブラッカイマー”彼の製作したヒット作はあげればきりがない、が、とりあえす代表的なものだけでも・・・キング・アーサー(2004)、バッドボーイズ2バッド(2003)、パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003)、パール・ハーバー(2001)、60セカンズ(2000)、アルマゲドン(1998)、コン・エアー(1997)、ザ・ロック(1996)、バッドボーイズ(1995)、ビバリーヒルズ・コップ2(1987)、トップガン(1986)、ビバリーヒルズ・コップ(1984)、フラッシュダンス(1983)、その他・・・。子供の頃に何度か見たジャン・マイケル・ビンセント主演の摩天楼ブルース(1979)の頃はそこまでなかったが、若かりし日のリチャード・ギアが主演しているアメリカン・ジゴロ(1980)やナスターシャ・キンスキー主演のキャット・ピープル(1981)あたりで日本でも
